JP2002094009A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2002094009A JP2002094009A JP2000284730A JP2000284730A JP2002094009A JP 2002094009 A JP2002094009 A JP 2002094009A JP 2000284730 A JP2000284730 A JP 2000284730A JP 2000284730 A JP2000284730 A JP 2000284730A JP 2002094009 A JP2002094009 A JP 2002094009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductivity type
- diffusion layer
- forming
- semiconductor
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 搭載するインダクターの寄生容量を低減し
て、高周波回路で高いQ値を得ることが可能な半導体装
置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 インダクターを設けた所定領域の分離酸
化膜下に高濃度N+形拡散層を形成して、そのN+形拡散
層とP-形半導体基板からなるPN接合を設けている。
こうすると、インダクターに寄生する容量はMOS容量
とPN接合容量とを半導体基板に対して直列接続した構
成になり、その寄生容量が低減できる。そして、通常の
バイポーラトランジスターと同一の製造工程で製造でき
るので、簡易な構成で性能向上と低価格化が実現でき
る。
て、高周波回路で高いQ値を得ることが可能な半導体装
置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 インダクターを設けた所定領域の分離酸
化膜下に高濃度N+形拡散層を形成して、そのN+形拡散
層とP-形半導体基板からなるPN接合を設けている。
こうすると、インダクターに寄生する容量はMOS容量
とPN接合容量とを半導体基板に対して直列接続した構
成になり、その寄生容量が低減できる。そして、通常の
バイポーラトランジスターと同一の製造工程で製造でき
るので、簡易な構成で性能向上と低価格化が実現でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板上にイン
ダクターを有した半導体装置およびその製造方法に関す
るものである。
ダクターを有した半導体装置およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話に代表される移動体通
信の端末機器ではアナログ電波の送受信部に電圧制御発
振器(以下、VCOと略す)が広く利用されている。近
年、携帯電話の普及により端末機器の小型化・高性能化
・低価格化が進展する中で、シリコン基板上に1チップ
のVCOを実現するためにインダクターを搭載した高周
波集積回路(以下、RFICと略す)が開発されてい
る。
信の端末機器ではアナログ電波の送受信部に電圧制御発
振器(以下、VCOと略す)が広く利用されている。近
年、携帯電話の普及により端末機器の小型化・高性能化
・低価格化が進展する中で、シリコン基板上に1チップ
のVCOを実現するためにインダクターを搭載した高周
波集積回路(以下、RFICと略す)が開発されてい
る。
【0003】バイポーラ技術を用いたRFICに搭載し
たインダクターについては、先行例として国際電子電気
学会発行のBCTM(IEEE, Bipolar C
ircuit and Technology Mee
ting)の技術文献(Proc.1997 P.13
8−141)に示されたものがあり、以下に説明する。
図5は従来のスパイラル型のインダクターの断面構造図
であり、P-形半導体基板1上に分離酸化膜5を形成し
て、インダクターの形成領域をP形拡散層3で分離す
る。そして、この形成領域に上層の金属配線14からな
るスパイラル状の導線部と、その中心をヴィアホール1
3で接続した下層の金属配線11からなる取り出し導線
部を形成する。
たインダクターについては、先行例として国際電子電気
学会発行のBCTM(IEEE, Bipolar C
ircuit and Technology Mee
ting)の技術文献(Proc.1997 P.13
8−141)に示されたものがあり、以下に説明する。
図5は従来のスパイラル型のインダクターの断面構造図
であり、P-形半導体基板1上に分離酸化膜5を形成し
て、インダクターの形成領域をP形拡散層3で分離す
る。そして、この形成領域に上層の金属配線14からな
るスパイラル状の導線部と、その中心をヴィアホール1
3で接続した下層の金属配線11からなる取り出し導線
部を形成する。
【0004】以上のように構成された従来例では、通常
の半導体装置を構成する要素だけでスパイラル型のイン
ダクターを実現している。
の半導体装置を構成する要素だけでスパイラル型のイン
ダクターを実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では以下に述べる課題を有していた。
来の構成では以下に述べる課題を有していた。
【0006】従来のインダクターは分離酸化膜上に形成
するので、半導体基板との寄生容量はその分離酸化膜か
らなるMOS(Metal Oxide Semico
nductor)容量で、その値は酸化膜厚で決まる。
ここで、RFICに使用するインダクターはその動作周
波数での高いQ値が要求され、その寄生抵抗や寄生容量
を低減することで達成できる。この場合、導体部は金属
配線で構成するのでその寄生抵抗は十分に小さい。一方
で、寄生容量の低減を図るには分離酸化膜の厚膜化やS
OI基板(Silicon on Insulato
r)の使用が考えられるが、これらの手段では製造工程
の変更が必要になり、工程数の増加とコストアップを招
くことになる。つまり、従来の構成でさらにインダクタ
ーの高性能化を図るには製造技術の変更と半導体装置の
コストアップを招くことになる。
するので、半導体基板との寄生容量はその分離酸化膜か
らなるMOS(Metal Oxide Semico
nductor)容量で、その値は酸化膜厚で決まる。
ここで、RFICに使用するインダクターはその動作周
波数での高いQ値が要求され、その寄生抵抗や寄生容量
を低減することで達成できる。この場合、導体部は金属
配線で構成するのでその寄生抵抗は十分に小さい。一方
で、寄生容量の低減を図るには分離酸化膜の厚膜化やS
OI基板(Silicon on Insulato
r)の使用が考えられるが、これらの手段では製造工程
の変更が必要になり、工程数の増加とコストアップを招
くことになる。つまり、従来の構成でさらにインダクタ
ーの高性能化を図るには製造技術の変更と半導体装置の
コストアップを招くことになる。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡易な構成で半導体装置に搭載するインダクターの
寄生容量を低減して、RFICで高いQ値を得ることが
可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを
目的とする。
で、簡易な構成で半導体装置に搭載するインダクターの
寄生容量を低減して、RFICで高いQ値を得ることが
可能な半導体装置およびその製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の半導体装置は、一方導電
形の半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成した他
方導電形の半導体層と、前記半導体層に形成して分離領
域を成す絶縁膜と、前記絶縁膜上の所定領域に形成した
誘導素子と、前記所定領域の前記絶縁膜下に形成した他
方導電形の拡散層とを備えて、前記半導体基板と前記他
方導電形の拡散層からなるPN接合を有することを特徴
とする。
に、請求項1に記載の本発明の半導体装置は、一方導電
形の半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成した他
方導電形の半導体層と、前記半導体層に形成して分離領
域を成す絶縁膜と、前記絶縁膜上の所定領域に形成した
誘導素子と、前記所定領域の前記絶縁膜下に形成した他
方導電形の拡散層とを備えて、前記半導体基板と前記他
方導電形の拡散層からなるPN接合を有することを特徴
とする。
【0009】この構成によって、誘導素子に寄生する容
量は、絶縁膜からなるMOS容量と、他方導電形の拡散
層と一方導電形の半導体基板間のPN接合容量とを、半
導体基板に対して2段に直列接続した構成になるので、
半導体基板に対する寄生容量を等価的に低減することが
できる。
量は、絶縁膜からなるMOS容量と、他方導電形の拡散
層と一方導電形の半導体基板間のPN接合容量とを、半
導体基板に対して2段に直列接続した構成になるので、
半導体基板に対する寄生容量を等価的に低減することが
できる。
【0010】そして、請求項2に記載の本発明の半導体
装置は、一方導電形の半導体基板と、前記半導体基板の
表面に形成した他方導電形の半導体層と、前記半導体層
に形成して前記半導体基板に接続する分離領域を成す一
方導電形の第2拡散層と、前記半導体層の表面に形成し
た絶縁膜と、前記絶縁膜上の所定領域に形成した誘導素
子と、前記所定領域の前記半導体層下に形成した他方導
電形の第1拡散層と、前記所定領域の前記半導体層に形
成して前記第1の拡散層の上部に接続する一方導電形の
第3拡散層とを備えて、前記第3拡散層と前記第1拡散
層からなる第1のPN接合と、前記半導体基板と前記第
1拡散層からなる第2のPN接合を有することを特徴と
する。
装置は、一方導電形の半導体基板と、前記半導体基板の
表面に形成した他方導電形の半導体層と、前記半導体層
に形成して前記半導体基板に接続する分離領域を成す一
方導電形の第2拡散層と、前記半導体層の表面に形成し
た絶縁膜と、前記絶縁膜上の所定領域に形成した誘導素
子と、前記所定領域の前記半導体層下に形成した他方導
電形の第1拡散層と、前記所定領域の前記半導体層に形
成して前記第1の拡散層の上部に接続する一方導電形の
第3拡散層とを備えて、前記第3拡散層と前記第1拡散
層からなる第1のPN接合と、前記半導体基板と前記第
1拡散層からなる第2のPN接合を有することを特徴と
する。
【0011】この構成によって、誘導素子に寄生する容
量は、絶縁膜からなるMOS容量と、他方導電形の第1
拡散層と一方導電形の半導体基板からなる第1のPN接
合容量と、これに加えて一方導電形の第3拡散層と他方
導電形の拡散層からなる第2のPN接合容量とを、半導
体基板に対して3段に直列接続した構成になるので、半
導体基板に対する寄生容量を更に低減することができ
る。
量は、絶縁膜からなるMOS容量と、他方導電形の第1
拡散層と一方導電形の半導体基板からなる第1のPN接
合容量と、これに加えて一方導電形の第3拡散層と他方
導電形の拡散層からなる第2のPN接合容量とを、半導
体基板に対して3段に直列接続した構成になるので、半
導体基板に対する寄生容量を更に低減することができ
る。
【0012】次に、請求項4に記載の本発明の半導体装
置の製造方法は、一方導電形の半導体基板に他方導電形
の拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表面に他
方導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導体層に
分離領域になる絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上
の所定領域に誘導素子を形成する工程とを含んで、前記
他方導電形の拡散層が他の領域に形成するバイポーラト
ランジスターのコレクタを成す埋め込み拡散層と同時に
形成することを特徴とする。
置の製造方法は、一方導電形の半導体基板に他方導電形
の拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表面に他
方導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導体層に
分離領域になる絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上
の所定領域に誘導素子を形成する工程とを含んで、前記
他方導電形の拡散層が他の領域に形成するバイポーラト
ランジスターのコレクタを成す埋め込み拡散層と同時に
形成することを特徴とする。
【0013】この構成によって、バイポーラトランジス
ターの製造工程に何らの工程を付加しなくても、コレク
タ埋め込み層の形成と同時に、誘導素子を形成する所定
領域の絶縁膜下に他方導電形の拡散層を形成できる。し
たがって、誘導素子の寄生容量は絶縁膜からなるMOS
容量と、他方導電形の拡散層と一方導電形の半導体基板
からなるPN接合容量とを合成した容量になるので、そ
の寄生容量が低減される。
ターの製造工程に何らの工程を付加しなくても、コレク
タ埋め込み層の形成と同時に、誘導素子を形成する所定
領域の絶縁膜下に他方導電形の拡散層を形成できる。し
たがって、誘導素子の寄生容量は絶縁膜からなるMOS
容量と、他方導電形の拡散層と一方導電形の半導体基板
からなるPN接合容量とを合成した容量になるので、そ
の寄生容量が低減される。
【0014】そして、請求項5に記載の本発明の半導体
装置の製造方法は、一方導電形の半導体基板に他方導電
形の第1拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表
面に他方導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導
体層に分離領域になる一方導電形の第2拡散層と前記他
方導電形の第1拡散層の上部に接続する一方導電形の第
3拡散層とを形成する工程と、前記半導体層の表面に絶
縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の所定領域に誘導
素子を形成する工程とを含んで、前記他方導電形の第1
拡散層が他の領域に形成するバイポーラトランジスター
のコレクタを成す埋め込み拡散層と同時に形成すること
を特徴とする。
装置の製造方法は、一方導電形の半導体基板に他方導電
形の第1拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表
面に他方導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導
体層に分離領域になる一方導電形の第2拡散層と前記他
方導電形の第1拡散層の上部に接続する一方導電形の第
3拡散層とを形成する工程と、前記半導体層の表面に絶
縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の所定領域に誘導
素子を形成する工程とを含んで、前記他方導電形の第1
拡散層が他の領域に形成するバイポーラトランジスター
のコレクタを成す埋め込み拡散層と同時に形成すること
を特徴とする。
【0015】この構成によって、バイポーラトランジス
ターの製造工程に何らの工程を付加しなくても、コレク
タ埋め込み層の形成と同時に、誘導素子を形成する所定
領域の半導体層下に他方導電形の第1拡散層を形成でき
る。そして、分離領域の一方導電形の第2拡散層の形成
と同時に、所定領域の絶縁膜下に他方導電形の第1拡散
層の上部に接続する他方導電形の第3拡散層を形成でき
る。したがって、誘導素子の寄生容量は絶縁膜からなる
MOS容量と、一方導電形の第2拡散層と他方導電形の
第1拡散層からなる第1のPN接合容量と、他方導電形
の第1拡散層と一方導電形の半導体基板からなる第2の
PN接合容量とを合成した容量になるので、その寄生容
量が低減される。
ターの製造工程に何らの工程を付加しなくても、コレク
タ埋め込み層の形成と同時に、誘導素子を形成する所定
領域の半導体層下に他方導電形の第1拡散層を形成でき
る。そして、分離領域の一方導電形の第2拡散層の形成
と同時に、所定領域の絶縁膜下に他方導電形の第1拡散
層の上部に接続する他方導電形の第3拡散層を形成でき
る。したがって、誘導素子の寄生容量は絶縁膜からなる
MOS容量と、一方導電形の第2拡散層と他方導電形の
第1拡散層からなる第1のPN接合容量と、他方導電形
の第1拡散層と一方導電形の半導体基板からなる第2の
PN接合容量とを合成した容量になるので、その寄生容
量が低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
の第1の実施形態について、図1と図2を参照しながら
説明する。
の第1の実施形態について、図1と図2を参照しながら
説明する。
【0017】図1と図2はそれぞれ本発明の第1の実施
形態におけるスパイラル型のインダクターを搭載したバ
イポーラ型半導体装置の断面構造図と平面図を示すもの
である。図1において、1は低濃度P-形シリコン基板
(以下、Si基板と略す)、2aはNPN型のバイポー
ラトランジスター(以下、NPNTrと略す)でコレク
タ埋め込み層になる高濃度N+形拡散層、2bはインダ
クターの形成領域に設けた高濃度N+形拡散層、3は素
子分離でチャンネルストッパー領域になるP形拡散層、
4はNPNTrのコレクタ領域になる低濃度N-形エピ
タキシャル層(以下、エピ層と略す)、5は分離酸化膜
になるシリコン酸化膜(以下、SiO2膜と略す)、6
はNPNTrのコレクタウォール領域になる高濃度N+
形拡散層、7はNPNTrのベース領域になる高濃度P
+形拡散層、8はNPNTrのエミッタ領域になる高濃
度N+形拡散層、9は表面保護膜になるCVD−SiO2
膜、10は各々の拡散層を接続するコンタクト窓、11
aは第1の金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si
−Cu)、11bはスパイラル型のインダクターで中心
から取り出す導体部になる第1の金属配線、12は層間
絶縁膜になるCVD−SiO2膜、13はインダクター
で金属配線間を接続するヴィアホール、14aは第2の
金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−Cu)、
14bはインダクターでスパイラル状の導体部になる第
2の金属配線である。また図2において、インダクター
の形成領域に設けた高濃度N+形拡散層2bはインダク
ター全体と重なるように分離酸化膜のSiO2膜5下に
設けている。
形態におけるスパイラル型のインダクターを搭載したバ
イポーラ型半導体装置の断面構造図と平面図を示すもの
である。図1において、1は低濃度P-形シリコン基板
(以下、Si基板と略す)、2aはNPN型のバイポー
ラトランジスター(以下、NPNTrと略す)でコレク
タ埋め込み層になる高濃度N+形拡散層、2bはインダ
クターの形成領域に設けた高濃度N+形拡散層、3は素
子分離でチャンネルストッパー領域になるP形拡散層、
4はNPNTrのコレクタ領域になる低濃度N-形エピ
タキシャル層(以下、エピ層と略す)、5は分離酸化膜
になるシリコン酸化膜(以下、SiO2膜と略す)、6
はNPNTrのコレクタウォール領域になる高濃度N+
形拡散層、7はNPNTrのベース領域になる高濃度P
+形拡散層、8はNPNTrのエミッタ領域になる高濃
度N+形拡散層、9は表面保護膜になるCVD−SiO2
膜、10は各々の拡散層を接続するコンタクト窓、11
aは第1の金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si
−Cu)、11bはスパイラル型のインダクターで中心
から取り出す導体部になる第1の金属配線、12は層間
絶縁膜になるCVD−SiO2膜、13はインダクター
で金属配線間を接続するヴィアホール、14aは第2の
金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−Cu)、
14bはインダクターでスパイラル状の導体部になる第
2の金属配線である。また図2において、インダクター
の形成領域に設けた高濃度N+形拡散層2bはインダク
ター全体と重なるように分離酸化膜のSiO2膜5下に
設けている。
【0018】以上のように構成された第1の実施形態に
よれば、NPNTrのコレクタ埋め込み層になるN+形
拡散層2aと同時に形成した約1〜3μm程度の深さの
N+形拡散層2bをインダクターの形成領域に設けてい
る。こうすると、インダクターの寄生容量は分離酸化膜
のSiO2膜5と表面保護膜のCVD−SiO2膜9から
なるMOS容量C1に、N+形拡散層2bとP-形Si基
板1とからなるPN接合容量C2を2段に直列接続した
容量CTになるので、(1)式で示すようにその合成容
量CTは従来のMOS容量C1に比べて低減できる。
よれば、NPNTrのコレクタ埋め込み層になるN+形
拡散層2aと同時に形成した約1〜3μm程度の深さの
N+形拡散層2bをインダクターの形成領域に設けてい
る。こうすると、インダクターの寄生容量は分離酸化膜
のSiO2膜5と表面保護膜のCVD−SiO2膜9から
なるMOS容量C1に、N+形拡散層2bとP-形Si基
板1とからなるPN接合容量C2を2段に直列接続した
容量CTになるので、(1)式で示すようにその合成容
量CTは従来のMOS容量C1に比べて低減できる。
【0019】 CT=C1C2/(C1+C2)<C1・・・(1) したがって、このインダクターで構成したRFICで高
いQ値を得ることができる。
いQ値を得ることができる。
【0020】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について、図3を参照しながら説明する。
実施形態について、図3を参照しながら説明する。
【0021】図3は本発明の第2の実施形態におけるス
パイラル型のインダクターを搭載したバイポーラ型半導
体装置の断面構造図を示すものである。図3において、
第1の実施形態の図1と共通の要素は同じ番号を用いて
おり、1は低濃度P-形Si基板、2aはNPNTrの
コレクタ埋め込み層になる高濃度N+形拡散層、2bは
インダクターの形成領域に設けた高濃度N+形拡散層
(第1拡散層)、4はNPNTrのコレクタ領域になる
低濃度N-型エピ層、15aは素子分離領域になるP形
拡散層(第2拡散層)、15bは上記の高濃度N+形拡
散層2bに接続するP形拡散層(第3拡散層)、16は
LOCOS酸化膜(LocalizedOxidati
on of Silicon)になるSiO2膜、6は
NPNTrのコレクタウォール領域になる高濃度N+形
拡散層、7はNPNTrのベース領域になる高濃度P+
形拡散層、8はNPNTrのエミッタ領域になる高濃度
N+形拡散層、9は表面保護膜になるCVD−SiO
2膜、10は各々の拡散層を接続するコンタクト窓、1
1aは第1の金属配線になるアルミ合金配線(Al−S
i−Cu)、11bはスパイラル型のインダクターで中
心から取り出す導体部になる第1の金属配線、12は層
間絶縁膜になるCVD−SiO2膜、13はインダクタ
ーで金属配線間を接続するヴィアホール、14aは第2
の金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−C
u)、14bはインダクターでスパイラル状の導体部に
なる第2の金属配線である。
パイラル型のインダクターを搭載したバイポーラ型半導
体装置の断面構造図を示すものである。図3において、
第1の実施形態の図1と共通の要素は同じ番号を用いて
おり、1は低濃度P-形Si基板、2aはNPNTrの
コレクタ埋め込み層になる高濃度N+形拡散層、2bは
インダクターの形成領域に設けた高濃度N+形拡散層
(第1拡散層)、4はNPNTrのコレクタ領域になる
低濃度N-型エピ層、15aは素子分離領域になるP形
拡散層(第2拡散層)、15bは上記の高濃度N+形拡
散層2bに接続するP形拡散層(第3拡散層)、16は
LOCOS酸化膜(LocalizedOxidati
on of Silicon)になるSiO2膜、6は
NPNTrのコレクタウォール領域になる高濃度N+形
拡散層、7はNPNTrのベース領域になる高濃度P+
形拡散層、8はNPNTrのエミッタ領域になる高濃度
N+形拡散層、9は表面保護膜になるCVD−SiO
2膜、10は各々の拡散層を接続するコンタクト窓、1
1aは第1の金属配線になるアルミ合金配線(Al−S
i−Cu)、11bはスパイラル型のインダクターで中
心から取り出す導体部になる第1の金属配線、12は層
間絶縁膜になるCVD−SiO2膜、13はインダクタ
ーで金属配線間を接続するヴィアホール、14aは第2
の金属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−C
u)、14bはインダクターでスパイラル状の導体部に
なる第2の金属配線である。
【0022】以上の第2の実施形態によれば、分離領域
になるP形拡散層15aと同時に形成した約1〜2μm
程度の深さのP形拡散層15bと、これに接続してコレ
クタ埋め込み層になるN+形拡散層2aと同時に形成し
た約1〜3μm程度の深さのN+形拡散層2bをインダ
クターの形成領域に設けている。こうすると、インダク
ターの寄生容量はLOCOS分離のSiO2膜16と表
面保護膜のCVD−SiO2膜9からなるMOS容量C
1に、P形拡散層15bとN+形拡散層2bからなる第
1のPN接合容量C2と、そしてN+形拡散層2bとP-
形Si基板1からなる第2のPN接合容量C3を3段に
直列接続した容量CTになるので、(2)式で示すよう
にその合成容量CTは従来のMOS容量C1に比べて低
減できる。
になるP形拡散層15aと同時に形成した約1〜2μm
程度の深さのP形拡散層15bと、これに接続してコレ
クタ埋め込み層になるN+形拡散層2aと同時に形成し
た約1〜3μm程度の深さのN+形拡散層2bをインダ
クターの形成領域に設けている。こうすると、インダク
ターの寄生容量はLOCOS分離のSiO2膜16と表
面保護膜のCVD−SiO2膜9からなるMOS容量C
1に、P形拡散層15bとN+形拡散層2bからなる第
1のPN接合容量C2と、そしてN+形拡散層2bとP-
形Si基板1からなる第2のPN接合容量C3を3段に
直列接続した容量CTになるので、(2)式で示すよう
にその合成容量CTは従来のMOS容量C1に比べて低
減できる。
【0023】 CT=C1C2C3/(C1C2+C2C3+C3C1)<C1・・・(2) したがって、このインダクターで構成したRFICで高
いQ値を得ることができる。
いQ値を得ることができる。
【0024】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態でスパイラル型のインダクターを搭載したバイ
ポーラ型半導体装置の製造方法について、図4を参照し
ながら説明する。
実施形態でスパイラル型のインダクターを搭載したバイ
ポーラ型半導体装置の製造方法について、図4を参照し
ながら説明する。
【0025】図4は図1に示した半導体装置の製造方法
を示す工程断面図である。
を示す工程断面図である。
【0026】(a)低濃度P-形Si基板1に周知の技
術を用いて、NPNTrのコレクタ埋め込み層になる高
濃度N+形拡散層2aを形成する。この時、インダクタ
ーの形成領域に高濃度N+形拡散層2bを同時に形成す
る。そして、素子分離でチャンネルストッパー領域にな
るP形拡散層3を形成後、このSi基板に低濃度N-形
エピ層4を成長する(例えば、比抵抗は約1.0Ω−c
mでエピ厚は約1μm程度)。その後、リセスLOCO
S法により分離領域を選択酸化して分離酸化膜になるS
iO2膜5を形成する。
術を用いて、NPNTrのコレクタ埋め込み層になる高
濃度N+形拡散層2aを形成する。この時、インダクタ
ーの形成領域に高濃度N+形拡散層2bを同時に形成す
る。そして、素子分離でチャンネルストッパー領域にな
るP形拡散層3を形成後、このSi基板に低濃度N-形
エピ層4を成長する(例えば、比抵抗は約1.0Ω−c
mでエピ厚は約1μm程度)。その後、リセスLOCO
S法により分離領域を選択酸化して分離酸化膜になるS
iO2膜5を形成する。
【0027】(b)次に、周知の技術を用いて、NPN
Trのコレクタ取り出し領域にコレクタウォールの高濃
度N+形拡散層6を形成後、NPNTrの活性領域にベ
ース領域になる高濃度P+形拡散層7とエミッタ領域に
なる高濃度N+形拡散層8を順次形成する。そして、こ
のSi基板1上に表面保護膜になるCVD−SiO2膜
9を堆積してコンタクト窓10を開口した後、第1の金
属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−Cu)11
aを形成する。この時、インダクターの形成領域にスパ
イラル型のインダクターで中心から取り出す導体部にな
る第1の金属配線11bを同時に形成する。
Trのコレクタ取り出し領域にコレクタウォールの高濃
度N+形拡散層6を形成後、NPNTrの活性領域にベ
ース領域になる高濃度P+形拡散層7とエミッタ領域に
なる高濃度N+形拡散層8を順次形成する。そして、こ
のSi基板1上に表面保護膜になるCVD−SiO2膜
9を堆積してコンタクト窓10を開口した後、第1の金
属配線になるアルミ合金配線(Al−Si−Cu)11
aを形成する。この時、インダクターの形成領域にスパ
イラル型のインダクターで中心から取り出す導体部にな
る第1の金属配線11bを同時に形成する。
【0028】(c)次に、周知の技術を用いて、このS
i基板1上に層間絶縁膜になるCVD−SiO2膜12
を堆積した後、インダクターの金属配線間を接続するヴ
ィアホール13を開口して、第2の金属配線になるアル
ミ合金配線(Al−Si−Cu)14aを形成する。こ
の時、インダクターの形成領域にスパイラル状の導体部
になる第2の金属配線14bを同時に形成する。こうし
て、図1に示した本実施形態のスパイラル型のインダク
ターを搭載した半導体装置を構成できる。
i基板1上に層間絶縁膜になるCVD−SiO2膜12
を堆積した後、インダクターの金属配線間を接続するヴ
ィアホール13を開口して、第2の金属配線になるアル
ミ合金配線(Al−Si−Cu)14aを形成する。こ
の時、インダクターの形成領域にスパイラル状の導体部
になる第2の金属配線14bを同時に形成する。こうし
て、図1に示した本実施形態のスパイラル型のインダク
ターを搭載した半導体装置を構成できる。
【0029】以上のように構成された本実施形態の製造
方法によれば、NPNTrの製造工程に何の工程も付加
しないで、コレクタ埋め込み層のN+形拡散層2aの形
成と同時に、インダクターの形成領域のSiO2膜5下
にN+形拡散層2bを形成できる。こうすると、第1の
実施形態で説明したように、インダクターの寄生容量は
分離酸化膜のSiO2膜5と表面保護膜のCVD−Si
O2膜9からなるMOS容量C1に、N+形拡散層2bと
P-形Si基板1からなるPN接合容量C2を合わせた
容量CTになるので、(1)式で示すようにその合成容
量CTは従来のMOS容量C1に比べて低減できる。
方法によれば、NPNTrの製造工程に何の工程も付加
しないで、コレクタ埋め込み層のN+形拡散層2aの形
成と同時に、インダクターの形成領域のSiO2膜5下
にN+形拡散層2bを形成できる。こうすると、第1の
実施形態で説明したように、インダクターの寄生容量は
分離酸化膜のSiO2膜5と表面保護膜のCVD−Si
O2膜9からなるMOS容量C1に、N+形拡散層2bと
P-形Si基板1からなるPN接合容量C2を合わせた
容量CTになるので、(1)式で示すようにその合成容
量CTは従来のMOS容量C1に比べて低減できる。
【0030】したがって、NPNTrと同一の製造工程
でしかも通常の製造技術を用いて、寄生容量を低減した
インダクターを容易に形成できる。
でしかも通常の製造技術を用いて、寄生容量を低減した
インダクターを容易に形成できる。
【0031】なお、本発明の各々の実施形態ではバイポ
ーラ型半導体装置を用いて説明したが、アナログ・デジ
タル混載型のバイポーラ・CMOS型の半導体装置に適
用しても本効果が得られるのは言うまでもない。そし
て、素子分離はリセスLOCOS法による酸化膜分離を
用いて説明したが、通常のLOCOS法にPN接合を組
み合わせた分離方法やトレンチ分離を用いた半導体装置
に適用しても本効果が得られるのは言うまでもない。さ
らに、NPN型のバイポーラトランジスターはイオン注
入法による一般的な構造を用いて説明したが、高周波特
性に優れたダブルポリシリコン型のトランジスター構造
や混晶半導体(例えばシリコン・ゲルマニウム)による
ヘテロバイポーラ型のトランジスター構造を用いた半導
体装置に適用しても本効果が得られるのは言うまでもな
い。
ーラ型半導体装置を用いて説明したが、アナログ・デジ
タル混載型のバイポーラ・CMOS型の半導体装置に適
用しても本効果が得られるのは言うまでもない。そし
て、素子分離はリセスLOCOS法による酸化膜分離を
用いて説明したが、通常のLOCOS法にPN接合を組
み合わせた分離方法やトレンチ分離を用いた半導体装置
に適用しても本効果が得られるのは言うまでもない。さ
らに、NPN型のバイポーラトランジスターはイオン注
入法による一般的な構造を用いて説明したが、高周波特
性に優れたダブルポリシリコン型のトランジスター構造
や混晶半導体(例えばシリコン・ゲルマニウム)による
ヘテロバイポーラ型のトランジスター構造を用いた半導
体装置に適用しても本効果が得られるのは言うまでもな
い。
【0032】また、スパイラル型のインダクターは2層
配線を用いた半導体装置で説明したが、例えば3層〜4
層などの多層配線を用いた半導体装置に適用しても本効
果が得られるのは言うまでもない。そして、金属配線は
アルミ合金を用いて説明したが、抵抗率の小さい銅や金
を用いた半導体装置に適用しても本効果が得られるのは
言うまでもない。さらに、層間絶縁膜はシリコン酸化膜
を用いて説明したが、比誘電率の高いシリコン窒化膜や
強誘電体膜(例えばチタン酸ストロンチウム)を用いた
半導体装置に適用しても本効果が得られるのは言うまで
もない。
配線を用いた半導体装置で説明したが、例えば3層〜4
層などの多層配線を用いた半導体装置に適用しても本効
果が得られるのは言うまでもない。そして、金属配線は
アルミ合金を用いて説明したが、抵抗率の小さい銅や金
を用いた半導体装置に適用しても本効果が得られるのは
言うまでもない。さらに、層間絶縁膜はシリコン酸化膜
を用いて説明したが、比誘電率の高いシリコン窒化膜や
強誘電体膜(例えばチタン酸ストロンチウム)を用いた
半導体装置に適用しても本効果が得られるのは言うまで
もない。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置は、イ
ンダクターを設けた所定領域の分離酸化膜下に高濃度N
+形拡散層を形成して、そのN+形拡散層とP-形半導体
基板からなるPN接合を設けている。したがって、イン
ダクターに寄生する容量はMOS容量とPN接合容量と
を半導体基板に対して直列接続した構成になるので、そ
の寄生容量は低減され、高いQ値を持つRFICを実現
できるものである。
ンダクターを設けた所定領域の分離酸化膜下に高濃度N
+形拡散層を形成して、そのN+形拡散層とP-形半導体
基板からなるPN接合を設けている。したがって、イン
ダクターに寄生する容量はMOS容量とPN接合容量と
を半導体基板に対して直列接続した構成になるので、そ
の寄生容量は低減され、高いQ値を持つRFICを実現
できるものである。
【0034】そして、本発明の半導体装置の製造方法
は、通常のバイポーラトランジスターと同一の製造工程
に何の工程も付加しないで製造できるので、簡易な構成
で性能向上と低価格化が可能な優れた半導体装置を実現
できるものである。
は、通常のバイポーラトランジスターと同一の製造工程
に何の工程も付加しないで製造できるので、簡易な構成
で性能向上と低価格化が可能な優れた半導体装置を実現
できるものである。
【図1】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
断面構造図
断面構造図
【図2】本発明の第1の実施形態における半導体装置の
外観平面図
外観平面図
【図3】本発明の第2の実施形態における半導体装置の
断面構造図
断面構造図
【図4】本発明の第3の実施形態における半導体装置の
製造方法を示す工程断面図
製造方法を示す工程断面図
【図5】従来の半導体装置の断面構造図
1 P-形Si基板 2a、2b N+形拡散層 3 P形拡散層 4 N-形エピ層 5 分離酸化膜 11a、11b 第1の金属配線 12 層間絶縁膜 13 ヴィアホール 14a、14b 第2の金属配線 15a、15b P形拡散層 16 シリコン酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/73 Fターム(参考) 5F003 AP05 BA22 BA93 BA97 BC08 BJ18 5F038 AV05 AV06 AZ04 DF12 EZ02 EZ20 5F082 AA25 BA04 BA05 BA07 BA11 BA23 BC01 BC14 DA02 EA09 GA02
Claims (6)
- 【請求項1】 一方導電形の半導体基板と、前記半導体
基板の表面に形成した他方導電形の半導体層と、前記半
導体層に形成して分離領域を成す絶縁膜と、前記絶縁膜
上の所定領域に形成した誘導素子と、前記所定領域の前
記絶縁膜下に形成した他方導電形の拡散層とを備えて、
前記半導体基板と前記他方導電形の拡散層からなるPN
接合を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 一方導電形の半導体基板と、前記半導体
基板の表面に形成した他方導電形の半導体層と、前記半
導体層に形成して前記半導体基板に接続する分離領域を
成す一方導電形の第2拡散層と、前記半導体層の表面に
形成した絶縁膜と、前記絶縁膜上の所定領域に形成した
誘導素子と、前記所定領域の前記半導体層下に形成した
他方導電形の第1拡散層と、前記所定領域の前記半導体
層に形成して前記第1の拡散層の上部に接続する一方導
電形の第3拡散層とを備えて、前記第3拡散層と前記第
1拡散層からなる第1のPN接合と、前記半導体基板と
前記第1拡散層からなる第2のPN接合を有することを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 誘導素子は、スパイラル状の導線部を成
す上層の金属配線と、中心から取り出す導線部を成す下
層の金属配線とで構成して、これらの金属配線間を絶縁
する層間絶縁膜に設けた導通孔を介して接続することを
特徴とする請求項1乃至2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 一方導電形の半導体基板に他方導電形の
拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表面に他方
導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導体層に分
離領域になる絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上の
所定領域に誘導素子を形成する工程とを含んで、前記他
方導電形の拡散層が他の領域に形成するバイポーラトラ
ンジスターのコレクタを成す埋め込み拡散層と同時に形
成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 一方導電形の半導体基板に他方導電形の
第1拡散層を形成する工程と、前記半導体基板の表面に
他方導電形の半導体層を形成する工程と、前記半導体層
に分離領域になる一方導電形の第2拡散層と前記他方導
電形の第1拡散層の上部に接続する一方導電形の第3拡
散層とを形成する工程と、前記半導体層の表面に絶縁膜
を形成する工程と、前記絶縁膜上の所定領域に誘導素子
を形成する工程とを含んで、前記他方導電形の第1拡散
層が他の領域に形成するバイポーラトランジスターのコ
レクタを成す埋め込み拡散層と同時に形成することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を介して下層の金
属配線を形成する工程と、前記下層の金属配線上に層間
絶縁膜を形成する工程と、前記下層の金属配線上の前記
層間絶縁膜に導通孔を形成する工程と、前記層間絶縁膜
上にスパイラル状の上層の金属配線を形成する工程とを
含んで、前記導通孔を介して前記下層の金属配線と前記
上層の金属配線を接続することを特徴とする請求項4乃
至5に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284730A JP2002094009A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284730A JP2002094009A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094009A true JP2002094009A (ja) | 2002-03-29 |
JP2002094009A5 JP2002094009A5 (ja) | 2006-03-23 |
Family
ID=18768905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000284730A Withdrawn JP2002094009A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002094009A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065031A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000284730A patent/JP2002094009A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065031A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5602892B2 (ja) | ウェハ裏面のキャパシタを有する半導体デバイスを形成する方法 | |
US6355950B1 (en) | Substrate interconnect for power distribution on integrated circuits | |
US7001825B2 (en) | Semiconductor structures having multiple conductive layers in an opening, and methods for fabricating same | |
JP4355128B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
TWI278983B (en) | A device and method for providing shielding in radio frequency integrated circuits to reduce noise coupling | |
US6759746B1 (en) | Die attachment and method | |
KR19990055422A (ko) | 실리콘 기판에서의 인덕터 장치 및 그 제조 방법 | |
JP2003504875A (ja) | 受動部品用のモノリシック低誘電率プラットフォームおよび製造方法 | |
US20200058642A1 (en) | Ic with larger and smaller width contacts | |
US7132347B2 (en) | Semiconductor device with trench structure and method for manufacturing the same | |
JP2002050742A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
US6791160B2 (en) | Semiconductor device and process for fabrication thereof | |
US7843039B2 (en) | Stress-modified device structures, methods of fabricating such stress-modified device structures, and design structures for an integrated circuit | |
US20040145058A1 (en) | Buried connections in an integrated circuit substrate | |
JP3164025B2 (ja) | 半導体集積回路装置及びその製造方法 | |
JP2004031922A (ja) | 半導体装置 | |
US10903345B2 (en) | Power MOSFET with metal filled deep sinker contact for CSP | |
CN107481929A (zh) | 一种半导体器件及其制造方法、电子装置 | |
JP2002094009A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPWO2002056381A1 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
KR100744464B1 (ko) | 집적형 인덕터 및 그 제조방법 | |
US20060125046A1 (en) | Integrated inductor and method of fabricating the same | |
JP4956874B2 (ja) | 半導体装置及び半導体の製造方法 | |
US11735583B2 (en) | Integrated isolator incorporating trench capacitor | |
JP2002368118A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060203 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060203 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060314 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081021 |