JP2002095304A - 作業機連結装置 - Google Patents

作業機連結装置

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JP2002095304A
JP2002095304A JP2000287569A JP2000287569A JP2002095304A JP 2002095304 A JP2002095304 A JP 2002095304A JP 2000287569 A JP2000287569 A JP 2000287569A JP 2000287569 A JP2000287569 A JP 2000287569A JP 2002095304 A JP2002095304 A JP 2002095304A
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tractor
hitch
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JP2000287569A
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Koki Hirata
光喜 平田
Kenichiro Nakajima
健一郎 中島
Kazumasa Fujita
和正 藤田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタに作業機を装着して作業するとき、
作業機の振動がトラクタに伝播されて居住性を悪くして
いたのを解消する。 【解決手段】 トラクタ1に作業機2を装着する作業機
連結装置3であり、作業機側の機体であるサポートアー
ム11に振動を防振する弾性体17を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機連結装置
(作業機取付け装置)に係り、トラクタにロータリ等の
作業機を直装する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタ(乗用トラクタ)の作業機連結
装置(作業機取付け装置)として、直装式があり、この
直装式には三点リンクヒッチ(標準三点リンクヒッチと
特殊三点リンクヒッチをいう)と二点ヒッチ式とがある
(1996年2月20日発行の生物生産機械ハンドブッ
ク(コロナ社発行)における第312ページ〜第317
ページ参照)。直装式の作業機取付け装置における連結
部(2点ヒッチ部分、3点ヒッチ部分等をいう)は、金
属製連結ピン(連結軸を含む以下同じ)を連結孔に挿通
して結合(接合)したものであり、金属同士の接触又は
当接であることから、作業機の振動、衝撃が直接的にト
ラクタ側に伝播され、全身振動・局所振動(手腕系振動
および背負振動)の要因となり、オペレータの居住性を
悪くするおそれがあった(全身振動とは全身あるいは躯
幹が揺さぶられ、生体への影響が考えられる振動をい
い、前記局所振動と併せて前記刊行物の第304ページ
〜第306ページ参照)。
【0003】この振動(衝撃)および騒音は、農業機械
化の課題であり、トラクタに連結した作業機においては
トラクタのダッシングを招いて車体の亀裂、割損等の要
因ともなっていた。また、実開昭49−1409号公報
には、内外筒間にゴムを充填してなるゴムジョイントを
機台或いは作業機などとの連結部に装備した支持リンク
が提案されている(従来例の1)。更に、特開平4−3
35802号公報には、トラクタの3点リンクヒッチに
連結ピンを介して連結される連結部材を備えたトラクタ
作業機において、上記連結ピンと連結部材との間に、緩
衝部材及びこの緩衝部材の撓み量を所定範囲に規制する
ストッパを介設したトラクタ作業機の連結部緩衝装置が
提案されている(従来例の2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の1は、支持リ
ンク(左右のロワーリンク)の両端部にゴムジョイント
を装備したものであり、ロワーリンクの構成が特殊とな
って汎用性に欠けるとともに、ゴムジョイントにおける
ゴムゲージが分厚くなっていることから、振動等の防振
作用(弾性撓み量)は期待できると推定できるが、トラ
クタのPTO軸にジョイント軸を接合して作業機を駆動
するとき、前記ゴムジョイントの弾性撓みによってジョ
イント軸のヨーク部分における折れ角が等角とならず不
等速運動(トルク変動)をするという課題がある。
【0005】従来例の2は、緩衝部材(リング状ゴム)
の撓み量を規制するストッパを備えていることから、前
述の不等速運動は防止できるが、構造が複雑で作業機側
又はトラクタ側(三点リンク等のヒッチを含む)の大幅
な設計変更が必要となり、専用機(従来例の2では振動
式サブソイラー)としてはともかく他の作業機(ロータ
リ等)への適用は困難であるという課題がある。本発明
は、作業機の振動(衝撃)の伝播によるオペレータの居
住性を悪くすることなく、しかも、トラクタのダッシン
グ現象も効果的に阻止できながら、トラクタに対する作
業機の連結に汎用性(種々の作業機に適用可能)を有す
る作業機連結装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクタに作
業機を装着する作業機連結装置において、前述の目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、請求項1に係る本発明は、作業機側の機体に、少な
くとも前後方向の振動および衝撃を防振・緩衝する弾性
体を備えていることを特徴とするものである。このよう
な構成をしたことにより、トラクタに作業機を装着して
作業、例えば、ロータリによる耕耘作業を行うとき、そ
の作業によって前後または上下方向の振動(衝撃)が作
用(発生)し、これがトラクタ側に伝播されるとオペレ
ータ(運転者等)の居住性に悪影響を与えるのを、弾性
体による弾性撓みによって防振・緩衝(減衰・遮断)す
るのである。
【0007】前記作業機連結装置は2点ヒッチであり、
この2点ヒッチ部分に弾性体を備えているのである(請
求項2)。ここで2点ヒッチ部分とは、2点ヒッチ点を
いう。また、前記作業機連結装置は3点ヒッチであり、
この3点ヒッチ部分に弾性体を備えているのである(請
求項3)。ここで3点ヒッチ部分とは、上部ヒッチ点、
左右の下部ヒッチ点をいうが、上部リンク点、下部リン
ク点を含む概念である。
【0008】更に、本発明は前述した請求項2の2点ヒ
ッチ部分および請求項3の3点ヒッチ部分は、連結ピン
の外周面上に筒形弾性体を固着していることが推奨され
る(請求項4)。また、前述した請求項1〜4のいずれ
かにおいて金属製の内・外2重筒体間に筒形弾性体を筒
軸方向に移動不能に装着していることが推奨される。こ
こで筒形弾性体を筒軸方向に移動不能に装着する手段と
しては、金属製の内・外2重筒体間に充填の筒形弾性体
を接着(加硫接着を初め接着剤による接着)するか焼き
付け固着する等を採用できる。
【0009】さらに、前述した請求項5において、内・
外2重筒体のいずれか一方又は双方はディスタンスカラ
ーであることが推奨される(請求項6)。また、前述し
た請求項5又は6において、内・外2重筒体および筒形
弾性体の肉厚が同一又はほぼ同一であることが推奨され
る(請求項7)。ここで筒形弾性体の肉厚は、内・外2
重筒形の肉厚より厚くすることによって振動(衝撃)の
吸収(緩和・緩衝)機能(作用)を大きくできるが、筒
形弾性体の肉厚を内外2重筒体の肉厚と同一又はほぼ同
一とすることによって、振動(衝撃)の吸収作用を奏し
つつ不等速運動を抑制し、動力伝達に際しての騒音、ジ
ョイント部分の折損等を防止できるのである。
【0010】更に、前述した請求項2又は請求項4〜7
において、金属製の内・外2重筒体間に筒形弾性体を筒
軸方向に移動不能に装着しており、2点リンクにおける
連結ピンが内筒体に挿通されていてこの連結ピンが、挿
抜自在又は挿抜不能に固着されていることが推奨される
(請求項8)。また、本発明は、トラクタ側の連結体に
は作業機を連結するための連結ピンを受け止める受け面
を備え、この受け面に、作業機側の連結ピンが当接され
て少なくとも前後方向の振動および衝撃を防振・緩衝す
る弾性体が備えられていることを特徴とするものである
(請求項9)。
【0011】更に、前述した請求項9において、トラク
タ側の連結体には,U形若しくはフック形の連結部を備
え、この連結部の有底部(奧部)が受け面に形成され、
この受け面に弾性体が貼付けられていることが推奨され
るし(請求項10)、また、前述した請求項9又は10
において、受け面の弾性体に連結ピンを当接した状態で
この連結ピンの離脱を阻止する抜け止めピンを備え、こ
の抜け止めピンの外周に弾性体を装着していることが推
奨される(請求項11)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は作業機連結装置とし
て、2軸4車輪形トラクタ1にロータリ耕耘機で例示す
る作業機2を、2点ヒッチによる連結装置3により着脱
自在に連結(装着))したものを示している。トラクタ
1はこの車体4上に、左右のリフトアーム5を有する油
圧装置(作業機昇降装置)6を備えているとともに、左
右の後輪7はフェンダ7Aで覆われており、左右のフェ
ンダ7A間に運転席8が備えられ、車体4からはPTO
軸9が突き出されている。
【0013】図2〜図7は、2点ヒッチによる連結装置
3の詳細を示しており、この連結装置3は車体4の後面
側に固着(ボルト止め等)しているヒッチ台枠10に、
作業機2から突設された左右のサポートアーム(ブラケ
ット)11をヒッチ部分12にて連結し、左右のサポー
トアーム(作業機側の機体に該当する)11と左右のリ
フトアーム5とを連結することで昇降自在とされてい
る。図2〜図7において、トラクタ側の連結体であるヒ
ッチ台枠10はPTO軸9を挟んで左右両側に連結腕1
4を備え、この左右の連結腕14の自由端には側面視で
U字形のヒッチ金具15が固着され、この左右のヒッチ
金具15のそれぞれにヒッチ部分12が連結され、抜け
止めピン16をヒッチ金具15に挿通することで離脱不
能に連結され,前記左右の2点ヒッチ部分に少なくとも
前後方向の振動および衝撃を防振・緩衝する弾性体17
が備えられている。
【0014】図2および図3においてヒッチ部分には、
サポートアーム11の先端に連結ピン18(連結ボルト
であり、ヒッチピンとなる)のピン軸心を左右方向とし
て挿通してそのネジ部18Aに座金18Bを介してナッ
ト18Cがねじ込まれてここに連結ピン18は挿抜自在
であり、この連結ピン18に金属製の内・外筒体19
A、19B間に筒形弾性体17を介在させ、この筒形弾
性体17が加硫接着、焼き付け等の手段で筒軸方向に移
動不能に装着されている。前記筒形弾性体17は、金属
製の内・外筒体19A、19B間に介在させて筒軸方向
に移動可能として装着することもできるが、移動不能に
装着することで筒両端部におけるめくれ、はみ出し等に
よる破れを防止できて有利となる。
【0015】また、前記筒形弾性体17の肉厚(ゲー
ジ)は、内・外筒体19A、19Bの肉厚より厚く又は
薄くすることも可能であるが、極端に厚くすると振動等
の吸収作用(弾性撓み量)の点で有利となるものの、P
TO軸9に接合したジョイント軸(ユニバーサル軸)2
0におけるジョイント部20Aにおいて不等速運動を招
くおそれがあるし、一方、薄くなりすぎると弾性撓み量
の不足による振動等の吸収作用が悪くなる。これ故、弾
性体17の肉厚は、内・外筒体19A、19Bの肉厚と
同一又はほぼ同一とされており、具体的には、外筒体1
9Bの外径が22mmで内径が18mmであり(肉厚2m
m)、内筒体19Aの外径は15mmで内径は10.4mmで
ある(弾性体のゲージは1.5mmとなる)。ここで、外筒
体19Bの外径を22mm(22mm前後を含む)としたの
は、既住の2点ヒッチにおけるヒッチピンの外径に合わ
せたことによる。
【0016】また、筒形弾性体17はゴム、特に、合成
ゴム材料であり、その硬度(硬さ)は任意であるけれど
も、JISショアA硬度において60度前後とすること
が推奨される。更に、図3で示すように内・外筒体19
A、19Bのうち内筒体19Aの筒長が外筒体19Bの
筒長よりも長く形成されることによって、図示例では内
筒体19Aがディスタンスカラーの機能を有し、この内
筒体19Aに挿抜自在に挿通した連結ピン18のネジ部
18Aに対するナット18Cの締結による間隔を保持す
るものとされている。
【0017】図では内筒体19Aについてディスタンス
カラーの機能を持たせているが、外筒体19B又は内・
外筒体19A、19Bの双方にディスタンスカラーの機
能をもたせても良い。更に、図2および図3に示した実
施の形態では、ナット18Cを弛めることによって連結
ピン18が挿抜自在とされているが、図4および図5で
示すように連結ピン18をサポートアーム11に溶接す
ることによって挿抜不能に固着したものであっても良
い。
【0018】また、弾性体17は内・外筒体19A、1
9B間に介在(移動可能と移動不能を含む)している
が、図5で示すように、ヒッチ金具15(トラクタ側の
連結体)の奥部(受け面15A)に、板状(ヒッチ金具
15の受け面15Aに沿うU字形)の弾性体17Aを接
着又はコーティング等で介在させたものであってもよ
く、この弾性体17Aを採用するときは、作業機側の連
結ピン18が弾性体17Aに直接又は間接的に当接され
て少なくとも前後方向の振動等を吸収することになる。
但し、板状の弾性体17Aについては、図2および図3
の実施の形態においても採用できるし、この板状の弾性
体17Aと筒形弾性体17の双方を採用することもでき
る。
【0019】以上説明した2点リンクによる連結装置を
用いてのトラクタ1と作業機2との連結要領を説明す
る。トラクタ1と作業機2とを相対運動として接近さ
せ、ヒッチ部分12をヒッチ金具(連結部)15に嵌入
して受け面15Aにヒッチ部分12を嵌合(当接)した
後、ヒッチ金具15に抜け止めピン16を上下方向から
挿通してヒッチ部分12(連結ピン18)の離脱を阻止
することで連結が完了し、その後、PTO軸9にジョイ
ント20Aを接合するのである。
【0020】この2点リンクによる連結装置3で作業機
2を昇降自在に装着して図ではロータリ耕耘作業を実施
するとき、作業機2のロータリ部2Aが対地に打ち込ま
れたりする反力がトラクタ1に対する上下又は前後の振
動、衝撃となって伝播されるが、筒体弾性体17又は/
および板状の弾性体17Aによる緩衝作用(弾性撓み作
用)によって振動等が吸収又は減衰又は遮断され、ま
た、トラクタ1のダッシングも防止されるのである。図
6および図7は前述した抜け止めピン16に代替する抜
け止め手段160を示しており、2点ヒッチ部分12等
の他の構成と作用は一部共通するので共通部分は共通符
号を援用し、以下、抜け止め手段160について説明す
る。 台枠10における左右の連結腕14の外側面に
は、横軸160Aを支点に揺動(上下動)する抜け止め
フック160Bが装着されており、この左右の抜け止め
フック160Bは横軸160Aを支点として不安定切換
自在となるようにコイルバネで例示する引張付勢体16
0Cによって係合方向に付勢(弾引)されている。
【0021】更に、抜け止めフック160Bにはヒッチ
部分(連結ピン18)12が押当てられることにより、
該フック160Bを引張付勢体160Cの付勢力に抗し
て横軸160Aを支点に持ち上げるためのカム面(傾斜
部)160Dが形成されているとともに、手動による解
除レバー部160Eが形成されている。この図6および
図7に示した実施形態においては、作業機側(サポート
アーム11)とトラクタ1側(台枠10)を相対運動と
して接近させ、ヒッチ部分12をカム面160Dに押し
当てると、抜け止めフック160Bが横軸160Aを支
点に引張付勢体160Cに抗して持上げられ、ヒッチ部
分に対して連結ピン18がヒッチ金具15の奥部(有底
部)に嵌合すると、引張付勢体160Cの付勢力によっ
て抜け止めフック160Bがヒッチ部分12に離脱不能
として係合するのであり、図2〜図5で例示した抜け止
め手段としての抜け止めピン16を連結の都度抜差しす
る必要はなくなるとともに、ヒッチ部分12の嵌合スキ
マも引張付勢体160Cの弾引力で少なくなってガタの
ない連結(2点リンクによる装着)が確保されているの
である。
【0022】但し、連結解除は、解除レバー部160E
を操作してフック160Bを持上げることになるが、こ
のときの持上げ量を規制するストッパーピン160Fを
備えることが望ましく、また、ヒッチ金具15にはフッ
ク160Bが挿脱される切込部15Bが形成されてい
る。また、図6及び図7においては、受け面15Aに板
状の弾性体17Aを装着してこの弾性体17Aに連結ピ
ン18を当接することもできるし、図2〜4等で例示し
た内・外筒体19A、19B間に筒形弾性体17を装着
したものであっても良いし、更に、フック160Bの内
面(係合面)部分に、板状の弾性体を貼着又はコーティ
ングさせても良い。
【0023】図8〜図11は作業機連結装置3として3
点ヒッチ(3点リンク装着方式)を示している。この3
点ヒッチによる作業機連結装置3は、左右のロワーリン
ク30と中央1本のトップリンク31とを備えて構成さ
れ、図示例では、車体4の後部に延長ブラケット32を
備え、この延長ブラケット32にトップリンク31の上
部リンク点を枢着した特殊3点リンクヒッチとされてい
るが、勿論欧米形である標準3点リンクヒッチであって
もよく、左右のリフトアーム5と左右のロワーリンク3
0とが、リフトロット13にて連結されることで、作業
機2を昇降自在に装着している。
【0024】更に、図示の3点ヒッチは、左右のロワー
リンク30の下部ヒッチ点とトップリンク31の上部ヒ
ッチ点を正背面視でアーチ形乃至門形に形成した連結枠
33で3点(自由端)を定形化したオートカプラー形と
されており、連結枠33には左右の下部掬い部(連結
部)33Aをフック形として備え、中央(頂部)の上部
掬い部(連結部)33BをU形として備え、これらはト
ラクタ側の連結体を構成している。作業機側の連結体、
すなわち、左右方向中央のトップマスト34には上部ヒ
ッチ点となる連結ピン18を備え、左右のサポートアー
ム35には下部ヒッチ点となる連結ピン18を備え、こ
れら連結ピン18を左右の下部掬い部33Aおよび上部
掬い部33Bにより掬い上げて連結されることで3点ヒ
ッチ部分36を構成しており、この3点ヒッチ部分36
に弾性体17が備えられて上下方向および前後方向(少
なくとも前後方向)の振動・衝撃を防振・緩衝(減衰・
遮断を含む)するように構成されている。
【0025】3点ヒッチ部分36に備えた弾性体17
は、既述した金属製の内・外筒体間に筒形弾性体を装着
した筒構成とし、この内筒体に連結ピン18を挿脱自在
又は挿抜不能に固定したものであっても良いが、U形若
しくはフック形の連結部(左右の下掬い部33Aと上掬
い部33B)の有底部(奥部)が受け面15Aとされて
いて、この受け面15Aに板状の弾性体17Aが貼付け
られていて、この弾性体17Aに連結ピン18の外周面
に当接されている。更に、左右のロワーリンク30の連
結ピン18にはこの外周面に筒形の弾性体17が固着さ
れており、連結ピン18の全周に筒形弾性体17を固着
することで全周に亘っての弾性撓みが確保されて有利と
なり、これは、図2〜図5で示した抜け止めピン16の
外周全体に筒形弾性体17を固着することができること
を意味している。
【0026】また、連結枠33で3点リンク(3点ヒッ
チ)を定型化して作業機2を油圧装置6の昇降動作で自
動連結(オートヒッチ)することが可能となるが、この
とき、図9で示しているPIC軸37に対してジョイント
軸20を自動連結することもできる。以上詳述した実施
形態は一例であり、本発明では種々の設計変更は可能で
ある。例えば、弾性体の材料としてゴム系弾性材料以外
に、樹脂系弾性材料とすることも可能である。
【0027】また、作業機としてはロータリ耕耘機以外
(例えばザブソイラー、プラウ等)であっても良い。更
に、作業機連結装置としては、1点ヒッチであっても適
用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、トラクタ側
又は作業機側の構成を大幅に設計変更する必要がなく汎
用性に富んだ作業機連結装置をオペレータの居住性を損
なうことなく提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2点リンクで示す全体構成の側面図である。
【図2】2点ヒッチ部分の平面図である。
【図3】図2のヒッチ部分の断面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】図3の他例を示す断面図である。
【図6】図2の他例を示す平面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】3点リンクで示す全体構成の側面図である。
【図9】(1)は図8の主要部を示す側面図、(2)は
平面断面図である。
【図10】図8の連結枠を示す正面図である。
【図11】図10の上掬い部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 作業機 3 連結装置 11 サポートアーム(作業機側の機体) 17 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 和正 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B041 AA02 AA17 AB05 AC03 CA15 CA16 CC02 CC12 CC19 CC30 CF12 CF13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに作業機を装着する作業機連結
    装置において、作業機側の機体に、少なくとも前後方向
    の振動および衝撃を防振・緩衝する弾性体を備えている
    ことを特徴とする作業機連結装置。
  2. 【請求項2】 作業機連結装置は2点ヒッチであり、こ
    の2点ヒッチ部分に弾性体を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の作業機連結装置。
  3. 【請求項3】 作業機連結装置は3点ヒッチであり、こ
    の3点ヒッチ部分に弾性体を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の作業機連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の2点ヒッチ部分および請求項
    3の3点ヒッチ部分は、連結ピンの外周面上に筒形弾性
    体を固着していることを特徴とする作業機連結装置。
  5. 【請求項5】 金属製の内・外2重筒体間に筒形弾性体
    を筒軸方向に移動不能に装着していることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の作業機連結装置。
  6. 【請求項6】 内・外2重筒体のいずれか一方又は双方
    はディスタンスカラーであることを特徴とする請求項5
    に記載の作業機連結装置。
  7. 【請求項7】 内・外2重筒体および筒形弾性体の肉厚
    が同一又はほぼ同一であることを特徴とする請求項5又
    は6に記載の作業機連結装置。
  8. 【請求項8】 金属製の内・外2重筒体間に筒形弾性体
    を筒軸方向に移動不能に装着しており、2点リンクにお
    ける連結ピンが内筒体に挿通されていてこの連結ピン
    が、挿抜自在又は挿抜不能に固着されていることを特徴
    とする請求項2又は請求項4〜7のいずれかに記載の作
    業機連結装置。
  9. 【請求項9】 トラクタに作業機を装着する作業機連結
    装置において、トラクタ側の連結体には作業機を連結す
    るための連結ピンを受け止める受け面を備え、この受け
    面に、作業機側の連結ピンが当接されて少なくとも前後
    方向の振動および衝撃を防振・緩衝する弾性体が備えら
    れていることを特徴とする作業機連結装置。
  10. 【請求項10】 トラクタ側の連結体には,U形若しく
    はフック形の連結部を備え、この連結部の有底部(奧
    部)が受け面に形成され、この受け面に弾性体が貼付け
    られていることを特徴とする請求項9に記載の作業機連
    結装置。
  11. 【請求項11】 受け面の弾性体に連結ピンを当接した
    状態でこの連結ピンの離脱を阻止する抜け止めピンを備
    え、この抜け止めピンの外周に弾性体を装着しているこ
    とを特徴とする請求項9又は10に記載の作業機連結装
    置。
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