JP2002098407A - 省エネルギー機器導入方法、及び省エネルギー機器導入システム - Google Patents

省エネルギー機器導入方法、及び省エネルギー機器導入システム

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JP2002098407A JP2000286875A JP2000286875A JP2002098407A JP 2002098407 A JP2002098407 A JP 2002098407A JP 2000286875 A JP2000286875 A JP 2000286875A JP 2000286875 A JP2000286875 A JP 2000286875A JP 2002098407 A JP2002098407 A JP 2002098407A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の家庭3aへの給湯器14の導入を促進
することができるシステムを提供する。 【解決手段】 本システムは、省エネルギー機器である
給湯器14の家庭3aへの導入を促進するものであっ
て、定額決定部24と、機器制御部23と、情報管理部
22とを備える。定額決定部24は、少なくとも機器導
入費用と変動エネルギー費用とを、家庭3aが所定期間
毎に支払う割賦の定額として決定する。変動エネルギー
費用は、家庭3aによる給湯器14の運転に必要な費用
である。機器制御部23は、給湯器14を遠隔制御し
て、給湯器14の運転によるエネルギー費用を抑制す
る。情報管理部22は、各家庭3a、あるいは各家庭3
aのもとの給湯器14の状態を、データとして収集す
る。また、定額決定部24は、集めたデータを基に、家
庭3a毎に定額を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の顧客への省
エネルギー機器の導入を促進するための省エネルギー機
器導入方法、及び省エネルギー機器導入システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】省エネルギーの観点から、エネルギー使
用量の少ない家庭用機器や産業用機器の開発が行われて
いる。この中から、エネルギー使用量を大幅に削減でき
る機器(以下、省エネルギー機器という。)も生まれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、省エネルギー
機器は、そのエネルギー使用量が削減される事が認識さ
れつつも、省エネルギー機器の導入コストが高い為、導
入が浸透していない。すなわち、家庭や企業は、長期的
には導入コストを帳消しにするだけのエネルギー使用量
削減の効果が出ることを認識していても、はじめに導入
コストをかける必要(初期投資の必要)があるため、省
エネルギー機器の導入に踏み切れないということが多
い。
【0004】また、導入コストの削減をするためにリー
ス/レンタルを利用することが考えられるが、これは機
器代金を分割返済するものである。省エネ効果によりエ
ネルギー費が削減されたことは所定期間が経過しないと
確認できないため、導入する顧客から見れば、削減され
るということが明確でないエネルギー費を今まで通り従
量的に支払っていくことを考えると、それに加えて機器
代金の分割返済まで背負い込むのは避けたいと考えるで
あろう。すなわち、リース/レンタルの利用によって
も、それほどの省エネルギー機器導入促進の効果は望め
ない。
【0005】これに対し、エネルギー削減量から初期投
資の回収とユーザ利益を生み出すESCO(Energy Ser
vice Company)等の導入促進方法が存在する。ESCO
事業では、ESCO事業者が、省エネルギー効果を保証
しつつ、導入に要した費用、金利、ESCO事業者の経
費などを光熱費(エネルギー費用)の削減分で支払って
いく。ESCO事業者は、省エネルギー診断、省エネル
ギー機器導入計画の立案、資金調達など包括的なサービ
スを顧客に提供する。
【0006】しかしながら、このような方法を用いよう
としても、特に家庭用機器では、顧客のライフスタイル
や人数、季節等の顧客個別の条件によって機器の使用状
況が大きく異なっていたり変動したりするため、メリッ
トの算出が困難となり、正確な投資回収計画立案や顧客
毎の利益計算などが極めて困難である。
【0007】本発明の課題は、多数の顧客への省エネル
ギー機器の導入を促進することができる省エネルギー機
器導入方法、及び省エネルギー機器導入システムを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る省エネル
ギー機器導入方法は、多数の顧客への省エネルギー機器
の導入を促進するための方法であって、定額設定ステッ
プと、遠隔制御ステップと、データ収集ステップとを備
えている。定額設定ステップでは、少なくとも機器導入
費用と変動エネルギー費用とを、顧客が所定期間毎に支
払う割賦の定額として設定する。機器導入費用は、省エ
ネルギー機器の機器導入費用である。変動エネルギー費
用は、顧客による省エネルギー機器の運転に必要な費用
である。遠隔制御ステップでは、顧客のもとに導入させ
た省エネルギー機器を遠隔制御して、省エネルギー機器
の運転によるエネルギー費用を抑制する。データ収集ス
テップでは、各顧客の状態、あるいは各顧客のもとの省
エネルギー機器の状態を、データとして収集する。ま
た、定額設定ステップにおいては、データ収集ステップ
により集めたデータを基に、顧客毎に定額を設定する。
【0009】この省エネルギー機器導入方法を行う事業
者としては、エネルギー供給者の他、顧客に省エネルギ
ー機器を販売する販売業者、省エネルギー機器のメーカ
ー、金融会社、ファイナンス会社などが挙げられる。
【0010】ここでは、まず、事業者が、定額設定ステ
ップにおいて定額を設定する。この定額は、機器導入費
用及び変動エネルギー費用の推定額を含む総額を基に計
算されるもので、所定期間毎に顧客が一定額を支払えば
よいように設定される割賦の額である。そして、事業者
は、顧客のもとに導入させた省エネルギー機器を遠隔制
御して、省エネルギー機器の運転によるエネルギー費用
を抑制する。ここでは、省エネルギー機器の制御を顧客
任せにせずに事業者側で遠隔制御するようにしたため、
省エネルギー機器の導入効果に加えて適切な省エネルギ
ー機器の運用による省エネルギー効果が生まれ、エネル
ギー費用がより抑えられるようになる。
【0011】このように事業者が省エネルギー機器導入
方法を行えば、顧客は、はじめに機器導入コストを支払
う必要がなく、機器導入費用の分割返済分及び将来の変
動エネルギー費用をまとめた形で定額を支払っていけば
よいことになる。そして、この定額を、長期的な変動エ
ネルギー費用の削減効果を基にして、現在の顧客の所定
期間毎の平均支払いエネルギー費用よりも低く抑えてや
れば、顧客は負担の増加なしに省エネルギー機器の導入
を行うことができる。この省エネルギー機器導入方法に
より省エネルギー機器の導入を行う顧客が増えていけ
ば、グローバルな視点での省エネルギーが促進される。
【0012】また、データ収集ステップで各顧客や省エ
ネルギー機器の状態をデータとして収集し、これらのデ
ータを基に顧客毎に定額を設定している。このため、定
額の設定を合理的に行うことができるようになり、事業
者に対する顧客の信頼度が向上し、より多くの顧客に省
エネルギー機器を導入してもらうことが可能となる。
【0013】請求項2に係る省エネルギー機器導入方法
は、請求項1に記載の方法であってであって、データ収
集ステップでは、省エネルギー機器を使う顧客の人員構
成、省エネルギー機器を使う顧客の存する地域、省エネ
ルギー機器の使用時間の実績、及び省エネルギー機器の
エネルギー消費量の実績のうち少なくとも1つについて
データ収集する。
【0014】ここでは、各顧客に特有の上記データの幾
つか(少なくとも1つ)を基に、顧客毎の定額の設定を
行う。請求項3に係る省エネルギー機器導入方法は、請
求項1に記載の方法であって、データ収集ステップで
は、省エネルギー機器を使う顧客の人員構成及び省エネ
ルギー機器を使う顧客の存する地域の少なくとも一方の
データを収集する。そして、定額設定ステップでは、新
規顧客に対して、収集した顧客の人員構成及び顧客の存
する地域の少なくとも一方のデータを基に、定額を設定
する。
【0015】ここでは、顧客の人員構成や顧客の存する
地域といったデータを収集して、これ(これら)を基に
顧客毎の定額を設定することにより、新規顧客のように
実績のない場合においても適当な定額の設定が為される
ようになる。
【0016】請求項4に係る省エネルギー機器導入方法
は、請求項1に記載の方法であって、データ収集ステッ
プでは、省エネルギー機器の使用時間の実績及び省エネ
ルギー機器のエネルギー消費量の実績の少なくとも一方
のデータを収集する。そして、定額設定ステップでは、
顧客に対して、収集した使用時間の実績及びエネルギー
消費量の実績の少なくとも一方のデータを基に、さらに
定額を設定変更する。
【0017】ここでは、省エネルギー機器の使用時間や
エネルギー消費量の実績といったデータを収集して、こ
れ(これら)を基に顧客毎の定額を設定変更する。例え
ば、省エネルギー機器の使用時間やエネルギー消費量の
実績が前回の定額設定時の想定よりも少なかった顧客に
対しては、次の定額の設定において減額を行うことが考
えられる。
【0018】請求項5に係る省エネルギー機器導入方法
は、請求項1に記載の方法であって、定額は省エネルギ
ー機器固有の要素に基づいて設定されている。「省エネ
ルギー機器固有の要素」としては、例えば、省エネルギ
ー機器が給湯器である場合の給湯器のタンク容量等があ
る。
【0019】ここでは、省エネルギー機器に固有の要素
に基づいて定額が設定されるため、定額の設定が容易に
なる。これにより、定額を設定する際に、従来のように
顧客の使用実績の統計を用いて複雑なベースライン設定
を行ったり、顧客の受けるメリットを計算したりする等
の面倒な作業を避けることができる。
【0020】請求項6に係る省エネルギー機器導入方法
は、請求項1に記載の方法であって、定額は過去の省エ
ネルギー機器の使用時間に基づいて設定されている。こ
こでは、過去に顧客が省エネルギー機器を使用した使用
時間に基づいて定額が設定されるため、定額の設定が容
易になる。したがって、ここでも、定額を設定する際の
面倒な作業を避けることができる。
【0021】請求項7に係る省エネルギー機器導入方法
は、請求項1から6のいずれかの方法であって、顧客に
よる省エネルギー機器の運転によって実際に要した実エ
ネルギー費用が変動エネルギー費用を超える場合は、定
額に定額を超える額を加算した額を顧客の支払う額とす
る。
【0022】ここでは、定額設定ステップで設定された
定額を超えるような省エネルギー機器の使用が行われた
場合には、この超過分を定額に加算した額を顧客が支払
うこととなる。これにより、事業者側が顧客の過剰な使
用により不測の損害を被ることを防止できる。
【0023】請求項8に係る省エネルギー機器導入シス
テムは、多数の顧客への省エネルギー機器の導入を促進
するためのシステムであって、定額決定手段と、遠隔制
御手段と、データ収集手段とを備えている。定額決定手
段は、少なくとも機器導入費用と変動エネルギー費用と
を、顧客が所定期間毎に支払う割賦の定額として決定す
る。機器導入費用は、省エネルギー機器の機器導入費用
である。変動エネルギー費用は、顧客による省エネルギ
ー機器の運転に必要な費用である。遠隔制御手段は、顧
客のもとに導入させた省エネルギー機器を遠隔制御し
て、省エネルギー機器の運転によるエネルギー費用を抑
制する。データ収集手段は、各顧客、あるいは各顧客の
もとの省エネルギー機器の状態を、データとして収集す
る。また、定額決定手段は、データ収集手段により集め
たデータを基に、顧客毎に定額を設定する。
【0024】請求項9に係る省エネルギー機器導入シス
テムは、顧客による省エネルギー機器の運転によって実
際に要した実エネルギー費用が変動エネルギー費用を超
える場合は、定額に定額を超える額を加算した額を顧客
の支払う額とする。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <A:本実施形態のシステムの概要>本発明の一実施形
態に係る方法を利用したシステムの概要を、図1及び図
2に示す。
【0026】このシステムは、管理センター2を設け、
エネルギー供給者である電力会社4aから電気エネルギ
ーの供給を受けて各種機器を使用する多数の家庭(顧
客)3aに対して、省エネルギー効果の高い電気式給湯
器14の導入を行わせ、且つ各給湯器14を最適に制御
することで省エネルギー効果をさらに高めることを目的
としたシステムである。システムの中核となる管理セン
ター2の運営を行う事業者としては、ここでは給湯器1
4の供給・設置やメンテナンスなどを行う能力のある機
器メーカーを想定しているが、エネルギー供給者である
電力会社、金融会社、ファイナンス会社なども管理セン
ター2を運営する主体となり得る。
【0027】このシステムでは、以下のような各処理が
行われる。 (A−1:給湯器導入処理)まず、本システムでは、初
期費用を取らずに各家庭3aに給湯器14を導入する。
ここでは、従来の給湯器の使用に対して支払っているガ
ス代(あるいは電気代)と同等、あるいはそれよりも低
い定額料金を毎月支払うことで省エネルギー効果の高い
新しい給湯器14を導入することができる旨を顧客であ
る各家庭3aに宣伝して、多数の家庭3aに給湯器14
を導入させる。定額料金の決定については、後に詳述す
る。
【0028】(A−2:給湯器接続処理)各家庭3aに
導入した給湯器14には、管理センター2の管理コンピ
ュータ12と通信可能になるように、送信部14d及び
受信部14eを備えさせておく(図2参照)。また、給
湯器14に対しては、給湯器14が消費する電気エネル
ギー量を把握することができるように、その他の機器5
1用の電力メーターM1とは別に、給湯器14専用の電
力メーターM2を設置する。
【0029】(A−3:金銭処理)そして、管理センタ
ー2は、家庭3aから定額料金を毎月徴収するととも
に、電力会社4aに対して電力メーターM2に基づく電
気代を支払う。
【0030】(A−4:データ収集及び給湯器最適運用
処理)また、管理センター2は、各家庭3aの給湯器1
4等から集められた各種データを管理コンピュータ12
により情報管理して、給湯器14毎に最適と思われる遠
隔制御を行う。この遠隔制御は、給湯器14を管理コン
ピュータ12で直接リモートコントロールする方法で行
ってもよいし、集めたデータを基に管理コンピュータ1
2で作成した最適制御プログラムを給湯器14に随時ダ
ウンロードさせる方法で行ってもよい。本実施形態の記
載では、後者の方法で遠隔制御を行っている。
【0031】<B:定額料金の決定>多数の家庭3aに
給湯器14を導入させるためには、リーズナブルな定額
料金設定が必要となる。
【0032】この定額料金の内訳は、図3に示すよう
に、家庭3aが給湯器14を使用することにより発生す
る使用エネルギー費、機器導入に関する機器費用や設置
費用などの返済費の割賦分(機器導入代返済分)、定期
点検や故障時の修理費などに充てられるサービス・メン
テナンス料、管理センター2を運営する事業者の利益で
あるベンダー利益、及びその他の費用となる。上記内訳
のうち、使用エネルギー費は毎月の給湯器14の各家庭
3aでの使用状態により変動するものであり、機器導入
代返済分、サービス・メンテナンス料、及びベンダー利
益は概ね固定分として確定できるものである。したがっ
て、使用エネルギー費の変動に伴い、その他の費用の部
分も毎月変動することになる。その他の費用は、例えば
管理センター2側で1年間蓄積され、ユーザである家庭
3aに利益還元されたり、給湯器14の新たな省エネル
ギー運用の開発に投資されたりする。なお、給湯器14
専用の電力メーターM2の設置費用については、機器導
入代返済分に含ませてもよいし、管理センター2側で負
担することにしてもよい。
【0033】上記のように、定額料金には変動する使用
エネルギー費が含まれる。この使用エネルギー費は、家
庭3aを構成する人数や季節での差異、使用状況などに
よって家庭3a毎に大きく異なる。そこで、管理センタ
ー2は、以下に示す2つの定額料金決定方法を併用す
る。
【0034】(B−1:従来機器の昨年度実績からの推
定による料金決定)システムの運用開始当初は、過去の
運営実績の蓄積もないため、主として顧客である家庭3
aの昨年度の従来の給湯器によるエネルギー費を基にし
て料金を決定する方法を用いる。
【0035】図4に本決定方法の一例を示す。ここで
は、従来からのガス式の給湯器に代えて、電気式の省エ
ネルギー機器である給湯器14を導入するケースを示し
ている。まず、昨年度のエネルギーコスト(給湯器に関
するガス使用料金)を計算し、その月平均に相当する金
額と同等、あるいは低い金額を定額料金として設定す
る。ガス使用料金については、基本料金を除き、全ガス
使用料金の8割が給湯に要したものであると推定する
(2割は厨房に要したと仮定)。次に、従来のガス式給
湯器及び導入する電気式給湯器14の機器効率を用い
て、昨年度のガス消費量から予想される使用電力量を熱
量換算し、電気料金を推定する。そして、その電気料金
を定額料金から引いたもので機器導入代返済分、サービ
ス・メンテナンス料、及びベンダー利益が出るように、
契約年数などを決定する。
【0036】(B−2:ライフスタイルの統計データに
よる料金決定)システムの運用開始後は、図5に示すよ
うに、既に顧客となっている各家庭3a及びそのもとに
ある給湯器14から運用情報を収集することが行われ
る。各家庭3aにはユーザIDを付与し、使用エネルギ
ー量や家族構成などの情報をユーザID別に管理コンピ
ュータ12で集約する。これらの情報は、管理コンピュ
ータ12において、統計処理が為される。これにより、
ライフスタイル毎のエネルギー使用量の統計値が算出さ
れる。
【0037】このような統計データを基にして、新規顧
客に対する定額料金の設定を行うことができる。例え
ば、新規顧客が大人2人・子供3人の5人家族の家庭な
らば8000円、大阪在住の3人家族ならば7000円
など、定額料金を定めることができる。
【0038】なお、使用エネルギー量や家族構成などの
情報は、後述するように通信ネットワーク9を介して給
湯器14から管理コンピュータ12に送られる(図6参
照)。図6に示す運用状況入力部14cによる家族構成
等のデータ入力は、給湯器14に付属する設置コントロ
ーラを利用してもよいし、各家庭3aに対して個人ホー
ムページをインターネット上に開設した上で入力を行う
ようにしてもよい。
【0039】上記のように定額料金が決定された場合、
各家庭3aは、原則として毎月定額料金を管理センター
2に対し支払うこととなるが、各家庭3aによる給湯器
14の運転に要したエネルギー量が定額料金中に含まれ
る使用エネルギー費(なお、使用エネルギー費の上限に
ついては、契約時に明確にしておく必要がある)に相当
するエネルギー量を超える場合には、各家庭3aに予め
定められた定額料金に加えて超過分のエネルギー量に相
当する費用を支払わせるよう管理センター2において設
定することができる。すなわち、原則として定額制を採
用しつつ、各家庭3aの使用の程度によって適宜従量制
を併用することも可能である。
【0040】これにより、事業者側の管理センター2が
顧客3aの過剰な使用により不測の不利益を被ることを
防止できる。 <C:管理コンピュータの構成>管理コンピュータ12
は、各家庭3aのもとに導入・設置された給湯器14の
電気エネルギー消費量の低減を実現することを主目的と
して設けられるもので、図2に示すように、通信部21
と、情報管理部22と、機器制御部23とを備えてい
る。また、管理コンピュータ12には、上記のような方
法で定額料金の決定を行う定額決定部24や、電力メー
ターM2の検針値を基に実際に給湯器14の使用によっ
て発生した電気代を演算する実エネルギー費用演算部2
5が備えられている。
【0041】(C−1:通信部)通信部21は、受信部
21a及び送信部21bから成る。受信部21aは、イ
ンターネット等の通信ネットワーク9を介して給湯器1
4側から送られてくる各種情報を受けて、情報管理部2
2や実エネルギー費用演算部25に情報を提供する。送
信部21bは、各給湯器14を最適に運用するために機
器制御部23によって作成された制御プログラムを、通
信ネットワーク9を介して各給湯器14に配布する。各
給湯器14は、この制御プログラムをダウンロードし
て、個々の使用状況に応じた最適な制御により運転を行
う。
【0042】(C−2:情報管理部)情報管理部22
は、各給湯器14等からの各種情報をデータベース22
aに記憶して、情報管理及び統計処理を行う。ここで管
理する情報には、各家庭3aに設定されるユーザID、
機器及び工事の費用である初期費用、各月毎や総計の使
用エネルギー量、メンテナンスやサービスの費用、ユー
ザメリット金額、電気やガスの基本料金などがある。
【0043】(C−3:機器制御部)機器制御部23
は、情報管理部22が持つ情報に基づいて、各家庭3a
の給湯器14毎に最適な制御プログラム(制御パター
ン)を作成する。この制御プログラムは、送信部21b
から給湯器14に配布される。制御プログラムの作成及
び配布は、基になる所定情報の変更があったとき、及び
所定期間毎に行われる。
【0044】<D:給湯器の特性及び構成>給湯器14
は、電気エネルギーを使う省エネルギー機器として開発
され、従来の給湯器に較べエネルギー消費量がかなり小
さな機器である。したがって、給湯器14は、長期的な
視野に立てばエネルギー消費量(電気代)の削減効果に
よって導入者に利益をもたらすものであることは明らか
である。しかし、導入する家庭3aから見れば、電気代
の削減効果が不確定であり、原則として初期コストも必
要であることから、簡単に導入を決めることが難しいも
のである。
【0045】これに鑑み、本システムでは、上記のよう
に、初期コストの一括支払いの必要がなく削減効果の保
証を間接的に管理センター2の運営者側が負担する定額
料金支払いという方法を採り、各家庭3aが給湯器14
の導入を決めやすいようにしている。
【0046】これに加え、給湯器14の省エネルギー効
果を確認し、さらなる省エネルギーを達成するために、
給湯器14は以下のような構成とされている。給湯器1
4は、貯留タンクを備えた家庭用給湯器であり、図2に
示すように、給湯に関するコントロールを行うコントロ
ーラ14a、エネルギーデータ収集部14b、運用状況
入力部14c、送信部14d、受信部14eなどから構
成されている。
【0047】コントローラ14aは、管理コンピュータ
12の機器制御部23から送られてきた制御プログラム
によって、沸き上げやタンクへの湯の貯留といった給湯
を制御する。
【0048】エネルギーデータ収集部14bは、所定時
間毎のエネルギー消費量、使用時間、使用時間帯、使用
能力設定、時間帯毎の外気温変化、湿度といったデータ
を収集し、送信部14dから管理コンピュータ12へと
データを送る(図6参照)。このデータの送信は、1日
に数回行われる。
【0049】運用状況入力部14cは、給湯器14を各
家庭3aに設置する段階で、家庭3aの家族構成や地域
情報などを入力するために設けられている。ここで入力
された情報も、管理コンピュータ12のデータベース2
2aに記憶される。なお、入力された情報に変更があっ
た場合には、随時入力が行われる。入力は、上述のよう
に、設置コントローラを利用してもよいし、インターネ
ット上に開設した各家庭3aの個人ホームページを利用
してもよい <E:管理コンピュータの情報管理部が持つ情報の利用
>情報管理部22のデータベース22aには、給湯器1
4の設置環境に関する情報、電力会社4aの電気エネル
ギー供給状態に関する情報、タンク容量の情報、時間帯
別の推定使用湯量の情報、各家庭3aに関する情報など
が記憶される。
【0050】(E−1:設置環境に関する情報の利用に
ついて)給湯器14の設置環境に関する情報としては、
時間帯毎の外気温変化、季節、天候、地域、湿度などが
挙げられる。このような給湯器14の設置環境に関する
情報を考慮して、機器制御部23は、各給湯器14に最
適であると思われる制御プログラムを作成する。
【0051】例えば、給湯器14周辺の温度や湿度の情
報と、天候や季節の情報とを合わせて、どの時間帯に沸
き上げを行うのが最適であるかを推定して、省エネルギ
ーを達成する制御プログラムを作成する。
【0052】なお、このような給湯器14の設置環境に
関する情報は、図6に示すように給湯器14のエネルギ
ーデータ収集部14bや運用状況入力部14cから送ら
れてくるほか、図7に示すような外部機関60からも取
り込まれる。天候といった気象情報は、専門の外部機関
60から通信ネットワーク9を介して入手することにな
る。
【0053】(E−2:エネルギー供給状態に関する情
報の利用について)また、電力会社4aの電気エネルギ
ー供給状態に関する情報としては、時間帯別の電気代の
設定、電気エネルギー総消費量のピーク時の情報などが
挙げられる。このような情報を利用すれば、できるだけ
電気代の設定が安い時間帯の間に給湯させておく制御プ
ログラムとしたり、電気エネルギー総消費量のピーク時
を外して給湯させる制御プログラムとしたりすることが
できる。この情報についても、図7のように外部機関6
0から入手することができる。
【0054】(E−3:タンク容量及び時間帯別の推定
使用湯量の情報の利用について)タンク容量の情報は給
湯器14の仕様から入手することができ、時間帯別の推
定使用湯量の情報は、エネルギーデータ収集部14bか
ら情報管理部22に送られてくるエネルギー消費量や使
用時間といったデータを情報処理することによって得る
ことができる。
【0055】給湯器14は、エネルギー消費が抑えられ
るタイミングで沸き上げを行いタンクに湯を貯留した
り、時間帯別の推定使用湯量に応じて予め沸き上げを行
ったりすることができる。これを最適に行わせるため、
タンク容量の情報や時間帯別の推定使用湯量の情報に基
づいて、機器制御部23が給湯器14毎に制御プログラ
ムを作成する。
【0056】(E−4:各家庭に関する情報)顧客であ
る各家庭3aに関する情報としては、各家庭3aのライ
フスタイル、家庭3aの人員構成、各人の性別や年令な
どが挙げられる。これらの情報によって給湯器14の使
用時間や使用時間帯などが左右されることに鑑み、機器
制御部23は、特にデータの蓄積の少ない機器導入初期
における制御プログラムの作成において各家庭3aに関
する情報を利用する。
【0057】また、これらの情報は、上記のように、新
規顧客3bに対する定額料金の決定において利用され
る。 (E−5:情報管理部が持つ情報を利用した制御プログ
ラム作成の一例)以下に、上記の情報の幾つかを利用し
た機器制御部23による制御プログラムの作成手順の一
例を示す。
【0058】まず、参考にするデータとして、過去1週
間分の日付、1時間毎の外気温度、給湯時刻、使用湯
量、給湯温度を用いることにして、現在の日付及び季節
と1週間分の外気温変化から、次の日の天候を晴・曇・
雨の3パターンに分けて予測する。そして、該当する天
候パターンと外気温条件から、どの時間帯に沸き上げを
行うのが最適であるかを推定する。
【0059】この推定においては、給湯器14のヒート
ポンプ式室外機などの能力が高くなる外気温条件を求め
る。また、推定される使用湯量に対して追い炊きや湯切
れが極力発生しないように、沸き上げ時間帯を修正す
る。さらに、深夜電力など単価の安い電力を利用できる
時間帯がある場合には、その修正も行う。
【0060】また、追い炊きや湯切れが発生した場合、
その発生回数をカウントしておく。そして、それが一定
値を超えれば機器能力不足と判断し、顧客である家庭3
aに契約コースの切り替えを奨める。
【0061】<F:情報管理部による情報の蓄積>情報
管理部22は、各給湯器14から送られてくる各種情報
を、データベース22a内にある給湯器14別のデータ
群に蓄積していく。この蓄積されていくデータ群は、さ
らに効果の高い省エネルギー制御の開発に利用された
り、過去の実績データに基づいた給湯器14別の更なる
最適制御プログラムの作成に役立てられたりする。
【0062】これにより、図8に示すように、同じよう
な使用状態であっても、給湯器14を導入した1年目で
の使用エネルギー量に比して、2年目以降の使用エネル
ギー費が削減されることが期待できる。
【0063】<G:本実施形態のシステムの特徴> (G−1)本システムでは、管理センター2が、各家庭
3aへの給湯器14の設置、給湯器14が消費する電気
エネルギー量を検出する電力メータM2の設置、定額料
金の設定、家庭3aからの定額料金の徴収、及び電力会
社4aへの給湯器14による電気代の支払いを全て行
う。そして、顧客である家庭3aには、給湯器14に関
して、機器導入費用及び毎月の使用エネルギー費を含め
た形での定額料金の支払いだけを行わせ、管理センター
2側で給湯器14による省エネルギー効果であるエネル
ギー費削減の未達成時のリスクを背負うことにしてい
る。このため、給湯器14を導入する家庭3aが増え、
グローバルな視点での省エネルギーが促進されて、環境
保護や二酸化炭素の削減にも貢献することになる。
【0064】(G−2)本システムでは、省エネルギー
機器である給湯器14の制御を、家庭3aだけに任せず
に、管理コンピュータ12から制御プログラムを随時送
って遠隔制御するようにしたため、給湯器14の導入に
よる省エネルギー効果に加えて、適切な給湯器14の運
用による省エネルギー効果が生まれる。したがって、エ
ネルギー費(電気代)がより低く抑えられる。これによ
り、定額料金の設定をより低く抑えることが可能とな
り、より多くの顧客(家庭3a)が省エネルギー機器で
ある給湯器14の導入に踏み切ることが想定される。
【0065】なお、図4に示すように、長期的なエネル
ギー費の削減効果を基にして、現在の顧客(家庭3a)
の毎月のエネルギー費よりも定額料金を低く抑えている
ため、各家庭3aは負担の増加なしに省エネルギー機器
である給湯器14の導入を行うことができる。
【0066】(G−3)本システムでは、図3に示すよ
うに給湯器14のメンテナンス料なども定額料金に含ま
せているため、顧客である家庭3aから見れば、給湯器
14の信頼性や故障時の修理費用などについての心配を
それほどすることなく、省エネルギー機器である給湯器
14の導入に踏み切ることができる。
【0067】(G−4)本システムでは、多数の家庭3
aのもとに設置される給湯器14それぞれに対して、管
理センター2の管理コンピュータ12が豊富な知識と情
報量を生かして、最適な遠隔制御を行っている。具体的
には、各給湯器14個別の使用状況等のデータや種々の
その他のデータを考慮した上で、最適と思われる制御プ
ログラムを作成して給湯器14側に配信している。した
がって、各家庭3aが独自に給湯器14の運用を行う場
合に較べて、格段に省エネルギー効果が向上することが
期待できる。そして、多数の家庭3aのもとにある給湯
器14を集中的に管理して省エネルギーを目的とした遠
隔制御を管理センター2側で行っているため、全体とし
ての省エネルギー効果のスケールが大きく、環境保護や
二酸化炭素の削減にも貢献すると期待される。
【0068】(G−5)本システムでは、各給湯器14
から送られてくる各種情報を、データベース22a内に
ある給湯器14別のデータ群に蓄積していく。そして、
この蓄積されていくデータ群は、さらに効果の高い省エ
ネルギー制御の開発に利用されたり、過去の実績データ
に基づいた給湯器14別の更なる最適制御プログラムの
作成に役立てられたりする。特に、データが蓄積されて
くると、各家庭3aに合った最適な給湯器14の運転方
法が確立されてくるため、省エネルギー効果がさらに高
まるようになる。
【0069】これにより、図8に示すように、同じよう
な使用状態であっても、給湯器14を導入した1年目で
の使用エネルギー量に比して、2年目以降の使用エネル
ギー費を低く抑えることができる。
【0070】なお、図8では2年目の使用エネルギー費
が1年目の使用エネルギー費よりも小さくなっている
が、これは、上記データの蓄積による制御の最適化の効
果によるものだけとは限らず、最初の定額料金設定にお
ける実状とのズレや給湯器14導入後の家庭3aの省エ
ネルギー努力が寄与している場合もある。このような要
因を考慮して、1年経過時において余った利益を家庭3
aに還元したり、2年目以降における定額料金の再設定
を行ったりすることが望ましい。このようにすること
で、各家庭3aにおいて給湯器14の使用を抑えて独自
に省エネルギーに貢献した場合に、顧客がペイバックを
受けることができるようになる。これにより、各家庭3
aが省エネルギー意識を持って給湯器14を使用するこ
とが期待できるようになり、グローバルな視点での省エ
ネルギーがより促進されるようになる。
【0071】(G−6)また、各給湯器14から送られ
てくる各種情報をデータベース22aに蓄積して管理セ
ンター2側で監視することにより、給湯器14の故障診
断やメンテナンス時期の特定も可能となる。例えば、異
常情報の吸い上げ、現在の情報と初期の情報との比較か
ら給湯器14の劣化の確認もできるようになる。このよ
うな不具合を特定して給湯器14の修繕・取替等を行う
ことで、間接的に省エネルギーが図られることになる。
【0072】(G−7)本システムでは、各家庭3aや
給湯器14の状態をデータとして収集し、これらのデー
タを基に家庭3a毎に定額料金を設定している。このた
め、定額料金の設定が合理的となり、管理センター2を
運営する事業者に対する顧客(各家庭3a)の信頼度が
向上し、より多くの家庭3aに省エネルギー機器である
給湯器14を導入してもらうことができるようになる。
【0073】(G−8)本システムでは、管理コンピュ
ータ12の情報管理部22が、各家庭3aでの給湯器1
4の使用実績に関するデータに加え、各家庭3aに関す
るデータを収集する。また、地域、家庭3aの人員構
成、各人の性別や年令などの家庭3aに関する情報と給
湯器14の使用実績に関する情報とを結びつけて統計処
理を行うことによって、ライフスタイル毎のエネルギー
使用量の統計値を算出して、この統計データを基に新規
顧客3bに対する定額料金の設定を行っている。このよ
うに、新規の顧客3bに対して実績に裏付けされた適切
な定額料金の設定をすることができるため、新規顧客に
省エネルギー機器である給湯器14を導入させることが
容易となる。
【0074】[第2実施形態]上記第1実施形態におい
ては給湯器14の導入によるメリットを直接各家庭3a
に知らせることは行われていないが、1年毎の余剰利益
のペイバックの目安として、あるいは省エネルギー意識
の向上を図るために、各家庭3aに毎月メリット通知を
行うようにしてもよい。
【0075】図9に、その一例を示す。ここでは、従来
のガス使用の給湯器を電気式の給湯器14に変更した場
合のメリット計算の流れを示している。管理センター2
の管理コンピュータ12内にメリット計算実行部26を
設け、ここにあるメリット計算エンジンを利用して事業
者利益やユーザメリットを計算している。
【0076】メリット計算の流れとしては、電気使用時
間の入力、ガス代金への変換、電気代・機器返済費・サ
ービス費などの控除、事業者利益とユーザメリットの算
出となる。電気使用時間の入力では、電力会社の料金体
系の情報を用いて、例えば夜間と昼間とに分けて入力を
行う。ガス代金への変換では、適当な変換方式を組み込
んだメリット計算エンジンを利用する。
【0077】そして、算出されたユーザメリットは、毎
月各家庭3aに通知する。この通知方法としては、給湯
器14のコントローラ14aの表示部によって行っても
よいし、インターネット上の各家庭3aの個人ホームペ
ージによって行ってもよいし、郵送や電子メールなどの
手段を用いて行ってもよい。
【0078】[第3実施形態]上記第1実施形態では、
管理センター2側で各家庭3aへの給湯器14の初期導
入費用などを負担しているが、初期投資額が大きくなり
管理センター2を運営する事業者で負担することが難し
い場合には、図10に示すようにファイナンス会社5に
機器導入時の費用を支払ってもらい、リース費を管理セ
ンター2からファイナンス会社5に毎月支払っていく方
法を採ることも可能である。
【0079】[第4実施形態]上記第1実施形態では、
給湯器14専用の電力メーターM2と、その他の機器5
1に対する電力メーターM1とが各家庭3aに設置され
る(図1参照)。この構成に代えて、図11に示すよう
に、給湯器14を含めた家庭3a内の機器全体に対する
電力メーターM0と、給湯器14専用の電力メーターM
2とを各家庭3aに設置する構成を採ることもできる。
【0080】この場合には、管理センター2が電力メー
ターM2の検針値を収集して、その検針値を電力供給者
(電力会社)4aに報告する。そして、電力供給者4a
から管理センター2へは、電力メーターM2に基づく電
気料金を請求してもらい、電力供給者4aから家庭3a
へは、電力メーターM0に基づく料金から電力メーター
M2に基づく料金を差し引いた額を請求してもらうよう
にする。
【0081】[第5実施形態]上記第1実施形態では、
管理センター2が各家庭3aから定額料金を徴収してい
るが、各家庭3aの支払い先を一本化するために、電力
会社4aが定額料金設定や料金徴収の主体となるシステ
ムも考えられる。
【0082】図12に、そのシステムの概要を示す。こ
こでは、電力会社4aが、給湯器14の使用エネルギー
費を含めた家庭3aでの全電気代を定額で徴収する。こ
の定額料金には、給湯器14の導入費用やメンテナンス
費用などが含まれている。そして、電力会社4aは、機
器メーカーなどが運営する管理センター102に給湯器
14の提供やメンテナンスを依頼し、また給湯器14の
最適運用を行わせる。
【0083】この場合にも、家庭3aから見て給湯器1
4を導入しやすく、管理センター102において各家庭
3aの給湯器14が最適制御されるため、省エネルギー
が達成される。
【0084】[第6実施形態]上記第1実施形態では、
管理センター2が各家庭3aから定額料金を徴収してい
るが、各家庭3aの支払い先を一本化するために、電力
会社4aに料金徴収を代行させるシステムも考えられ
る。
【0085】図13に、そのシステムの概要を示す。こ
こでは、各家庭3aは、電力会社4aへの通常の電力料
金の毎月の支払い時に、給湯器14の使用分を含めた電
力料金、給湯器14の導入費用の返済割賦費、メンテナ
ンス費用などを支払う。すなわち、各家庭3aは電力会
社4aだけから請求を受け、電力料金プラスαを支払
う。電力会社4aは、各家庭3aから代行徴収した給湯
器14の導入費用の返済割賦費やメンテナンス費用など
を、代行手数料(代行料金)と引き換えに管理センター
202へと送金する。
【0086】管理センター202では、各家庭3aの給
湯器14等の情報を収集して、各給湯器14を最適に制
御する作業等を行い、省エネルギー化を促進する。な
お、ここでは電力会社4aに料金の代行徴収を行わせて
いるが、ガス会社や水道会社といった他の公共料金の徴
収を行う会社に代行してもらってもよい。その場合で
も、各家庭3aは、料金支払い先を増加させることなく
省エネルギー機器である給湯器14の導入を行うことが
できる。
【0087】[第7実施形態]上記第1実施形態では、
電力会社4aから各家庭3aにある給湯器14の使用分
の電気代の請求を受け、管理センター2が給湯器14の
エネルギー使用料を電力会社4aに支払うシステムとな
っている(図1参照)。これに代えて、図14に示すよ
うに、電気代は各家庭3aから電力会社4aに直接支払
ってもらい、機器導入費用の返済費やサービス・メンテ
ナンス料を各家庭3aから管理センター302に分割し
て支払ってもらうシステムとすることも可能である。
【0088】ここでは、給湯器14を初期費用なしで家
庭3aに設置し、機器導入費用やメンテナンス費用を割
賦にして毎月の定額料金として管理センター302に支
払わせる。この支払いは家庭3aにとって新たな負担と
なるが、これは、従来の給湯器から給湯器14に替えた
ことによるエネルギー費用の削減量を家庭3aに示すこ
とで、家庭3aのメリットを明確にすればよい。
【0089】具体的には、従来のガス式の給湯器を使用
し続けていたと仮定した場合のガス代金を機器効率等か
ら換算し、実際の給湯器14の電気代との差額を計算す
る。その差額から毎月の定額料金を差し引いた分がユー
ザメリットとなる。これをユーザ(家庭3a)に示すこ
とで、ユーザは給湯器14を導入したメリットを確認す
ることができる。
【0090】また、ここでも、各給湯器14から管理セ
ンター302へと運用情報が送信され、管理センター3
02側で各給湯器14に最適な遠隔制御が為される。 [第8実施形態]上記第1実施形態では、従来のガス式
の給湯器を電気式の給湯器14に替える例を示している
が、本発明は、従来の給湯器が電気式であってもよく、
給湯器14が省エネルギー型のガス式給湯器であっても
よい。すなわち、エネルギー供給者が電力会社ではなく
ガス会社であるシステムも想定される。
【0091】また、上記第1実施形態では、省エネルギ
ー機器として家庭用給湯器を例に挙げて説明している
が、本発明は、その他の省エネルギー機器の導入を促進
するシステムにも適用可能である。例えば、省エネルギ
ー機器として、燃料電池システムやコジェネシステムな
ども挙げられる。顧客のもとに導入した燃料電池システ
ムやコジェネシステムを遠隔にて監視制御し、ガス使用
量の低減を図ることにも本発明が適用され得る。
【0092】[第9実施形態]上記第6実施形態では、
各家庭3aの支払い先を一本化するために電力会社4a
に料金徴収を代行させているが、逆に、管理センター2
02側が、家庭3a内で使用される複数の機器(給湯器
14を含む)全ての電力料金を、電力会社4aに代わっ
て代行徴収することもできる。例えば、以下のような2
つのシステムが考えられる。
【0093】(1)各家庭3aは、給湯器14の使用分
を含めた全機器に対する電力料金、給湯器14の導入費
用の返済割賦費、メンテナンス費用などを、定額料金と
して管理センター202に支払う。すなわち、各家庭3
aは管理センター202だけから請求を受け、定額料金
を支払う。そして、管理センター202は、電気料金分
を、電力会社4aへと送金する。
【0094】なお、ここでいう電力会社4aは、電力の
販売を主とする会社に限らず、電力を供給する事業を行
う者であればよい。 (2)各家庭3aは、給湯器14の導入費用の返済割賦
費、メンテナンス費用などを、定額料金として管理セン
ター202に支払うとともに、給湯器14の使用分を含
めた全機器に対する電力料金を管理センター202に支
払う。すなわち、各家庭3aは管理センター202だけ
から請求を受け、定額料金と電気料金とを支払う。そし
て、管理センター202は、代行徴収した電気料金を、
電力会社4aへと送金する。
【0095】[第10実施形態]上記第1実施形態で
は、設定する定額料金の中に機器導入代返済分(図3参
照)を含ませ、給湯器14の機器導入に関する費用を割
賦で返済させる方式を採っている。ただし、顧客である
家庭3aから見たときには、定額料金の支払いによって
給湯費用がまかなわれるというだけで、機器導入費用の
割賦返済を意識することがないようなシステムとなって
いる。すなわち、このシステムにおいては、顧客は、リ
ーズナブルな定額料金を支払うだけで従来通りの給湯を
得ることができるというメリットは意識するが、その定
額料金中に給湯器14の機器導入費用が含まれているか
否かについては殆ど意識しない。
【0096】このように、第1実施形態では、機器導入
に関する費用や点検・修理費などを管理センター2側で
負担することから、給湯器14を管理センター2側で所
有して、顧客である家庭3aにはリーズナブルな定額料
金での給湯サービスを提供するという形態が前提となっ
ている。
【0097】これに対し、以下のように、顧客である家
庭3aに給湯器14の購入を意識させ、機器導入費用の
返済期間を家庭3a側で決めることができるシステムと
することも考えられる。
【0098】本実施形態では、機器導入費用の返済を行
う期間(以下、機器返済期間という。)を家庭3aに決
めさせ、機器返済期間中の定額料金を高めに設定し、そ
れ以降の定額料金を安くする。すなわち、機器返済期間
中の定額料金にだけ機器導入代返済分(図3参照)を含
ませる。これにより、顧客は、機器返済期間中に給湯器
14の導入費用を払い終わって給湯器14の所有を獲得
し、それ以降は安価な定額料金で遠隔省エネルギー制御
のサービスやメンテナンスを受けることができるように
なる。
【0099】また、この実施形態において家庭3aが管
理センター2との契約を解除する際には、給湯器14自
体を家庭3aから撤収したり、機器導入費用の残金を支
払ってもらって家庭3aに給湯器14を引き渡したりす
ることが考えられる。
【0100】[第11実施形態]ここでは、上記第1実
施形態において、特に、各家庭3aが、管理センター2
との間で、給湯器14のタンク容量に応じた定額料金を
支払う契約を交わす場合について説明する。
【0101】例えば、ある家庭3aにタンク容量200
Lの給湯器14を設置する際に、この家庭3aに毎月8
000円の定額を支払わせる契約を交わすとする。この
場合、この家庭3aは、原則として毎月8000円を管
理センター2に支払えばよいが、月当たりの給湯使用量
が定額から月当たりの給湯器14導入費用を差し引いた
額を超えるような給湯器14の使用を行った場合は、定
額に加えて定額を超過した分の費用を管理センター2に
支払うこととなる。なお、超過費用の支払いに該当する
最大給湯使用量については、契約で明確にしておく必要
がある。
【0102】各家庭3aは、事業者側の管理センター2
との間にこのような契約を交わした場合、各家庭3aが
毎月支払う定額料金は給湯器14のタンク容量に応じて
容易に決まるので、定額を設定する際に、例えば、各家
庭3aの使用実績の統計に基づいて複雑なベースライン
設定を行ったり、各家庭3aの受けるメリットを計算し
たりする等の面倒な作業を避けることができる。
【0103】また、これと同様にして、タンク容量が3
00Lの給湯器14を設置した場合には月額9000
円、400Lの給湯器14を設置した場合には月額10
000円というように給湯器14のタンク容量に応じて
各家庭3aが支払う定額料金を管理センター2が設定す
ることができる。
【0104】[第12実施形態]ここでは、上記第1実
施形態において、特に、各家庭3aが、管理センター2
との間で、複数の家庭3aでの昨年1年間の使用実績に
基づいて算出された平均使用湯量に応じた定額料金を支
払う契約を交わす場合について説明する。
【0105】この定額料金は、例えば次のようにして決
定される。まず、管理センター2との契約に基づいて給
湯器14を使用している複数の家庭3aを任意に抽出
し、例えば図15に示すような統計をとる。そして、こ
れと同様な統計を複数回行い、例えば図16に示すよう
な統計をとる。
【0106】ここで、ある家庭3aが管理センター2と
契約を交わす場合には、管理センター2は図16に示す
統計結果に基づいてこの家庭の昨年の使用実績(昨年支
払った料金)に対応するガス料金を読みとり、このガス
料金より低い定額料金をこの家庭3aが支払う定額とす
る。
【0107】このように、家庭3aが支払う定額料金は
過去の使用実績に応じて容易に決められるので、上記第
11実施形態と同様に、定額を設定するために面倒な作
業を避けることができる。
【0108】
【発明の効果】本発明では、はじめに機器導入コストを
支払う必要がなく、顧客は機器導入費用の分割返済分及
び将来の変動エネルギー費用をまとめた形で定額を支払
っていけばよいことになるため、省エネルギー機器の導
入を行う顧客が増える。また、データ収集ステップで各
顧客や省エネルギー機器の状態をデータとして収集し、
これらのデータを基に顧客毎に定額を設定しているた
め、定額の設定を合理的に行うことができるようにな
り、事業者に対する顧客の信頼度が向上し、より多くの
顧客に省エネルギー機器を導入してもらうことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る方法を利用したシ
ステムの概略図。
【図2】システムの一部ブロック構成図。
【図3】定額料金の内訳を示す図。
【図4】昨年のエネルギーコストと定額料金との比較
図。
【図5】定額値決定の一方法を示す図。
【図6】給湯器から管理センターへの情報送信の状態を
示す図。
【図7】外部機関による情報の取り込みを示す図。
【図8】導入後各年の必要費用を示す図。
【図9】第2実施形態のメリット計算の一例を示す図。
【図10】第3実施形態のシステムの概略図。
【図11】第4実施形態のシステムの概略図。
【図12】第5実施形態のシステムの概略図。
【図13】第6実施形態のシステムの概略図。
【図14】第7実施形態のシステムの概略図。
【図15】第12実施形態の定額設定方法に用いる統計
を示す図。
【図16】第12実施形態の定額設定方法に用いる統計
を示す図。
【符号の説明】
2 管理センター 3a 家庭(顧客) 4a 電力会社 9 通信ネットワーク 12 管理コンピュータ 14 給湯器(省エネルギー機器) 22 情報管理部(データ収集手段) 23 機器制御部(遠隔制御手段) 24 定額決定部(定額決定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 順一郎 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 坂口 正 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 深津 雅司 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 長島 健二 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 中根 秀隆 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC21 CC31 CC36 DD01 DD05 EE01 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の顧客(3a)への省エネルギー機器
    (14)の導入を促進するための省エネルギー機器導入
    方法であって、 少なくとも、前記省エネルギー機器(14)の機器導入
    費用と、前記顧客(3a)による前記省エネルギー機器
    (14)の運転に必要な変動エネルギー費用とを、前記
    顧客(3a)が所定期間毎に支払う割賦の定額として設
    定する定額設定ステップと、 前記顧客(3a)のもとに導入させた前記省エネルギー
    機器(14)を遠隔制御して、前記省エネルギー機器
    (14)の運転によるエネルギー費用を抑制する遠隔制
    御ステップと、 前記各顧客(3a)あるいは前記各顧客のもとの省エネ
    ルギー機器(14)の状態をデータ収集するデータ収集
    ステップと、を備え、 前記定額設定ステップにおいては、前記データ収集ステ
    ップにより集めたデータを基に前記顧客(3a)毎に前
    記定額を設定する、省エネルギー機器導入方法。
  2. 【請求項2】前記データ収集ステップでは、前記省エネ
    ルギー機器(14)を使う前記顧客(3a)の人員構
    成、前記省エネルギー機器(14)を使う前記顧客(3
    a)の存する地域、前記省エネルギー機器(14)の使
    用時間の実績、及び前記省エネルギー機器(14)のエ
    ネルギー消費量の実績のうち少なくとも1つについてデ
    ータ収集する、請求項1に記載の省エネルギー機器導入
    方法。
  3. 【請求項3】前記データ収集ステップでは、前記省エネ
    ルギー機器(14)を使う前記顧客(3a)の人員構成
    及び前記省エネルギー機器(14)を使う前記顧客(3
    a)の存する地域の少なくとも一方のデータを収集し、 前記定額設定ステップでは、新規顧客(3b)に対し
    て、収集した前記顧客(3a)の人員構成及び前記顧客
    (3a)の存する地域の少なくとも一方のデータを基
    に、前記定額を設定する、請求項1に記載の省エネルギ
    ー機器導入方法。
  4. 【請求項4】前記データ収集ステップでは、前記省エネ
    ルギー機器(14)の使用時間の実績及び前記省エネル
    ギー機器(14)のエネルギー消費量の実績の少なくと
    も一方のデータを収集し、 前記定額設定ステップでは、前記顧客(3a)に対し
    て、収集した前記使用時間の実績及び前記エネルギー消
    費量の実績の少なくとも一方のデータを基に、さらに前
    記定額を設定変更する、請求項1に記載の省エネルギー
    機器導入方法。
  5. 【請求項5】前記定額は前記省エネルギー機器(14)
    固有の要素に基づいて設定されている、請求項1に記載
    の省エネルギー機器導入方法。
  6. 【請求項6】前記定額は過去の前記省エネルギー機器
    (14)の使用時間に基づいて設定されている、請求項
    1に記載の省エネルギー機器導入方法。
  7. 【請求項7】前記顧客(3a)による前記省エネルギー
    機器(14)の運転によって実際に要した実エネルギー
    費用が前記変動エネルギー費用を超える場合は、前記定
    額に前記定額を超える額を加算した額を前記顧客(3
    a)の支払う額とする、請求項1から6のいずれかに記
    載の省エネルギー機器導入方法。
  8. 【請求項8】多数の顧客(3a)への省エネルギー機器
    (14)の導入を促進するための省エネルギー機器導入
    システムであって、 少なくとも、前記省エネルギー機器(14)の機器導入
    費用と、前記顧客(3a)による前記省エネルギー機器
    (14)の運転に必要な変動エネルギー費用とを、前記
    顧客(3a)が所定期間毎に支払う割賦の定額として決
    定する定額決定手段(24)と、 前記顧客(3a)のもとに導入させた前記省エネルギー
    機器(14)を遠隔制御して、前記省エネルギー機器
    (14)の運転によるエネルギー費用を抑制する遠隔制
    御手段(23)と、 前記各顧客(3a)あるいは前記各顧客(3a)のもと
    の省エネルギー機器(14)の状態をデータ収集するデ
    ータ収集手段(22)と、を備え、 前記定額決定手段(24)は、前記データ収集手段(2
    2)により集めたデータを基に前記顧客(3a)毎に前
    記定額を設定する、省エネルギー機器導入システム。
  9. 【請求項9】前記顧客(3a)による前記省エネルギー
    機器(14)の運転によって実際に要した実エネルギー
    費用が前記変動エネルギー費用を超える場合は、前記定
    額に前記定額を超える額を加算した額を前記顧客(3
    a)の支払う額とする、請求項8に記載の省エネルギー
    機器導入システム。
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