JP2002092268A - ネットワークを利用した再利用資源物リサイクルシステム - Google Patents

ネットワークを利用した再利用資源物リサイクルシステム

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JP2002092268A
JP2002092268A JP2000285496A JP2000285496A JP2002092268A JP 2002092268 A JP2002092268 A JP 2002092268A JP 2000285496 A JP2000285496 A JP 2000285496A JP 2000285496 A JP2000285496 A JP 2000285496A JP 2002092268 A JP2002092268 A JP 2002092268A
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Satoru Yoshida
哲 吉田
Hideo Shigekiyo
秀雄 重清
Hiroshi Sato
浩 佐藤
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Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルに関する情報を情報管理拠点で一
元的に管理することにより、各拠点で必要とされる情報
をネットワークを通じて効率良く提供するとともに、情
報の共有化を図りリサイクル事業の円滑化と効率化を促
進できる再利用資源物リサイクルシステムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを介して相互に接続され
た、印刷工場拠点と、再利用資源物再生パルプ加工拠点
と、製品製造拠点と、物流拠点と、再利用資源物リサイ
クル情報管理拠点からなる再利用資源物リサイクルシス
テムにおいて、前記再利用資源物リサイクル情報管理拠
点は、前記印刷工場拠点、再利用資源物再生パルプ加工
拠点、製品製造拠点および物流拠点から前記ネットワー
クを介して送信された再利用資源物リサイクルに関する
物資の流通情報を格納するデータベースと前記流通デー
タを前記コンピュータ端末が出力可能なデータ形式で出
力する再利用資源物リサイクル情報管理サーバを具えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出される有用な
資源物を流通させ、再生させ、製品に還元生産させる資
源リサイクルの方法に係わり、再利用資源物のリサイク
ルに関する情報を蓄積する管理拠点サーバと、対応する
それぞれの拠点をクライアント端末としてネットワーク
で接続し、再利用資源物のリサイクルに関する情報を管
理拠点サーバで集約処理し、各拠点での情報の共有化を
実現することにより、リサイクル物資流通の円滑化及び
リサイクルビジネスの効率化をはかる資源再利用、例と
して印刷工場の排紙リサイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の大量消費型社会から循環型社会へ
の転換が進むにつれて、物資のリサイクルの促進が社会
の要請となってきた。産業界においては、環境問題改善
への努力は企業の重要課題であり、環境への配慮は企業
イメージにも影響を与えるため、環境問題対策の一環と
してリサイクルを積極的に推し進める企業も見られる。
また、リサイクルをビジネスとして捉える動きも出てき
ている。
【0003】例えばインターネットを利用した資源リサ
イクルシステムとして特開平6−211301号が開示
されている。かかる技術は、製品から該製品の仕様およ
び生産方法に関する情報を取り出し再生産するシステム
の一環であって、製品を生産する生産装置を有する生産
工場と、製品を回収する回収装置を有する回収工場と、
生産装置から回収装置へ製品情報を伝送する通信手段と
を備え、そしてかかる技術は資源リサイクル循環では、
生産工場は、生産情報を書き込んだリサイクル標識を取
り付けた上で製品を出荷する。再生工場は、回収した製
品に取り付けられたリサイクル標識に基づいて生産情報
を取り出し、製品解体手順を自動生成する。製品流通循
環では、生産工場は、製品情報を書き込んだ製品流通標
識を取り付けた上で製品を出荷する。回収工場は、回収
した製品に取り付けられた製品流通標識に基づいて製品
情報を取り出し、製品製造手順を自動生成する。
【0004】又特開平10−312419号において
は、環境管理を行う拠点、再利用資源物を排出する拠
点、再利用資源物を加工/処理する拠点、再利用資源物
を運搬する拠点、再利用資源物を再生化する拠点、再生
化された物質を利用する拠点、及び研究拠点を通信ネッ
トワークで接続し、リサイクルのかかわる各種拠点が接
続された通信ネットワーク上で、リサイクルプロセスの
環境負荷的な評価を行いプロセスモデルを設定するプロ
セスモデル設定モジュールと、プロセスモデルに対し
て、物質の提供及び要求案件をマッチングし、そのコス
ト(採算性)評価をした上で実ビジネスとしての物理的
なリサイクルプロセスを生成する物理プロセス生成モジ
ュールと、物理プロセスに登録された、複数拠点間の契
約処理及び取引処理を電子的に実行する契約処理モジュ
ール及び、取引モジュールと、当該ネットワークに参画
する拠点としての経営、財務、技術等に関する認証登録
を行う認証モジュールを備え、環境負荷度及びコスト
(採算性)の2面から評価したリサイクルプロセスを実
ビジネスのプロセスとして構築することを特徴とするリ
サイクルネットワークシステムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従ってかかる特開平6
−211301号にかかる従来技術は、製品には生産情
報を付したリサイクル標識を付して再生工場における製
品の解体を行い、一方回収工場は、回収した製品に取り
付けられた製品流通標識に基づいて製品情報を取り出
し、製品製造手順を生成することを特徴とするものであ
るが、かかる技術は家電製品の部品の再利用や複写機の
トナー容器の再利用等に利用されるものであり、本発明
のように印刷工場等で排出した残余紙をパルプ化してこ
れを原材料として再生紙を作るものに適用するものでは
なく、そのような利用形態が開示も示唆もされていな
い。
【0006】又特開平10−312419号にかかる技
術によれば、環境負荷的に且つコスト的に最適化したリ
サイクルのビジネスプロセスをインターネットやWAN
等目的に応じた形態及び規模のネットワーク上で、リサ
イクルプロセスの生成及びそのビジネス展開上の契約、
取引、関連拠点の認証を電子的に行うことができるが、
かかる技術も、各拠点間の契約、取引きまでを単にサポ
ートするシステムであって本発明のように印刷工場等で
排出した残余紙をパルプ化してこれを原材料として再生
紙を作るものに適用するものではなく、そのような利用
形態が開示も示唆もされていない。
【0007】従って前記いずれの技術も、再利用資源物
の循環過程においては、リサイクルシステムを構成する
拠点、すなわち、再利用資源物を排出する拠点、再利用
資源物の処理・再資源化をする拠点、再利用資源物から
再資源化された資源から製品を製造する拠点、リサイク
ル物資を運搬する拠点において、各拠点で必要とされる
物資の需要と供給のバランスを図る技術が開示されてい
ないのが実状である。これは必要とする情報が必要なと
ころにないか、若しくは、価格などの一部の情報のみが
伝わり、物資の流通が円滑に行われていないことが原因
である。本発明は、かかる技術的課題に鑑み、再利用資
源物リサイクル情報を管理するサーバと、再利用資源物
を排出する拠点、再利用資源物の処理・再資源化をする
拠点、再資源化された資源から製品を製造する拠点およ
びこれらの拠点間にリサイクル物資を運搬する物流拠点
をネットワークで接続し、前記再利用資源物リサイクル
情報管理サーバにおいてリサイクル物資の情報を一元的
に管理することにより、必要な情報を必要な拠点に効率
良く提供するとともに、情報を共有化することにより、
リサイクル物資の流通の円滑化およびリサイクルの効率
化を図る再利用資源物リサイクルシステムを提供する事
を目的とする。
【0008】次に、本発明の目的を分かりやすくするた
めに、主対象たる印刷工場の現状について説明する。例
えばロール紙の印刷工場でオフセット輪転機の設置台数
が20台を越え稼働率が50〜60%程度の場合、ロー
ル紙の包装紙だけで、約4ton/日が排出されてい
る。この包装紙は防湿や印刷用ロール紙の損傷防止のた
めに内部に防湿コーテイングが施されていたり、合成樹
脂系フィルムが貼られていたり、又表面は商品識別ラベ
ルや巻き戻り防止のテープなどが貼られている。このた
めそのままではプラスチックなどの含有物ということで
資源(古紙の)扱いにならず、廃棄物扱いとなってい
る。結束機などで減容排出はしているが処理としてはR
DFもしくは焼却処分となり、熱回収リサイクルくらい
の手段しかとられていないのが現状である。
【0009】しかしながらこの包装紙から(前記のフィ
ルムなど附属物がついたままで)60〜70%程度の歩
留まりで再生パルプが得られる見通しが立っている。包
装紙の排出拠点からは再利用資源物としての処理ではな
く何とか物として再生させたいとの強い要望がだされて
いる。この再生パルプ化を進めようとした時の問題点
は、現実の物の流れと情報の流れがつながらないところ
にある。ここで、再生パルプ化に携わる間連拠点をWA
Nのネットワークに繋ぎ、人手と時間をかけることな
く、物と情報を一致させ次の事業の流れにのせることが
本発明のシステムの具体的な目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、製品に生産付加した後の再利用可能な残
余の資源物を排出する複数の再利用資源物排出拠点と、
前記再利用資源物に所定の加工処理をすることにより、
製品の原料の再生を行う原料再生拠点と、該再生した原
料を用いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点
と、前記各拠点間の物流を行う物流拠点における夫々の
リサイクル段階の各拠点の資源物の入出力情報及び処理
情報の流れをインターネットその他のネットワークを介
して把握するリサイクル情報管理拠点を具えた再利用資
源物リサイクルシステムに適用されるものである。より
具体的には、前記リサイクル情報管理拠点は、前記資源
物排出拠点、原料再生拠点、製品製造拠点および物流拠
点から前記ネットワークを介して送信された各拠点のリ
サイクルに関わる情報を格納する拠点サーバを持ち、そ
れにWEBサーバを具え、前記サーバに蓄積されたデー
タを各拠点のクライアント端末が閲覧可能なURLを開
設し、前記排出拠点、原料再生拠点、製品製造拠点及び
物流拠点は、前記管理サーバに対しリサイクル物資の情
報を前記ネットワークを介して、送受信を可能にしてお
く。
【0011】そして請求項1記載の記載の発明におい
て、 前記リサイクル情報管理拠点は、前記複数の再利
用資源物排出拠点よりの排出資源の種類、量、場所、期
日などの情報をネットワークを介して取得し、サーバを
介して、それを前記各拠点において閲覧可能に構成させ
るとともに、集配を促すリクエストを前記一又は複数の
物流拠点に送信することを特徴とする。
【0012】かかる発明によれば、特に物流拠点側で、
前記リサイクル情報管理拠点のサーバを介して、前記複
数の再利用資源物排出拠点よりの排出資源の情報が一元
的に認識できるために、嵩コストの大きな排紙であって
も原料再生拠点側の購入要求とあわせて種類毎にまとめ
て、若しくは場所、期日などを基に一元的な物流ネット
ワークを組むことが出来、フル積載に近い輸送が可能に
なり、流通の効率化と再利用資源物排出拠点側で無用な
在庫を持つことがなくなる。
【0013】請求項2記載の発明は、前記リサイクル情
報管理拠点が、原料再生拠点よりの原料再生スケジュー
ルとその処理量などの情報をネットワークを介して取得
し、サーバを介して、それを前記各拠点が閲覧可能に構
成するとともに、集配を促すリクエストを前記一又は複
数の物流拠点に送信することを特徴とする。かかる発明
によれば、特に物流拠点側で、前記リサイクル情報管理
拠点のサーバを介して、前記原料再生拠点よりの再生原
料の情報が一元的に認識できるために、嵩コストの大き
な再生パルプであっても原料再生拠点側の購入要求とあ
わせて種類毎にまとめて、若しくは場所、期日などを基
に一元的な物流ネットワークを組むことが出来、流通の
効率化と原料再生拠点側で無用な在庫を持つことがなく
なる。
【0014】請求項3記載の発明は、前記リサイクル情
報管理拠点が、再生した原料を用いて所定の製品を製造
する複数の製品製造拠点よりの製品製造スケジュールと
その製造量などの情報をネットワークを介して取得し、
サーバを介して前記各拠点において閲覧可能に構成させ
るとともに、再利用資源物排出拠点その他の再利用拠点
への集配を促すリクエストを前記一又は複数の物流拠点
に送信することを特徴とする。かかる発明によれば、特
に物流拠点側で、前記リサイクル情報管理拠点のサーバ
を介して、前記複数の製品製造拠点よりの製品製造スケ
ジュール等の情報が一元的に認識できるために、再利用
資源物排出拠点その他の紙利用拠点拠点側の購入要求と
あわせて種類毎にまとめて、若しくは場所、期日などを
基に一元的な物流ネットワークを組むことが出来、流通
の効率化と原料再生拠点側で無用な在庫を持つことがな
くなる。
【0015】請求項4記載の発明は、前記リサイクル情
報管理拠点は、前記リクエストに基づいて生成した前記
一又は複数の物流拠点の物流費及び物流納期をネットワ
ークを介して取得し、サーバを介して前記対応する各拠
点において閲覧可能に構成させるとともに、対応する各
拠点がサーバを介して目的とする物流拠点を選択可能に
構成することを特徴とする。かかる発明によれば、再利
用資源物排出拠点、原料再生拠点、製品製造拠点夫々の
物流コストを負担する側が、コスト的に若しくは在庫管
理的に最も有利な物流コストと物流スケジュールを選択
できる。
【0016】請求項5記載の発明は前記リサイクル情報
管理拠点が、原料再生拠点よりの再生スケジュールとそ
の処理量等の再生原料情報と、該再生した原料を用いて
所定の製品を製造する複数の製品製造拠点の購入量とそ
のスケジュール等の購入情報に基づいて相関データテー
ブルを作成し、サーバを介して前記対応する各拠点が閲
覧可能に構成することを特徴とする。かかる発明によれ
ば、再生原料情報と、製品製造拠点の購入量等の購入情
報に基づいて相関データテーブルが作成されているため
に、物流側においても効率的な物流が可能になるととも
に、相関データテーブルに基づいて需要と供給のバラン
スが明瞭に分かるために、再利用資源排出物の内容や、
再生原料等の値付けがオープンになるとともに、地域的
な需給バランスの解消も可能である。
【0017】請求項6記載の発明は、前記リサイクル情
報管理拠点が、前記複数の再利用資源物排出拠点よりの
排出資源の種類、量、場所、期日などの情報、原料再生
拠点よりの再生スケジュールとその処理量などの情報、
及び該再生した原料を用いて所定の製品を製造する複数
の製品製造拠点の購入量とそのスケジュール等の購入情
報をネットワークを介して取得し、サーバを介して、そ
れを前記各拠点において閲覧可能に構成させることを特
徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、前記リサイクル情
報管理拠点が、前記複数の再利用資源物排出拠点よりの
排出資源の種類、量、場所、期日とともに価格情報、原
料再生拠点よりの再生スケジュールとその処理量ととも
に、再生原料価格などの情報、及び該再生した原料を用
いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点の購入量
とそのスケジュールとともに、購入価格等の購入情報、
及び対応する夫々の物流拠点の物流スケジュールと物流
価格をネットワークを介して取得し、サーバを介して前
記各拠点において閲覧若しくはリクエスト可能に構成さ
せることを特徴とする。かかる発明によれば、リサイク
ルに関わる各拠点が持つ情報を再利用資源物リサイクル
情報管理サーバに集約して管理し、各拠点が必要とする
情報を効率的に提供するとともに、情報を共有化するこ
とにより、リサイクル物資の流通の円滑化およびリサイ
クル事業の効率化を図ることが出来る。
【0019】請求項8記載の発明は、前記夫々のリサイ
クル段階の各拠点の資源物の入出力及び処理状態の流れ
をインターネットその他のネットワークを介して把握す
る再利用資源物リサイクルシステムの物流拠点を具えた
再利用資源物リサイクルシステムにおいて、前記物流拠
点は、前記複数の再利用資源物排出拠点よりの排出資源
の種類、量、場所、期日などの情報と、原料再生拠点よ
りの再生スケジュールとその処理量などの情報をネット
ワークを介して取得する第1の物流拠点と、前記原料再
生拠点よりの再生スケジュールとその処理量その他の情
報と複数の製品製造拠点夫々の場所及び再生原料リクエ
スト日時とその量などの情報をネットワークを介して取
得する第2の物流拠点とを有し、夫々の物流拠点で、前
記排出再利用資源の物流予定と物流費を設定し、リサイ
クル情報管理拠点側のサーバにその物流情報を送信し、
前記各拠点において、サーバを介してそれを閲覧可能に
構成させることを特徴とする。かかる発明によれば各拠
点に対し、最も効率の良い物流の選択が容易となる。
【0020】請求項9記載の発明は、前記夫々のリサイ
クル段階の各拠点の資源物の入出力及び処理状態の流れ
をインターネットその他のネットワークを介して把握す
るリサイクル情報管理拠点とによりネットワーク接続さ
れた再利用資源物リサイクルシステムの原料再生拠点に
おいて、前記原料再生拠点が、前記複数の再利用資源物
排出拠点よりの排出資源の種類、量、場所、期日などの
情報を取得し、それに対する再生スケジュールとその処
理量に基づいて前記再利用排出資源の購入予定を設定
し、リサイクル情報管理拠点側のサーバにその購入予定
を送信し、前記各拠点がサーバを介して閲覧可能に構成
するとともに、前記購入予定に基づく集配を促すリクエ
ストを前記一又は複数の物流拠点に送信することを特徴
とし、特に該拠点で再生処理した再生原料の種類、量、
期日などの情報を前記リサイクル情報管理拠点側のサー
バに送信し、前記各拠点において、サーバを介してそれ
を閲覧可能に構成させることを特徴とする。
【0021】かかる発明によれば原料再生拠点が最も効
率の良い生産計画、出庫計画、及び物流拠点の選択が容
易となる。
【0022】請求項11記載の発明は、ネットワークを
介して把握するリサイクル情報管理拠点とによりネット
ワーク接続された再利用資源物リサイクルシステムの製
品製造拠点において、前記製品製造拠点は、前記原料再
生拠点より再生原料種類とその出庫可能量などの情報を
取得し、原料再生拠点よりの出庫可能量に基づいて前記
再生原料の購入予定を設定し、リサイクル情報管理拠点
側のサーバにその購入予定を送信し、前記各拠点におい
て、サーバを介してそれを閲覧可能に構成させるととも
に、前記購入予定に基づく集配を促すリクエストを前記
一又は複数の物流拠点に送信することを特徴とする。
【0023】かかる発明によれば原料再生拠点が最も効
率の良い生産計画、出庫計画、及び物流拠点の選択が容
易となる。
【0024】そして本発明は、請求項12に記載したよ
うに、再利用資源物排出拠点が包装紙その他の印刷残余
の紙類を排出する紙印刷工場であり、原料再生拠点が印
刷工場より排出される紙類の再生パルプ処理を行う再生
パルプ工場であり、製品製造拠点が、該再生したパルプ
原料を用いて製紙を行う製紙工場であるのがよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成拠点の種類、接続状況、その相対配置などは特に
記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する
趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0026】本実施例ではリサイクルシステムの例とし
てオフ輪印刷工場の排紙リサイクルを取り上げたがこれ
に限定するものではない。製品を出荷し、使用され、使
用済みもしくは廃棄の段階にきた再利用可能資源物を排
出する“資源物排出拠点”と、再利用排出資源を製品化
のため中間処理する“再生拠点”、及び再生物を加工し
て製品化する”製品化拠点”をネットワークで結ぶこと
により、物と情報を一致させ、次の事業計画に反映させ
ることが必要とされるところにはすべて対応できる。
【0027】次にオフ輪印刷工場の排紙リサイクルの現
状を説明する。先ず、物と情報の流れを追ってみると、
パルプを必要とする拠点(この場合は製紙工場拠点)と
しては、どんな品質の、どのくらいの量のパルプが、安
定した納期で入手できるかどうか、ということが重要な
情報となる。しかし排紙を再生パルプに加工する拠点は
少ない。この加工は製紙工場の仕事の一部であるので良
質パルプになる古紙は排紙回収業者が製紙工場に持って
いくことになる。この時点では、古紙の流通価格や一般
紙価格など、価格面のことが重視され、価格主導型で物
が流通し、量の安定供給といった面での物の流通に重点
が置かれていない。製紙工場に持っていかないものを、
「回収拠点もしくは中間処理拠点」で再生パルプにして
いると思われるが、現実はほとんど不明である。従っ
て、回収はするもののこの段階で、回収された物の情報
が価格主体の情報になり、再生パルプ化の情報になって
いかない(なっていかない流通形態ができている)とこ
ろに、再利用計画が進まない原因があるといえる。
【0028】排紙排出拠点(この場合印刷工場)は操業
していれば日量単位で決まった数量の排紙は必ず排出さ
れ、且つきちんと分別された状態で排出されるので、パ
ルプ化への情報はかなり正確に提供できる。これを再生
パルプ化のための情報につないで行く必要がある。その
ため本出願人は、図1乃至図4に示すネットワークを利
用した再利用資源物リサイクルシステムを提案してい
る。尚、図1はシステム構成の概略全体構成図、図2は
その物流と情報の流れ、図3は排紙リサイクル情報管理
サーバを中心とした物と情報の流れ、図4は排紙RC拠
点を中心とした情報の流れを示す。図1乃至図4で説明
すると、ネットワーク構成拠点は複数の包装紙排出拠点
(印刷工場)、それを運搬する複数の物流業者(業
者)、包装紙をパルプ化する再生パルプ加工業者(業
者)、再生パルプをロール紙若しくは他の紙に再生する
複数の製紙工場拠点、及びすべての情報を管理する排紙
RC拠点1(モニター業者)からなり、インターネット
等のWAN8で接続されている。
【0029】印刷工場2からは排出包装紙の種類、量、
場所、排出期日などのデータ情報が排紙RC拠点(排紙
リサイクル情報管理拠点)1にWAN8経由で送られ
る。排紙RC拠点1では送られたデータを集計し、その
状況をWAN8を通じてネットワークグループに閲覧で
きるようにするとともにWAN8を介してリクエストを
物流業者5に送る。物流業者5はそれを見て、再生パル
プ加工業者3の購入予定量と購入時期をWAN8を介し
て情報を取り、その相関データに基づいて排出紙の物流
予定を柔軟に決定できる。(種類、量、期日などの情報
の相関を取る。)
【0030】再生パルプ加工業者3は供給された排紙を
再生パルプ化することにより、今度は再生パルプの情報
(種類、量、期日など)にして排紙RC拠点1に送る。
排紙RC拠点1はそれを集計し、その集計データをWA
N8を通じて各拠点で閲覧できるようにするとともにリ
クエストを物流業者5に送る。物流業者5はそれを見
て、製紙加工拠点購入予定量と購入時期を、WAN8を
介して情報を取り、再生パルプの物流予定を柔軟に決定
及び選択できる。(物流業者側のサイトに配送先などの
情報が追加されていく。)
【0031】排紙RC拠点1では、その情報を製紙工場
の需要状態(これは製紙工場が常時購入予定量と購入時
期を、WAN8を介して排紙RC拠点に送っておく)を
調整し、WANを通じてネットワークグループに閲覧で
きるようにするとともに排紙拠点の排紙量と再生パルプ
生産量の相関データテーブルを作成し、閲覧できるよう
にして情報の共有化を図る。製紙業者4は、再生パルプ
購入情報を排紙RC拠点1に送り、該排紙RC拠点1
は、排紙量、物流量、パルプ加工費、再生パルプ量、再
生パルプ売却費、などすべて集計し、関連拠点に報告す
る。このように、印刷工場の場合、決められた生産計画
で稼働を行っている為に、一定の期間に排出する包装紙
の量はかなり正確に予測できる。このため、この包装紙
を再生パルプ化して再度紙製品を製造するリサイクル計
画において、効率的で無駄のない再資源化・製品化の計
画を立てることが可能である。
【0032】次に前記各拠点の要素技術について説明す
るに、排紙RC拠点1、印刷工場2、再生パルプ加工業
者3、製紙業者4、物流業者5の各拠点内では、LAN
(Local Area Network)によりネッ
トワークサーバ6とクライアント端末7が接続され、ネ
ットワークサーバ6を介してインターネット8に接続さ
れる。本実施例のネットワークシステムの形態はクライ
アントサーバ型であり、排紙RC拠点の有するサーバ1
1をメインサーバとし、各拠点のLAN上のネットワー
クサーバ6をクライアントとする構成をとっている。サ
ーバ11には、セキュリティ確保のためにプロキシサー
バもしくはDMZレベルのファイアーウォールを構築す
ることが望ましい。
【0033】印刷工場2、再生パルプ加工業者3、製紙
業者4および物流業者5は各自のクライアント端末7か
らインターネット(WAN)8を経由して排紙リサイク
ルの物資の流通データを排紙RC拠点1の再利用資源物
リサイクル情報管理サーバ11に送信する。すなわち、
印刷工場2は排紙の種類、量、価格、品質、排出期日等
を、再生パルプ加工業者3は再生パルプの種類、量、価
格、品質、納期等を、製紙業者4は要求する再生パルプ
の種類、量、品質等のデータを、又物流業者5は、排出
包装紙や再生パルプ若しくは製品紙の物流予定と物流費
を設定し、排紙RC拠点1側のサーバ11にその物流情
報を送信し送信する。データの送信には排紙リサイクル
情報管理サーバ11が開設するURLを通じて行う方法
や、電子メール等を用いる。各拠点から送信された物資
の流通データは排紙リサイクル情報管理サーバ11のデ
ータベース12に蓄積され、管理される。流通データは
項目ごとに関連付けや処理をされ、WEBブラウザで閲
覧可能に構成される。これによりクライアント端末7は
WWWブラウザにより流通データをWEBブラウザで閲
覧することができる。サーバへのアクセスは各拠点毎に
設定された認証手順を経て行う。各拠点はこの流通デー
タをもとに、物資の流通状況を把握し、リサイクル事業
を進める。
【0034】次に本システムにおける情報の流れと物資
の流れについてより詳細に説明する。まず排紙を排出す
る印刷工場2から排紙の種類、量、品質、価格、排出期
日等のデータがクライアント端末7からインターネット
8を介して排紙RC拠点1の排紙リサイクル情報管理サ
ーバ11に送られる。排紙RC拠点1は、前記複数の印
刷工場2よりの排紙の種類、量、場所、期日などの情報
をWAN(インターネット)を介して取得し、そのデー
タを集計してURLを介して前記各拠点が閲覧可能に構
成するとともに、集配を促すリクエストを前記複数の物
流業者5に送信する。URLに掲載される排紙情報デー
タは排紙の種類、量、品質、価格、排出期日などの項目
についてのデータが掲載される。
【0035】前記排紙RC拠点は、再生パルプ加工拠点
よりの再生スケジュールとその処理量などの情報をWA
N(インターネット)を介して取得し、サーバを介して
前記各拠点において閲覧可能に構成させるとともに、集
配を促すリクエストを前記一又は複数の物流業者5に送
信する。前記複数の物流業者5は、前記複数の印刷工場
2よりの排出包装紙の種類、量、場所、期日などの情報
と、再生パルプ加工業者3よりの再生スケジュールとそ
の処理量などの情報をWAN(インターネット)を介し
て取得し、前記排出包装紙の物流予定と物流費を設定
し、排紙RC拠点1側のサーバ11にその物流情報を送
信し、この物流情報を前記各拠点がサーバ11を介して
閲覧して最も好ましい物流業者5を選択する。
【0036】物流業者5より再生パルプ加工業者3に送
られてきた包装紙排出物は、再生パルプ加工業者3で再
生パルプ加工を行う。このとき、最小量再利用資源物
(ミニマムエミッション)31が排出されるが、これは
前記ネットワーク等を介して排出業者に引き取りを促
す。印刷紙等の場合、この排出物は燃料に再利用が可能
となるのでまさにゼロエミに近くなる。又再生パルプ加
工後、該業者3で再生処理した再生パルプの種類、量、
期日などの情報を前記排紙RC拠点1側のサーバ11に
送信し、物流業者5はURLに掲載された、前記再生パ
ルプ加工業者3よりの再生スケジュールとその処理量そ
の他の情報と複数の製紙業者4夫々の場所及び再生原料
リクエスト日時とその量などの情報をWAN(インター
ネット)を介して取得し、前記再生パルプの物流予定と
物流費を設定し、排紙RC拠点1側のサーバ11にその
物流情報を送信し、前記各拠点がサーバ11の、URL
を介して閲覧可能にさせる。
【0037】又、前記排紙RC拠点1は、前記複数の印
刷工場2よりの排出資源の種類、量、場所、期日ととも
に価格情報、再生パルプ加工拠点よりの再生スケジュー
ルとその処理量とともに、該再生したパルプを用いて所
定の製品を製造する複数の製紙工場拠点の購入量とその
スケジュール等の情報に基づいて相関データテーブルを
作成し、サーバを介して前記対応する各拠点が閲覧でき
るように構成する。又対応する夫々の物流拠点の物流ス
ケジュールと物流価格もあわせてWAN(インターネッ
ト)を介して取得し、サーバ11のURLを介して前記
各拠点において閲覧可能にさせる。
【0038】これにより再生パルプの流通情報は、常時
製紙業者4から送られてくる再生パルプの需要データと
調整を行うことができ、印刷工場2からの排紙の排出量
と再生パルプ生産量の相関データはURLに掲載され
る。又前記製紙業者4は、前記再生パルプ加工業者3よ
り再生パルプ種類とその出庫可能量などの情報を取得
し、再生パルプ加工業者3よりの出庫可能量に基づいて
前記再生原料の購入予定を送信する。排紙RC拠点側の
サーバにその購入予定を送信し、排紙RC拠点1は、前
記複数の印刷工場2よりの排出資源の種類、量、場所、
期日などの情報、再生パルプ加工業者3よりの再生スケ
ジュールとその処理量などの情報、及び該再生したパル
プを用いて所定の紙を製造する複数の製紙業者4の購入
量とそのスケジュール等の購入情報をWAN(インター
ネット)8を介して取得し、サーバ11を介して前記各
拠点が閲覧可能に構成するとともに、前記購入予定に基
づく集配を促すリクエストを前記一又は複数の物流業者
5に送信する。前記複数の物流業者5は、前記複数の製
紙工場2よりの出荷情報をWAN(インターネット)を
介して取得し、その物流予定と物流費を設定し、排紙R
C拠点1側のサーバにその物流情報を送信し、この物流
情報を前記各拠点がサーバを介して閲覧して最も好まし
い物流業者を選択する。
【0039】なお、関連拠点の範囲が大きい場合など
は、排紙RC拠点1が独立体制、組合制などの場合はリ
サイクルの運営も全て統括し、集金支払い業務まで受け
持ってもよい。関連拠点が少数の場合は、排紙RC拠点
1がメインの拠点の中の別組織として業務を行っても良
い。
【0040】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、再利
用資源物リサイクル事業に関わる各拠点が持つ物資の流
通情報を再利用資源物情報管理拠点で一元的に管理し、
各拠点が必要とする情報を効率的に提供するとともに、
情報を共有化することにより、物資の流通の円滑化およ
びリサイクル事業の効率化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1乃至図4は、本発明の実施形態にかかる
ネットワークを利用した再利用資源物リサイクルシステ
ムで、図1はシステム構成の概略全体構成図を示す。
【図2】 図1はその物流と情報の流れを示した図であ
る。
【図3】 図3は排紙リサイクル情報管理サーバを中心
とした物と情報の流れを示した図である。
【図4】 図4は排紙RC拠点を中心とした情報の流れ
を示した図である。
【符号の説明】
1 排紙RC拠点 2 印刷工場 3 再生パルプ加工業者 4 製紙業者 5 物流業者 6 ネットワークサーバ 7 クライアント端末 8 インターネット(WAN) 11 排紙リサイクル情報管理サーバ 31 最小量再利用資源物(ミニマムエミッション)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 浩 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 Fターム(参考) 3E025 CA20 EA01 EA03 EA10 EB10 4D004 AA12 DA04 DA16 5B049 BB00 BB07 CC00 GG02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品に生産付加した後の再利用可能な残
    余の資源物を排出する複数の再利用資源物排出拠点と、
    前記再利用資源物に所定の加工処理をすることにより、
    製品の原料の再生を行う原料再生拠点と、該再生した原
    料を用いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点
    と、前記各拠点間の物流を行う物流拠点における夫々の
    リサイクル段階の各拠点の資源物の入出力情報及び処理
    情報の流れをインターネットその他のネットワークを介
    して把握するリサイクル情報管理拠点を具えた再利用資
    源物リサイクルシステムにおいて、 前記リサイクル情報管理拠点は、前記複数の再利用資源
    物排出拠点よりの排出資源の種類、量、場所、期日など
    の情報をネットワークを介して取得し、サーバを介して
    前記各拠点において閲覧可能に構成させるとともに、集
    配を促すリクエストを前記一又は複数の物流拠点に送信
    することを特徴とする再利用資源物リサイクルシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記リサイクル情報管理拠点は、原料再
    生拠点よりの原料再生スケジュールとその処理量などの
    情報をネットワークを介して取得し、サーバを介して前
    記各拠点において閲覧可能に構成させるとともに、集配
    を促すリクエストを前記一又は複数の物流拠点に送信す
    ることを特徴とする請求項1記載の再利用資源物リサイ
    クルシステム。
  3. 【請求項3】 前記リサイクル情報管理拠点は、再生し
    た原料を用いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠
    点よりの製品製造スケジュールとその製造量などの情報
    をネットワークを介して取得し、サーバを介して前記各
    拠点において閲覧可能に構成させるとともに、再利用資
    源物排出拠点その他の再利用拠点への集配を促すリクエ
    ストを前記一又は複数の物流拠点に送信することを特徴
    とする請求項1記載の再利用資源物リサイクルシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記リサイクル情報管理拠点は、前記リ
    クエストに基づいて生成した前記一又は複数の物流拠点
    の物流費及び物流納期などの情報をネットワークを介し
    て取得し、サーバを介して前記対応する各拠点において
    閲覧可能に構成させるとともに、対応する各拠点がサー
    バを介して目的とする物流拠点を選択可能に構成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の再利用資源物リサイクル
    システム。
  5. 【請求項5】 前記リサイクル情報管理拠点は、原料再
    生拠点よりの再生スケジュールとその処理量等の再生原
    料情報と、該再生した原料を用いて所定の製品を製造す
    る複数の製品製造拠点の購入量とそのスケジュール等の
    購入情報に基づいて相関データテーブルを作成し、それ
    をサーバを介して前記対応する各拠点において閲覧可能
    に構成させることを特徴とする請求項1記載の再利用資
    源物リサイクルシステム。
  6. 【請求項6】 前記リサイクル情報管理拠点は、前記複
    数の再利用資源物排出拠点よりの排出資源の種類、量、
    場所、期日などの情報、原料再生拠点よりの再生スケジ
    ュールとその処理量などの情報、及び該再生した原料を
    用いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点の購入
    量とそのスケジュール等の購入情報をネットワークを介
    して取得し、サーバを介して前記各拠点において閲覧可
    能に構成させることを特徴とする請求項1記載の再利用
    資源物リサイクルシステム。
  7. 【請求項7】 前記リサイクル情報管理拠点は、前記複
    数の再利用資源物排出拠点よりの排出資源の種類、量、
    場所、期日とともに価格情報、原料再生拠点よりの再生
    スケジュールとその処理量とともに、再生原料価格など
    の情報、及び該再生した原料を用いて所定の製品を製造
    する複数の製品製造拠点の購入量とそのスケジュールと
    ともに、購入価格等の購入情報、及び対応する夫々の物
    流拠点の物流スケジュールと物流価格をネットワークを
    介して取得し、サーバを介して前記各拠点において、そ
    れを閲覧若しくはリクエスト可能に構成させることを特
    徴とする請求項1記載の再利用資源物リサイクルシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 製品に生産付加した後の残余の再利用資
    源物を排出する複数の再利用資源物排出拠点と、前記再
    利用資源物に所定の加工処理をすることにより、製品の
    原料の再生を行う原料再生拠点と、該再生した原料を用
    いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点と、前記
    夫々のリサイクル段階の各拠点の資源物の入出力及び処
    理状態の流れをインターネットその他のネットワークを
    介して把握する再利用資源物リサイクルシステムの物流
    拠点を具えた再利用資源物リサイクルシステムにおい
    て、 前記物流拠点は、前記複数の再利用資源物排出拠点より
    の排出資源の種類、量、場所、期日などの情報と、原料
    再生拠点よりの再生スケジュールとその処理量などの情
    報をネットワークを介して取得する第1の物流拠点と、
    前記原料再生拠点よりの再生スケジュールとその処理量
    その他の情報と複数の製品製造拠点夫々の場所及び再生
    原料リクエスト日時とその量などの情報をネットワーク
    を介して取得する第2の物流拠点とを有し、 夫々の物流拠点で、前記排出再利用資源の物流予定と物
    流費を設定し、リサイクル情報管理拠点側のサーバにそ
    の物流情報を送信し、前記各拠点において、サーバを介
    してそれを閲覧可能に構成させることを特徴とする再利
    用資源物リサイクルシステム。
  9. 【請求項9】 製品に生産付加した後の残余の再利用資
    源物を排出する複数の再利用資源物排出拠点と、前記再
    利用資源物に所定の加工処理をすることにより、製品の
    原料の再生を行う原料再生拠点と、該再生した原料を用
    いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点と、前記
    各拠点間の物流を行う物流拠点と、前記夫々のリサイク
    ル段階の各拠点の資源物の入出力情報及び処理情報の流
    れをインターネットその他のネットワークを介して把握
    するリサイクル情報管理拠点とによりネットワーク接続
    された再利用資源物リサイクルシステムの原料再生拠点
    において、 前記原料再生拠点は、前記複数の再利用資源物排出拠点
    よりの排出資源の種類、量、場所、期日などの情報を取
    得し、原料再生拠点よりの再生スケジュールとその処理
    量に基づいて前記排出再利用資源の購入予定を設定し、
    リサイクル情報管理拠点側のサーバにその購入予定を送
    信し、前記各拠点において、サーバを介してそれを閲覧
    可能に構成させるとともに、前記購入予定に基づく集配
    を促すリクエストを前記一又は複数の物流拠点に送信す
    ることを特徴とする再利用資源物リサイクルシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の原料再生拠点におい
    て、該拠点で再生処理した再生原料の種類、量、期日な
    どの情報を前記リサイクル情報管理拠点側のサーバに送
    信し、前記各拠点において、サーバを介してそれを閲覧
    可能に構成させることを特徴とする再利用資源物リサイ
    クルシステム。
  11. 【請求項11】 製品に生産付加した後の残余の再利用
    資源物を排出する複数の再利用資源物排出拠点と、前記
    再利用資源物に所定の加工処理をすることにより、製品
    の原料の再生を行う原料再生拠点と、該再生した原料を
    用いて所定の製品を製造する複数の製品製造拠点と、前
    記各拠点間の物流を行う物流拠点と、前記夫々のリサイ
    クル段階の各拠点の資源物の入出力及び処理状態の流れ
    をインターネットその他のネットワークを介して把握す
    るリサイクル情報管理拠点とによりネットワーク接続さ
    れた再利用資源物リサイクルシステムの製品製造拠点に
    おいて、 前記製品製造拠点は、前記原料再生拠点より再生原料種
    類とその出庫可能量などの情報を取得し、原料再生拠点
    よりの出庫可能量に基づいて前記再生原料の購入予定を
    設定し、それをリサイクル情報管理拠点側のサーバに送
    信し、前記各拠点においてサーバを介して閲覧可能に構
    成させるとともに、前記購入予定に基づく集配を促すリ
    クエストを前記一又は複数の物流拠点に送信することを
    特徴とする再利用資源物リサイクルシステム。
  12. 【請求項12】 再利用資源物排出拠点が包装紙その他
    の印刷残余の紙類を排出する印刷工場であり、原料再生
    拠点が印刷工場より排出される紙類の再生パルプ処理を
    行う再生パルプ工場であり、製品製造拠点が、該再生し
    たパルプ原料を用いて製紙を行う製紙工場であることを
    特徴とする請求項1、8、9、11記載の再利用資源物
    リサイクルシステム。
JP2000285496A 2000-09-20 2000-09-20 ネットワークを利用した再利用資源物リサイクルシステム Pending JP2002092268A (ja)

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