JP2002100602A - 基板表面処理装置および基板表面処理方法 - Google Patents

基板表面処理装置および基板表面処理方法

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JP2002100602A
JP2002100602A JP2000288184A JP2000288184A JP2002100602A JP 2002100602 A JP2002100602 A JP 2002100602A JP 2000288184 A JP2000288184 A JP 2000288184A JP 2000288184 A JP2000288184 A JP 2000288184A JP 2002100602 A JP2002100602 A JP 2002100602A
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substrate
vapor
wafer
hydrofluoric acid
diffusion plate
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JP2000288184A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okumura
剛 奥村
Nobuhiko Nishide
信彦 西出
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸を含む蒸気によって基板上の膜を除去するエ
ッチング処理を、基板面内で均一に行うことができる基
板表面処理装置および基板表面処理方法を提供する 【解決手段】ホットプレート45上でウエハWを所定温
度に加熱し、その状態で、ウエハWの表面にふっ酸蒸気
を導き、気相エッチング処理によってウエハWの表面の
酸化膜を除去する膜除去工程を行う。ふっ酸蒸気は、ふ
っ酸蒸気発生容器43において発生され、キャリアガス
により、ふっ酸蒸気供給路36を通って、パンチングプ
レート44から、ウエハWの表面に供給される。そし
て、ホットプレート45に保持されたウエハWは、、公
転駆動機構56によって鉛直軸OHを中心として公転さ
れつつ、回転駆動機構46によって鉛直軸OWを中心と
して自転されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塩酸、硝酸、硫
酸、ふっ酸(HFおよび無水HFを含む)、酢酸などの
ような酸を含む蒸気を基板の表面に導き、いわゆる気相
エッチング処理によって基板の表面の膜を除去するため
の基板表面処理方法および基板表面処理装置に関する。
処理対象の基板には、半導体ウエハ、液晶表示装置およ
びプラズマディスプレイ用ガラス基板、ならびに光、磁
気および光磁気ディスク用基板などの各種の基板が含ま
れる。また、基板の材質としては、シリコン、ガラス、
樹脂およびセラミックなどの材質が含まれる。なお、基
板表面の膜の除去は、所定の膜の一部または全部の選択
的除去を目的としていてもよく、また、基板表面の洗浄
を目的としていてもよい。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの製造工程においては、半
導体ウエハ(以下「ウエハ」という。)上にメモリキャ
パシタ膜を作製する際に、BSG(Boron-Silicate Gla
ss)、PSG(Phospho-Silicate Glass)、BPSG
(Boron-doped Phospho-SilicateGlass)などの不純物
を多く含んだ酸化膜が犠牲酸化膜として用いられる。こ
れらの犠牲酸化膜は、ふっ酸蒸気を用いたエッチングに
おける熱酸化膜またはCVD(化学的気相成長)酸化膜
に対する選択比を大きくとることができ、熱酸化膜また
はCVD酸化膜をエッチングストッパ膜として用いて選
択的に除去することができる。
【0003】ふっ酸蒸気を用いたエッチング処理におけ
るエッチング選択比は温度に依存する。たとえば、熱酸
化膜は、温度上昇に伴ってエッチングレートが急激に減
少するのに対して、BPSG膜は温度変化によらずに比
較的高いエッチングレートを維持する。そこで、ウエハ
の表面に形成された熱酸化膜上のBPSG膜を選択除去
するときには、半導体ウエハの温度を50℃〜80℃に
加熱してふっ酸蒸気による気相エッチング処理が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ふっ酸蒸気による酸化
膜のエッチングプロセスは、極めて微妙なプロセスであ
る。このプロセスには、ウエハ表面上におけるふっ酸蒸
気の濃度が大きく関与している。すなわち、ウエハ表面
へのふっ酸蒸気の供給の仕方の影響を受けやすく、ふっ
酸蒸気の供給が不均一で、ウエハ表面上におけるふっ酸
蒸気の濃度が不均一であると、ウエハの面内で均一なエ
ッチング処理を行うことができないという問題があっ
た。
【0005】このウエハの面内で均一なエッチング処理
を行うために、従来は均一な大きさの多数の貫通孔が開
けられた蒸気拡散板を介してふっ酸蒸気を供給するよう
にしていたが、それでも、パンチングプレートの多数の
貫通孔それぞれを通過してウエハに供給されるふっ酸蒸
気の流量を十分に均一にすることはできず、上記問題は
十分には解決されていなかった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、酸を含む蒸気によって基板上の膜を除去
するエッチング処理を、基板面内で均一に行うことがで
きる基板表面処理装置および基板表面処理方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板を保
持する基板保持手段と、この基板保持手段によって保持
されている基板を所定の温度で加熱する基板加熱手段
と、上記基板保持手段によって保持されている基板の表
面の膜を除去する膜除去処理のために、基板の表面に酸
を含む蒸気を供給する酸蒸気供給手段と、上記基板保持
手段によって保持されている基板の表面にほぼ平行に対
向して設けられ、酸蒸気供給手段から供給される酸を含
む蒸気が通過する多数の貫通孔が形成された蒸気拡散板
と、上記蒸気拡散板および基板保持手段のうちの少なく
ともいずれか一方を揺動させる揺動手段と、を備えるこ
とを特徴とする基板表面処理装置である。
【0008】上記の構成によれば、酸蒸気供給手段から
酸を含む蒸気が蒸気拡散板を介して基板の表面に供給さ
れつつ、蒸気拡散板と基板保持手段とが相対的に揺動さ
せられる。これにより、蒸気拡散板と基板保持手段との
相対位置が時間に伴って変化するため、蒸気拡散板の多
数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流量が不均一であ
っても、基板表面の面内で均一なエッチング処理を行う
ことができる。
【0009】なお、揺動手段は、基板保持手段のみを移
動させて揺動させるものであってもよいし、蒸気拡散板
のみを移動させて揺動させるものであってもよいし、ま
た、基板保持手段および蒸気拡散板の両方を互いに異な
る方向に移動させて揺動させるものであってもよい。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の基板表面処理装置において、上記揺動手段は、
上記蒸気拡散板および基板保持手段のうちの少なくとも
いずれか一方を、基板に垂直な線に平行な軸を中心とし
て公転運動させることを特徴とする基板表面処理装置で
ある。
【0011】上記の構成によれば、酸蒸気供給手段から
酸を含む蒸気が蒸気拡散板を介して基板の表面に供給さ
れつつ、蒸気拡散板と基板保持手段とが相対的に公転運
動させられる。これにより、蒸気拡散板と基板保持手段
との相対位置が時間に伴って2次元的に変化するため、
蒸気拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流
量が不均一であっても、基板表面の面内でさらに均一な
エッチング処理を行うことができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の基板表面処理装置において、上記揺動手段は、
上記蒸気拡散板および基板保持手段のうちの少なくとも
いずれか一方を、基板を含む平面に平行な面内で直線往
復運動させることを特徴とする基板表面処理装置であ
る。
【0013】上記の構成によれば、酸蒸気供給手段から
酸を含む蒸気が蒸気拡散板を介して基板の表面に供給さ
れつつ、蒸気拡散板と基板保持手段とが相対的に直線往
復運動させられる。これにより、より簡易な構成で、蒸
気拡散板と基板保持手段との相対位置が時間に伴って変
化するため、蒸気拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過
する蒸気の流量が不均一であっても、基板表面の面内で
均一なエッチング処理を行うことができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から3までのうちのいずれかに記載の基板表面処理装置
において、基板の中心を通り基板に垂直な軸を中心とし
て上記基板保持手段を自転させる基板自転手段をさらに
備えることを特徴とする基板表面処理装置である。
【0015】上記の構成によれば、酸蒸気供給手段から
酸を含む蒸気が蒸気拡散板を介して基板の表面に供給さ
れつつ、蒸気拡散板と基板保持手段とが相対的に揺動さ
せられるとともに、基板自身が自転している。これによ
り、蒸気拡散板と基板保持手段との相対位置が時間に伴
って変化するとともに、基板自身が自転しているため、
蒸気拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流
量が不均一であっても、基板表面の面内でさらに均一性
が高いエッチング処理を行うことができる。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、多数の貫
通孔が形成された蒸気拡散板および基板のうちの少なく
ともいずれか一方を揺動させつつ、蒸気拡散板を介して
加熱されている基板に酸を含む蒸気を供給して、基板の
表面の膜を除去することを特徴とする基板表面処理方法
である。
【0017】上記の構成によれば、基板表面の面内で均
一なエッチング処理を行うことができ、エッチング均一
性の良好な基板を提供することができる。
【0018】なお、この基板表面処理方法の発明に関し
ても、基板表面処理装置の発明に関して上述したとおり
の変形と同様の変形を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施形態に係る基板
表面処理装置の構成を説明するための図解的な平面図で
ある。この装置は、半導体ウエハ(以下、単に「ウエ
ハ」という。)Wの表面に形成された酸化膜を除去する
ための装置である。より具体的には、たとえば、ウエハ
W上に形成された熱酸化膜上にメモリキャパシタ形成の
ために使用される犠牲酸化膜(BPSG膜など)が形成
されている場合に、この犠牲酸化膜を選択的に除去する
ための装置である。この処理のために、この基板表面処
理装置では、ふっ酸の蒸気をウエハWの表面に供給する
ことにより、ふっ酸の気相エッチング処理によって膜除
去工程が行われる。
【0021】装置の構成について説明すると、この装置
は、処理前のウエハWを収容したカセットCLが置かれ
るローダ部10と、ウエハWの表面に対して、ふっ酸蒸
気による気相エッチング処理を行う気相エッチング処理
部40と、この気相エッチング処理後のウエハWを水洗
し、その後、水切り乾燥を行う水洗・乾燥処理部50
と、水洗・乾燥処理部50によって処理された後のウエ
ハWを収容するためのカセットCUが載置されるアンロ
ーダ部60と備えている。
【0022】ローダ部10およびアンローダ部60は、
この基板表面処理装置の前面パネル77の背後に配置さ
れている。ローダ部10、気相エッチング処理部40、
水洗・乾燥処理部50、およびアンローダ部60は、平
面視においてほぼU字形状のウエハ搬送経路78に沿っ
て、この順に配列されている。
【0023】ローダ部10と気相エッチング処理部40
との間には、ローダ部10に置かれたカセットCLから
処理前のウエハWを1枚ずつ取り出して、気相エッチン
グ処理部40に搬入するローダ搬送ロボット71が配置
されている。また、気相エッチング処理部40と水洗・
乾燥処理部50の間には、気相エッチング処理後のウエ
ハWを気相エッチング処理部40から取り出して、水洗
・乾燥処理部50に搬入する中間搬送ロボット81が配
置されている。そして、水洗・乾燥処理部50とアンロ
ーダ部60の間には、水洗・乾燥処理後のウエハWを水
洗・乾燥処理部50から取り出してアンローダ部60に
置かれたカセットCUに収容するためのアンローダ搬送
ロボット72が配置されている。
【0024】ローダ搬送ロボット71、中間搬送ロボッ
ト81およびアンローダ搬送ロボット72は、それぞ
れ、下アームLAと上アームUAとを有する屈伸式のロ
ボットの形態を有している。下アームLAは、図示しな
い回動駆動機構によって水平面に沿って回動されるよう
になっている。この下アームLAの先端に、上アームU
Aが水平面に沿う回動が自在であるように設けられてい
る。下アームLAが回動すると、上アームUAは、下ア
ームLAの回動方向とは反対方向に、下アームLAの回
動角度の2倍の角度だけ回動する。これによって、下ア
ームLAと上アームUAとは、両アームが上下に重なり
合った収縮状態と、両アームが経路78に沿って一方側
または他方側に向かって展開された伸長状態とをとるこ
とができる。
【0025】このようにして、ローダ搬送ロボット7
1、中間搬送ロボット81およびアンローダ搬送ロボッ
ト72は、処理部間またはカセット−処理部間で、経路
78に沿ってウエハWの受け渡し行うことができる。
【0026】気相エッチング処理後のウエハWを水洗お
よび乾燥させる水洗・乾燥処理部50は、たとえば、ウ
エハWを水平に保持して回転させるスピンチャックと、
このスピンチャックに保持されたウエハWに対して純水
を供給する純水供給ノズルを備えている。この構成によ
って、ウエハWの表面および/または裏面に純水を供給
してウエハWの表面を水洗する。水洗終了後は、純水の
供給を停止し、スピンチャックを高速回転させることに
よって、ウエハWの表面の水分を振り切って乾燥する。
【0027】図2は、気相エッチング処理部40の構成
を説明するための図解的な断面図である。気相エッチン
グ処理部40は、ハウジング41内に、酸を含む水溶液
の一例であるふっ酸水溶液42を密閉状態で貯留する円
筒状のふっ酸蒸気発生容器43を備えている。このふっ
酸蒸気発生容器43の下方には、多数の貫通孔44aが
形成された円板状のパンチングプレート44が設けられ
ている。ふっ酸蒸気は、このパンチングプレート44に
形成された多数の貫通孔44aそれぞれを通過してウエ
ハWの上面に広く供給される。
【0028】パンチングプレート44の下方に、処理対
象のウエハWをパンチングプレート44に対向させた状
態で水平に保持するホットプレート45が配置されてい
る。このホットプレート45の内部には、ウエハWを所
定の温度(たとえば、40℃〜80℃)で加熱するため
のヒータが設けられている。さらに、ホットプレート4
5は、モータ等を含む回転駆動機構46によってウエハ
Wの中心を通る鉛直軸線OWまわりに回転(自転)され
る回転軸47の上端に固定されている。また、この回転
駆動機構46、回転軸47およびホットプレート45全
体は、モータ等の公転駆動機構56によって鉛直軸線O
Hまわりに公転されるようになっている。なお、この鉛
直軸線OHは、ウエハWの中心を通る鉛直軸線OWに対
して平行かつ離れた位置に設けられている。なお、この
公転駆動機構56の構成の詳細については後述する。
【0029】ホットプレート45の平面視における外方
側には、ハウジング41の底面41aに対して上下に収
縮するベローズ48が設けられている。このベローズ4
8は、上端縁に設けられている円環状の当接部48aを
パンチングプレート44の周囲(ふっ酸蒸気発生容器4
3の下面)に当接させて、ホットプレート45の周縁の
空間を密閉して処理室85を形成する密閉位置(図にお
いて実線で示す位置)と、その上端縁がホットプレート
45の上面45aによりも下方に退避した退避位置(図
2において2点鎖線で示す位置)との間で、図示しない
駆動機構によって伸長/収縮駆動されるようになってい
る。
【0030】ベローズ48の内部空間は、ハウジング4
1の底面41aに接続された排気配管49を介して、排
気手段55により排気されるようになっている。この排
気手段55は、排気ブロワまたはエジェクタなどの強制
排気機構であってもよいし、当該基板表面処理装置が設
置されるクリーンルームに備えられた排気設備であって
もよい。
【0031】ホットプレート45の側方には、ウエハW
を搬入するための搬入用開口21、およびウエハWを排
出するための搬出用開口22が、ハウジング41の側壁
に形成されている。これらの開口21,22には、それ
ぞれシャッタ38,39が配置されている。ウエハWの
搬入時には、ベローズ48が退避位置(図2の破線の位
置)に下降させられるとともに、シャッタ38が開成さ
れ、ローダ搬送ロボット71(図1参照)によって、ホ
ットプレート45にウエハWが受け渡される。また、ウ
エハWの搬出時には、ベローズ48が退避位置とされる
とともに、シャッタ39が開成されて、ホットプレート
45上のウエハWが中間搬送ロボット81に受け渡され
て搬出される。なお、開口21およびシャッタ38と、
開口22およびシャッタ39との配置関係は、実際に
は、平面視でこれらとウエハWの中心とを結ぶ2本の線
分が直交するようになっているが、この図2において
は、図示の簡略化のため、これらの配置関係が、平面視
でこれらとウエハWの中心とを結ぶ2本の線分が一直線
上に重なるように(ウエハWの中心に対してほぼ点対称
の位置関係に)描かれている。
【0032】ふっ酸蒸気発生容器43には、ふっ酸水溶
液42の液面の上方の空間35に、キャリアガスとして
の窒素ガスを供給する窒素ガス供給配管54が接続され
ている。また、この空間35は、バルブ37を介して、
パンチングプレート44へとふっ酸蒸気を導くためのふ
っ酸蒸気供給路36に接続することができるようになっ
ている。ふっ酸蒸気供給路36には、窒素ガス供給源3
1からの窒素ガスが、流量コントローラ(MFC)3
2、バルブ33および窒素ガス供給配管34を介して供
給されるようになっている。また、窒素ガス供給源31
からの窒素ガスは、流量コントローラ52およびバルブ
53を介して、窒素ガス供給配管54に与えられるよう
になっている。なお、窒素ガスの供給/停止を切り換え
るバルブ33,53、および窒素ガスの供給量を変化さ
せる流量コントローラ32,52は、コントローラ80
によって制御されるようになっている。
【0033】また、ふっ酸蒸気発生容器43内に貯留さ
れるふっ酸水溶液42は、いわゆる擬似共弗組成となる
濃度(たとえば、1気圧、室温(20℃)のもとで、約
39.6%)に調製されている。この擬似共弗組成のふ
っ酸水溶液42は、水とフッ化水素との蒸発速度が等し
く、そのため、バルブ37からふっ酸蒸気供給路36を
介してパンチングプレート44にふっ酸蒸気が導かれる
ことによってふっ酸蒸気発生容器43内のふっ酸水溶液
42が減少したとしても、ふっ酸蒸気供給路36に導か
れるふっ酸蒸気の濃度は不変に保持される。
【0034】ここで、ふっ酸蒸気発生容器43、および
蒸気拡散板としてのパンチングプレート44の周辺の構
成をさらに詳細に説明する。パンチングプレート44の
上方には、ふっ酸蒸気供給路36からのふっ酸蒸気およ
びキャリアガスとしての窒素ガスが導かれる空間91が
形成されている。この空間91に対して、ふっ酸蒸気供
給路36の吐出口36aが開口している。なお、図2
中、符号90は、ふっ酸蒸気発生容器43内のふっ酸水
溶液42を一定の温度に保持するための温調水が流通す
る配管を示している。
【0035】また、図3に、パンチングプレート44の
構成を平面的に示す。この図3に示されるように、パン
チングプレート44において、多数の貫通孔44aは、
格子状に等間隔(たとえば、10mm間隔)に配置され
ている。この図3においては、2点鎖線で示す格子の交
差点(格子点)の全てにおいて、直径が2mm程度の貫
通孔44aが形成されているが、簡略化のため、周縁部
の貫通孔44aのみを示している。
【0036】なお、この多数の貫通孔44aの配置は、
その他、放射状に等角度間隔に配置されていてもよい。
また、必ずしも等間隔に配置されていなくともよく、た
とえば、周辺部に行くにしたがってその間隔が大きくな
るようになっていてもよい。また、パンチングプレート
44の外形は、円形に限らず、長方形状、正方形状、多
角形状、または楕円状など、任意の形状とすることがで
きる。
【0037】ここで、処理室85内でのウエハWの処理
動作について説明する。ウエハWの表面の膜を除去する
膜除去工程を行う時には、ベローズ48はパンチングプ
レート44の周縁に密着した密着位置(図2の実線の位
置)まで上昇させられて、ホットプレート45を取り囲
む密閉した処理室85が形成される。この状態で、コン
トローラ80は、バルブ33,37,53を開成状態に
保持する。これにより、ふっ酸蒸気発生容器43内の空
間35において生成されたふっ酸蒸気は、窒素ガス供給
配管54からの窒素ガスによって、バルブ37を介し、
ふっ酸蒸気供給路36へと押し出される。このふっ酸蒸
気は、さらに、窒素ガス供給配管34からの窒素ガスに
よって、パンチングプレート44へと運ばれる。そし
て、このパンチングプレート44に形成された貫通孔4
4aを介して、ウエハWの表面へと供給される。そし
て、ウエハWの表面では、ウエハWの近傍の水分子の関
与の下に、ふっ酸蒸気とウエハWの表面の酸化膜(酸化
シリコン)とが反応し、これにより、酸化膜の除去が達
成される。
【0038】上述のとおり、BPSG膜と熱酸化膜とで
は、一定の温度(たとえば、40℃〜80℃の範囲内の
所定温度)でのふっ酸蒸気によるエッチングレートが大
きく異なるから、これを利用して、ウエハWの表面のB
PSGを選択的に取り除くことができる。そこで、ホッ
トプレート45は、ウエハWを上記一定の温度に保持す
るように、内部のヒータ45bへの通電が行われる。
【0039】ここで、公転駆動機構56の構成について
もう少し詳しく説明する。公転駆動機構56は、上述の
回転駆動機構46、回転軸47およびホットプレート4
5全体を保持する保持台57を、鉛直軸OHに沿って延
びる公転軸56aを中心として回転させる。したがっ
て、ホットプレート45に保持されたウエハWは、公転
駆動機構56によって鉛直軸OHを中心として公転され
る。また、複数の回転可能なボールが上面にほぼ等間隔
に配置されたボールプレート58が、保持台57の下面
を支持するように設けられており、このボールプレート
58は、保持台57の水平方向の移動をすべての方向で
案内できるようになっている。したがって、保持台57
は、ボールプレート58によって、鉛直軸OHを中心と
する公転運動を案内される。そして、ウエハWは上述の
回転駆動機構46によって自転もされているため、これ
らの構成により、ウエハWは鉛直軸OHを中心として公
転されつつ、鉛直軸OWを中心として自転されることに
なる。
【0040】ここで、図4において、平面視におけるウ
エハWの自転及び公転の状態を簡略的に示す。この図4
において、2点鎖線で示す円軌道Kは、実線で示すウエ
ハWの中心(鉛直軸OWとウエハW表面との交点に相
当)がウエハWの公転にともなって描く公転軌道であ
り、この円軌道Kの半径である公転半径Rは鉛直軸OW
と鉛直軸OHとの距離に相当することになる。また、図
中の破線はパンチングプレート44の外形を表してい
る。なお、ウエハWはパンチングプレート44内部の貫
通孔44aが形成された領域内において、公転運動され
るようになっている。このため、ウエハWが公転中のど
の位置においてもウエハWの上方には貫通孔44aが位
置していることになる。
【0041】なお、この公転半径Rは、0を超える任意
の距離とすることができるが、公転半径Rは、効率的な
ふっ酸蒸気の供給の観点から、ウエハWの半径r未満の
距離とするのがよく、最も好ましくは、図4のようにウ
エハWの半径rのほぼ半分の距離とするのがよい。さら
には、公転半径Rは、ウエハ上面でのふっ酸蒸気の濃度
の均一化の観点から、パンチングプレート44の貫通孔
44a同士の間隔の1/4以上の距離にするのがよい。
【0042】以上の構成により、パンチングプレート4
4から供給されたふっ酸蒸気がたとえ不均一なものであ
っても、ウエハWの表面におけるふっ酸蒸気の濃度がほ
ぼ均一となり、ウエハWの表面を十分に均一にエッチン
グ処理することができる。
【0043】このようにして膜除去工程を予め定めた一
定の時間だけ行った後に、コントローラ80は、バルブ
37,53を閉じて、膜除去工程を停止させる。それと
ともに、コントローラ80は、バルブ33を継続して開
成状態にしておくとともに、流量コントローラ32を制
御して配管34中を流通する窒素ガスの流量を増大さ
せ、この窒素ガスをパンチングプレート44の貫通孔4
4aを介して、ウエハWの表面に供給する。これによっ
て、ウエハWの表面付近に存在している水分子およびふ
っ酸分子が置換除去され、排気配管49を介する処理室
85の排気によって、処理室85外へと運び去られる。
【0044】こうして膜除去工程の直後に、ウエハWの
表面には不活性ガスとしての窒素ガスが供給されること
によって、ウエハWの表面付近の水およびふっ酸の分子
がすみやかに除去されるから、気相エッチング処理がす
みやかに停止する。この気相エッチング処理の停止は、
ウエハWの表面の全域でほぼ同時に起こるから、ウエハ
Wの表面の各部に対して均一な膜除去処理を施すことが
できる。また、複数枚のウエハWに対する処理のばらつ
きも低減できる。
【0045】そして、膜除去工程後の窒素ガスの供給
は、一定時間(たとえば10秒以上。20秒程度が好ま
しい。)に渡って継続され、その後、コントローラ80
は、バルブ33を閉じて窒素ガスの供給を停止する。
【0046】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、この発明は他の形態で実施することも可能であ
る。たとえば、上述の実施形態では、回転駆動機構4
6、回転軸47およびホットプレート45全体を保持す
る保持台57が、モータ等の公転駆動機構56により公
転駆動されるようになっているが、保持台57が、直動
シリンダー等の直線駆動機構59(図2において2点鎖
線で示す)により直線駆動されるようになっていてもよ
い。すなわち、保持台57が直線駆動機構59により押
し引きされて、所定の距離範囲で水平方向に直線往復移
動されるようになっていてもよい。また、この場合に
は、ボールプレート58の代わりにリニアガイド等の直
線ガイド機構を用いることもできる。
【0047】なお、直線往復移動における上記所定の距
離範囲は、0を超える任意の距離とすることができる
が、効率的なふっ酸蒸気の供給の観点から、ウエハWの
半径r未満の距離とするのがよく、最も好ましくは、ウ
エハWの半径rのほぼ半分の距離とするのがよい。さら
には、上記所定の距離範囲は、ウエハ上面でのふっ酸蒸
気の濃度の均一化の観点から、パンチングプレート44
の貫通孔44a同士の間隔の半分以上の距離にするのが
よい。
【0048】以上のような構成により、ウエハWを保持
するホットプレート45を、ウエハWを含む平面に平行
な面内で直線往復運動させることができので、より簡易
な構成で、ウエハW表面の面内で均一なエッチング処理
を行うことができる。
【0049】また、上述の実施形態では、ホットプレー
ト45は、回転駆動機構46によってウエハWの中心を
通る鉛直軸線OWまわりに回転(自転)されるようにな
っているが、この回転駆動機構46を特に備えなくても
よい。たとえば、公転駆動機構56または上述の直線駆
動機構のみによって、ウエハWが公転運動または往復直
線移動だけされるようになっていてもよい。
【0050】また、上述の実施形態では、パンチングプ
レート44を静止させた状態で、公転駆動機構56また
は直線駆動機構59によって、ホットプレート45を揺
動(公転運動または直線往復運動)させるようにしてい
るが、これに限らず、パンチングプレート44とホット
プレート45とが相対的に揺動されるものであればよ
い。たとえば、ホットプレート45を静止(ただし、ホ
ットプレート45を自転のみさせるものも含む)させた
状態で、公転駆動機構56または直線駆動機構59と同
様の機構によって、パンチングプレート44を揺動(公
転運動または直線往復運動)させるようにしてもよい。
この場合、パンチングプレート44のみを揺動させても
よいし、パンチングプレート44と一体的に設けられて
いるふっ酸蒸気発生容器43ともに揺動させてもよい。
【0051】また、あるいは、ホットプレート45とパ
ンチングプレート44の両方を、それぞれのプレート4
4,45に設けられた駆動機構によって、揺動(公転運
動または直線往復運動)させるようにしてもよい。ただ
し、この場合は、ホットプレート45とパンチングプレ
ート44とを異なる方向に揺動、すなわち、ホットプレ
ート45とパンチングプレート44とが同じ方向に追随
しないように揺動させる。
【0052】なお、上述の実施形態では、基板表面をエ
ッチングするための蒸気として、ふっ酸の蒸気を用いて
いるが、塩酸、硝酸、硫酸、ふっ酸(HFおよび無水H
Fを含む)、酢酸などのような酸を含む蒸気であれば何
でもよい。たとえば、上記酸を含む水溶液の蒸気であっ
てもよく、上記酸を含むガス(気相状態のもの)を水蒸
気中に混合したものであってもよい。
【0053】さらに上述の実施形態では、不活性ガスと
して窒素ガスを用いる例について説明したが、アルゴン
などの他の不活性ガスを用いてもよい。
【0054】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
係る発明の基板表面処理装置によると、蒸気拡散板と基
板保持手段との相対位置が時間に伴って変化するため、
蒸気拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流
量が不均一であっても、基板表面の面内で均一なエッチ
ング処理を行うことができる。
【0056】また、請求項2に係る発明の基板表面処理
装置によると、蒸気拡散板と基板保持手段との相対位置
が時間に伴って2次元的に変化するため、蒸気拡散板の
多数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流量が不均一で
あっても、基板表面の面内でさらに均一なエッチング処
理を行うことができる。
【0057】また、請求項3に係る発明の基板表面処理
装置によると、より簡易な構成で、蒸気拡散板と基板保
持手段との相対位置が時間に伴って変化するため、蒸気
拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過する蒸気の流量が
不均一であっても、基板表面の面内で均一なエッチング
処理を行うことができる。
【0058】また、請求項4に係る発明の基板表面処理
装置によると、蒸気拡散板と基板保持手段との相対位置
が時間に伴って変化するとともに、基板自身が自転して
いるため、蒸気拡散板の多数の貫通孔それぞれを通過す
る蒸気の流量が不均一であっても、基板表面の面内でさ
らに均一性が高いエッチング処理を行うことができる。
【0059】また、請求項5に係る発明の基板表面処理
方法によると、基板表面の面内で均一なエッチング処理
を行うことができ、エッチング均一性の良好な基板を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板表面処理装置
の構成を説明するための図解的な平面図である。
【図2】気相エッチング処理部の構成を説明するための
図解的な断面図である。
【図3】気相エッチング処理部のパンチングプレートの
構成を示す簡略的な平面図である。
【図4】気相エッチング処理部での平面視におけるウエ
ハWの自転及び公転の状態を示す簡略的な平面図であ
る。
【符号の説明】
40 気相エッチング処理部(基板表面処理装置) 50 水洗・乾燥処理部 31 窒素ガス供給源 33 バルブ 34 窒素ガス供給配管 36 ふっ酸蒸気供給路(酸蒸気供給手段) 36a 吐出口 37 バルブ 42 ふっ酸水溶液 43 ふっ酸蒸気発生容器 44 パンチングプレート(蒸気拡散板) 44a 貫通孔 45 ホットプレート(基板保持手段) 45a ホットプレートの上面 45b ヒータ(基板加熱手段) 46 回転駆動機構(基板自転手段) 47 回転軸 48 ベローズ 49 排気配管 52 流量コントローラ 53 バルブ 54 窒素ガス供給配管 55 排気手段 56 公転駆動機構(揺動手段) 56a 公転軸 57 保持台 58 ボールプレート 59 直線駆動機構(揺動手段) 60 アンローダ部 80 コントローラ 85 処理室 K 円軌道 OW 鉛直軸(基板の中心を通り基板に垂直な軸) OH 鉛直軸(基板に垂直な線に平行な軸) R 公転半径 r ウエハの半径 W ウエハ(基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA01 BA19 BB24 BB26 BB28 DA00 DA20 DA23 DA25 DA29 DB06 FA08 5F043 AA31 BB22 DD10 DD23 EE08 EE09 EE22 EE36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持手段と、 この基板保持手段によって保持されている基板を所定の
    温度で加熱する基板加熱手段と、 上記基板保持手段によって保持されている基板の表面の
    膜を除去する膜除去処理のために、基板の表面に酸を含
    む蒸気を供給する酸蒸気供給手段と、 上記基板保持手段によって保持されている基板の表面に
    ほぼ平行に対向して設けられ、酸蒸気供給手段から供給
    される酸を含む蒸気が通過する多数の貫通孔が形成され
    た蒸気拡散板と、 上記蒸気拡散板および基板保持手段のうちの少なくとも
    いずれか一方を揺動させる揺動手段と、を備えることを
    特徴とする基板表面処理装置。
  2. 【請求項2】 上記揺動手段は、上記蒸気拡散板および
    基板保持手段のうちの少なくともいずれか一方を、基板
    に垂直な線に平行な軸を中心として公転運動させること
    を特徴とする請求項1に記載の基板表面処理装置。
  3. 【請求項3】 上記揺動手段は、上記蒸気拡散板および
    基板保持手段のうちの少なくともいずれか一方を、基板
    を含む平面に平行な面内で直線往復運動させることを特
    徴とする請求項1に記載の基板表面処理装置。
  4. 【請求項4】 基板の中心を通り基板に垂直な軸を中心
    として上記基板保持手段を自転させる基板自転手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1から3までのうち
    のいずれかに記載の基板表面処理装置。
  5. 【請求項5】 多数の貫通孔が形成された蒸気拡散板お
    よび基板のうちの少なくともいずれか一方を揺動させつ
    つ、蒸気拡散板を介して加熱されている基板に酸を含む
    蒸気を供給して、基板の表面の膜を除去することを特徴
    とする基板表面処理方法。
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