JP2002095610A - 便座装置 - Google Patents

便座装置

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JP2002095610A
JP2002095610A JP2000287328A JP2000287328A JP2002095610A JP 2002095610 A JP2002095610 A JP 2002095610A JP 2000287328 A JP2000287328 A JP 2000287328A JP 2000287328 A JP2000287328 A JP 2000287328A JP 2002095610 A JP2002095610 A JP 2002095610A
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Japan
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base plate
toilet
mounting plate
plate
bowl
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JP2000287328A
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English (en)
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Takashi Ito
隆史 伊藤
Masahiro Torii
正裕 鳥居
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータンク等の機器の影響で、ベースプレート
を取り外す際にリリース部が操作しにくくなる不具合を
解消し、且つ、便器の後端付近を清掃する際におけるリ
リース部の誤操作を解消するのに有利な便座装置を提供
する。 【解決手段】便座装置は、ボウルを有する便器の後部に
形成されている取付面に設置される取付プレート2と、
取付プレート2に着脱可能に取り付けられるベースプレ
ート5と、便座とを有する。ベースプレート5は係合部
51を有する弾性腕部材52を備え、取付プレート2は
弾性腕部材52の係合部51と係合する被係合部23を
備えている。弾性腕部材52は、操作により係合部51
と被係合部23との係合を解放するリリース部56を便
器のボウル101側に備えている。また取付プレートは
係合部を有する弾性腕部材を備えると共に、ベースプレ
ートは弾性腕部材の係合部と係合する被係合部を備えて
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洋式の便器に着脱可
能に取り付けられる便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−60979号公報には、洋
式の便器に着脱可能に取り付けられる便座装置が開示さ
れている。このものでは、ボウルを有する洋式の便器の
後部に形成されている取付面の取付孔に挿着される取付
ボルトにより便器の取付面に設置される取付プレート
と、取付プレートに着脱可能に取り付けられるベースプ
レートと、人体の腰部が着座する便座とを有する。この
ものでは、取付プレートは係合部を有する弾性腕部材を
備え、ベースプレートは、弾性腕部材の係合部と係合す
る被係合部を備えている。更に弾性腕部材は、係合部と
被係合部との係合を解放する立板状のリリース部600
(図12参照)を備えている。使用者がリリース部60
0を下方に押圧操作すれば、係合部と被係合部との係合
が解放され、洋式の便器に設置されている取付プレート
から便座装置のベースプレートを取り外すことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術においては、図12に示すように、リリース部
600は、洋式の便器200の取付面のうちボウル20
5と反対側の位置、つまり、洋式の便器200の後端2
01側に設けられている。洋式の便器200の後端20
1側においては、便器200のボウル205を洗浄する
洗浄水を貯める貯水タンクであるロータンク300等の
トイレ設備機器が配置されることが多いため、スペース
には制約がある。このため便座装置を取り外す必要があ
るときに、ロータンク300等のトイレ設備機器が邪魔
となり、便器200の後端201側のリリース部600
を使用者が操作しにくい不具合があった。
【0004】またリリース部600は洋式の便器200
の取付面にかなりの高さで立板状に大きく露出して配置
されているため、ロータンク300等のトイレ設備機器
の周辺を清掃する際に、リリース部600を清掃者が誤
操作してしまうおそれがあった。この場合、洋式の便器
200に設置されている取付プレートの正規の位置から
ベースプレートが外れてしまうおそれがある。
【0005】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
のであり、洋式の便器の後端側に据え付けられるロータ
ンク等の機器の影響で、ベースプレートを取り外す際に
リリース部が操作しにくくなる不具合を解消し、且つ、
便器の後端付近を清掃する際におけるリリース部の誤操
作を解消し、ベースプレートが誤って外れることを抑え
るのに有利な便座装置を提供することを解決すべき課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の便座装置は、ボ
ウルを有する洋式の便器の後部に形成されている取付面
の取付孔に挿着される取付ボルトにより便器の取付面に
設置される取付プレートと、取付プレートに着脱可能に
取り付けられるベースプレートと、ベースプレートまた
は取付プレートに設けられ人体の腰部が着座する便座と
を有する便座装置において、取付プレート及びベースプ
レートの一方は、凹または凸からなる係合部を有する弾
性腕部材を備え、取付プレート及びベースプレートの他
方は、弾性腕部材の係合部と係合する凹または凸からな
る被係合部を備え、更に、弾性腕部材は、操作により係
合部と被係合部との係合を解放するリリース部を便器の
ボウル側に備えていることを特徴とするとを特徴とする
ものである。
【0007】本発明の便座装置によれば、洋式の便器の
ボウル側から使用者の指先等を挿入し、便器のボウル側
に配置されたリリース部を操作することにより、弾性腕
部材の係合部と取付プレートの被係合部との係合を解除
する。これによりベースプレートが取付プレートから取
り外される。ボウルとは、洋式の便器において排泄物が
排泄される容器状の部分をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の便座装置の好ましい形態
によれば、リリース部は便器のボウル側においてボウル
部の空間に臨むように設けられていることが好ましい。
【0009】本発明の便座装置の好ましい形態によれ
ば、ベースプレートはリリース部よりも便器のボウル側
に寄せて設けられ且つリリース部に対面してリリース部
の少なくとも一部を隠蔽する対面壁部を備えている形態
を採用することができる。このため対面壁部によりリリ
ース部を隠蔽するのに有利となり、清掃等の際にリリー
ス部が誤操作されてしまうおそれを解消するのに有利で
ある。対面壁部は、リリース部の少なくとも一部を隠蔽
するものであればよく、リリース部の全体を隠蔽しても
良く、リリース部の一部のみを隠蔽するものでも良い。
【0010】本発明の便座装置の好ましい形態によれ
ば、平面視において、便座装置のうち、洋式の便器のボ
ウル部の上面のリムの内縁部を便座装置が隠蔽する部分
に、リリース部は配置されている形態を採用することが
できる。このためリリース部を隠蔽するのに一層有利と
なり、リリース部が誤操作されてしまうおそれを解消す
るのに有利である。
【0011】本発明の便座装置によれば、係合部は凹状
でも良いし、凸状でも良い。被係合部も同様に凹状でも
良いし凸状でも良い。凸は爪形状にできる。凹は溝でも
貫通孔でも良い。要するに係合部及び被係合部は、着脱
可能に互いに係合できるものであればよい。リリース部
の操作方向は特に限定されるものではなく、持ち上げる
方向でも、押し下げる方向でも、横方向でも良く、斜め
方向でも良い。
【0012】本発明の便座装置は、人が着座する便座を
有するものであり、人体の局部洗浄を洗浄するノズル等
の洗浄部を便座と共に備えた衛生洗浄装置に適用しても
良いし、あるいは、便座を有するものの洗浄部を有しな
いタイプに適用しても良い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0014】(第1実施例)本発明の第1実施例につい
て図1〜図7を参照して説明する。図1は排泄物が排泄
される容器状のボウル101を有する洋式の便器100
の後部の取付面103に、本実施例に係る便座装置1を
取り付けた状態を模式的に示す。本実施例に係る便座装
置1は人体局部を洗浄水で洗浄する衛生洗浄装置として
機能するものであり、取付プレート2と、ベースプレー
ト5と、ベースカバー8と、ベースカバー8に昇降方向
に揺動可能に設けられた便座81と、ベースカバー8に
昇降方向に揺動可能に設けられた便蓋82とを有する。
ベースプレート5には、洗浄水を加熱する温水タンク8
3と、前進後退可能に設けられ前進時に温水タンク83
内の水を人体局部に向けて噴出するノズル84とが取り
付けられており、これらはベースカバー8で覆われてい
る。
【0015】図2は取付プレート2及びベースプレート
5を互いに分離した状態の概念図を模式的に示す。図3
は取付プレート2にベースプレート5を取り付ける途中
の状態を図2のA3−A3線に沿って切断した矢視図を
模式的に示す。図4は取付プレート2にベースプレート
5を取り付けた状態を図2のA3−A3線に沿って切断
した矢視図を模式的に示す。図5は図4においてA5−
A5線に沿って切断した矢視図を模式的に示す。図6は
図4においてA6−A6線に沿って切断した矢視図を模
式的に示す。
【0016】本実施例では、図1において洋式の便器1
00の後側の取付面103を基準とし、便器100の取
付面103に対してボウル101側を前側とし、便器1
00の取付面103に対してボウル101と反対側を後
側とする。図面において前方に向かう側は矢印Fとして
示され、後方に向かう側は矢印Rとして示され、横方向
は矢印Wとして示されている。
【0017】図1に示すように、便座装置1の取付プレ
ート2は、洋式の便器100の後部に形成されている取
付面103に着脱可能に設置されるものである。図2に
示すように、取付プレート2は、洋式の便器100の後
部に形成されている取付面103にあてがわれる2個の
取付板部20と、取付板部20の前端20f側に立設さ
れた凹状の被係合孔21をもつ立板状をなす被係合部2
3と、取付板部20の横方向(矢印W方向)の外端から
立設された立壁部として機能する外側立壁部24を介し
て連設された横外方向に向けて突出する耳板部として機
能する外側耳板部25と、取付板部20の横方向の内端
から内側立壁部26を介して横方向に延設された延設板
部27と、延設板部27の横方向の内端から斜めに垂下
する中間板部28を介して連設され受溝29を形成する
1個の溝板部30とを有する。取付プレート2におい
て、外側耳板部25、受溝29、溝板部30等は前後方
向に沿っている。図2に示すように、凸状の被係合部2
3、取付板部20、外側立壁部24等は取付プレート2
の中心線P1に対して対称形状とされている。即ち、取
付プレート2は取付プレート2の中心線P1に対して対
称形状とされている。
【0018】複数種類の洋式の便器100に対応すべ
く、図2に示すように、取付プレート2の各取付板部2
0は前後方向にのびる複数個(本実施例では2個)の長
孔状のボルト挿通孔32を有する。延設板部27は前側
に開放された切欠開口33を有する。なお取付プレート
2はステンレス鋼等の金属製が一般的であるが、樹脂製
でも良い。
【0019】ベースプレート5は便座装置1の底板とな
るものであり、樹脂で成形されている。図2に示すよう
に、ベースプレート5は、便座装置1の上方に向けて膨
出された連設立壁部50を介して横方向において延設さ
れている。ベースプレート5は、下方向つまり矢印D方
向に向かう凸からなる係合部51を有する弾性腕部材5
2を備えている。弾性腕部材52は前側つまり矢印F方
向に向けて腕状に突出している。従って弾性腕部材52
は上下方向に弾性変形可能である。図3に示すように、
弾性腕部材52に形成されている係合部51は、下方に
向かうにつれてボウル101側に向かうように傾斜して
案内機能を高めた傾斜面53と、ほぼ直立状に形成され
たストッパ機能を高めた立壁面54とを有する。
【0020】図3に示すように、弾性腕部材52のうち
係合部51よりも前側につまり矢印F方向側に位置する
ように、リリース部56が弾性腕部材52に一体的に形
成されている。リリース部56の先端部56kは図3に
示すように係合部51と同様に下方向つまり矢印D方向
に向いており、後述の対面壁部68の下端68kの高さ
位置、取付プレート2の下面2kの高さ位置よりも下方
に位置している。
【0021】図3に示すように、ベースプレート5には
ストッパ用の規制面57が取付プレート2と対面するよ
うに形成されている。規制面57は、前後方向(矢印F
方向,R方向)においてリリース部56と係合部51と
の間に配置されている。図2に示すように、ベースプレ
ート5は、横方向の中央域に傾斜板部58を介して形成
された受板部59と、横方向において受板部59と弾性
腕部材52との間に位置するように形成された引掛板部
60とをもつ。引掛板部60は断面逆L字形状に形成さ
れており、下方向に突出する垂下板部61と、垂下板部
61の下端から横方向(矢印W方向)の外方に向けて突
出する突出板部62とを有する。更にベースプレート5
の外端域には、連設立壁部50から横方向の内方に向け
てつまりN方向に向け突出する支持耳板部64が設けら
れている。
【0022】図2に示すように、係合部51及びリリー
ス部56をもつ弾性腕部材52、引掛板部60、支持耳
板部64等は、ベースプレート5の前後方向に沿った中
心線P2に対して対称形状とされている。即ち、ベース
プレート5はベースプレート5の中心線P2に対して対
称形状とされている。
【0023】取付にあたっては、図1から理解できるよ
うに、洋式の便器100の取付面103の取付プレート
2の取付板部20をあてがう。この場合、洋式の便器1
00の取付面103に上下方向に貫通している取付孔1
06に、取付プレート2の取付板部20のボルト挿通孔
32を対面させる。前記した各取付板部20には2個の
ボルト挿通孔32が形成されているため、2個のボルト
挿通孔32のうち洋式の便器100の取付孔106の位
置に適応するものを選択する。図2に示すように、取付
プレート2の取付板部20のボルト挿通孔32は前後方
向にのびているため、取付プレート2の取付板部20の
ボルト挿通孔32と洋式の便器100の取付孔106と
を対面させる位置決めは良好となる。
【0024】このように取付プレート2の取付板部20
のボルト挿通孔32と洋式の便器100の取付孔106
とを対面させた状態で、パッキン90xを介して上側か
らボルト90を挿通する。ボルト90は、雄ネジをもつ
軸部91と、軸部91の上端に設けられた頭部92とを
もつ。更に、図1から理解できるように、挿通したボル
ト90の下部に下側から半球パッキン95の孔を挿通
し、更にナット97をボルト90の下部に取付け、ボル
ト90の雄ネジ部とナット97の雌ネジ部とを螺着す
る。これにより取付プレート2の取付板部20が洋式の
便器100の取付面103にあてがわれた状態で、取付
プレート2は洋式の便器100に着脱可能に固定され
る。
【0025】次に、図3に示すように、洋式の便器10
0のボウル101側からベースプレート5を前側から後
側に向けて矢印R方向に向けて移動させることにより、
ベースプレート5の係合部51をこれが取付プレート2
の凸状の被係合部23を乗り越えるように被係合孔21
に挿入する。凸状の係合部51には傾斜面53が形成さ
れているので、ベースプレート5の挿入操作は容易であ
る。この結果、図4に示すように、ベースプレート5の
係合部51が取付プレート2の被係合部23を越えて被
係合部23に係合する。この場合、ベースプレート5を
矢印F方向に移動させても、ベースプレート5の係合部
51の立壁面54が被係合部23に衝突するため、ベー
スプレート5は矢印F方向にそれ以上移動することがで
きない。またベースプレート5を矢印R方向に更に移動
させても、ベースプレート5の規制面57が取付プレー
ト2の被係合部23に衝突するため、ベースプレート5
は矢印R方向にそれ以上移動することができない。この
ようにしてベースプレート5は洋式の便器100の取付
面103に固定された取付プレート2に着脱可能に取り
付けられる。その後、ベースプレート5にベースカバー
8を被着する。
【0026】図5、図6から理解できるように、取付プ
レート2にベースプレート5を取り付けた状態において
は、ベースプレート5が横方向(矢印W1,W2方向)
へ変位しようとしても、ベースプレート5の連設立壁部
50が取付プレート2の外側耳板部25の横方向の外端
2xに対面して係合するため、ベースプレート5の横方
向(矢印W1,W2方向)の変位は抑えられている。ま
た図5,図6から理解できるようにベースプレート5の
受板部59が取付プレート2の溝板部30に嵌合してい
るため、この意味に置いても、ベースプレート5の横方
向(矢印W1,W2方向)の変位は抑えられている。
【0027】また図5,図6から理解できるようにベー
スプレート5が上方向(矢印U方向)へ変位しようとし
ても、ベースプレート5の支持耳板部64と取付プレー
ト2の外側耳板部25とが対面して係合するため、ベー
スプレート5の上方向(矢印U方向)への変位は抑えら
れている。また図5,図6から理解できるようにベース
プレート5が上方向(矢印U方向)へ変位しようとして
も、ベースプレート5の引掛板部60の突出板部62が
取付プレート2に対面して係合するため、ベースプレー
ト5の上方向(矢印U方向)への変位は抑えられてい
る。この結果、洋式の便器100の取付面103にボル
ト90を介して固定されている取付プレート2に対する
ベースプレート5の変位は規制されている。なお、図3
〜図6においてベースプレート5と取付プレート2との
間の隙間は、理解容易化のため誇張して図示されてい
る。
【0028】本実施例では、図4に示すように、リリー
ス部56は洋式の便器100の後端側ではなく、ボウル
101側につまりボウル101の空間に対面するように
配置されている。具体的には次のようである。即ち、図
7は便座装置1を洋式の便器100の取付面103に取
り付けた状態の平面視(便座及び便蓋は省略)を示す。
図7に示すように、リリース部56はボウル101の空
間に臨むものの、便座装置1のうち、洋式の便器100
のボウル101部の上面のリム105の内縁部105i
を便座装置1が覆う部分に、リリース部56が隠蔽され
ている。従って使用者が真上からみたときには、リリー
ス部56は便座装置1で覆われているため、使用者はリ
リース部56を直接的には視認することができない。
【0029】ところで、洋式の便器100の取付面10
3に固定されているベースプレート5から取付プレート
2を取り外すことがある。この場合、図7において、洋
式の便器100のボウル101側から、使用者の指先を
矢印R方向に挿入する。そして図4において、レバー状
のリリース部56を上方つまり矢印U方向に持ち上げて
弾性腕部材52を上側に弾性変形させつつ、前側つまり
矢印F方向にリリース部56を引き寄せれば、図3に示
すように、弾性腕部材52の凸状の係合部51が取付プ
レート2の凸状の被係合部23を矢印F方向に乗り越
え、ベースプレート5の被係合部23と取付プレート2
の係合部51との係合が解除される。上記したように弾
性腕部材52の係合部51と取付プレート2の被係合部
51との係合が解除された状態で、ベースプレート5を
矢印F方向に更に引き出せば、洋式の便器100に固定
されている取付プレート2からベースプレート5を取り
外すことができる。
【0030】以上説明したように本実施例では、洋式の
便器100の容器状をなすボウル101側から使用者の
指先を挿入し、腕状のリリース部56を上方つまり矢印
U方向に持ち上げて弾性腕部材52の係合部51と取付
プレート2の被係合部23との係合を解除する構造が採
用されている。このため、リリース部56が洋式の便器
100の後端側に配置されている前記した従来技術とは
異なり、ロータンクなどの洋式の便器100の後方側に
配置されているトイレ設備に邪魔されずに、リリース部
56を操作して便座装置1を取り外すことができる。
【0031】更に本実施例では、リリース部56は便器
100のボウル101側つまり前側に設けられているた
め、リリース部56が大きく露出した状態で洋式の便器
100の後端側に配置されている前記した図12に示す
従来技術とは異なり、ロータンクなどのトイレ後端側の
設備周辺を清掃しているときに、リリース部56を誤操
作するおそれを解消でき、ひいては便座装置1を便器1
00から外してしまうおそれを解消できる。
【0032】更に本実施例では、図3に示すように、ベ
ースプレート5は対面壁部68をもち、この対面壁部6
8は、開口68rを介して、リリース部56よりも便器
100のボウル101側つまり前側に設けられているた
め、リリース部56の大部分は対面壁部68で覆われて
隠蔽されている。よってリリース部が大きく外方に露出
している前記した図12に示す従来技術とは異なり、清
掃等の際にリリース部56が誤操作されてしまうおそれ
を解消するのに有利であり、ひいてはベースプレート5
が誤って外れてしまうおそれを解消するのに有利であ
る。即ち、本実施例では、ベースプレート5を取り外す
際には、対面壁部68で隠蔽されているリリース部56
をあえて操作する必要があり、即ちベースプレート5を
取り外すという積極的な意思が必要とされるといえる。
よって、清掃等の際にリリース部56が誤って操作され
てベースプレート5が外れてしまうおそれを解消するの
に一層有利である。
【0033】図7に示すように、便座装置1のうち、洋
式の便器100のボウル101の上面のリム105の内
縁部105iを便座装置1が覆う部分に、リリース部5
6は隠蔽した状態で配置されている。このため、リリー
ス部56を一層隠蔽するのに有利となり、この意味にお
いても、リリース部56が誤操作されてしまうおそれを
解消するのに有利である。
【0034】(実施例2)本発明の第2実施例について
図8〜図11、図1、図7を参照して説明する。前記し
た図1及び図7は第2実施例においても共通する。図8
は取付プレート2C及びベースプレート5Cを互いに分
離した状態の概念図を模式的に示す。図9は取付プレー
ト2Cにベースプレート5Cを取り付ける途中の状態を
図8のA9−A9線に沿って切断した矢視図を模式的に
示す。図10は取付プレート2Cにベースプレート5C
を取り付けた後の状態を図8のA9−A9線に沿って切
断した矢視図を模式的に示す。図11は取付プレート2
Cにベースプレート5Cを取り付けた状態を図8におい
てA11−A11線に沿って切断した矢視図を模式的に
示す。
【0035】この便座装置1も前記した実施例と同様
に、図1に示すように、排泄物が排出される容器状のボ
ウル101を有する陶器製の洋式の便器100に据え付
けられるものである。本実施例では、洋式の便器100
の後側の取付面103を基準とし、便器100の取付面
103に対してボウル101側を前側とし、便器100
の取付面103に対してボウル101と反対側を後側と
する。前側は矢印Fとして示されている。横方向は矢印
Wとして示されている。
【0036】便座装置1の取付プレート2Cは、洋式の
便器100の後部に形成されている取付面103に着脱
可能に設置されるものである。図8に示すように、取付
プレート2Cは、洋式の便器100の後部に形成されて
いる取付面103に対面する2個の取付板部20Cと、
2個の取付板部20C間に中間立壁部22Cを介して設
けられた中央板部23Cと、一方の取付板部20Cの前
端20f側に延設された凹状の係合部51C(貫通孔)
をもつ弾性腕部材52Cとを有する。弾性腕部材52C
は前側つまり矢印F方向に腕状に突出している。従って
弾性腕部材52Cは上下方向に弾性変形可能である。弾
性腕部材52Cのうち凹状の係合部51Cよりも前側に
つまり矢印F方向側に位置するように、リリース部56
Cが弾性腕部材52Cの先端部に一体的に形成されてい
る。リリース部56Cの先端部56kは下方向つまり矢
印D方向に向けて傾斜している。この結果、リリース部
56の先端部56kは、図10に示すように、後述の対
面壁部68Cの下端68kの高さ位置、取付プレート2
の下面2kの高さ位置よりも下方に位置している。
【0037】複数種類の洋式の便器100に対応すべ
く、取付プレート2Cの各取付板部20Cは前後方向に
のびる複数個(本実施例では2個)の長孔状のボルト挿
通孔32Cを有する。なお取付プレート2Cはステンレ
ス鋼等の金属製が一般的であるが、樹脂製でも良い。
【0038】ベースプレート5Cは便座装置1の底板と
なるものであり、樹脂で成形されている。図8に示すよ
うに、ベースプレート5Cには、下方向つまり矢印D方
向に突出する凸からなる被係合部23Cが形成されてい
る。被係合部23Cは、下方に向かうにつれてボウル1
01側に向かうように傾斜して案内機能を高めた傾斜面
53Cと、ほぼ直立状に形成されたストッパ機能を高め
た立壁面54Cとを有する。図8に示すように、ベース
プレート5は、弾性腕部材52Cが嵌合されて配置され
る溝部70Cと、連接立壁部50Cから内方向(矢印N
方向)に突出する耳板部としての支持耳板部64Cとを
備えている。
【0039】取付プレート2Cを便器100の取付面1
03に固定するにあたっては、前述と同様であり、図1
から理解できるように、洋式の便器100の取付面10
3にこれの上側から取付プレート2Cの取付板部20C
を対面させる。この場合、洋式の便器100の取付面1
03に上下方向に貫通している取付孔106に、取付プ
レート2Cの取付板部20Cのボルト挿通孔32Cを対
面させる。本実施例においても、図8に示すように、各
取付板部20Cには2個のボルト挿通孔32Cが形成さ
れているため、洋式の便器100の取付孔106に適応
するものを選択する。取付プレート2Cの取付板部20
Cのボルト挿通孔32Cは前後方向にのびているため、
取付プレート2Cの取付板部20Cのボルト挿通孔32
Cと洋式の便器100の取付孔106とを対面させる位
置決めは良好となる。このように取付プレート2Cの取
付板部20Cのボルト挿通孔32Cと洋式の便器100
の取付孔106とを対面させた状態で、図1から理解で
きるように、パッキン90xを介して上側からボルト9
0を挿通する。ボルト90は、雄ネジをもつ軸部91
と、軸部91の上端に設けられた頭部92とをもつ。図
1に示すように、挿通したボルト90の下部に下側から
半球パッキン95の孔を挿通し、更にボルト90の雄ネ
ジ部とナット97の雌ネジ部とを螺着する。これにより
取付プレート2Cの取付板部20Cが洋式の便器100
の取付面103に対面した状態で、取付プレート2Cは
洋式の便器100に着脱可能に固定される。なお本実施
例においては、取付プレート2Cの中央板部23Cが便
器100の取付面103に着地する。
【0040】次に、図8,図9に示すように、洋式の便
器100のボウル101側からベースプレート5Cを前
側から後側に向けて矢印R方向に移動させる。これによ
りベースプレート5Cの凸状の被係合部23Cが取付プ
レート2Cの弾性腕部材52Cの凹状の係合部51C
(貫通孔)に嵌まる。ベースプレート5Cの凸状の被係
合部23Cは傾斜面53Cをもつため、凸状の被係合部
23Cを取付プレート2Cの凹状の係合部51Cに容易
に嵌めることができる。この結果、図10に示すよう
に、ベースプレート5Cの凸状の被係合部23Cが取付
プレート2Cの凹状の係合部51Cに係合する。ここ
で、ベースプレート5Cを矢印R方向に移動させても、
ベースプレート5Cの凸状の被係合部23Cが取付プレ
ート2Cの凹状の係合部51Cの縁51pに係合するた
め、ベースプレート5Cは取付プレート2Cから離脱す
ることができない。またベースプレート5Cを矢印F方
向に移動させても、ベースプレート5Cの凸状の被係合
部23Cの立壁面54Cが取付プレート2Cの凹状の係
合部51Cの縁51xに係合するため、ベースプレート
5Cは矢印F方向に移動することができない。
【0041】上記のようにしてベースプレート5Cは洋
式の便器100の後部の取付面103に固定された取付
プレート2Cに着脱可能に取り付けられる。その後ベー
スカバー8をベースプレート5に被着する。
【0042】取付プレート2Cにベースプレート5Cを
取り付けた状態を図11にも示す。図11に示すよう
に、取付プレート2Cにベースプレート5Cを取り付け
た状態においては、ベースプレート5Cが横方向(矢印
W1,W2方向)へ変位しようとしても、ベースプレー
ト5Cの連設立壁部50Cが取付プレート2Cの取付板
部20Cの横方向の外端2xに対面して係合するため、
ベースプレート5Cの横方向(矢印W1,W2方向)の
変位は抑えられている。またベースプレート5Cが上方
向(矢印U方向)へ変位しようとしても、ベースプレー
ト5Cの支持耳板部64Cと取付プレート2Cの取付板
部20Cの外端2xとが対面して係合するため、ベース
プレート5Cの上方向(矢印U方向)への変位は抑えら
れている。この結果、洋式の便器100の取付面103
にボルト90を介して固定されている取付プレート2C
に対して、ベースプレート5Cは外れることなく取り付
けられる。
【0043】本実施例においても第1実施例と同様に、
図9,図10に示すように、リリース部56Cは洋式の
便器100のボウル101側に配置されている。具体的
には次のようである。図7は便座装置1を洋式の便器1
00の取付面103に取り付けた状態の平面視を示す。
図7に示すように、便座装置1のうち、洋式の便器10
0のボウル101部の上面のリム105の内縁部105
iを便座装置1が覆う部分に、リリース部56Cが隠蔽
されている。従って真上からみたときには、リリース部
56Cは便座装置1で覆われているため直接的には視認
できない。
【0044】ところで、洋式の便器100の取付面10
3に固定されているベースプレート5Cから取付プレー
ト2Cを取り外すことがある。この場合、図7に示すよ
うに洋式の便器100のボウル101側から、使用者の
指先を矢印R方向に挿入する。そして図10から理解で
きるように、腕状のリリース部56Cを下方つまり矢印
D方向に押し下げて弾性腕部材52Cを下方に弾性変形
させつつ、前側つまり矢印F方向にベースプレート5C
を引き寄せれば、図9に示すように、ベースプレート5
Cの凸状の被係合部23Cと取付プレート2Cの凹状の
係合部51Cとの係合が解除される。
【0045】上記したように弾性腕部材52Cの凹状の
係合部51Cと取付プレート2Cの凸状の被係合部23
Cとの係合が解除された状態で、ベースプレート5Cを
更に矢印F方向に引き出せば、洋式の便器100に固定
されている取付プレート2Cからベースプレート5Cを
取り外すことができる。
【0046】以上説明したように本実施例においても、
洋式の便器100のボウル101側から使用者の指先を
挿入する。そして腕状のリリース部56Cを下方つまり
矢印D方向に押し下げて弾性腕部材52Cの凹状の係合
部51Cと取付プレート2Cの凸状の被係合部23Cと
の係合を解除する構造が採用されている。このため、よ
ってリリース部56Cが洋式の便器100の後端側に配
置されている前記した従来技術とは異なり、ロータンク
などの洋式の便器100の後方側に配置されているトイ
レ設備に邪魔されずに、リリース部56Cを操作して便
座装置1を取り外すことができる。
【0047】更に本実施例では、リリース部56Cは便
器100のボウル101側つまり前側に設けられている
ため、リリース部56Cが大きく露出した状態で洋式の
便器100の後端側に配置されている前記した図12に
示す従来技術とは異なり、ロータンクなどのトイレ設備
の周辺を清掃しているときに、リリース部56Cを誤操
作して便座装置1を便器100から外してしまうおそれ
を解消できる。
【0048】更に本実施例では、図10に示すように、
ベースプレート5Cは対面壁部68Cをもち、この対面
壁部68Cは、リリース部56Cよりも便器100のボ
ウル101側つまり前側に設けられているため、リリー
ス部56Cの大部分は対面壁部68Cで覆われて隠蔽さ
れている。よってリリース部56Cが大きく外方に露出
している前記した従来技術とは異なり、清掃等の際にリ
リース部56Cが誤操作されてしまうおそれを解消する
のに有利である。ひいてはベースプレート5Cが誤って
外れてしまうおそれを解消するのに有利である。本実施
例では、ベースプレート5Cを取り外す際には、対面壁
部68Cで隠蔽されているリリース部56Cをあえて積
極的に操作する必要がある。即ちベースプレート5Cを
取り外すという積極的な意思が必要とされるといえる。
よって、清掃等の際にリリース部56Cが誤操作されて
ベースプレート5Cが外れてしまうおそれを解消するの
に有利である。
【0049】本実施例においても、図7に示すように、
便座装置1のうち、洋式の便器100のボウル101の
上面のリム105の内縁部を便座装置1が覆う部分に、
リリース部56Cは隠蔽した状態で配置されている。こ
のため、リリース部56Cを一層隠蔽するのに有利とな
り、この意味においても、リリース部56Cが誤操作さ
れてしまうおそれを解消するのに有利である。
【0050】(その他)なお、図8に示す第2実施例で
は、取付プレート2Cを構成する2個の取付板部20C
のうちの一方の前端20f側から1本の弾性腕部材52
Cが矢印F方向にボウル101に向けて延設されている
が、これに限らず、2個の取付板部20Cの前端20f
側からそれぞれ合計2本、矢印F方向にボウル101に
向けて延設させても良い。この場合には、各弾性腕部材
52Cに凹状の係合部51C(貫通孔)をそれぞれ形成
すると共に、ベースプレート5Cの対応する位置にそれ
ぞれ被係合部23Cを形成する。
【0051】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例のみに限定されるものではなく、必要に応じて適
宜変更して実施できるものである。前記した実施例に記
載の語句は一部であっても請求項に記載できるものであ
る。
【0052】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 (付記項1)ボウルを有する洋式の便器の後部に形成さ
れている取付面の取付孔に挿着される取付ボルトにより
便器の取付面に設置される取付プレートと、前記取付プ
レートに着脱可能に取り付けられるベースプレートと、
人体の腰部が着座する便座と、人体局部を洗浄する洗浄
水を噴出する洗浄部(例えばノズル)とを有する衛生洗
浄装置において、取付プレート及びベースプレートの一
方は、凹または凸からなる係合部を有する弾性腕部材を
備え、取付プレート及びベースプレートの他方は、弾性
腕部材の係合部と係合する凹または凸からなる被係合部
を備え、更に、弾性腕部材は、操作により係合部と被係
合部との係合を解放するリリース部を便器のボウル側に
備えていることを特徴とする衛生洗浄装置。 (付記項2)各請求項または付記項1において、リリー
ス部の先端部は対面壁部の下端の高さ位置よりも下方に
位置していることを特徴とする便座装置または衛生洗浄
装置。この場合リリース部の操作性が確保される。 (付記項3)各請求項または各付記項において、係合部
及び被係合部の少なくとも一方は、係合操作性を高める
傾斜面(53、53C)をもつことを特徴とする便座装
置または衛生洗浄装置。 (付記項4)各請求項または各付記項において、ベース
プレートは、ベースプレートの上方向の変位を規制する
上方向変位規制防止手段(例えば支持耳板部64,64
C)を有することを特徴とする便座装置または衛生洗浄
装置。 (付記項5)各請求項または各付記項において、ベース
プレートは、ベースプレートの横方向の変位を規制する
横方向変位防止手段(例えば連設立壁部50,50C)
を有することを特徴とする便座装置または衛生洗浄装
置。
【0053】
【発明の効果】本発明の便座装置によれば、洋式の便器
のボウル側から使用者の指先等を挿入し、便器のボウル
側のリリース部を操作することにより弾性腕部材の係合
部と取付プレートの被係合部との係合を解除する。この
ため、リリース部が洋式の便器の後端側に配置されてい
る前記した従来技術とは異なり、ロータンクなどの洋式
の便器の後方側に配置されているトイレ設備に邪魔され
ずに、リリース部を操作して便座装置を取り外すことが
できる。
【0054】更に本発明の便座装置によれば、リリース
部は便器のボウル側つまり前側に設けられているため、
リリース部が露出した状態で洋式の便器の後端側に配置
されている前記した従来技術とは異なり、ロータンクな
どのトイレ設備の周辺を清掃しているときに、リリース
部を誤操作して便座装置を便器から外してしまうおそれ
を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係り、ボウルを有する洋式の便器
の後部の取付面に便座装置を取り付けた状態を模式的に
示す構成図である。
【図2】第1実施例に係り、取付プレート及びベースプ
レートを分離した状態を模式的に示す斜視図である。
【図3】第1実施例に係り、取付プレートにベースプレ
ートを取り付ける途中の状態を図1のA3−A3線に沿
って切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図4】第1実施例に係り、取付プレートにベースプレ
ートを取り付けた状態を図1のA3−A3線に沿って切
断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図5】第1実施例に係り、図4においてA5−A5線
に沿って切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図6】第1実施例に係り、図4においてA6−A6線
に沿って切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図7】便器の取付面に便座装置を取り付けた状態を模
式的に示す平面図である。
【図8】第2実施例に係り、取付プレート及びベースプ
レートを分離した状態を模式的に示す斜視図である。
【図9】第2実施例に係り、取付プレートにベースプレ
ートを取り付ける途中の状態を図8のA9−A9線に沿
って切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図10】第2実施例に係り、取付プレートにベースプ
レートを取り付けた状態を図8のA9−A9線に沿って
切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図11】第2実施例に係り、取付プレートにベースプ
レートを取り付けた状態を図8のA11−A11線に沿
って切断した状態を模式的に示す矢視図である。
【図12】従来技術に係り、便器の取付面に便座装置を
取り付けた状態を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
図中、100は便器、101はボウル、103は取付
面、1は便座装置、2は取付プレート、20は取付板
部、21は被係合孔、23は被係合部、5はベースプレ
ート、51は係合部、52は弾性腕部材、56はリリー
ス部、68は対面壁部、81は便座、90はボルトを示
す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボウルを有する洋式の便器の後部に形成さ
    れている取付面の取付孔に挿着される取付ボルトにより
    便器の取付面に設置される取付プレートと、前記取付プ
    レートに着脱可能に取り付けられるベースプレートと、
    前記ベースプレートまたは前記取付プレートに設けられ
    人体の腰部が着座する便座とを有する便座装置におい
    て、 前記取付プレート及び前記ベースプレートの一方は、凹
    または凸からなる係合部を有する弾性腕部材を備え、 前記取付プレート及び前記ベースプレートの他方は、前
    記弾性腕部材の係合部と係合する凹または凸からなる被
    係合部を備え、更に、 前記弾性腕部材は、操作により前記係合部と前記被係合
    部との係合を解放するリリース部を便器のボウル側に備
    えていることを特徴とする便座装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ベースプレート
    は、前記リリース部よりも便器のボウル側に寄せて設け
    られ且つ前記リリース部に対面して前記リリース部の少
    なくとも一部を隠蔽する対面壁部を備えていることを特
    徴とする便座装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、平面視
    において、前記便座装置のうち、洋式の便器のボウル部
    の上面のリムの内縁部を便座装置が隠蔽する部分に、前
    記リリース部は配置されていることを特徴とする便座装
    置。
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