JP2002098531A - 光軸補正システムとその光軸ずれ測定装置、及び光軸補正機能を備えた光波照準装置 - Google Patents

光軸補正システムとその光軸ずれ測定装置、及び光軸補正機能を備えた光波照準装置

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JP2002098531A JP2000287715A JP2000287715A JP2002098531A JP 2002098531 A JP2002098531 A JP 2002098531A JP 2000287715 A JP2000287715 A JP 2000287715A JP 2000287715 A JP2000287715 A JP 2000287715A JP 2002098531 A JP2002098531 A JP 2002098531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光軸調整を場所的制限を受けることなく、短時
間で行なうようにする。 【解決手段】光波照準装置10に対し光軸ずれ測定装置
30を接続して、擬似的に設置した目標光源からの光を
追尾用光波センサ16で受光させるとともに、照射用レ
ーザ出射光鏡15及びレーザ光導光路14を介して光軸
ずれ測定装置30に受光させるようにし、光軸ずれ測定
装置30にて、レーザ光導光路14からの受光結果とジ
ンバル駆動制御回路17による制御結果とから光軸ずれ
量相当の補正量をジンバル機構部11の傾き角度を順次
変化させながら求め、この傾き角度毎の補正量データを
光軸調整制御回路18の光軸補正データ記憶回路181
に記憶しておき、運用時に、光軸調整制御回路18に
て、ジンバル機構部11が回動する毎に光軸補正データ
記憶回路181から傾き角度に対応する補正量データを
読み出して、この補正量データでレーザ光導光路14の
光軸を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、目標に対しレー
ザ光を照射して目標追尾処理を行なう光波照準装置の光
軸ずれの調整を行なうための光軸補正システムとその光
軸ずれ測定装置及び光軸補正機能を備えた光波照準装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、野外監視等を行なう監視
システムでは、目標に対しレーザ光を照射し、その反射
光に基づいて目標追尾処理を行なう図4に示すような光
波照準装置が使用されている。図4において、符号10
は光波照準装置で、目標に対してエレベーション(E
L)方向及びアジマス(AZ)方向に回動可能なジンバ
ル機構部11と、このジンバル機構部11の第2ジンバ
ル112に支持されたレーザ光入出射機構部12と、ジ
ンバル機構部11の第1ジンバル111に取り付けら
れ、レーザ光を発生するレーザ光発生器13と、このレ
ーザ光発生器13から発生されたレーザ光をレーザ光入
出射機構部12に導くレーザ光導光路14及び照射用レ
ーザ出射光鏡15と、目標からの反射光をレーザ光入出
射機構部12を介して受光する追尾用光波センサ16
と、目標追尾時に得られるジンバル機構部11のEL及
びAZ方向への傾き角度を追尾用光波センサ16により
得られる目標角度と略一致するように制御するジンバル
駆動制御回路17とを備える。
【0003】ところで、上記光波照準装置10では、ジ
ンバル駆動軸内をレーザ光導光路14とするため、ジン
バル機構部11の回動に対する傾斜偏差によりレーザ光
軸に歪みを生じさせることになる。そこで従来では、光
波照準装置10の運用開始前や保守点検時において光軸
調整を行なうようにしている。この光軸調整は、実際に
レーザ光を照射し、この照射先にスクリーン20を設置
して、照射されたレーザスポットを撮像器で観測し、レ
ーザスポットの中心と、基準位置からのずれ量を目視で
計測し(図5(a)参照)、図5(b)に示す如く、ず
れ量がなくなるようにジンバル機構部11内の光学部品
の取付位置及び角度を機械的に調整することにより行な
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の光波照準装置には次のような解決すべき課題があ
った。すなわち、光軸調整を行なう際には、レーザ光照
射を必要とするため、作業場所が制限されてしまうこと
になる。また、機械的調整については、作業者がレーザ
スポットの中心と、基準位置からのずれ量を目視しなが
ら光学部品の取付位置及び角度を手動で調整しなければ
ならない。このため、調整に多くの時間がかかるととも
に作業者の負担が大きくなり、この結果調整の能率低下
及び信頼性の低下を招いている。
【0005】そこで、この発明の目的は、光軸調整を場
所的制限を受けることなく、しかも人手を要さずに短時
間で正確に実行できるようにし、これにより調整の能率
向上及び信頼性の向上を図るとともに、作業者の負担を
大幅に軽減することが可能な光軸補正システムとその光
軸ずれ測定装置、及び光軸補正機能を備えた光波照準装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光軸補正
システムは、目標に対して水平及び垂直方向に回動可能
なジンバル機構部と、このジンバル機構部の前記目標に
対向する位置に配置されたレーザ光入出射機構と、レー
ザ光を発生するレーザ光発生器と、このレーザ光発生器
から発生されたレーザ光を前記レーザ光入出射機構に導
く導光路と、目標からの反射光をレーザ光入出射機構を
介して受光する光検出部と、目標追尾時に得られるジン
バル機構部の水平及び垂直方向への傾き角度を光検出部
により得られる目標角度と略一致するように制御するジ
ンバル機構制御部とを備える光波照準装置と、光軸ずれ
測定時に、光波照準装置に対しレーザ光発生器に代わっ
て接続される光軸ずれ測定装置とを具備し、光軸ずれ測
定装置は、光波照準装置の導光路を介して目標からの反
射光を受光し、この受光結果とジンバル機構制御部によ
る制御結果とに基づいて光軸のずれに対応する補正量を
求める光軸ずれ補正量演算手段と、この光軸ずれ補正量
演算手段で求められた補正量データにジンバル機構部の
水平及び垂直方向への傾き角度データを付与して光波照
準装置に送信する補正データ送信手段とを備え、かつ光
波照準装置は、光軸ずれ測定装置からの送信データを受
信する補正データ受信手段と、この補正データ受信手段
で受信された送信データを記憶する補正データ記憶手段
と、ジンバル機構部が回動する毎に補正データ記憶手段
からジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾き角度に
対応する補正量を読み出して、導光路の光軸を読み出し
た補正量で補正する光軸補正制御手段とを備えるように
したものである。
【0007】なお、上記光軸ずれ測定装置の光軸ずれ補
正量演算手段は、光波照準装置の導光路を介して目標か
らの反射光を受光し、この受光結果とジンバル機構制御
部による制御結果とを観測する撮像器と、この撮像器の
撮像信号を画像処理することにより光軸ずれ量を求め、
この光軸ずれ量相当の補正量を求める演算器とを備える
ことを特徴とする。
【0008】また、上記光波照準装置のジンバル機構制
御部は、光軸ずれ測定時に、光軸ずれ測定装置からの指
令信号に応じてジンバル機構部を稼動して水平及び垂直
方向への傾き角度を変化させる指令受信・駆動手段を備
え、光軸ずれ測定装置は、光軸ずれ補正量演算手段によ
る演算処理を終了する毎に、指令受信駆動手段に対して
指令を送り、ジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾
き角度を順次変化させて、傾き角度毎の補正量を求める
指令送信・補正演算手段をさらに備えることを特徴とす
る。
【0009】さらに、光軸ずれ測定時に、光波照準装置
から目標に向けて照射されるレーザ光路上に第1の目標
光源を設置し、目標からの反射光路上に第2の目標光源
を設置しておくようにし、光軸ずれ測定装置の光軸ずれ
補正量演算手段は、光波照準装置の導光路を介して第1
の目標光源からの光を受光し、この受光結果とジンバル
機構制御部による第2の目標光源からの光を使用した制
御結果とに基づいて光軸のずれに対応する補正量を求め
ることを特徴とする。
【0010】従ってこの発明によれば、光波照準装置の
光軸調整を行なう場合には、光波照準装置に対しレーザ
光発生器に代わって光軸ずれ測定装置を接続し、目標光
を光検出部で受光させるとともに、導光路を介して光軸
ずれ測定装置に受光させる。そうすると、光軸ずれ測定
装置では、導光路からの受光結果とジンバル機構制御部
による制御結果とを撮像器で観測し、この撮像器の撮像
信号を演算器で画像処理することにより光軸ずれ量相当
の補正量が求められる。そして、求められた補正量デー
タは、その際のジンバル機構部の水平及び垂直方向への
傾き角度データが付与されて光波照準装置に送信され、
光軸ずれ測定装置は光波照準装置のジンバル機構制御部
に対して指令を送り、ジンバル機構部の水平及び垂直方
向への傾き角度を順次変化させて、傾き角度毎の補正量
を求める。一方、光軸ずれ測定装置からの送信データを
受信した光波照準装置では、補正量を傾き角度データに
対応づけて補正データ記憶手段に記憶する。以後、運用
時に、光波照準装置では、ジンバル機構部が回動する毎
に補正データ記憶手段からジンバル機構部の水平及び垂
直方向への傾き角度に対応する補正量を読み出して、導
光路の光軸を読み出した補正量で補正する。すなわち、
光軸ずれ測定装置で求められたジンバル機構部の傾き角
度毎の補正量に従って、光波照準装置では運用時にジン
バル機構部の各傾き角度毎の光軸調整が自動的に行なわ
れることになる。
【0011】従って、作業者は光軸調整時に光波照準装
置に対し光軸ずれ測定装置を接続するだけで、光波照準
装置内部の光学部品の取付位置及び角度の調整を一切行
なう必要がなくなり、これにより光軸調整による作業上
の負担は大幅に軽減される。また、作業者が介在しない
ので調整に要する時間が短縮されて調整能率は向上し、
正確で信頼性の高い調整を行なうことが可能となる。さ
らに、光軸調整時にレーザ光を照射する必要がなく、擬
似的に発生する目標光を入射するだけでよいため、場所
的制約が緩和される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1及び図2は、この発明に係る光軸補正
システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
なお、図1及び図2において、図4と同一部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。また、図1は光軸
調整時のシステム構成を示しており、図2は運用時のシ
ステム構成を示している。
【0014】図1に示すシステムでは、光軸調整時に、
光波照準装置10に対しレーザ光発生器に代わって光軸
ずれ測定装置30を接続している。これに対し、光波照
準装置10には光軸調整制御回路18が設けられてい
る。
【0015】光軸ずれ測定装置30は、撮像器31と、
画像処理器32と、通信処理器33とを備えている。撮
像器31は、光波照準装置10のレーザ光導光路14を
介して目標からの反射光を受光し、この受光結果とジン
バル駆動制御回路17による制御結果とを観測する。画
像処理器32は、撮像器31の撮像画像から画像処理に
より図3(a)に示すような光軸ずれ量を求め、この光
軸ずれ量を補正量データとして通信処理器33に供給す
る。通信処理器33は、画像処理器32で求められた補
正量データにジンバル駆動制御回路17からのジンバル
角度データを付与して光軸調整制御回路18に送信す
る。
【0016】また、光軸ずれ測定装置30は、指令送信
機能を備えている。指令送信機能は、画像処理器32に
よる処理が終了する毎に、ジンバル駆動制御回路17に
対して指令を送り、ジンバル機構部11のEL及びAZ
方向への傾き角度を順次変化させる。
【0017】これに対しジンバル駆動制御回路17は、
上記指令送信機能からの指令信号に応じてジンバル機構
部11を稼動してEL及びAZ方向への傾き角度を変化
させる指令受信・駆動機能を備えている。
【0018】光軸調整制御回路18は、光軸ずれ測定装
置30からの送信データを受信する受信機能、光軸補正
制御機能に加えて、光軸補正データ記憶回路181を備
えている。
【0019】光軸補正データ記憶回路181は、光軸調
整時に、光軸ずれ測定装置30からの補正量データを各
ジンバル機構部11のEL及びAZ方向への傾き角度に
対応付けて記憶する。光軸補正制御機能は、図2に示す
ように、運用時に、ジンバル機構部11が回動する毎に
光軸補正データ記憶回路181からジンバル機構部11
のEL及びAZ方向への傾き角度に対応する補正量デー
タを読み出して、この補正量データを制御信号として照
射用レーザ出射光鏡15に供給する。
【0020】照射用レーザ出射光鏡15は、光軸調整制
御回路18からの補正量データに従って、レーザ光導光
路14の光軸を補正量の分だけずらす。
【0021】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。光軸調整を行なうに際し、作業者は先
ずレーザ光発生器13を光波照準装置10から取り外
し、代わりに光軸ずれ測定装置30を接続する。そして
光軸ずれ測定装置30を起動させる。このとき、レーザ
光照射位置とレーザ光の反射位置とにそれぞれ目標光源
を配置しておくようにする。
【0022】そうすると、目標光源からの光が追尾用光
波センサ16で受光されるとともに、照射用レーザ出射
光鏡15及びレーザ光導光路14を介して光軸ずれ測定
装置30で受光される。
【0023】これに対し光軸ずれ測定装置30では、レ
ーザ光導光路14からの受光結果とジンバル駆動制御回
路17による制御結果とを撮像器31で観測し、この撮
像器31の映像信号を画像処理器32で画像処理するこ
とにより図3(a)に示すような光軸ずれ量相当の補正
量データを求める。そして、求めた補正量データを、通
信処理器33によりジンバル機構部11のEL及びAZ
方向への傾き角度データを付与して光軸調整制御回路1
8に送信した後、ジンバル駆動制御回路17に対して指
令を送り、ジンバル機構部11のEL及びAZ方向への
傾き角度を順次変化させて、撮像器31及び画像処理器
32により傾き角度毎の補正量データを繰り返し求め、
通信処理器33により繰り返し送信処理を実行する。
【0024】また、光軸ずれ測定装置30では、補正量
データの演算処理の終了監視を行ない。動作開始時にお
けるジンバル機構部11のEL及びAZ方向への傾き角
度とジンバル駆動制御回路17から通知される傾き角度
とが一致した時点で、処理を終了する。
【0025】一方、光軸調整制御回路18では、光軸ず
れ測定装置30から送信された補正量データをジンバル
機構部11の傾き角度データに対応付けて光軸補正デー
タ記憶回路181に記憶するとともに、補正量データを
照射用レーザ出射光鏡15に与えてレーザ光導光路14
の光軸を補正量の分だけずらし、図3(b)に示す状態
にする。この光軸ずれの状態は、常に光軸ずれ測定装置
30の撮像器31により監視される。
【0026】以後、運用時に、光波照準装置10では、
ジンバル機構部11が回動する毎に光軸補正データ記憶
回路181からジンバル機構部11のEL及びAZ方向
への傾き角度に対応する補正量データを読み出して、レ
ーザ光導光路14の光軸を読み出した補正量で補正す
る。
【0027】以上のように上記実施形態では、光波照準
装置10の光軸調整を行なう場合に、光波照準装置10
に対しレーザ光発生器13に代わって光軸ずれ測定装置
30を接続して、擬似的に設置した目標光源からの光を
追尾用光波センサ16で受光させるとともに、照射用レ
ーザ出射光鏡15及びレーザ光導光路14を介して光軸
ずれ測定装置30に受光させるようにし、これにより光
軸ずれ測定装置30にて、レーザ光導光路14からの受
光結果とジンバル駆動制御回路17による制御結果とか
ら光軸ずれ量相当の補正量演算処理をジンバル機構部1
1の傾き角度を順次変化させながら繰り返し実行させ、
この傾き角度毎の補正量データを光軸調整制御回路18
の光軸補正データ記憶回路181に記憶しておくように
し、運用時に、光軸調整制御回路18にて、ジンバル機
構部11が回動する毎に光軸補正データ記憶回路181
から傾き角度に対応する補正量データを読み出して、こ
の補正量データを照射用レーザ出射光鏡15に与えてレ
ーザ光導光路14の光軸を補正量の分だけずらすように
している。
【0028】従って上記実施形態によれば、光軸ずれ測
定装置30で求められたジンバル機構部11の傾き角度
毎の補正量に応じて、光波照準装置10において、運用
時にジンバル機構部11の各傾き角度毎の光軸調整が自
動的に行なわれることになる。このため、作業者は光軸
調整時に光波照準装置10に対し光軸ずれ測定装置30
を接続するだけで、光波照準装置10内部の光学部品の
取付位置及び角度の調整を一切行なう必要がなくなり、
これにより光軸調整による作業上の負担を大幅に軽減す
ることができる。また、作業者が介在しないので調整に
要する時間が短縮されて調整能率は向上し、正確で信頼
性の高い調整を行なうことが可能となる。さらに、光軸
調整時にレーザ光を照射する必要がなく、擬似的に発生
する目標光源からの光を入射するだけでよいため、場所
的制約が緩和される。
【0029】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では光軸ずれに
対する補正量の演算処理を撮像器及び画像処理器を用い
て行なう例について説明したが、光波照準装置のレーザ
光導光路を介して目標からの反射光を受光し、この受光
結果とジンバル機構制御回路による制御結果とに基づい
て光軸のずれに対応する補正量を求めるようなものであ
ればどのような手段を用いてもよい。また、光軸調整時
に、光波照準装置10から目標に向けて照射されるレー
ザ光路上に目標光源を設置し、目標からの反射光路上に
も目標光源を設置しておく例について説明したが、ある
地点に設置された1つの目標光源から発生される光を追
尾用光波センサ16に受光させるとともに、レーザ光導
光路14に導くようにしてもよい。
【0030】その他、光軸ずれ測定装置及び光波照準装
置における光軸調整のための機能や構成、光軸ずれの測
定手順や補正手順等についても、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
光軸調整を場所的制限を受けることなく、しかも人手を
要さずに短時間で正確に実行でき、これにより調整の能
率向上及び信頼性の向上を図れるとともに、作業者の負
担を大幅に軽減することが可能な光軸補正システムとそ
の光軸ずれ測定装置、及び光軸補正機能を備えた光波照
準装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光軸補正システムの光軸調整時
における一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムの運用時における構成を
示すブロック図。
【図3】同実施形態における光軸ずれ計測データを示す
図。
【図4】従来の光波照準装置の構成を示すブロック図。
【図5】従来装置における光軸調整の様子を説明するた
めに示す図。
【符号の説明】
10…光波照準装置、 11…ジンバル機構部、 12…レーザ光入出射機構部、 13…レーザ光発生器、 14…レーザ光導光路、 15…照射用レーザ出射光鏡、 16…追尾用光波センサ、 17…ジンバル駆動制御回路、 18…光軸調整制御回路、 20…スクリーン、 30…光軸ずれ測定装置、 31…撮像器、 32…画像処理器、 33…通信処理器、 181…光軸補正データ記憶回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴海 昇 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 Fターム(参考) 2G065 AA17 AA18 AB09 BA05 BA06 BA19 BB44 BC23 BD03 DA01 DA15 2H043 AB02 AB05 AB07 AB09 5F072 KK30 YY20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標に対して水平及び垂直方向に回動可
    能なジンバル機構部と、このジンバル機構部の前記目標
    に対向する位置に配置されたレーザ光入出射機構と、レ
    ーザ光を発生するレーザ光発生器と、このレーザ光発生
    器から発生されたレーザ光を前記レーザ光入出射機構に
    導く導光路と、前記目標からの反射光を前記レーザ光入
    出射機構を介して受光する光検出部と、目標追尾時に得
    られる前記ジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾き
    角度を前記光検出部により得られる目標角度と略一致す
    るように制御するジンバル機構制御部とを備える光波照
    準装置と、 光軸ずれ測定時に、前記光波照準装置に対しレーザ光発
    生器に代わって接続される光軸ずれ測定装置とを具備
    し、 前記光軸ずれ測定装置は、 前記光波照準装置の導光路を介して目標からの反射光を
    受光し、この受光結果と前記ジンバル機構制御部による
    制御結果とに基づいて光軸のずれに対応する補正量を求
    める光軸ずれ補正量演算手段と、 この光軸ずれ補正量演算手段で求められた補正量データ
    に前記ジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾き角度
    データを付与して前記光波照準装置に送信する補正デー
    タ送信手段とを備え、 かつ前記光波照準装置は、 前記光軸ずれ測定装置からの送信データを受信する補正
    データ受信手段と、 この補正データ受信手段で受信された送信データを記憶
    する補正データ記憶手段と、 前記ジンバル機構部が回動する毎に前記補正データ記憶
    手段から前記ジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾
    き角度に対応する補正量を読み出して、前記導光路の光
    軸を読み出した補正量で補正する光軸補正制御手段とを
    備えることを特徴とする光軸補正システム。
  2. 【請求項2】 前記光軸ずれ測定装置の光軸ずれ補正量
    演算手段は、前記光波照準装置の導光路を介して目標か
    らの反射光を受光し、この受光結果と前記ジンバル機構
    制御部による制御結果とを観測する撮像器と、この撮像
    器の撮像画像から画像処理により光軸ずれ量を求め、こ
    の光軸ずれ量相当の補正量を求める演算器とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光軸補正システム。
  3. 【請求項3】 前記光波照準装置のジンバル機構制御部
    は、光軸ずれ測定時に、前記光軸ずれ測定装置からの指
    令信号に応じて前記ジンバル機構部を稼動して水平及び
    垂直方向への傾き角度を変化させる指令受信・駆動手段
    を備え、 前記光軸ずれ測定装置は、前記光軸ずれ補正量演算手段
    による演算処理を終了する毎に、前記指令受信駆動手段
    に対して指令を送り、前記ジンバル機構部の水平及び垂
    直方向への傾き角度を順次変化させる指令送信手段を備
    え、前記光軸ずれ補正量演算手段に対し傾き角度毎の補
    正量を求めさせることを特徴とする請求項1記載の光軸
    補正システム。
  4. 【請求項4】 光軸ずれ測定時に、前記光波照準装置か
    ら目標に向けて照射されるレーザ光路上に第1の目標光
    源を設置し、目標からの反射光路上に第2の目標光源を
    設置しておくようにし、 前記光軸ずれ測定装置の光軸ずれ補正量演算手段は、前
    記光波照準装置の導光路を介して前記第1の目標光源か
    らの光を受光し、この受光結果と前記ジンバル機構制御
    部による前記第2の目標光源からの光を使用した制御結
    果とに基づいて光軸のずれに対応する補正量を求めるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光軸補正システム。
  5. 【請求項5】 目標に対して水平及び垂直方向に回動可
    能なジンバル機構部と、このジンバル機構部の前記目標
    に対向する位置に配置されたレーザ光入出射機構と、レ
    ーザ光を発生するレーザ光発生器と、このレーザ光発生
    器から発生されたレーザ光を前記レーザ光入出射機構に
    導く導光路と、前記目標からの反射光を前記レーザ光入
    出射機構を介して受光する光検出部と、この光検出部に
    よる検出結果と、目標追尾時に得られる前記ジンバル機
    構部の水平及び垂直方向への傾き角度を前記光検出部に
    より得られる目標角度と略一致するように制御するジン
    バル機構制御部とを備える光波照準装置に対し、光軸ず
    れ測定時に、前記レーザ光発生器に代わって接続される
    光軸ずれ測定装置において、 前記光波照準装置の導光路を介して目標からの反射光を
    受光し、この受光結果と前記ジンバル機構制御部による
    制御結果とに基づいて光軸のずれに対応する補正量を求
    める光軸ずれ補正量演算手段と、 この光軸ずれ補正量演算手段で求められた補正量データ
    に前記ジンバル機構部の水平及び垂直方向への傾き角度
    データを付与して前記光波照準装置に送信する補正デー
    タ送信手段とを備えることを特徴とする光軸ずれ測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光軸ずれ補正量演算手段は、前記光
    波照準装置の導光路を介して目標からの反射光を受光
    し、この受光結果と前記ジンバル機構制御部による制御
    結果とを観測する撮像器と、この撮像器の撮像画像から
    画像処理により光軸ずれ量を求め、この光軸ずれ量相当
    の補正量を求める演算器とを備えることを特徴とする請
    求項5記載の光軸ずれ測定装置。
  7. 【請求項7】 前記光波照準装置のジンバル機構制御部
    が与えられる指令に応じて前記ジンバル機構部を稼動し
    て水平及び垂直方向への傾き角度を変化させる場合に、
    前記光軸ずれ補正量演算手段による演算処理を終了する
    毎に、前記光波照準装置のジンバル機構制御部に対して
    指令を送り、前記ジンバル機構部の水平及び垂直方向へ
    の傾き角度を順次変化させる指令送信手段を備え、前記
    光軸ずれ補正量演算手段に対し傾き角度毎の補正量を求
    めさせることを特徴とする請求項5記載の光軸ずれ測定
    装置。
  8. 【請求項8】 目標に対して水平及び垂直方向に回動可
    能なジンバル機構部と、このジンバル機構部の前記目標
    に対向する位置に配置されたレーザ光入出射機構と、レ
    ーザ光を発生するレーザ光発生器と、このレーザ光発生
    器から発生されたレーザ光を前記レーザ光入出射機構に
    導く導光路と、前記目標からの反射光を前記レーザ光入
    出射機構を介して受光する光検出部と、この光検出部に
    よる検出結果と、目標追尾時に得られる前記ジンバル機
    構部の水平及び垂直方向への傾き角度を前記光検出部に
    より得られる目標角度と略一致するように制御するジン
    バル機構制御部とを備える光波照準装置において、 光軸ずれ測定時に、レーザ光発生器に代わって光軸ずれ
    測定装置を接続するとき、 光軸ずれ測定時に、光軸ずれ測定装置で求められた前記
    ジンバル機構部の傾き角度毎の補正量データを受信する
    補正データ受信手段と、 この補正データ受信手段で受信された補正量データを記
    憶する補正データ記憶手段と、 運用時に、前記ジンバル機構部が回動する毎に前記補正
    データ記憶手段から前記ジンバル機構部の水平及び垂直
    方向への傾き角度に対応する補正量を読み出して、前記
    導光路の光軸を読み出した補正量で補正する光軸補正制
    御手段とを備えることを特徴とする光軸補正機能を備え
    た光波照準装置。
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