JP2002097113A - パック料 - Google Patents

パック料

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JP2002097113A
JP2002097113A JP2000287846A JP2000287846A JP2002097113A JP 2002097113 A JP2002097113 A JP 2002097113A JP 2000287846 A JP2000287846 A JP 2000287846A JP 2000287846 A JP2000287846 A JP 2000287846A JP 2002097113 A JP2002097113 A JP 2002097113A
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placenta extract
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Yukio Mitsui
幸雄 三井
Katsumi Imada
勝美 今田
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JAPAN NATURAL LAB CO Ltd
JAPAN NATURAL LABORATORY CO Ltd
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JAPAN NATURAL LAB CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体に安全な物質の配合割合量を
考慮し、有効に利用することにより、人体の皮膚などに
良好な効用をもたらし、しかも、かぶれや痒みの発生が
なく、あらゆる使用者に使用することができるパック料
を提供することを目的とする。殊に、本発明において
は、チロシナーゼの抑制力が増し(結果として美白作用
が高まる)、メラニン色素の排出を促進させ、細胞の呼
吸を活発にさせ、皮膚の角質における水分の保護・保湿
力が増し、血行の促進力が増すパック料を提供すること
を目的とする。 【解決手段】プラセンタエキスと水溶性高分子および/
または消炎剤との混合で得た溶液を、加温後パック基礎
剤に混合し、さらに加冷後脱泡処理してなるものであ
り、殊に前記プラセンタエキスを5%〜60%配合して
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔や首・肩・腕・
脚などの皮膚、頭皮、頭髪、ボディ或いは爪などをパッ
クするパック料に関するもので、殊に成分配合量を充分
に考慮し、皮膚への良好作用もたらすパック料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パック料は皮膚への塗布によって、皮膚
へ栄養分を補給すると共に、皮膚の血行促進及び清浄化
を行い、肌を滑らかにし、皮膚に張りと緊張をもたらす
ように作用する。これにより、疲れた皮膚の健康回復と
美しさを保つことができる。このパック料としては練り
状(ゲルタイプ)のクリームタイプ、皮膜を形成するピ
ールオフタイプなどが従来から多用されている。また、
従来プラセンタエキスを使用したパック料もみられる
が、その成分割合は低く、1%程度である。
【0003】練り状のパック料はカオリン、タルク、酸
化亜鉛などの粉末をオリーブ油、水溶性ラノリン、グリ
セリンなどと混合して調合されており、ピールオフタイ
プのパック料はポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース、PVP(ポリビニ−ルピロリドン)など
の被膜形成物質にグリセリン、プロピレングリコールを
配合して調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
社会生活の複雑化によってストレスが皮膚へも蓄積され
ており、従来のパック料では、美白作用・保湿作用・小
じわ除去・清浄作用にも限度が見られ、また十分な健康
回復を行うことができない不具合を有している。このた
め、薬効のある化学物質を配合することも行われている
が、合成によって製造された化学物質は、使用者によっ
て肌に合わないこともあり、かぶれや痒みの原因となる
新たな問題が発生している。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、人体に安全な物質の配合量を考
慮し、有効に利用することにより、人体の皮膚などに良
好な効用をもたらし、しかも、かぶれや痒みの発生がな
く、あらゆる使用者に使用することができるパック料を
提供することを目的とする。殊に、本発明においては、
チロシナーゼの抑制力が増し(結果として美白作用が高
まる)、メラニン色素の排出を促進させ、細胞の呼吸を
活発にさせ、皮膚の角質における水分の保護・保湿力が
増し、血行の促進力が増すパック料を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、プラセンタエキスと水溶
性高分子および/または消炎剤との混合で得た溶液を、
加温後パック基礎剤に混合し、さらに加冷後脱泡処理し
てなることを特徴とする。この発明においては、プラセ
ンタエキスを主成分とし、肌の美白、保湿、小じわ除
去、清浄などの作用が見られる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、コラーゲ
ンおよび/または臍帯抽出液と水溶性高分子および/ま
たは消炎剤との混合で得た溶液を、加温後パック基礎剤
に混合し、さらに加冷後脱泡処理してなることを特徴と
する。この発明においては、前記プラセンタエキスに代
えてコラーゲンおよび/または臍帯抽出液を成分とし、
肌の美白、保湿、小じわ除去、清浄などの作用が見られ
る。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、前記プラ
センタエキスを5%〜60%配合してなることを特徴と
する。この発明においては、プラセンタエキスの配合量
が高く、皮膚への好影響がみられ、チロシナーゼの抑制
力が増し(結果として美白作用が高まる)、メラニン色
素の排出を促進させ、細胞の呼吸を活発にさせ、皮膚の
角質における水分の保護・保湿力が増し、血行の促進力
が増す作用が見られる。また、プラセンタエキス成分を
高配合して、パック料を透明とし、さらにピーリングオ
フまでの時間を短縮させている。なおまた、プラセンタ
エキスの配合量が高いことにより、当該パック料の顔な
どへの塗布に際し、均一にし易くなっている。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、前記コラ
ーゲンおよび/または臍帯抽出液を5%〜60%配合し
てなることを特徴とする。この発明においては、前記プ
ラセンタエキスに代えてコラーゲンおよび/または臍帯
抽出液を成分とし、その配合量が高く、皮膚への好影響
がみられ、チロシナーゼの抑制力が増し(結果として美
白作用が高まる)、メラニン色素の排出を促進させ、細
胞の呼吸を活発にさせ、皮膚の角質における水分の保護
・保湿力が増し、血行の促進力が増す作用が見られる。
肌の美白、保湿、小じわ除去、清浄などの作用が見られ
る。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、前記水溶
性高分子および/または消炎剤は、ポリビニルアルコー
ル、パラオキシ安息香酸エステル、グリチルリチン酸ジ
カリウムであることを特徴とする。この発明において
は、前記プラセンタエキスに加え攪拌する成分をポリビ
ニルアルコール、パラオキシ安息香酸エステル、グリチ
ルリチン酸ジカリウムに特定したので、皮膜形成能や消
炎作用、さらにメラニン色素形成阻害作用が明確にな
る。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、前記パッ
ク基礎剤は、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタ
ンであることを特徴とする。この発明においてはパック
基礎剤成分をポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタ
ンに特定したので、その作用が明確になる。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、プラセン
タエキスと精製水との混合液に、ポリビニルアルコー
ル、パラオキシ安息香酸エステル、グリチルリチン酸ジ
カリウムを投入し均一攪拌後加温し、その後ポリオキシ
エチレンヤシ油脂肪酸ソルビタンを加えて、水冷後に変
性アルコールを加えて静置し、真空最大吸引にて脱泡後
静置してなることを特徴とする。この発明においては、
本パック料製造条件を具体的に特定したので、作用効果
が明確なパック料を得ることができる。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、プラセン
タエキス30〜50%と精製水20〜40%との混合液
に、ポリビニルアルコール10〜20%、パラオキシ安
息香酸エステル0.05〜0.2%、グリチルリチン酸
ジカリウム0.05〜0.2%、を投入し均一攪拌後4
0〜60℃まで加温し、その後ポリオキシエチレンヤシ
油脂肪酸ソルビタン0.5〜2.0%を加えて、25℃
〜45℃まで水冷後変性アルコール10%〜20%を加
えて静置し、真空最大吸引にて脱泡後静置してなること
を特徴とする。この発明においては、請求項7に記載の
発明に加え、本パック料製造条件・数値を具体的に特定
したので、作用効果が明確なパック料を得ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施形
態をを詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態
は、本発明の好適な具体例であるが、技術的に好ましい
種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の
説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限
り、これらの態様に限られるものではない。
【0015】本発明の要旨は、パック料成分の主成分と
して、色素沈着防止、メラニン形成阻害作用、シミ・ソ
バカスの改善作用、皮膚柔軟化作用、保湿効果、小じわ
・肌荒れ改善作用、しわの予防、末梢血流障害の改善作
用、ニキビ・赤ら顔改善作用、抗炎症作用(アレルギ
ー)などの作用効果が見られる、プラセンタエキスを使
用し、殊に当該成分を従来では考慮し難い、極めて多量
に使用したものである。
【0016】本発明のパック料に用いられるプラセンタ
エキスは、牛の胎盤からたんぱく分解酵素処理し、抽出
して得られるプラセンタエキス(3)(化粧品種別配合
成分規格追補II、平成11年4月発行)を主に使用す
るが、その他のプラセンタエキスも使用し得るものであ
る。当該プラセンタエキスには、タンパク質、脂肪、炭
水化物の3大栄養素はもとより、多種ビタミン、アミノ
酸、ミネラル、酵素が多く含まれていることが認められ
ている。従って、これを多くパック剤に混合した場合に
は、人体の皮膚に極めて好影響を与える。すなわち、当
該プラセンタエキスが有する多くの成分をじっくりと肌
に届け、疲れた肌に休息を与えて衰えた皮膚機能に効果
的に働きかける。日々のダメージ・ストレスで荒れた肌
を優しくケアし、透明感のある活き活きとした素肌つく
りが可能となる。なお、上記プラセンタエキスに代え
て、コラーゲン、臍帯抽出液でも同様の作用が認められ
るが、以下にはプラセンタエキスを主要成分とする本発
明のパック料について詳述する。
【0017】当該プラセンタエキスは、動物由来の成分
であり、このため化学的処理のみによって得られる物質
とは異なり、生体起源の化学組織を備えており、人体に
悪影響のない安全なものである。そして、これをその他
のパック基礎剤やパック補助剤との混合処理して得られ
る本パック料を顔や首・肩・腕・脚などの皮膚、頭皮、
頭髪、ボディ或いは爪などに塗布させることにより、こ
れらの身体部位が上述の有効な成分を吸収するため、こ
れらの身体部位を健康にし、肌の美白、保湿、小じわ除
去、清浄などの作用を得ることができる。
【0018】これらが配合されるパック剤は、クリ−
ム、ゲルタイプ、ピールオフタイプなど使用目的に応じ
て適宜選択される。練り状タイプでは、オリーブ油、水
溶性ラノリンなどを用いることができるが、これにカオ
リンやタルク、酸化チタンセリサイトなどの粉体、香
料、植物エキスや海藻エキスなどを配合しても良い。
又、練り状タイプでは、乳化型、非乳化型のいずれも使
用することができる。ピールオフタイプも同様であり、
ポリビニルアルコール、ポリビニ−ルピロリドン、カル
ボキシメチルセルロースなどの被膜形成物質に上述した
原料を配合することができる。このような本発明のパッ
ク料の使用部位は顔や首・肩・腕・脚などの皮膚、頭
皮、頭髪、ボディ、爪など、自由に選択することができ
る。
【0019】パックは次第に乾燥するに従って、皮膚に
緊張を与え、皮膚の温度が上昇し、血行がよくなる。さ
らに、皮膚面から蒸発する水分がパック膜の下に溜ま
り、これが表皮角質層を柔軟にし、皮孔を拡げてパック
中の有効成分が皮膚に吸収され易くなる。なおさらに、
パックの吸着作用により皮膚表面の清浄が行われる。
【0020】一般に、パック料の透明化は可溶化現象を
利用し、香料・油分など被可溶化物を界面活性剤で可溶
化しているが、皮膜形成剤、増粘剤などの高分子が溶解
している場合には容易に可溶化が進まず、透明感のある
パック料の製造は困難である。本発明におけるパック料
は、プラセンタエキス成分の割合を高くし(5%〜60
%:通常1%前後)、その結果透明または透明に近いパ
ック料となり、使用後のピーリングオフ時に、いわば
(プラセンタ)フィルムを剥がすといった感があり、多
くの女性が興味を持って使用し得るものである。
【0021】また、本発明におけるパック料は、プラセ
ンタエキス成分割合を高くし、その結果、上記透明また
は透明に近いパック料である点に加え、いわば使用後の
ピーリングオフまでの時間(7分〜8分:通常15分前
後)が短縮し得るものである。
【実施例】
【0022】以下本発明の実施例を述べる。 (実施例1)以下の処方によってクリ−ムタイプのパッ
ク料を調整した。なお、数値は重量%であり、総量が1
00となるように調整した。 ポリビニルアルコール(低粘度) 4.50% ポリビニルアルコール(高粘度) 10.00% 精製水 29.30% パラオキシ安息香酸エステル 0.10% 政府所定変性アルコール 15.00% ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン 1.00% プラセンタエキス 40.00% グリチルリチン酸ジカリウム 0.10% プラセンタエキス40%と精製水29.30%との混合
液に、ポリビニルアルコール(低粘度)4.50%およ
びポリビニルアルコール(高粘度)10.00%混合
液、パラオキシ安息香酸エステル0.10%、グリチル
リチン酸ジカリウム0.10%を緩やかに投入し、粉体
原料のみにて均一攪拌にする。 攪拌条件は、P=70
rpm、H=3,000rpmとした。次いで、加温を
開始し、50℃まで加温し、その後ポリオキシエチレン
ヤシ油脂肪酸ソルビタン1.0%を加えて、水冷を開始
し、35℃まで冷却する。その後、変性アルコール15
%を加えて5〜10分間静置する。さらに、真空最大吸
引にて緩やかに脱泡し、脱泡完了後静置する。その結
果、透明なパック料を得て、当該パック料を顔に薄く均
等に伸ばし塗り、15分後に乾燥を確認し、端から剥が
して顔の美白、保湿、小じわ除去、清浄が認められた。
なお、ピーリングオフまでの時間を7分〜8分までに短
縮してみたが、上記と同様な作用効果を得た。
【0023】(試験例1)実施例1のパック料を6人の
被検者の顔に塗り、7分後に剥がして今まで使用してい
るものとの比較を含め、当該パック料の色、香り、硬
さ、皮膚刺激、つっぱり感、しっとり感について下記の
通りの評価を得た。当該パック(プラセンタエキス40%): 評価項目 色 香り 硬さ 皮膚刺激 つっぱり感 しっとり感 評価者A 5 5 5 3 5 5 評価者B 5 4 5 4 5 5 評価者C 4 4 4 4 5 5 評価者D 5 4 5 3 5 5 評価者E 4 5 5 3 5 5 評価者F 5 5 5 4 5 5従来パック料(プラセンタエキス1%): 評価項目 色 香り 硬さ 皮膚刺激 つっぱり感 しっとり感 評価者A 4 5 5 3 2 2 評価者B 4 4 5 4 3 3 評価者C 3 4 4 4 3 3 評価者D 4 4 5 3 2 2 評価者E 3 5 5 3 2 1 評価者F 4 5 5 4 3 3 (註)1)以上は、5段階評価によるもので、5は大変良い、4は良い、3は普 通、2はあまり良くない、1は悪いである。 2)評価項目のつっぱり感は、5段階評価の数字が高い程、つっぱり感が ないことを示している。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパック料
によれば、皮膚などの身体部位の美白をもたらし、また
保湿を保ち、小じわ除去、清浄を行うことができる。ま
た、本発明のパック料によれば、その成分や配合量に鑑
み、チロシナーゼの抑制力が増してその結果美白作用が
高まり、メラニン色素の排出を促進させ、細胞の呼吸を
活発にさせ、皮膚の角質における水分の保護・保湿力が
増し、血行の促進力が増すという効果がある。なおさら
に、本発明のパック料によれば、その成分や配合量を極
めて高度に増したので、パック膜下での乾燥が遅くな
り、保湿力が増し、グリチルリチン酸ジカリウムの効能
をより引き出すことができ、その結果消炎・抗チロシナ
ーゼ作用効果が増大し、肌に対するパック基材の感触を
滑らかにし、パック中の有効成分が皮膚に吸収され易く
なる効果がある。
【0025】また請求項1に記載の発明によれば、プラ
センタエキスと水溶性高分子および/または消炎剤との
混合で得た溶液を、加温後パック基礎剤に混合し、さら
に加冷後脱泡処理してなるので、肌の美白、保湿、小じ
わ除去、清浄などの作用効果が見られる。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、コ
ラーゲンおよび/または臍帯抽出液と水溶性高分子およ
び/または消炎剤との混合で得た溶液を、加温後パック
基礎剤に混合し、加冷後脱泡処理してなり、前記プラセ
ンタエキスに代えてコラーゲンおよび/または臍帯抽出
液を成分としたので、肌の美白、保湿、小じわ除去、清
浄などの作用が見られる。
【0027】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記プラセンタエキスを5%〜60%配合して、プラセン
タエキスの配合割合量を高くしたので、皮膚への好影響
がみられ、チロシナーゼの抑制力が増し(結果として美
白作用が高まる)、メラニン色素の排出を促進させ、細
胞の呼吸を活発にさせ、皮膚の角質における水分の保護
・保湿力が増し、血行の促進力が増す作用効果が見られ
る。また、プラセンタエキス成分を高割合配合としたこ
とにより、パック料を透明とすることができ、しかもピ
ーリングオフまでの時間を短縮させることができる効果
がある。なおさらに、プラセンタエキスの配合割合量が
高いことにより、当該パック料の顔などへの塗布に際
し、均一にし易くなる効果がある。
【0028】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記コラーゲンおよび/または臍帯抽出液を5%〜60%
配合してなり、前記プラセンタエキスに代えてコラーゲ
ンおよび/または臍帯抽出液を成分とし、その配合割合
量を高くしたので、皮膚への好影響がみられ、チロシナ
ーゼの抑制力が増し(結果として美白作用が高まる)、
メラニン色素の排出を促進させ、細胞の呼吸を活発にさ
せ、皮膚の角質における水分の保護・保湿力が増し、血
行の促進力が増す作用が見られる。肌の美白、保湿、小
じわ除去、清浄などの作用効果が見られる。
【0029】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記水溶性高分子および/または消炎剤は、ポリビニルア
ルコール、パラオキシ安息香酸エステル、グリチルリチ
ン酸ジカリウムであり、前記プラセンタエキスに加え攪
拌する成分をこのように特定したので、皮膜形成能や消
炎作用、メラニン色素形成阻害作用、抗チロシナーゼな
どの作用効果が明確になる。
【0030】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記パック基礎剤は、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソ
ルビタンであり、特定したので、その作用効果が明確に
なる。
【0031】また、請求項7に記載の発明によれば、プ
ラセンタエキスと精製水との混合液に、ポリビニルアル
コール、パラオキシ安息香酸エステル、グリチルリチン
酸ジカリウムを投入し均一攪拌後加温し、その後ポリオ
キシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタンを加えて、水冷後
に変性アルコールを加えて静置し、真空最大吸引にて脱
泡後静置してなり、本パック料製造条件を具体的に特定
したので、作用効果が明確なパック料を得ることができ
る。
【0032】また、請求項8に記載の発明によれば、プ
ラセンタエキス30〜50%と精製水20〜40%との
混合液に、ポリビニルアルコール10〜20%、パラオ
キシ安息香酸エステル0.05〜0.2%、グリチルリ
チン酸ジカリウム0.05〜0.2%、を投入し均一攪
拌後40〜60℃まで加温し、その後ポリオキシエチレ
ンヤシ油脂肪酸ソルビタン0.5〜2.0%を加えて、
25℃〜45℃まで水冷後変性アルコール10%〜20
%を加えて静置し、真空最大吸引にて脱泡後静置してな
り、請求項7に記載の発明に加え、本パック料製造条件
・数値を具体的に特定したので、作用効果が明確なパッ
ク料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K 7/48 7/48

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラセンタエキスと水溶性高分子および
    /または消炎剤との混合で得た溶液を、加温後パック基
    礎剤に混合し、さらに加冷後脱泡処理してなることを特
    徴とするパック料。
  2. 【請求項2】 コラーゲンおよび/または臍帯抽出液と
    水溶性高分子および/または消炎剤との混合で得た溶液
    を、加温後パック基礎剤に混合し、さらに加冷後脱泡処
    理してなることを特徴とするパック料。
  3. 【請求項3】 前記プラセンタエキスを5%〜60%配
    合してなることを特徴とする請求項1に記載のパック
    料。
  4. 【請求項4】 前記コラーゲンおよび/または臍帯抽出
    液を5%〜60%配合してなることを特徴とする請求項
    2に記載のパック料。
  5. 【請求項5】 前記水溶性高分子および/または消炎剤
    は、ポリビニルアルコール、パラオキシ安息香酸エステ
    ル、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とす
    る請求項1〜4に記載のパック料。
  6. 【請求項6】 前記パック基礎剤は、ポリオキシエチレ
    ンヤシ油脂肪酸ソルビタンであることを特徴とする請求
    項1〜5に記載のパック料。
  7. 【請求項7】 プラセンタエキスと精製水との混合液
    に、ポリビニルアルコール、パラオキシ安息香酸エステ
    ル、グリチルリチン酸ジカリウムを投入し均一攪拌後加
    温し、その後ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタ
    ンを加えて、水冷後に変性アルコールを加えて静置し、
    真空最大吸引にて脱泡後静置してなることを特徴とする
    請求項1〜6に記載のパック料。
  8. 【請求項8】 プラセンタエキス30〜50%と精製水
    20〜40%との混合液に、ポリビニルアルコール10
    〜20%、パラオキシ安息香酸エステル0.05〜0.
    2%、グリチルリチン酸ジカリウム0.05〜0.2
    %、を投入し均一攪拌後40〜60℃まで加温し、その
    後ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン0.5〜
    2.0%を加えて、25℃〜45℃まで水冷後変性アル
    コール10%〜20%を加えて静置し、真空最大吸引に
    て脱泡後静置してなることを特徴とする請求項1〜7に
    記載のパック料。
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