JP2002093315A - プラズマディスプレイパネルのリブ形成方法と装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルのリブ形成方法と装置

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JP2002093315A
JP2002093315A JP2000279306A JP2000279306A JP2002093315A JP 2002093315 A JP2002093315 A JP 2002093315A JP 2000279306 A JP2000279306 A JP 2000279306A JP 2000279306 A JP2000279306 A JP 2000279306A JP 2002093315 A JP2002093315 A JP 2002093315A
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JP
Japan
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rib
film
forming
rib material
mold
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Application number
JP2000279306A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishikawa
和宏 西川
Naoko Matsuda
直子 松田
Hiroyuki Naka
裕之 中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留まりよく高精度なリブを安価に形成でき
るようにする。 【解決手段】 上下型1、2間でフィルム3を成形して
成形対象のリブに対応した凹部3aを持った型面3bを
形成した後、上型1をフィルム3から離型させて型面3
bにリブ材を供給して成形し、これらフィルム3および
成形リブ材を担持した下型2に背面側基板を近づけてい
って加圧しリブ材と背面側基板とを圧着し、この圧着後
のフィルム3、成形リブ材、および背面側基板の組を下
型2から分離した後、成形リブ材を硬化させてリブを形
成し、成形リブ材の硬化後、フィルム3、リブ、および
背面側基板の組を焼成してフィルム3を除去することに
より、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルのリブ形成方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは薄型の大
画面表示装置に好適であり、カラー画像表示装置として
普及しつつある。プラズマディスプレイパネルは、放電
表示セルと称されるリブで囲まれた微細な空間を有し、
この空間に相対向する電極を設けるとともに、希ガスな
どの放電可能なガスを封入した気密構造をなしている。
相対向する電極間の放電によりプラズマが発生し、この
プラズマにより放電表示セル内の蛍光体が発光する機能
を画面の発光素子機能として用いている。
【0003】一般にリブは背面側基板の電極担持面側に
設けられ各発光素子単位の蛍光体が設けられる。背面側
基板にリブを介し前面側基板を当てがって貼合せること
によりプラズマディスプレイパネルが形成される。
【0004】ところで、上記のようなリブはAC型のカ
ラー表示の場合ストライプ状に形成され、DC型のカラ
ー表示の場合マトリクス状に形成される違いはあるが、
その寸法は、例えば高さが200〜300μm、頂部幅
が100μm、配列ピッチが400μmと極く小さい。
しかし、背面側基板と正面側基板との間隔を規制するこ
とにより、適切な放電ギャップを確保し、隣接セルへの
クロストークを防止するもので、精度よく形成されるこ
とが必要である。
【0005】従来これに対応するのに、背面側基板上に
リブ材よりなる層を形成し、このリブ材層をフォトレジ
ストを用いたエッチング法により所定のパターンで残し
て所定のリブを形成する方法。所定形状に穿孔した複数
枚のグリーンシートをリブとして必要な高さとなるよう
に積層固着してリブを形成する方法。特開平09−14
7754号公報で知られるように、リブ材を成形型の凹
部内に充填することによって成形し、この成形リブ材を
背面側基板に圧着させて接合する方法などが採用されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のフ
ォトレジストを用いた方法は、高精度なリブを歩留まり
よく形成することができても、操作に時間や手間が掛か
って製造コストが高くつく。グリーンシート積層方法
は、手間が掛かって製造コストが高くつく上、リブに位
置ずれが生じやすく高精度なリブが形成できない。型成
形方法は、成形したリブと成形型を離すときに成形型の
凹部の底の角に位置するリブの先端角部にダメージを受
けて欠けや損傷が生じやすいので、歩留まりが悪く製品
コストが上昇する。
【0007】本発明の目的は、歩留まりよく高精度なリ
ブを安価に形成できるプラズマディスプレイパネルのリ
ブ形成方法と装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のプラズマディスプレイパネルのリブ形成
方法は、上下型間で樹脂よりなるフィルムを成形して、
フィルムの上面に上型による成形対象のリブに対応した
凹部を持った型面を形成する工程と、上型をフィルムか
ら離型させ、これにより開いたフィルムの型面にリブ材
を供給して成形する工程と、下型と背面側基板とを近づ
けていって加圧し成形リブ材と背面側基板とを圧着する
工程と、圧着後のフィルム、成形リブ材、および背面側
基板の組を下型から分離した後、成形リブ材を硬化させ
てリブを形成する工程と、成形リブ材の硬化後、フィル
ム、リブ、および背面側基板の組を焼成してフィルムを
除去する工程と、を備えたことを主たる特徴としてい
る。
【0009】また、本発明のプラズマディスプレイパネ
ルのリブ形成装置は、上下からのプレスにより、上下型
間でリブ成形用のフィルム型を形成し、また、形成した
リブを背面側基板に圧着するプレスステーションと、プ
レスステーションにて形成されたフィルム型によりリブ
材を成形する成形ステーションと、を備え、プレスステ
ーションは、上下型、上下型またはおよび下型、フィル
ム、成形リブ材の組と成形リブ材に電極担持面を対向さ
せて載置される背面側基板を上下プレス盤により上下か
ら加圧する加圧機構、を備え、成形ステーションは、下
型上のフィルムに形成されている型面にリブ材を供給し
て成形に供するリブ材供給手段を備え、下型を保持した
下プレス盤を、プレスステーションから成形ステーショ
ンに移動させて、それぞれのステーションでのフィルム
の成形、リブ材の成形の各作業に供した後、プレスステ
ーションに移動させて成形リブ材と背面側基板との圧着
に供する移動機構を設けたことを主たる特徴としてい
る。
【0010】このような構成では、樹脂よりなるフィル
ムを上下型間でフィルムの自由を抑えて成形することに
より、フィルムの上面にリブに対応する凹部を持った型
面を上型に倣って精度よく形成することができるととも
に、上下型はもとよりフィルムもその弾性を有する材質
上ダメージなく離型されるので、その型面に供給される
リブ材を上型に対応して高精度に成形することができ
る。成形した成形リブは、そのまま電極担持面が対向す
る背面側基板との圧着後硬化処理して接合されリブとな
り、フィルムはその後の焼成により除去されてリブとの
離型操作を省けるので、離型操作によってリブがダメー
ジを受けて欠けたり、損傷したりすることがなく、背面
側基板の電極担持面側にリブを簡易な操作で高精度に歩
留まりよく形成することができ、製品コストが低減す
る。
【0011】特に装置では、上記のフィルムの成形、リ
ブ材の供給・成形、成形リブ材と背面側基板との圧着を
自動的に順次に安定して遂行することができ、プレスス
テーションをフィルムの成形と、前記成形リブ材と背面
側基板との圧着とに共用すると装置が簡単かつ小型にな
る。成形リブ材の硬化処理および焼成処理は適宜に行な
えばよい。例えば、上記に加え、さらに、背面側基板と
これに圧着した成形リブ材を硬化処理する硬化処理炉
と、成形リブ材硬化後のフィルム、リブ、背面側基板の
組を焼成処理してフィルムを除去する焼成炉と、圧着後
の成形リブ材と背面側基板とを硬化処理炉と焼成炉とに
順次に搬送して硬化処理と焼成処理とに供する移動機構
を備えたものとすれば、前記圧着に引き続き、硬化処
理、焼成処理も連続して自動的に順次に安定して達成す
ることができる。もっとも、硬化処理炉や焼成炉は別途
配置されたものを用いることもでき、それらにどのよう
に搬入、搬出してもよく、自動、手操作を問わない。
【0012】前記方法の圧着工程が、成形リブ材および
背面側基板を最終圧着条件に至らない仮圧着条件にて加
圧し仮圧着する工程と、仮圧着後フィルム、成形リブ
材、背面側基板の組を下型から一旦分離し、これにより
開いた下型の上にダンパー部材を配する工程と、下型と
前記フィルム、成形リブ材、背面側基板の組とを近づけ
ていってそれらをダンパー部材を介し最終圧着条件にて
加圧し成形リブ材と背面側基板とを本圧着する工程とを
備えていると、成形リブ材と背面側基板とを最終圧着条
件に至らない仮圧着条件にて仮圧着しておくことによ
り、成形リブ材と背面側基板との間に最終圧着状態に至
らない圧着操作余裕を残しながら、背面側基板を成形リ
ブ材およびフィルムを伴い下型から離せるようにし、フ
ィルムが一旦離れた下型の上にダンパー部材を配した
後、最終圧着条件にて本圧着を行なうことにより、背面
側基板の電極担持面に微小な寸法範囲のうねりがあるよ
うな場合でも、ダンパー部材による均一な圧力伝達作用
によってリブ材をそれに沿わせることができる。
【0013】これを達成する装置は、プレスステーショ
ンにおいて、圧着機構が成形リブ材と背面側基板との圧
着操作の途中で一時的に下型とフィルム、成形リブ材、
背面側基板の組とを分離したとき、下型の上にダンパー
部材を供給するダンパー部材供給手段を備えれば足り
る。
【0014】また、上下型を通気性として減圧状態に保
ちフィルムの成形、成形リブ材と背面側基板との圧着、
を行なうと、フィルムと、それの成形時に沿っている上
下型との間、および成形リブ材と背面側基板との圧着時
に沿っている下型との間、に空気が存在していてもそれ
を吸引排除し、そのような空気の存在によってフィルム
やそれによって成形されるリブ材の形状が変形するよう
なことを防止するので、リブ材の高精度な成形が妨げら
れない。また、フィルムの上下型からの吸引による吸着
はフィルムの位置決めにもなり、成形精度を高めるのに
有効である。
【0015】上下型を加圧状態にして成形後のフィルム
から離型させると、加圧状態に保たれる上下型から吐出
する空気によって上下型をフィルムから離そうとするモ
ールドバック作用を営むので、フィルムと下型との平面
どうしの離型はもちろん、フィルムとそれに入り込んで
いる凸との離型も、よりダメージなく難なく行なわれる
ようにして、フィルムの高い型精度を安定して得られる
ようにすることができる。
【0016】下型とフィルムを位置決め状態にすると、
上型がフィルムに入り込んでフィルムの位置決めをして
いるのと同様に、フィルムの成形温度や成形後の冷却な
どによる温度変化に対し、フィルム単独ではなく上型や
下型とともに膨張、収縮するようになるので、上下型の
温度変化による膨張、収縮だけを配慮した設計および操
作を行なえばよいので、フィルムに必要な型精度を容易
に満足することができる。
【0017】位置決めは、下型の型面に形成した突起の
フィルムへの食い込みにより行なうと、フィルムと下型
との間でも、フィルムと上型との間とほぼ同様な凹凸に
よる平面方向の強い位置決め作用が得られ、フィルム単
独の膨張、収縮による影響をほぼ皆無にしてさらに高い
型精度が容易に得られる。
【0018】上記圧着工程の前に、成形リブ材と背面側
基板との平面方向の位置関係をアライメント調整するこ
とにより、成形リブ材と背面側基板とを高い平面方向の
位置精度を保って圧着することができ、リブ材の成形精
度に加え、成形リブ材と背面側基板ないしはそれが担持
している電極との位置精度も高めることができる。
【0019】特に、アライメント調整を、下型および背
面側基板上の基準位置を基に行なうと、下型とその上の
フィルムの型面で成形された成形リブ材との位置関係
は、下型の上型に対する位置関係と関連して一定し、フ
ィルムおよび成形リブ材が下型と一体に取扱われる限り
下型上の位置基準と成形リブ材との位置関係は一義的に
決まる一方、背面側基板とその上の電極の位置関係も一
定し、背面側基板上の位置基準と電極との関係は一義的
に決まるので、成形リブ材と背面側基板ないしは電極と
を、下型および背面側基板上の位置基準を基に位置決め
することにより、変動要素なしに安定して位置決めする
ことができ、背面側基板および電極に対するリブの位置
精度がさらに向上する。
【0020】本発明のそれ以上の特徴および作用は、以
下に続く詳細な説明および図面の記載から明らかにな
る。本発明の各特徴は可能な限りにおいてそれ単独で、
あるいは種々な組み合わせで複合して用いることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
プラズマディスプレイパネルのリブ形成方法と装置につ
き図面を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供
する。なお、以下に示す実施の形態は本発明の具体例で
あって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0022】本実施の形態に係るプラズマディスプレイ
パネルのリブ形成方法につき、図1〜図7に示すプラズ
マディスプレイパネルのリブ形成装置を参照しながら説
明する。
【0023】図1(a)に示すように上下型1、2間で
樹脂よりなるフィルム3を成形して、フィルム3の上面
に上型1による図5、図6に示すような成形対象である
リブ4に対応した凹部3aを持った型面3bを形成する
工程と、上型1をフィルム3から図1(b)に示すよう
に離型させ、これにより開いたフィルム3の型面3bに
図2(a)に示すようにリブ材4aを供給して成形し図
2(a)(b)に示す成形リブ材4bとする工程と、図
4に示すように下型2と背面側基板8とを近づけていっ
て加圧し成形リブ材4bと背面側基板8とを図4(a)
に示すように圧着する工程と、圧着後のフィルム3、成
形リブ材4b、および背面側基板8の組を下型2から分
離した後、図5に示すように成形リブ材4bを光6の照
射などによる硬化処理により硬化させてリブ4を形成す
る工程と、成形リブ材4bの硬化後、フィルム3、リブ
4、および背面側基板8の組を焼成して図5に示す焼成
前の段階であったフィルム3を図6に示すように除去す
る工程と、を備えている。
【0024】このように、樹脂よりなるフィルム3を上
下型1、2間に挟んでフィルム3の自由を抑え成形する
ことにより、フィルム3の上面にリブ4に対応する凹部
3aを持った型面3bを上型1に倣って精度よく形成す
ることができる。成形後離型するのに、上下型1、2は
もとよりフィルム3もその弾性を有した材質上ダメージ
なく離型されるので、その型面3bに供給されるリブ材
4aを高精度に成形することができる。成形された成形
リブ材4bはそのまま電極7を担持している電極担持面
8aが対向する背面側基板8と圧着された後硬化処理し
接合されてリブ4となり、その後フィルム3は焼成によ
り除去されて成形したリブとの離型操作が省けるので、
離型操作によってリブ4がダメージを受けて欠けたり、
損傷したりすることがなく、背面側基板8の電極担持面
8a側にリブ4を簡易な操作で高精度に歩留まりよく形
成することができ、製造コストが低減する。
【0025】本実施の形態の前記圧着工程は図4に示す
ように、成形リブ材4bおよび背面側基板8を最終圧着
条件に至らない仮圧着条件にて加圧し仮圧着する図4
(a)の工程と、仮圧着後フィルム3、成形リブ材4
b、背面側基板8の組を下型2から分離し、これにより
開いた下型2の上にダンパー部材9を配する図4(b)
の工程と、ダンパー部材9を担持した下型2と前記フィ
ルム3、成形リブ材4b、背面側基板8の組とを近づけ
ていってダンパー部材9を介し最終圧着条件にて加圧し
成形リブ材4bと背面側基板8とを本圧着する図4
(c)の工程とを備えている。
【0026】このように、リブ材4aを成形した成形リ
ブ材4bと背面側基板8とを最終圧着条件に至らない仮
圧着条件にて仮圧着しておくことにより、成形リブ材4
bと背面側基板8との間に最終圧着状態に至らない圧着
操作余裕を残しながら、背面側基板8を成形リブ材4b
およびフィルム3を伴い下型2から離せるようにし、フ
ィルム3が一旦離れた下型2の上にダンパー部材9を配
した後、最終圧着条件にて本圧着を行なうことにより、
背面側基板8の電極担持面8aに図8に示すような微小
な寸法範囲のうねりがあるような場合でも、ダンパー部
材9による均一な圧力伝達作用によって成形リブ材4b
をそれが未硬化状態であるのを巧みに利用して沿わせら
れるので、双方間にギャップができたりダメージが生じ
て損傷し合うようなことを防止することができ、歩留ま
りが向上し製造コストがさらに低減する。背面側基板8
の表面のうねりは例えば±20μm程度であるが本発明
者等の実験によればその影響は解消できた。
【0027】この場合、図2〜図5に示すように、成形
リブ材4bが電極担持面8aと対向するベース部4cを
持っていると、このベース部4cの肉厚分全体での全体
に及ばない肉厚変動によって前記うねりを吸収し、成形
リブ材4bの高さを変動させずに密着させられるので、
高い精度を確保するのに好適である。
【0028】また、上下型1、2は通気性としてそれぞ
れの圧力調整経路43、44を通じ減圧状態に保ってフ
ィルム3の成形、成形リブ材4bと背面側基板8との圧
着、を行なう。このようにすると、フィルム3と、それ
の成形時に沿っている上下型1、2との間、および成形
リブ材4bと背面側基板8との圧着時に沿っている下型
2との間、に空気が存在していてもそれを吸引排除し、
そのような空気の存在によってフィルム3やそれによっ
て成形される成形リブ材4bの形状が変形するようなこ
とを防止するので、成形リブ材4bの高精度な成形が妨
げられない。
【0029】また、通気性のある上下型1、2を加圧状
態にして成形後のフィルム3から離型させる。このよう
にすると、加圧状態に保たれる上下型1、2から吐出す
る空気によって上下型1、2をフィルム3から離そうと
するモールドバック作用を営むので、フィルム3と下型
2との平面どうしの離型はもちろん、フィルム3とそれ
に入り込んでいる突起2aとの離型も、よりダメージな
く難なく行なわれるようにして、フィルム3の高い型精
度を安定して得られるようにすることができる。
【0030】さらに、下型2とフィルム3を位置決め状
態にする。特に、平面方向に位置決め状態にする。この
ようにすると、上型1がフィルム3に入り込んでフィル
ム3の位置決めをしているのと同様に、フィルム3の成
形温度や成形後の冷却などによる温度変化に対し、フィ
ルム3単独ではなく上型1や下型2とともに膨張、収縮
するようになるので、上下型1、2の温度変化による膨
張、収縮だけを配慮した設計および操作を行なえばよい
ので、フィルム3に必要な型精度を容易に満足すること
ができる。
【0031】位置決めは、下型2の型面に形成した突起
2aのフィルム3への食い込みにより行なう。このよう
にすると、フィルム3と下型2との間でも、フィルム3
と上型1との間とほぼ同様な凹凸による強い位置決め作
用が得られ、フィルム3単独の平面方向の膨張、収縮に
よる影響をほぼ皆無にして、各凹部3aの平面方向の大
きさや配列ピッチに狂いのないさらに高い型精度が得ら
れる。この意味で突起2aは各凹部3aに対応した数だ
け設けるのが好適であり、凹部3aと突起2aが同じ位
置であるとそこでのフィルム3の厚みが極端に小さくな
るので、図1に示すように互いを位置ずれさせて設ける
のがよく、千鳥配置になるようにするのが好適である。
【0032】本実施の形態では、さらに、上記圧着工程
の前に、成形リブ材4bと背面側基板8との平面方向の
位置関係をアライメント調整する。これにより、成形リ
ブ材4bと背面側基板8とを高い平面方向の位置精度を
保って圧着することができ、リブ材4aの成形精度に加
え、成形リブ材4bと背面側基板8ないしはそれが担持
している電極7との位置精度も高めることができる。
【0033】特に、アライメント調整を、図3に示すよ
うな下型2および背面側基板8上の位置基準11、12
を基に行なう。このようにすると、下型2とその上のフ
ィルム3の型面3bで成形された成形リブ材4bとの位
置関係は、下型2の上型1に対する位置関係と関連して
一定し、フィルム3および成形リブ材4bが下型2と一
体に取扱われる限り下型2上の位置基準11と成形リブ
材4bとの位置関係は一義的に決まる一方、背面側基板
8とその上の電極7の位置関係も一定し、背面側基板8
上の位置基準12と電極7との関係は一義的に決まるの
で、成形リブ材4bと背面側基板8ないしは電極7と
を、下型2および背面側基板8上の位置基準11、12
を基に位置決めすることにより、変動要素なしに安定し
て位置決めすることができ、背面側基板8および電極7
とリブ4との位置精度が向上する。
【0034】以上のような方法を達成する本実施の形態
に係るプラズマディスプレイパネルのリブ形成装置は、
図7に示すように、上下からのプレスにより、上下型
1、2間でリブ成形用の型面3bをフィルム3に形成
し、またはおよび、フィルム3の型面3bで成形した成
形リブ材4bを背面側基板8に圧着するプレスステーシ
ョン21と、プレスステーション21にて形成されたフ
ィルム3の型面3bによりリブ材4aを成形する成形ス
テーション22と、を備えている。プレスステーション
21は、上下型1、2、この上下型1、2またはおよび
下型2、フィルム3、成形リブ材4bの組と成形リブ材
4bに電極担持面8aを対向させて載置される背面側基
板8を上下プレス盤23、24により上下から加圧する
加圧機構、を備えている。成形ステーション22は、下
型2上のフィルム3に形成されている型面3bにリブ材
4aを供給して成形に供するリブ材供給手段25を備え
ている。また、これらとは別に、下型2を保持した下プ
レス盤24を、プレスステーション21から成形ステー
ション22に移動させて、それぞれのステーション2
1、22でのフィルム3の成形、リブ材4aの成形の各
作業に供した後、プレスステーション21に移動させて
成形済の成形リブ材4bと背面側基板8との圧着に供す
る移動機構26を設けている。圧力調整経路43、44
は上下プレス盤23、24に設けられている。しかし、
目的が達成できればどのように設けてもよい。
【0035】このような装置によると、上記のフィルム
3の成形、リブ材4aの供給・成形、成形リブ材4bと
背面側基板8の圧着を自動的に順次に安定して遂行する
ことができ、プレスステーション21をフィルム3の成
形と、成形リブ材4bと背面側基板8との圧着に共用す
ると装置が簡単かつ小型になる。しかし、それら2つの
工程を別個のプレスステーション21にて行なうことも
でき、その場合、移動機構26はそれらの前後の工程を
行なう他のステーションでも下プレス盤24を移動させ
る必要がある。もっとも、盤移動機構26は個々のステ
ーションの間で下プレス盤24を受け渡しする複数のも
のでもよいし、複数のステーションに亘って移動させる
ものでもよい。上プレス盤23はプレスステーション2
1にだけあればよい。下プレス盤24は下型2を受載す
ると以降は一体に移動して各ステーションに移動する方
が位置精度に狂いがなく有利である。しかし、これに限
られることはなく各ステーションに配置されて下型2を
他のステーションとの間で授受されるようにもできる。
この場合移動機構26は下プレス盤24に代わって下型
2を直接取扱えばよい。
【0036】成形リブ材4bの硬化処理および焼成処理
は適宜に行なえばよい。例えば図7に例示するように、
上記に加え、さらに、背面側基板8と圧着した成形リブ
材4bを硬化処理してリブ4を形成する硬化処理炉31
と、リブ材硬化後のフィルム3、リブ4、背面側基板8
の組を焼成処理してフィルム3を除去する焼成炉32
と、圧着後の成形リブ材4bと背面側基板8とを硬化処
理炉31と焼成炉32とに順次に搬送して硬化処理と焼
成処理とに供する移動機構30a、30bを備えたもの
とすれば、前記圧着に引き続き、硬化処理、焼成処理も
連続して自動的に順次に安定して達成することができ
る。もっとも、硬化処理炉31や焼成炉32は別途配置
されたものを用いることもでき、どのように搬入、搬出
してもよく、自動、手操作を問わない。
【0037】本実施の形態の方法および装置は、一例と
して高密度PEなどの熱可塑性の樹脂材料よりなるフィ
ルム3を用いて、セラミック製の通気性上下型1、2に
より上下プレス盤23、24に有したヒータ41、42
により加熱し成形するようにしている。しかし、これに
限定されることはなく本発明に適用できるものであれば
種々な成形機構を用いてよい。成形条件は、例えば70
±0.5℃、上下型1、2を加圧する成形圧は約5kg
/cm2(27t/24in)、上下型1、2の減圧は
100Torr、また、このような成形環境からプレス
ステーション21はチャンバータイプであって、200
Torrに保つ。
【0038】セラミックスの上下型1、2は、成形後の
降温時に収縮して僅かな残留延びを残した状態で安定す
る。そこで、得られるフィルム3の型精度は、下型2の
熱収縮の影響による寸法精度と、下型2と平面方向に位
置決めされて自由な収縮が制限されるフィルム3による
転写精度とを合せたものとなり、一例を述べると、転写
精度は−0.4%であり、フィルム3の成形精度に対す
る1/2に当たる。得られるフィルム3の型精度は、高
さで199.2±2.0μm、頂部幅で100.0±
2.0μm、縦、横ギャップ32.9±2.0μm、横
リブ幅で400.0±4.0μm、トータルピッチで9
20.37±0.05mm程度になる。
【0039】フィルム3の型面3bにより成形するリブ
4の材料は一例としてUV感光性の樹脂材料を用い、数
万CPSに設定してローラブレード25aを用いたリブ
材供給手段25にて供給する。ローラブレード25aは
直線性が±1μm程度のものを用いてベース部4cの平
坦性を確保し、ローラブレード25aの塗工速度および
リブ材4aの材料レオロジーの設定によってベース部4
cの厚みを制御する。しかし、より好適には、泡を巻き
込まない塗工速度の選択、事前の十分な脱泡が望まれ
る。また、下型2は500Torrに減圧し、フィルム
3の位置ずれを防止する。以上のような作業環境から成
形ステーション22もチャンバーとされるが、内圧は常
圧に設定される。
【0040】本実施の形態の装置は、プレスステーショ
ン21にて成形リブ材4bと背面側基板8との圧着を高
い位置精度で行なわれるようにするため、下型2上のフ
ィルム3の型面3bで成形している成形リブ材4bと、
これに電極担持面8aを対向させて圧着のため載置され
る背面側基板8と、の平面方向の位置関係を、前記載置
に先立ってアライメント調整する図3に示すようなアラ
イメント調整手段34を備えたアライメント調整ステー
ション20をも図7に示すように設けている。このた
め、移動機構26は、下プレス盤24を成形ステーショ
ン22からアライメント調整ステーション20を経てア
ライメント調整の作業に供した後、プレスステーション
21に移動させて成形リブ材4bと背面側基板8との圧
着に供するようにしている。各ステーションに共通して
背面側基板8およびフィルム3を供給する基板、フィル
ム供給部28が設けられ、各ステーションとローディン
グ部29で繋がっている。フィルム供給部28はフィル
ム収納部28aと基板収納部28bとを有している。各
ステーションに共通したアンローディング部30も設け
られ、リブ4を形成した平面側基板8が搬出されるよう
にしている。
【0041】アライメント調整は例えば、基板保持手段
27によって所定位置に保持された背面側基板8に対
し、下プレス盤24を移動機構26から図3に示すよう
なボール35で支持して精密移動できるようにした精密
移動台36により持上げた状態で、アライメント調整手
段34により平面方向に移動させて行なう。しかし、こ
れに限られることはなく、双方を移動させてもよいし、
背面側基板8だけを移動させてもよい。
【0042】本実施の装置では図3に示すようにアライ
メント調整を、下型2上の位置基準11と背面側基板8
上の位置基準12とを基に行なうようにしており、所定
位置に固定したカメラ37の撮像視野に対し、背面側基
板8上の位置基準12が常に一定の撮像位置にくる関係
に背面側基板8の操作状態を規定しておき、工程順序に
従ってアライメント調整ステーション20に移動されて
きた下プレス盤24上の下型2に関し、その上にある位
置基準11がカメラ37の撮像視野において位置基準1
2と重なって位置するように下型2の位置を平面方向に
位置調整する。従って、アライメント調整手段34は直
交するXY2方向に下型2を位置調節できるものを採用
するのが好適である。この場合の位置基準11、12は
専用のマーカーでもよいが、Ag電極や成形リブ材4b
をそれに共用することもできる。アライメント調整後の
下プレス盤24は移動機構26の上に戻され次へ搬送さ
れる。アライメント調整ステーション20も他のステー
ションとの関係上、また、防塵上チャンバーにしてあ
る。
【0043】アライメント調整後の成形リブ材4bと背
面側基板8との圧着は、上下型1、2による成形圧を約
5kg/cm2(27t/42in)、上下型1、2の
減圧を100Torrに設定している。このような作業
環境からプレスステーション21はチャンバー内圧力が
常圧に設定される。また、圧着温度はヒータ41によっ
て常温〜50℃に設定される。
【0044】また、上記したように、仮圧着と本圧着を
行なうのに、例えば圧着時間を仮圧着では本圧着に満た
ないように設定しておき、本圧着では最終圧着が達成さ
れるまでの残り圧着時間を設定するようにすればよい。
しかし、成形圧や圧着温度、圧着ストロークなども条件
設定の要素になる。
【0045】これを達成するのに装置では、図7に示す
プレスステーション21において、上下プレス盤23、
24による圧着機構が図4(b)に示すように圧着操作
の途中で一時的に下型2とフィルム3、成形リブ材4
b、背面側基板8の組とを分離したとき、下型2の上に
ダンパー部材9を供給するダンパー部材供給手段33を
備えている。ダンパー部材9はシリコンゴムなどよりな
るもので、下型2との間ではフィルム3と同じような位
置決め状態になる。しかし、ダンパー部材9の材料は他
の弾性体を用いてもよい。また、単層体でも複層体でも
よい。ダンパー部材9の供給は塗布でも載置でもよい。
【0046】なお、上下プレス盤23、24の双方には
位置、高さ規制冶具45、46があり、位置および高さ
が規制範囲を越えないように位置規制、高さ規制されて
いる。また、下プレス盤24は各ステーションにおいて
図示しないストッパによって所定位置に停止されるよう
にする。
【0047】本実施の形態ではさらに、硬化処理の光6
はリブ材4aがアクリル系樹脂などのUV感光性である
ことに対応してUV光であり、図5に示すようにUV光
源6aを用いて成形リブ材4bに対してフィルム3およ
び背面側基板8を介し上下から照射するようにしてい
る。もっとも、他の硬化方式を採用することもできる。
【0048】UVの照射条件は500〜2000mJ/
cm2程度でよいが、700J/cm2程度に抑えるのが
好適である。5kwのUVランプをUV光源6aとして
用いている。
【0049】また、焼成処理は焼成温度350℃以上に
加熱することにより、上記材料のフィルム3は完全酸化
して全てCO2 とH2 Oに分解され発散するので、全く
残らない。しかし、フィルム3が除去できれば低温ほど
よく、500℃以内に焼成温度を抑えるのが好適であ
る。
【0050】ここで、最終的に得られるリブ4はアクリ
ル系であると硬化収縮率が−1.2%であって、これが
上記フィルム3の型精度に加わる。本発明者等の実験に
よれば、最終に得られたリブ4の精度の一例は、高さで
118.1±1.2μm、頂部幅で60.0±1.2μ
m、縦/横ギャップで19.5±1.2μm、横リブ幅
で400.0±4.0μm、トータルピッチで920.
16±0.05mmであった。なお、この場合のアライ
メント調整精度は±10μm程度である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、上記の説明で明らかな
ように、背面側基板の電極担持面側にリブを簡易な操作
で高精度に歩留まりよく形成することができ、製造コス
トが低減する。特に装置では、リブの成形に必要な工程
を自動的に順次に安定して遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置のフィルム成形工程およ
びその装置部を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置のリブ材の成形工程およ
びその装置部を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置の成形リブ材と背面側基
板との平面方向位置関係のアライメント調整工程および
その装置部を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置の成形リブ材と背面側基
板との圧着工程およびその装置部を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置のリブ材の硬化処理工程
およびその装置部を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置のフィルムを除去する焼
成工程およびその装置部を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るプラズマディスプレ
イパネルのリブ形成方法と装置の全工程およびその装置
を示す模式図である。
【図8】背面側基板の表面のうねりと成形リブ材との圧
着時の説明図である。
【符号の説明】
1 上型 1a 凸部 2 下型 2a 突起 3 フィルム 3a 凹部 3b 型面 4 リブ 4a リブ材 4b 成形リブ材 6 光 7 電極 8 背面側基板 8a 電極担持面 9 ダンパー部材 11、12 位置基準 20 アライメント調整ステーション 21 プレスステーション 22 成形ステーション 23 上プレス盤 24 下プレス盤 25 リブ材供給手段 26 移動機構 27 基板保持手段 30a、30b 移動機構 31 硬化処理炉 32 焼成炉 33 ダンパー部材供給手段 34 アライメント調整手段 37 カメラ 41、42 ヒータ 43、44 圧力調整経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA09 5C040 GF19

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下型間で樹脂よりなるフィルムを成形
    して、フィルムの上面に上型による成形対象のリブに対
    応した凹部を持った型面を形成する工程と、 上型をフィルムから離型させ、これにより開いたフィル
    ムの型面にリブ材を供給して成形する工程と、 下型と背面側基板とを近づけていって加圧し成形リブ材
    と背面側基板とを圧着する工程と、 圧着後のフィルム、成形リブ材、および背面側基板の組
    を下型から分離した後、成形リブ材を硬化させてリブを
    形成する工程と、 成形リブ材の硬化後、フィルム、リブ、および背面側基
    板の組を焼成してフィルムを除去する工程と、 を備えたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    のリブ形成方法。
  2. 【請求項2】 圧着工程は、成形リブ材および背面側基
    板を最終圧着条件に至らない仮圧着条件にて加圧し仮圧
    着する工程と、仮圧着後フィルム、成形リブ材、背面側
    基板の組を下型から一旦分離し、これにより開いた下型
    の上にダンパー部材を配する工程と、下型と前記フィル
    ム、成形リブ材、背面側基板の組とを近づけていってそ
    れらを前記ダンパー部材を介し最終圧着条件にて加圧し
    成形リブ材と背面側基板とを本圧着する工程とを備えた
    請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルのリブ形
    成方法。
  3. 【請求項3】 上下型を通気性として減圧状態に保ちフ
    ィルムの成形、成形リブ部材と背面側基板との圧着、を
    行なう請求項1、2のいずれか1項に記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルのリブ形成方法。
  4. 【請求項4】 上下型は加圧状態にして成形後のフィル
    ムから離型させる請求項3に記載のプラズマディスプレ
    イパネルのリブ形成方法。
  5. 【請求項5】 下型とフィルムは位置決め状態にする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のプラズマディスプレ
    イパネルのリブ形成方法。
  6. 【請求項6】 位置決めは、下型の型面に形成した突起
    のフィルムへの食い込みにより行なう請求項5に記載の
    プラズマディスプレイパネルのリブ形成方法。
  7. 【請求項7】 圧着工程の前に成形リブ材と背面側基板
    との平面方向の位置関係をアライメント調整する請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルのリブ形成方法。
  8. 【請求項8】 アライメント調整は、下型および背面側
    基板上の基準位置を基に行なう請求項7に記載のプラズ
    マディスプレイパネルのリブ形成方法。
  9. 【請求項9】 上下からのプレスにより、上下型間でリ
    ブ成形用のフィルム型を形成し、また、形成したリブを
    背面側基板に圧着するプレスステーションと、プレスス
    テーションにて形成されたフィルム型によりリブ材を成
    形する成形ステーションと、を備え、 プレスステーションは、上下型、上下型またはおよび下
    型、フィルム、成形リブ材の組と成形リブ材に電極担持
    面を対向させて載置される背面側基板を上下プレス盤に
    より上下から加圧する加圧機構、を備え、 成形ステーションは、下型上のフィルムに形成されてい
    る型面にリブ材を供給して成形に供するリブ材供給手段
    を備え、 下型を保持した下プレス盤を、プレスステーションから
    成形ステーションに移動させて、それぞれのステーショ
    ンでのフィルムの成形、リブ材の成形の各作業に供した
    後、プレスステーションに移動させて成形リブ材と背面
    側基板との圧着に供する移動機構を設けたことを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルのリブ形成装置。
  10. 【請求項10】 プレスステーションは、圧着機構が成
    形リブ材と背面側基板との圧着操作の途中で一時的に下
    型とフィルム、成形リブ材、背面側基板の組とを分離し
    たとき、下型の上にダンパー部材を供給するダンパー部
    材供給手段を備える請求項9に記載のプラズマディスプ
    レイパネルのリブ形成装置。
  11. 【請求項11】 上下型は通気性を有し、上下プレス盤
    は上下型の圧力を調整する圧力調整経路を備えている請
    求項9、10のいずれか1項に記載のプラズマディスプ
    レイパネルのリブ形成装置。
  12. 【請求項12】 下型はフィルムを平面方向に位置決め
    する位置決め部を有している請求項9〜11のいずれか
    1項に記載のプラズマディスプレイパネルのリブ形成装
    置。
  13. 【請求項13】 位置決め部は、下型の型面に成形中の
    フィルムに食い込むように形成した突起である請求項1
    2に記載のプラズマディスプレイパネルのリブ形成装
    置。
  14. 【請求項14】 下型に保持されたフィルム上の成形リ
    ブ材と、これに電極担持面を対向させて圧着のため載置
    される背面側基板と、の平面方向の位置関係を、前記載
    置に先立ってアライメント調整するアライメント調整手
    段を備え、移動機構は、下プレス盤を成形ステーション
    からアライメントステーションを経てアライメント調整
    の作業に供した後、プレスステーションに移動させて成
    形リブ材と背面側基部との圧着に供する請求項9〜12
    のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネルの
    リブ形成装置。
  15. 【請求項15】 背面側基板と圧着した成形リブ材を硬
    化処理する硬化処理炉と、リブ材硬化後のフィルム、リ
    ブ、背面側基板の組を焼成処理してフィルムを除去する
    焼成炉と、圧着後のリブと背面側基板を硬化処理炉と焼
    成炉とに順次に搬送して硬化処理と焼成とに供する移動
    機構を備えた請求項9〜14のいずれか1項に記載のプ
    ラズマディスプレイパネルのリブ形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9246134B2 (en) 2014-01-20 2016-01-26 3M Innovative Properties Company Lamination transfer films for forming articles with engineered voids
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