JP2002096024A - 超音波ホーン用セラミック部材及びこれを備える超音波ホーン - Google Patents

超音波ホーン用セラミック部材及びこれを備える超音波ホーン

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智雄 田中
Masaya Ito
正也 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手材の材質に依らず優れた耐摩耗性及び耐
衝撃性を発揮でき、特に鉄系材料を加工する場合にも優
れた耐久性を発揮する超音波ホーン用セラミック先端部
材及びこれを備える高い耐久性を有する超音波ホーンを
提供する。 【解決手段】 窒化珪素粉末、窒化チタン粉末及び焼結
助剤(Al23、MgO、ZrO2及びCeO2)を湿式
混合後、乾燥・造粒して原料粉末を調製し、金型プレス
により成形する。その後、冷間静水圧プレスを行い、1
MPaの窒素雰囲気において温度1550〜1950℃
で予備焼成し、更に、100MPaの窒素雰囲気で温度
1600℃で2時間高温静水圧プレス処理して得る。得
られた超音波ホーン用セラミック先端部材は、窒化珪素
と、周期表4〜6族に属する元素の窒化物及び/又は炭
化物とを合計で90質量%以上含有し、ビッカース硬度
が15GPa以上であり、且つ破壊靭性値が4.5MP
am1/2以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波ホーン用セラ
ミック部材及びそれを備える超音波ホーンに関する。更
に詳しくは、相手材の材質に依らず優れた耐摩耗性及び
耐衝撃性を有する超音波ホーン用セラミック部材に関す
る。また、この超音波ホーン用セラミック部材を備える
高い耐久性を有する超音波ホーンに関する。本発明の超
音波ホーンは、超音波溶接機、超音波かしめ機、超音波
半田付機、超音波穿孔機、超音波圧搾機、超音波切断機
等の超音波を用いた工作機器に好適に用いることができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波を利用した各種の加工
用機器が知られている。この超音波を利用する加工用機
器には被加工材に直接接して超音波を加振する超音波ホ
ーンが取り付けられている。超音波ホーンはこれまでに
も鋼、チタン系合金、アルミニウム系合金等を成形した
ものが使用されているが、近年では被加工材に接する先
端部のみを窒化珪素、ジルコニア、アルミナ、炭化珪素
等のセラミックで形成することにより高い耐久性を有す
る超音波ホーンも知られている(実開平5−80569
号公報、特開平9−1065号公報、特開平2000−
153230号公報等)。なかでも、窒化珪素を主成分
とする先端部材を用いた場合は、ジルコニアや、アルミ
ナを主成分とする先端部材を用いる場合に比べても更に
高い耐久性を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この窒化珪素
を主成分とする先端部材を用いて、鋼等のFe成分を含
有する鉄系材料を加工する場合や、被加工材を載置する
ための治具であるアンビルにFe成分が含有される場合
には、急激にこの先端部材の摩耗量が増加するという問
題がある。特に、アンビルはステンレス、軟鋼等から形
成されていることが多く問題である。
【0004】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、鉄系材料の加工や、アンビルが鉄系材料である場合
にも高い耐摩耗性を示し、更には高い耐衝撃性を発揮で
きる超音波ホーン用セラミック部材を提供することを目
的とする。更に、この超音波ホーン用セラミック部材を
備え、高い耐久性を有する超音波ホーンを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明の超音波ホー
ン用セラミック部材(以下、単に「セラミック部材」と
もいう)は、窒化珪素と、周期表4、5又は6族に属す
る元素の窒化物及び/又は炭化物とを合計で90質量%
以上含有し、ビッカース硬度が15GPa以上であり、
且つ破壊靭性値が4.5MPam1/2以上であることを
特徴とする。
【0006】尚、本発明における「周期表4、5又は6
族に属する元素の窒化物及び/又は炭化物」とは、「周
期表4、5又は6族に属する元素の窒化物」、「周期表
4、5又は6族に属する元素の炭化物」、「周期表4、
5又は6族に属する元素の窒化物と炭化物」のいずれか
を意味する。更に、以下では必要に応じて「周期表4、
5又は6族に属する元素の窒化物」を「4〜6族窒化
物」、「周期表4、5又は6族に属する元素の炭化物」
を「4〜6族炭化物」、「周期表4、5又は6族に属す
る元素の窒化物及び/又は炭化物」を「4〜6族窒化物
等」と各々略す。
【0007】上記「セラミック部材」全体を100質量
%とした場合に、上記「窒化珪素」と、上記「4〜6族
窒化物等」で90質量%以上含有する。この含有量は9
0〜99.5質量%であることが好ましく、91〜99
質量%であることがより好ましい。これらの合計が90
質量%未満であると十分な耐摩耗性及び耐衝撃性を発揮
し難くなる傾向にある。4〜6族窒化物等を含有するこ
とにより、窒化珪素の優れた機械的強度を十分に保ちつ
つ、窒化珪素がFe成分と反応することを効果的に抑制
することができる。
【0008】更に、第2発明のように、窒化珪素は20
〜60質量%(より好ましくは23〜57質量%、更に
好ましくは25〜55質量%)であることが好ましい。
窒化珪素の含有量が20質量%未満であると、窒化珪素
の特性が十分に発揮され難くなり、機械的強度は低下す
る傾向にある。窒化珪素の割合が60質量%を超える
と、Fe成分に対する耐摩耗性が十分に得られ難くなる
傾向にある。一方、4〜6族窒化物等は30〜77質量
%(より好ましくは32〜75質量%、更に好ましくは
35〜70質量%)であることが好ましい。
【0009】上記「4〜6族窒化物」及び上記「4〜6
族炭化物」としては合計12種の元素の窒化物及び炭化
物があるが、含有される化合物はこれらのうちの1種で
あっても2種以上であってもよい。通常含有されるの
は、周期表4〜6周期の元素の窒化物及び/又は炭化物
であり、更に、窒化チタン(TiN)、炭化タンタル
(TaC)、炭化タングステン(WC)、炭化クロム
(Cr32)等が含有されることが好ましく、第3発明
のように窒化チタンが含有されることがより好ましい。
【0010】窒化チタンは窒化珪素の機械的強度をほと
んど低下させることなく、窒化珪素がFe成分と反応す
ることを効果的に抑制することができる。更に、この効
果は窒化珪素と窒化チタンとの混合割合において幅広い
範囲で発揮されるため、用途、目的に合わせて窒化珪素
と窒化チタンとの混合割合を調整することが可能であ
る。更に、窒化チタンを含有する窒化珪素は電気伝導性
を有するため、放電加工及びワイヤーカット加工等によ
り成形できる。このためセラミック部材を複雑な形状へ
加工することも可能である。
【0011】尚、第1発明〜第3発明のセラミック部材
には、窒化珪素、4〜6族窒化物、4〜6族炭化物の他
にも、希土類酸化物、マグネシア、アルミナ、シリカ及
びカルシア等として通常配合される焼結助剤が含有され
てもよい。これらは、セラミック部材全体を100質量
%とした場合に15質量%以下含有されていてもよい。
15質量%を超えて含有されると材料の硬さが低下し、
耐摩耗特性が悪くなるため好ましくない。
【0012】上記「ビッカース硬度」は15.5GPa
以上であることが好ましく、16.0GPa以上である
ことがより好ましく、16.5GPa以上であることが
特に好ましい(通常19.0GPa以下)。また、上記
「破壊靭性値」は5MPam 1/2以上であることが好ま
しく、5.5MPam1/2以上であることがより好まし
く、6MPam1/2以上であることが特に好ましい(通
常8MPam1/2以下)。
【0013】ビッカース硬度が15GPa未満であるか
又は破壊靭性値が4.5MPam1/ 2未満であると十分
な耐摩耗性及び耐衝撃性を発揮することができず、特に
ビッカース硬度が14.5GPa以下では急激に耐摩耗
性が低下する。また、破壊靭性値が劣ると特に耐衝撃性
が低下することとなる。尚、ビッカース硬度はJISR
1610に定められたビッカース硬さ試験方法によ
り、荷重297MPaで測定した場合の測定値であり、
破壊靭性値はJIS R 1607に定められたファイ
ンセラミックスの破壊靭性試験方法に従い測定した測定
値である。
【0014】第4発明の超音波ホーンは、超音波ホーン
本体部と、該超音波ホーンの前端に固定される請求項1
乃至3のうちのいずれか1項に記載の超音波ホーン用セ
ラミック部材とを備えることを特徴とする。
【0015】上記「超音波ホーン本体部」11は、通
常、後端側から前端まで次第に細くなっており、この超
音波ホーン本体部11の前端に、上記「超音波ホーン用
セラミック部材」12が固定されている(図1参照)。
超音波ホーン本体部が次第に細くなるのは後端側から超
音波振動子等により加振された超音波が、次第に細くな
る前端側に伝播するに従いその振幅を増幅するためであ
る。超音波ホーン本体部の後端側と前端側の径の割合は
特に限定されず、目的及び用途に応じて適宜選択するこ
とができる。
【0016】また、超音波ホーン本体部の材質も特に限
定されないが、比重が小さく(好ましくは8以下、より
好ましくは6以下)、且つ機械的強度(好ましくは引張
強さが200MPa以上、より好ましくは300MPa
以上)に優れる材質から形成されることが好ましい。比
重が大き過ぎると加振するための出力を大きくする必要
があり、且つ発熱も激しいため好ましくない。このよう
な要求を満たす材質としては、Al−Cu−Mg系合
金、Al−Si系合金、Al−Mg−Si系合金、Al
−Mn−Mg−Cu系合金、Ti合金、SUS材等を挙
げることができる。
【0017】また、超音波ホーン本体部の前端に固定さ
れる第1発明〜第3発明のセラミック部材の固定方法は
特に限定されず、ロウ付け、圧入、螺合等いずれの方法
を用いてもよい。更に、上記セラミック部材を超音波ホ
ーン本体部の前端部にコーティングしてもよい。このう
ち、特に高い密着性が得られるためロウ付けにより固定
することが好ましい。尚、この時固定されるセラミック
部材は未加工体のまま固定し、その後に、所望の形状に
加工してもよく、所望の形状に加工したセラミック部材
を固定することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のセラミック部材及び超音
波ホーンを実施例及び比較例、更には図を用いて詳しく
説明する。 [1]セラミック部材の製造 (1)Si34及びTiNを主成分とするセラミック部
材 表1に示す量比の窒化珪素粉末(純度98%以上、平均
粒径0.6μm)と、窒化チタン粉末(純度98%以
上、平均粒径1.3μm)と、焼結助剤粉末(Al
23、MgO、ZrO2及びCeO2)とを配合してボー
ルミルにより湿式混合後、乾燥させて、次いで、造粒し
て原料粉末を調製した。この原料粉末を金型プレスによ
り、直径16mm、高さ16mmの円柱状に成形し、そ
の後、冷間静水圧プレスを行い、次いで、1MPaの窒
素雰囲気において温度1550〜1950℃で2〜4時
間予備焼成し、更に、100MPaの窒素雰囲気で温度
1600℃で2時間高温静水圧プレス処理し、Si34
及びTiNを主成分とする実施例1、2、5、6及び
7、比較例1、2及び6のセラミック部材を得た。尚、
実施例1及び2、比較例1及び2は各々組成は同じであ
るが、上記予備焼成時間が異なり、これによりビッカー
ス硬度、破壊靭性等の機械的強度も異なる。
【0019】(2)Si34及びCr32を主成分とす
るセラミック部材 表1に示す量比の窒化珪素粉末(純度98%以上、平均
粒径0.6μm)と、炭化クロム粉末(純度98%以
上、平均粒径2.5μm)と、焼結助剤粉末(Al
23、MgO、ZrO2及びCeO2)とを配合してボー
ルミルにより湿式混合後、乾燥させて、次いで、造粒し
て原料粉末を調製した。この原料粉末を金型プレスによ
り、直径16mm、高さ16mmの円柱状に成形し、そ
の後、冷間静水圧プレスを行い、次いで、1MPaの窒
素雰囲気において温度1450〜1700℃で2〜4時
間予備焼成し、更に、100MPaの窒素雰囲気におい
て温度1450℃で2時間高温静水圧プレス処理し、S
34及びCr32を主成分とする実施例3及び4、比
較例4及び5のセラミック部材を得た。尚、実施例3及
び4、比較例4及び5は各々組成は同じであるが、上記
予備焼成時間が異なり、これによりビッカース硬度、破
壊靭性等の機械的強度も異なる。
【0020】(3)4〜6族窒化物等を含有しないセラ
ミック部材(比較例3) 窒化チタン粉末を配合せず、窒化珪素粉末(純度98%
以上、平均粒径0.6μm)を94質量%配合した以外
は(1)と同様にして比較例3のセラミック部材を得
た。
【0021】
【表1】
【0022】[2]超音波ホーン本体部の構成 図1の(i)及び(ii)に示すように、超音波ホーン
本体部11は略円柱状であり、超音波ホーン本体部前端
から50mmの位置から前端に向かって細く成形されて
いる。この超音波ホーン本体部の寸法は、全長110m
m、後端径25mm、前端径12mmであり、JIS
H 4657のTi6Al4V系合金からなる。尚、図
1における(ii)は図1の(i)を振動方向を軸とし
て90度回転させた時の図である。
【0023】[3]セラミック部材と超音波ホーン本体
部との接合 [1]で得られたセラミック部材の超音波ホーン本体部
に接合される面、及び[2]の超音波ホーン本体部のセ
ラミック部材が接合される面の両面を平坦化した。その
後、セラミック部材側の面には、ロウ付けした場合の接
合性を向上させるためにアルミニウムを蒸着した。次い
で、各々の接合面の間に活性金属ろう材であるAg−C
u−Ti合金箔を挿入して、重ね合わせた後、所定の圧
力を掛けながら810℃で30分間真空中にて加熱処理
を行い接合した。
【0024】[4]セラミック部材の加工 [3]で接合されたセラミック部材をダイヤモンド砥石
を用いて研削し、直径12mm(図中a)、厚さ3mm
(図中b)の後部から、図1に示すような長さ12mm
(図中c)、幅2mm(図中d)の先端部となるように
加工した。
【0025】[5]超音波ホーンの耐久性評価 図2に示すような超音波振動子2の先端に[1]〜
[4]までに得られた超音波ホーンを螺合して固定し
た。その後、超音波ホーンの先端(セラミック部材)を
軟鋼からなるアンビルに荷重15Nで押しつけながら、
周波数28kHz、先端振幅量100μmとなるように
振動させた。また、稼働による発熱を除去し、超音波ホ
ーンがほぼ一定の温度に保持されるようにファンによる
送風冷却を行った。この試験により、超音波ホーンの先
端、即ち、セラミック部材が5mm摩耗するまでの時問
を各々測定し、結果を表1に併記した。また、試験中に
クラックを生じたものには、クラックを生じるまでの時
間(耐久時間)を併記した。
【0026】表1の結果より、4〜6族窒化物等を含有
しない比較例3のセラミック部材と、周期表4〜6族に
属する元素の窒化物及び/又は炭化物の含有量が最も少
ない実施例7のセラミック部材とを比べると、ビッカー
ス硬度は16GPaであり同じであるが、その耐久時間
は3.75倍に伸びている。更に、実施例1では比較例
3に比べるとその耐久時間は12.5倍に伸びているこ
とが分かる。
【0027】一方、優れた耐久性を示す実施例1と同じ
組成であっても、ビッカース硬度が14GPaである比
較例1では耐久時間は11分の1に低下している。即
ち、ビッカース硬度が15GPaを超えることにより飛
躍的に耐久性が向上することがわかる。同様に、破壊靭
性値が4.4MPam1/2である比較例2と、破壊靭性
値が4.5MPam1/2である実施例1とを比べると、
比較例2では30時間でクラックを生じているのに対し
て、実施例1では1000時間もの耐久時間を示してお
り、明らかな差異が認められる。この破壊靭性値が本発
明の範囲外であると特に耐衝撃性が劣ることとなり、ク
ラックを生じ易くなることが分かる。
【0028】同様に、ビッカース硬度及び破壊靭性値が
本発明の範囲外である炭化クロムを含有するセラミック
部材である比較例4及び5のセラミック部材において
も、上記と同様なことが認められ、実施例3及び4が優
れた耐久性を発揮していることが分かる。
【0029】また、窒化珪素と窒化チタンとの組成比に
よる耐久時間を比較すると、ビッカース硬度が15GP
a以上であっても窒化チタンの含有量が40質量%未満
である実施例7は、耐久時間はかなり長くなっているも
のの、窒化チタンが40質量%以上含有されるものに比
べるとその効果は小さい。これに対して本第2発明の範
囲内であり、窒化珪素が44〜66質量%の間では特に
優れた耐久性を示していることが分かる。
【0030】
【発明の効果】本第1発明の超音波ホーン用セラミック
ス部材によると、耐摩耗性及び耐衝撃性に優れ、特にF
e成分を含有する被加工材や、アンビルを用いる場合で
あっても、高い耐久性を発揮できる超音波ホーンを得る
ことができる。本第4発明の超音波ホーンによると、F
e成分を含有する被加工材や、アンビルを用いる場合で
あっても、高い耐久性を発揮できるため、交換までの時
間が長く安価に加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(i)は本実施例の超音波ホーンを説明する模
式図である。(ii)は(i)を振動方向を軸として9
0度回転させた時の模式図である。
【図2】本実施例の超音波ホーンの使用例を示す模式図
である。
【符号の説明】
1;超音波ホーン、11;超音波ホーン本体部、12;
超音波ホーン用セラミック部材、2;超音波振動子、
3;アンビル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G001 BA03 BA06 BA11 BA14 BA24 BA32 BA38 BB03 BB06 BB07 BB11 BB14 BB24 BB32 BC52 BC54 BC57 BD36 5D107 AA09 AA11 BB01 FF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化珪素と、周期表4、5又は6族に属
    する元素の窒化物及び/又は炭化物とを合計で90質量
    %以上含有し、ビッカース硬度が15GPa以上であ
    り、且つ破壊靭性値が4.5MPam1/2以上であるこ
    とを特徴とする超音波ホーン用セラミック部材。
  2. 【請求項2】 上記窒化珪素の含有量は20〜60質量
    %である請求項1記載の超音波ホーン用セラミック部
    材。
  3. 【請求項3】 上記窒化物を含有する超音波セラミック
    部材であって、該窒化物は窒化チタンである請求項1又
    は2に記載の超音波ホーン用セラミック部材。
  4. 【請求項4】 超音波ホーン本体部と、該超音波ホーン
    の前端に固定される請求項1乃至3のうちのいずれか1
    項に記載の超音波ホーン用セラミック部材とを備えるこ
    とを特徴とする超音波ホーン。
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