JP2002100110A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002100110A
JP2002100110A JP2000287990A JP2000287990A JP2002100110A JP 2002100110 A JP2002100110 A JP 2002100110A JP 2000287990 A JP2000287990 A JP 2000287990A JP 2000287990 A JP2000287990 A JP 2000287990A JP 2002100110 A JP2002100110 A JP 2002100110A
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hole
motor
disk device
disk
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Kenichi Hori
健一 堀
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的高精度要求を満たすことのできるディ
スク装置を提供すること。 【解決手段】 スレッドシャーシ21と、スピンドルモ
ータ23をモータシャーシ22上に保持してなる組立体
22,23,24と、前記スレッドシャーシ21の所定
位置に対して該組立体を固定するための固定手段41〜
43,61〜63とを備え、前記モータシャーシ22の
オフセンタ方向における位置ずれを補正するオフセンタ
調整機構は、前記モータシャーシ22を稼動させて位置
ずれを調整する調整手段21a,54を有し、前記固定
手段41〜43,61〜63は、前記オフセンタ方向を
直交する方向における位置的関係を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROMなど
のリムーバブルディスク装置に関し、特にパーソナルコ
ンピュータ等に組み込まれるような薄型のディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、かかるディスク装置は、CD−
ROMなどのディスクを回転駆動するためのターンテー
ブル及びスピンドルモータや、光ピックアップ、該光ピ
ックアップのディスク径方向における位置制御を行う光
ピックアップ位置制御部などがスレッドシャーシに組み
込まれ又は搭載された構成を備えている。
【0003】近年、このようなディスク装置の技術トレ
ンドは、大容量化及び高速化へと向かっており、それに
応えるべく、ディスク装置には機械的・物理的にも高精
度であることが求められている。
【0004】すなわち、上記した各部構成要素は、設計
した通りに配置されることが望まれており、特に、ディ
スクと光ピックアップとの位置的関係は、データの記録
・再生上、重要である。しかし、かかる高精度要求を満
たしつつ大量に製品製造を行うことは実際上困難である
ことから、一般には、調整機構を設けておき、製造後に
おいて製品個々のバラツキを調整し、高精度を達成する
という手段が採用されている。
【0005】この種の従来技術としては、例えば、特開
平10−64207号公報(以下「従来例1」とい
う。)や特開2000−20962号公報(以下「従来
例2」という。)に開示されたものが挙げられる。これ
ら従来例1及び2は、いずれも、上記したディスク−光
ピックアップ間の位置的関係の重要性を考慮して、光ピ
ックアップの光軸調整機構を設けてなるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例1及び2では、調整機構が大掛かりであり、デ
ィスク装置に対する小型化・薄型化要求を満たすことが
できない場合もある。また、調整機構をなす部品点数が
多いという欠点もある。
【0007】そこで、本発明は、前述の高精度要求を満
たしつつ小型化・薄型化要求をも簡単な構成で満たすこ
とのできるディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述したように、機械的
高精度要求のうち特に重要視されるのはディスクと光ピ
ックアップとの位置的関係であるが、これは一方を基準
とした場合における他方の位置を問題とする相対的なも
のである。
【0009】従来、かかる相対的位置を調整するにあた
り、スピンドルモータの対スレッドシャーシ位置につい
ての調整は考慮されていなかった。スピンドルモータの
対スレッドシャーシ位置が調整されないということは、
スピンドルモータにより回転駆動されるディスク位置が
一定であることを意味する。すなわち、従来技術におい
ては、上述の従来例1及び2にも示されるように、その
一定のディスク位置を基準とし、光ピックアップ側の位
置を調整することとしていた。
【0010】これに対して、本発明は、スピンドルモー
タ側の固定位置を調整可能とすることにより、上記相対
的位置を調整することとした。
【0011】具体的には、本発明は、上述した課題を解
決するための手段として、以下に示すディスク装置を提
供する。
【0012】すなわち、本発明によれば、スレッドシャ
ーシ(21)と、ディスクを回転駆動するためのターン
テーブル(24)及びスピンドルモータ(23)をモー
タシャーシ(22)上に回転可能に保持してなる組立体
(22,23,24)と、前記スレッドシャーシ(2
1)の所定位置に対して該組立体を固定するための固定
手段(41〜43,61〜63)とを備えたディスク装
置において、前記モータシャーシ(22)のオフセンタ
方向における位置ずれを補正するためのオフセンタ調整
機構を有し、該オフセンタ調整機構は、前記スレッドシ
ャーシ(21)に対して前記モータシャーシ(22)を
稼動させて位置ずれを調整する調整手段(21a,5
4)を有し、前記固定手段(41〜43,61〜63)
は、前記組立体(22,23,24)と前記スレッドシ
ャーシ(21)との前記オフセンタ方向を直交する方向
における位置的関係を固定するものであることを特徴と
するディスク装置が得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記ディスク装置
において、前記調整手段(21a,54)は、前記モー
タシャーシ(22)に形成した前記オフセンタ方向に長
い寸法である複数の第1の孔(51,52,53)と、
前記オフセンタ方向を直交する方向に長い寸法である第
2の孔(54)と、前記スレッドシャーシ(21)に形
成されかつ前記第2の孔に対応した位置に形成した挿入
孔(21a)とを有し、前記固定手段は、(41〜4
3,61〜63)は、前記第1の孔に一対一に挿入され
るよう前記スレッドシャーシに設けた複数のボス(61
〜63)と、前記前記スレッドシャーシに前記モータシ
ャーシ(22)を一対一に固定するよう前記ボスのそれ
ぞれに設けたネジ(41〜43)とを有し、前記挿入孔
(21a)に挿入される偏心治具(81)の偏心ピン
(83)を回動することによって前記オフセンタ方向の
調整を行うことを特徴とするディスク装置が得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記第ディスク装
置において、前記第1の孔は、3つの孔(51〜53)
を有しており、前記固定手段は、前記3つの孔(51〜
53)に対応するようにして前記スレッドシャーシ(2
1)から前記モータシャーシ(22)に向かって突出し
且つめねじ(63a)を切られてなる3つの前記ボス
(61,62,63)を備えていることを特徴とするデ
ィスク装置が得られる。
【0015】また、本発明によれば、前記第2の孔(5
4)と前記挿入孔(21a)の数が1つであることを特
徴とするディスク装置が得られる。
【0016】なお、上記したように、本発明は、従来例
1及び2に代表される従来技術から見て発想を転換した
ことに為し得たものであるが、従来技術との組み合わせ
を制限されたものではない。すなわち、上記したスピン
ドルモータ側の固定位置を調整可能とする機構に加え、
光ピックアップの光軸調整を備えることとしても良い。
【0017】また、具体的解決手段を列挙する際に付さ
れた括弧内の参照符号は、当該手段に対する理解を容易
とするために便宜上挿入したものであり、上記した具体
的解決手段が、後述する実施の形態等に限定されるわけ
ではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ディスク装置につき図面を用いて詳細に説明する。
【0019】図1に示されるように、本発明の一実施の
形態に係るディスク装置10は、ノート型パーソナルコ
ンピュータ(図示せず)の筐体に内蔵されるタイプのC
D−ROMドライブ装置である。また、図示されたディ
スク装置10は、後に詳述するように、光ピックアップ
などの再生機構及びスピンドルモータやターンテーブル
などのディスク駆動機構をトレー12に組み込んでな
る、いわゆるトレー組込み型ディスク装置である。
【0020】なお、以下の説明において、ディスク装置
10の前後左右及び上下は、次に示されるものであると
する。すなわち、図1(a)に描かれたディスク装置に
おいて、紙面下側をディスク装置の前側、紙面上側を同
装置の後側、紙面右側を同装置の右側、紙面左側を同装
置の左側とする。また、図(b)に描かれた装置におい
て、紙面右側を装置の上側とし、紙面左側を装置の下側
とする。
【0021】ディスク装置10は、前述のトレー12
と、トレー12をディスクと共に収容可能なメインシャ
ーシ(アウターケース)11と、トレー12の下面に取
り付けられた下側プレート13と、トレー12を前後に
(すなわち、図1(a)におけるA,Bで示す方向)摺
動自在に支持するトレー摺動機構14とを有する。
【0022】下側プレート13は、後述するフレキシブ
ル基板19の一部や他のフレキシブル基板19及びそれ
らに接続されるプリント基板等をトレー12下側に対し
て収容するとともに、後述する駆動ユニット20(図2
等参照)をトレー12の下方からトレー12に対して保
持する役割を果たす。
【0023】トレー12は、図1(a)に示されるよう
に、ディスク対向面12aを有している。このディスク
対向面12aは、ディスクを受けるための空間を形成す
る。トレー12、特にディスク対向面12aは、ディス
クの直径よりも横幅寸法が小さく構成されており、それ
故、例えばCD−ROMなどのディスク(図示せず)を
ディスク対向面12aに受けた状態においては、ディス
クの一部がトレー12右側からはみ出ることとなる。デ
ィスク対向面12a内には、上側プレート15が後述す
る駆動ユニット20(図2等参照)をカバーするように
して、取り付けられている。更に、上側プレート15に
は、光ピックアップ27やターンテーブル24用の開口
15aと、スレッドモータ28(図3参照)用の凸部1
5bとが形成されている。
【0024】トレー12の前端には、前面ベゼル(パネ
ル)16が取り付け固定されている。前面ベゼル16
は、トレー12と共に、矢印A,Bで示される方向に摺
動する。前面ベゼル16の中央よりやや右寄りには、ス
イッチボタン17が設けられている。トレー12がメイ
ンシャーシ11に収容された状態で、このスイッチボタ
ン17が押されると、トレー12を引き出すことができ
る。
【0025】メインシャーシ11の後部(背部)には、
回路基板18が設けられている。前述のようにトレー1
2側にもプリント基板等が設けられており、これらプリ
ント基板等と回路基板18とは電気的に接続されてい
る。ただし、前述したように、トレー12は矢印A,B
方向に移動するため、上記プリント基板等と回路基板1
8との接続はフレキシブル基板19を用いて行ってい
る。
【0026】以下、図1に加え図2乃至図4をも併せて
参照し、駆動ユニット20について更に詳細に説明す
る。図2は、駆動ユニット20に対して、上側プレート
15がねじ止めされた状態を示し、図3は、図2に示さ
れた駆動ユニット20を下側からみた図を示す。また、
図4は、図2において、上側プレート15を取り外した
状態を示す。
【0027】概略、図2乃至図4に示されるように、駆
動ユニット20は、スレッドシャーシ21に対して、デ
ィスクを回転駆動するための組込体、焦光用の対物レン
ズ26を有する光ピックアップ27、及び該光ピックア
ップ27をディスク径方向(すなわち、図2における
A,B方向)に移動させる光ピックアップ位置制御部が
下側から組み込まれた構成を有している。
【0028】詳しくは、組込体は、モータシャーシ22
の上側にスピンドルモータが取り付けられ、スピンドル
モータの軸上に同シャーシ22の上側からターンテーブ
ル24を組み込むようにして形成されている。本実施の
形態において、ターンテーブル24の凸部(ディスクの
孔に嵌まる部分)は、例えば図2において3番目に小さ
い径を有する円で示される部分である。
【0029】更に、モータシャーシ22の上面には、図
示されないプリント基板等も設けられている。この組込
体は、後述するように、ねじ41、42、43により、
スレッドシャーシ21に対してねじ止めされている。
【0030】光ピックアップ位置制御部は、スレッドモ
ータ28や、ねじの切られたリードスクリュー29、ス
レッドモータ28の回転をリードスクリュー29に伝達
するための複数のギア、リードスクリュー29の回転に
よりディスク径方向に移動する光ピックアップ27をリ
ードスクリュー29とともにガイドするガイド棒などか
ら構成されている。
【0031】スレッドシャーシ21には、3つの耳部が
設けられている。駆動ユニット20は、スレッドシャー
シ21の耳部に防振部材30が嵌め込まれて、トレー1
2の下側に組み込まれる。その状態で、下側プレート1
3が駆動ユニット20をトレー12の下側において覆う
ようにしてあてがわれ、駆動ユニット20とともにトレ
ー12に対してねじ止めされる。
【0032】以下、図5乃至図10を更に参照し、組込
体のスレッドシャーシ21に対する位置固定に関し、詳
細に説明する。
【0033】図5は、モータシャーシ22等を有する組
込体を下側から見た図である。モータシャーシ22に
は、孔(参照符号の付されたもの)が4つ穿たれてお
り、そのうち、参照符号51,52,53で示される孔
は、組込体をスレッドシャーシ21に固定するためのね
じ41,42,43に対応する第1の孔である(図3参
照)。第1の孔51乃至53は全て、スピンドルモータ
23のオフセンタ方向である図示の矢印C,D方向に長
い形状の長孔であり、これらが同形状の長孔となってい
る。しかし、第1の孔51は第1の孔52及び53と比
して大きな直径を有しているものであってもよい。よう
するに、第1の孔51,52,53は、これらが略楕円
形若しくは陸上競技用トラックに類する形状を有する。
【0034】本実施の形態において、第1の孔51と第
1の53とは、ターンテーブル24の中心を通る線上に
設けられている。この第1の孔51と第1の孔53とを
結ぶ線は、多少であれば、ターンテーブル24の中心か
ら外れていても良い。すなわち、第1の孔51及び第1
の孔53は、ターンテーブル24の中心を通る線に近接
し且つ平行な線上に、設けられていても良い。
【0035】また、第1の孔51と第1の孔52は、タ
ーンテーブル24の一の径から、やや右斜め後ろ側にず
れた位置を通る線上に設けられている。詳しくは、第1
の孔51と第1の孔52とを結ぶ線は、それに直交する
ターンテーブル24の一の径を約2:5〜3:4で分断
するようにして、選択されている。
【0036】更に、第1の孔52と第1の孔53を通る
直線は、ターンテーブル24の一の径を延長した線分と
左斜め後ろ側において直交するようにして選択されてい
る。すなわち、前述の第1の孔51と第1の孔53とを
結ぶ線や第1の孔51と第1の孔52とを結ぶ線は、タ
ーンテーブル24を横切るが、第1の孔52と第1の孔
53とを結ぶ線は、ターンテーブル24を横切らない。
【0037】第1の孔52と第1の孔53とを結ぶ線上
には、後述する調整用の第2の孔54が設けられてい
る。第2の孔54は、これらが略楕円形若しくは陸上競
技用トラックに類する形状を有する。
【0038】第2の孔54は、第1の孔51と第1の孔
52とのほぼ中間に位置している。第1の孔51,5
2,53は、上述したように、図示の矢印C,D方向に
長い寸法となっているが、第2の孔54は、図示の矢印
C,D方向を直交する方向で長い寸法となっている。
【0039】第1の孔51乃至53の位置的関係は、以
下に述べるように、対応するボスやねじ41乃至43の
位置的関係に対応しており、それにより、スレッドシャ
ーシ21に対する組込体の角度調整を図6に示されるよ
うに、スレッドシャーシ21側には、第1の孔51乃至
53に対応する位置にボス61乃至63を有している。
本実施の形態において、これらボス61乃至63は、概
略、径の異なる2つの円筒を重ねたような形状をしてい
る。
【0040】第1の孔51乃至53に対応する位置に設
けられたボス61乃至63は、図7に示されるように、
同じ形状のものである。ここで代表例として、ボス63
によって説明すると、ボス63には、めねじ63aが切
られている。このボス63は、モータシャーシ22のボ
ス63の反対側から第1の孔53に挿入されたねじ43
と共に、スレッドシャーシ21に対する組込体の位置決
めを行い、且つ、スレッドシャーシ21に対して組込体
を固定する役割を果たす。
【0041】さらに、スレッドシャーシ21には、第2
の孔54に対応する位置に円形状の挿入孔21aが形成
されている。第2の孔54に対応する位置に形成されて
いる挿入孔21aとモータシャーシ22に形成した第2
の孔54とは、上述したようにスピンドルモータ23の
オフセンタ方向C,Dの位置ずれを補正するために、図
8(a)及び図8(b)示す偏心ドライバ81によって
調整されるオフセンタ調整機構を構成している。
【0042】ここで、偏心ドライバ81は、軸方向に長
い寸法の円柱部82と、この円柱部82の軸方向の一端
面に設けた円柱形状の偏心ピン83とを有している。偏
心ピン83の軸芯は、円柱部82の軸芯に対して位置を
ずらされて偏心している。
【0043】偏心ピン83は、図9の紙面における裏側
から孔21aへ挿入される。そして、偏心ドライバ81
は軸回り方向、即ち、図9の紙面において、時計回り及
び反時計回りに自由に回動することができる。たとえ
ば、図10に示すように、偏心ドライバ81は、時計回
りに回転させれば、モータシャーシ22矢印D方向へ稼
動させることができる。
【0044】このような構成を有するディスク装置10
においては、偏心ドライバ81によってオフセンタ方向
で調整を行うことにより、モータシャーシ22の取付面
を変更することができる。それにより、スピンドルモー
タとスレッドシャーシの位置的関係、ひいては、スピン
ドルモータにより回転駆動されるディスクとスレッドシ
ャーシ21に組み込まれた光ピックアップ27(特に、
対物レンズ26)との位置的関係を調整することができ
る。
【0045】なお、第1の孔51,52,53とボス6
1,62,63とは、隙間なく嵌合するように形成して
しまうと、偏心ドライバ81による調節によりモータシ
ャーシ22の位置ずれを補正する場合に、モータシャー
シ22やスレッドシャーシ21に不要な剪力などが加わ
ることになるため、第1の孔51,52,53の形状を
一の方向においてボス61,62,63よりも大きく
し、第1の孔51,52,53内におけるボス64の位
置的自由度を持たせている。
【0046】また、3点固定の観点から、モータシャー
シ22をスレッドシャーシ21に対して3つのねじによ
り固定することとしていたが、モータシャーシ22のス
レッドシャーシ21に対する適切な固定がなされるので
あれば、ねじの個数は、3つに限られない。ねじの個数
が変わる場合、それに対応して、ボスの個数も変わるこ
ととなるが、その場合における位置決め固定用のボスと
角度調整用のボスとの数的関係については、上記と同様
に、何らの制限もない。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、偏
心ドライバによってオフセンタ調整機構を利用してオフ
センタ方向の位置ずれ調整を行うことにより、モータシ
ャーシの取付面を変更することができ、それにより、ス
ピンドルモータとスレッドシャーシの位置的関係、ひい
ては、スピンドルモータにより回転駆動されるディスク
とスレッドシャーシに組み込まれた光ピックアップ(特
に、対物レンズ)との位置的関係を高精度に調整するこ
とができる。しかも、その構成は簡易であり、大きなス
ペースも必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるディスク装置の
概略構成を示す図であり、特に、(a)は、トレーを引
き出した状態のディスク装置の上面図を示し、(b)及
び(c)は、夫々、(a)に示されるディスク装置の左
側面図及び右側面図を示す。
【図2】図1に示されるディスク装置のうち、駆動ユニ
ットに関する部分の構成を示す上面図である。
【図3】図2に対応する下面図である。
【図4】図2に示される駆動ユニットの上面図であっ
て、上側プレートを取り外した状態を示す図である。
【図5】モータシャーシ及びスピンドルモータ等からな
る組込体の下面図である。
【図6】スレッドシャーシのうち、組込体に対応する部
分の下面図である。
【図7】位置決め固定用のボスの断面を示す断面図であ
る。
【図8】(a)は偏心ドライバの正面図、(b)は偏心
ドライバの側面図である。
【図9】偏心ドライバによって稼動する調整機構を説明
するための説明図である。
【図10】図9に示した調整機構を稼動した状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 ディスク装置 11 メインシャーシ 12 トレー 13 下側プレート 14 トレー摺動機構 15 上側プレート 16 前面ベゼル(パネル) 17 スイッチボタン 18 回路基板 19 フレキシブル基板 20 駆動ユニット 21 スレッドシャーシ 21a 挿入孔 22 モータシャーシ 24 ターンテーブル 26 対物レンズ 27 光ピックアップ 28 スレッドモータ 29 リードスクリュー 30 防振部材 41 ねじ 42 ねじ 43 ねじ 51 第1の孔 52 第1の孔 53 第1の孔 54 第2の孔 61 ボス 62 ボス 63 ボス 63a めねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレッドシャーシと、ディスクを回転駆
    動するためのターンテーブル及びスピンドルモータをモ
    ータシャーシ上に回転可能に保持してなる組立体と、前
    記スレッドシャーシの所定位置に対して該組立体を固定
    するための固定手段とを備えたディスク装置において、 前記モータシャーシのオフセンタ方向における位置ずれ
    を補正するためのオフセンタ調整機構を有し、該オフセ
    ンタ調整機構は、前記スレッドシャーシに対して前記モ
    ータシャーシを稼動させて位置ずれを調整する調整手段
    を有し、 前記固定手段は、前記組立体と前記スレッドシャーシと
    の前記オフセンタ方向を直交する方向における位置的関
    係を固定するものであることを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク装置において、
    前記調整手段は、前記モータシャーシに形成した前記オ
    フセンタ方向に長い寸法である複数の第1の孔と、前記
    オフセンタ方向を直交する方向に長い寸法である第2の
    孔と、前記スレッドシャーシに形成されかつ前記第2の
    孔に対応した位置に形成した挿入孔とを有し、 前記固定手段は、前記第1の孔に一対一に挿入されるよ
    う前記スレッドシャーシに設けた複数のボスと、前記前
    記スレッドシャーシに前記モータシャーシを一対一に固
    定するよう前記ボスのそれぞれに設けたネジとを有し、
    前記挿入孔に挿入される偏心治具の偏心ピンを回動する
    ことによって前記オフセンタ方向の調整を行うことを特
    徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスク装置において、
    前記第1の孔は、3つの孔を有しており、 前記固定手段は、前記3つの孔に対応するようにして前
    記スレッドシャーシから前記モータシャーシに向かって
    突出し且つめねじを切られてなる3つの前記ボスを備え
    ていることを特徴とするディスク装置。
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