JP2002098714A - クランプ形分割トランス - Google Patents

クランプ形分割トランス

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JP2002098714A JP2000291312A JP2000291312A JP2002098714A JP 2002098714 A JP2002098714 A JP 2002098714A JP 2000291312 A JP2000291312 A JP 2000291312A JP 2000291312 A JP2000291312 A JP 2000291312A JP 2002098714 A JP2002098714 A JP 2002098714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】漏電箇所探査装置等に採用されるクランプ形分
割トランスの外形をコンパクトかつ軽量にして、取り扱
いがしやすいようにする。 【解決手段】クランプ形分割トランス3の把持部30に
は半円状のクランプケース32、32aが回動可能に設
けてある。クランプケース32、32aはコイルバネ3
4で閉じる方向へ付勢されている。クランプケース3
2、32a内部には両端部が開口した半円形状の収納部
33が設けてある。収納部33にはコア35が収納して
ある。コア35は半円形状で、両側部には補強部材35
0が設けてある。コア35には巻線36が施されてい
る。コア35は押圧バネ37により向かい合う方向へ付
勢されており、収納部33内で揺動自在である。クラン
プケース32、32aを開いたときには、コア35の両
先端部はクランプケース32、32aのそれぞれの両先
端部から突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば配線路に漏
電箇所を探査するための探査信号などの信号を注入した
り、電線に取り付けて当該電線に流れる電流を検出した
りするクランプ形分割トランスの改良に関するものであ
る。更に詳しくは、外形がコンパクトで軽量であり、取
り扱いがしやすいようにしたものに関する。また、クラ
ンプケースを開閉する際にコアに無理な力が加わりにく
く、コアが損傷しにくいようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】低圧配電線に接続された線路あるいは負荷
の漏電箇所を通電状態で探査するために漏電箇所探査装
置が使用されている。漏電箇所探査装置としては、従来
から様々な装置が提案されているが、例えば、本願出願
人が提案した特開2000-74979号公報記載のものがある。
この公報記載の漏電箇所探査装置は、配線路に探査信号
を注入する探査信号注入手段と、注入された探査信号を
電源から電力が供給される負荷側で検出する検出手段と
を備えている。
【0003】そして、配線路に注入された探査信号に基
いて負荷側で検出された探査信号の検出状態に応じて、
探査信号の信号レベルを変化させて注入する。これによ
り、漏電事故による漏電抵抗に応じて流れる漏電電流の
大小により感度を調整することができ、探査範囲を順次
狭めて漏電箇所を確実且つ迅速に特定できるものであ
る。
【0004】上記漏電箇所探査装置には、探査信号注入
手段としてクランプ形分割トランスが採用されている。
図8に従来のクランプ形分割トランスの構造を示す。ク
ランプ形分割トランス13は、把手を兼用する本体部1
31と、本体部131の一端側に支持ピン133a、1
33bにより軸支され、連通する収納孔を有するクラン
プケース132a、132bと、クランプケース132
a、132bの収納孔内に板バネ137、138により
揺動自在に支持されるコア部135、136と、クラン
プケース132a、132bの各収納孔を相互に連通す
る接合状態となるように押圧力を付勢するコイルスプリ
ング134とを備えた構成である。
【0005】コア部135、136は、フェライトでコ
字形状に形成してある。コア部135、136の各端面
135a、135b、136a、136bは平坦面とな
っている。コア部135、136は、クランプケース1
32a、132bの収納孔の形状よりも小さな外形寸法
で形成され、背面側から内方へ押し出す方向へ板バネ1
37、138で常時付勢されている。コア部135、1
36は、図示していない巻線と共にトランスを形成す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のクランプ形分割トランスには、次のような課題
があった。すなわち、クランプ形分割トランスは、各コ
アがコ字形状であり、コアを収納する各クランプケース
もまたコ字形状である。しかし、各クランプケースの内
側に設けてある保持部は半円状であり、電線のクランプ
はこの保持部で行う。つまり、各クランプケースの出っ
張った各角部は、機能的に有効性がないばかりでなく、
嵩張って重くなり、特に機器内の狭い箇所で作業を行う
場合に取り扱いがしにくかった。
【0007】また、クランプケースを開閉する際、上記
したようにコアは板バネの付勢力によって動くようにな
っている。特に、クランプケースを開いた状態から閉じ
るときには、両側のコアの先端部同士が当たって擦れ合
い、クランプケース内で収まりのよい位置に動くように
なっている。ところが、コアは比較的脆いフェライト等
でつくられているので、コア同士が当たって衝撃が加わ
ると欠けることがあった。更に、コ字状のコアはクラン
プケース内で動くときに、ケース内面と複数箇所で接触
するので、分割されているコアの先端部の接触面に無理
な力が加わり、接触面が完全には密着しないという問題
があった。また、コア自体に無理な力が加わって割れて
しまうことがあった。
【0008】(本発明の目的)本発明の目的は、外形を
コンパクトかつ軽量にして、取り扱いがしやすいように
したクランプ形分割トランスを提供することである。本
発明の他の目的は、クランプケースの開閉操作によって
コアに無理な力が加わることなく、コアの先端部の接触
面が確実に密着して常に安定した接触状態を保つことが
できるクランプ形分割トランスを提供することである。
本発明の更に他の目的は、コアに無理な力や衝撃が加わ
っても、コアが損傷しにくいようにしたクランプ形分割
トランスを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、把持部と、当該把持部に開閉可能に設けて
ある一対のクランプケースと、当該クランプケース内に
揺動自在に収納してあるコアと、当該コアを本質的に方
向へ付勢するコア付勢体と、上記クランプケースを閉じ
る方向へ付勢するケース付勢体と、を備えており、上記
クランプケースと上記コアは本質的に円弧状に形成され
ており、上記コアのうち、少なくとも一方には巻線が施
してあり、上記クランプケースを閉じたときには、上記
コア同士が、両先端部同士を密着させて上記コア付勢体
の付勢力によって上記クランプケース内で保持されるよ
うにしてあることを特徴とする、クランプ形分割トラン
スである。
【0010】第2の発明にあっては、クランプケースが
開いたときには、コアはコア付勢体の付勢力により本質
的に向かい合う方向へ移動し、コアの両先端部はクラン
プケースの両先端部から突出することを特徴とする、第
1の発明に係るクランプ形分割トランスである。
【0011】第3の発明にあっては、コアとコア付勢体
とは係止してあり、上記コアは当該係止部を中心として
揺動するようにしてあることを特徴とする、第1または
第2の発明に係るクランプ形分割トランスである。
【0012】第4の発明にあっては、コア付勢体の弾性
変形による動きを制御するストッパーが設けてあること
を特徴とする、第1、第2または第3の発明に係るクラ
ンプ形分割トランスである。
【0013】第5の発明にあっては、コアを挟んでコア
付勢体と対向する位置に、コアが本質的に向かい合う方
向へ移動したときにコアを受けるコア受部が設けてある
ことを特徴とする、第1、第2、第3または第4の発明
に係るクランプ形分割トランスである。
【0014】第6の発明にあっては、コアに補強手段が
設けてあることを特徴とする、第1、第2、第3、第4
または第5の発明に係るクランプ形分割トランスであ
る。
【0015】第7の発明にあっては、クランプケースを
被覆する磁気シールドが設けてあることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4、第5または第6の発明に係る
クランプ形分割トランスである。
【0016】本発明に係る「クランプ形分割トランス」
の名称で使用している「クランプ」の表現は、あくまで
もクランプするケースもあるという意味であり、すべて
のケースでクランプするという意味ではない(後述、
[0037]参照)。本発明に係るクランプ形分割トラン
スは、配線路に漏電箇所を探査するための探査信号など
の信号を注入(送信)する信号注入(送信)装置として
の機能と、電線に取り付けて当該電線に流れる電流を検
出する検出装置としての機能を有している。
【0017】(作用)本発明に係るクランプ形分割トラ
ンスは、クランプケースとコアは本質的に円弧状に形成
されている。これにより、従来の、コアがコ字形状であ
るクランプ形分割トランスと相違して、角部の出っ張っ
た部分がない。従って、外形がコンパクトになり、軽量
化できるので、機器内の狭い箇所で作業を行う場合にも
取り扱いがしやすい。
【0018】クランプケースが開いたときに、コアがコ
ア付勢体の付勢力により本質的に向かい合う方向へ移動
し、コアの両先端部がクランプケースの両先端部から突
出するものは、クランプケースを閉じるとき、分割され
たコアの先端部から先に接触し、コアの揺動自在機構と
の組み合わせにより、コアは先端部の接触面(全4面)
が接触した後、クランプケース内に収納される。従っ
て、収納時において、分割されているコアの接触面を完
全に密着させることができ、常に安定した接触状態を保
つことができる。
【0019】コアとコア付勢体とは係止してあり、コア
は当該係止部を中心として揺動するようにしてあるもの
は、コアが揺動するときクランプケース内位置が大きく
ずれてしまうことがないので、クランプケースを閉じる
ことによってクランプケースにコアが収まるときに、各
コアの接触面の位置が合いやすく、スムーズな開閉がで
きる。また、コアが長手方向へ移動して抜け出すのを止
めることができるので、突出したコアが邪魔になって、
クランプケースの開閉ができなくなることを防止でき
る。
【0020】コア付勢体の弾性変形による動きを制御す
るストッパーが設けてあるものは、コア付勢体の弾性に
より、フローティング状態で保持されたコアに衝撃力が
加わった場合に、質量の重いコアによりコア付勢体が限
界以上に圧縮されることを防止できる。
【0021】コアを挟んでコア付勢体と対向する位置
に、コアが本質的に向かい合う方向へ移動したときにコ
アを受けるコア受部が設けてあるものは、クランプケー
スを閉じるとき、分割されているコアがコア受部を支点
として揺動するので、各コアの先端部の接触面の位置が
合いやすく、確実に密着させることができる。
【0022】コアに補強手段が設けてあるものは、コア
の強度が向上しているので、例えばクランプケースを開
閉する際にコアに無理な力や衝撃が加わっても、コアの
損傷を防止できる。
【0023】クランプケースを被覆する磁気シールドが
設けてあるものは、例えば、配線路に探査信号を注入す
る探査信号注入手段と当該注入された探査信号を上記電
源から電力が供給される負荷側で検出する検出手段とを
備えた漏電箇所探査装置に採用した場合、探査信号注入
手段からの探査信号を検出手段が配電線を介することな
く磁束干渉を受けて検出することを防止できるので、配
電線の任意の箇所において配電線に注入された探査信号
のみを確実に検出できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係るクラ
ンプ形分割トランスの一実施の形態を示す断面説明図、
図2はコア受部の拡大説明図(巻線の図示は省略してい
る)、図3は片側のクランプケースを開いた状態を示す
断面説明図である。クランプ形分割トランス3は、把持
部30を備えている。把持部30の一端側には、支持ピ
ン31によりクランプケース32、32aが軸支してあ
る。クランプケース32、32aは、それぞれ半円形状
の収容部321を有し、その一端側には開閉操作をする
ための操作部322を備えている。クランプケース3
2、32aは、操作部322を軸支して回動可能に取り
付けてある。
【0025】クランプケース32、32aの断面形状
は、後述する収納部33及びコア35と共にほぼ四角形
である。クランプケース32、32a内部には、外形と
同じく半円形状の収納部33が設けてある。収納部33
の両端部は、クランプケース32、32aの両端部に開
口している。そして、クランプケース32、32aの両
端部同士及び収納部33両端の開口部同士は、クランプ
ケース32、32aを閉じたときに位置が合うようにな
っている。
【0026】各操作部322の内側には、バネ装着孔3
23が設けてある。各バネ装着孔323の間には、コイ
ルバネ34が装着してある。コイルバネ34は圧縮バネ
であり、各操作部322を開く方向へ、すなわちクラン
プケース32、32aを閉じる方向へ常時付勢してい
る。
【0027】クランプケース32、32aに設けてある
収納部33には、フェライト製のコア35がそれぞれ収
納してある。コア35は、半円形状に形成されており、
断面四角形状である。コア35の両側面(平面側)に
は、補強部材350が設けてある。補強部材350は若
干の弾性を有するエポキシ樹脂で形成してある。コア3
5の両先端部には、同じくエポキシ樹脂製の緩衝部材3
51が設けてある。なお、補強部材350及び緩衝部材
351の材料は、エポキシ樹脂に限定するものではな
く、強度や緩衝性が十分であれば他の材料を採用しても
よい。また、コア35についても、フェライトの代わり
に電磁鋼鈑の積層体等、他の材料を採用することもでき
る。
【0028】一方のコア35には、巻線36が施されて
おり、これによりトランスが形成されている。巻線36
は、コア35の中間部分に2ブロックに分けて構成され
ている。符号360は巻線36につながる電線である。
【0029】各コア35の外周面側の中央部には、係止
凹部352が設けてある。また、収納部33の径大側の
内壁部の中央部には、固定凹部331が設けてある。更
に、収納部33の径小側の内壁部のうち固定凹部331
と相対向する部分には、コア35が向かい合う方向へ移
動したときにコア35に当接し支持するコア受部333
が外方へ突出して設けてある。
【0030】固定凹部331には、バネ板で形成された
コア付勢体である押圧バネ37が嵌め込まれて固定され
ている。また、固定凹部331の中央部には、押圧バネ
37の弾性変形による動きを制御するストッパー332
が設けてある。なお、押圧バネ37の弾性変形の方向
は、コア35の図2において左右方向及び上下方向ある
いはそれらが複合した方向である。ストッパー332
は、押圧バネ37のこのような動きを制御して脱落など
を防止し、その結果、コア35の動きも制御している。
【0031】押圧バネ37は、上記コア35の係止凹部
352と係止するV字型の係止部371と、その両側に
設けてある直板状の固定部372により構成されてい
る。押圧バネ37は、係止部371を係止凹部352に
挿入して係止し、コア35を常時向かい合う方向へ付勢
している。また、コア35は押圧バネ37による係止部
分で動きが制限される以外は、収納部33内部で比較的
自由に揺動できるようになっている。
【0032】これにより、クランプケース32、32a
を開いたときには、各コア35は向かい合う方向へ移動
し、各コア35の両先端部はクランプケース32、32
aのそれぞれの両先端部から突出する。なお、本実施の
形態においては、コア35が半円形であり、収納部33
も同じく半円形であるため、コア35が長手方向(円周
方向)へ移動すると収納部33から抜け出して突出して
しまい、開閉ができなくなる。押圧バネ37は、コア3
5の長手方向の移動を止めて、コア35が突出して開閉
ができなくなるのを防止している。
【0033】(作 用)図4は本発明に係るクランプ形
分割トランスを採用する漏電箇所探査装置のブロック
図、図5は図4に示した漏電箇所探査装置の漏電箇所探
査の動作を示すフローチャート、図6は図4に示した漏
電箇所探査装置の動作説明図である。図1ないし図6を
参照して、本発明に係るクランプ形分割トランスを採用
する漏電箇所探査装置を探査方法と共に説明する。従来
型のクランプ形分割トランスを採用した漏電箇所探査装
置は公知であり、以下に示す漏電箇所探査装置は本発明
に係るクランプ形分割トランスの使用方法の一例として
説明する。なお、本発明に係るクランプ形分割トランス
は、電線に取り付けて、当該電線に流れる電流を検出す
ることもできる。
【0034】漏電箇所探査装置は、配電線100に探査
信号を注入する探査信号注入手段1と、探査信号を電源
から電力が供給される配電線100の負荷側で検出する
検出手段2とを備えている。なお、クランプ形分割トラ
ンス3は、探査信号注入手段1を構成している。検出手
段2は、配電線100の負荷側において非接触で探査信
号を受信する受信部21と、この受信された探査信号を
解析して漏電箇所を特定する信号解析部22と、この信
号解析部22の解析結果及び特定された漏電箇所を出力
する探査結果表示・出力部24とを備える構成である。
【0035】受信部21は、コイル状の巻線からなり、
巻線に高周波の探査信号が流れる配電線100で生じる
磁束が鎖交して誘起される誘導起電力を検出するコイル
センサ21aと、検出された誘導起電力に基いて検出す
る信号生成部22bとを備える構成である。
【0036】信号解析部22は、特定周波数である探査
信号が受信部21で検出された信号レベルに基づいて漏
電を発生している配電線100を特定すると共に、この
特定された配電線100における漏電箇所の特定を実行
する構成である。探査結果表示・出力部24は、信号解
析部22の解析結果に基づいて漏電箇所であることを表
示し、または音声等により報知する構成である。
【0037】上記構成を有する漏電箇所探査装置の探査
動作について、主に図5を参照して説明する。まず、漏
電箇所探査の対象となる対象線路である活線状態の配電
線100にクランプ形分割トランス3をクランプ状態
(配電線100が太い場合はクランプすることがある
が、配電線100が細い場合は、配電線100を囲繞し
て引っ掛かる状態となることがある)で装着する(ステ
ップ1)。
【0038】ステップ1を詳細に説明する。まず、クラ
ンプ形分割トランス3を探査対象となる配電線100へ
装着する。装着は、クランプ形分割トランス3の把持部
30を持ち、クランプケース32、32aの操作部32
2をコイルバネ34の弾性力に抗して押圧する。この押
圧動作により、クランプケース32、32aは相互に離
隔され、開放される(図3参照。ただし、図3では左方
のクランプケース32は動いていない状態で図示してい
る)。
【0039】このとき、押圧バネ37により常時向かい
合う方向へ付勢されているコア35は内方へ移動し、各
コア35の両先端部はクランプケース32、32aの両
先端部から突出する。そして、開放状態のクランプケー
ス32、32aの間へ配電線100を通し、操作部32
2の押圧を解除すると、コイルバネ34の弾性力によ
り、クランプケース32、32aが内方へ回動し、配電
線100を囲繞する。なお、両押圧バネ37を合わせた
付勢力よりコイルバネ34の付勢力の方が強くなってい
るので、上記作動はスムーズに行われる。
【0040】各コア35の両先端部は、クランプケース
32、32aの両先端部から突出しているので、クラン
プケース32、32aを閉じるときには、まず各コア3
5の両先端部が互いに接触し擦れ合い、押圧バネ37の
付勢力に抗しながら揺動して収納部33に収まる。そし
て、各コア35の両先端部の接触面同士及びクランプケ
ース32、32aの両先端部同士は位置が合って完全に
密着する。なお、各コア35は、押圧バネ37の付勢力
によって収納部33内で保持されている。
【0041】更に、信号電圧を印加すると、各コア35
の両端面(互いに密着している面)を貫通する磁束によ
り、各々が吸引状態で接続される。ただし、信号電圧は
交流電圧が印加されていることから、吸引力の零点が存
在し、その結果振動することになるが、各押圧バネ37
の付勢力に基く相互作用により、この振動を抑制するこ
とができる。
【0042】このように、各コア35を正確且つ確実に
接合することにより、探査信号の注入を減衰させること
なく行うことができる。そして、配電線100にクラン
プ形分割トランス3を装着した後は、次のようにして漏
電箇所の探査を実行することができる。
【0043】検出手段2が検出した探査信号が複数の配
電線100で各々所定値以上検出した場合には、探査信
号の信号レベルを低く変化させて注入する。また、検出
信号を検出しなかった場合には、探査信号の信号レベル
を高く変化させて注入し、この変化後の探査信号により
検出される検出信号に基づいて漏電箇所を特定する構成
である。
【0044】探査信号注入手段1は、高周波の探査信号
を生成する探査信号生成部11と、この探査信号の信号
レベルを調整する探査信号レベル調整部12と、前記探
査信号を配電線100に注入するクランプ形分割トラン
ス3と、前記探査信号レベル調整部12に対して探査信
号の信号レベルを支持する調整ダイアル15とを備える
構成である。クランプ形分割トランス3は、二分割され
開閉可能なクランプケース32、32aの収納部33に
コア35を収容している。クランプ形分割トランス3
は、クランプケース32、32aの内側に配電線100
を挿通してクランプした状態で装着し、配電線100に
探査信号を送信する構成である。
【0045】この装着されたクランプ形分割トランス3
を介して探査信号生成部11で生成された高周波の探査
信号が配電線100に注入される(ステップ2)。
【0046】探査信号が注入されている状態において、
配電線100に漏電箇所が存在する場合には、配電線1
00−漏電箇所−大地帰路−B種接地線−配電線100
の閉回路(図6を参照)が形成され、この閉回路を高周
波の探査信号が伝送されることになる。この状態で配電
線100に検出手段2の受信部21を接近させ、上記高
周波の探査信号により配電線100の周囲に磁束が生
じ、磁束が受信部21のコイルセンサ21aと鎖交して
誘導起電力を生じて探査信号を非接触で検出する(ステ
ップ3)。
【0047】上記ステップ3において検出された探査信
号が1回目の探査動作(検出動作)によるものか否かを
操作者が判断する(ステップ4)。この判断において1
回目の探査である場合には、検出手段2の受信部21を
図6に示すようにAからB方向へ順次移動させて他の異
なる配電線100へ検出位置を変更する(ステップ
5)。検出位置を順次変更した状態で再度探査信号を注
入し(ステップ2)、さらに探査信号を検出する(ステ
ップ3)。
【0048】探査信号について、1回目の探査動作によ
り検出されたか否かを表示またはブザー報知等により判
断する(ステップ4)。ステップ4において1回目の探
査動作でない場合には、複数箇所の探査動作により探査
信号が複数箇所検出されたか否かを判断する(ステップ
6)。ステップ6において探査信号が複数箇所検出され
ていないと判断された場合には、探査信号が全く検出さ
れていないか否かを判断する(ステップ7)。
【0049】ステップ7において探査信号が全く検出さ
れていないと判断された場合には、操作者が認識して調
整ダイアル15を操作し、調整ダイアル15から制御信
号送信部23が探査信号の信号レベルを現在注入してい
る探査信号の信号レベルよりも高く変更させて制御信号
を出力する(ステップ8)。
【0050】また、ステップ6において探査信号が複数
箇所検出されたと判断された場合には、その表示内容を
操作者が認識して調整ダイアル15を操作し、調整ダイ
アル15から制御信号送信部23が探査信号の信号レベ
ルを現在注入している探査信号の信号レベルよりも低く
変更させて制御信号を出力する(ステップ9)。
【0051】このように、ステップ8及びステップ9で
各々信号レベルを変更する制御信号が調整ダイアル15
から探査信号レベル調整部12へ送出された後は、この
制御信号に基いて探査信号レベル調整部12が探査信号
生成部11から生成出力される探査信号の信号レベルを
調整する(ステップ10)。
【0052】調整された探査信号がクランプ形分割トラ
ンス3から配電線100へ再度注入され(ステップ
2)、ステップ3ないしステップ10を繰り返すことと
なる。繰り返し動作の結果、ステップ7において、探査
信号が一箇所のみ検出表示されたと判断された場合に
は、配電線100の漏電箇所が特定される(ステップ1
1)。
【0053】ステップ11における漏電箇所の特定は、
配電線100における電源側から負荷側(図6において
AからCの矢印方向、CからDの矢印方向、DからFの
矢印方向)へ順次検出手段2の受信部21を移動させて
検出動作を実行することにより行う。
【0054】この検出動作において、検出手段2の受信
部21をCからGへ検出位置を移動した場合には、検出
手段2で探査信号が検出できないことから、検出位置G
を含む分岐配線路では漏電事故が発生していないと判断
することができる。
【0055】このように、AからC、CからD、Dから
Fへの負荷側へ検出手段2の受信部21を移動させるこ
とにより、負荷端末である機器101に漏電事故が発生
していることを特定することができる。また、漏電閉回
路が形成されている配電線100上から急に探査信号が
検出されなくなった場合は、その箇所が漏電箇所であ
る。
【0056】図7は本発明に係るクランプ形分割トラン
スの他の実施の形態を示す説明図で、(a)は正面図、
(b)は側面図である。クランプ形分割トランス3a
は、上記クランプ形分割トランス3に磁気シールドカバ
ー38を装着したものである。磁気シールドカバー38
は磁性体(例えば鉄またはその合金など)で形成されて
おり、クランプケース32、32aを被覆して装着され
ている。
【0057】磁気シールドカバー38は、側面部分が開
放した対となる箱体381、382を有している。箱体
381、382は、開放側がスライド自在に嵌合するよ
うにして形成されている。向かい合う開放側端部は、ほ
ぼ半円形状に切除され、それぞれ挿通部383が形成さ
れている。なお、符号39は、箱体381、382が外
れないように締め付けて固定するバンド体である。
【0058】(作用)クランプ形分割トランス3aを使
用した漏電箇所探査装置の探査動作について説明する。
上記漏電箇所探査装置と同様に、配電線100にクラン
プ形分割トランス3aを装着する。このとき、クランプ
形分割トランス3aの両側から箱体381、382を嵌
合させるようにして磁気シールドカバー38を形成し、
クランプケース32、32aに装着する。これにより、
挿通された配電線100を挟むようにして箱体381、
382が嵌合し、配電線100を挿通する孔を最小限に
小さくした状態で装着できることになる。
【0059】このように配電線100の電線サイズに応
じて電磁シールドカバー38の箱体381、382をス
ライドさせて適合させ、配電線100を最小限の挿通孔
に挿通する装着状態とすることにより、探査信号注入手
段1から探査信号が配電線100以外に注入されること
なく、磁束が漏れて、隣接する配電線100において直
接に検出手段2で検出されることがなくなり、漏電箇所
の探査を確実に実行できる。
【0060】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係るクランプ形分割トランスは、クラン
プケースとコアは本質的に円弧状に形成されている。こ
れにより、従来の、コアがコ字形状であるクランプ形分
割トランスと相違して、角部の出っ張った部分がない。
従って、外形がコンパクトになり、軽量化できるので、
機器内の狭い箇所で作業を行う場合にも取り扱いがしや
すい。
【0062】(b)クランプケースが開いたときに、コ
アがコア付勢体の付勢力により本質的に向かい合う方向
へ移動し、コアの両先端部がクランプケースの両先端部
から突出するものは、クランプケースを閉じるとき、分
割されたコアの先端部から先に接触し、コアの揺動自在
機構との組み合わせにより、コアは先端部の接触面(全
4面)が接触した後、クランプケース内に収納される。
従って、収納時において、分割されているコアの接触面
を完全に密着させることができ、常に安定した接触状態
を保つことができる。
【0063】(c)コアとコア付勢体とは係止してあ
り、コアは当該係止部を中心として揺動するようにして
あるものは、コアが揺動するときクランプケース内位置
が大きくずれてしまうことがないので、クランプケース
を閉じることによってクランプケースにコアが収まると
きに、各コアの接触面の位置が合いやすく、スムーズな
開閉ができる。また、コアが長手方向へ移動して抜け出
すのを止めることができるので、突出したコアが邪魔に
なって、クランプケースの開閉ができなくなることを防
止できる。
【0064】(d)コア付勢体の弾性変形による動きを
制御するストッパーが設けてあるものでは、コア付勢体
の弾性により、フローティング状態で保持されたコアに
衝撃力が加わった場合に、質量の重いコアによりコア付
勢体が限界以上に圧縮されることを防止できる。
【0065】(e)コアを挟んでコア付勢体と対向する
位置に、コアが本質的に向かい合う方向へ移動したとき
にコアを受けるコア受部が設けてあるものは、クランプ
ケースを閉じるとき、分割されているコアがコア受部を
支点として揺動するので、各コアの先端部の接触面の位
置が合いやすく、確実に密着させることができる。
【0066】(f)コアに補強手段が設けてあるもの
は、コアの強度が向上しているので、例えばクランプケ
ースを開閉する際にコアに無理な力や衝撃が加わって
も、コアの損傷を防止できる。
【0067】(g)クランプケースを被覆する磁気シー
ルドが設けてあるものは、例えば、配線路に探査信号を
注入する探査信号注入手段と当該注入された探査信号を
上記電源から電力が供給される負荷側で検出する検出手
段とを備えた漏電箇所探査装置に採用した場合、探査信
号注入手段からの探査信号を検出手段が配電線を介する
ことなく磁束干渉を受けて検出することを防止できるの
で、配電線の任意の箇所において配電線に注入された探
査信号のみを確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランプ形分割トランスの一実施
の形態を示す断面説明図。
【図2】コア受部の拡大説明図。
【図3】片側のクランプケースを開いた状態を示す断面
説明図。
【図4】本発明に係るクランプ形分割トランスを採用す
る漏電箇所探査装置のブロック図。
【図5】図4に示した漏電箇所探査装置の漏電箇所探査
の動作を示すフローチャート。
【図6】図4に示した漏電箇所探査装置の動作説明図。
【図7】本発明に係るクランプ形分割トランスの他の実
施の形態を示す説明図で、(a)は正面図、(b)は側
面図。
【図8】従来のクランプ形分割トランスの構造を示す説
明図。
【符号の説明】
3 クランプ形分割トランス 30 把持部 31 支持ピン 32、32a クランプケース 321 収容部 322 操作部 323 バネ装着孔 33 収納部 331 固定凹部 332 ストッパー 333 コア受部 34 コイルバネ 35 コア 350 補強部材 351 緩衝部材 352 係止凹部 36 巻線 360 電線 37 押圧バネ 371 係止部 372 固定部 3a クランプ形分割トランス 38 磁気シールドカバー 381、382 箱体 383 挿通部 39 バンド体 1 探査信号注入手段 11 探査信号生成部 12 探査信号レベル調整部 15 調整ダイアル 100 配電線 2 検出手段 21 受信部 21a コイルセンサ 22 信号解析部 24 探査結果表示・出力部 22b 信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA16 AB33 AC19 2G025 AA03 AA04 AA05 AA07 AA17 AB14 2G033 AA01 AB02 AB04 AC08 AD20 AE00 AG10 AG12 AG15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部(30)と、 当該把持部(30)に開閉可能に設けてある一対のクランプ
    ケース(32,32a)と、 当該クランプケース(32,32a)内に揺動自在に収納してあ
    るコア(35)と、 当該コア(35)を本質的に向かい合う方向へ付勢するコア
    付勢体と、 上記クランプケース(32,32a)を閉じる方向へ付勢するケ
    ース付勢体と、を備えており、 上記クランプケース(32,32a)と上記コア(35)は本質的に
    円弧状に形成されており、 上記コア(35)のうち、少なくとも一方には巻線(36)が施
    してあり、 上記クランプケース(32,32a)を閉じたときには、上記コ
    ア(35)同士が、両先端部同士を密着させて上記コア付勢
    体の付勢力によって上記クランプケース(32,32a)内で保
    持されるようにしてあることを特徴とする、 クランプ形分割トランス。
  2. 【請求項2】 クランプケース(32,32a)が開いたときに
    は、コア(35)はコア付勢体の付勢力により本質的に向か
    い合う方向へ移動し、コア(35)の両先端部はクランプケ
    ース(32,32a)の両先端部から突出することを特徴とす
    る、請求項1記載のクランプ形分割トランス。
  3. 【請求項3】 コア(35)とコア付勢体とは係止してあ
    り、上記コア(35)は当該係止部を中心として揺動するよ
    うにしてあることを特徴とする、 請求項1または2記載のクランプ形分割トランス。
  4. 【請求項4】 コア付勢体の弾性変形による動きを制御
    するストッパー(332)が設けてあることを特徴とする、 請求項1、2または3記載のクランプ形分割トランス。
  5. 【請求項5】 コア(35)を挟んでコア付勢体と対向する
    位置に、コア(35)が本質的に向かい合う方向へ移動した
    ときにコア(35)を支持するコア受部(333)が設けてある
    ことを特徴とする、 請求項1、2、3または4記載のクランプ形分割トラン
    ス。
  6. 【請求項6】 コア(35)に補強手段が設けてあることを
    特徴とする、請求項1、2、3、4または5記載のクラ
    ンプ形分割トランス。
  7. 【請求項7】 クランプケース(32,32a)を被覆する磁気
    シールドが設けてあることを特徴とする、 請求項1、2、3、4、5または6記載のクランプ形分
    割トランス。
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