JP2002100317A - 荷電ビーム装置、電子ビーム装置及び電子ビーム描画装置 - Google Patents

荷電ビーム装置、電子ビーム装置及び電子ビーム描画装置

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JP2002100317A JP2000292656A JP2000292656A JP2002100317A JP 2002100317 A JP2002100317 A JP 2002100317A JP 2000292656 A JP2000292656 A JP 2000292656A JP 2000292656 A JP2000292656 A JP 2000292656A JP 2002100317 A JP2002100317 A JP 2002100317A
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electrode
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voltage
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Koji Ando
厚司 安藤
Takiji Ishimura
多喜二 石村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 この発明は、放電電流の十分な抑制と高速な
偏向電圧の変化を両立させることを課題とする。 【解決手段】 この発明は、電子ビーム6を偏向する電
極2に偏向電圧を供給する電源5と電極2とを接続する
ケーブル4を、高抵抗体3を介して電極2に接続して構
成される。電極には放電抑制抵抗となる高低抗体が直接
接続され、ケーブル浮遊静電容量に供給される電荷量が
放電抑制抵抗で制限されることはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電ビームを高精
度、高速に制御するレンズならびに偏向器の制御電極を
備えた荷電ビーム装置、電子ビーム装置及び電子ビーム
描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程における光リソグラフィ
は、そのプロセスの簡易性、低コストなどの利点により
広くデバイス生産に用いられてきた。常に技術革新が続
けられており、近年では短波長化(KrFエキシマレー
ザ光源)により0.25μm以下の素子の微細化が達成
されつつある。さらに微細化を進めようと、より短波長
のArFエキシマレーザ光源やレベンソン型の位相シフ
トマスクの開発が進められており、0.15μmルール
対応の量産リソグラフィツールとして期待されている。
しかし、これを実現するための課題も多く、その開発に
関わる時間が長期化しており、デバイスの微細化のスピ
ードに追いつかなくなることが心配されつつある。
【0003】これに対して、ポスト光リソグラフィの第
一候補である荷電ビームリソグラフィは、細く絞った電
子やイオン等の荷電ビームを用いて0.01μmまでの
加工ができることは実証済みである。微細化という観点
では、当面問題はなさそうであるが、デバイス量産ツー
ルとしてとしてはスループットに問題がある。すなわち
細かいパターンを一つ一つ順番に描いていくためどうし
ても時間がかかってしまう。この描画時間を短縮するた
めに、半導体集積回路のパターンの繰り返し部分を部分
的に一括して描画する一括描画方式(CP描画方式)が
開発されている。
【0004】さらに、描画装置のスループットを向上す
るためには、露光時間を短くするために、レジスト感度
を向上していくことが、有効な手段となる。レジストの
感度を向上するためには、レジスト自身の特性を改善
し、レジストの感度を向上する方法がある。しかし、レ
ジスト感度が0.1uC/cm以下の高感度と解像性
を両立することは困難で、量産レベルで使用可能なレジ
スト感度は10uC/cm程度になっているのが現状
である。
【0005】一方、レジスト感度と入射電子ビームのエ
ネルギーの関係は、逆比例の関係にあり、例えば入射電
子ビームのエネルギーが50kVの時に、10uC/c
の感度のレジストも、入射電子ビームのエネルギー
を1kVにすれば、0.2uC/cmとなり、ショッ
ト時間が短くなり、スループットの向上が可能となる。
【0006】また、描画装置をコンパクトにするため
に、荷電ビームをフォーカスするレンズを静電型レンズ
にして、装置を小さくする提案もなされている。
【0007】さらに、特願平10−63071号公報に
記載されているように、静電型レンズを用いた装置にお
いて大偏向と低収差を両立するために、静電レンズと静
電偏向器を兼ねたレンズの構成が提案されている。それ
ら電源の駆動方法としては、特願平10−348166
号公報に記載されている技術が提案されている。
【0008】図4は半導体集積回路、その他微細な素子
パターンを、電子ビームを用いて半導体ウェハやパター
ン転写用のマスク等の基板上に形成する電子ビーム描画
装置を含み、電子ビームを試料に照射してパターン形成
や検査を行う従来の電子ビーム装置の構成を示す図であ
る。図4において、電子銃101から放出された電子ビ
ーム102は、コンデンサーレンズ103にて希望の電
流密度、プローブ径に調整される。その後、対物レンズ
兼偏向器(対物レンズと対物偏向器を静電型で形成し、
両者を一つの電極で兼ねた構成)104にて、ステージ
107上の試料106へフォーカス、位置決めされる。
試料面上方に設置された検出器105にて2次電子、反
射電子を検出し、検出信号処理回路113を介して制御
コンピュータ115に出力される。コンデンサレンズ1
03はレンズ制御回路111により制御され、対物レン
ズ兼偏向器104は対物レンズ兼ビーム偏向回路112
により制御され、ステージ107の移動はステージ制御
回路114により制御され、レンズ制御回路111、対
物レンズ兼ビーム偏向回路112、検出信号処理回路1
13ならびにステージ制御回路114は、制御コンピュ
ータ115により制御されている。
【0009】このような電子ビーム装置においては、対
物レンズ兼偏向器104の電圧を変化させ高速に大きな
領域を偏向し、2次電子等の情報を得て、画像とする。
試料106面上の、チャージアップ、最適コントラスト
等の関係から、試料106面上の電子ビーム102の位
置を高速かつ大偏向を行う必要がある。
【0010】図5は静電対物レンズ兼静電偏向器の構成
を示す図である。図5において、8極のオクタポールと
グランド電極121で構成されており、図4に示す制御
コンピュータ115により各電極電圧V1〜V8を制御
する。これらの電極電圧は、図4に示す対物レンズ兼ビ
ーム偏向回路112を介して対物レンズ兼偏向器104
に印加される。
【0011】このような構成において、レンズ機能とし
ては例えば3kVの印加電圧をそれぞれの電極に均一に
印加する。偏向器としての機能は、オクタポールの対極
電極に±50Vの電圧を印加する。例えば、V1=3k
V+50V,V2=3kV+36V,V3=3kV,V
4=3kV−36V,V5=3kV−50V,V6=3
kV−36V,V7=3kV,V8=3kV+36Vの
様に電圧を印加して、電子ビームの偏向を制御する。
【0012】このような対物レンズ兼偏向器の電極は、
図6に示すように構成されている。なお、図6では説明
の都合上、対向する電極として示されているが、実際に
は図5に示すように8極のオクタポール型である。図6
において、電極基板131は絶縁体で形成され、電極基
板131の表面には、スパッタリング、鍍金等を用いて
金薄膜が形成され、電極132とする。電極132に電
圧を印加するために、電極基板131には穴が形成さ
れ、その穴の中に金鍍金等にて電極132に電気的に接
続される導体が設けられ、この導体にケーブル133が
接続され、このケーブル133には電極132に電圧を
供給する電源134が接続されている。
【0013】このような構成において、電極132間を
通過する電子ビーム135の偏向速度はスループットの
関係から、高速偏向が必要になる。即ち、偏向電圧を高
速に変化させる必要がある。例えば、3kVの高圧電源
に±50Vの電圧を重畳させている。このような状態に
おいて、高速に電圧を変化させて偏向電圧を変化した場
合には、3kVのレンズ作用の電源電圧が変化してしま
い、試料面上のフォーカス位置が変化する。そこで、電
極132に偏向電圧を印加したときに、レンズ電圧が変
化しないように、コンデンサを設けて安定度を向上させ
ている。図7に図6の構成において安定化コンデンサ1
41を設けた際の電気的な回路構成を示す。
【0014】このような構成を有する静電型の対物レン
ズ兼偏向器は、高電圧が印加されていることから、何ら
かの原因、例えば真空度の低下等により放電を起こすこ
とがある。放電が引き起こされると、図7に示す安定化
コンデンサ141、電極132と電源134を接続する
ケーブル133のケーブル浮遊静電容量143ならびに
電源134から、瞬間的に大電流が流れる。これによ
り、周辺の制御電源等の周辺機器が損傷し、電子ビーム
装置が使用できなくなり、装置のメンテナンスコスト、
装置ダウンによる生産性の低下を招いていた。
【0015】そこで、放電時の大電流を防ぐために、図
7に示すように放電抑制抵抗142をケーブル133と
安定化コンデンサ141の間に取り付け、一般的には電
源装置内に安定化コンデンサが組み込まれ、電源の出力
の最終段に放電抑制抵抗が取り付けされ、放電時の安定
化コンデンサ141ならびに電源134から流れる電流
を制限して、周辺機器へ与える影響を少なくするように
している。
【0016】しかしながら、電極132に接続されるケ
ーブル133のケーブル浮遊静電容量143が存在する
ため、放電抑制抵抗142の抵抗値を大きくすると、電
極に印加される偏向電圧を可変したときに、放電抑制抵
抗142の抵抗値の大きさに比例して、ケーブル浮遊静
電容量143に電荷が蓄積されるのに必要となる時間が
長くなる。これは、ケーブル浮遊静電容量143に蓄積
される電荷は、電圧電源134から供給され、放電抑制
抵抗142によって制限されるからである(I=V/
R,q=I×dt)。すなわち、電源134と電極13
2間に取り付けられたケーブル133にケーブル浮遊静
電容量143があるため、放電抑制抵抗142を大きく
すると、電圧電源134から供給される単位時間内に流
れる電荷量が少なくなり、蓄積時間が長くなる。
【0017】一方、試料106上の電子ビーム102の
位置は偏向電圧に依存する。高速偏向時に観察描画精度
を得るためには、高速駆動時に偏向電圧が遅延なく駆動
できることが重要になる。すなわち、試料に照射される
電子ビームを高精度に移動させるためには、偏向電圧を
高速に変化させる必要があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
静電型の対物レンズ兼偏向器を備えた従来の電子ビーム
装置にあっては、放電時の大電流を抑制するために放電
抑制抵抗が設けられていた。しかしながら、電極と電源
を接続するケーブルに浮遊静電容量があるため、放電抑
制抵抗の抵抗値を大きくすると、ケーブルの浮遊静電容
量と放電抑制抵抗とにより、電源から電極に供給される
単位時間当たりの電荷量が少なくなり、電極に印加され
る偏向電圧の変化速度が遅くなっていた。このため、電
子ビームを高速に偏向することが困難となっていた。一
方、放電抑制抵抗の抵抗値を小さくすると、放電電流の
抑制効果を十分に得ることができなくなる。すなわち、
従来の装置にあっては、放電電流の十分な抑制と高速な
偏向電圧の変化を両立されることができないという不具
合を招いていた。
【0019】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、放電電流の十
分な抑制と偏向電圧の高速な変化を両立させることが可
能な荷電ビーム装置、電子ビーム装置及び電子ビーム描
画装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、課題を解決するための第1の手段は、荷電ビームを
発生する発生源と、前記発生源から発生された荷電ビー
ムの照射面上でのフォーカスと位置を印加電圧に基づい
て制御する制御電極と、前記制御電極に制御電圧を印加
する電源と、前記制御電極を前記電源に接続するケーブ
ルとを具備した荷電ビーム装置において、前記制御電極
と前記ケーブルを高抵抗体を介して接続したことを特徴
とする。
【0021】第2の手段は、電子ビームを発生する電子
銃と、前記電子ビーム銃から発生した電子ビームを所望
の大きさ、明るさに調整するコンデンサレンズと、照射
面上に電子ビームをフォーカスする静電型の対物レンズ
と、照射面上の電子ビームの位置を制御する静電型の対
物偏向器とを兼ね備えた対物レンズ兼偏向器の制御電極
と、前記制御電極に電圧を印加する電源と、前記制御電
極を前記電源に接続するケーブルとを具備した電子ビー
ム装置において、前記対物レンズ兼偏向器の制御電極と
前記ケーブルを高抵抗体を介して接続したことを特徴と
する。
【0022】第3の手段は、前記第2の手段の電子ビー
ム装置に、電子ビームをブランキングするブランキング
偏向器とブランキングアパーチャを具備したことを特徴
とする。
【0023】第4の手段は、前記第1、第2又は第3の
手段において、前記高抵抗体は、前記電極が形成される
電極基板に埋め込まれて形成されたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施形態を説明する。
【0025】図1はこの発明の一実施形態に係る荷電ビ
ーム装置、電子ビーム装置又は電子ビーム描画装置に設
けられた静電型の対物レンズ兼偏向器の構成を示す図で
ある。なお、対物レンズ兼偏向器は、実際には図5に示
すように8極のオクタポール型に構成されているが説明
の都合上対極電極として示している。図1において、電
子やイオンビーム等の荷電ビームの照射面上でのフォー
カスと位置を印加電圧により制御するいわゆる制御電極
として機能する、対物レンズ兼偏向器は、電極基板1が
絶縁体で形成され、電極基板1の表面にはスパッタリン
グ、鍍金等にて金薄膜が形成され、この金薄膜が電極2
を構成している。電極基板1には穴が形成され、その穴
の中には、高抵抗のシリコンカーバイト(SiC)やア
ルミナと炭化チタンの化合物等の高抵抗体3が埋め込ま
れている。高抵抗体3の一方端は電極2と電気的に接続
され、他方端にはケーブル4が電気的に接続されてい
る。高抵抗体2とケーブル4との接続は、例えば機械的
に高抵抗体2を加工してケーブル4にネジ等で接続する
ようにすればよい。ケーブル4は、電子ビーム6を偏向
させるために例えば±50V程度の電圧を電極2に供給
する電源5が接続されている。このような構成におい
て、高抵抗体3には、前述した放電抑制抵抗の機能を持
たせており、電気的な回路構成は図2に示すようにな
る。
【0026】図2において、電極2には放電抑制抵抗と
なる高抵抗体3が直接接続され、高抵抗体3の電極に接
続されていない側にケーブル4のケーブル浮遊静電容量
8が接続され、さらにケーブル4の電源との接続点側に
前述した安定化コンデンサ7が接続されている。このよ
うな構成においては、放電を抑制する放電抑制抵抗が、
高抵抗体3が接続された電極2自身となり、電源5から
電極2に電圧を印加する際に、電源5からケーブル4の
ケーブル浮遊静電容量8に供給される単位時間当たりの
電荷量は放電抑制抵抗で制限されることはなくなる。
【0027】これにより、電源5から電極2に供給され
る偏向電圧の可変速度の低下は回避され、電子ビーム6
を高速に偏向することができる。さらに、高抵抗体3の
放電抑制抵抗は、電源5からケーブル4のケーブル浮遊
静電容量8に供給される単位時間当たりの電荷量を制限
しないので、放電抑制抵抗に高抵抗を使用することがで
き、放電時に放出される電流を抑制することが可能にな
り、周辺機器に及ぼす影響を低減することが可能とな
る。この結果、放電電流の十分な抑制と高速な偏向電圧
の変化を両立させることができるようになる。
【0028】なお、上記実施形態では、電極基板1に絶
縁物を用いているが、放電抑制抵抗と同様の高抵抗体を
用いてもよい。この場合には、電極2の表面とケーブル
4間を電極基板1の高抵抗体3で接続すればよい。ま
た、上記実施形態では、静電対物レンズ兼偏向器を用い
ているが、静電レンズあるいは偏向器だけの機能を有す
る物に対しても、放電時にケーブルの浮遊静電容量に蓄
積された電荷による周辺機器に与える影響を高抵抗体に
より抑制することが可能であり、有用である。
【0029】図3は図1に示す静電対物レンズ兼偏向器
を用いた電子ビーム描画装置の構成を示す図である。図
3において、電子銃21から放射された電子ビーム22
は、コンデンサレンズ23で電流密度が調整され、第1
成形アパーチャ26を均一に照明する。この第1成形ア
パーチャ26の像は、投影レンズ28によりCPアパー
チャ29上に結像される。この2つのアパーチャの光学
的な重なりの程度は、CP選択偏向器27により制御さ
れる。このCP選択偏向器27は、CP選択回路43を
介して制御コンピュータ47により制御されている。ま
た、コンデンサレンズ23ならびに投影レンズ28はレ
ンズ制御回路42により制御されている。
【0030】第1成形アパーチャ26、CPアパーチャ
29の光学的重なりによる像は、縮小レンズ30により
縮小されてウェハ33上に結像される。そして、電子ビ
ーム22のウェハ33上のフォーカスならびに位置は、
対物レンズ兼偏向器31により制御され、対物レンズ兼
偏向器31は、対物レンズ兼ビーム偏向回路44から与
えられる制御電圧により制御されている。対物レンズ兼
ビーム偏向回路44は、パターンデータ48に基づいて
制御コンピューター47により制御されている。ウェハ
33はマーク台35とともに可動ステージ34上に設置
され、ステージ制御回路46の制御により可動ステージ
34を移動することでウェハ33、又は電子ビーム22
の測定用マーク台35を選択することができる。
【0031】また、電子ビーム22がウェハ33に照射
されることなくウェハ33上の電子ビーム22の位置を
移動させる場合に、ウェハ33上の不必要な場所が露光
されないように、電子ビーム22をブランキング偏向器
24で電子ビーム22をブランキングアパーチャ25上
へ偏向し、電子ビーム22をカットし、ウェハ33面上
に到達しないようにする。ブランキング偏向器24への
偏向電圧の制御は、制御コンピュータ47、ブランキン
グ偏向回路42で制御される。制御コンピュータ47の
制御下にある、ブランキング偏向回路41、レンズ制御
回路42、CP選択回路43、対物レンズ兼偏向回路4
4、検出信号処理回路45ならびにステージ制御回路4
6は、その制御データがすべてパターンデータ48とし
てメモリに格納されている。
【0032】このような実施形態においては、先の実施
形態で得られると同様の効果を電子ビーム描画装置にお
いて得ることができる。
【0033】なお、上記実施形態では、先の実施形態を
電子ビーム描画装置に適用しているが、本発明は電子ビ
ーム描画装置に限定されたものではなく、対物レンズ又
は偏向器あるいは両方の機能を兼ね備えたいわゆる制御
電極に電圧を印加して、荷電ビームの照射面上のフォー
カスと位置を制御する荷電ビーム装置、又は描画に加え
て、電子ビームにより測定や検査を行う電子ビーム装置
に適用できることは勿論であり、同様な効果を得ること
が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、荷電ビームを偏向する制御電極とケーブルを高抵抗
体を介して接続したので、偏向電圧の高速化を維持した
まま、放電時の放電エネルギーを抑制することが可能と
なり、高スループットを維持したまま、放電エネルギー
による装置の故障を防ぐことが可能となり、生産性の向
上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る荷電ビーム装置、
電子ビーム装置又は電子ビーム描画装置に設けられた静
電型の対物レンズ兼偏向器の構成を示す図である。
【図2】図1に示す構成を電気回路として表した図であ
る。
【図3】この発明の一実施形態に係る電子ビーム描画装
置の構成を示す図である。
【図4】従来の電子ビーム描画装置の構成を示す図であ
る。
【図5】従来の対物レンズ兼偏向器の構成を示す図であ
る。
【図6】従来の対物レンズ兼偏向器の構成を示す図であ
る。
【図7】図6に示す構成を電気回路として表した図であ
る。
【符号の説明】
1 電極基板 2 電極 3 高抵抗体 4 ケーブル 5 電源 6 電子ビーム 7 安定化コンデンサ 8 ケーブル浮遊静電容量 21 電子銃 22 電子ビーム 23 コンデンサレンズ 24 ブランキング偏向器 25 ブランキングアパーチャ 26 第1成形アパーチャ 27 CP選択偏向器 28 投影レンズ 29 CPアパーチャ 30 縮小レンズ 31 対物レンズ兼偏向器 32 検出器 33 ウェハ 34 可動ステージ 35 マーク台 41 ブランキング偏向回路 42 レンズ制御回路 43 CP選択回路 44 対物レンズ兼ビーム偏向回路 45 検出信号処理回路 46 ステージ制御回路 47 制御コンピュータ 48 パターンデータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 BB03 CA16 EA01 GB04 LA10 5C033 GG02 MM07 5C034 BB02 BB04 5F056 CB11 CB31 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電ビームを発生する発生源と、 前記発生源から発生された荷電ビームの照射面上でのフ
    ォーカスと位置を印加電圧に基づいて制御する制御電極
    と、 前記制御電極に制御電圧を印加する電源と、 前記制御電極を前記電源に接続するケーブルとを具備し
    た荷電ビーム装置において、 前記制御電極と前記ケーブルを高抵抗体を介して接続し
    たことを特徴とする荷電ビーム装置。
  2. 【請求項2】 電子ビームを発生する電子銃と、 前記電子ビーム銃から発生した電子ビームを所望の大き
    さ、明るさに調整するコンデンサレンズと、 照射面上に電子ビームをフォーカスする静電型の対物レ
    ンズと、照射面上の電子ビームの位置を制御する静電型
    の対物偏向器とを兼ね備えた対物レンズ兼偏向器の制御
    電極と、 前記制御電極に電圧を印加する電源と、 前記制御電極を前記電源に接続するケーブルとを具備し
    た電子ビーム装置において、 前記対物レンズ兼偏向器の制御電極と前記ケーブルを高
    抵抗体を介して接続したことを特徴とする電子ビーム装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2の電子ビーム装置に、電子ビー
    ムをブランキングするブランキング偏向器とブランキン
    グアパーチャを具備したことを特徴とする電子ビーム描
    画装置。
  4. 【請求項4】 前記高抵抗体は、前記電極が形成される
    電極基板に埋め込まれて形成されたことを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の荷電ビーム装置、電子ビーム装
    置又は電子ビーム描画装置。
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