JP2002101196A - 通信端末 - Google Patents

通信端末

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JP2002101196A
JP2002101196A JP2000291911A JP2000291911A JP2002101196A JP 2002101196 A JP2002101196 A JP 2002101196A JP 2000291911 A JP2000291911 A JP 2000291911A JP 2000291911 A JP2000291911 A JP 2000291911A JP 2002101196 A JP2002101196 A JP 2002101196A
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communication terminal
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communication
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JP2000291911A
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Masahiro Iguchi
雅博 井口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側端末で受信した音声や画像の記録や再
使用に制限をかけて濫用を防止する。 【解決手段】 受信した音声・画像情報を音声・画像情
報蓄積部15で録音・録画したり、あるいは外部装置で
録音・録画するべく外部出力部16より出力したりする
場合、録音・録画通知部19が通信相手に対して録音・
録画を行っている旨の通知を行う。一方、上述のような
通知を受けた場合には、その通知を録音・録画検出部2
0が認識して、この録音・録画検出部20からの働きか
けに応じて警告部21がLED22を駆動して、通信相
手で録音・録画が行われている旨のユーザに対する報知
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の通信回線を
介して音声や画像の授受を行う通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】有線回線や無線回線により通信路を形成
して音声や画像を通信する場合に従来は、通信相手から
受信した音声をスピーカやイヤホンに出力し、また通信
相手から受信した画像をLCDに表示する機能を一般的
な機能として持つ。
【0003】さらに最近では付加的な機能として、通信
相手から受信した音声や画像を端末内蔵の不揮発メモリ
に記録したり、端末外部の録音・録画機能を持った装置
に有線や無線により出力する機能があり、通信相手から
受信した音声・画像を自由に録音・録画できるようにな
っている。
【0004】しかし、送信側のユーザは自分の送信して
いる音声・画像が受信側端末にて録音・録画されている
ことが分からず、送信者の知らないうちに、送信された
音声・画像が受信者により記録され、転用されてしまう
可能性があり、セキュリティ上問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
他の端末から送られてきた音声や画像を自由に記録する
ことが可能であるため、本来の送信者の意図に反して無
制限に利用され、送信者の権利が脅かされるおそれがあ
った。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、受信側端末で
受信した音声や画像の記録や再使用に制限をかけて濫用
を防止することが可能な通信端末を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の本発明は、通信相手に対して音声および画像
の少なくともいずれか一方を記録制限対象情報として送
信する通信端末において、自端末が送信した前記記録制
限対象情報を記録するための、例えば内部的な録音・録
画動作や外部装置への出力などの所定処理の実行の有無
の通知を前記通信相手から受けて前記通信相手での前記
所定処理の実行状況を例えば録音・録画検出部などの判
定する判定手段と、この判定手段による判定結果に基づ
き前記所定処理の実行状況をユーザに報知するための所
定の報知動作を行う例えば警告部およびLEDよりなる
報知手段とを備えた。
【0008】また第2の本発明は、通信相手から送られ
てくる音声および画像の少なくともいずれか一方を記録
制限対象情報として受信するもので、受信した前記記録
制限対象情報を記録するための、例えば内部的な録音・
録画動作や外部装置への出力などの所定処理を行う機能
を有した通信端末において、前記所定処理の実行の有無
の通知を前記通信相手に対して行う通知手段を備えた。
【0009】このような手段を講じたことにより、第1
の発明の通信端末と第2の発明の通信端末との間での通
信を行う場合は、第2の発明の通信端末での所定処理の
実行の有無が第1の発明の通信端末へと通知され、第2
の発明の通信端末ではこの通知を受けて通信相手での所
定処理の実行状況が判定されてユーザに報知される。従
って、第1の発明の通信端末のユーザは、自己が送信し
た記録制限対象情報の記録が第2の発明の通信端末で行
われているか否かを認識することができる。
【0010】また前記目的を達成するために第3の本発
明は、通信相手に対して音声および画像の少なくともい
ずれか一方を記録制限対象情報として送信する通信端末
において、前記記録制限対象情報の記録を禁止するか否
かのユーザ設定を受け付ける例えば録音・録画禁止・許
可設定部などの受付手段と、この受付手段により受け付
けられたユーザ設定の内容を前記通信相手へと通知する
例えば録音・録画禁止・許可通知部などの通知手段とを
備えた。
【0011】また第4の本発明は、通信相手から送られ
てくる音声および画像の少なくともいずれか一方を記録
制限対象情報として受信するもので、受信した前記記録
制限対象情報を記録するための、例えば内部的な録音・
録画動作や外部装置への出力などの所定処理を行う機能
を有した通信端末において、前記通信相手から前記記録
制限対象情報の記録を禁止するユーザ設定がなされてい
る旨の通知がなされている場合には前記所定処理を行わ
ない例えば録音・録画禁止・許可検出部などの処理制御
手段を備えた。
【0012】このような手段を講じたことにより、第3
の発明の通信端末と第4の発明の通信端末との間での通
信を行う場合は、第3の発明の通信端末のユーザが、自
己が送信する記録制限対象情報の通信相手での記録の禁
止を指定するならば、その旨が第4の通信端末へと通知
され、第4の通信端末ではこの通知に基づいて、受信し
た記録制限対象情報の記録のための所定処理は行われな
い。従って、記録制限対象情報の送信側のユーザの意思
により、受信側での記録が禁止される。
【0013】また前記目的を達成するために第5の本発
明は、通信相手から送られてくる音声および画像の少な
くともいずれか一方を記録制限対象情報として受信する
もので、受信した前記記録制限対象情報を記録するため
の、例えば内部的な録音・録画動作や外部装置への出力
などの所定処理を行う機能を有した通信端末において、
受信した前記記録制限対象情報の品質を低下させる所定
の加工処理を施して記録用情報を生成して前記所定処理
のために供する例えば受信音声・画像情報加工部などの
記録用情報生成手段を備えた。
【0014】このような手段を講じたことにより、受信
した記録制限対象情報を記録する場合、その記録制限対
象情報の品質を低下させてなる記録用情報が記録され
る。従って、品質が低く利用価値の小さな情報のみが記
録される。
【0015】また前記目的を達成するために第6の本発
明は、通信相手から送られてくる画像を記録制限対象情
報として受信するもので、受信した前記記録制限対象情
報を記録するための、例えば内部的な録音・録画動作や
外部装置への出力などの所定処理を行う機能を有した通
信端末において、受信した前記記録制限対象情報に対し
て、その記録制限対象情報が記録者のオリジナルではな
いことを示す所定の画像を前記記録制限対象情報が示す
画像に合成してなる画像を示した記録用情報を生成して
前記所定処理のために供する記録用情報生成手段を備え
た。
【0016】このような手段を講じたことにより、受信
した記録制限対象情報を記録する場合、その記録制限対
象情報に記録者のオリジナルではないことを示す所定の
画像を合成してなる記録用情報が記録される。従って、
転用された場合に、その画像が転用された者であること
が明らかとなる画像のみが記録される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のい
くつかの実施形態につき説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は本発明の第1実
施形態に係る通信端末の要部構成を示すブロック図であ
る。
【0019】この図に示すように本実施形態の通信端末
は、カメラ1、画像符号化部(IMAGE ENC)2、マイク
3、音声符号化部(VOICE ENC)4、多重部(MUX)5、
送信部(Tx)6、共用器(DUP)7、アンテナ8、受信
部(Rx)9、分離部(DE-MUX)10、画像復号化部(IM
AGE DEC)11、LCD12、音声復号化部(VOICE DE
C)13、スピーカ14、音声・画像情報蓄積部15、
外部出力部16、録音・録画通知機能有無問合せ部1
7、録音・録画通知機能有通知部18、録音・録画通知
部19、録音・録画検出部20、警告部21およびLE
D22を有している。
【0020】カメラ1は、所定の撮影範囲の撮影を行っ
て画像信号を生成して画像符号化部2に与える。画像符
号化部2は、このように与えられる画像信号をMPEG
4形式やJPEG形式等の所定の符号化形式で符号化
し、これにより得られる画像情報を多重部5に与える。
【0021】マイク3は、周囲音に応じた音声信号を生
成して音声符号化部4に与える。音声符号化部4は、こ
のように与えられる音声信号をGSM−AMR形式等の
所定の符号化形式で符号化し、これにより得られる音声
情報を多重部5に与える。
【0022】多重部5は、画像符号化部2から与えられ
る画像情報と、音声符号化部4から与えられる音声情報
とを所定の多重化方式に従って多重して送信信号を生成
し、この送信信号を送信部6に与える。送信部6は、こ
のように与えられるベースバンドの送信信号を変調する
とともに高周波の送信周波数帯へと周波数変換して、共
用器7を介してアンテナ8へと供給する。なお送信部6
は、録音・録画通知機能有無問合せ部17、録音・録画
通知機能有通知部18および録音・録画通知部19から
それぞれ与えられる後述の情報を制御情報として送信信
号中に挿入する機能も有する。この制御情報の送信信号
中への挿入は、予め制御信号伝送用として送信信号中に
規格上で設定されているタイムスロットなどを利用した
り、録音・録画通知機能有無問合せ部17、録音・録画
通知機能有通知部18および録音・録画通知部19から
出力される制御情報を挿入するための専用のタイムスロ
ットなどを独自に設定するなどして挿入することが考え
られるが、実際に如何なる方式を採用するかは端末の仕
様によって変わる。
【0023】一方、到来した電波はアンテナ8で受けら
れて高周波の電気信号、すなわち受信信号とされ、共用
器7を介して受信部9に与えられる。受信部9は、この
ように与えられる受信信号に対して周波数変換および復
調を施してベースバンド信号を得、このベースバンド信
号を分離部10に与える。また受信部9は、受信信号に
挿入されている制御情報を抽出し、録音・録画通知機能
有無問合せ部17、録音・録画通知機能有通知部18お
よび警告部21に与える機能も有する。
【0024】分離部10は、受信部9から与えられる受
信信号から画像情報と音声情報とを分離し、画像情報は
画像復号化部11に、また音声情報は音声復号化部13
にそれぞれ与える。また分離部10は、受信信号から分
離した音声情報および画像情報のそれぞれ、または分離
しないままの受信信号を、音声・画像情報蓄積部15お
よび外部出力部16に転送する。分離した音声情報およ
び画像情報を個々に転送するか、分離しないままの受信
信号を転送するかは端末の仕様によって変わる。
【0025】画像復号化部11は、MPEG4形式やJ
PEG形式等で符号化されている画像情報を復号化して
画像PCM信号を再生し、この画像PCM信号をLCD
12に与える。LCD12は、このように与えられた画
像PCM信号が示す画像、すなわち受信画像を表示す
る。
【0026】音声復号化部13は、GSM−AMR形式
等で符号化されている音声情報を復号化して音声信号を
再生し、この音声信号をスピーカ14に与える。スピー
カ14は、このように与えられた音声信号が示す音声、
すなわち受信音声を出力する。
【0027】音声・画像情報蓄積部15は、固定的に内
蔵された不揮発メモリ(フラッシュROMやバッテリで
バックアップされるRAM等)を用いてなり、分離部1
0から転送される音声・画像情報を蓄積記憶する。この
音声・画像情報蓄積部15は、ユーザのキー操作に応じ
て任意のタイミングで音声・画像情報の記録を開始/終
了できる。また音声・画像情報蓄積部15は、記録の開
始/終了時には、録音・録画開始信号および録音・録画
終了信号をそれぞれ録音・録画通知部19へと与えて記
録の開始/終了を通知する。
【0028】外部出力部16は、スマートメディア、コ
ンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード等の端末
に装着して使われる外部の不揮発メモリや、USB、R
S232C等の有線接続またはIrDA、Blueto
oth等の無線接続による録音・録画機能を装備した外
部装置とのインタフェースを行うものであり、分離部1
0から転送される音声・画像情報を通信端末のユーザの
キー操作に応じて任意のタイミングで、これらの外部装
置への音声・画像情報の出力を開始/終了することがで
きる。また外部出力部16は、外部出力の開始/終了時
には、録音・録画開始信号および録音・録画終了信号を
それぞれ録音・録画通知部19へと与えて記録の開始/
終了を通知する。
【0029】録音・録画通知機能有無問合せ部17は、
通信相手に対する問い合せを行い、音声情報や画像情報
の記録を行う場合にその旨を通知する機能、すなわち録
音・録画通知機能を通信相手が有しているか否かを確認
する処理を行う。そして録音・録画通知機能有無問合せ
部17は、通信相手が録音・録画通知機能を有していな
いことを確認した場合、その旨を示す警告信号を警告部
21に与える。
【0030】録音・録画通知機能有通知部18は、通信
相手から録音・録画通知機能を有しているか否かの問合
せを受けた場合に、録音・録画通知機能を有する旨の通
知を通信相手に対して行うための処理を行う。
【0031】録音・録画通知部19は、音声・画像情報
蓄積部15および外部出力部16から与えられる録音・
録画開始信号および録音・録画終了信号を監視すること
で、音声・画像情報蓄積部15および外部出力部16に
よる録音・録画の実行状況を管理しておき、この録音・
録画の実行状況を通信相手に対して通知するための処理
を行う。
【0032】録音・録画検出部20は、通信相手からの
通知に基づいて、自端末が送信した音声・画像情報の録
音・録画が通信相手にて行われていることを検出する。
そして録音・録画検出部20は、その検出状態に応じて
警告制御信号を警告部21へと与える。
【0033】警告部21は、録音・録画通知機能有無問
合せ部17から警告信号が与えられたことに応じて、通
信相手が録音・録画通知機能を有していない旨をユーザ
に対して報知するための報知動作を行う。また警告部2
1は、録音・録画検出部20から与えられる警告制御信
号に応じて、通信相手での録音・録画の実行状況をユー
ザに対して報知するための報知動作を行う。なお警告部
21は、これらの各種報知動作を、LED22またはL
CD12に警告表示を行わせたり、あるいはスピーカ1
4にて警告音を鳴らしたりして実現する。
【0034】次に以上のように構成された通信端末の動
作につき説明する。
【0035】本実施形態の通信端末である端末Aのユー
ザが図示しないキー操作部にて、発信を指定するキー操
作をするか、または他の端末と既に通信状態である時に
録音・録画通知機能有無問合せの実行を指定するキー操
作をすると(図2中のステップST1)、これに応じて
録音・録画通知機能有無問合せ部17は、通信相手が録
音・録画通知機能を有するか否かの問合せのための所定
の制御情報を送信部6へと与える。そうすると、この制
御情報が送信信号に挿入されて、端末Aの通信相手であ
る端末Bへと伝送され、この結果、図2に示すように録
音・録画通知機能有無問合せS1が端末Aから端末Bに
対して行われることとなる。
【0036】端末Aではこのように録音・録画通知機能
有無問合せS1を行ったのちにさらに、録音・録画通知
機能有無問合せ部17が、応答待ち時間を所定時間まで
計時する内部タイマの計時動作(ステップST2)を開
始する。そして録音・録画通知機能有無問合せ部17
は、タイマがタイムアウトとなるよりも前に録音・録画
通知機能有無問合せS1に対する応答がなされるか否か
の監視を行う。
【0037】さて、端末Bが本実施形態の通信端末では
なく、録音・録画通知機能有無問合せに対して応答する
機能を有していないならば、録音・録画通知機能有無問
合せS1に対して何ら応答しない。
【0038】そこでこの場合に録音・録画通知機能有無
問合せ部17は、応答待ち時間が所定時間に到達してタ
イマがタイムアウトしたことに応じて、警告部21へと
警告信号を与える。そうすると警告部21は、通信相手
が録音・録画通知機能を有していない旨をユーザに報知
するための警告点燈をLED22に行わせる(ステップ
ST3)。
【0039】なお、この場合、端末BにてステップST
4で示すように録音・録画が開始されたとしても、端末
Aではそれを認識することはできない。
【0040】しかしこの場合に端末Aのユーザは、通信
相手が録音・録画通知機能を有しておらず、無通知で録
音・録画が行われる可能性があることをLED22の警
告点燈により認識することが可能であるから、録音・録
画されたくない情報を送信しないようにするなどの措置
をとることが可能である。
【0041】これに対して端末Bが本実施形態の通信端
末であるならば、録音・録画通知機能有無問合せS1の
制御情報は録音・録画通知機能有通知部18により認識
される。そしてこの場合に録音・録画通知機能有通知部
18は、録音・録画通知機能有無問合せS1を受けてか
ら所定時間以内に、録音・録画通知機能を有しているこ
とを通知するための所定の制御情報を送信部6へと与え
る。そうすると、この制御情報が送信信号に挿入されて
端末Aへと伝送され、この結果、図3に示すように録音
・録画通知機能有通知S2が端末Bから端末Aに対して
行われることとなる。
【0042】さて、端末Aでは、このように応答待ち時
間が所定時間に到達する前に、すなわちタイマがタイム
アウトするより前に通信相手Bから録音・録画通知機能
有通知S2が行われたならば、これに応じて録音・録画
通知機能有無問合せ部17がタイマを停止させ(ステッ
プST5)、通信相手が録音・録画通知機能を有してい
ない旨の報知が行われないようにする。
【0043】端末Bでユーザ指示に応じて、端末Aから
受信する音声・画像情報を音声・画像情報蓄積部15
で、あるいは外部出力部16より外付けの記録装置に出
力して録音・録画を開始した場合(ステップST6)、
音声・画像情報蓄積部15または外部出力部16より録
音・録画通知部19へとその旨の通知がなされる。そし
てこの通知に応じて録音・録画通知部19は、録音・録
画を開始したことを通知するための制御情報を送信部6
へと与える。そうすると、この制御情報が送信信号に挿
入されて、端末Bから端末Aへと伝送され、この結果、
図3に示すように録音・録画開始通知S3が端末Bから
端末Aに対して行われることとなる。
【0044】端末Aでは、録音・録画開始通知S3とし
て伝送されてきた制御情報は録音・録画検出部20で認
識される。そしてこの場合に録音・録画検出部20は、
警告ON信号を警告部21に与える。警告ON信号を受
けた警告部21は、通信相手にて録音・録画が行われて
いることをユーザに報知するための警告点燈をLED2
2に行わせる(ステップST7)。
【0045】一方、端末Bでユーザ指示に応じて録音・
録画を停止した場合(ステップST8)、音声・画像情
報蓄積部15または外部出力部16より録音・録画通知
部19へとその旨の通知がなされる。そしてこの通知に
応じて録音・録画通知部19は、録音・録画を終了した
ことを通知するための制御情報を送信部6へと与える。
そうすると、この制御情報が送信信号に挿入されて、端
末Bから端末Aへと伝送され、この結果、図3に示すよ
うに録音・録画終了通知S4が端末Bから端末Aに対し
て行われることとなる。
【0046】端末Aでは、録音・録画終了通知S4とし
て伝送されてきた制御情報は録音・録画検出部20で認
識される。そしてこの場合に録音・録画検出部20は、
警告OFF信号を警告部21に与える。警告OFF信号
を受けた警告部21は、通信相手にて録音・録画が終了
したことをユーザに報知するために、それまで行ってい
た警告点燈を停止するべくLED22を消燈させる(ス
テップST9)。
【0047】以上のように本実施形態によれば、音声・
画像情報蓄積部15での内部的な録音・録画や、外部出
力部16から外部装置に出力しての外部的な録音・録画
を行う側の通信端末では、その開始および終了をそれぞ
れ通信相手へと通知する。そして上記録音・録画される
音声・画像情報を送信する側の通信端末では、録音・録
画の開始が通知されてから終了が通知されるまでの間
に、すなわち通信相手において録音・録画が行われてい
る間にLED22を警告点燈させるので、録音・録画さ
れる音声・画像情報を送信する側の通信端末のユーザ
は、LED22の警告点燈により通信相手にて録音・録
画がなされていることを認識することができる。そこで
ユーザは、録音・録画されたくない情報を送信しないよ
うにしたり、あるいは通信相手に対して録音・録画を停
止して貰うなどの措置を講じて録音・録画を抑制するこ
とができ、これにより音声・画像情報が濫用されること
を防止することが可能となる。
【0048】また本実施形態では、録音・録画の実行状
況の通知を、録音・録画の開始および終了の通知のみで
行うようにしているため、通知の回数を最小限に抑える
ことができ、録音・録画の実行状況の通知を行うことに
よる通信チャネルの使用効率の低下を最小限に抑えるこ
とができる。
【0049】また本実施形態では、通信相手が録音・録
画通知機能を有しているか否かの問合せを通信相手に対
して行って、この問合せに対して所定時間内に録音・録
画通知機能を有している旨の応答がなされなければ、通
信相手は録音・録画通知機能を有していないと判断して
ユーザに報知するようにしているので、無通知で録音・
録画が行われる可能性があることをユーザが認識するこ
とが可能であるから、録音・録画されたくない情報を送
信しないようにするなどの措置をとることが可能であ
る。
【0050】(第2の実施形態)続いて本発明の第2実
施形態につき説明する。
【0051】この実施形態における通信端末は、要部の
ブロック構成としては図1に示した第1実施形態におけ
る通信端末と同様である。
【0052】そして本実施形態の通信端末が第1実施形
態の通信端末と異なる点は、録音・録画通知部19によ
る録音・録画の実行状況の通知の手順と、録音・録画検
出部20による録音・録画の実行状況の判断手順とにあ
る。
【0053】そこで以下では、この第1実施形態との相
違点を中心に動作の説明を行うこととする。
【0054】図4はともに本実施形態の通信端末である
2つの端末A,Bの間での制御シーケンスの一例を示す
図である。
【0055】端末Aと端末Bとの間で通信を行う状態に
あるときに、端末Bでユーザ指示に応じて録音・録画を
開始した場合(ステップST11)、これ以降に録音・
録画通知部19は、録音・録画中であることを通知する
ための制御情報を送信部6へと所定の時間間隔で周期的
に与える。そうすると、この制御情報が送信信号に挿入
されて端末Bから端末Aへと伝送され、この結果、図4
に示すように録音・録画中通知S11(S11−1,S
11−2…)が端末Bから端末Aに対して周期的に行わ
れることとなる。
【0056】端末Aでは、録音・録画中通知S11とし
て伝送されてきた制御情報は録音・録画検出部20で認
識される。そして録音・録画中通知S11が到来する毎
に録音・録画検出部20は、警告ON信号を警告部21
に与える。警告ON信号を受けた警告部21は、通信相
手にて録音・録画が行われていることをユーザに報知す
るための警告点燈をLED22に行わせる(ステップS
T12−1,ST12−2…)。
【0057】また端末Aの録音・録画検出部20は、録
音・録画中通知S11が到来する毎に、内蔵のタイマが
既に動作中であるならば(初回の録音・録画中通知S1
1−1が到来したとき以外)タイマを一旦停止させ(ス
テップST13−2,ST13−3…)、この上でタイ
マを起動する(ステップST14−1,ST14−2
…)。
【0058】さて端末Bでユーザ指示に応じて録音・録
画を停止した場合(ステップST15)、それ以降では
録音・録画通知部19は、録音・録画中であることを通
知するための制御情報を出力しない。この結果、録音・
録画を停止したのちには、端末Bから端末Aへの録音・
録画中通知S11は行われない。
【0059】ここで録音・録画検出部20に内蔵のタイ
マは、録音・録画中通知S11がなされる時間間隔より
も若干大きな時間を計時するものである。従って、所定
の時間間隔で録音・録画中通知S11が到来するなら
ば、タイマがタイムアウトする前に停止と起動とが繰り
返されることとなり、タイムアウトは生じない。
【0060】ところが録音・録画中通知S11が行われ
なくなったならば、端末Aの録音・録画検出部20での
タイマの停止と再起動が行われなくなり、やがてタイム
アウトする。そうすると録音・録画検出部20は、警告
OFF信号を警告部21に与える。警告OFF信号を受
けた警告部21は、通信相手にて録音・録画が終了した
ことをユーザに報知するために、それまで行っていた警
告点燈を停止するべくLED22を消燈させる(ステッ
プST16)。
【0061】以上のように本実施形態によれば、録音・
録画される音声・画像情報を送信する側の通信端末で
は、通信相手にて録音・録画が行われている期間にはL
ED22を警告点燈させ、それ以外の期間にはLED2
2を消燈させるので、録音・録画される音声・画像情報
を送信する側の通信端末のユーザは、LED22の警告
点燈により通信相手にて録音・録画がなされていること
を認識することができる。そこでユーザは、録音・録画
されたくない情報を送信しないようにしたり、あるいは
通信相手に対して録音・録画を停止して貰うなどの措置
を講じて録音・録画を抑制することができ、これにより
音声・画像情報が濫用されることを防止することが可能
となる。
【0062】しかも本実施形態では、録音・録画の実行
状況の通知を、録音・録画を行っている期間に録音・録
画中通知S11を繰り返し行うことで行っているので、
前述の第1実施形態に比べて通信チャネルの使用効率は
若干低下するものの、録音・録画の実行状況の通知をよ
り確実に行うことが可能となる。すなわち、前述の第1
実施形態の場合、端末Bから端末Aへは録音・録画の開
始および終了の通知がそれぞれ1回ずつしか行われない
ために、端末Aでこれらの通知を受信し損なった場合に
は端末Aで端末Bでの録音・録画の実行状況を正しく把
握することができなくなって、ユーザへ間違った報知を
してしまうこととなる。しかし本実施形態によれば、録
音・録画中通知S11を繰り返し行っているから、上述
のような不具合は生じない。
【0063】(第3の実施形態)続いて本発明の第3実
施形態につき説明する。
【0064】この実施形態における通信端末は、要部の
ブロック構成としては図1に示した第1実施形態におけ
る通信端末と同様である。
【0065】そして本実施形態の通信端末が第1実施形
態の通信端末と異なる点は、録音・録画通知部19によ
る録音・録画の実行状況の通知の手順と、録音・録画検
出部20による録音・録画の実行状況の判断手順とにあ
る。
【0066】そこで以下では、この第1実施形態との相
違点を中心に動作の説明を行うこととする。
【0067】図5はともに本実施形態の通信端末である
2つの端末A,Bの間での制御シーケンスの一例を示す
図である。
【0068】端末Aと端末Bとの間で通信を行う状態に
あるときに、端末Bで録音・録画が行われていない状態
であれば、録音・録画通知部19は、非録音・非録画中
であることを通知するための制御情報を送信部6へと所
定の時間間隔で周期的に与える。そうすると、この制御
情報が送信信号に挿入されて端末Bから端末Aへと伝送
され、この結果、図5に示すように非録音・非録画中通
知S21(S21−1,S21−2…)が端末Bから端
末Aに対して周期的に行われることとなる。
【0069】端末Aでは、非録音・非録画中通知S21
として伝送されてきた制御情報は録音・録画検出部20
で認識される。そして非録音・非録画中通知S21が到
来する毎に録音・録画検出部20は、内蔵のタイマが既
に動作中であるならば(初回の非録音・非録画中通知S
21−1が到来したとき以外)タイマを一旦停止させ
(ステップST21−2,ST22−3…)、この上で
タイマを起動する(ステップST22−1,ST22−
2…)。
【0070】ここで録音・録画検出部20に内蔵のタイ
マは、非録音・非録画中通知S21がなされる時間間隔
よりも若干大きな時間を計時するものである。従って、
所定の時間間隔で非録音・非録画中通知S21が到来す
るならば、タイマがタイムアウトする前に停止と起動と
が繰り返されることとなり、タイムアウトは生じない。
【0071】さて、端末Bでユーザ指示に応じて録音・
録画を開始した場合(ステップST23)、これ以降に
録音・録画通知部19は、非録音・非録画中であること
を通知するための制御情報を出力せず、非録音・非録画
中通知S21を停止する。
【0072】このように非録音・非録画中通知S21が
行われなくなったならば、端末Aの録音・録画検出部2
0でのタイマの停止と再起動が行われなくなり、やがて
タイムアウトする。そうすると録音・録画検出部20
は、警告ON信号を警告部21に与える。警告ON信号
を受けた警告部21は、通信相手にて録音・録画が行わ
れていることをユーザに報知するための警告点燈をLE
D22に行わせる(ステップST24)。
【0073】この状態から、端末Bでユーザ指示に応じ
て録音・録画を停止した場合(ステップST25)、そ
れ以降において録音・録画通知部19は、非録音・非録
画中であることを通知するための制御情報の周期的な出
力を再開し、端末Bから端末Aへの非録音・非録画中通
知S21を再開する。
【0074】端末Aで録音・録画検出部20は、このよ
うに非録音・非録画中通知S21が再度なされるように
なったならば、ステップST21のタイマ停止およびス
テップST22のタイマ動作の起動を非録音・非録画中
通知S21がなされる毎に繰り返し行うことになるが、
警告点燈を行っている状態で非録音・非録画中通知S2
1がなされた時(図5では非録音・非録画中通知S21
−4がなされた時)には、警告OFF信号を警告部21
に与える。警告OFF信号を受けた警告部21は、通信
相手にて録音・録画が終了したことをユーザに報知する
ために、それまで行っていた警告点燈を停止するべくL
ED22を消燈させる(ステップST26)。
【0075】以上のように本実施形態によれば、録音・
録画される音声・画像情報を送信する側の通信端末で
は、通信相手にて録音・録画が行われている期間にはL
ED22を警告点燈させ、それ以外の期間にはLED2
2を消燈させるので、録音・録画される音声・画像情報
を送信する側の通信端末のユーザは、LED22の警告
点燈により通信相手にて録音・録画がなされていること
を認識することができる。そこでユーザは、録音・録画
されたくない情報を送信しないようにしたり、あるいは
通信相手に対して録音・録画を停止して貰うなどの措置
を講じて録音・録画を抑制することができ、これにより
音声・画像情報が濫用されることを防止することが可能
となる。
【0076】しかも本実施形態では、録音・録画の実行
状況の通知を、録音・録画を行っていない期間に非録音
・非録画中通知S21を繰り返し行うことで行っている
ので、前述の第2実施形態の場合と同様に、前述の第1
実施形態に比べて録音・録画の実行状況の通知をより確
実に行うことが可能となる。
【0077】また前記第2実施形態の場合、録音・録画
中通知S11を受信し損なった場合には実際には端末B
では録音・録画が行われているのに端末Aでは行われて
いないと誤判定してしまうのに対し、本実施形態では、
非録音・非録画中通知S21を受信し損なっても上述の
ような誤判定が生じることはなく、端末Bで録音・録画
が行われていることを端末A側で確実に認識することが
可能である。
【0078】(第4の実施形態)図6は本発明の第4実
施形態に係る通信端末の要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0079】この図に示すように本実施形態の通信端末
は、カメラ1、画像符号化部2、マイク3、音声符号化
部4、多重部5、送信部6、共用器7、アンテナ8、受
信部9、分離部10、画像復号化部11、LCD12、
音声復号化部13、スピーカ14、音声・画像情報蓄積
部15、外部出力部16、LED22、録音・録画禁止
機能有無問合せ部25、録音・録画禁止機能有通知部2
6、録音・録画禁止・許可設定部27、録音・録画禁止
・許可通知部28、録音・録画禁止・許可検出部29お
よび警告部30を有している。
【0080】録音・録画禁止機能有無問合せ部25は、
通信相手に対する問い合せを行い、音声情報や画像情報
の記録を通信相手からの指示に応じて禁止する機能、す
なわち録音・録画禁止機能を有しているか否かを確認す
る処理を行う。そして録音・録画禁止機能有無問合せ部
25は、通信相手が録音・録画禁止機能を有していない
ことを確認した場合、その旨を示す警告信号を警告部3
0に与える。
【0081】録音・録画禁止機能有通知部26は、通信
相手から録音・録画禁止機能を有しているか否かの問合
せを受けた場合に、録音・録画禁止機能を有する旨の通
知を通信相手に対して行うための処理を行う。
【0082】録音・録画禁止・許可設定部27は、自端
末から送信する音声・画像情報を通信相手に録音・録画
されたくない場合に、ユーザのキー操作により「録音・
録画禁止」に設定したり、一旦「録音・録画禁止」にし
た設定を「録音・録画許可」に設定したりする。そして
録音・録画禁止・許可設定部27は、この設定状態を録
音・録画禁止・許可通知部28へと通知する。また、発
呼または着呼して相手端末と通信状態になってから予め
定められた時間内に「録音・録画禁止」の設定がなされ
るか否かの監視を行い、当該設定がなされない場合に、
通信相手を録音・録画禁止状態に未だ設定していないこ
とを示す警告信号を警告部30に対して与える。
【0083】録音・録画禁止・許可通知部28は、録音
・録画禁止・許可設定部27から通知される録音・録画
に関する禁止・許可の設定状況を通信相手に対して通知
するための処理を行う。
【0084】録音・録画禁止・許可検出部29は、通信
相手からの通知に基づいて、録音・録画に関する禁止・
許可の設定状況を検出する。そして録音・録画禁止・許
可検出部29は、その検出した禁止・許可の設定状況に
応じて、音声・画像情報蓄積部15および外部出力部1
6の動作を禁止または許可する制御信号を音声・画像情
報蓄積部15および外部出力部16に与える。
【0085】警告部30は、録音・録画禁止機能有無問
合せ部25から警告信号が与えられたことに応じて、通
信相手が録音・録画禁止機能を有していない旨をユーザ
に対して報知するための報知動作を行う。また警告部3
0は、録音・録画禁止・許可設定部27から与えられる
警告信号に応じて、通信相手を録音・録画禁止状態に未
だ設定していない旨をユーザに対して報知するための報
知動作を行う。なお警告部30は、これらの各種報知動
作を、LED22またはLCD12に警告表示を行わせ
たり、あるいはスピーカ14にて警告音を鳴らしたりし
て実現する。
【0086】次に以上のように構成された通信端末の動
作につき説明する。
【0087】まず図7に示すように、本実施形態の通信
端末である端末Aのユーザが図示しないキー操作部に
て、発信を指定するキー操作(ステップST31)がな
されたことに応じた発呼するか、あるいは着呼を受けて
通信状態となったならば、録音・録画禁止・許可設定部
27では所定時間まで計時する内部タイマの計時動作
(ステップST32)を開始する。そして録音・録画禁
止・許可設定部27は、タイマがタイムアウトしたのち
に、「録音・録画禁止」の設定がユーザによりなされた
か否かの判断を行って(ステップST33)、「録音・
録画禁止」の設定がなされていなければ警告部30に対
して警告信号を与える。そうすると警告部30は、自端
末から送信する音声・画像を通信相手にて録音・録画す
ることが可能な状態である旨をユーザに報知するための
警告点燈をLED22に行わせる(ステップST3
4)。
【0088】一方図8に示すように、端末Aが他の端末
Bと既に通信状態である時に、端末Aにおいて端末Bで
の録音・録画の禁止を指定するキー操作(ステップST
41)をユーザが行うと、これに応じて録音・録画禁止
機能有無問合せ部25は、通信相手が録音・録画禁止機
能を有するか否かの問合せのための所定の制御情報を送
信部6へと与える。そうすると、この制御情報が送信信
号に挿入されて、端末Aの通信相手である端末Bへと伝
送され、この結果、図8に示すように録音・録画禁止機
能有無問合せS41が端末Aから端末Bに対して行われ
ることとなる。
【0089】端末Aではこのように録音・録画禁止機能
有無問合せS41を行ったのちにさらに、録音・録画禁
止機能有無問合せ部25が、応答待ち時間を所定時間ま
で計時する内部タイマの計時動作(ステップST42)
を開始する。そして録音・録画禁止機能有無問合せ部2
5は、タイマがタイムアウトとなるよりも前に録音・録
画禁止機能有無問合せS41に対する応答がなされるか
否かの監視を行う。
【0090】さて、端末Bが本実施形態の通信端末では
なく、録音・録画禁止機能有無問合せに対して応答する
機能を有していないならば、録音・録画禁止機能有無問
合せS41に対して何ら応答しない。
【0091】そこでこの場合に録音・録画禁止機能有無
問合せ部25は、応答待ち時間が所定時間に到達してタ
イマがタイムアウトしたことに応じて、警告部30へと
警告信号を与える。そうすると警告部30は、通信相手
が録音・録画禁止機能を有していない旨をユーザに報知
するための警告点燈をLED22に行わせる(ステップ
ST43)。
【0092】これに対して端末Bが本実施形態の通信端
末であるならば、録音・録画禁止機能有無問合せS41
の制御情報は録音・録画禁止機能有通知部26により認
識される。そしてこの場合に録音・録画禁止機能有通知
部26は、録音・録画禁止機能有無問合せS41を受け
てから所定時間以内に、録音・録画禁止機能を有してい
ることを通知するための所定の制御情報を送信部6へと
与える。そうすると、この制御情報が送信信号に挿入さ
れて端末Aへと伝送され、この結果、図9に示すように
録音・録画禁止機能有通知S42が端末Bから端末Aに
対して行われることとなる。
【0093】さて、端末Aでは、このように応答待ち時
間が所定時間に到達する前に、すなわちタイマがタイム
アウトするより前に通信相手Bから録音・録画禁止機能
有通知S42が行われたならば、これに応じて録音・録
画禁止機能有無問合せ部25がタイマを停止させ(ステ
ップST45)、通信相手が録音・録画禁止機能を有し
ていない旨の報知が行われないようにする。
【0094】そして続いて録音・録画禁止・許可通知部
28が、録音・録画の禁止を通知するための制御情報を
送信部6へと与える。そうすると、この制御情報が送信
信号に挿入されて、端末Aから端末Bへと伝送され、こ
の結果、図9に示すように録音・録画禁止通知S43が
端末Aから端末Bに対して行われることとなる。
【0095】端末Bでは、録音・録画禁止通知S43と
して伝送されてきた制御情報は録音・録画禁止・許可検
出部29で認識される。そしてこの場合に録音・録画禁
止・許可検出部29は、音声・画像情報蓄積部15およ
び外部出力部16を動作禁止状態に設定する(ステップ
ST46)。音声・画像情報蓄積部15および外部出力
部16は動作禁止状態に設定されたならば、録音・録画
の実行がユーザにより指示されたとしても、分離部10
から転送される音声・画像情報の蓄積記憶や外部装置へ
の出力を行わない。
【0096】なおこのとき、録音・録画禁止・許可検出
部29から警告信号を警告部30に与え、録音・録画禁
止状態となっている旨をユーザに報知するための警告点
燈をLED22に行わせるようにしても良い。そうすれ
ば、ユーザ指示に反して録音・録画が行われない理由を
ユーザに認識させることができ、故障などと勘違いされ
ることを防止することができる。
【0097】一方、端末Aのユーザが自主的に、あるい
は端末Bからの要望に応じて端末Bでの録音・録画の許
可を指定するキー操作(ステップST47)をユーザが
行うと、これに応じて録音・録画禁止・許可通知部28
は、録音・録画の許可を通知するための制御情報を送信
部6へと与える。そうすると、この制御情報が送信信号
に挿入されて、端末Aから端末Bへと伝送され、この結
果、図9に示すように録音・録画許可通知S44が端末
Aから端末Bに対して行われることとなる。
【0098】端末Bでは、録音・録画許可通知S44と
して伝送されてきた制御情報は録音・録画禁止・許可検
出部29で認識される。そしてこの場合に録音・録画禁
止・許可検出部29は、音声・画像情報蓄積部15およ
び外部出力部16を動作許可状態に設定する(ステップ
ST48)。音声・画像情報蓄積部15および外部出力
部16は動作許可状態に設定されたならば、ユーザ指示
に応じて録音・録画を実行するべく、分離部10から転
送される音声・画像情報の蓄積記憶や外部装置への出力
を行うことが可能である。
【0099】なお、端末Aから録音・録画許可通知S4
4がなされること無しに、すなわち端末Bでの録音・録
画が禁止された状態のままで端末Aと端末Bとの通信が
終了されてしまう場合も有り得るが、この場合にも録音
・録画禁止・許可検出部29は、音声・画像情報蓄積部
15および外部出力部16を動作許可状態に戻す。
【0100】以上のように本実施形態によれば、自端末
から送信する音声・画像を記録されたくない場合にその
送信側の通信端末でユーザが録音・録画の禁止指定を行
えば、その旨が受信側の通信端末へと通知される。受信
側の通信端末では、このように録音・録画の禁止の通知
がなされたならば、音声・画像情報蓄積部15での内部
的な録音・録画や、外部出力部16から外部装置に出力
しての外部的な録音・録画を、ユーザからの要求があっ
た場合でも行わない。従って、送信側の意思により受信
側での録音・録画を禁止することができ、これにより音
声・画像情報が濫用されることを防止することが可能と
なる。逆に送信側の意思により受信側での録音・録画を
可能とすることもできるので、情報提供側の権利を守る
一方で利便性を損ねない。
【0101】また本実施形態では、通信相手が録音・録
画禁止機能を有しているか否かの問合せを通信相手に対
して行って、この問合せに対して所定時間内に録音・録
画禁止機能を有している旨の応答がなされなければ、通
信相手は録音・録画禁止機能を有していないと判断して
ユーザに報知するようにしているので、録音・録画の禁
止を指定しても録音・録画が行われる可能性があること
をユーザが認識することが可能であるから、録音・録画
されたくない情報を送信しないようにするなどの措置を
とることが可能である。
【0102】(第5の実施形態)図10は本発明の第5
実施形態に係る通信端末の要部構成を示すブロック図で
ある。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0103】この図に示すように本実施形態の通信端末
は、カメラ1、画像符号化部(IMAGE ENC)2、マイク
3、音声符号化部4、多重部5、送信部6、共用器7、
アンテナ8、受信部9、分離部10、画像復号化部1
1、LCD12、音声復号化部13、スピーカ14、音
声・画像情報蓄積部15、外部出力部16および受信音
声・画像情報加工部31を有している。
【0104】受信音声・画像情報加工部31は、分離部
10と音声・画像情報蓄積部15および外部出力部16
との間に介挿されていて、分離部10から音声・画像情
報蓄積部15および外部出力部16へと与えるべく出力
される音声・画像情報が与えられてる。受信音声・画像
情報加工部31は、分離部10から与えられる画像情報
に対して、その画像情報が示す画像に「非オリジナル」
であることを示す所定の画像を重ね合せてなる録画用画
像を示した録画用画像情報へと変換する画像処理を行
う。また受信音声・画像情報加工部31は、分離部10
から与えられる音声情報に対して、その音声情報が示す
音声から品質を低下させた録音用音声を示した録音用音
声情報へと変換する処理を行う。そして受信音声・画像
情報加工部31は、このように処理して得られる記録用
音声・画像情報を音声・画像情報蓄積部15および外部
出力部16にそれぞれ与える。
【0105】次に以上のように構成された通信端末の動
作につき説明する。
【0106】この通信端末では、受信した音声・画像の
録音・録画は、その音声・画像の送信側の意思に拘わら
ずに、本通信端末のユーザの指定に応じて任意に行うこ
とができる。
【0107】しかしながら、分離部10から音声・画像
情報蓄積部15および外部出力部16に向けて出力され
る音声・画像情報は、音声・画像情報蓄積部15および
外部出力部16へと与えられるのに先立ち、受信音声・
画像情報加工部31で一律に加工処理を受ける。
【0108】すなわち受信音声・画像情報加工部31で
は、分離部10から音声・画像情報が与えられたなら
ば、音声情報に対しては、そのサンプリングレートを落
としたり、あるいは周期的なバースト性のノイズ音を重
ね合せたりするなどの手法により音声品質を落とす処理
を常に施す。また画像情報に対しては、例えば受信画像
を録画したものであることを示すものとして定めたマー
クや文字列などを示す画像などのような「非オリジナ
ル」であることを示す画像を重ね合わせる処理を常に行
う。
【0109】そしてこのように受信音声・画像情報加工
部31で加工処理が施された結果として得られる記録用
音声・画像情報が、音声・画像情報蓄積部15および外
部出力部16へと与えられて録音・録画される。
【0110】かくして本実施形態によれば、音声・画像
情報の送信側が、その音声・画像情報の録音・録画を阻
止するための措置を行うことはできないが、録音された
音声情報は品質が落とされているから利用価値が低く、
また録画された画像情報は、「非オリジナル」であるこ
とが第3者からも明らかなものとなっているので、みだ
りに情報転用されることを抑止することが可能である。
さらに、「非オリジナル」であることを示す画像中に、
録画したユーザのユーザの識別番号等の個人情報を含ま
せるようにすれば、転用された場合にも転用した者が誰
であるのかを容易に特定することが可能となるために、
より効果的に情報転用を抑止することが可能となる。
【0111】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではない。例えば前記各実施形態では、音声情報
と画像情報とを組みにして扱っているが、音声情報のみ
を通信する通信端末や画像情報のみ通信する通信端末、
あるいは音声情報および画像情報の双方を通信すること
が可能であるものの録音または録画のいずれか一方のみ
を行う機能を有した通信端末にも本願の各発明を適用可
能である。
【0112】また前記各実施形態では、音声・画像情報
蓄積部15での内部的な録音・録画と、外部出力部16
から外部装置に音声・画像情報を出力しての外部装置で
の外部的な録音・録画の双方を行うことを可能とした通
信端末を例示しているが、いずれか一方の形態での録音
・録画を可能とする通信端末にも本願の各発明を適用可
能である。
【0113】また前記第1実施形態乃至第4実施形態で
は、各種のユーザへの報知はLED22の点燈によって
行っているが、LCD12に警告表示をしたり、スピー
カ14にて警告音を鳴らしたりすることで行うようにし
たり、それらを同時に行うようにしても良い。
【0114】また前記第1乃至第4実施形態では、各種
の通知のための制御情報は、送信する情報フレームの特
定のビットに埋め込むようにして伝送することも可能で
ある。その場合は送信する制御信号は、送信部6ではな
く多重部5に入力し、この多重部5にて音声・画像情報
と多重することとすれば良い。
【0115】また前記第1実施形態では、録音・録画の
終了通知を行うようにしているが、これは省略すること
も可能である。
【0116】また前記第4実施形態では、録音・録画を
許可状態から禁止状態に変更する際、ならびに禁止状態
から許可状態に変更する際にのみ通知を行うようにして
いるが、前述の第2実施形態での通知手順や前述の第3
実施形態での通知手順を流用しても良い。
【0117】また前記第5実施形態では、情報加工を一
律に行うこととしているが、前記第4実施形態における
録音・録画の禁止通知の手順を流用して情報加工の要否
を通知するようにし、通信相手側から指定された場合に
のみ情報加工を行うようにしても良い。
【0118】また前記第5実施形態では、情報加工とし
て画像情報に関しては「非オリジナル」であることを示
す画像の重ね合わせを行うこととしているが、画質を落
とす処理を行うようにしても良い。
【0119】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0120】
【発明の効果】第2の発明の通信端末は、所定処理の実
行の有無を通信相手へと通知することとし、また第1の
発明の通信端末は、このような第2の発明の通信端末が
行うよな通知を受けて通信相手での所定処理の実行状況
を判定し、ユーザに報知することとしたので、第1の発
明の通信端末のユーザは、自己が送信した記録制限対象
情報の記録が第2の発明の通信端末で行われているか否
かを認識して適切な処置を行うことができ、この結果、
受信側端末で受信した音声や画像の記録や再使用に制限
をかけて濫用を防止することが可能となる。
【0121】また第3の発明の通信端末は、ユーザが自
己が送信する記録制限対象情報の通信相手での記録の禁
止を指定するならば、その旨を通信相手へと通知するこ
ととし、第4の発明の通信端末では、このような第3の
発明の通信端末が行うような通知に基づいて、記録の禁
止が指定されているならば受信した記録制限対象情報の
記録のための所定処理を行わない。従って、記録制限対
象情報の送信側のユーザの意思により、受信側での記録
を禁止することができ、この結果、受信側端末で受信し
た音声や画像の記録や再使用に制限をかけて濫用を防止
することが可能となる。
【0122】また第5の本発明によれば、受信した記録
制限対象情報を記録する場合、その記録制限対象情報の
品質を低下させてなる記録用情報を記録することとした
ので、品質が低く利用価値の小さな情報のみが記録され
ることとなり、この結果、受信側端末で受信した音声や
画像の記録や再使用に制限をかけて濫用を防止すること
が可能となる。
【0123】また第6の本発明によれば、受信した記録
制限対象情報を記録する場合、その記録制限対象情報に
記録者のオリジナルではないことを示す所定の画像を合
成してなる記録用情報を記録することとしたので、転用
された場合に、その画像が転用されたものであることが
明らかとなる画像のみが記録されることとなり、この結
果、受信側端末で受信した音声や画像の記録や再使用に
制限をかけて濫用を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る通信端末の要部構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態の通信端末と他の通信端
末との間での制御シーケンスの一例を示す図。
【図3】本発明の第1実施形態の通信端末どうしの間で
の制御シーケンスの一例を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態の通信端末どうしの間で
の制御シーケンスの一例を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態の通信端末どうしの間で
の制御シーケンスの一例を示す図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る通信端末の要部構
成を示すブロック図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る通信端末での処理
シーケンスの一例を示す図。
【図8】本発明の第4実施形態の通信端末と他の通信端
末との間での制御シーケンスの一例を示す図。
【図9】本発明の第4実施形態の通信端末どうしの間で
の制御シーケンスの一例を示す図。
【図10】本発明の第5実施形態に係る通信端末の要部
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
15…音声・画像情報蓄積部 16…外部出力部 17…録音・録画通知機能有無問合せ部 18…録音・録画通知機能有通知部 19…録音・録画通知部 20…録音・録画検出部 21…警告部 25…録音・録画禁止機能有無問合せ部 26…録音・録画禁止機能有通知部 27…録音・録画禁止・許可設定部 28…録音・録画禁止・許可通知部 29…録音・録画禁止・許可検出部 30…警告部 31…受信音声・画像情報加工部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/14 H04N 7/14

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手に対して音声および画像の少な
    くともいずれか一方を記録制限対象情報として送信する
    通信端末において、 自端末が送信した前記記録制限対象情報を記録するため
    の所定処理の実行の有無の通知を前記通信相手から受け
    て前記通信相手での前記所定処理の実行状況を判定する
    判定手段と、 この判定手段による判定結果に基づき前記所定処理の実
    行状況をユーザに報知するための所定の報知動作を行う
    報知手段とを具備したことを特徴とする通信端末。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記通信相手から前記
    所定の開始通知を受けたことに応じて前記通信相手が前
    記所定処理を開始したと判定することを特徴とする請求
    項1に記載の通信端末。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記通信相手が前記所
    定処理を開始したと前記判定手段が判定したことに応じ
    てその旨の報知を行うことを特徴とする請求項2に記載
    の通信端末。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記通信相手から所定
    の終了通知を受けたことに応じて前記通信相手が前記所
    定処理を終了したと判定することを特徴とする請求項2
    に記載の通信端末。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記通信相手が前記所
    定処理を終了したと前記判定手段が判定したことに応じ
    てその旨の報知を行うことを特徴とする請求項4に記載
    の通信端末。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記判定手段が前記通
    信相手が前記所定処理を開始したと判定したのち、前記
    判定手段が前記通信相手が前記所定処理を終了したと判
    定するまでの間に前記所定動作が行われている旨の報知
    を行うことを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、前記通信相手から所定
    の時間間隔で所定の実行中通知がなされている期間に前
    記所定処理が実行中であると判定することを特徴とする
    請求項1に記載の通信端末。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、前記通信相手から所定
    の時間間隔で所定の非実行通知がなされている期間以外
    の期間に前記所定処理が実行中であると判定することを
    特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  9. 【請求項9】 前記報知手段は、前記所定処理が実行中
    であると前記判定手段により判定されている期間にその
    旨の報知を行うことを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載の通信端末。
  10. 【請求項10】 前記所定処理の実行の有無の通知を行
    う機能を有するか否かを前記通信相手に対して問い合せ
    る問合せ手段を備え、 かつ前記報知手段は、前記問合せ手段による問合せに対
    して前記所定処理の実行の有無の通知を行う機能を有す
    る旨の応答がなされなかったことに応じて、前記所定処
    理の実行状況が不明である旨の報知を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の通信端末。
  11. 【請求項11】 通信相手から送られてくる音声および
    画像の少なくともいずれか一方を記録制限対象情報とし
    て受信するもので、受信した前記記録制限対象情報を記
    録するための所定処理を行う機能を有した通信端末にお
    いて、 前記所定処理の実行の有無の通知を前記通信相手に対し
    て行う通知手段を備えたことを特徴とする通信端末。
  12. 【請求項12】 前記通知手段は、前記所定処理を開始
    したときに所定の開始通知を行うことを特徴とする請求
    項11に記載の通信端末。
  13. 【請求項13】 前記通知手段は、前記所定処理を終了
    したときに所定の終了通知を行うことを特徴とする請求
    項12に記載の通信端末。
  14. 【請求項14】 前記通知手段は、前記所定処理の実行
    中に所定の時間間隔で所定の実行中通知を行うことを特
    徴とする請求項11に記載の通信端末。
  15. 【請求項15】 前記通知手段は、前記所定処理の非実
    行中に所定の時間間隔で所定の非実行中通知を行うこと
    を特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  16. 【請求項16】 前記通信相手から前記所定処理の実行
    の有無の通知を行う機能を有するか否かの問い合せを受
    けたことに応じて、前記所定処理の実行の有無の通知を
    行う機能を有する旨の応答を前記通信相手に対して行う
    応答手段を備えたことを特徴とする請求項11に記載の
    通信端末。
  17. 【請求項17】 通信相手に対して音声および画像の少
    なくともいずれか一方を記録制限対象情報として送信す
    る通信端末において、 前記記録制限対象情報の記録を禁止するか否かのユーザ
    設定を受け付ける受付手段と、 この受付手段により受け付けられたユーザ設定の内容を
    前記通信相手へと通知する通知手段とを具備したことを
    特徴とする通信端末。
  18. 【請求項18】 通信を開始してから所定時間が経過し
    ても前記記録制限対象情報の記録を禁止するか否かのユ
    ーザ設定が前記受付手段により受け付けられなかったこ
    とに応じて、その旨をユーザに報知する報知手段を備え
    たことを特徴とする請求項17に記載の通信端末。
  19. 【請求項19】 前記記録制限対象情報の記録を禁止す
    る機能を有するか否かを前記通信相手に対して問い合せ
    る問合せ手段を備え、 かつ前記報知手段は、前記問合せ手段による問合せに対
    して前記記録制限対象情報の記録を禁止する機能を有す
    る旨の応答がなされなかったことに応じて、前記記録制
    限対象情報の記録を禁止することができない旨の報知を
    行うことを特徴とする請求項17に記載の通信端末。
  20. 【請求項20】 通信相手から送られてくる音声および
    画像の少なくともいずれか一方を記録制限対象情報とし
    て受信するもので、受信した前記記録制限対象情報を記
    録するための所定処理を行う機能を有した通信端末にお
    いて、 前記通信相手から前記記録制限対象情報の記録を禁止す
    るユーザ設定がなされている旨の通知がなされている場
    合には前記所定処理を行わない処理制御手段を備えたこ
    とを特徴とする通信端末。
  21. 【請求項21】 前記通信相手から前記記録制限対象情
    報の記録を禁止する機能を有するか否かの問い合せを受
    けたことに応じて、前記記録制限対象情報の記録を禁止
    する機能を有する旨の応答を前記通信相手に対して行う
    応答手段を備えたことを特徴とする請求項20に記載の
    通信端末。
  22. 【請求項22】 通信相手から送られてくる音声および
    画像の少なくともいずれか一方を記録制限対象情報とし
    て受信するもので、受信した前記記録制限対象情報を記
    録するための所定処理を行う機能を有した通信端末にお
    いて、 受信した前記記録制限対象情報の品質を低下させる所定
    の加工処理を施して記録用情報を生成して前記所定処理
    のために供する記録用情報生成手段を備えたことを特徴
    とする通信端末。
  23. 【請求項23】 通信相手から送られてくる画像を記録
    制限対象情報として受信するもので、受信した前記記録
    制限対象情報を記録するための所定処理を行う機能を有
    した通信端末において、 受信した前記記録制限対象情報に対して、その記録制限
    対象情報が記録者のオリジナルではないことを示す所定
    の画像を前記記録制限対象情報が示す画像に合成してな
    る画像を示した記録用情報を生成して前記所定処理のた
    めに供する記録用情報生成手段を備えたことを特徴とす
    る通信端末。
  24. 【請求項24】 前記所定処理は、前記記録制限対象情
    報の所定の記録媒体への記録であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項23のいずれかに記載の通信端末。
  25. 【請求項25】 前記所定処理は、前記記録制限対象情
    報を外部記録装置での記録を可能とするべく端末外部へ
    と出力する処理であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項23のいずれかに記載の通信端末。
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