JP2002094051A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002094051A
JP2002094051A JP2000277553A JP2000277553A JP2002094051A JP 2002094051 A JP2002094051 A JP 2002094051A JP 2000277553 A JP2000277553 A JP 2000277553A JP 2000277553 A JP2000277553 A JP 2000277553A JP 2002094051 A JP2002094051 A JP 2002094051A
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insulating film
region
dummy
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JP2000277553A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Kobayashi
睦 小林
Hiroyuki Umimoto
博之 海本
Akira Hiromoto
彰 広本
Rie Minami
里江 南
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短チャネル効果の抑制に有効な構造を有する
半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 Si基板11を用意し、N型活性領域を
囲む素子分離用絶縁膜12、ダミーゲート絶縁膜15、
第1ダミーゲート電極16等を形成する。ほぼ垂直方向
からSi基板11にP型不純物イオンが注入されたエク
ステンション領域17、N型不純物イオンが注入された
第1ポケット領域18を形成する。さらにSi基板11
内にP型不純物イオンを注入することによってソース・
ドレイン領域21を形成する。基板上に層間絶縁膜22
を形成し、選択的に第1ダミーゲート電極16を除去す
ることにより層間絶縁膜22に凹部を形成する。凹部に
ダミーサイドスペーサー24と第2ダミーゲート電極2
6とを形成する。選択的にダミーサイドスペーサー24
を除去することにより層間絶縁膜22と第2ダミーゲー
ト電極26との間隙を形成した後、ほぼ垂直方向からこ
の間隙を通じてSi基板11内にN型不純物イオンを注
入することにより、第2ポケット領域27を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘイロー構造を有
するMISトランジスタである半導体装置の製造方法に
関し、特に、その微細化対策に関する。
【0002】
【従来の技術】チャネルの長さがサブミクロンであるM
ISトランジスタでは、ソース領域およびドレイン領域
からの空乏層がゲート直下まで広がり、このことによっ
てしきい値電圧の低下やパンチスルーなどの短チャネル
効果と呼ばれる問題が生じる。この問題を解決する方法
として、エクステンション領域を覆うようにポケット領
域を形成し、短チャネル効果の原因となるソース領域と
ドレイン領域との間の空乏層の広がりを抑制しつつ、ソ
ース−ドレイン間の電流を確保し得る構造(ヘイロー構
造)が知られている。
【0003】従来のヘイロー構造の形成方法について、
図11および図12を参照しながら説明する。図11お
よび図12は、Pチャネル型MISトランジスタ100
の製造工程における断面構造を模式的に示す図である。
【0004】まず、図11(a)に示す工程で、Si基
板111にトレンチ型の素子分離用絶縁膜112を形成
した後、Si基板111内にN型不純物を導入してチャ
ネルストッパー領域113を形成する。次に、しきい値
電圧制御のためにN型不純物イオンをSi基板111内
に低エネルギーで注入し、N型不純物拡散層となるしき
い値制御用不純物注入領域114を形成する。
【0005】次に、Si基板111上に、熱酸化膜から
なるゲート絶縁膜128と多結晶Siからなるゲート電
極131とを下方から順に形成する。
【0006】次に、図11(b)に示す工程で、ゲート
電極131をマスクとして、ほぼ垂直方向(法線方向か
ら傾き7°)からP型不純物イオン(例えばフッ化ボロ
ンイオン(BF2 +))をSi基板111内に低エネルギ
ーで注入し、Si基板111内のゲート電極131の両
側方に位置する領域にエクステンション領域117を形
成する。
【0007】次に、図12(a)に示す工程で、ゲート
電極131をマスクとして、Si基板111の主面の法
線を回転軸にしてSi基板111を90°ずつ4ステッ
プで回転させながら、法線方向から所定の角度傾いた方
向からSi基板111内にN型不純物イオン(例えばヒ
素イオン(As+))の注入を行い、エクステンション
領域117よりも深く、且つ、ゲート電極131の内側
に入り込んだ領域にポケット領域118を形成する。こ
のとき、ポケット領域118によってエクステンション
領域117の底部および側部が下方から覆われるように
形成するために、N型不純物イオンのイオン注入の法線
方向からの傾斜角度は、20°以上の比較的大きな傾角
とする必要がある。
【0008】次に、図12(b)に示す工程で、ゲート
電極131の側面上に電気的に絶縁体からなるサイドウ
ォール119を形成した後、ゲート電極131およびサ
イドウォール119をマスクとして、Si基板111内
にP型不純物イオン(例えばフッ化ボロンイオン(BF
2 +))を注入することによってソース領域およびドレイ
ン領域121を形成する。
【0009】勿論、Nチャネル型MISトランジスタで
あっても、不純物の導電型およびイオン注入時のドーズ
量等を適宜変更することで、上記方法と同様に製造する
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMISトランジスタの製造方法には、トランジスタ
の微細化が進むにつれて、相隣接するトランジスタ同士
の距離が短くなり、隣接するトランジスタのゲート電極
がポケット領域形成のためのイオン注入の障害となるお
それがある。すなわち、ゲート電極をマスクとして、法
線方向から大きな傾斜角度でイオン注入を行なうことに
よってポケット領域を形成する際に、隣接するゲート電
極によってイオン注入されない領域が生じるため、隣接
するゲート電極の間隔およびイオン注入の傾斜角度によ
っては、適正なポケット領域が形成されないことがあ
る。従って、ヘイロー構造のポケット領域をゲート電極
の十分内側まで入り込ませるのに十分傾いた方向からイ
オン注入ができないという不具合がある。
【0011】本発明は、上記の不具合を解決するために
なされたものであり、相隣接するトランジスタの距離が
短くとも、隣接するトランジスタのゲート電極がポケッ
ト領域形成のイオン注入の障害となることなく、短チャ
ネル効果の抑制に有効な構造を有する半導体装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体領域を有する基板を用意する工程
(a)と、上記半導体領域の上にダミーゲート層を形成
する工程(b)と、上記第1ダミーゲート層をマスクと
して、上記半導体領域内に低濃度の第1導電型不純物イ
オンを注入することによりエクステンション領域を形成
する工程(c)と、上記第1ダミーゲート層をマスクと
して、上記基板の主面に対して略垂直方向から上記半導
体領域内に第2導電型不純物イオンを注入することによ
り第1ポケット領域を形成する工程(d)と、上記第1
ダミーゲート層の側面上にサイドウォールを形成する工
程(e)と、上記第1ダミーゲート層および上記サイド
ウォールをマスクとして上記半導体領域内に高濃度の第
1導電型不純物イオンを注入することによりソース領域
およびドレイン領域を形成する工程(f)と、上記工程
(f)の後に、上記基板の上に層間絶縁膜を堆積し、少
なくとも上記第1ダミーゲート層が露出するまで上記層
間絶縁膜を除去し平坦化する工程(g)と、上記工程
(g)の後に、上記第1ダミーゲート層の少なくとも一
部を除去し、ゲート形成用溝を形成する工程(h)と、
上記サイドウォールの上記ゲート形成用溝側の側面上に
ダミーサイドスペーサーを形成する工程(i)と、少な
くとも上記ダミーサイドスペーサーの上面が露出するよ
うに、上記ゲート形成用溝の凹部内に第2ダミーゲート
層を埋め込む工程(j)と、上記ダミーサイドスペーサ
ーを選択的に除去することによって、上記第2ダミーゲ
ート層と上記サイドウォールとの間に間隙を形成する工
程(k)と、少なくとも上記第2ダミーゲート層と上記
サイドウォールとをマスクとして、上記間隙を通って上
記基板の主面に対して略垂直方向から上記半導体領域内
に第2導電型不純物イオンを注入することによって、上
記第1ポケット領域に連続する第2ポケット領域を形成
する工程(l)と、少なくとも上記第2ダミーゲート層
を除去することにより、上記ゲート形成用溝内の上記半
導体領域の表面を露出する工程(m)と、上記ゲート形
成用溝内に露出している上記半導体領域の上にゲート絶
縁膜を形成する工程(n)と、上記ゲート絶縁膜上にゲ
ート電極を形成する工程(o)とを含む。
【0013】このことによって、短チャネル効果を抑制
するためのポケット領域を形成する際に、ほぼ垂直にイ
オン注入することができる。従って、相隣接するトラン
ジスタの距離が短くとも、隣接するトランジスタのゲー
ト電極が、ポケット領域形成のためのイオン注入の障害
となることなく、ヘイロー構造を形成することができ
る。
【0014】上記工程(b)では、上記半導体領域の上
に形成されたダミーゲート絶縁膜と上記ダミーゲート絶
縁膜上に形成された第1ダミーゲート電極とからなる上
記第1ダミーゲート層を形成し、上記工程(h)では、
上記第1ダミーゲート層のうち上記第1ダミーゲート電
極を除去することによって上記ゲート形成用溝を形成
し、上記工程(m)では、上記第2ダミーゲート層を除
去した後、上記第1ダミーゲート層のうちの上記ダミー
ゲート絶縁膜を除去することによって上記ゲート形成用
溝内の上記半導体領域の表面を露出することが好まし
い。
【0015】このことによって、各工程でゲート形成用
溝内において行なわれる各種膜の形成および除去の影響
から、ゲート形成用溝内の半導体領域の表面が保護され
る。従って、良質のゲート絶縁膜を形成することがで
き、ゲート電極から半導体領域への電流のリーク等が防
止された信頼性の高い半導体装置を製造することができ
る。
【0016】上記工程(j)では、第2ダミーゲート層
用材料を上記基板の上に堆積した後、上記ダミーサイド
スペーサーが所定の厚さになるまで、上記第2ダミーゲ
ート層用材料、上記層間絶縁膜、上記サイドウォールお
よび上記ダミーサイドスペーサーとを研磨することによ
って、上記第2ダミーゲート層を形成してもよい。
【0017】上記工程(l)において、上記間隙を通っ
て上記基板の主面に対して略垂直方向から、上記第2ポ
ケット領域を形成するための注入エネルギーよりも小さ
い注入エネルギーで上記半導体領域内に第1導電型不純
物イオンを注入することによって、しきい値制御用不純
物注入領域を形成する工程をさらに含むことが好まし
い。
【0018】このことによって、ソース領域およびドレ
イン領域からの空乏層の広がりをさらに抑えることがで
きる。従って、短チャネル効果がさらに抑制された半導
体装置を得ることができる。
【0019】上記工程(o)において、上記ゲート絶縁
膜を形成した後に、バリヤーメタルを形成する工程をさ
らに含み、上記ゲート電極として上記バリヤーメタル上
にメタルゲート電極を形成してもよい。
【0020】このことによって、メタルゲート電極を形
成することにより、メタルゲート電極内での電圧降下が
小さくなる。つまり、メタルゲート電極に十分な駆動電
圧が印加される。従って、駆動が高速なMISトランジ
スタが得られる。
【0021】さらに、上記工程(n)において、上記ゲ
ート絶縁膜として金属酸化膜を形成してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による実施形態を説明する。簡単のため、各実施形態に
共通する構成要素は、同一の参照符号で示す。
【0023】(実施形態1)図1〜図6は、本実施形態
のPチャネル型MISトランジスタ10の製造工程にお
ける断面構造を模式的に示す図である。
【0024】まず、図1(a)に示す工程で、N型不純
物がドーピングされたSi基板11を用意する。周知の
技術によりSi基板11の上面側に溝を形成し、この溝
内に絶縁材料を埋設することによって活性領域を囲む素
子分離用絶縁膜12を形成する。その後、Si基板11
内にN型不純物イオンを注入することによってチャネル
ストッパー領域13を形成する。ここでは、N型不純物
イオンとしてリンイオン(P+)を注入エネルギー25
0keV、ドーズ量1×1013atoms・cm-2で注入する。
次に、N型不純物イオンをSi基板11内にイオン注入
することにより、しきい値電圧制御に必要なしきい値制
御用不純物注入領域14を形成する。ここでは、N型不
純物イオンとしてヒ素イオン(As+)を注入エネルギ
ー80keV、ドーズ量1×1013atoms・cm-2で注入す
る。次に、Si基板11上に、厚さ約3nmのシリコン
酸化膜を熱酸化法により形成し、さらにシリコン酸化膜
上に厚さ約200nmの多結晶Si膜を堆積し、フォト
リソグラフィーによるフォトレジストマスク(図示せ
ず)のパターンニングをして、フォトレジストマスクを
マスクとして多結晶Si膜およびシリコン酸化膜の異方
性エッチングを行って、ダミーゲート絶縁膜15および
第1ダミーゲート電極16を形成する。なお、ダミーゲ
ート絶縁膜15は、活性領域上に亘って残しておいても
よい。
【0025】次に、図1(b)に示す工程で、フォトレ
ジストマスクを除去した後、第1ダミーゲート電極16
をマスクとして、Si基板11内にP型不純物イオンを
注入することによりエクステンション領域17を形成す
る。ここでは、P型不純物イオンとしてフッ化ボロンイ
オン(BF2 +)を注入エネルギー5keV、ドーズ量2
×1014ions・cm-2で注入する。
【0026】次いで、図2(a)に示す工程で、第1ダ
ミーゲート電極16をマスクとして、基板主面の法線を
回転軸にして基板を90°ずつ4ステップで回転させな
がら、法線方向から7°傾いた方向からSi基板11内
にN型不純物イオンを注入することにより、エクステン
ション領域17よりも深く、且つ、第1ダミーゲート電
極16の内側に入り込んだ領域に第1ポケット領域18
を形成する。ここでは、N型不純物イオンとしてヒ素イ
オン(As+)を注入エネルギー100keV、ドーズ
量5×1013atoms・cm-2で注入する。このとき、第1ポ
ケット領域18によって、ゲート電極16の端部の下に
位置するエクステンション領域17の側部を覆う必要が
無く、エクステンション領域17の底部が下方から覆わ
れればよいので、イオン注入の法線方向からの傾斜角度
は、チャネリング防止のために0°より大きく10°以
下の範囲内であればよく、3°以上8°以下の範囲内で
あることが好ましい。
【0027】また、本実施形態では、第1ポケット領域
18の形成は、エクステンション領域17を形成した後
に行ったが、エクステンション領域17を形成する前に
行ってもよい。
【0028】続いて、図2(b)に示す工程で、窒素雰
囲気中において1000℃で、約10秒間熱処理した
後、膜厚60nm程度のシリコン窒化膜をCVD法によ
ってSi基板11上に堆積し、このシリコン窒化膜を異
方性エッチングすることによって、第1ダミーゲート電
極16の側面上にサイドウォール19を形成する。その
後、第1ダミーゲート電極16およびサイドウォール1
9をマスクとしてSi基板11内にP型不純物イオンを
注入することによってソース領域およびドレイン領域2
1を形成し、不純物の活性化のために窒素雰囲気中にお
いて1000℃で、約10秒間熱処理する。ここでは、
P型不純物イオンとしてフッ化ボロンイオン(BF2 +
イオンを注入エネルギー20keV、ドーズ量4×10
15atoms・cm -2で注入する。
【0029】次に、図3(a)に示す工程で、基板上に
TEOS(テトラエトキシシラン)からなる厚さ約30
0nmの層間絶縁膜を堆積した後、CMP研磨(化学的
機械研磨)法によって平坦化を行ない、層間絶縁膜22
の表面と第1ダミーゲート電極16の表面との高さを揃
える。
【0030】次に、図3(b)に示す工程で、ウェット
エッチングにより選択的に第1ダミーゲート電極16を
除去し、層間絶縁膜22に凹部を形成した後、基板上に
厚さ約30nmの多結晶Si膜23を堆積する。
【0031】次に、図4(a)に示す工程で、多結晶S
i膜23の異方性エッチングを行って、ダミーサイドス
ペーサー24を形成する。
【0032】次に、図4(b)に示す工程で、基板上に
レジスト膜25を300nmの厚さに堆積する。この工
程において、本実施形態では第2ダミーゲート電極用膜
としてレジスト膜25を形成したが、PSGやBPSG
(Boron Phosphate SilicateGlass)、あるいはタング
ステンなどの金属膜等のように、サイドウォール19、
層間絶縁膜22およびダミーサイドスペーサー24に対
して選択的にエッチングされる材料を用いてもよい。
【0033】この後、図5(a)に示す工程で、CMP
研磨によって層間絶縁膜を厚さ150nmだけ残すよう
にレジスト膜25、層間絶縁膜22およびサイドウォー
ル19を研磨し、レジスト膜25を層間絶縁膜22内の
凹部に埋め込んで第2ダミーゲート電極26を形成す
る。
【0034】次に、図5(b)に示す工程で、ウェット
エッチングにより選択的にダミーサイドスペーサー24
を除去した後、サイドウォール19、層間絶縁膜22お
よび第2ダミーゲート電極26をマスクとして、基板主
面の法線を回転軸にして基板を90°ずつ4ステップで
回転させながら、法線方向より7°傾いた方向からSi
基板11内にN型不純物イオンを注入することにより、
第2ポケット領域27を形成する。ここでは、N型不純
物イオンとしてヒ素イオン(As+)を注入エネルギー
70keV、ドーズ量5×1012atoms・cm-2で注入す
る。なお、イオン注入の法線方向からの傾斜角度は、チ
ャネリング防止のために0°より大きく10°以下の範
囲内であればよく、3°以上8°以下の範囲内であるこ
とが好ましい。この後、不純物の活性化のために窒素雰
囲気中で1000℃、10秒程度で熱処理する。
【0035】次に、図6(a)に示す工程で、ドライエ
ッチングにより選択的に第2ダミーゲート電極26を除
去した後、ウェットエッチングによりダミーゲート絶縁
膜15を除去して基板に凹部を形成した後、熱酸化法に
より基板表面に厚さ約3nmのゲート絶縁膜28を形成
する。その後、基板上に厚さ約300nmの多結晶Si
膜29を堆積する。
【0036】次に、図6(b)に示す工程で、層間絶縁
膜22が露出するまで多結晶Si膜29のCMP研磨を
行なうことによってゲート電極31を形成し、Pチャネ
ル型MISトランジスタ10を得ることができる。
【0037】本実施形態において、上述のN型不純物
は、リン、ヒ素およびアンチモン等のV族元素から任意
に選択され、P型不純物は、ホウ素、アルミニウム、イ
ンジウムおよびガリウム等のIII族元素から任意に選択
される。注入エネルギーおよびドーズ量は、所定の不純
物濃度や各元素の拡散特性に応じて設定すればよい。
【0038】また、本実施形態ではPチャネル型MIS
トランジスタの製造方法を説明したが、Nチャネル型M
ISトランジスタも、不純物を導入する際に上記実施形
態の不純物とそれぞれ逆の導電型の不純物を用い、且
つ、イオン注入時のドーズ量等を適宜変更することによ
り、上述の本実施形態と全く同様に形成することができ
る。
【0039】本実施形態によれば、ポケット領域を形成
する際にほぼ垂直にイオン注入することができる。従っ
て、相隣接するトランジスタの距離が短くとも、隣接す
るトランジスタのゲート電極が、ポケット領域形成のた
めのイオン注入の障害となることなく、ヘイロー構造を
形成することができる。
【0040】(実施形態2)以下、実施形態2のPチャ
ネル型MISトランジスタ20の製造方法を説明する。
図7および図8は、本実施形態のPチャネル型MISト
ランジスタ20の製造工程における断面構造を模式的に
示す図である。
【0041】本実施形態のPチャネル型MISトランジ
スタ20の製造方法は、上記実施形態1の図1(a)か
ら図5(b)に示される工程と共通の工程を含む。ここ
では、図5(b)以降の工程を説明する。
【0042】上記実施形態1の図5(b)に示される工
程で、ウェットエッチングによりダミーサイドスペーサ
ー24を除去した後、サイドウォール19、層間絶縁膜
22および第2ダミーゲート電極26をマスクとして、
基板主面の法線を回転軸にして基板を90°ずつ4ステ
ップで回転させながら、法線方向より7°傾いた方向か
らSi基板11内にN型不純物イオンを注入することに
より、第2ポケット領域27を形成する。ここでは、N
型不純物イオンとしてヒ素イオン(As+)を注入エネ
ルギー70keV、ドーズ量5×1012atoms・cm-2で注
入する。この後、不純物の活性化のために窒素雰囲気中
で1000℃、10秒程度で熱処理する。
【0043】次に、図7(a)に示す工程で、サイドウ
ォール19、層間絶縁膜22および第2ダミーゲート電
極26をマスクとして、基板主面の法線を回転軸にして
基板を90°ずつ4ステップで回転させながら、法線方
向より7°傾いた方向からSi基板11内にP型不純物
イオンを注入することにより、第2しきい値制御用不純
物注入領域32を形成する。ここでは、フッ化ボロンイ
オン(BF2 +)を注入エネルギー40keV、ドーズ量
1×1012atoms・cm-2で注入する。なお、イオン注入の
法線方向からの傾斜角度は、チャネリング防止のために
0°より大きく10°以下の範囲内であればよく、3°
以上8°以下の範囲内であることが好ましい。この後、
不純物の活性化のために、窒素雰囲気中において約10
00℃で約10秒間熱処理する。
【0044】次いで、図7(b)に示す工程で、ドライ
エッチングにより第2ダミーゲート電極26を除去した
後、ウェットエッチングによりダミーゲート絶縁膜15
を除去して基板に凹部を形成した後、熱酸化法により基
板表面に厚さ約3nmのゲート絶縁膜28を形成する。
その後、基板上に厚さ約300nmの多結晶Si膜29
を堆積する。
【0045】続いて、図8に示す工程で、層間絶縁膜2
2が露出するまで多結晶Si膜29のCMP研磨を行う
ことによってゲート電極31を形成し、Pチャネル型M
ISトランジスタ20を得ることができる。
【0046】なお、本実施形態では、第2しきい値制御
用不純物注入領域32の形成は、第2ポケット領域27
を形成した後に行ったが、第2ポケット領域27を形成
する前に行ってもよい。
【0047】上述のN型不純物は、リン、ヒ素およびア
ンチモン等のV族元素から任意に選択される。注入エネ
ルギーおよびドーズ量は、所定の不純物濃度や各元素の
拡散の特性に応じて設定すればよい。
【0048】本実施形態ではPチャネル型MISトラン
ジスタの製造方法を説明したが、Nチャネル型MISト
ランジスタも、不純物を導入する際に上記実施形態の不
純物とそれぞれ逆の導電型の不純物を用い、且つ、イオ
ン注入時のドーズ量等を適宜変更することにより、上述
の本実施形態と全く同様に形成することができる。
【0049】本実施形態によれば、エクステンション領
域17よりも不純物濃度の低い第2しきい値制御用不純
物注入領域32を形成することにより、ソースおよびド
レインからの空乏層の広がりをさらに抑えることができ
る。従って、短チャネル効果がさらに抑制された半導体
装置を得ることができる。
【0050】(実施形態3)以下、実施形態3のPチャ
ネル型MISトランジスタ30の製造方法を説明する。
図9は、本実施形態のPチャネル型MISトランジスタ
30の製造工程における断面構造を模式的に示す断面図
である。
【0051】本実施形態のPチャネル型MISトランジ
スタ30の製造方法は、上記実施形態1の図1(a)〜
図5(b)までに示される工程と共通の工程を含む。こ
こでは、図5(b)以降の工程を説明する。
【0052】上記実施形態1の図5(b)に示す工程
で、第2ポケット領域27を形成する。
【0053】次に、図9(a)に示す工程で、ドライエ
ッチングにより第2ダミーゲート電極26を除去した
後、ウェットエッチングによりダミーゲート絶縁膜15
を除去して基板に凹部を形成した後、厚さ3nmのTa
25(タンタル酸化膜)を基板上に堆積することによ
り、ゲート絶縁膜28を形成する。続いて、ゲート絶縁
膜28の上に厚さ10nmのTi/TiNを堆積するこ
とにより、ゲート絶縁膜28と後に形成するメタルゲー
ト電極35との反応を防止するためのバリヤーメタル3
3を形成する。さらに、基板上に厚さ300nmのW層
(タングステン層)34を堆積する。
【0054】次に、図9(b)に示す工程で、層間絶縁
膜22が露出するまでW層34、バリヤーメタル33お
よびゲート絶縁膜28のCMP研磨を行うことによって
メタルゲート電極35を形成し、Pチャネル型MISト
ランジスタ30を得ることができる。本実施形態では、
タングステンでメタルゲート電極35を形成している
が、他の金属を用いてもよく、例えば、アルミニウム、
タンタル等を用いることができる。
【0055】本実施形態において、上述のN型不純物
は、リン、ヒ素およびアンチモン等のV族元素から任意
に選択され、P型不純物は、ホウ素、アルミニウム、イ
ンジウムおよびガリウム等のIII族元素から任意に選択
される。注入エネルギーおよびドーズ量は、所定の不純
物濃度や各元素の拡散の特性に応じて設定すればよい。
【0056】また、本実施形態ではPチャネル型MIS
トランジスタの製造方法を説明したが、Nチャネル型M
ISトランジスタも、不純物を導入する際に上記実施形
態の不純物とそれぞれ逆の導電型の不純物を用い、且
つ、イオン注入時のドーズ量等を適宜変更することによ
り、上述の本実施形態と全く同様に形成することができ
る。
【0057】ゲート絶縁膜の電気容量は、比誘電率に比
例し、且つ、厚さに反比例する。Ta25は、SiO2
の約5〜6倍の比誘電率(約22)を有する。このため
Ta25でゲート絶縁膜を形成することにより、ゲート
絶縁膜として必要な所定の電気容量を確保しつつ、ゲー
ト絶縁膜の厚さをSiO2膜などに比べて大きくするこ
とができる。このことによって、ゲート電極からチャネ
ルへのリーク電流を小さくすることができる。
【0058】また、タングステンは多結晶Siよりも低
抵抗である。このため、タングステンでメタルゲート電
極を形成することにより、メタルゲート電極内での電圧
降下が小さくなる。つまり、メタルゲート電極に十分な
駆動電圧が印加される。従って、駆動が高速なMISト
ランジスタが得られる。
【0059】(実施形態4)以下、実施形態4のPチャ
ネル型MISトランジスタ40の製造方法を説明する。
図10は、本実施形態のPチャネル型MISトランジス
タ40の製造工程における断面構造を模式的に示す断面
図である。
【0060】本実施形態のPチャネル型MISトランジ
スタ40の製造方法は、上記実施形態2の図1(a)〜
図5(b)および図7(a)までに示される工程と共通
の工程を含む。ここでは、図7(a)以降の工程を説明
する。
【0061】上記実施形態の図7(a)に示す工程
で、第2ダミーゲート電極26をマスクとして、基板主
面の法線を回転軸にして基板を90°ずつ4ステップで
回転させながら、法線方向より7°傾いた方向からSi
基板11内にP型不純物イオンを注入することにより、
第2しきい値制御用不純物注入領域32を形成する。こ
こでは、フッ化ボロンイオン(BF2 +)を注入エネルギ
ー40keV、ドーズ量1×1012atoms・cm-2で注入す
る。なお、イオン注入の法線方向からの傾斜角度は、チ
ャネリング防止のために0°より大きく10°以下の範
囲内であればよく、3°以上8°以下の範囲内であるこ
とが好ましい。この後、不純物の活性化のために、窒素
雰囲気中において約1000℃で約10秒間熱処理す
る。
【0062】次に、図10(a)に示す工程で、ドライ
エッチングにより第2ダミーゲート電極26を除去した
後、ウェットエッチングによりダミーゲート絶縁膜15
を除去して基板に凹部を形成した後、厚さ3nmのTa
25を基板上に堆積することにより、ゲート絶縁膜28
を形成する。続いて、ゲート絶縁膜28の上に厚さ10
nmのTi/TiNを堆積することにより、ゲート絶縁
膜28と後に形成するメタルゲート電極35との反応を
防止するためのバリヤーメタル33を形成する。さら
に、基板上に厚さ300nmのタングステン層(W層)
34を堆積する。
【0063】続いて、図10(b)に示す工程で、層間
絶縁膜22が露出するまでW層34、バリヤーメタル3
3およびゲート絶縁膜28のCMP研磨を行うことによ
ってメタルゲート電極35を形成し、Pチャネル型MI
Sトランジスタ40を得ることができる。なお、タング
ステンでメタルゲート電極35を形成しているが、他の
金属を用いてもよく、例えば、アルミニウム、タンタル
等を用いることができる。
【0064】なお、本実施形態では、第2しきい値制御
用不純物注入領域32の形成は、第2ポケット領域27
を形成した後に行ったが、第2ポケット領域27を形成
する前に行ってもよい。
【0065】本実施形態において、上述のN型不純物
は、リン、ヒ素およびアンチモン等のV族元素から任意
に選択され、P型不純物は、ホウ素、アルミニウム、イ
ンジウムおよびガリウム等のIII族元素から任意に選択
される。注入エネルギーおよびドーズ量は、所定の不純
物濃度や各元素の拡散の特性に応じて設定すればよい。
【0066】また、本実施形態ではPチャネル型MIS
トランジスタの製造方法を説明したが、Nチャネル型M
ISトランジスタも、不純物を導入する際に上記実施形
態の不純物とそれぞれ逆の導電型の不純物を用い、且
つ、イオン注入時のドーズ量等を適宜変更することによ
り、上述の本実施形態と全く同様に形成することができ
る。
【0067】本実施形態によれば、上述の実施形態3と
同様に、Ta25でゲート絶縁膜を形成することによ
り、ゲート絶縁膜として必要な所定の電気容量を確保し
つつ、ゲート絶縁膜の厚さをSiO2膜などに比べて大
きくすることができる。このことによって、ゲート電極
からチャネルへのリーク電流を小さくすることができ
る。また、タングステン等の金属でメタルゲート電極を
形成することにより、メタルゲート電極内での電圧降下
が小さくなる。つまり、メタルゲート電極に十分な駆動
電圧が印加され、駆動が高速なMISトランジスタが得
られる。
【0068】さらに、本実施形態によれば、エクステン
ション領域17よりも不純物濃度の低い第2しきい値制
御用不純物注入領域32を形成することにより、ソース
およびドレインからの空乏層の広がりをさらに抑えるこ
とができる。従って、短チャネル効果がさらに抑制され
た半導体装置を得ることができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、MISトランジスタに
おいて、短チャネル効果を抑制するためのポケット領域
を形成する際に、ほぼ垂直にイオン注入することができ
る。従って、相隣接するトランジスタの距離が短くと
も、隣接するトランジスタのゲート電極が、ポケット領
域形成のためのイオン注入の障害となることなく、ヘイ
ロー構造を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図2】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図3】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図4】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図5】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図6】実施形態1のPチャネル型MISトランジスタ
10の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図7】実施形態2のPチャネル型MISトランジスタ
20の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図8】実施形態2のPチャネル型MISトランジスタ
20の製造工程における断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図9】実施形態3のPチャネル型MISトランジスタ
30の製造工程における断面構造を模式的に示す断面図
である。
【図10】実施形態4のPチャネル型MISトランジス
タ30の製造工程における断面構造を模式的に示す断面
図である。
【図11】従来のPチャネル型MISトランジスタ10
0の製造工程における断面構造を模式的に示す断面図で
ある。
【図12】従来のPチャネル型MISトランジスタ10
0の製造工程における断面構造を模式的に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10、20、30、40、100 MISトランジスタ 11、111 Si基板 12、112 素子分離用絶縁膜 13、113 チャネルストッパー領域 14、114 しきい値制御用不純物注入領域 15 ダミーゲート絶縁膜 16 第1ダミーゲート電極 17、117 エクステンション領域 18 第1ポケット領域 19、119 サイドウォール 21、121 ソース領域およびドレイン領域 22 層間絶縁膜 23 多結晶Si膜 24 ダミーサイドスペーサー 25 レジスト膜 26 第2ダミーゲート電極 27 第2ポケット領域 28、128 ゲート絶縁膜 29 多結晶Si膜 31、131 ゲート電極 32 第2しきい値制御用不純物注入領域 33 バリヤーメタル 34 メタルゲート電極 118 ポケット領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広本 彰 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 南 里江 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB14 CC05 DD02 DD03 DD04 DD08 DD09 DD15 DD16 DD75 EE03 EE16 FF01 GG08 GG09 GG10 GG14 HH14 5F040 DA06 DC01 EC01 EC02 EC04 EC08 EC12 ED03 EF02 EK05 EL02 FA01 FA02 FA07 FB02 FB03 FB05 FC10 FC13 FC21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体領域を有する基板を用意する工程
    (a)と、 上記半導体領域の上にダミーゲート層を形成する工程
    (b)と、 上記第1ダミーゲート層をマスクとして、上記半導体領
    域内に低濃度の第1導電型不純物イオンを注入すること
    によりエクステンション領域を形成する工程(c)と、 上記第1ダミーゲート層をマスクとして、上記基板の主
    面に対して略垂直方向から上記半導体領域内に第2導電
    型不純物イオンを注入することにより第1ポケット領域
    を形成する工程(d)と、 上記第1ダミーゲート層の側面上にサイドウォールを形
    成する工程(e)と、 上記第1ダミーゲート層および上記サイドウォールをマ
    スクとして上記半導体領域内に高濃度の第1導電型不純
    物イオンを注入することによりソース領域およびドレイ
    ン領域を形成する工程(f)と、 上記工程(f)の後に、上記基板の上に層間絶縁膜を堆
    積し、少なくとも上記第1ダミーゲート層が露出するま
    で上記層間絶縁膜を除去し平坦化する工程(g)と、 上記工程(g)の後に、上記第1ダミーゲート層の少な
    くとも一部を除去し、ゲート形成用溝を形成する工程
    (h)と、 上記サイドウォールの上記ゲート形成用溝側の側面上に
    ダミーサイドスペーサーを形成する工程(i)と、 少なくとも上記ダミーサイドスペーサーの上面が露出す
    るように、上記ゲート形成用溝の凹部内に第2ダミーゲ
    ート層を埋め込む工程(j)と、 上記ダミーサイドスペーサーを選択的に除去することに
    よって、上記第2ダミーゲート層と上記サイドウォール
    との間に間隙を形成する工程(k)と、 少なくとも上記第2ダミーゲート層と上記サイドウォー
    ルとをマスクとして、上記間隙を通って上記基板の主面
    に対して略垂直方向から上記半導体領域内に第2導電型
    不純物イオンを注入することによって、上記第1ポケッ
    ト領域に連続する第2ポケット領域を形成する工程
    (l)と、 少なくとも上記第2ダミーゲート層を除去することによ
    り、上記ゲート形成用溝内の上記半導体領域の表面を露
    出する工程(m)と、 上記ゲート形成用溝内に露出している上記半導体領域の
    上にゲート絶縁膜を形成する工程(n)と、 上記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程(o)
    と、 を含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記工程(b)では、上記半導体領域の上に形成された
    ダミーゲート絶縁膜と上記ダミーゲート絶縁膜上に形成
    された第1ダミーゲート電極とからなる上記第1ダミー
    ゲート層を形成し、 上記工程(h)では、上記第1ダミーゲート層のうちの
    上記第1ダミーゲート電極を除去することによって上記
    ゲート形成用溝を形成し、 上記工程(m)では、上記第2ダミーゲート層を除去し
    た後、上記第1ダミーゲート層のうちの上記ダミーゲー
    ト絶縁膜を除去することによって上記ゲート形成用溝内
    の上記半導体領域の表面を露出することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体装置の
    製造方法において、 上記工程(j)では、第2ダミーゲート層用材料を上記
    基板の上に堆積した後、上記ダミーサイドスペーサーが
    所定の厚さになるまで、上記第2ダミーゲート層用材
    料、上記層間絶縁膜、上記サイドウォールおよび上記ダ
    ミーサイドスペーサーとを研磨することによって、上記
    第2ダミーゲート層を形成することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法において、 上記工程(l)において、上記間隙を通って上記基板の
    主面に対して略垂直方向から、上記第2ポケット領域を
    形成するための注入エネルギーよりも小さい注入エネル
    ギーで上記半導体領域内に第1導電型不純物イオンを注
    入することによって、しきい値制御用不純物注入領域を
    形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法において、 上記工程(o)において、上記ゲート絶縁膜を形成した
    後に、バリヤーメタルを形成する工程をさらに含み、上
    記ゲート電極として上記バリヤーメタル上にメタルゲー
    ト電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記工程(n)において、上記ゲート絶縁膜として金属
    酸化膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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