JP2002096977A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002096977A
JP2002096977A JP2000285199A JP2000285199A JP2002096977A JP 2002096977 A JP2002096977 A JP 2002096977A JP 2000285199 A JP2000285199 A JP 2000285199A JP 2000285199 A JP2000285199 A JP 2000285199A JP 2002096977 A JP2002096977 A JP 2002096977A
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sheet
image
feeding
image forming
unit
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Application number
JP2000285199A
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English (en)
Inventor
Yoshimine Horiuchi
義峯 堀内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタリーブモードによる両面画像形成の生
産性を、給紙部から画像形成部までの記録シートの搬送
距離が長い場合でも低下させないようにする。 【解決手段】 一方の面に画像形成された記録シートを
反転して再度画像形成部へ給紙する再給紙部を有する画
像形成装置において、第1面に画像形成済みの記録シー
トを搬送路に点在させた状態で、記録シートの第1面と
第2面に交互に画像形成するインタリーブモードの両面
画像形成時に、作像順と給紙順を分けて管理し、給紙部
から画像形成部までの搬送距離が再給紙部からのそれよ
り長い場合には、給紙順を入れ換えて給紙部から先に新
たな記録シートの給紙を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タなどの画像形成装置に関し、特に複数の給紙手段から
給紙されるサイズの異なる記録シートの両面に連続して
画像を形成することができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録シートの搬送路中に、画像データに
基づいて感光体上に書き込んだ静電潜像を現像記録紙に
転写することによって画像形成(作像)する画像形成部
と、給紙部から給紙されてその画像形成部によって一方
の面に作像された記録シートを反転させ、その記録シー
トを他方の面に作像するために画像形成部に再給紙する
再給紙部とを設けたレーザプリンタや複写機等の画像形
成装置がある。
【0003】このような従来の画像形成装置において、
記録シートの第1面を作像した後、第2面を作像するた
めに反転して再給紙する搬送路(以下「両面搬送路」と
呼ぶ)上に記録シートを複数枚点在させ、第1面に作像
する記録シートと、第2面に作像する記録シートを上記
給紙部と再給紙部から交互に給紙させることによって両
面画像形成を実現するインタリーブと呼ばれる方式が提
案されている。
【0004】一般に、両面画像形成の動作は片面画像形
成動作に比べて生産性(単位時間当たりの画像形成枚
数)が落ちるが、このインタリーブ方式によると、従来
の第1面に結像した記録紙をすぐに再給紙してその第2
面に作像する方式に比べて生産性が向上する。
【0005】従来のインタリーブモードによる両面画像
形成動作を図6及び図7を用いて説明する。図6は、従
来のインタリーブモードによる両面画像形成動作を説明
するための説明図である。図7は、その給紙タイミング
管理に係る動作のフローチャートである。給紙トレイか
ら給紙して4枚の用紙の両面に画像を形成するために、
表(おもて)面に画像形成済みの用紙を両面搬送経路に
3枚点在させる、3枚インタリーブモードの動作を例に
とって説明する。
【0006】図示しない操作部からプリント要求が出さ
れると、このプリント要求は、1枚の用紙に画像を形成
する単位(以下「プロセス」と呼ぶ)に区切られ、実行
待ちプロセスキュー(以下「キュー」と呼ぶ)に登録さ
れる。キューに登録されたプロセスは、先に登録された
ものから実行される。この場合において、実行とは、記
録シートを給紙し、その記録シートに画像を形成するこ
とである。
【0007】また、キューに登録されるプロセスには、
図6に示すように、両面枚数のデータが付加される。こ
のデータを基にプロセスの並び替えを行うことによっ
て、プリントを効率よく行っている。両面枚数とは、そ
のプロセスが終了した時点で両面搬送路にある記録シー
トの枚数を示す数値であり、第1面(表)のプロセスで
は前のプロセス+1となり、第2面(裏)のプロセスで
は前のプロセス−1となる。3枚インタリーブモードで
は、両面搬送路に滞在できる記録シートは3枚までであ
るので、両面枚数が3より大きくなることはない。
【0008】図7のフローチャートにおいて、ステップ
S1でプリント要求ありと判断すると、ステップS2で
要求されたプロセスが表か裏かを判断する。表であれ
ば、ステップS3でそのプロセスの両面枚数を、キュー
にある最後のプロセスの両面枚数+1に設定する。ここ
で、キューにプロセスがない場合には、最後のプロセス
の両面枚数は0であるとする。
【0009】次に、ステップS4で、一つ前のプロセス
が裏であるかどうか判断し、裏であれば、ステップS5
で現在の両面枚数+1が3以下であるかどうか判断す
る。その結果、3以下であれば、ステップS6へ進み、
一つ前のプロセスの前に割り込み、キューを繋ぎ換え
る。このとき、プロセスの両面枚数は、割り込んだ先の
一つ前のプロセスの両面枚数+1に変更し、割り込まれ
たプロセス及びそれより後のプロセスの両面枚数もそれ
に伴って変更する。このあと、再びステップS4に戻っ
て処理を続行する。
【0010】ステップS4又はステップS5でNOであ
った場合には、ステップS7でプロセスをそのまま最後
尾に(割り込んである場合には割り込んだ位置に)繋
ぎ、処理を終了し、図示しないメインルーチンへリター
ンする。また、ステップS2でプロセスが裏であった場
合には、ステップS8で両面枚数を一つ前のプロセスの
両面枚数−1に設定し、ステップS9でキューの最後に
繋げる。
【0011】具体的には、1枚目の表プロセスが要求さ
れると、ステップS1,S2,S3と進んで両面枚数に
0+1=1が設定され、次いでステップS4で一つ前は
存在しない(裏ではない)のでステップS7へ進んでキ
ューに繋げれられる。次に1枚目の裏プロセスが要求さ
れると、ステップS1,S2,S8と進んで両面枚数に
1−1=0が設定され、ステップS9でキューの最後に
繋げられる。この状態が図6のaである。
【0012】さらに、2枚目の表プロセスが要求される
と、ステップS1,S2,S3と進んで両面枚数に0+
1=1が設定され、次いでステップS4で一つ前は裏な
のでステップS5に進み、両面枚数+1=2≦3である
のでステップS6へ進む。
【0013】ステップS6では、1枚目の裏プロセスの
前に割り込んで両面枚数を1+1=2に更新し、同時に
割り込まれた1枚目の裏プロセスの両面枚数を2−1=
1に更新する。次にステップS4に戻り、今度は一つ前
は表であるので、ステップS7へ進み、プロセスをキュ
ーの現在の位置に繋いで終了する。さらに2枚目の裏プ
ロセスが要求されると、1枚目の裏プロセスの場合と同
様に、キューの最後に繋げられる。この状態が図6のb
である。
【0014】3枚目の表、裏プロセスを同様にキューに
繋いだ状態が図6のcであり、4枚目の表、裏プロセス
を更に同様にキューに繋いだ状態が図6のdである。プ
リント要求がなくなると、キューに置かれた順番に給
紙、作像が実行される。この例の場合には、図6のdで
上から順番に給紙、作像が実行される。裏プロセスにお
ける給紙は、もちろん両面搬送路から行われる。
【0015】インタリーブモードにおいては、記録シー
ト1枚ごとの給紙搬送タイミングには機械の搬送路の長
さや、記録シートのサイズ、搬送速度などが影響するた
め、生産性を向上させるためのさまざまな方式が提案さ
れている。
【0016】たとえば、特開平05−053393号公
報には、異なるサイズの記録シートの両面に画像を形成
するジョブを連続して行う場合は、前のジョブの終了を
待たずに連続で給紙搬送し、通紙中の記録シートの最大
サイズに応じたインタリーブ枚数を設定してインタリー
ブモードを実行することによって生産性を向上させるよ
うにした画像形成方法が開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインタリーブモードによって両面画像形成を行う画
像形成装置においても、記録シートを給紙する順番は常
に作像の順番になっていたため、搬送路のレイアウトに
よっては生産性が低下してしまう場合があった。
【0018】例えば、給紙部が複数箇所に設けられてい
る画像形成装置では、そのうちのある給紙部は画像形成
部から離れた位置に設けられていることがあり、その給
紙部は画像形成部までの搬送経路の距離が再給紙部から
画像形成部までの搬送経路の距離と比べて長くなってい
る場合がある。
【0019】このような場合は、作像順序が第1面、第
2面に交互にの時に給紙部からの第1面に作像する記録
シートの給紙と再給紙部からの第2面に作像する記録シ
ートの給紙を交互に行うと、記録シート間が大きく開い
てしまうため、その開いてしまった分によって生産性が
低下してしまうという不具合があった。
【0020】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
のであり、両面画像形成時の生産性を向上させる(単位
時間当たりの両面画像形成枚数を増加する)ことを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像データ
に基づいて感光体上に書き込んだ静電潜像を現像して記
録シートに転写することによって画像形成する画像形成
部と、画像形成前の記録シートを上記画像形成部へ供給
する複数の給紙ユニットと、第1面に画像形成された記
録シートを反転して、再度画像形成部まで搬送する再給
紙部とを有する画像形成装置であって、上記の目的を達
成するため次の給紙タイミング管理手段を設けたもので
ある。
【0022】その給紙タイミング管理手段は、両面画像
形成時に、第1面に画像形成済みの記録シートを搬送路
に点在させた状態で、上記給紙部からの第1面に画像形
成する記録シートと、前記再給紙部からの第2面に画像
形成する記録シートとを交互に前記画像形成部へ給紙さ
せるインタリーブモードにおいて、各記録シートの給紙
タイミングを作像順と給紙順の両方で管理する手段であ
る。
【0023】さらに、その給紙タイミング管理手段が、
記録シートの第2面への画像形成の次に第1面への画像
形成を行う作像順の場合で、使用する前記給紙部が上記
再給紙部に比べて画像形成部までの給紙経路が長い場合
には、給紙順を入れ替えて、上記再給紙部から第2面に
画像形成する記録シートの給紙を開始させる前に、その
給紙部から第1面に画像形成するための記録シートの給
紙を開始させる手段を有するとよい。
【0024】また、その給紙タイミング管理手段が、使
用する給紙部から前記画像形成部までの搬送距離と記録
シートの長さとによって給紙順を入れ換えるかどうかを
判定する手段を有するとよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。まず、この発明を実施
した画像形成装置の一例であるレーザプリンタの構成の
概略から説明する。
【0026】図1はそのレーザプリンタの概略図であ
る。1は感光体ドラム、2は現像ローラ、3は帯電ロー
ラ、4はクリーニングブレード、5は転写ローラ、6は
レジストローラであり、これらによって画像形成部を構
成している。
【0027】7は定着ユニット、8は光学系を含む書き
込みユニット、9は第1の給紙ユニット、10は第2の
給紙ユニット、11は第3の給紙ユニット、12は給紙
コロ、13は手差しユニットを示す。14は分岐爪、1
5は両面搬送路16を有する再給紙(両面)ユニット、
17は排紙ローラである。
【0028】第1〜第3の給紙ユニット9,10,11
と手差しユニット13が、それぞれ画像形成前の記録シ
ートを感光体ドラム1を中心とする画像形成部へ供給す
る複数の給紙部である。また、再給紙ユニット15が、
第1面に画像形成された記録シートを反転して再度画像
形成部まで搬送する再給紙部である。
【0029】このレーザプリンタにおいて、感光体ドラ
ム1は図示しないメインモータにより矢視方向に駆動さ
れる。この感光体ドラム1は帯電ローラ3によって表面
が一様に帯電され、書き込みユニット8から射出される
画像データに基づいて変調されたレーザービームによっ
て走査されて静電潜像を形成し、現像ローラ2によって
トナーが付着される現像処理によってトナー像をつく
る。
【0030】そして、給紙タイミングで給紙ユニット
9,10,11、手差しユニット13又は再給紙ユニッ
ト16のいずれかの給紙コロ12を駆動し、転写紙であ
る記録シート18をレジストローラ6に送り、感光体ド
ラム1上のトナー像の先端が合うタイミングでレジスト
ローラ6を駆動する。
【0031】なお、第2,第3の給紙トレイ10,11
は、第1の給紙ユニット9と比べてより多くの用紙をセ
ットできるようになっているが、第1の給紙ユニット9
と同様に、図中の給紙コロ12を駆動することによって
給紙し、記録シート18をレジストローラ6まで送るよ
うになっている。
【0032】感光体ドラム1上のトナー像は、転写ロー
ラ5によって記録シートに転写される。その後、その記
録シート18が定着ユニット7に送られ、そこでトナー
に熱と圧力が加えられ、トナー像が記録紙に定着され
て、分岐爪14と排紙ローラによって矢視E方向に排紙
される。18eは片面又は両面に画像形成されて排出さ
れた記録シートである。
【0033】定着ユニット7は加熱ローラ7aと加圧ロ
ーラ7bで構成され、加熱ローラ7aにはローラ内部の
軸方向と平行に発熱部を保持し、表面には表面温度を検
出するためのサーミスタが設置され、定着に必要な温度
を制御できるようになっている。
【0034】両面動作の場合は、分岐爪14によって片
面に画像形成した記録シートを再給紙ユニット15へ送
って、両面搬送路を通して反転させた後に給紙コロ12
によって再度レジストローラ6まで送り、レジストロー
ラ6によって所定のタイミングで画像形成部へ送って裏
面の画像を形成し、定着ユニット7によってそのトナー
像を定着した後、分岐爪14と排紙ローラ17によって
排紙される。
【0035】図2はこのレーザプリンタの制御系の構成
を示すブロック図である。このレーザプリンタ全体の制
御はマイクロコンピュータを備えたメイン制御部21に
より行われる。このメイン制御部21には、画像形成の
指示を出すコントローラ22、用紙のセット情報や定着
温度を検出する各種センサ23、および高圧電源ユニッ
ト24と、前述した書き込みユニット8、定着ユニット
7、および再給紙ユニット15が接続されている。さら
に、感光体ドラム1や給紙コロ12を駆動するメインモ
ータ26が、ドライバ25を介して接続されている。そ
して、そのメイン制御部21が、この発明に係る給紙タ
イミング管理手段としても動作する。
【0036】次に、このレーザプリンタによる画像形成
動作について、図1から図4を用いて説明する。図3
は、この実施形態のレーザプリンタによる両面画像形成
動作を説明するための説明図である。図4は、そのレー
ザプリンタにおける図2に示したメイン制御部による給
紙タイミングの管理に係わる動作のフローチャートであ
る。
【0037】この実施形態の動作において、図6及び図
7を用いて説明した従来の動作例と異なる点は、各プロ
セスに給紙順のパラメータを設け、作業順と給紙順を別
に管理する点である。ここでは、図1に示した第3の給
紙ユニット11から給紙して、4枚の用紙の両面に画像
形成を行う際に、おもて面に画像形成済みの用紙を再給
紙ユニット15の両面搬送路16に3枚点在させる、3
枚インタリーブモードで行う場合の動作を例にとって説
明する。
【0038】図示しない操作部からプリント要求が出さ
れると、このプリント要求は、1枚の用紙に画像を形成
する単位(プロセス)に区切られ、実行待ちプロセスキ
ュー(キュー)に登録される。キューに登録されたプロ
セスは、先に登録されたものから実行される。この場合
において、実行とは、記録シートを給紙し、その記録シ
ートに画像を形成することである。この例においては、
キューに登録された順番に作像が行われるが、給紙順は
必ずしもその順番ではない。
【0039】また、キューに登録されるプロセスには、
図3に示すように、両面枚数及び給紙順のデータが付加
される。このデータを基にプロセスの並び替えを行うこ
とによって、プリントを効率よく行っている。
【0040】両面枚数とは、そのプロセスが終了した時
点で両面搬送路にある記録シートの枚数を示す数値であ
り、表のプロセスでは前のプロセス+1となり、裏のプ
ロセスでは前のプロセス−1となる。3枚インタリーブ
モードでは、両面搬送路に滞在できる記録シートは3枚
までであるので、両面枚数が3より大きくなることはな
い。給紙順とは、給紙ユニット11又は再給紙ユニット
15から記録シートを送り出す順番のことである。この
番号が小さい順に給紙を行う。
【0041】図2のメイン制御部21が、図4のフロー
チャートに示すルーチンの処理をスタートすると、ステ
ップS1でプリント要求があるか否かを判断し、なけれ
ばそのままメインルーチンへリターンする。プリント要
求があると、ステップS2で要求されたプロセスの給紙
順をキューにある最後のプロセスの給紙順+1に設定す
る。
【0042】ここで、キューにプロセスがない場合に
は、最後のプロセスの給紙順は0であるとする。次に、
ステップS3で要求されたプロセスが表か裏かを判断す
る。表であれば、ステップS4でそのプロセスの両面枚
数を、キューにある最後のプロセスの両面枚数+1に設
定する。ここで、キューにプロセスがない場合には、最
後のプロセスの両面枚数は0であるとする。
【0043】次に、ステップS5で、一つ前のプロセス
が裏であるかどうか判断し、裏であれば、ステップS6
で現在の両面枚数+1が3以下であるかどうか判断す
る。その結果、3以下であればステップS7へ進み、一
つ前のプロセスの前に割り込み、キューを繋ぎ換える。
このとき、プロセスの両面枚数は、割り込んだ先の一つ
前のプロセスの両面枚数+1に変更し、給紙順は割り込
む前の給紙順−1に変更する。割り込まれたプロセス及
びそれより後のプロセスの両面枚数及び給紙順もそれに
伴って変更する。このあと、再びステップS5に戻って
処理を続行する。
【0044】ステップS5又はステップS6でNOであ
った場合には、ステップS8でプロセスをそのまま最後
尾に(割り込んである場合には割り込んだ位置に)繋
ぐ。そして、ステップS9に進み、一つ前のプロセスが
裏プロセスであり、かつ給紙ユニットが第3の給紙ユニ
ット11であるかどうか判断し、YESであれば、ステ
ップS10で一つ前のプロセスと給紙順を入れ換えて処
理を終了し、NOであればそのまま処理を終了して、そ
れぞれメインルーチンへリターンする。
【0045】また、ステップS3でプロセスが裏であっ
た場合には、ステップS11で両面枚数を一つ前のプロ
セスの両面枚数−1に設定し、ステップS12でキュー
の最後に繋げる。
【0046】具体的な例で説明すると、1枚目の表プロ
セスを要求されると、ステップS1,S2と進んで給紙
順に0+1=1を設定する。次に、ステップS3,S4
と進んで両面枚数に0+1=1を設定する。次いで、ス
テップS5で一つ前は存在しない(裏ではない)のでS
8へ進んでキューに繋げる。その後、ステップS9に進
み、一つ前は裏ではないので処理を終了する。
【0047】次に、1枚目の裏プロセスが要求される
と、ステップS1,S2と進んで給紙順に1+1=2を
設定する。次に、ステップS3,S11と進んで両面枚
数に1−1=0を設定し、ステップS12でキューの最
後に繋げる。この状態が図3のaである。
【0048】さらに、2枚目の表プロセスが要求される
と、ステップS1,S2と進んで給紙順に2+1=3を
設定し、ステップS3,S4と進んで両面枚数に0+1
=1を設定する。次いで、ステップS5で一つ前は裏な
のでステップS6へ進み、両面枚数+1=2≦3である
ので、ステップS7へ進む。
【0049】ステップS7では、1枚目の裏プロセスの
前に割り込んで両面枚数を1+1=2に更新し、給紙順
を3−1=2に更新する。同時に、割り込まれた1枚目
の裏プロセスの両面枚数を2−1=1に更新し、給紙順
を2+1=3に更新する。次に、ステップS5に戻る
と、今度は一つ前は表なのでステップS8へ進み、プロ
セスのキューを現在の位置に繋ぐ。そしてステップS9
に進み、一つ前は裏プロセスではないので処理を終了す
る。
【0050】さらに、2枚目の裏プロセスが要求される
と、1枚目の裏プロセスの場合と同様にキューの最後に
繋げる。この状態が図6のbである。3枚目の表、裏プ
ロセスを同様にキューに繋いだ状態が図6のcである。
4枚目の表プロセスは、途中の過程の説明は省略する
が、ステップS8において、両面枚数が3、給紙順が5
で、1枚目の裏プロセスの後に繋げる。
【0051】次のステップS9において、一つ前のプロ
セスが裏であり、給紙位置が第3の給紙ユニットで11
であるので、1枚目の裏プロセスと給紙順を入れ換え、
4枚目の表プロセスの給紙順が4、1枚目の裏プロセス
の給紙順が5となる。4枚目の裏プロセスはここまでの
裏プロセスと同様にキューに繋げ、図3のdの状態とな
る。
【0052】プリント要求がなくなると、給紙順が小さ
いプロセスから給紙が行われ、キューに置かれた順番に
作像が実行される。この例の場合には、図6のdで上か
ら順番に作像が実行されるが、給紙は1枚目の裏よりも
4枚目の表が先に行われる。裏プロセスにおける給紙
は、もちろん再給紙ユニット15の両面搬送路16から
行われる。
【0053】ところで、上述した例では、表プロセスの
給紙を図1に示した第3の給紙トレイ11から行うた
め、感光体ドラム1を中心とする画像形成部から遠く、
すなわち画像形成部までの記録シートの搬送経路が長く
なっている。
【0054】そのため、1枚目の裏プロセスの給紙を行
った後に4枚目の表プロセスの給紙を行うと、1枚目の
裏プロセスの作像が終わった後、4枚目の表プロセスの
作像を行う記録シートが画像形成部に到達するまでに時
間がかかり、作業効率が低下する。そこで、給紙順を入
れ換え、4枚目の表プロセスの給紙を1枚目の裏プロセ
スの給紙よりも先に行うことにより、1枚目の裏プロセ
スの作業が終わった後、直ちに4枚目の表プロセスの作
像が行え、作業効率を改善することができるのである。
【0055】ここでは、3枚インタリーブモードの例を
示したが、この発明の適用はこれに限られるものではな
く、N枚インタリーブモードの場合には、図4のステッ
プS6において、両面枚数+1がN以下であるかどうか
を判断するようにすればよい。
【0056】また、図4のステップS9において、給紙
位置が第3の給紙ユニット11で、且つ一つ前が裏プロ
セスである場合にステップS10へ進んで給紙順を入れ
替える例を示したが、分岐の条件はこれに限られるもの
ではない。一つ前が裏プロセスであることが必須である
が、給紙ユニットに関しては、別の或いは複数の給紙ユ
ニットを基準にしてもよい。
【0057】さらに、分岐の条件として、給紙ユニット
の位置ではなく、給紙距離を基準に用いてもよい。すな
わち、一つ前のプロセスが裏プロセスであり、かつ給紙
ユニットの給紙口からレジストローラ6までの距離がそ
の裏プロセスの記録シートの位置からレジストローラ6
までの距離に記録シートの長さを加えた距離より長けれ
ば、一つ前のプロセスと給紙順を入れ換えるようにして
もよい。
【0058】この場合の動作のフローチャートは図5に
示す。このフローチャートは、図4におけるステップS
9がステップS9aとS9bに変わった点以外は図4の
フローチャートと同じであるので、この部分以外の説明
は省略する。
【0059】ステップS8においてプロセスをキューに
繋げた後、ステップS9aにおいて、一つ前のプロセス
の記録シートが、二つ前のプロセス終了時に両面搬送路
16(図1)上で存在する位置を計算する。この計算
は、搬送速度、搬送距離、および記録シートの搬送間隔
から行うことができる。また、二つ前のプロセスが存在
しなかったり、一つ前のプロセスが表プロセスであった
りする場合には、計算結果は十分に大きな値とする。
【0060】次いで、ステップS9bにおいて、一つ前
のプロセスが裏プロセスであり、かつ給紙トレイの給紙
口からレジストローラ6までの距離が、ステップS9a
で計算した記録シートの位置からレジストローラ6まで
の距離に記録シートの長さを加えたものより長ければ、
ステップS10に進み、1つ前のプロセスと給紙順を入
れ換える。そうでなければ、そのまま終了する。
【0061】この条件を用いれば、両面搬送路上の用紙
の位置を計算するための処理が複雑になるが、後のプロ
セスの給紙を先に行える場合には、それを確実に行える
ので、より作業効率を向上させることができる。上述の
実施形態は、この発明をレーザプリンタに適用した場合
の例であるが、他のページプリンタや複写機などの画像
形成装置にも同様にこの発明を適用するみとができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る画像形成装置は、各記録シートの給紙タイミングを作
像順と給紙順の両方の情報で管理するようにしたので、
場合により作像順と異なる順番で給紙を制御して、両面
画像形成の生産性を向上させることができる。
【0063】さらに、機内のレイアウト的に画像形成部
から遠い位置にある給紙部からの給紙タイミングとし
て、作像順によらずに、第2面に画像を形成する記録シ
ートの再給紙より先に第1面に画像を形成する記録シー
トの給紙を開始させるようにすれば、記録シート間が大
きく開くことがないようにすることができ、両面画像形
成の生産性を向上させることができる。
【0064】画像形成部から遠い位置にある給紙部から
の給紙タイミングとして、再給紙しようとしている記録
シートの給紙終了までの搬送長さより、第1面に画像を
形成する記録シートの給紙位置から画像形成部までの搬
送経路の距離の方が長い場合には、再給紙部より先に給
紙部から新たな記録シートの給紙を開始させるようにす
れば、やはり記録シート間が大きく開くことがなくな
り、両面画像形成の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の一実施形態であ
るレーザプリンタの概略構成図である。
【図2】同じくそのレーザプリンタの制御系の構成を示
すブロック図である。
【図3】同じくそのレーザプリンタによる両面画像形成
動作を説明するための説明図である。
【図4】図2に示したメイン制御部による画像形成時の
給紙タイミングの管理に係る動作のフローチャートであ
る。
【図5】図2に示したメイン制御部による画像形成時の
給紙タイミングの管理に係る動作の他の例を示すフロー
チャートである。
【図6】従来の画像形成装置におけるインタリーブモー
ドによる両面画像形成動作を説明するための説明図であ
る。
【図7】同じくその場合の給紙タイミングの管理に係る
動作の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 2:現像ローラ 3:帯電ローラ 4:クリーニングブレード 5:転写ローラ 6:レジストローラ 7:定着ユニット 8:書き込みユニット 9:第1の給紙ユニット 10:第2の給紙ユニット 11:第3の給紙ユニット 12:給紙コロ 13:手差しユニット 14:分岐爪 15:再給紙ユニット 16:両面搬送路 17:排紙ローラ 21:メイン制御部 22:コントローラ 23:各種センサ 24:高圧電源ユニット 25:ドライバ 26:メインモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて感光体上に書き込
    んだ静電潜像を現像して記録シートに転写することによ
    って画像形成する画像形成部と、 画像形成前の記録シートを前記画像形成部へ供給する複
    数の給紙ユニットと、第1面に画像形成された記録シー
    トを反転して、再度前記画像形成部まで搬送する再給紙
    部とを有し、 両面画像形成時に、第1面に画像形成済みの記録シート
    を搬送路に点在させた状態で、前記給紙部からの第1面
    に画像形成する記録シートと、前記再給紙部からの第2
    面に画像形成する記録シートとを交互に前記画像形成部
    へ給紙させるインタリーブモードにおいて、各記録シー
    トの給紙タイミングを作像順と給紙順の両方で管理する
    給紙タイミング管理手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記給紙タイミング管理手段が、記録シートの第2面へ
    の画像形成の次に第1面への画像形成を行う作像順の場
    合で、使用する前記給紙部が前記再給紙部に比べて前記
    画像形成部までの給紙経路が長い場合には、給紙順を入
    れ替えて、前記再給紙部から第2面に画像形成する記録
    シートの給紙を開始させる前に、前記給紙部から第1面
    に画像形成するための記録シートの給紙を開始させる手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙タイミング管理手段が、使用す
    る給紙部から前記画像形成部までの搬送距離と記録シー
    トの長さとによって給紙順を入れ換えるかどうかを判定
    する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8755735B2 (en) 2010-09-16 2014-06-17 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and program product for image forming
EP2648051A3 (en) * 2012-04-02 2016-06-15 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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