JP2002092485A - オンライン接続システム、オンライン接続管理装置、及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】広告スペースによる利用者の不利益を無くしな
がらも、逆に、広告価値を向上できるようにすること。 【解決手段】クライアント端末４からのオンライン接続
要求によりオンライン接続を行ってユーザの要求するペ
ージを送信するプロバイダサーバ２は、上記クライアン
ト端末４に対して上記要求のＵＲＬサイト３のページを
送信すると共に広告情報を送信する。クライアント端末
４は、オンライン接続時にダウンロードした上記広告情
報を、上記オンライン接続の切断後において、そのクラ
イアント端末４における出力設定情報（例えば、スクリ
ーンセーバ画面、壁紙画面、起動画面）として登録し、
対応するその出力時に上記設定された広告情報を出力
（表示、音声）する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント端末
とサーバとからなりクライアント端末に無料通信接続を
行わせるオンライン接続システム、及びそのサーバとし
てのオンライン接続管理装置、並びに、そのようなオン
ライン接続管理装置の動作をコンピュータに実行させる
命令を含むプログラムを格納したコンピュータが読み取
り可能な記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの接続サービスを
ユーザに無料で提供するインターネットサービスプロバ
イダが急増している。

【０００３】このような無料系プロバイダビジネスで
は、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）等のクライアント
端末に、オンライン接続中に常時広告を表示し、その広
告収入により利用者への接続料金を無料にすることで運
営されている。

【０００４】例えば、或る無料系プロバイダでは、次の
ような流れとなっている。

【０００５】（１）利用者がアクセスポイントへダイヤ
ルアップ接続する。

【０００６】（２）ユーザ認証処理を行う。

【０００７】（３）ＰＣ画面の最上部位に広告スペース
が表示される。

【０００８】・オンライン接続中は常時広告スペースが
表示される。

【０００９】・広告内容は接続の都度ダウンロードされ
る。

【００１０】（４）ＷＷＷブラウザによるＷｅｂページ
アクセスや電子メールの送受信が可能となる。

【００１１】（５）利用者がダイヤルアップ接続を切
断。

【００１２】（６）広告スペース表示を終了する。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】従来技術では、上述の
とおり、オンライン接続時に広告スペースの内容が動的
にダウンロードされる。

【００１４】また、オンライン接続中は常時広告スペー
スが表示される。

【００１５】しかしながら、このような方式では、以下
のような問題点がある。

【００１６】（１）利用者側の問題 （Ａ）広告スペースのダウンロードのために回線が共有
されるため、利用者が本来行いたいインターネット利用
に支障が出る（利用者にとってはストレスとなる）。

【００１７】（Ｂ）広告スペースがオンライン接続中に
常時表示されるため、利用者にとって非常に煩わしい。
また、画面が狭い（解像度が低い）場合、利用者がアク
セスしたい情報の表示領域が狭くなってしまう。

【００１８】（２）広告提供側の問題点 （Ａ）利用者の本来の目的（インターネット利用）を優
先する必要があるため、広告スペースの大きさや容量な
どに制約が発生し、広告価値が制限されてしまう。

【００１９】（Ｂ）広告スペースの表示をオンライン接
続中にのみ行うため、広告表示中に利用者への接続無料
サービスの提供が発生してしまう。即ち、広告表示のた
めに必ずサービス提供原価が発生するため、採算性が悪
い。

【００２０】（Ｃ）利用者にのみしか広告を見せること
ができない。

【００２１】本発明の課題は、広告スペースによる利用
者の不利益を無くしながらも、逆に、広告価値を向上で
きるようにすることである。

【００２２】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明の手段は
次の通りである。オンライン接続システムは、クライア
ント端末と、上記クライアント端末からのオンライン接
続要求によりオンライン接続を行ってユーザの要求する
ページを送信するサーバとからなる。上記サーバは、上
記クライアント端末に対して上記要求ページを送信する
と共に広告情報を送信する手段を備える。上記クライア
ント端末は、オンライン接続時にダウンロードした上記
広告情報を、上記オンライン接続の切断後において、そ
のクライアント端末における出力設定情報（例えば、ス
クリーンセーバ画面、壁紙画面、起動画面）として登録
し、対応するその出力時に上記設定された広告情報を出
力（表示、音声）する手段を備える。

【００２３】請求項１の発明の手段の作用は次の通りで
ある。クライアント端末からのオンライン接続要求によ
りオンライン接続を行ってユーザの要求するページを送
信する際に、上記サーバは、その要求ページを送信する
と共に広告情報を送信し、クライアント端末では、その
オンライン接続時にダウンロードした上記広告情報を、
上記オンライン接続の切断後において、そのクライアン
ト端末における出力設定情報として登録し、対応するそ
の出力時に上記設定された広告情報を出力する。従っ
て、オンライン接続時に広告スペースを表示しないの
で、利用者の不利益を無くすことができる。また、広告
情報は、スクリーンセーバ画面や壁紙画面、起動画面と
して出力されるので、広告スペースの大きさや広告容
量、表示形態・方式にかなりの自由度が生まれ、また、
利用者だけでなく、不特定多数の人に広告を見てもらう
ことが可能となり、広告価値を向上できるようになる。

【００２４】請求項６の発明の手段は次の通りである。
クライアント端末からのオンライン接続要求によりオン
ライン接続を仲介するオンライン接続管理装置（インタ
ーネットサービスプロバイダ）は、プログラム送信手段
と広告情報送信手段とを備える。上記プログラム送信手
段は、上記クライアント端末からの通信接続契約の要求
により、オンライン接続時に広告情報をダウンロードさ
せる制御とそのダウンロードした広告情報をその端末の
オフライン時に出力（表示、音声）させる制御とを行う
プログラムを、上記クライアント端末に対して送信す
る。上記広告情報送信手段は、上記クライアント端末か
らの上記プログラムを介してのオンライン接続要求によ
り、そのクライアント端末に対して広告情報を送信す
る。

【００２５】また、請求項８の発明の手段は次の通りで
ある。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、クラ
イアント端末からのオンライン接続要求によりオンライ
ン接続を仲介する際に、以下の処理をコンピュータに実
行させる命令を含むプログラムを格納する。第１の処理
は、上記クライアント端末からの通信接続契約の要求に
より、オンライン接続時に広告情報をダウンロードさせ
る制御とそのダウンロードした広告情報をその端末のオ
フライン時に出力させる制御とを行うプログラムを、上
記クライアント端末に対して送信する処理である。第２
の処理は、そのクライアント端末からの上記プログラム
を介してのオンライン接続要求により、そのクライアン
ト端末に対して広告情報を送信する処理である。

【００２６】請求項６及び請求項８の発明の手段の作用
は次の通りである。オンライン接続管理装置は、クライ
アント端末からのオンライン接続要求によりオンライン
接続を仲介する際に、上記クライアント端末からの通信
接続契約の要求により、オンライン接続時に広告情報を
ダウンロードさせる制御とそのダウンロードした広告情
報をその端末のオフライン時に出力させる制御とを行う
プログラムを、上記クライアント端末に対して送信し、
そのクライアント端末からの上記プログラムを介しての
オンライン接続要求により、そのクライアント端末に対
して広告情報を送信する。従って、オンライン接続時に
広告スペースを表示しないので、利用者の不利益を無く
すことができる。また、広告情報は、オフライン時に、
例えばスクリーンセーバ画面や壁紙画面、起動画面とし
て出力されるので、広告スペースの大きさや広告容量、
表示形態・方式にかなりの自由度が生まれ、また、利用
者だけでなく、不特定多数の人に広告を見てもらうこと
が可能となり、広告価値を向上できるようになる。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
１の（Ａ）乃至図３を参照して説明する。

【００２８】図１の（Ａ）は、本発明の一実施の形態に
係るオンライン接続システムの構成を示す図である。イ
ンターネット１には、プロバイダサーバ２とＵＲＬサイ
ト３が接続されており、クライアント端末４は、プロバ
イダサーバ２を介してＵＲＬサイト３のページを閲覧で
きるようになっている。

【００２９】ここで、プロバイダサーバ２は、図１の
（Ｂ）に示すように、ＣＰＵ１０、入力装置１２、表示
装置１４、印刷装置１６、記憶装置１８、ＲＡＭ２０、
通信装置２２等よりなり、通信装置２２によってインタ
ーネット１を介してＵＲＬサイト３やクライアント端末
４と接続される。

【００３０】上記記憶装置１８は、ハードディスクやＲ
ＯＭ等であり、この記憶装置１８には、上記ＣＰＵ１０
で実行される当該プロバイダサーバ２の処理プログラム
やデータ等が予め記憶されている。更に、この記憶装置
１８には、クライアント端末４に対して提供する広告フ
ァイル（壁紙用広告情報、スクリーンセーバ用広告情
報、起動画面用広告情報）やユーザ登録データベース
（ＤＢ）が記憶されている。

【００３１】なお、このような記憶装置１８に記憶する
プログラムやデータ等は、フロッピー（登録商標）ディ
スクや光（磁気）ディスク等の記憶媒体２４から読み込
むようにしても良いし、通信装置２２により、インター
ネット１を介して接続された他のサイト等から受信し
て、この記憶装置１８に記憶するようにしても良いこと
は勿論である。

【００３２】また、上記クライアント端末４も、上記プ
ロバイダサーバ２と同様の構成であり、記憶装置には、
ＷＷＷブラウザのプログラムを記憶している。更に、後
述するように、プロバイダサーバ２からインターネット
１を介して無料接続ソフトをダウンロードして記憶する
ようになっている。

【００３３】次に、このような構成における動作を説明
する。図２の（Ａ）は、上記プロバイダサーバ２でのプ
ロバイダ無料接続申込処理の動作を説明するフローチャ
ートである。このフローチャートに記載した各機能を実
現するプログラムは、ＣＰＵ１０が読み取り可能なプロ
グラムコードの形態で上記記憶装置１８もしくは記憶媒
体２４に記憶されている。

【００３４】即ち、クライアント端末４からプロバイダ
無料接続申込の要求をインターネット１を介して受ける
と、まず、そのクライアント端末４に対してユーザ登録
ページをインターネット１を介して送信する（ステップ
Ｓ１）。これに応じてクライアント端末４からインター
ネット１を介してユーザ登録内容が送信されてくるとそ
れを受信して（ステップＳ２）、ユーザ登録を行う（ス
テップＳ３）。そして、無料接続ソフトをそのクライア
ント端末４に対してインターネット１を介して送信して
（ステップＳ４）、このプロバイダ無料接続申込処理を
終了する。

【００３５】クライアント端末４では、この無料接続ソ
フトを記憶装置に保存する。そして、インターネット１
に接続しようとするときには、この無料接続ソフトを起
動することになる。

【００３６】図３は、この無料接続ソフトによるクライ
アント端末４の動作を説明するフローチャートである。
また、図２の（Ｂ）は、それに対応するプロバイダサー
バ２での動作を説明するフローチャートである。

【００３７】即ち、クライアント端末４において無料接
続ソフトが起動されると、無料接続ダイヤルで送信接続
要求をプロバイダサーバ２に送信する（ステップＳ１
１）。つまり、利用者がアクセスポイントへダイヤルア
ップ接続する。そして、ユーザ認証を依頼する（ステッ
プＳ１２）。

【００３８】これに応じて、プロバイダサーバ２でユー
ザ認証を実施する（ステップＳ３１）。そして、正規の
ユーザであると認証されたならば、通信時間タイマをス
タートする（ステップＳ３２）。その後、この接続要求
が無料接続ソフトによって行われたものであるか否かを
判別し（ステップＳ３３）、そうであればステップＳ３
４に進み、そうでなければステップＳ４０に進む。

【００３９】一方、クライアント端末４側では、正規の
ユーザであると認証されたならば、ＷＷＷブラウザを起
動し（ステップＳ１３）、タイマをスタートする（ステ
ップＳ１４）。これにより、利用者は即座に本来の目的
であるインターネット利用を行うことができる。そして
その後、通信中でなくなるのを待つ（ステップＳ１
５）。

【００４０】この通信中は、ＷＷＷブラウザによりＵＲ
Ｌアクセス要求がインターネット１を介してプロバイダ
サーバ２に送信される。而して、プロバイダサーバ２で
は、ＵＲＬアクセス要求の有無を判別し（ステップＳ３
４）、ＵＲＬアクセス要求が有れば、該当するＵＲＬサ
イト３のページをインターネット１を介してクライアン
ト端末４に送信する（ステップＳ３５）。その後、上記
ステップＳ３４に戻る。クライアント端末４では、この
ページを受信してＷＷＷブラウザで表示することにな
る。

【００４１】そして、クライアント端末４側で、通信中
でなくなったならば（ステップＳ１５）、ＷＷＷブラウ
ザ起動中であるか否か、つまりダイヤルアップ接続を切
断したか否かを判別する（ステップＳ１６）。ここで、
ＷＷＷブラウザ起動中であれば、広告情報を受信済みで
あるか否かを判別し（ステップＳ１７）、まだ受信して
いなければ、壁紙用広告情報の送信要求をインターネッ
ト１を介してクライアント端末４に送信する（ステップ
Ｓ１８）。

【００４２】プロバイダサーバ２では、上記ステップＳ
３４でＵＲＬアクセス要求が無いと判別した場合には、
更に、広告情報の送信要求の有無を判別するようにして
いる（ステップＳ３６）。而して、上記クライアント端
末４から上記壁紙用広告情報の送信要求を受けたなら
ば、その要求された種類の広告情報、この場合は壁紙用
広告情報をインターネット１を介してクライアント端末
４に送信する（ステップＳ３７）。そしてその後、或い
は上記ステップＳ３６で広告情報の送信要求が無いと判
別された場合、更に、ダイヤルアップ接続の切断がなさ
れた可否かを判別し（ステップＳ３８）、まだ接続され
ていれば上記ステップＳ３４に戻る。これに対して、切
断がなされたならば、通信時間タイマをストップして
（ステップＳ３９）、動作を終了する。

【００４３】クライアント端末４側では、上記プロバイ
ダサーバ２から送信されてきた壁紙用広告情報をダウン
ロードした後（ステップＳ１９）、上記ステップＳ１５
に戻る。

【００４４】また、上記ステップＳ１７で広告受信済み
であると判別した場合には、接続時間を計時している上
記タイマが３０分を計時したかどうかを判別し（ステッ
プＳ２０）、３０分を計時したときには、スクリーンセ
ーバ用広告情報の送信要求をインターネット１を介して
クライアント端末４に送信した後（ステップＳ２１）、
上記ステップＳ１９に進む。而して、上記スクリーンセ
ーバ用広告情報送信要求に応じて上記ステップＳ３７の
処理により上記プロバイダサーバ２から送信されてきた
スクリーンセーバ用広告情報をダウンロードすることに
なる。

【００４５】また、上記ステップＳ２０で３０分計を計
時していないと判別されたときには、更に、上記タイマ
が１時間を計時したかどうかを判別し（ステップＳ２
２）、１時間を計時していなければ、上記ステップＳ１
５に戻る。そして、１時間を計時したときには、起動画
面用広告情報の送信要求をインターネット１を介してク
ライアント端末４に送信した後（ステップＳ２３）、上
記ステップＳ１９に進む。而して、上記起動画面用広告
情報送信要求に応じて上記ステップＳ３７の処理により
上記プロバイダサーバ２から送信されてきた起動画面用
広告情報をダウンロードすることになる。

【００４６】このように、オンライン接続中の回線の空
き状況を監視し、回線の空いている時間を利用して、そ
の接続時間に応じた広告内容をダウンロードし、外部記
憶装置内へ保存する。

【００４７】そして、上記ステップＳ１６でＷＷＷブラ
ウザ起動中でない、つまりダイヤルアップ接続を切断し
たと判別されたならば、ダウンロードした壁紙用広告情
報をデスクトップ画面の壁紙として設定登録する（ステ
ップＳ２４）。

【００４８】その後、スクリーンセーバ用広告情報をダ
ウンロード済みか否かを判別する（ステップＳ２５）。
ここで、それがダウンロードしていなければステップＳ
２７に進む。これに対して、それがダウンロード済みで
ある場合には、そのダウンロードしたスクリーンセーバ
用広告情報をスクリーンセーバ用画像として設定してか
ら（ステップＳ２６）、次のステップＳ２７に進む。

【００４９】即ち、起動画面用広告情報をダウンロード
済みか否かを判別する（ステップＳ２７）。ここで、そ
れがダウンロードしていなければこの動作を終了する。
これに対して、それがダウンロード済みである場合に
は、そのダウンロードした起動画面用広告情報を起動画
像として設定してから（ステップＳ２８）、この動作を
終了する。

【００５０】こうして、ダウンロードした広告情報をス
クリーンセーバ画面、壁紙画面、又は起動画面として登
録し、対応するその出力時に、その設定された広告情報
を出力する。なおこの場合、スクリーンセーバ用広告情
報は、音声を含んでいても良いことは勿論である。

【００５１】また、プロバイダサーバ２において、上記
ステップＳ３３で接続要求が無料接続ソフトによるもの
ではないと判別された場合には、ＵＲＬアクセス要求の
有無を判別し（ステップＳ４０）、ＵＲＬアクセス要求
が有れば、該当するＵＲＬサイト３のページをインター
ネット１を介してクライアント端末４に送信し（ステッ
プＳ４１）、そのページの送信終了を待つ（ステップＳ
４２）。そしてその後、ダイヤルアップ接続の切断がな
された可否かを判別し（ステップＳ４３）、まだ接続さ
れていれば上記ステップＳ４０に戻る。

【００５２】また、上記ステップＳ４０でＵＲＬアクセ
ス要求が無いと判別した場合には、広告情報を送済みで
あるか否か判別し（ステップＳ４４）、まだそれを送信
していない場合には、壁紙用広告情報をインターネット
１を介してクライアント端末４に送信した後（ステップ
Ｓ４５）、上記ステップＳ４０に戻る。但しこの場合
は、クライアント端末４に送信される壁紙用広告情報
は、広告情報だけでなく、それを壁紙として設定するよ
うな自立起動型のプログラムを含む必要がある。

【００５３】また、上記ステップＳ４４で広告情報を送
済みであると判別した場合には、更に、上記ステップＳ
３２でスタートした通信時間タイマのカウント値によ
り、３０分経過した可否かを判別する（ステップＳ４
６）。そして、３０分経過したと判別されたときには、
スクリーンセーバ用広告情報をインターネット１を介し
てクライアント端末４に送信した後（ステップＳ４
７）、上記ステップＳ４０に戻る。但しこの場合も、ク
ライアント端末４に送信されるスクリーンセーバ用広告
情報は、広告情報だけでなく、それをスクリーンセーバ
画像として設定するような自立起動型のプログラムを含
む。

【００５４】また、上記ステップＳ４６で３０分を経過
していないと判別した場合には、更に、上記通信時間タ
イマのカウント値により１時間経過した可否かを判別す
る（ステップＳ４８）。１時間経過していない場合には
上記ステップＳ４０に戻る。これに対して、１時間経過
したと判別されたときには、起動画面用広告情報をイン
ターネット１を介してクライアント端末４に送信した後
（ステップＳ４９）、上記ステップＳ４０に戻る。但し
この場合も、クライアント端末４に送信される起動画面
用広告情報は、広告情報だけでなく、それを起動画像と
して設定するような自立起動型のプログラムを含む。

【００５５】そして、上記ステップＳ４３で、切断がな
されたと判別したならば、上記ステップＳ３９に進ん
で、通信時間タイマをストップして、動作を終了する。

【００５６】以上のように、無料接続時間に応じた広告
情報をダウンロードして、オフライン時にその広告情報
を出力するようにしているので、次のような効果があ
る。

【００５７】（１）広告スペースの大きさや広告容量、
表示形態・方式にかなりの自由度が生まれる。

【００５８】（２）スクリーンセーバなどに広告を表示
することで、利用者だけでなく、不特定多数の人に広告
を見てもらうことが可能。

【００５９】・会社などから利用するケースでは通りす
がりの人などにも見てもらえる。

【００６０】・家庭から利用するケースでは、家族の人
に見てもらえる。

【００６１】（３）オンライン接続時以外のシーンで広
告を表示できるため、採算性が非常に高い。

【００６２】上記により、従来方式に比べ、広告価値が
飛躍的に向上する。

【００６３】なお、広告提供者への課金方式について
は、基本的に従来技術と同様である。即ち、サービス提
供者が広告依頼主を募り、掲載期間や広告サイズ、利用
シーンなどの広告価値に応じたライセンスフィーをサー
ビス提供者側に支払う。

【００６４】但し、本実施の形態においては、広告掲載
個所が様々で多肢にわたるため、広告の表示時間などを
カウントし、その時間に応じてライセンスフィーを設定
しても良い。

【００６５】以上、一実施の形態に基づいて本発明を説
明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用
が可能なことは勿論である。

【００６６】例えば、広告情報としては、シャットダウ
ン中画面、ソフトウェアの起動中画面、ダイヤルアップ
接続中画面、起動中のアプリケーションのタイトルバー
等のウィンドウの一部、等種種の出力形態が考えられ
る。

【００６７】また、画像として表示出力するだけでな
く、音声として公告を出力することも可能である。

【００６８】更に、上記実施の形態は、インターネット
の接続サービスを無料で提供する場合を例に説明した
が、本発明は、広告情報をダウンロードすることで接続
料金を割引するようなサービス、あるいは、広告情報を
ダウンロードすることでポイントが加算され、そのポイ
ント数に応じて景品を提供するようなサービス、等の無
料サービス以外のサービスにも同様に適用可能である。
即ち、そのようなサービスの提供を受ける通信接続契約
を行ったユーザに対して、広告情報を上記実施の形態の
ようにダウンロードするようにすることで、そのような
サービスの提供を実現できる。

【００６９】

【発明の効果】本発明によれば、無料接続時間に応じた
広告情報をダウンロードして、オフライン時にその広告
情報を出力するようにしているので、広告スペースによ
る利用者の不利益を無くしながらも、逆に、広告価値を
向上できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は本発明の一実施の形態に係るオンライ
ン接続システムの構成を示す図であり、（Ｂ）はプロバ
イダサーバの構成を示すブロック図である。

【図２】（Ａ）はプロバイダサーバでのプロバイダ無料
接続申込処理の動作を説明するフローチャートを示す図
であり、（Ｂ）はプロバイダサーバでの無料接続要求処
理の動作を説明するフローチャートを示す図である。

【図３】クライアント端末での無料接続ソフトの動作を
説明するフローチャートを示す図である。

【符号の説明】

１ インターネット ２ プロバイダサーバ ３ ＵＲＬサイト ４ クライアント端末 １２ 入力装置 １４ 表示装置 １６ 印刷装置 １８ 記憶装置 ２０ ＲＡＭ ２２ 通信装置 ２４ 記憶媒体

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クライアント端末と、上記クライアント
   端末からのオンライン接続要求によりオンライン接続を
   行ってユーザの要求するページを送信するサーバとから
   なるオンライン接続システムであって、 上記サーバは、上記クライアント端末に対して上記要求
   ページを送信すると共に広告情報を送信する手段を備
   え、 上記クライアント端末は、オンライン接続時にダウンロ
   ードした上記広告情報を、上記オンライン接続の切断後
   において、そのクライアント端末における出力設定情報
   として登録し、対応するその出力時に上記設定された広
   告情報を出力する手段を備えることを特徴とするオンラ
   イン接続システム。
2. 【請求項２】 上記クライアント端末は、上記オンライ
   ン接続を管理するプログラムを有し、 そのプログラムは、当該クライアント端末に、そのクラ
   イアント端末における通信状態を監視し、通信状態に無
   いときに上記サーバから上記広告情報をダウンロードす
   る処理を行わせることを特徴とする請求項１に記載のオ
   ンライン接続システム。
3. 【請求項３】 上記クライアント端末は、上記オンライ
   ン接続を管理するプログラムを有し、 そのプログラムは、当該クライアント端末に、そのクラ
   イアント端末におけるオンライン接続時間を監視し、そ
   のオンライン接続時間に応じて、上記サーバからダウン
   ロードする広告情報の数を変更する処理を行わせること
   を特徴とする請求項１に記載のオンライン接続システ
   ム。
4. 【請求項４】 上記サーバは、上記クライアント端末に
   おける通信状態を監視し、通信状態に無いときにそのク
   ライアント端末に対して上記広告情報を送信することを
   特徴とする請求項１に記載のオンライン接続システム。
5. 【請求項５】 上記サーバは、上記クライアント端末に
   おけるオンライン接続時間を監視し、そのオンライン接
   続時間に応じて、そのクライアントに対して送信する広
   告情報の数を変更することを特徴とする請求項１に記載
   のオンライン接続システム。
6. 【請求項６】 クライアント端末からのオンライン接続
   要求によりオンライン接続を仲介するオンライン接続管
   理装置であって、 上記クライアント端末からの通信接続契約の要求によ
   り、オンライン接続時に広告情報をダウンロードさせる
   制御とそのダウンロードした広告情報をその端末のオフ
   ライン時に出力させる制御とを行うプログラムを、上記
   クライアント端末に対して送信するプログラム送信手段
   と、 そのクライアント端末からの上記プログラムを介しての
   オンライン接続要求により、そのクライアント端末に対
   して広告情報を送信する広告情報送信手段と、 を具備することを特徴とするオンライン接続管理装置。
7. 【請求項７】 上記通信接続契約は、無料でオンライン
   接続を提供する無料通信接続契約であることを特徴する
   請求項６に記載のオンライン接続管理装置。
8. 【請求項８】 クライアント端末からのオンライン接続
   要求によりオンライン接続を仲介する際に、 上記クライアント端末からの通信接続契約の要求によ
   り、オンライン接続時に広告情報をダウンロードさせる
   制御とそのダウンロードした広告情報をその端末のオフ
   ライン時に出力させる制御とを行うプログラムを、上記
   クライアント端末に対して送信する処理と、 そのクライアント端末からの上記プログラムを介しての
   オンライン接続要求により、そのクライアント端末に対
   して広告情報を送信する処理と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
   納した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。