JP2002094052A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2002094052A
JP2002094052A JP2000278177A JP2000278177A JP2002094052A JP 2002094052 A JP2002094052 A JP 2002094052A JP 2000278177 A JP2000278177 A JP 2000278177A JP 2000278177 A JP2000278177 A JP 2000278177A JP 2002094052 A JP2002094052 A JP 2002094052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
gate electrode
dummy gate
metal
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000278177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3597122B2 (ja
Inventor
Hirobumi Katayama
博文 片山
Takashi Ueda
多加志 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000278177A priority Critical patent/JP3597122B2/ja
Publication of JP2002094052A publication Critical patent/JP2002094052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3597122B2 publication Critical patent/JP3597122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 (a)半導体基板上に第1絶縁膜及び酸
化膜を形成し、(b)該酸化膜上に第1金属膜からなる
ダミーゲート電極を形成し、(c)熱処理により前記酸
化膜と第1金属膜とを反応させて前記酸化膜を前記ダミ
ーゲート電極を構成する金属の酸化膜からなる高誘電体
膜に変換し、(d)得られた半導体基板上に第2絶縁膜
を形成し、該第2絶縁膜を前記ダミーゲート電極表面が
露出するまで平坦化することにより、前記第2絶縁膜内
にダミーゲート電極を形成し、(e)該ダミーゲート電
極を除去することにより前記第2絶縁膜に溝を形成し、
(f)該溝内に少なくとも第2金属膜を埋め込むことに
よりメタルゲート電極を形成することからなる半導体装
置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、より詳細には、メタルゲート電極を備える半
導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタの高速化、低消費電力化を
実現するため、トランジスタの一層の微細化が求められ
ている。従来からトランジスタのゲート電極材料として
使用されているポリシリコン膜は、リン等の不純物をド
ーピングして低抵抗化を図っているが、ポリシリコン膜
自体の抵抗が高いため、トランジスタの微細化に伴って
ゲート電極の配線抵抗の増大が顕著になり、高速化及び
さらなる微細化に対応できない。また、ゲート電極がゲ
ート絶縁膜に接する部分で空乏化が生じて実効的なゲー
ト絶縁膜の膜厚が厚くなり、ゲート絶縁膜の薄膜化に対
応できない。
【0003】これに対して、近年、抵抗が低いアルミニ
ウムをゲート電極材料として用いることが提案されてい
るが、アルミニウムは融点が低いため、製造プロセスに
おける耐熱性の問題もある。つまり、アルミニウム膜に
よってゲート電極を形成した後、イオン注入により、ゲ
ート電極に対して自己整合的にソース/ドレイン領域を
形成し、活性化アニールのための高温熱処理(800〜
900℃)を行うと、この熱処理にアルミニウム膜によ
るゲート電極が耐えられない。
【0004】これを防ぐためには、単純には、ソース/
ドレイン領域の活性化アニールを行った後にゲート電極
を形成する方法が考えられるが、フォトリソグラフィ工
程におけるアライメント精度を考慮すると、このような
方法は現実的ではない。そこで、ダミーゲートを用いた
メタルゲートトランジスタが種々提案されている(例え
ば、特開平11−74527号公報、特開平10−18
9966号公報、特開平11−26757号公報等)。
【0005】これらの方法によれば、まず、図3(a)
に示したように、素子分離領域21が形成されたシリコ
ン基板20上に、シリコン酸化膜、ダミーゲートの材料
となるシリコン窒化膜を堆積する。これらをフォトリソ
グラフィ及びエッチング工程により所望の形状にパター
ニングして、ダミーゲート23及びダミーゲート絶縁膜
22を形成する。次いで、ダミーゲート23をマスクに
して、例えばリンなどの不純物を自己整合的にイオン注
入してLDD領域24を形成する。さらにダミーゲート
23の側壁に側壁絶縁膜25を形成し、これらダミーゲ
ート23及び側壁絶縁膜25をマスクにして、砒素など
の不純物を自己整合的にイオン注入し、ソース/ドレイ
ン領域26を形成する。
【0006】続いて、図3(b)に示したように、得ら
れたシリコン基板20上全面にCVD−シリコン酸化膜
からなる層間絶縁膜27を堆積し、熱処理により層間絶
縁膜27を緻密化する。その後、CMPにより層間絶縁
膜27の表面を、ダミーゲート23の表面が露出するま
で研磨してダミーゲート23及び側壁絶縁膜25を層間
絶縁膜27に埋め込む。
【0007】次いで、図3(c)に示したように、露出
したダミーゲート23を熱リン酸で選択的に除去して溝
28を形成する。層間絶縁膜27及び側壁絶縁膜25を
マスクとして用いて、チャネル領域29にイオン注入す
る。その後、RTAにより熱処理を行いチャネル領域2
9を活性化する。次に、溝28底部のダミーゲート絶縁
膜22を希釈したフッ酸溶液で除去し、溝28底部のシ
リコン基板20表面を露出させる。その後、図3(d)
に示したように、溝28にTa25からなる高誘電体膜
30、TiN等のバリアメタル(図示せず)、メタルゲ
ート材料となるアルミニウム膜31を堆積する。
【0008】続いて、図3(e)に示したように、層間
絶縁膜27の表面が露出するまで、高誘電体膜30、バ
リアメタル及びアルミニウム膜31をCMPを用いて平
坦化し、溝28内にアルミニウム膜31を埋め込むこと
によってメタルゲートを形成する。その後、層間絶縁
膜、コンタクトホール、タングステンプラグ、Al配線
等を形成することにより、トランジスタの基本構造を完
成させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ゲート
絶縁膜として高誘電体膜を使用すると、シリコン酸化膜
を使用する場合に比べて実効的にゲート絶縁膜の膜厚を
薄くできるため、厚膜状で形成することができ、均一な
膜厚とすることができる。しかし、近年の微細プロセス
では、溝28内に高誘電体膜を均一に形成することはき
わめて困難である。特に、溝28のエッジ部では膜厚が
薄くなりやすい。その結果、高誘電体膜30自体のリー
ク特性や信頼性のほかに、溝28のエッジ部での薄膜化
に起因するリーク電流の増大、さらには電界集中による
膜破壊等により、トランジスタ特性が劣化するという問
題が生じる。本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、高誘電体膜による信頼性の高いゲート絶縁膜を有す
る半導体装置を自己整合的なプロセスにより形成するこ
とができる半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a)
半導体基板上に第1絶縁膜及び酸化膜を形成し、(b)
該酸化膜上に第1金属膜からなるダミーゲート電極を形
成し、(c)熱処理により前記酸化膜と第1金属膜とを
反応させて前記酸化膜を前記ダミーゲート電極を構成す
る金属の酸化膜からなる高誘電体膜に変換し、(d)得
られた半導体基板上に第2絶縁膜を形成し、該第2絶縁
膜を前記ダミーゲート電極表面が露出するまで平坦化す
ることにより、前記第2絶縁膜内にダミーゲート電極を
形成し、(e)該ダミーゲート電極を除去することによ
り前記第2絶縁膜に溝を形成し、(f)該溝内に少なく
とも第2金属膜を埋め込むことによりメタルゲート電極
を形成することからなる半導体装置の製造方法が提供さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、まず、工程(a)において、半導体基板上に第
1絶縁膜及び酸化膜を形成する。半導体基板としては、
通常、半導体装置に使用されるものであれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、シリコン、ゲルマニウム等
の元素半導体、GaAs、InGaAs、ZnSe等の
化合物半導体が挙げられる。なかでもシリコン基板が好
ましい。この半導体基板上には、素子分離領域が形成さ
れていることが好ましく、さらにトランジスタ、キャパ
シタ、抵抗等の素子、層間絶縁膜、これらによる回路、
半導体装置等が組み合わせられて形成されていてもよ
い。
【0012】半導体基板上に形成する第1絶縁膜は、半
導体基板と後述するダミーゲート電極を構成する第1金
属膜との反応を防止し得る材料からなる絶縁膜であるこ
とが好ましい。また、この第1絶縁膜は、最終的に、半
導体基板とメタルゲート電極との間に位置し、後述する
高誘電体膜とともにゲート絶縁膜の役割を果たすもので
あるため、誘電率が高いものが好ましい。第1絶縁膜の
材料としては、シリコン窒化膜、SiON膜等が挙げら
れる。第1絶縁膜の膜厚は、例えば、3〜5nm程度の
膜厚で形成することが適当である。
【0013】酸化膜としては、後述するダミーゲート電
極を構成する第1金属膜と反応して第1金属膜を酸化し
得るものであればその材料は特に限定されるものではな
く、例えば、シリコン酸化膜、SiON膜等が挙げられ
る。なかでも、シリコン酸化膜が好ましい。酸化膜の膜
厚は、得ようとする高誘電体膜の膜厚によって適宜調整
することができる。
【0014】次いで、工程(b)において、酸化膜上に
第1金属膜からなるダミーゲート電極を形成する。ダミ
ーゲート電極の形成は、まず、酸化膜上全面に第1金属
膜を形成する。第1金属膜の材料としては、第1金属膜
を酸化することにより高誘電体を形成することができる
ものであることが好ましく、例えば、アルミニウム、タ
ンタル、チタン、白金等が挙げられる。なかでも、アル
ミニウム膜が好ましい。第1金属膜の膜厚は、後述する
メタルゲート電極の膜厚により適宜調整することがで
き、例えば50〜100nm程度が挙げられる。第1金
属膜は、例えば、スパッタ法、真空蒸着法、EB法等種
々の方法で形成することができる。次に、第1金属膜上
に公知の方法、例えば、フォトリソグラフィ及びエッチ
ング工程により所定の形状のレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとして用いてエッチ
ングすることにより、所定の形状のダミーゲート電極を
形成することができる。なお、ダミーゲート電極の形状
は、特に限定されるものではなく、後述するメタルゲー
ト電極の形状の応じて適宜調整することができる。
【0015】工程(c)において、熱処理により酸化膜
と第1金属膜とを反応させて、酸化膜を、ダミーゲート
電極を構成する金属の酸化膜からなる高誘電体膜に変換
する。ここでの熱処理は、得られた半導体基板を、窒素
雰囲気又は大気中で、500〜550℃程度の温度範囲
にて行うことができる。熱処理の方法としては、例え
ば、ランプアニール、高速熱処理(RTA)、炉アニー
ル等の種々の方法を利用することができるが、ランプア
ニールを利用することが好ましい。熱処理の時間は、高
誘電体膜に変換する酸化膜の膜厚等により適宜調整する
ことができ、例えば、0.5〜1分間程度が挙げられ
る。なお、ここでの熱処理は、酸化膜を深さ方向に完全
に、つまり、酸化膜を第1絶縁膜に至るまで完全に高誘
電体膜に変換するように行うことが好ましい。高誘電体
膜は、先の工程で形成した第1金属膜の材料により決定
されるが、例えば、Al23、Ta25、TiO2、L
23、ZrO2等が挙げられる。また、高誘電体膜
は、最終的に、3〜5nm程度の膜厚となることが適当
である。
【0016】工程(d)において、まず、得られた半導
体基板上に第2絶縁膜を形成する。第2絶縁膜として
は、例えば、層間絶縁膜として機能するような絶縁材料
であることが好ましく、例えば、シリコン酸化膜、シリ
コン窒化膜、SOG膜、PSG膜、BPSG膜等が挙げ
られる。第2絶縁膜の膜厚は、ダミーゲート電極の膜厚
よりも厚いことが好ましく、例えば、1000〜110
0nm程度が挙げられる。第2絶縁膜は、その材料によ
り異なるが、例えば、CVD法、プラズマCVD法、ス
パッタ法等の種々の方法により形成することができる。
【0017】次いで、第2絶縁膜をダミーゲート電極表
面が露出するまで平坦化する。第2絶縁膜の平坦化は、
公知の方法、例えば、スパッタ法、ウェットエッチング
法、ドライエッチング法、CMP法等種々の方法が利用
できるが、CMP法を利用することが好ましい。これに
より、第2絶縁膜内に埋め込んだ状態のダミーゲート電
極を形成することができる。
【0018】工程(e)において、ダミーゲート電極を
除去する。ダミーゲート電極の除去は、ダミーゲート電
極を構成する第1金属膜を選択的に除去することができ
る方法、つまり、第2絶縁膜及び高誘電体膜等に対して
第1金属膜の除去速度が大きい方法であれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、ドライエッチング法、ウェ
ットエッチング法等の種々の方法が挙げられるが、第1
金属膜を溶解する溶液を用いたウェットエッチング法が
好ましい。これにより、第2絶縁膜に溝を形成すること
ができる。
【0019】工程(f)において、溝内に少なくとも第
2金属膜を埋め込むことによりメタルゲート電極を形成
する。メタルゲート電極を形成するためには、まず、第
2金属膜を溝を含む半導体基板上の全面に形成する。こ
こで、第2金属膜としては、メタルゲート電極として機
能し得るものであれば特に限定されるものではなく、抵
抗が低く、後工程での熱処理に耐えることができるもの
等が好ましい。具体的には、アルミニウム、銅、等の金
属膜又はこれらの合金膜が挙げられる。なかでもアルミ
ニウム膜が好ましい。第2金属膜は、例えば、スパッタ
法、真空蒸着法等の種々の方法で形成することができ
る。第2金属膜は、溝の深さよりも厚い膜厚で形成する
ことが好ましく、例えば、100〜200nm程度が挙
げられる。次に、第2金属膜を、第2絶縁膜の表面が露
出するまで平坦化する方法が挙げられる。平坦化の方法
は、上記と同様のものが挙げられるが、CMP法が好ま
しい。これらの方法により、メタルゲート電極を形成す
ることができる。
【0020】この工程においては、メタルゲート電極と
して機能する第2金属膜のほかに、例えば、第2金属膜
のバリアメタルとして機能する金属膜を第2金属膜の直
下に形成してもよい。バリアメタルとしては、例えば、
TiW、TiN、遷移金属の窒化物、ホウ化物、炭化
物、シリサイド等がげられる。バリアメタルの膜厚は、
特に限定されるものではなく、例えば、30〜50nm
程度が挙げられる。
【0021】なお、本発明においては、工程(c)の
後、工程(d)の前に、ダミーゲート電極をマスクとし
て用いて、イオン注入することにより、ダミーゲート電
極の両側にソース/ドレイン領域を形成することが好ま
しい。ここでのイオン注入は、通常のトランジスタ形成
工程で行う方法、条件を適宜変更して利用することがで
きる。また、工程(c)の後、工程(d)の前に、ダミ
ーゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成す
ることが好ましい。サイドウォールスペーサは、当該分
野で公知の方法、つまり、絶縁膜を形成し、RIE法等
の異方性エッチング法によりエッチバックする方法等に
より、形成することができる。さらに、ダミーゲート電
極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した場合に
は、ダミーゲート電極及びサイドウォールスペーサをマ
スクとして用いて、イオン注入することにより、サイド
ウォールスペーサの両側にソース/ドレイン領域を形成
することが好ましい。ここでのイオン注入は、上記と同
様に公知の方法を変更して利用することができる。
【0022】本発明においては、工程(c)の後、工程
(d)の前に、上記の工程の1種のみ又は2種のみを行
ってもよいが、3種の工程のすべてを追加することが好
ましい。また、これらの工程の後、注入イオンを活性化
するための熱処理を行うことが好ましい。活性化の熱処
理条件は、特に限定されるものではなく、当該分野で公
知の方法、条件を適宜変更して利用することができる。
以下に本発明の半導体装置及びその製造方法を図面に基
づいて説明する。
【0023】まず、図1(a)に示したように、シリコ
ン基板1上全面に、LPCVD法によりシリコン窒化膜
2を1nm程度、LPCVD法によりシリコン酸化膜3
を1〜2nm程度形成する。この上に、さらにアルミニ
ウム膜をスパッタ法により100nm程度形成し、アル
ミニウム膜上にレジスト5を塗布する。フォトリソグラ
フィ及びエッチング工程によりレジスト5を所望の形状
にパターニングし、得られたレジスト5をマスクとして
用いて、アルミニウム膜をRIE法によりエッチング
し、ダミーゲート電極4を形成する。
【0024】アルミニウム膜はシリコン酸化膜との密着
性が非常によく、さらに、反応性も非常によい。よっ
て、レジスト5を除去した後、アルミニウム膜によるダ
ミーゲート電極4が形成されたシリコン基板1を、例え
ば、窒素ガス雰囲気下、550℃程度の温度で、2分間
RTAすることにより、図1(b)に示したように、ア
ルミニウム−シリコン酸化膜界面で、
【0025】4Al+3SiO2→2Al23+3Si
の反応が起き、アルミニウム膜の膜厚が減少するととも
に、安定したAl23膜6がシリコン窒化膜2上に形成
される。つまり、上記の反応により、ダミーゲート電極
4直下に、高誘電体膜であるAl23膜6を均一な膜厚
で、かつ安定に形成することができる。しかも、Al2
3膜6の直下には、シリコン窒化膜2が存在するため
に、アルミニウム膜とシリコン基板1との反応を防止す
る反応ストッパーとしての役割も果たす。その後、ダミ
ーゲート電極4をマスクとして用いたてリンをイオン注
入(70keV、4×1013cm-2)することにより、
LDD領域7を形成する。
【0026】続いて、図1(c)に示したように、得ら
れたシリコン基板1上全面に、シリコン酸化膜8aをC
VD法により100nm程度堆積する。次いで、図1
(d)に示したように、シリコン酸化膜8aをRIE法
にて異方性エッチングすることにより、ダミーゲート電
極4の側壁にサイドウォールスペーサ8を形成する。ダ
ミーゲート電極4とサイドウォールスペーサ8とをマス
クとして用いて、砒素をイオン注入(30keV、5×
1015cm-2)し、LDD構造を有するソース/ドレイ
ン領域9を形成する。
【0027】その後、図2(e)に示したように、得ら
れたシリコン基板上全面に膜厚2000nm程度のシリ
コン酸化膜からなる層間絶縁膜10を形成し、ダミーゲ
ート電極4をストッパーとして用いて、ダミーゲート電
極4の表面が露出するまでCMPで平坦化を行う。次
に、図2(f)に示したように、硫酸等のAl23に対
して選択性の高いエッチャントを用いて、選択的にアル
ミニウム膜からなるダミーゲート電極4を、Al23
6が露出するまで除去し、溝11を形成する。
【0028】続いて、図2(g)に示したように、メタ
ルゲート電極を形成するために、まずバリアメタルであ
るTiN膜12を得られたシリコン基板上全面に膜厚3
0nm程度堆積し、その上に、さらにメタルゲート電極
材料としてアルミニウム膜13aを膜厚100nm程度
堆積する。次いで、図2(h)に示したように、CMP
により層間絶縁膜10の表面が露出するまでアルミニウ
ム膜13a及びTiN膜12を平坦化し、溝11内にア
ルミニウム膜13aを埋め込むことにより、メタルゲー
ト電極13を形成する。その後、得られたシリコン基板
1上全面に層間絶縁膜としてシリコン酸化膜を堆積し、
コンタクトホールを形成し、タングステンプラグを埋め
込み、Al配線を形成することによってトランジスタと
しての基本構造を完成させる。
【0029】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、ダミーゲート電極が、ソース/ドレイン領域を自己
整合的に形成する役割を果たすのみならず、酸化膜と反
応させて高誘電体膜を形成するという役割を果たすこと
で、高誘電体膜からなるゲート絶縁膜を均一に形成する
ことができる。よって、従来問題となっていたエッジ部
での高誘電体膜の薄膜化を防止することができる、エッ
ジ部でのリーク電流の防止、さらには電界集中による膜
破壊を防止することができ、高性能の半導体装置を製造
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を説
明するための概略断面製造工程図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を説
明するための概略断面製造工程図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
概略断面製造工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板) 2 シリコン窒化膜(第1絶縁膜) 3 シリコン酸化膜(酸化膜) 4 ダミーゲート電極 5 レジスト 6 Al23膜(高誘電体膜) 7 LDD領域 8a シリコン酸化膜 8 サイドウォールスペーサ 9 ソース/ドレイン領域 10 層間絶縁膜(第2絶縁膜) 11 溝 12 TiN膜 13a アルミニウム膜(第2金属膜) 13 メタルゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 AA02 AA04 AA05 BB02 BB04 BB14 BB29 BB30 BB34 BB35 CC05 DD03 DD34 DD37 EE03 EE09 EE12 EE16 EE17 HH20 5F040 DA14 DA19 DB01 DB09 DB10 DC01 DC03 DC04 DC05 EC01 EC04 EC09 EC10 ED01 ED03 ED04 EF02 EH02 EH05 EH07 EL02 EL03 EL06 FA01 FA05 FB02 FB04 FC10 FC21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板上に第1絶縁膜及び酸
    化膜を形成し、(b)該酸化膜上に第1金属膜からなる
    ダミーゲート電極を形成し、(c)熱処理により前記酸
    化膜と第1金属膜とを反応させて前記酸化膜を前記ダミ
    ーゲート電極を構成する金属の酸化膜からなる高誘電体
    膜に変換し、(d)得られた半導体基板上に第2絶縁膜
    を形成し、該第2絶縁膜を前記ダミーゲート電極表面が
    露出するまで平坦化することにより、前記第2絶縁膜内
    にダミーゲート電極を形成し、(e)該ダミーゲート電
    極を除去することにより前記第2絶縁膜に溝を形成し、
    (f)該溝内に少なくとも第2金属膜を埋め込むことに
    よりメタルゲート電極を形成することからなる半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 工程(a)の酸化膜がシリコン酸化膜で
    あり、工程(b)の第1金属膜がアルミニウム膜であ
    り、工程(c)においてランプアニールにより半導体基
    板を500〜550℃で熱処理してAl23膜からなる
    高誘電体膜を形成する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(c)の後、工程(d)の前に、ダ
    ミーゲート電極にサイドウォールスペーサを形成する請
    求項1又は2に記載の方法。
JP2000278177A 2000-09-13 2000-09-13 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3597122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278177A JP3597122B2 (ja) 2000-09-13 2000-09-13 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278177A JP3597122B2 (ja) 2000-09-13 2000-09-13 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002094052A true JP2002094052A (ja) 2002-03-29
JP3597122B2 JP3597122B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=18763379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000278177A Expired - Fee Related JP3597122B2 (ja) 2000-09-13 2000-09-13 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597122B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173294A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置
KR100823712B1 (ko) * 2006-07-21 2008-04-21 삼성전자주식회사 반도체 장치의 제조 방법
JP2008258487A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造装置
CN102456558A (zh) * 2010-10-25 2012-05-16 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种高介电常数介质-金属栅极的制造方法
JP2016086184A (ja) * 2016-01-06 2016-05-19 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
KR20170051517A (ko) * 2014-09-12 2017-05-11 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 주입을 사용한 유동 가능한 필름 특성들 튜닝

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173294A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置
KR100823712B1 (ko) * 2006-07-21 2008-04-21 삼성전자주식회사 반도체 장치의 제조 방법
JP2008258487A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造装置
CN102456558A (zh) * 2010-10-25 2012-05-16 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种高介电常数介质-金属栅极的制造方法
KR20170051517A (ko) * 2014-09-12 2017-05-11 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 주입을 사용한 유동 가능한 필름 특성들 튜닝
JP2017537455A (ja) * 2014-09-12 2017-12-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 注入を用いた流動性膜特性のチューニング
KR102591569B1 (ko) * 2014-09-12 2023-10-18 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 주입을 사용한 유동 가능한 필름 특성들 튜닝
JP2016086184A (ja) * 2016-01-06 2016-05-19 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3597122B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1157417B1 (en) A method of manufacturing a semiconductor device
US5604159A (en) Method of making a contact structure
US5723893A (en) Method for fabricating double silicide gate electrode structures on CMOS-field effect transistors
US5428240A (en) Source/drain structural configuration for MOSFET integrated circuit devices
US6171916B1 (en) Semiconductor device having buried gate electrode with silicide layer and manufacture method thereof
US6291354B1 (en) Method of fabricating a semiconductive device
US6486067B1 (en) Method for improving the electrical isolation between the contact and gate in a self-aligned contact MOSFET device structure
KR20040029119A (ko) 니켈 규화물을 사용하여 개선된 k 값이 높은 유전체
US20020001935A1 (en) Method of forming gate electrode in semiconductor device
US6417056B1 (en) Method to form low-overlap-capacitance transistors by forming microtrench at the gate edge
US6110790A (en) Method for making a MOSFET with self-aligned source and drain contacts including forming an oxide liner on the gate, forming nitride spacers on the liner, etching the liner, and forming contacts in the gaps
JP3597122B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001237427A (ja) 拡張されたソース/ドレインコンタクト領域を有する隆起シリサイドソース/ドレイン型mosトランジスタおよび方法
JP3394914B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6066532A (en) Method of fabricating embedded gate electrodes
US6100142A (en) Method of fabricating sub-quarter-micron salicide polysilicon
JP3190858B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH10303141A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08274187A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH023244A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4022989B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11312804A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4221429B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08264771A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6521517B1 (en) Method of fabricating a gate electrode using a second conductive layer as a mask in the formation of an insulating layer by oxidation of a first conductive layer

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees