JP2002092911A - 光ピックアップ装置の組立方法 - Google Patents
光ピックアップ装置の組立方法Info
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- JP2002092911A JP2002092911A JP2001235846A JP2001235846A JP2002092911A JP 2002092911 A JP2002092911 A JP 2002092911A JP 2001235846 A JP2001235846 A JP 2001235846A JP 2001235846 A JP2001235846 A JP 2001235846A JP 2002092911 A JP2002092911 A JP 2002092911A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズ傾き調整機構に関する部分を高い
位置精度で設けること及び対物レンズ駆動装置の組立が
容易で、光ピックアップ装置全体の厚みを薄くすること
が可能な光ピックアップ装置の組立方法を提供するこ
と。 【解決手段】 対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置
と、該対物レンズを介して光ディスクに光を投射し、反
射光を検出する光学系ブロックからなり、該光学系ブロ
ックの取付台に設けられた貫通部に、前記対物レンズ駆
動装置の底面側を臨ませて取付けるに当り、前記対物レ
ンズ駆動装置を、前記取付台の前記光ディスクに対して
遠い側から進入させて取り付けることを特徴とする光ピ
ックアップ装置の組立方法。
位置精度で設けること及び対物レンズ駆動装置の組立が
容易で、光ピックアップ装置全体の厚みを薄くすること
が可能な光ピックアップ装置の組立方法を提供するこ
と。 【解決手段】 対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置
と、該対物レンズを介して光ディスクに光を投射し、反
射光を検出する光学系ブロックからなり、該光学系ブロ
ックの取付台に設けられた貫通部に、前記対物レンズ駆
動装置の底面側を臨ませて取付けるに当り、前記対物レ
ンズ駆動装置を、前記取付台の前記光ディスクに対して
遠い側から進入させて取り付けることを特徴とする光ピ
ックアップ装置の組立方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体である光
ディスクに、情報を記録再生するための光ピックアップ
装置に係り、特に、対物レンズ傾き調整機構にかかる部
分を改良した光ピックアップ装置の組立方法に関する。
ディスクに、情報を記録再生するための光ピックアップ
装置に係り、特に、対物レンズ傾き調整機構にかかる部
分を改良した光ピックアップ装置の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ装置は、一般に、対物レ
ンズを光ディスクのトラッキング方向やフォーカス方向
に移動させる対物レンズ駆動装置と、取付台上に光源や
受光部等が設けられ、対物レンズを介して、光ディスク
にレーザ光を投射し、その反射光を検出する光学系ブロ
ックとから構成され、前記対物レンズ駆動装置は、光学
系ブロックの取付台上に設置されている。
ンズを光ディスクのトラッキング方向やフォーカス方向
に移動させる対物レンズ駆動装置と、取付台上に光源や
受光部等が設けられ、対物レンズを介して、光ディスク
にレーザ光を投射し、その反射光を検出する光学系ブロ
ックとから構成され、前記対物レンズ駆動装置は、光学
系ブロックの取付台上に設置されている。
【0003】ところで、光ディスクに対する情報の記録
再生を正確に行うためには、対物レンズの光軸が、光デ
ィスクのディスク面に対して垂直となるように設定する
必要があり、その設定は、上記対物レンズ駆動装置を光
学系ブロックの取付台上に配置するときの傾きによって
調整している。
再生を正確に行うためには、対物レンズの光軸が、光デ
ィスクのディスク面に対して垂直となるように設定する
必要があり、その設定は、上記対物レンズ駆動装置を光
学系ブロックの取付台上に配置するときの傾きによって
調整している。
【0004】ここで、上記対物レンズの傾きを調整する
部分(以下、対物レンズ傾き調整機構という)は、光学
系ブロックの取付台上の対物レンズ駆動装置を配置する
部分に設けられ、対物レンズ駆動装置は対物レンズ傾き
調整機構を介して取付台上に設置されている。従って、
光ピックアップの薄型化が困難であった。
部分(以下、対物レンズ傾き調整機構という)は、光学
系ブロックの取付台上の対物レンズ駆動装置を配置する
部分に設けられ、対物レンズ駆動装置は対物レンズ傾き
調整機構を介して取付台上に設置されている。従って、
光ピックアップの薄型化が困難であった。
【0005】この問題を解決したものとしては、図8に
示したように光学系ブロックの取付台に貫通部32又は
凹部を形成し、この部分に対物レンズ駆動装置10の対
物レンズ傾き調整機構30を構成する可動板31の底部
31b(底面側突出部)を臨ませたものがある(特開平
7−121882号公報)。ここでは、対物レンズ駆動
装置10が可動板31上に設けられ、可動板の底部31
bが、光学系ブロックの取付台に設けられた貫通部32
に落とし込まれているため、光ピックアップ装置全体の
厚みを薄くすることができる。
示したように光学系ブロックの取付台に貫通部32又は
凹部を形成し、この部分に対物レンズ駆動装置10の対
物レンズ傾き調整機構30を構成する可動板31の底部
31b(底面側突出部)を臨ませたものがある(特開平
7−121882号公報)。ここでは、対物レンズ駆動
装置10が可動板31上に設けられ、可動板の底部31
bが、光学系ブロックの取付台に設けられた貫通部32
に落とし込まれているため、光ピックアップ装置全体の
厚みを薄くすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対物レ
ンズの傾きを調整するときに、可動板31を傾斜させる
ための支点となる球体受容穴31d(又は球体凸部)や
傾き調整ネジ36と螺合する雌ネジ穴(又は貫通穴)
が、可動板の曲げ加工部である鍔部31aに設けられる
ため、前記球体受容穴31d等の対物レンズ傾き調整機
構に関する部分を高い位置精度で設けることが困難とな
り、又、組立上の制約が多く組立がしにくいという問題
点があった。
ンズの傾きを調整するときに、可動板31を傾斜させる
ための支点となる球体受容穴31d(又は球体凸部)や
傾き調整ネジ36と螺合する雌ネジ穴(又は貫通穴)
が、可動板の曲げ加工部である鍔部31aに設けられる
ため、前記球体受容穴31d等の対物レンズ傾き調整機
構に関する部分を高い位置精度で設けることが困難とな
り、又、組立上の制約が多く組立がしにくいという問題
点があった。
【0007】そこで、本発明は、対物レンズ傾き調整機
構に関する部分を高い位置精度で設けること及び対物レ
ンズ駆動装置の組立が容易で、光ピックアップ装置全体
の厚みを薄くすることが可能な光ピックアップ装置の組
立方法を提供することを目的とする。
構に関する部分を高い位置精度で設けること及び対物レ
ンズ駆動装置の組立が容易で、光ピックアップ装置全体
の厚みを薄くすることが可能な光ピックアップ装置の組
立方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置と、この対物レ
ンズ駆動装置の一面に対向配置される光ディスクと、こ
の光ディスクに対して前記対物レンズを介して光を投射
し、反射光を検出する光学系ブロックとからなる光ピッ
クアップ装置の組立方法において、前記光学系ブロック
の取付台に貫通部を設け、前記対物レンズ駆動装置を前
記光学系ブロックの取付台の前記貫通部に臨ませて取付
けるに当り、前記対物レンズ駆動装置を、前記取付台の
前記光ディスクに対して遠い側から進入させて取付ける
ことを特徴とするものである。
対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置と、この対物レ
ンズ駆動装置の一面に対向配置される光ディスクと、こ
の光ディスクに対して前記対物レンズを介して光を投射
し、反射光を検出する光学系ブロックとからなる光ピッ
クアップ装置の組立方法において、前記光学系ブロック
の取付台に貫通部を設け、前記対物レンズ駆動装置を前
記光学系ブロックの取付台の前記貫通部に臨ませて取付
けるに当り、前記対物レンズ駆動装置を、前記取付台の
前記光ディスクに対して遠い側から進入させて取付ける
ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の態様】図1は、本発明方法によって組み
立てられた光ピックアップ装置における対物レンズ駆動
装置の取付部周辺を示した断面図である。
立てられた光ピックアップ装置における対物レンズ駆動
装置の取付部周辺を示した断面図である。
【0010】光ピックアップ装置は、取付台20上に設
けられた光学系ブロックと、取付台20の貫通部32に
取り付けられた対物レンズ駆動装置10で構成される。
ここで、光学系ブロックは、取付台20上に設けられた
光源や受光部等からなり、対物レンズ11を介して、光
ディスク(図示せず)にレーザ光を投射し、その反射光
を検出する部分である。一方、対物レンズ駆動装置10
は、対物レンズ11を光ディスクのトラッキング方向や
フォーカス方向に移動させる装置であり、その底面(前
記光ディスクに対して遠い側の面)側は取付台20に設
けられた貫通部32に落とし込まれ、対物レンズ駆動装
置10の底面側にある可動板31や、永久磁石13及び
ヨーク14からなる磁気回路の一部は、貫通部32内に
収容されている。
けられた光学系ブロックと、取付台20の貫通部32に
取り付けられた対物レンズ駆動装置10で構成される。
ここで、光学系ブロックは、取付台20上に設けられた
光源や受光部等からなり、対物レンズ11を介して、光
ディスク(図示せず)にレーザ光を投射し、その反射光
を検出する部分である。一方、対物レンズ駆動装置10
は、対物レンズ11を光ディスクのトラッキング方向や
フォーカス方向に移動させる装置であり、その底面(前
記光ディスクに対して遠い側の面)側は取付台20に設
けられた貫通部32に落とし込まれ、対物レンズ駆動装
置10の底面側にある可動板31や、永久磁石13及び
ヨーク14からなる磁気回路の一部は、貫通部32内に
収容されている。
【0011】対物レンズ駆動装置10の底面側にある可
動板31は、対物レンズ傾き調整機構にかかる部材であ
り、支点部(球状凸部37、受容穴31d)、高さ調整
部(高さ調整ネジ36、雌ネジ部31e)の一部を構成
する部分が設けられている。ここで、高さ調整ネジ36
を調整することにより、可動板31の傾きを調整した場
合、この可動板31上に設けられている対物レンズ駆動
装置10の対物レンズ11の傾きが変化する。
動板31は、対物レンズ傾き調整機構にかかる部材であ
り、支点部(球状凸部37、受容穴31d)、高さ調整
部(高さ調整ネジ36、雌ネジ部31e)の一部を構成
する部分が設けられている。ここで、高さ調整ネジ36
を調整することにより、可動板31の傾きを調整した場
合、この可動板31上に設けられている対物レンズ駆動
装置10の対物レンズ11の傾きが変化する。
【0012】尚、前記光ピックアップ装置に於いては、
傾き調整機構にかかる支点部が、取付台20の底部22
側(光ディスクと対向する面に対して反対側の面)にあ
るため、可動板31の曲げ加工が施されていない部分に
傾き調整機構にかかる支点部や高さ調整部を設けること
ができる。
傾き調整機構にかかる支点部が、取付台20の底部22
側(光ディスクと対向する面に対して反対側の面)にあ
るため、可動板31の曲げ加工が施されていない部分に
傾き調整機構にかかる支点部や高さ調整部を設けること
ができる。
【0013】従って、可動板31に傾き調整機構にかか
る支点部や高さ調整部を高い位置精度で設けることがで
きる。つまり、従来は、傾き調整機構にかかる支点部や
高さ調整部を可動板31の曲げ加工部に設けていたた
め、高い位置精度でこれらの部分を設けることが困難で
あったが、前記光ピックアップ装置に於いては、これら
の部分を可動板31の曲げ加工が施されていない部分に
設けることによって、その位置精度が向上する。又、対
物レンズ駆動装置の組立も容易になる。さらにまた、光
ピックアップ装置全体の厚みを薄くすることができる。
る支点部や高さ調整部を高い位置精度で設けることがで
きる。つまり、従来は、傾き調整機構にかかる支点部や
高さ調整部を可動板31の曲げ加工部に設けていたた
め、高い位置精度でこれらの部分を設けることが困難で
あったが、前記光ピックアップ装置に於いては、これら
の部分を可動板31の曲げ加工が施されていない部分に
設けることによって、その位置精度が向上する。又、対
物レンズ駆動装置の組立も容易になる。さらにまた、光
ピックアップ装置全体の厚みを薄くすることができる。
【0014】図2は、光学系ブロックの取付台20を、
その底部22側から見た斜視図であり、傾き調整機構に
かかる部分のみを示し、その他の部分は省略している。
その底部22側から見た斜視図であり、傾き調整機構に
かかる部分のみを示し、その他の部分は省略している。
【0015】同図に於いては、可動板31は、取付台2
0の底部22側から取り付けられ、取付台20の底部2
2側に設けられた球状凸部37と可動板31に設けられ
た受容穴31dとが当接する。同図に於いては、球状凸
部を取付台側に、受容穴を可動板側に設けているが、球
状凸部を可動板側に、受容穴を取付台側に設けてもよ
い。
0の底部22側から取り付けられ、取付台20の底部2
2側に設けられた球状凸部37と可動板31に設けられ
た受容穴31dとが当接する。同図に於いては、球状凸
部を取付台側に、受容穴を可動板側に設けているが、球
状凸部を可動板側に、受容穴を取付台側に設けてもよ
い。
【0016】又、可動板31は付勢部材35により上方
に付勢されているため、球状凸部37と受容穴31dと
は、常に接触した状態が保たれる。一方、可動板31の
雌ネジ部31eについては、可動板20を付勢部材35
が付勢する位置(可動板20に付勢部材35が接する位
置)により、取付台に近づく力、又は、取付台から離れ
る力が働く。ここで、付勢部材35が付勢する箇所は、
対物レンズ駆動装置の磁気回路(永久磁石及びヨークか
らなる磁気回路)の底面側であれば、対物レンズ駆動時
の動作がより安定する。
に付勢されているため、球状凸部37と受容穴31dと
は、常に接触した状態が保たれる。一方、可動板31の
雌ネジ部31eについては、可動板20を付勢部材35
が付勢する位置(可動板20に付勢部材35が接する位
置)により、取付台に近づく力、又は、取付台から離れ
る力が働く。ここで、付勢部材35が付勢する箇所は、
対物レンズ駆動装置の磁気回路(永久磁石及びヨークか
らなる磁気回路)の底面側であれば、対物レンズ駆動時
の動作がより安定する。
【0017】図2に示した傾き調整機構は、高さ調整部
に取付台に近づく力が働く場合を示したものであり、高
さ調整ネジ36は可動板31に設けられた雌ネジ部31
eを貫通し取付台にその先端が当接するため、高さ調整
ネジ36の突き出る量を調整することにより、可動板3
1上に設けられている対物レンズ駆動装置の対物レンズ
の傾きが変化する。上記傾き調整機構にかかる高さ調整
ネジ36及び雌ネジ部31eは、2箇所に設けられてい
るので、これら2つの高さ調整ネジ36を調整すること
により、トラッキング方向(図4に示したY軸方向)及
びジッター方向(図4に示したX軸方向)の傾きを調整
することができる。
に取付台に近づく力が働く場合を示したものであり、高
さ調整ネジ36は可動板31に設けられた雌ネジ部31
eを貫通し取付台にその先端が当接するため、高さ調整
ネジ36の突き出る量を調整することにより、可動板3
1上に設けられている対物レンズ駆動装置の対物レンズ
の傾きが変化する。上記傾き調整機構にかかる高さ調整
ネジ36及び雌ネジ部31eは、2箇所に設けられてい
るので、これら2つの高さ調整ネジ36を調整すること
により、トラッキング方向(図4に示したY軸方向)及
びジッター方向(図4に示したX軸方向)の傾きを調整
することができる。
【0018】一方、高さ調整部に取付台から離れる力が
働く場合には、可動板側の高さ調整部(図2で雌ネジ部
31eを設けた部分)に貫通穴を、取付台側の高さ調整
部(図2で高さ調整ネジの先端が当接する部分)に雌ネ
ジ部を設け、可動板の貫通穴を通り取付台の雌ネジ部と
螺合する高さ調整ネジを調整することにより、可動板の
高さ調整部に取付台に近づく力を与え対物レンズ駆動装
置の対物レンズの傾きを調整することができる。
働く場合には、可動板側の高さ調整部(図2で雌ネジ部
31eを設けた部分)に貫通穴を、取付台側の高さ調整
部(図2で高さ調整ネジの先端が当接する部分)に雌ネ
ジ部を設け、可動板の貫通穴を通り取付台の雌ネジ部と
螺合する高さ調整ネジを調整することにより、可動板の
高さ調整部に取付台に近づく力を与え対物レンズ駆動装
置の対物レンズの傾きを調整することができる。
【0019】尚、取付台側の支点部や高さ調整部の周辺
を、取付台のその他の底部よりも上方に引っ込んだ位置
(光ディスクに対向する面に対して反対側の面よりも光
ディスク対向面側に近付く位置)に設けてもよく、この
様にすることにより対物レンズ駆動装置の底面側が取付
台の底部側から突出するのを避けること、又は突出する
量を減らすことができる。この場合、取付台側の支点部
や高さ調整部の周辺面は、取付台の厚み方向断面の両端
縁(底部側とその反対側)の内側に位置する。
を、取付台のその他の底部よりも上方に引っ込んだ位置
(光ディスクに対向する面に対して反対側の面よりも光
ディスク対向面側に近付く位置)に設けてもよく、この
様にすることにより対物レンズ駆動装置の底面側が取付
台の底部側から突出するのを避けること、又は突出する
量を減らすことができる。この場合、取付台側の支点部
や高さ調整部の周辺面は、取付台の厚み方向断面の両端
縁(底部側とその反対側)の内側に位置する。
【0020】図3は、支点部を拡大した断面図である。
かかる支点部は、球状凸部と受容穴31dが接触し、摺
動する部分であり、可動板つまり対物レンズ駆動装置
は、支点33を中心として傾きが変化する。ここで、支
点部を構成する凸部とこれと接する受容穴(又は凹部)
の形状は、特にこだわらないが、同図に示したような半
球状の球状凸部37とデーパ部31cを有する受容穴3
1dとで支点部を構成すれば、傾きの設定(位置決め)
の安定度が良好となる。
かかる支点部は、球状凸部と受容穴31dが接触し、摺
動する部分であり、可動板つまり対物レンズ駆動装置
は、支点33を中心として傾きが変化する。ここで、支
点部を構成する凸部とこれと接する受容穴(又は凹部)
の形状は、特にこだわらないが、同図に示したような半
球状の球状凸部37とデーパ部31cを有する受容穴3
1dとで支点部を構成すれば、傾きの設定(位置決め)
の安定度が良好となる。
【0021】図4は、対物レンズ駆動装置全体を示した
斜視図である。同図に於いては、可動板31はヨーク1
4も兼ねており、このヨーク14と永久磁石13とで磁
気回路を構成している。この磁気回路により駆動力が生
じるトラッキングコイル及びフォーカシングコイルを有
するレンズホルダー12が導電性弾性部材15によって
支持されている。
斜視図である。同図に於いては、可動板31はヨーク1
4も兼ねており、このヨーク14と永久磁石13とで磁
気回路を構成している。この磁気回路により駆動力が生
じるトラッキングコイル及びフォーカシングコイルを有
するレンズホルダー12が導電性弾性部材15によって
支持されている。
【0022】又、光学系ブロックの光源から出たレーザ
光は、折り返しミラー40により、レンズホルダー12
が具備する対物レンズ11の方向に向けられる。従っ
て、光学系ブロックの光源から出たレーザ光は、対物レ
ンズ11を介して、光ディスクに投射され、その反射光
は、対物レンズ11を介して、光学系ブロックの受光部
で検出される。
光は、折り返しミラー40により、レンズホルダー12
が具備する対物レンズ11の方向に向けられる。従っ
て、光学系ブロックの光源から出たレーザ光は、対物レ
ンズ11を介して、光ディスクに投射され、その反射光
は、対物レンズ11を介して、光学系ブロックの受光部
で検出される。
【0023】ここで、折り返しミラー40は、対物レン
ズ11の下方(図4のZ軸方向の対物レンズ11より取
付台側)に配置する必要がある。一方、対物レンズ11
を具備した対物レンズ駆動装置における傾き調整機構に
かかる支点部は、取付台の対物レンズ11と反対側の面
にある。従って、取付台に対物レンズ駆動装置を取り付
ける場合に、例えば、取付台の底部側から取り付ける場
合には、対物レンズ駆動装置の対物レンズを取付台の貫
通部を介してその上面側(底部と反対の側)に配置しな
ければならない。一方、取付台の上面側から取り付ける
場合には、対物レンズ駆動装置の可動板に設けられた支
点部や高さ調整部を取付台の貫通部を介してその底部側
に配置しなければならない。
ズ11の下方(図4のZ軸方向の対物レンズ11より取
付台側)に配置する必要がある。一方、対物レンズ11
を具備した対物レンズ駆動装置における傾き調整機構に
かかる支点部は、取付台の対物レンズ11と反対側の面
にある。従って、取付台に対物レンズ駆動装置を取り付
ける場合に、例えば、取付台の底部側から取り付ける場
合には、対物レンズ駆動装置の対物レンズを取付台の貫
通部を介してその上面側(底部と反対の側)に配置しな
ければならない。一方、取付台の上面側から取り付ける
場合には、対物レンズ駆動装置の可動板に設けられた支
点部や高さ調整部を取付台の貫通部を介してその底部側
に配置しなければならない。
【0024】上記2通りの取付方法を考えた場合、取付
台の底部側から取り付ける方法の方が容易であり、更
に、図4に示したように対物レンズ駆動装置の傾き調整
機構にかかる支点部(同図に於いては受容穴31dが設
けられた部分)を対物レンズ11よりもX軸の+方向に
配置すれば、より容易に対物レンズ駆動装置の取付を行
うことができる。
台の底部側から取り付ける方法の方が容易であり、更
に、図4に示したように対物レンズ駆動装置の傾き調整
機構にかかる支点部(同図に於いては受容穴31dが設
けられた部分)を対物レンズ11よりもX軸の+方向に
配置すれば、より容易に対物レンズ駆動装置の取付を行
うことができる。
【0025】次に、対物レンズ駆動装置を取付台の底部
側から取り付ける方法について、図5を参照して説明す
る。同図に於いては、レンズホルダー12の対物レンズ
11が搭載された部分を、取付台20の貫通部32に底
部側から進入させ、対物レンズ駆動装置10を取付台2
0に取り付ける具体例を示している。この場合、光ディ
スク(図示せず)が前記取付台20の上面側に配置され
るのが一般的であることから、前記底部側を、光ディス
クに対して遠い側と称することもできる。
側から取り付ける方法について、図5を参照して説明す
る。同図に於いては、レンズホルダー12の対物レンズ
11が搭載された部分を、取付台20の貫通部32に底
部側から進入させ、対物レンズ駆動装置10を取付台2
0に取り付ける具体例を示している。この場合、光ディ
スク(図示せず)が前記取付台20の上面側に配置され
るのが一般的であることから、前記底部側を、光ディス
クに対して遠い側と称することもできる。
【0026】まず、レンズホルダー12の対物レンズ1
1が搭載された部分を、取付台20の貫通部32に底部
22側から進入させ、続いて可動板20の受容穴31d
を取付台に設けられた球状凸部37に当接させ、その
後、接触状態を保持したまま支点部(受容穴31dと球
状凸部37を当接させた部分)を中心に可動板31の高
さ調整部側(雌ネジ部31eが設けられている側)を、
取付台20の底部22側に回転させ、対物レンズ駆動装
置10を所望の位置に仮配置する。次に、付勢部材をネ
ジ止めし、高さ調整ネジを取り付けることにより、対物
レンズ駆動装置の取付を完了する。
1が搭載された部分を、取付台20の貫通部32に底部
22側から進入させ、続いて可動板20の受容穴31d
を取付台に設けられた球状凸部37に当接させ、その
後、接触状態を保持したまま支点部(受容穴31dと球
状凸部37を当接させた部分)を中心に可動板31の高
さ調整部側(雌ネジ部31eが設けられている側)を、
取付台20の底部22側に回転させ、対物レンズ駆動装
置10を所望の位置に仮配置する。次に、付勢部材をネ
ジ止めし、高さ調整ネジを取り付けることにより、対物
レンズ駆動装置の取付を完了する。
【0027】ここでは、傾き調整機構の支点部である可
動板31の受容穴31dが対物レンズ11よりもX軸の
+方向にあるため、レンズホルダー12の対物レンズ1
1が搭載された部分を、先に取付台20の貫通部32に
底部22側から進入させることや、支点部を中心に可動
板31を回転させることができる。又、容易に対物レン
ズ11を、折り返しミラー40の上方に配置することが
できる。
動板31の受容穴31dが対物レンズ11よりもX軸の
+方向にあるため、レンズホルダー12の対物レンズ1
1が搭載された部分を、先に取付台20の貫通部32に
底部22側から進入させることや、支点部を中心に可動
板31を回転させることができる。又、容易に対物レン
ズ11を、折り返しミラー40の上方に配置することが
できる。
【0028】図5に示したように、レンズホルダー12
の対物レンズ11が搭載された部分を、先に取付台20
の貫通部32に底部22側から進入させ、その後、支点
部を中心に可動板31を回転させることにより、図6の
斜視図に示した取付前の対物レンズ駆動装置と取付台
を、図7の斜視図に示したように組み立てることがで
き、又、対物レンズ11を、折り返しミラー40の上方
に配置することもできる。
の対物レンズ11が搭載された部分を、先に取付台20
の貫通部32に底部22側から進入させ、その後、支点
部を中心に可動板31を回転させることにより、図6の
斜視図に示した取付前の対物レンズ駆動装置と取付台
を、図7の斜視図に示したように組み立てることがで
き、又、対物レンズ11を、折り返しミラー40の上方
に配置することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明にかかる光
ピックアップ装置の組立方法によれば、対物レンズ駆動
装置を、光学系ブロックの取付台の貫通部に臨ませるに
当り、配置された光ディスクからは遠い側から前記貫通
部に進入させるようにして取付けるため、対物レンズの
傾き調整機構を高い位置精度で設けることができ、対物
レンズ駆動装置の組立が容易になり、又、光ピックアッ
プ装置全体の厚みも薄くすることができる。
ピックアップ装置の組立方法によれば、対物レンズ駆動
装置を、光学系ブロックの取付台の貫通部に臨ませるに
当り、配置された光ディスクからは遠い側から前記貫通
部に進入させるようにして取付けるため、対物レンズの
傾き調整機構を高い位置精度で設けることができ、対物
レンズ駆動装置の組立が容易になり、又、光ピックアッ
プ装置全体の厚みも薄くすることができる。
【図1】本発明方法によって組立てられた光ピックアッ
プ装置の対物レンズ傾き調整機構の周辺を示した断面図
である。
プ装置の対物レンズ傾き調整機構の周辺を示した断面図
である。
【図2】対物レンズ傾き調整機構にかかる可動板と取付
台との関係を示した斜視図である。
台との関係を示した斜視図である。
【図3】対物レンズ傾き調整機構にかかる支点部を拡大
した断面図である。
した断面図である。
【図4】対物レンズ駆動装置を示した斜視図である。
【図5】取付台に対物レンズ駆動装置を取り付ける工程
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図6】対物レンズ駆動装置と取付台との関係を示した
斜視図(取付前)である。
斜視図(取付前)である。
【図7】対物レンズ駆動装置と取付台との関係を示した
斜視図(取付後)である。
斜視図(取付後)である。
【図8】従来のピックアップ装置の対物レンズ傾き調整
機構の周辺を示した断面図である。
機構の周辺を示した断面図である。
10 対物レンズ駆動装置 11 対物レンズ 20 取付台 31 可動板 32 貫通部 35 付勢部材
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置
と、この対物レンズ駆動装置の一面に対向配置される光
ディスクと、この光ディスクに対して前記対物レンズを
介して光を投射し、反射光を検出する光学系ブロックと
からなる光ピックアップ装置の組立方法において、前記
光学系ブロックの取付台に貫通部を設け、前記対物レン
ズ駆動装置を前記光学系ブロックの取付台の前記貫通部
に臨ませて取付けるに当り、前記対物レンズ駆動装置
を、前記取付台の前記光ディスクに対して遠い側から進
入させて取付けることを特徴とする光ピックアップ装置
の組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001235846A JP2002092911A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 光ピックアップ装置の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001235846A JP2002092911A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 光ピックアップ装置の組立方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07030996A Division JP3247604B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002092911A true JP2002092911A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=19067225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001235846A Pending JP2002092911A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 光ピックアップ装置の組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002092911A (ja) |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001235846A patent/JP2002092911A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030604 |