JP2002099879A - バーコード所持体 - Google Patents

バーコード所持体

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JP2002099879A
JP2002099879A JP2000291995A JP2000291995A JP2002099879A JP 2002099879 A JP2002099879 A JP 2002099879A JP 2000291995 A JP2000291995 A JP 2000291995A JP 2000291995 A JP2000291995 A JP 2000291995A JP 2002099879 A JP2002099879 A JP 2002099879A
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barcode
code
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bar code
stealth
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JP2000291995A
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English (en)
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Yasuhiro Endo
康博 遠藤
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新たなバーコード所持体の貼り付けなどを行う
ことなくそのバーコード所持体に付されているバーコー
ド自体を必要に応じて変更できるようにし、バーコード
で表現すべき情報に変更があった場合にも、その変更に
容易に対応できるバーコード所持体を用いてバーコード
情報による管理などが手間なく、かつ経済的に行えるよ
うにする。 【解決手段】バーコード所持体1のバーコード3におい
て、通常のコード4と、サーモクロミックインキで印刷
して通常読み取り不能した固定キャラクタ50とスペー
スキャラクタ51とを並べたステルスコード5を設け、
加熱ないし冷却によるサーモクロミックインキの可逆変
色でステルスコード5を現出させて、バーコード情報を
変更可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード、ラベル、
タグそして帳票類などであって、表面に一次元バーコー
ドや二次元バーコードを有するバーコード所持体に関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から、バーコード
は主に流通業界で広く使用されていて、対象物に印刷し
て形成されたバーコードをバーコードリーダで読み取
り、その読み取り情報に基づいて物流の管理などを行う
ようにしている。このバーコードは一旦印刷されるとそ
のバーコード自体を変更することが不可能なため、バー
コードが既に印刷形成されているカードやラベルなどバ
ーコード所持体(なお、カード、ラベルに限定されるも
のではなく、バーコードが付されているもの全てを指
す)において、そのバーコードで表現すべき情報が変更
された場合には、既に付されているバーコードの上から
新たに作成した別のバーコードを記載したものを貼り付
けるか、或いはバーコード以外の方法で、修正後の情報
を記載するという方法を取らざるを得ないものである。
【0003】しかしながら、修正情報に対応させる上述
した方法では、バーコード所持体の外観を損ねることに
なり、バーコード所持体に対して修正情報を手書きなど
した場合には、そのバーコード所持体から得られる情報
の正確さが失われるようになる。特に一般消費者が対象
となる商品などにおいては美観を著しく損ねるようにな
るという問題も生じるようになる。そして、多くのバー
コード所持体それぞれに対して、修正バーコードが記載
されているものを貼り付けることは、バーコード所持体
の素材(例えば紙材)を新たに多く消費することにな
り、環境に悪影響を与えるようになる。
【0004】上記の問題を具体的な事例にて説明する
と、一般店舗で販売される商品に、価格情報をコード化
したバーコードを記載したラベルを貼り付け、そのバー
コードにて商品の価格情報を読み取り入力できるように
するシステムが現在多く存在している。一方、商品の価
格は、当該店舗の周辺の他店での価格状況や、天候の変
化による売れ筋の変化、閉店間際の生鮮物の売り切り目
的などを理由として、三割引き価格や半額といった予め
想定されている商品価格に変更する機会が多い。そのた
め、値引き情報をコード化したラベルを再作成して商品
にもう一枚貼り付けたり、既に貼られているラベルに値
引き価格を手書きで上書きすることが行われているが、
商品自体の美観を損ねるようになる。また、予め設定さ
れている価格情報に変更したにも拘わらず、訂正前のラ
ベルから価格情報を読み取ったり、手書き文字を誤読す
ることが起こり易くなる。これに加えて新たなバーコー
ドを記載したラベルを商品それぞれに貼り付けたり、商
品それぞれに新たな価格情報を記載するなどの手間がか
かり、新たなラベルにも材料コストを要するものとな
る。
【0005】そこで本発明は上記事情に鑑み、新たなバ
ーコード所持体の貼り付けなどを行うことなくそのバー
コード所持体に付されているバーコード自体を必要に応
じて変更できるようにすることを課題とし、バーコード
で表現すべき情報に変更があった場合にも、その変更に
容易に対応できるバーコード所持体を用いてバーコード
情報による管理などが手間なく、かつ経済的に行えるよ
うにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、バーコードリーダにより通常読み
取りされる固定キャラクタとスペースキャラクタとを並
べたコードを有するバーコード所持体であって、前記バ
ーコードに少なくとも、サーモクロミックインキで印刷
して通常読み取り不能した固定キャラクタとスペースキ
ャラクタとを並べたステルスコードを設け、加熱ないし
冷却による前記サーモクロミックインキの可逆変色で前
記ステルスコードを現出させて、バーコード情報を変更
可能にした構成を有することを特徴とするバーコード所
持体を提供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図中1は本発明に係る
バーコード所持体であって、該バーコード所持体1は基
材2の裏面に配した粘着剤や接着剤により他物品の表面
に貼り付けることができるようにしたラベル形態のもの
であり、基材2の表面にはバーコード3が設けられてい
る。前記バーコード3はバーコードリーダにより通常読
み取りできるコード4と外部から加熱を行わない限り、
読み取りできないようにした通常読み取り不能なステル
スコード5とを備えている。
【0008】上記コード4にあっては、暗色系にしてバ
ーコードリーダへの光の戻りをゼロ、或いは小さくした
固定キャラクタ40と、明色系にしてバーコードリーダ
への光の戻りを多くしたスペースキャラクタ41とが、
読み取りさせる情報に応じて各キャラクタ幅を設定した
状態で並べ設けられているものである。また、本実施例
では、ステルスコード5は、図1(ア)に示すように、
上記スペースキャラクタ41の位置に設けられていて、
所要温度以上に加熱することで可逆変色(発色)するサ
ーモクロミックインキを印刷して構成されているもので
あり、加熱しない通常の状態では目視することができな
いとともに、バーコードリーダによっても読み取りする
ことができないように設けられている。
【0009】このステルスコード5もコード4と同じよ
うに固定キャラクタ50とスペースキャラクタ51とか
ら構成され、読み取りさせる情報に応じて各キャラクタ
幅を設定した状態で並べ設けられているものであり、バ
ーコード所持体1全体を、或いはバーコード3の部分を
加熱することで、前記サーモクロミックインキが可逆変
色して図1(イ)に示されているようにステルスコード
5が現出する。そして、コード4のみのときに読み取ら
れているバーコード情報に対して、コード4とステルス
コード5とが組み合わされたときに読み取られるバーコ
ード情報が異なるように構成されているものである。例
えば、バーコード3が商品の価格情報を読み取りできる
ようにしているものである場合、コード4のみが読み取
られるときのバーコード3では通常の価格情報を読み取
られるようにし、そして、ステルスコード5を現出させ
てコード4とステルスコード5とを組み合わせたときの
バーコード3では半額の価格情報を読み取られるように
する。このように、加熱する前と後でバーコード情報を
変えることができ、新たなバーコードを記載したバーコ
ード所持体を商品に貼り付けたり、手書きにて変更価格
を表示するといいう手間を無くすことができるようにな
る。そして、ステルスコード5はサーモクロミックイン
キが可逆変色して現出するものであることから、自然冷
却などにて温度を下げることでステルスコード5が消え
て元のコード4のみの状態となり(図1(イ)の状態か
ら図1(ア)の状態になる)、このコード4でバーコー
ド情報を読み取りさせる商品に対してこのバーコード所
持体を再使用できるものとなる。
【0010】なお、本発明におけるサーモクロミックイ
ンキは、従来公知のもので良いが、本実施例の如く、通
常状態では透明であるが、加熱で可逆変色(発色)する
ものの他、通常状態では透明であるが、冷却により可逆
変色(発色)するものであっても良い。また、バーコー
ドの背景色に特定色を選定し、その特定色にステルスコ
ードの色を合わせるようにサーモクロミックインキを選
定することにより、該ステルスコードをステルス化させ
ても良い。
【0011】上記実施の例ではバーコード所持体をラベ
ル形態のものとして説明したが、カード、タグ、包装紙
などであってもよい。そして、基材としては、公知のも
のを用いることができる。例示すれば、ガラス繊維、ア
ルミナ繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの
無機または有機繊維からなる織布、不織布、マット、紙
あるいはこれらを組み合わせたもの、あるいはこれらに
樹脂ワニスを含浸させて成形した複合基材、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、キシ
レン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、ウレタン
樹脂などの熱硬化樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリアセタール、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリス
ルフォン、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリ
アリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ4フッ
化エチレン、シリコーン樹脂などのプラスチックが挙げ
られ、これらから一種または二種以上の組み合わせも可
能である。これらにコロナ放電処理、プラズマ処理、紫
外線照射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理
およびオゾン処理などの表面処理を施してもよい。基材
の表面を保護するために、バーコードの読み取り、およ
びバーコード情報の変更を阻害しない公知の材料によ
り、永久的あるいは一時的被覆保護を行ってもよい。
【0012】本発明には、公知のバーコードを使用する
ことができる。例示すれば、JAN−13,JAN−
8,Code128,Code39,Codebar
(NW−7),ITF14(Interleaved
2 to 5)などの一次元バーコード、Code4
9,Code16K, Codablock,PDF4
17,SuperCode,UltraCode,Ve
riCode,CPCode,DataMatrix,
Code1,MaxiCode,ArrayTag,A
ztecCode,DataMatrix ECC20
0,QRCode,MicroQRなどの二次元バーコ
ードなどが挙げられる。
【0013】実施例における上記バーコード所持体とし
ては基材の表面にバーコードを有するものを示したが、
バーコード以外の情報も変更できるリライトシステムを
併用してもよい。また、バーコード情報の変更の履歴を
保存、あるいは当該者以外の変更を防ぐセキュリティを
確保する補助手段として、接触型あるいは非接触型デー
タ送受信可能なICメディアなどを併用することも可能
である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバーコー
ド所持体は、バーコードリーダにより通常読み取りされ
る固定キャラクタとスペースキャラクタとを並べたコー
ドを有するものであって、前記バーコードに少なくと
も、サーモクロミックインキで印刷して通常読み取り不
能した固定キャラクタとスペースキャラクタとを並べた
ステルスコードを設け、加熱ないし冷却による前記サー
モクロミックインキの可逆変色で前記ステルスコードを
現出させて、バーコード情報を変更可能にした構成を有
することを特徴とするものである。これによって、バー
コード所持体が備えているバーコードから読み取られる
バーコード情報を、予め設定されている他のバーコード
情報に変更させる必要が生じた場合にも、新たなバーコ
ード所持体を用意することなく、既に使用されているバ
ーコード所持体のバーコードを加熱するという簡単な操
作で、予め設定されているもう一つのバーコード情報を
バーコードリーダで読み取りできるようになる。そし
て、予め定められたバーコード情報への変更に際して、
新たなバーコード所持体を作成する必要がないために経
済的である。また、加熱して現出させたステルスコード
を温度の低下により再び現出しない状態に戻すことがで
きるため、バーコード所持体自体は、必要に応じて二種
のバーコード情報の何れか一方を読み取らせることがで
きるものとなり、よって、バーコード所持体のバーコー
ド情報をもう一つのバーコード情報に変化させて商品管
理する場合において、使い捨てとすることなくバーコー
ド所持体の再使用が可能となる。さらに、手書きによる
変更情報の表示も不要となってバーコード情報の変更に
容易に対処できるなど、実用性に優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーコード所持体の一例を示すも
ので、(ア)はステルスコードが現出していない状態を
示す説明図、(イ)はステルスコードが現出した状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1…バーコード所持体 3…バーコード 4…コード 40…固定キャラクタ 41…スペースキャラクタ 5…ステルスコード 50…固定キャラクタ 51…スペースキャラクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコードリーダにより通常読み取りされ
    る固定キャラクタとスペースキャラクタとを並べたコー
    ドを有するバーコード所持体であって、 前記バーコードに少なくとも、サーモクロミックインキ
    で印刷して通常読み取り不能した固定キャラクタとスペ
    ースキャラクタとを並べたステルスコードを設け、加熱
    ないし冷却による前記サーモクロミックインキの可逆変
    色で前記ステルスコードを現出させて、バーコード情報
    を変更可能にした構成を有することを特徴とするバーコ
    ード所持体。
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