JP2002099850A - プリペイド入金処理システム - Google Patents

プリペイド入金処理システム

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JP2002099850A
JP2002099850A JP2000289901A JP2000289901A JP2002099850A JP 2002099850 A JP2002099850 A JP 2002099850A JP 2000289901 A JP2000289901 A JP 2000289901A JP 2000289901 A JP2000289901 A JP 2000289901A JP 2002099850 A JP2002099850 A JP 2002099850A
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bank
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deposit
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JP2000289901A
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Yasuo Muramatsu
靖夫 村松
Masato Yokoi
正人 横井
Tomomitsu Miyake
智充 三宅
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BIS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペイド料金管理システムにおいて、当
該システムの利用者が、より利便に、銀行口座を利用し
た入金又は振込をおこなえるようにする。 【解決手段】 プリペイドシステムの利用者にこれを
特定する識別番号を付与し、この識別番号に基づいてそ
の課金管理を行う課金管理コンピュータ100を備えた
プリぺイド料金管理システム10と、当該プリペイドシ
ステムに関する入金又は振込を行うための個別銀行口座
を有する銀行システム500から主としてなるプリペイ
ド入金処理システムにおいて、識別番号と銀行口座は、
一対一で関連付けられており、課金管理コンピュータ
は、当該利用者の課金管理データベース100Aを備
え、当該銀行口座に入金等された金額を、課金管理コン
ピュータの課金管理データベースに反映させる手段を備
えたシステムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明者らにより
すでに提案された再入金可能なプリペイド料金管理シス
テム(WO99/64925、PCT/JP00/01
382、特願2000−186629等)において、銀
行におけるATM(現金自動預け払い機)等からの振込
みにより上記再入金を行いうるようにしたプリペイド入
金処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らにより提案された上記プリペ
イド料金管理システムは、当該プリペイドシステムの利
用者の支払ったプリペイド金額を当該利用者を特定する
識別番号を基に作成された課金管理コンピュータのデー
タベース(以下、DBと略することがある。)により管
理するもので、利用者は、商品の購入やインターネット
上のデジタルコンテンツ等の配信等のサービスを当該識
別番号を提示して受けることができる。
【0003】これらサービス等の購入代金は、課金管理
コンピュータのデータベースに記録されているプリペイ
ドの料金から減算していき、各トランザクションごとに
残金の参照が行われ、残金の量に応じて、取り引きを行
うことができる。
【0004】このプリペイドシステムは、残金が少なく
なった場合に、再入金(リロード)が可能である点に特
色を有するが、当該入金は、基本的に専用の店舗処理端
末装置を使用して行うものであった。
【0005】すなわち、当該プリペイドシステムを扱う
店舗の担当者が、当該処理端末を使用して、例えば、1
000円、3000円、5000円等の規定された支払
い額(入金額)を処理し、当該入金情報を、上記課金管
理コンピュータに送信し、上記課金管理データベースの
ファイルを更新するものであった。課金管理データベー
スに関し、このようなファイルの更新が行われると、当
該入金の行われた範囲で、プリペイドシステムの利用者
は、再びトランザクションを行うことができるのであ
る。
【0006】このようなプリペイド料金管理システムを
備えたプリペイドシステムは、例えばテレホンカードの
ような金券的な価値を有するカードを使用するものでな
く、又、容易に再入金が可能である等のため、きわめて
実用性の高いシステムであるが、本発明は、これを更に
改良し、振込に店舗処理端末装置のような特別の装置を
使用することなく、ATM等から銀行口座を利用して上
記再入金ができるようにし、本発明の利便性を格段に向
上せしめた、入金額に関する自由度がより高いプリペイ
ドシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
したように、本発明者らがすでに提案しているプリペイ
ド料金管理システムにおいて、当該システムの利用者
が、銀行口座を利用した入金又は振込みを行えるように
することによって、利用者がより利便に、プリペイド利
用限度高を自由に反映させることができるシステムを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記の目的を達成するためになされた、以下の請求項で規
定されるものである。
【0009】〔請求項1〕にかかる発明は、プリペイド
システムの利用者に少なくとも当該利用者を特定する識
別番号(UIC1,UIC2,UIC3,・・・,UI
Cn)を付与し、当該識別番号に基づいて当該利用者に
関する課金管理を行う課金管理コンピュータを備えたプ
リぺイド料金管理システムと、当該プリペイドシステム
に関する入金又は振込を行うための個別銀行口座(D
1,D2,D3,・・・,Dn)を有する銀行システム
から主としてなるプリペイド入金処理システムであっ
て、
【0010】前記識別番号と前記銀行口座は、一対一で
関連付けられており、前記課金管理コンピュータは、当
該利用者の課金管理データベースを備え、かつ、
【0011】当該銀行口座に入金又は振込された金額
を、前記課金管理コンピュータの課金管理データベース
に反映させる手段を備えたことを特徴とするプリペイド
入金処理システム、である。
【0012】〔請求項2〕にかかる発明は、前記銀行口
座への入金又は振込を監視する監視システムを備え、当
該監視の結果に基づき前記課金管理データベースを更新
する請求項1に記載のプリペイド入金処理システム、で
ある。
【0013】〔請求項3〕にかかる発明は、前記識別番
号のそれぞれに関連付けられた個別銀行口座に入金又は
振込みされた情報を保持する入金口座データベースを備
え、前記監視システムは、当該保持された情報に基づき
当該個別銀行口座の残高の監視を行う請求項2に記載の
ペリペイド入金処理システム、である。
【0014】〔請求項4〕にかかる発明は、前記監視シ
ステムは、入金又は振込みされた銀行口座がプリペイド
システムの利用者を特定する識別番号と関連づけられた
個別銀行口座であるか否かを検出する手段を有する請求
項2又は3に記載のプリペイド入金処理システム、であ
る。
【0015】〔請求項5〕にかかる発明は、前記監視シ
ステムは、前記入金口座データベースに保持された情報
に基づいて個別銀行口座を監視し、当該入金又は振込み
された情報を認識する手段と、
【0016】前記認識された個別銀行口座に関する情報
からこれと関連付けられたプリペイドシステムの利用者
の識別番号を特定する手段と、及び
【0017】前記情報を、前記特定された識別番号に該
当する前記入金口座データベース及び前記課金管理デー
タベースに反映させる手段、とを備えたものである請求
項3又は4に記載のペリペイド入金処理システム、であ
る。
【0018】〔請求項6〕にかかる発明は、当該入金又
は振込される個別銀行口座を複数とりまとめる親銀行口
座をさらに備えた請求項1〜5のいずれかに記載のペリ
ペイド入金処理システム、である。
【0019】〔請求項7〕にかかる発明は、個別銀行口
座への入金又は振込み情報を前記親銀行口座に反映され
る手段を有し、前記監視システムは、当該親銀行口座に
反映された前記情報に基づいて、選択的に個別銀行口座
の残高の監視を行う請求項6に記載のペリペイド入金処
理システム、である。
【0020】〔請求項8〕にかかる発明は、前記監視シ
ステムは、入金又は振込みされた銀行口座がプリペイド
システムの利用者を特定する識別番号と関連づけられた
個別銀行口座であるか否かを検出する手段と、
【0021】前記個別銀行口座について、前記親銀行口
座との対応づけを行う手段と、前記個別銀行口座に入金
又は振込みされた情報を前記親銀行口座に反映させる手
段と、及び
【0022】前記親銀行口座に反映された入金又は振込
み情報を監視する手段、とを備えている請求項6又は7
に記載のプリペイド入金処理システム、である。
【0023】〔請求項9〕にかかる発明は、請求項6又
は7に記載のプリペイド入金処理システムにおいて、少
なくとも前記親銀行口座は1つ以上の銀行において設け
られているプリペイド入金処理システム、である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明で使用する用語の意義は、
以下のとおりである。
【0025】(1) 識別番号:プリペイドシステムの少
なくとも利用者を特定する番号であって、ユーザID
(又はユーザUIC( User Identification Character
))とも称されるもので「12A663D51$99」
のごとく数字や記号から構成される。「1234567
80123456」のごとく数字のみからなっていても
よい。
【0026】(2) 認識情報:銀行口座に入金又は振込
が行われたこと(事象の発生)、及び入金額又は振込金
額を示す情報データを意味する。
【0027】(3) 個別銀行口座:プリペイドシステム
において、入金又は振込が行われる銀行口座である。
【0028】(4) 親銀行口座:入金又は振込みが行わ
れる個別銀行口座を複数とりまとめるための銀行口座で
ある。その場合は、親銀行口座には枝番号口座が階層的
に従属し、入金又は振込はこの枝番号口座に行われる。
すなわち、この枝番号口座が上記個別銀行口座に該当す
ることになる。
【0029】以下、本発明の実施の形態の一例につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0030】(プリペイド課金管理システム)まず、本
発明のプリペイド入金処理システムが適用されるプリペ
イド課金管理システムについて説明する。
【0031】図1に示すように、当該プリペイド課金管
理システム10は、少なくとも課金管理データベース1
00Aを有する課金管理コンピュータ100と、プリペ
イドシステムの利用者の使用にかかる利用者端末20
0、利用者との取り引きが行われる取引先端末300、
再入金が行われる店舗処理端末等の店舗入金端末400
から主として構成される。云うまでも無いが、これら
は、インターネット等のネットワーク1000を含む電
気通信回線で接続されている。
【0032】課金管理コンピュータ100は、プリペイ
ドの利用者に少なくとも当該利用者を特定する識別番号
(UIC1,UIC2,UIC3,・・・,UICn)
を付与し、当該UICに基づき当該利用者に関する課金
管理を行う。すなわち、その課金管理データベース10
0Aには、図12に示すようなUIC毎に作成される課
金管理ファイルが格納されており、上記したように取り
引きの結果は、この課金管理ファイルに反映され、プリ
ペイドされた金額は、取り引きが行われるごとに減算さ
れていく。
【0033】図12は、ユーザーID(UIC)「12
A674C89#57」に対応する課金管理ファイルの
例であって、登録時( No.1 )において5000円の
入金があり、例えば、残り金額は5000円として表示
されている。ここで、利用者がその利用者端末200か
ら取引先端末300、例えばインターネットのサービス
プロバイダM、N、S、・・・にアクセスし、UICを
提示してコンテンツの提供を受けた場合、これに応じた
課金料金が減算されていく状態が示されている。その結
果、当該UICのプリペイド残金は、ある時点(No.
7)で、3030円分あることが示されている。
【0034】なお、No.8は、後記するようにその後
再び5000円の再入金があった場合のファイルの残り
金額の処理を示す。
【0035】当該課金管理ファイルにおけるプリペイド
の再入金は、通常、店舗処理端末400aにより行わ
れ、入金の結果は、同様に課金管理ファイルに反映され
るのである。また、店舗担当者により操作される店舗処
理端末の代わりに、当該店舗に備えられ、プリペイドの
利用者が直接操作するATM400bやMMT(所謂マ
ルチメディア端末)400cであってもよい。
【0036】(銀行システム)本発明における銀行シス
テム500は、上記プリペイド料金管理システム10に
おいて、特殊な入金端末である店舗処理端末400a等
に代わる入金処理システムを構成するもので、銀行口座
データベース500Aを備え、このデータベースには、
当該プリペイドシステムに関する入金又は振込が行われ
るための個別銀行口座(D1,D2,D3,・・・,D
n)のファイルが格納されている。
【0037】上記のシステムにおいて、本発明のプリペ
イド入金処理システムは、前記識別番号と前記個別銀行
口座は、一対一で関連付けられていることを特徴とす
る。すなわち、識別番号(ID番号)(UIC1,UI
C2,UIC3,・・・,UICn)と個別銀行口座
(D1,D2,D3,・・・,Dn)のデータ列におい
て、例えば、UIC1とD1が関係付けられ(UIC1
←→DI)、同様にUIC2とD2(UIC2←→D
2)、UIC3とD3(UIC3←→D3)、・・・、
が関係付けられる。すなわち、識別番号と個別銀行口座
は、簡単なリレーショナル・データモデルとして図2
(a)に示される2次元の表形式(対応テーブル)で表
現される。なお、図2(b)は課金管理ファイル、図2
(c)は、入金口座データベースの入金口座ファイル、
図2(d)は、当該銀行口座ファイル(又はそれぞれそ
の一部)を示す。
【0038】本発明においては、課金管理コンピュータ
100は、当該利用者の課金管理データベース100A
を備え、当該データベースは、上記したように、利用者
のID番号(U1C1,U1C2,・・・)に基づく課
金管理ファイル(図2(b))が作られており、また、
個別銀行口座のファイル(図2(d))は、口座番号D
1,D2,・・・に基づいて作成されているので、ある
口座番号(例えばD1)に入金又は振込があった場合、
対応テーブル(図2(a))によれば、D1はUIC1
と関係付けられているので、D1の入金情報の結果を、
図2(b)の課金管理ファイルに反映させ、プリペイド
金額の残金のデータを更新することができる。
【0039】すなわち本発明は、このような銀行システ
ム500の口座に入金された結果を、課金管理コンピュ
ータ100の課金管理データベース100Aのファイル
に反映させる手段を備えていることを特徴とするもので
あり、これが本発明におけるベースとなる基本的なアイ
デアである。
【0040】(監視システム)本発明においては、前記
銀行口座への入金又は振込を監視する監視システム60
0を備え、当該監視の結果に基づき前記課金管理データ
ベース、より具体的にはデータベース中に格納されてい
る課金管理ファイルを更新する。
【0041】監視システムの基本になるデータは、課金
管理コンピュータ100に備えられている入金口座デー
タベース100Bであり、当該DBは、図2(c)のご
とき、ID番号ごとに、口座残高を記録する入金口座フ
ァイルを保持している。
【0042】監視システムは、一種の検索エンジン又は
検索エージェントであって、適当なサイクルPに従って
起動し、作動する。
【0043】ある監視サイクルP(n)において監視シ
ステムが起動すると、上記入金口座データベース100
B中の入金口座ファイルに保持されているデータを読み
出す。これが当該監視サイクルの基礎となるデータとな
る。
【0044】次に監視システム600は、銀行システム
500にアクセスし、プリペイドシステムに関する入金
又は振込が行われる個別銀行口座を調べる。当該銀行口
座のファイルは、基本的には、図2(d)に示すよう
に、口座番号(Dn)と現在の口座残高が記録されてい
るものである。
【0045】入金口座データベースのファイル(図2
(c))は、前回の監視サイクルP(n−1)における
監視の結果に基づいて更新されたデータである。又銀行
口座ファイル(図2(d))は、現在の口座残高を表し
ている。もし、前回の監視サイクルP(n−1)と今回
の監視サイクルP(n)の間になんの入金も行われない
場合は、両者(UICn←→Dnの対応を行った場合)
の口座残高は、完全に一致する筈である。例えば、図2
(c)と図2(d)において、UIC1(→D1)の口
座残高はいずれも5,000円であるから、監視サイク
ルP(n−1)〜P(n)の間には、全く入金や振込は
行われていないことがわかる。
【0046】ところが、今回UIC2(→D2)につい
ては、口座残高は、前回が2,000円であったもの
が、10,000円になっていることが検出されたとす
ると、監視サイクルP(n−1)〜P(n)間におい
て、その差額8,000円の入金が行われたことが見出
される。
【0047】同様にして、UIC3(→D3)について
は、監視サイクルP(n−1)〜P(n)間に振込は行
われていないことがわかる。
【0048】以上の手順をUIC1(→D1)からUI
Cn(→Dn)まで行い、監視サイクルP(n)におけ
る入金又は振込された情報の認識が行われる。
【0049】監視システムは、以上の認識情報の結果に
基づき、入金口座データベース100Bのファイルを更
新する。上記例で言えば、当該ファイルのUIC2の口
座残高を2,000→10,000円と書き換えるので
ある。
【0050】以上で監視サイクルP(n)が終了する
が、この更新された入金口座データベースのファイルの
結果が次の監視サイクルP(n+1)の基礎データとな
るのである。
【0051】後記するように、さらにこの監視サイクル
P(n)の結果に基づき、課金管理データベース100
Aのファイルを更新する。課金管理データベース100
Aは、入金口座データベース100Bと異なり、例えば
図12に示されているように、入金処理(加算処理)ば
かりでなく、本プリペイドシステムの利用者がプリペイ
ドを利用する取り引きの結果、購入した商品や配信され
たデジタルコンテンツの支払い(課金)による減算処理
も行われ、入金/課金の両方の処理が行われた結果、現
在の残金が記録されている点で、入金情報のみを記録す
る入金口座データベースのファイル100Bとは異なる
のである。
【0052】なお、念のため、前記監視システムは、入
金又は振込みされた銀行口座がプリペイドシステムの利
用者を特定する識別番号と関連づけられた個別銀行口座
であるか否かを検出する手段を有することが好ましい。
【0053】また、当該監視システムは、基本的にID
番号に対する口座残高を示す入金口座データベース10
0Bの入金口座ファイル(図2(c))の口座番号と、
口座残高を示す銀行口座DB500Aの銀行口座ファイ
ル(図2(d))とを関係付けるものであるから、基本
的には、認識された情報と関連付けられたプリペイドシ
ステムの利用者を特定する識別番号を特定する手段が必
要である。この手段は、例えば図2(a)のID番号
(UICn)と口座番号(Dn)との対応テーブルであ
る。
【0054】以下、本発明のシステムにおける動作をよ
り具体的に、(a)入金口座データベースの作成処理
(銀行口座割当処理)、(b)入金又は振込情報の認識
処理(監視処理 (1) )及び(c)認識情報による課金
管理データベース更新(監視処理 (2) )の処理工程に
わけて、図3〜図6を参照しながら説明する。
【0055】(a)入金口座データベースの作成処理
(銀行口座割当処理) 入金口座データベース100Bについては、すでに述べ
たとおりであるが、本システムにおいては、まずその作
成の基礎となる入金準備口座データベース100Cを備
えることが好ましい。入金準備口座データベース100
Cのファイルは、図3(a)に例示して示すように、本
システムで入金に利用する銀行の特定の支店に、割り当
てる予定の識別番号の数に対応する複数の銀行口座(こ
れを入金準備口座と称する。)を設定し、これを記録し
たファイルである。すなわち、例えば、A銀行(銀行コ
ード123)の支店a(支店コード0110)には、口
座番号D1(10001)を割当てる。また支店b(支
店コード0111)には、口座番号D2(1000
2),D3(10003),・・・,D100(101
00)を割当てるようにし、当該支店に入金又は振込を
利用するプリペイドシステムの利用者に割り当てる予定
の識別番号の数に合わせて、複数の準備口座(口座番号
D1〜D100(10001〜10100)を設定し、
これを図3(a)のファイルとしてデータベース100
Cに登録する。当然のことながら、この入金準備口座に
おいては、対応する入金主(識別番号)は、確定的には
割り当てられていない。
【0056】また、図3において、(a)は入金準備口
座DB、(b)は入金口座DB、(c)は識別番号テー
ブル、(d)は銀行コードテーブル及び(e)は認識D
Bをそれぞれ示す。
【0057】後述するように、図3(a)の入金準備口
座DBにおいて、銀行コード(123)、支店コード
(0110)、口座番号(10001)に対し、枝番号
(2000001〜2099999)を設け、当該枝番
号のそれぞれが、識別番号と対応(2000001→U
IC1,2000002→UIC2,2000003→
UIC3,・・・)させるようにしてもよい。
【0058】さて、識別番号(UIC)の付与を受けた
プリペイドシステムの利用者が、当該銀行システムを利
用して入金や振込処理を行うには、当該UICに対する
銀行口座の割当てを受ける必要がある。
【0059】この口座の割当てを受けるには、図1に示
すように、当該利用者は、その利用者の使用にかかる端
末200(パーソナルコンピュータ(以下パソコン又は
PCと称する。)端末200a、携帯電話端末200
b、携帯情報端末(所謂簡易端末)200c等何れであ
っても構わない。)から、課金管理コンピュータ100
にアクセスし、その識別番号(UIC)を提示(入力)
して、入金用口座の割当を要求する。要求を受けたコン
ピュータ100は、前記入金準備口座データベース10
0Cに準備されている口座のうちから、利用者の要求項
目を満足する銀行口座を選択してこれを当該UICに割
当てる。例えばUIC1に対して、口座番号D1を割当
て、この結果を利用者端末に通知する。割当てられた結
果は、例えば当該端末、例えばPCの表示装置に表示さ
れるようにすることが好ましい。なお、識別番号UIC
についての口座番号Dの割当は、図3(c)の識別番号
テーブルに示すように、あらかじめ定められていてもよ
い。
【0060】以上の手続きは、所謂オンライン・アサイ
ンメントに類似しているが、通常のオンライン・アサイ
ンメントでは、申込み者が引き去り用のため自己の銀行
口座番号を入力するが、上記はこれとは全く異なる手続
きであることが理解される。
【0061】かくして、例えば、識別番号UIC(12
A674C89#57)に対し、銀行A(コード12
3)の支店a(コード0110)の準備口座D1(10
001)を割り当てたとすると、課金管理コンピュータ
100は、この結果を入金口座データベース100Bに
登録する。すなわち、図3(b)の入金口座データベー
スのファイルの第1行に示されているように、少なくと
も銀行コード、支店コード、口座番号、識別番号等を登
録するのである。かくして、UICに対する口座番号が
割り当てられ、入金口座データベース100Bへの登録
が完了した入金準備口座の番号は、入金準備口座データ
ベース100Cから削除される。
【0062】UICに対して口座番号Dの割当通知を受
けたプリペイドシステムの利用者は、例えば上記事例に
おいて割当てられたA銀行(コード123)のa支店
(コード0110)の口座番号D1(番号10001)
の口座に、銀行システム500に付属する入金/振込端
末550(例えばATM端末又はこれと提携している金
融機関のATM等)から入金や振込を行う。
【0063】なお、この入金や振込は、ATM端末から
ばかりでなく、所謂パソコン端末等を利用するのエレク
トロニック・バンキング(EB)、テレフォン・バンキ
ング(TB)等により振込であってもよいし、場合によ
っては勿論金融機関の窓口で入金や振込を行っても構わ
ない。
【0064】本発明のシステムにおいて、上記のごとき
入金用銀行口座が割当てられる処理、及びこれを利用し
て入金や振込が行われた場合のプリペイド入金処理をフ
ローチャート図4〜6を参照しながら具体的に説明す
る。
【0065】図4の銀行口座割当処理のフローチャート
において、識別番号を提示して入金用銀行口座の割当が
請求されると(S301)、まず、指定された識別番号
(例えば、UIC1)は、銀行割当の識別番号であるか
を、識別番号テーブルを検索して調べる(S302)。
【0066】ここで識別番号テーブルとは、例えば図3
(c)に示されているようなテーブルであって、識別番
号(UIC1)と、それを割当てるべき銀行コード
(A)、支店コード(a)との対照テーブルである。
【0067】さて、テーブル検索の結果、銀行割当の識
別番号でない場合(S302でNoの場合)は、銀行口
座割当処理は、拒否される(S305)。
【0068】銀行割当の識別番号である場合(S302
でYes)は、図3(c)のテーブルに示されている銀
行コードを参照し(S310)、銀行コードが指定され
ている場合(例えばA=123)(S310Yes)
は、それを割当銀行コードとして銀行割当情報の所定の
個所へ付加する(S320)。(すなわち、作業用ファ
イルの所定の箇所に当該情報を記録する。(以下、同
じ。))さらに、図3(c)のテーブルに示されている
支店コードを参照し、それを割当支店コード(例えばa
=0110)として銀行割当情報の所定の個所へ付加す
る(S335)。
【0069】一方、銀行コードが指定されていない場合
(S310No)は、プリペイドシステムの利用者が自
分で銀行を指定する。例えば図3(d)に示す銀行コー
ドテーブルを利用して銀行を指定し、その銀行コードを
割当銀行コードとし、優先支店コードを割当支店コード
とし、銀行割当情報の所定の個所へ付加する(S31
5)。その指定にあたっては、利用者端末等の所定の表
示画面に、図3(d)のごときテーブルをダイアログボ
ックス等の形式で表示させ、利用者に選択させることが
好ましい。
【0070】上述までに銀行割当情報に付加された割当
銀行コード(例えばA=123)と割当支店コード(例
えばa=0110)を用いて、図3(a)の入金準備口
座データベースから当該銀行、当該支店の口座番号(例
えばD1=10001)を割当て、それを口座番号とし
て銀行割当情報の所定の個所へ付加する(S340)。
残高を0として銀行割当情報の所定の個所へ付加すると
ともに(S342)、最終的には、斯くして付加された
銀行割当情報は、図3(b)に示す、入金口座データベ
ースとして登録される(S350)。
【0071】なお、上記ステップ(S340)で割当て
られた口座番号のデータは、図3(a)の入金準備口座
DBから削除される(S345)。
【0072】以上で、(a)入金口座データベースの作
成処理(銀行口座割当処理)が終了する。
【0073】(b)入金又は振込情報の認識処理(監視
処理(1)) 図5は、入金又は振込情報の認識処理を示すフローチャ
ートである。
【0074】まず、ある監視サイクルP(n)において
監視システムが起動すると、入金口座データベース10
0Bから入金又は振込を監視する口座番号等が読みださ
れる(Sb305)。
【0075】当該読みだされた銀行コード、支店コー
ド、口座番号を用いて監視システム600は、銀行シス
テム500の当該銀行口座Dにアクセスし、対応する銀
行口座の残高を調べる(Sb310)。かかるアクセス
の最も簡単な手段は、エレクトリックバンキング(E
B)により、それぞれの口座の残金を参照し残高を調べ
るものである。又は、銀行システム500と、プリペイ
ド課金管理システム10の課金管理コンピュータ100
を通信回線で接続し、監視システム600は、当該回線
を通じて当該銀行口座500Aにアクセスして残高を確
認することもできる。なお、当該監視システムは、銀行
システム中に設けられていてもよいし、またプリペイド
課金管理システムの一部として設けられていてもよい。
さらには、両システムの外部に設けられていて必要に応
じて当該システムにアクセスするようにしてもよい。
【0076】かくして入金口座データベース100Bか
ら読み込まれた残高(これは、すでに述べたように前回
の監視サイクルP(n−1)における値である。)を、
前記EB等により確認された口座の残高(これは今回に
監視サイクルP(n)における値である。)とが比較さ
れる(Sb315)。
【0077】この比較の結果、残高が同一の場合(Sb
315でYes)、前回の監視サイクルP(n−1)と
今回の監視サイクルP(n)との間に入金又は振込は発
生していないので、終了確認が行われる(Sb33
5)。
【0078】一方、残高が同一でない場合(Sb315
でNo)、前回のサイクルP(n−1)と今回のサイク
ルP(n)との間に入金又は振込は発生していることが
確認される。
【0079】その場合は、今回確認された口座の残高か
ら前記入金口座から読み込まれた残高を差引き、この変
化分を入金又は振込金額として算出する(Sb32
0)。
【0080】また、入金口座データベースの残高を、確
認された銀行口座の残高の値として更新し、入金口座デ
ータベースへ記録し反映させる(Sb325)。この値
は、次の監視サイクルP(n+1)を行う際のベースと
なる。
【0081】後記する(c)入金又は振込情報の認識処
理(監視処理(2))において、この入金又は振込の情
報は、本システムにおける管理の基本となる課金管理デ
ータベース100Aに直接入力されることが基本である
が、マルチタスク処理を行うため、読みの速度の遅いハ
ードディスクに設けられる課金管理データベース100
Aの代わりに、一旦当該入金情報等は、RAM等に設け
られる認識データベース100Dに保持させることも好
ましい態様である。図3(e)は、認識データベース
(又はファイル)の例である。
【0082】上記処理を、入金又は振込を監視する口座
番号等の入金口座データベースからの読込が一巡するま
で行う。すなわち、読込が一巡したか否かを判断し(S
b335)、一巡していない場合(Sb335でNo)
は、監視処理を行う口座番号を次のものとして(Sb3
40)ループlを繰り返し、監視処理を継続する。一巡
したことが確認された場合(Sb335でYes)、図
5の入金又は振込情報の認識処理は終了する。
【0083】(c)入金又は振込情報の更新処理(監視
処理(2)) 図6は、入金又は振込情報の更新処理を示すフローチャ
ートである。
【0084】これは、課金管理データベース100Aの
データのうち少なくとも前記監視処理(1)の結果、入
金又は振込情報があったものについてデータを更新する
ものである。
【0085】前記入金又は振込情報は、好ましくは、上
記した認識データベース100Dに一旦保持されている
ので、まず、当該認識データベースから、少なくとも入
金又は振込がされたものとして認識・記録された識別番
号と入金額を読みだす(Sc305)。
【0086】課金管理コンピュータ100は、課金管理
データベース100Aを検索し、当該識別番号に対応す
る例えば課金料金管理ファイル(図2(b)又は図1
2)を開いて、当該ファイルに入金額を入力し、課金管
理データベースを更新する(Sc310)。
【0087】監視処理(1)の場合と同様にして、入金
又は振込が一巡したかを都度判断し(Sc315)、一
巡していない場合は(Sc315でNo)、識別番号を
次の番号として(Sc320)、ループlを繰り返し、
一巡した場合(Sc315でYes)、図6の入金又は
振込情報の更新処理(監視処理(2))は終了する。
【0088】図12の課金管理ファイルの例において
は、銀行口座D2への5000円の入金情報が、No.
8において、5000円の入金として記録され、No.
7における残金の3030円と合計され、ファイルの残
り金額が8030円となったことを示している。
【0089】(親銀行口座を使用する場合)上記した基
本となるシステム(以下、「基本システム」と称する場
合がある。)は、利用者を特定する識別番号(UIC
1,UIC2,・・・・)と個別銀行口座(D1,D
2,・・・)が一対一で関係づけられており、入金や振
込はこの個別銀行口座に行われるものである。
【0090】これに対し、本発明の他の実施の形態は、
複数の当該個別銀行口座をとりまとめる親銀行口座をさ
らに備えるシステムである。
【0091】基本システムにおいては、監視システム6
00(監視手段又は監視エージェント)は、一つの監視
サイクルP(n)では、D1→D2→D3→・・・のご
とく、すべての個別銀行口座の内容を順次チェックし、
この結果を前回の監視サイクルにおける入金口座データ
ベース100Bの内容と比較していく。この方法におい
ては、通常は、口座の大部分、又はかなりの部分におい
て入金等がないにもかかわらず、その監視サイクルごと
に、すべての口座の内容を調べることになる。
【0092】親銀行口座を備えるシステムは、この点を
改良するもので、個別銀行口座をとりまとめる親銀行口
座を備え、当該個別銀行口座への入金等の情報を当該親
銀行口座に反映させる手段を有し、当該反映させた入金
等の情報を監視手段が監視するものである。これによ
り、入金等のあった口座のみを監視することができ、入
金等が行われていない口座の監視は、スキップすること
ができる。又は、親銀行口座に当該個別銀行口座への入
金等の情報を問い合わせることにより、従属する全ての
個別銀行口座に関する一連の結果をリストとして得るこ
ともでき、またこのリストの結果に基づき上記処理を行
うことも可能である。
【0093】以下、親銀行口座を使用する場合のシステ
ム(以下、「親銀行システム」と称する。)を、添付図
面を参照しながら説明する。
【0094】図3(a)は、入金準備口座データベース
100Cの一例を示すが、上記したように、例えばA銀
行(銀行コード123)の支店a(支店コード011
0)には、口座番号D1が割り当てられている。基本シ
ステムにおいては、この口座番号D1に入金等が行われ
ていたが、親銀行システムにおいては、親銀行口座に、
枝番号口座D1’(2000001)、D2’(200
0002)、・・・、Dn’(2099999)を設
け、口座番号D1を親銀行口座とし、当該枝番号口座D
1’〜Dn’を個別銀行口座として、階層構造を形成さ
せるように、親銀行口座に従属させるのである。このよ
うに、枝番号口座について親銀行口座との対応づけが行
われている。
【0095】図7(I)は、この階層構造を示すもの
で、親番号口座PT(D1)(10001)に枝番号口
座D1’(2000001)、D2’(200000
2)、D3’(2000003)、・・・・、Dn’
(2099999)が、従属している状態を示してい
る。この場合、各枝番号口座が各識別番号に対応する。
すなわち、D1’→UIC1、D2’→UIC2、D
3’→UIC3、・・・、Dn’→UICnと対応す
る。入金等は、この枝番号口座を個別銀行口座として行
われる。
【0096】この親銀行システムにおいては、個別銀行
口座(枝番号口座)への入金等の情報を親銀行口座に反
映される手段を有する。
【0097】図11は、親銀行口座PTと枝番号口座D
1’、D2’、D3’、・・・の積層構造を示すが、個
別銀行口座(枝番号口座)への入金等の情報を親銀行口
座に反映される手段として、例えば親銀行口座PTに
は、フラッグエージェントFAが付属させている場合を
示している。フラグエージェントFAは、一種の検索ロ
ボットであって、常に枝番号口座D1’、D2’、D
3’、・・・を監視し、そのうち入金等があった枝番号
口座にフラッグをたてて保持し、この情報を親銀行口座
に反映させるものである。
【0098】かかる場合において、上記した監視システ
ム(監視手段又は監視エージェント)は、ある監視サイ
クルP(n)において、親銀行口座のうち、フラッグの
立っている枝番号口座(例えば図11ではD2’)のみ
に着目し、この口座残高についてすでに述べた処理を行
えばよい。親銀行口座に入金等のフラッグが全く立って
いなければ、D1’→D2’→D3’→・・・の一連の
処理を行うことなく当該監視サイクルP(n)の結果を
入金口座データベース100Bに入力することができ
る。なお、念のため、この場合も、前記監視システム
は、入金又は振込みされた銀行口座がプリペイドシステ
ムの利用者を特定する識別番号と関連づけられた個別銀
行口座であるか否かを検出する手段を有することが好ま
しい。
【0099】このように個別銀行口座を複数とりまとめ
る親銀行口座PTを設ける場合の処理も基本的にはすで
に述べたものと同様であるが、この場合についても念の
ためフローチャート図8〜10に従い簡単に説明する。
【0100】(a’)入金口座データベースの作成処理
(銀行口座割当処理) 図8の銀行口座割当処理のフローチャートおいて、識別
番号を提示して入金用銀行口座の割当が請求されると
(S601)、まず、指定された識別番号(例えば、U
IC1)は、銀行割当の識別番号であるかを、識別番号
テーブルを検索して調べる(S602)。
【0101】さて、テーブル検索の結果、銀行割当の識
別番号でない場合(S602でNoの場合)は、銀行口
座割当処理は、拒否される(S605)。銀行割当の識
別番号である場合(S610でYes)は、図3(c)
のテーブルに示されている銀行コードを参照し(S61
0)、銀行コードが指定されている場合(例えばA=1
23)(S620Yes)は、それを割当銀行コードと
して銀行割当情報の所定の個所へ付加する(S62
0)。(すなわち、すでに述べたように、作業用ファイ
ルの所定の箇所に当該情報を記録することである。)さ
らに、図3(c)のテーブルに示されている支店コード
を参照し、それを割当支店コード(例えばa=011
0)として銀行割当情報の所定の個所へ付加する(S6
35)。
【0102】一方、銀行コードが指定されていない場合
(S610No)は、プリペイドシステムの利用者が自
分で銀行を指定する。例えば図3(d)に示す銀行コー
ドテーブルを利用して銀行を指定し、その銀行コードを
割当銀行コードとし、優先支店コードを割当支店コード
とし、銀行割当情報の所定の個所へ付加する(S61
5)。この場合、すでに述べた場合と同様に、利用者端
末等の所定の表示画面に、図3(d)のごときテーブル
をダイアログボックス等の形式で表示させ、利用者に選
択させるようにすることが好ましい。
【0103】上述までに銀行割当情報に付加された割当
銀行コード(例えばA=123)と割当支店コード(例
えばa=0110)を用いて、図3(a)の入金準備口
座データベースから当該銀行、当該支店の枝番号口座番
号(例えばD1’=2000001)を割当て、それを
口座番号として銀行割当情報の所定の個所へ付加する
(S640)。残高を0として銀行割当情報の所定の個
所へ付加するとともに、最終的には、斯くして付加され
た銀行割当情報は、図3(b)に示す、入金口座データ
ベースとして登録される(S650)。
【0104】なお、基本システムの場合と同様に、上記
ステップ(S640)で割当てられた枝番号口座番号の
データは、図3(a)の入金準備口座DBから削除され
る(S645)。
【0105】以上で、(a)入金口座データベースの作
成処理(銀行口座割当処理)が終了する。
【0106】(b’)入金又は振込情報の認識処理(監
視処理(1’)) 図9は、入金又は振込情報の認識処理を示すフローチャ
ートである。
【0107】まず、ある監視サイクルP(n)において
監視システムが起動すると、入金口座データベースから
入金又は振込を監視する口座番号等が読みだされる(S
b605)。
【0108】当該読みだされた銀行コード、支店コー
ド、口座番号を用いて監視システムは銀行システム50
0の当該親銀行口座PTにアクセスし、対応する銀行口
座の残高を調べる(Sb610)。アクセスの最も簡単
な手段は、すでに述べたごとくエレクトリックバンキン
グ(EB)により、それぞれの口座の残金を参照し残高
を調べるものである。通常親銀行口座にアクセスするこ
とにより、当該親銀行口座に階層的に従属している個別
銀行口座(D1’、D2’、D3’、・・・・)のすべ
ての情報が一挙に得られるという利点がある。
【0109】又は、銀行システム500とプリペイドシ
ステム10の課金管理コンピュータ100を通信回線で
接続し、監視システム600は、当該回線を通じて当該
親銀行口座PTにアクセスしてもよい。かくして、従属
する個別銀行口座の残高の情報が一挙に得られることは
同じである。
【0110】具体的な動作としては、上記図11に示し
たように、にある枝番号口座(例えばD2’)に入金等
が行われていた場合は、そのフラッグエージェントFA
は、当該入金が行われた枝番号口座の番号にフラッグを
立てて、これを親銀行口座PTに反映させる。
【0111】監視システムは、フラッグが立っている
(振込情報等の認識情報がある)場合(Sb615)、
前回のサイクルP(n−1)と今回のサイクルP(n)
との間に入金又は振込は発生しているので、当該フラッ
グの立っている枝番号口座(D2’)にアクセスして残
金を確認する(Sb616)。すなわち、かくして入金
口座データベースから読み込まれた残高(これは、すで
に述べたように前回の監視サイクルP(n−1)におけ
る値である。)を、前記EB等により確認された口座の
残高(これは今回に監視サイクルP(n)における値で
ある。)とが比較され、今回確認された口座の残高から
前記入金口座から読み込まれた残高を差引き、この変化
分を入金又は振込金額として算出するのである(Sb6
16)。
【0112】一方、フラッグが立っていない場合は、枝
番号口座には、前回の監視サイクルP(n−1)と今回
の監視サイクルP(n)との間に入金等は発生していな
いので、終了確認が行われる(Sb635)。
【0113】さらにまた、入金口座データベースの残高
を、今回確認された銀行口座の残高の値として更新し、
入金口座データベースへ記録する(Sb616)。この
値は、次の監視サイクルP(n+1)を行う際のベース
となる。
【0114】すでに(b)で述べたのと同様、この入金
又は振込の情報は、本システムにおける管理の基本とな
る課金管理データベース100Aに直接入力されること
が基本であるが、マルチタスク処理を行うため、一旦当
該入金情報等は、RAM等に設けられる認識データベー
スに保持させることも好ましい態様として行われる。
【0115】上記処理を、入金又は振込を監視する口座
番号等の入金口座データベースからの読込が一巡するま
で行う。すなわち、読込(例えばフラッグが立っている
枝番号口座の読込)が一巡したか否かを判断し(Sb6
35)、一巡していない場合(Sb635でNo)は、
監視処理を行う口座番号を次のもの(すなわち、フラッ
グが立っている口座番号)として(Sb640)、ルー
プlに従って監視処理を継続する。一巡したことが確認
された場合(Sb635でYes)、図9の入金又は振
込情報の認識処理は、終了する。
【0116】(c’)入金又は振込情報の更新処理(監
視処理(2’)) 図10は、入金等の情報の更新処理を示すフローチャー
トである。
【0117】課金管理データベース100Aのデータの
うち少なくとも前記監視処理(1’)の結果、入金又は
振込情報があったものについてそのデータを更新するも
のである。
【0118】前記入金又は振込情報は、好ましくは、上
記した認識データベース100Dに一旦保持されている
ので、まず、当該認識データベースから、少なくとも入
金又は振込がされたものとして認識・記録された識別番
号と入金額を読みだす(Sc605)。
【0119】課金管理コンピュータ100は、課金管理
データベース100Aを検索し、当該識別番号に対応す
る、例えば課金料金管理ファイル(図2(b)又は図1
2)を開いて、当該ファイルに入金額を入力し、課金管
理データベースを更新する(Sc610)。
【0120】監視処理(1’)の場合と同様にして、入
金又は振込が一巡したかを都度判断し(Sc615)、
一巡していない場合は(Sc615でNo)、識別番号
を次の番号として(Sc620)、ループlを繰り返
し、一巡した場合(Sc615でYes)、図10の入
金又は振込情報の更新処理(監視処理(2’))は終了
する。
【0121】本発明のシステムにおいては、以上の場合
において、(I)枝番号銀行口座をとりまとめる親銀行
口座(この場合は、枝銀行口座が個別銀行口座とな
る。)と(II) 親銀行口座に属しない個別銀行口座が混
在していてもよい。
【0122】図7は、この状態を示すものでA銀行のa
支店については、前者(I)であり、A銀行のb支店に
ついては、後者(II)であり、この二つの銀行口座
(I)、(II)が混在して運用されている状態を示す。
【0123】なお、個別銀行口座としての枝番号銀行口
座へ入金又は振込されたそれぞれの資金は、最終的にと
りまとめ口座としての親銀行口座へ移動され、資金の集
約が行われなければならないが、枝番号口座から親銀行
口座への資金の移動は、例えばキャッシュ・トランスフ
ァー・サービスとして知られている口座間の処理で行う
ことができる。かかる資金の移動の処理と入金又は、振
込情報の処理は同時に行うこともできるし別々に行うこ
とも可能である。
【0124】また、親銀行口座は1つ以上の銀行や支店
において設けられていてもよく、さらに親銀行口座とこ
れに積層構造で従属する枝番号口座は、必ずしも同一銀
行の同一支店に設ける必要はなく、例えば同一銀行の別
々の支店、更には、別々の銀行、別々の支店に設けても
よい。
【0125】なお、枝番号口座に該当する情報を振込み
人名とし、例えば振込み人名として各自のUICを入力
する等して、個別銀行口座に振込むことも可能である。
【0126】
【発明の効果】本発明においては、プリペイドシステム
の利用者を特定する識別番号と当該プリペイドシステム
に関する入金又は振込が行われる個別銀行口座は、一対
一で関連付けられているので、入金等が行われた銀行の
口座番号により、当該プリペイドシステムの利用者を特
定する識別番号を一義的に特定をすることができ、プリ
ペイドシステムの利用者になんらの負担を課することな
く、確実かつ容易に当該入金のあった識別番号を特定す
ることができる。その結果、当該入金等の情報は、ただ
ちに課金管理コンピュータの課金管理ファイルに反映さ
せることができ、本発明のプリペイドシステムの利用者
は、当該入金額に対応するサービスの提供を受けること
が可能となる。
【0127】このように、本発明における当該銀行口座
によるプリペイド料金の入金又は振込は、特別の店舗処
理端末装置を使用することなく行われ、しかも入金の額
に対する制限が少ないので、本発明者らが提案している
当該プリペイドシステムの利用者にとってより好適なシ
ステムが提供される。
【0128】また、入金又は振込の情報も、当該入金等
が行われるべき受取人に対応して一元的に管理すること
ができ、さらに、個別銀行口座をとりまとめる親銀行口
座を使用した場合は、入金又は振込がされた資金を、当
該口座によりまとめて管理することができるので資金管
理上の利益も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリペイド入金処理システムを示すブ
ロック図である。
【図2】対応テーブル、課金管理ファイル、入金口座フ
ァイル及び銀行口座ファイルを示す説明図である。
【図3】入金準備口座DB、入金口座DB、識別番号テ
ーブル、銀行コードテーブル及び認識DBを示す説明図
である。
【図4】銀行口座割当処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】入金又は振込情報の認識処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】入金又は振込情報の更新処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】親銀行口座と枝番号口座の関係等を示すブロッ
ク図である。
【図8】銀行口座割当処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】入金又は振込情報の認識処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】入金又は振込情報の更新処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】入金又は振込があった枝番号口座の情報が親
銀行口座に反映される状態を示すブロック図である。
【図12】課金管理ファイルを示す図である。
【符号の説明】
10 プリペイド課金管理システム 100 課金管理コンピュータ 100A 課金管理DB 100B 入金口座DB 100C 入金準備口座DB 100D 認識DB 200 利用者端末 200a PC端末 200b 携帯電話端末 200c 携帯情報端末等の簡易端末 300 取引先端末 400 店舗入金端末 400a 店舗処理端末 400b ATM端末 400c MMT端末 500 銀行システム 500A 銀行口座DB 550 銀行入金/振込端末 600 監視システム 1000 ネットワーク D 銀行口座 FA フラグエージェント PT 親銀行口座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 智充 千葉県千葉市美浜区中瀬2−6WBGマリ ブイースト 株式会社ビー・アイ・エス内 Fターム(参考) 3E040 AA04 BA07 BA18 CA14 EA01 EA10 5B055 CB00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリペイドシステムの利用者に少なくと
    も当該利用者を特定する識別番号(UIC1,UIC
    2,UIC3,・・・,UICn)を付与し、当該識別
    番号に基づいて当該利用者に関する課金管理を行う課金
    管理コンピュータを備えたプリぺイド料金管理システム
    と、当該プリペイドシステムに関する入金又は振込を行
    うための個別銀行口座(D1,D2,D3,・・・,D
    n)を有する銀行システムから主としてなるプリペイド
    入金処理システムであって、 前記識別番号と前記銀行口座は、一対一で関連付けられ
    ており、 前記課金管理コンピュータは、当該利用者の課金管理デ
    ータベースを備え、かつ、 当該銀行口座に入金又は振込された金額を、前記課金管
    理コンピュータの課金管理データベースに反映させる手
    段を備えたことを特徴とするプリペイド入金処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記銀行口座への入金又は振込を監視す
    る監視システムを備え、当該監視の結果に基づき前記課
    金管理データベースを更新する請求項1に記載のプリペ
    イド入金処理システム。
  3. 【請求項3】 前記識別番号のそれぞれに関連付けられ
    た個別銀行口座に入金又は振込みされた情報を保持する
    入金口座データベースを備え、前記監視システムは、当
    該保持された情報に基づき当該個別銀行口座の残高の監
    視を行う請求項2に記載のペリペイド入金処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記監視システムは、入金又は振込みさ
    れた銀行口座がプリペイドシステムの利用者を特定する
    識別番号と関連づけられた個別銀行口座であるか否かを
    検出する手段を有する請求項2又は3に記載のプリペイ
    ド入金処理システム。
  5. 【請求項5】 前記監視システムは、 前記入金口座データベースに保持された情報に基づいて
    個別銀行口座を監視し、当該入金又は振込みされた情報
    を認識する手段と、 前記認識された個別銀行口座に関する情報からこれと関
    連付けられたプリペイドシステムの利用者の識別番号を
    特定する手段と、及び前記情報を、前記特定された識別
    番号に該当する前記入金口座データベース及び前記課金
    管理データベースに反映させる手段、とを備えたもので
    ある請求項3又は4に記載のペリペイド入金処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 当該入金又は振込される個別銀行口座を
    複数とりまとめる親銀行口座をさらに備えた請求項1〜
    5のいずれかに記載のペリペイド入金処理システム。
  7. 【請求項7】 個別銀行口座への入金又は振込み情報を
    前記親銀行口座に反映される手段を有し、前記監視シス
    テムは、当該親銀行口座に反映された前記情報に基づい
    て、選択的に個別銀行口座の残高の監視を行う請求項6
    に記載のペリペイド入金処理システム。
  8. 【請求項8】 前記監視システムは、 入金又は振込みされた銀行口座がプリペイドシステムの
    利用者を特定する識別番号と関連づけられた個別銀行口
    座であるか否かを検出する手段と、 前記個別銀行口座について、前記親銀行口座との対応づ
    けを行う手段と、 前記個別銀行口座に入金又は振込みされた情報を前記親
    銀行口座に反映させる手段と、及び前記親銀行口座に反
    映された入金又は振込み情報を監視する手段、とを備え
    ている請求項6又は7に記載のプリペイド入金処理シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項6又は7に記載のプリペイド入金
    処理システムにおいて、少なくとも前記親銀行口座は1
    つ以上の銀行において設けられているプリペイド入金処
    理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285589A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sumitomo Mitsui Banking Corp シンジケートローンのエージェント業務を支援するためのシステム

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