JP2002092180A - 禁煙支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療関係者および禁煙成功者が効率的に禁煙
希望者の禁煙を支援することができる禁煙支援システム
を提供する。 【解決手段】 禁煙希望者が入力した禁煙に関する情報
を送信する禁煙希望者端末と、医療関係者が入力した禁
煙に関する情報を送信する医療関係者端末と、禁煙成功
者が入力した禁煙に関する情報を送信する禁煙成功者端
末と、上記各端末からの情報の送信先を予め登録した送
信表、および上記送信表に基づき受信した情報を送信す
る通信制御部を有するサーバ装置と、上記サーバ装置の
送信表およびまたは通信制御部の制御内容を更新する事
務局端末とを備え、上記各端末が上記サーバ装置から受
信した情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、禁煙支援システム
に関し、特に禁煙希望者の禁煙を、医師、保健婦などの
医療関係者および禁煙成功者が支援するための禁煙支援
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】禁煙希望者が禁煙に取り組む際に、他人
の支援を受けずに禁煙希望者一人で行う場合と、家族、
友人または医療関係者といった他人の支援を受けて行う
場合との２種類がある。後者において特に医師の支援を
受けるときに、禁煙希望者は支援を受けようとするたび
に病院に通い、医師が禁煙希望者を診察するなどして禁
煙を支援していた。また、禁煙希望者が禁煙に成功した
後は、他人の支援を受けずに一人で禁煙を継続してい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、禁煙希望者が医師の支援を受けるためには病院等で
実施される禁煙教室や禁煙外来へ通うことが必要不可欠
であって、禁煙希望者にとってはこの通院が大きな負担
となってしまい、医師にとっては診察などで支援できる
禁煙希望者の数には限りがあったので、医師が多数の禁
煙希望者の禁煙を十分に支援することができないという
問題があった。禁煙の成否は医師などの禁煙支援側と禁
煙希望者の接触の密度や頻度に大きく依存し、病院等で
実施される禁煙教室や禁煙外来では、せいぜいが一日１
回支援側とコンタクトできるにすぎず、禁煙成功率を低
いものにしていた。

【０００４】更には、喫煙者であることを公表したくな
い女性や、禁煙に手助けを必要としたことを知られたく
ない要職にある人たちにとって、このような禁煙教室へ
の参加や禁煙外来への通院を阻んでいた。また、短期間
の禁煙に成功したとしても、長期間に渡っての禁煙継続
を支援するシステムがないため、再び喫煙者に戻ってし
まうという問題もあった。

【０００５】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、医師、保健婦、看護婦、栄養士、薬剤
師、歯科医師、検査技師、カウンセラーといった医療に
携わっている医療関係者や禁煙成功者が効率的かつ効果
的に禁煙希望者の禁煙を支援することができる禁煙支援
システムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１に係る禁煙支援システムは、禁煙
希望者の禁煙を、医師、保健婦などの医療関係者および
禁煙成功者が支援するための禁煙支援システムにおい
て、禁煙希望者が入力した禁煙に関する情報を送信する
禁煙希望者端末と、医療関係者が入力した禁煙に関する
情報を送信する医療関係者端末と、禁煙成功者が入力し
た禁煙に関する情報を送信する禁煙成功者端末と、上記
各端末からの情報の送信先を予め登録した送信表、およ
び上記送信表に基づき受信した情報を送信する通信制御
部を有するサーバ装置と、上記サーバ装置の送信表およ
びまたは上記通信制御部の制御内容を更新する更新情報
を送信する事務局端末とを備え、上記サーバ装置は上記
事務局端末からの更新情報に基づき上記送信表およびま
たは上記通信制御部の制御内容を更新するようにし、上
記各端末は、上記サーバ装置から受信した情報を表示す
るようにしたことを特徴とする。

【０００７】また本発明の請求項２に係る禁煙支援シス
テムは、請求項１記載の禁煙支援システムにおいて、上
記各端末の一部または全部が携帯情報端末であることを
特徴とする。

【０００８】また本発明の請求項３に係る禁煙支援シス
テムは、請求項１または２に記載の禁煙支援システムに
おいて、上記禁煙希望者端末で入力される情報は、自分
自身の禁煙状況や、他の禁煙希望者からの禁煙状況に対
するコメントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、また
は禁煙途上で起こってくるさまざまな症状等の医療に関
し相談識別子を付した医療相談であり、上記医療関係者
端末で入力される情報は、前記禁煙情報に対するコメン
トで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、または上記医療
相談に対し回答識別子を付した回答、または一般的な禁
煙に関連した情報や禁煙成功者あるいは医療関係者から
の禁煙関連情報に対するコメントといった関連情報識別
子を付した禁煙関連情報であり、上記禁煙成功者端末で
入力される情報は、前記禁煙情報に対するコメントで禁
煙情報識別子を付した禁煙情報、または自身の禁煙状況
や禁煙支援に関する情報やその他一般的な禁煙に関連し
た情報や他の禁煙成功者あるいは医療関係者からの禁煙
関連情報に関するコメントといった関連情報識別子を付
した禁煙関連情報であり、上記サーバ装置の送信表は、
上記禁煙情報識別子の付された禁煙情報の送信先を予め
登録した禁煙情報送信表、およびまたは上記相談識別子
の付された医療相談の送信先を予め登録した相談送信
表、およびまたは上記回答識別子の付された回答の送信
先を予め登録した回答送信表、およびまたは上記関連情
報識別子の付された禁煙関連情報の送信先を予め登録し
た関連情報送信表を有し、上記サーバ装置の通信制御部
は、受信情報の識別子に応じて上記禁煙情報送信表、ま
たは上記相談送信表、または上記回答送信表、または上
記関連情報送信表を選択することを特徴とする。

【０００９】また本発明の請求項４に係る禁煙支援シス
テムは、請求項３に記載の禁煙支援システムにおいて、
上記医療関係者端末で入力される情報は、さらに定期的
に発信しアドバイス識別子を付した禁煙指導のためのア
ドバイスを含み、上記送信表は、上記アドバイス識別子
の付されたアドバイスの送信先として少なくとも禁煙希
望者を予め登録したアドバイス送信表を有することを特
徴とする。

【００１０】また本発明の請求項５に係る禁煙支援シス
テムは、請求項３に記載の禁煙支援システムにおいて、
上記サーバ装置は、禁煙指導のためのアドバイスを記憶
しているアドバイス記憶部を有し、上記送信表は、上記
アドバイス記憶部からのアドバイスの送信先として少な
くとも禁煙希望者を予め登録したアドバイス送信表を有
し、上記通信制御部は、上記アドバイス記憶部からのア
ドバイスをアドバイス送信表に基づいて送信することを
特徴とする。

【００１１】また本発明の請求項６に係る禁煙支援シス
テムは、請求項３ないし５に記載の禁煙支援システムに
おいて、上記サーバ装置は、上記相談識別子の付された
医療相談に対して自動的に回答内容を出力する自動応答
部を有し、上記通信制御部は、上記自動応答部からの回
答を上記回答送信表に基づいて送信することを特徴とす
る。

【００１２】また本発明の請求項７に係る禁煙支援シス
テムは、請求項１ないし６に記載の禁煙支援システムに
おいて、上記禁煙成功希望者端末、上記医療関係者端末
および上記禁煙成功者端末は、上記サーバ装置を介した
メーリングリストにより情報を送受信することを特徴と
する。

【００１３】また本発明の請求項８に係る禁煙支援シス
テムは、上記禁煙成功者とは、禁煙希望者の中で禁煙に
ついて予め定めた条件を満足した者であり、上記事務局
端末から入力される更新情報には、禁煙希望者から禁煙
成功者への変更情報を含むことを特徴とする。

【００１４】

【発明の実施の形態】（実施の形態１）図１は、実施の
形態１に係る禁煙支援システムを示す構成図である。図
において、１は複数の禁煙希望者端末であり、禁煙を希
望する者が情報を入力または閲覧する情報端末である。
２はサーバ装置であり、各端末からの情報の送信先を予
め登録した送信表２１と、受信した情報を上記送信表に
基づき送信する通信制御部２２とを有する。送信表２１
は、禁煙情報の送信先を予め登録した禁煙情報送信表２
１１と、医療相談の送信先を予め登録した相談送信表２
１２と、前記医療相談に対する回答の送信先を予め登録
した回答送信表２１３と、禁煙関連情報の送信先を予め
登録した関連情報送信表２１４と、アドバイスの送信先
として少なくとも禁煙希望者を予め登録したアドバイス
送信表２１５とを有する。本実施形態においては各送信
表に予め登録されている送信先は以下の通りである。禁
煙情報送信表２１１…参加者全員、相談送信表２１２…
禁煙希望者と医療関係者と情報監視者、回答送信表２１
３…禁煙希望者と医療関係者と情報監視者、関連情報送
信表２１４…医療関係者と禁煙成功者と情報監視者、ア
ドバイス送信表２１５…参加者全員。ここで、参加者と
は禁煙希望者と医療関係者と禁煙成功者と事務局と情報
監視者の総称であり、禁煙支援システムへの参加する者
の意味で参加者と呼ぶ。３は医療関係者端末であり、医
療関係者が情報を入力または閲覧する情報端末である。
４は禁煙成功者端末であり、禁煙に成功した者が情報を
入力または閲覧する情報端末である。５は事務局端末で
あり、禁煙支援システムの事務局がサーバ装置２の送信
表２１の内容または通信制御部２２の制御内容を更新す
る情報を入力または送られてくる情報を閲覧する情報端
末である。６は情報監視端末であり、本禁煙支援システ
ム上を行き交う情報を監視している情報監視者が情報を
入力または閲覧する情報端末である。７はネットワーク
の一実施形態であるインターネットで、禁煙希望者端末
１、医療関係者端末３、禁煙成功者端末４、事務局端末
５、および情報監視端末６はサーバ装置２を介して電子
メールにより情報の送受を行う。各端末は、情報の送受
信、表示、および入力といった機能を有するものであ
り、例えばパソコン、または通信型携帯端末や文字情報
サービスを利用した携帯電話などの携帯情報端末など電
子メールの送受信が行えるものであればよい。

【００１５】禁煙希望者が禁煙希望者端末１に入力する
情報は、禁煙希望者を識別する禁煙希望者ＩＤ、禁煙が
継続できているか否か、禁煙途上で起こってくる不安、
ストレス、喫煙欲求やさまざまな症状といった禁煙につ
いての情報である旨を識別する禁煙情報識別子を付した
禁煙状況や、他の禁煙希望者から送られてくる禁煙状況
に対する激励、支援などの禁煙情報識別子を付した禁煙
希望者コメント、または禁煙途上で起こってくるさまざ
まな症状に関する医療相談である旨の相談識別子を付し
た医療相談である。

【００１６】また医療関係者が医療関係者端末３に入力
する情報は、医療関係者を識別する医療関係者ＩＤ、禁
煙希望者端末１を介して禁煙希望者から送られてくる禁
煙状況に対応した助言や励ましを含む禁煙情報識別子を
付した医療関係者コメント、同じく禁煙希望者端末１を
介して禁煙希望者から送られてくる相談識別子付の医療
相談に他する回答である旨の回答識別子を付した回答、
禁煙関連情報である旨の関連情報識別子を付した禁煙支
援に関する情報やその他一般的禁煙情報を含む禁煙関連
情報、または定期的または不定期的に発信し禁煙情報識
別子を付した禁煙に対するアドバイスである。ここで定
期的というのは、毎日あるいは毎週といった固定間隔
や、あるいは初期は毎日とし時間の経過とともに間隔を
開けていくといった漸増間隔等がある。また、アドバイ
スの内容は、禁煙の経過にあわせて実際に実行すべきポ
イント、例えば、『吸いたくなったら冷水を飲む』とい
った喫煙要求退治法や、『どうしても吸いたくなったら
端末にむかい今の状況を入力せよ』といった突発的喫煙
衝動対処法などを詳細に解説したもので、禁煙希望者は
端末１の画面を読み返したり、プリントアウトして持ち
歩いて禁煙のガイドとする。

【００１７】また禁煙成功者が禁煙成功者端末４に入力
する情報は、禁煙成功者を識別する禁煙成功者ＩＤ、禁
煙希望者端末１を介して禁煙希望者から送られてくる禁
煙状況に対する助言や励ましあるいは自分自身の禁煙経
験談や禁煙のノウハウなどを含む禁煙情報識別子を付し
た禁煙成功者コメント、および禁煙関連情報である旨の
関連情報識別子を付した自身の禁煙状況や禁煙支援に関
する情報やその他一般的禁煙情報を含む禁煙関連情報で
ある。

【００１８】また禁煙支援システムの事務局が事務局端
末５に入力する情報は、事務局を識別する事務局ＩＤ、
禁煙希望者、医療関係者、禁煙成功者の本システムへの
参加、脱退、担当替えの発生に応じてサーバ装置２の送
信表２１または通信制御部２２の制御内容を更新するた
めの更新情報、および禁煙希望者が予め定めた禁煙達成
条件を満足したとき、この禁煙希望者は禁煙に成功し禁
煙成功者となったと認識し、禁煙情報識別子を付したこ
の禁煙成功者の名前と、例えば、禁煙希望者Ｆが禁煙に
成功し禁煙成功者Ｆとなれば、『送信表２１に登録され
ている禁煙希望者からＦを抹消し、禁煙成功者にＦを追
加する』といった内容を有し送信表２１の登録内容を更
新する更新情報、または禁煙希望者からの電子メールに
基づき作成された、例えばＸ日禁煙中の人数といった、
禁煙希望者の禁煙継続に有益な禁煙状況関連の禁煙情報
識別子を付した統計値であり、また同じく禁煙希望者か
らの電子メールに基づき作成された、例えば禁煙希望者
ごとの電子メール発信状況といった禁煙指導にとって有
益な関連情報識別子を付した統計値である。

【００１９】また情報監視者が情報監視端末６に入力す
る情報は、本禁煙支援システム上を行き交う情報電子メ
ールが予め定めたルールに違反した場合、違反している
旨を報せる注意、度重なる違反者に対する更なる違反は
退会させる旨の警告、度重なる違反者に対する退会通告
である。

【００２０】次に動作について、図２に示したサーバ装
置２の通信制御部２２の動作を示すフローチャートを参
照しつつ説明する。なお以下の説明では、受信した電子
メールは受信メールと略記する。禁煙希望者端末１は、
受信メールを表示し、禁煙希望者が入力する自身の禁煙
状況または他の禁煙希望者からの禁煙状況に対する激
励、支援といった禁煙希望者コメントを、または相談識
別子を付した医療相談を電子メールでサーバ装置２に送
信する。

【００２１】サーバ装置２の通信制御部２２は、受信メ
ールに付された識別子に応じて参照すべき送信表２１を
決定し、送信表２１に登録されている送信先に通信制御
部２２が禁煙希望者端末１からの受信メールを送信す
る。すなわち、サーバ装置２の通信制御部２２は、電子
メールを受信すると（２２０１）、まずＩＤをチェック
する（２２０２）（２２０２１）。ＩＤが参加者以外の
ものであれば、終了する。参加者のものであれば、事務
局からのものかそれ以外かをチェックし（２２０２
２）、事務局以外であれば、次の識別子チェック２２０
３に進む。識別子チェック２２０３では、禁煙情報識別
子か否かをチェックし（２２０３１）、禁煙情報識別子
であれば、送信表２１の禁煙情報送信表２１１を選択し
（２２０３２）、次の送信（２２０４）に進む。送信２
２０４では、送信表２１１に登録されている参加者全員
に受信メールを送信する。また、受信メールに相談識別
子が付されていれば、識別子チェック２２０３の禁煙情
報識別子チェック２２０３１は“Ｎ”で次の相談チェッ
ク２２０３３にて“Ｙ”となり、送信表２１の相談送信
表２１２を選択し（２２０３４）、次の送信（２２０
４）に進む。送信２２０４では、選択された送信表２１
２に登録されている医療関係者と禁煙希望者と情報監視
者に受信メールを送信する。

【００２２】医療関係者端末３は、受信メールを表示
し、医療関係者が入力した医療関係者ＩＤと、禁煙希望
者から送られてくる禁煙状況に対する禁煙情報識別子を
付した医療関係者コメント、同じく禁煙希望者から送ら
れてくる医療相談に対する回答識別子を付した回答、禁
煙関連情報である旨の関連情報識別子を付した禁煙支援
に関する情報やその他一般的禁煙情報を含む禁煙関連情
報、またはアドバイス識別子を付したアドバイスを電子
メールでサーバ装置２に送信する。

【００２３】サーバ装置２は、受信メールのうち禁煙情
報識別子の付された情報は上記同様全端末に送信する。
また通信制御部２２は、回答識別子の付された医療相談
に対する回答情報を、回答送信表に登録されている禁煙
希望者と医療関係者に送信する。すなわち、サーバ装置
２の通信制御部２２は、上述した禁煙希望者からの情報
受信時同様電子メールを受信すると（２２０１）、まず
ＩＤをチェックする（２２０２）（２２０２１）。ＩＤ
が医療関係者であるから、次の識別子チェック２２０３
に進む。識別子チェック２２０３では、禁煙情報識別子
か否かをチェックし（２２０３１）、アドバイスまたは
医療関係者コメントであれば禁煙情報識別子が付されて
いるので、送信表２１の禁煙情報送信表２１１を選択し
（２２０３２）、次の送信（２２０４）に進む。送信２
２０４では、選択された送信表２１１に登録されている
送信先すなわち参加者全員に受信メールを送信する。ま
た、受信メールが医療相談に対する回答であれば回答識
別子が付されており、識別子チェック２２０３の禁煙情
報識別子チェック２２０３１は“Ｎ”で次の相談チェッ
ク２２０３３も“Ｎ”となり、次の回答チェック２２０
３５にて“Ｙ”となり送信表２１の禁煙情報送信表２１
３を選択し（２２０３６）、次の送信（２２０４）に進
む。送信２２０４では、選択された送信表２１３に登録
されている禁煙希望者と医療関係者と情報監視者に受信
メールを送信する。また、受信メールが禁煙関連情報で
あれば、関連情報識別子が付されており、識別子チェッ
ク２２０３の禁煙情報識別子チェック２２０３１は
“Ｎ”、次の相談チェック２２０３３も“Ｎ”、次の回
答チェック２２０３５も“Ｎ”、次の関連情報チェック
２２０３７で“Ｙ”となり、送信表２１の関連情報送信
表２１４を選択し（２２０３８）、次の送信（２２０
４）に進む。送信２２０４では、選択された送信表２１
４に登録されている禁煙成功者と医療関係者と情報監視
者に受信メールを送信する。また、受信メールがアドバ
イスであればアドバイス識別子が付されており、識別子
チェック２２０３の禁煙情報識別子チェック２２０３１
は“Ｎ”、次の相談チェック２２０３３も“Ｎ”、次の
回答チェック２２０３５も“Ｎ”、次の関連情報チェッ
ク２２０３７も“Ｎ”、つぎのアドバイスチェック２２
０３９で“Ｙ”となり、送信表２１のアドバイス送信表
２１５を選択し（２２０４０）、次の送信（２２０４）
に進む。送信２２０４では、選択された送信表２１５に
登録されている参加者全員に受信メールを送信する。

【００２４】禁煙成功者端末４は、受信メールを表示
し、禁煙成功者が入力した禁煙成功者ＩＤと、禁煙希望
者から送られてくる禁煙状況に対する激励や支援などの
コメントで、自身が禁煙を経験したがゆえの貴重な経験
談やノウハウ等が含まれた禁煙情報識別子を付した禁煙
成功者コメント、または関連情報識別子を付した禁煙関
連情報を電子メールの形でサーバ装置２に送信する。

【００２５】サーバ装置２は、受信メールのうち禁煙情
報識別子の付された電子メールは上記同様参加者全員に
送信する。また通信制御部２２は、関連情報識別子の付
された禁煙関連情報については、関連情報送信表２１４
に登録されている送信先である禁煙成功者と医療関係者
に送信する。すなわち、サーバ装置２の通信制御部２２
は、上述した動作同様に電子メールを受信すると（２２
０１）、まずＩＤをチェックする（２２０２）（２２０
２１）。ＩＤが禁煙成功者であるから、次の識別子チェ
ック２２０３に進む。識別子チェック２２０３では、禁
煙情報識別子か否かをチェックし（２２０３１）、禁煙
情報識別子が付されていれば、送信表２１の禁煙情報送
信表２１１を選択し、次の送信（２２０４）に進む。送
信２２０４では、選択された送信表２１１に登録されて
いる送信先である参加者全員に受信メールを送信する。
また、受信メールが禁煙関連情報であれば関連情報識別
子が付されており、識別子チェック２２０３の禁煙情報
識別子チェック２２０３１は“Ｎ”で次の相談チェック
２２０３３も“Ｎ”次の回答チェック２２０３５も
“Ｎ”で、次の関連チェック２２０３７で“Ｙ”とな
り、送信表２１の関連情報識別子２１４を選択し、次の
送信（２２０４）に進む。送信２２０４では、選択され
た送信表２１４に登録されている禁煙成功者と医療関係
者と情報監視者に受信メールを送信する。

【００２６】事務局端末５は、サーバ装置２から受信し
た電子メールを表示し、事務局が入力した事務局ＩＤ
と、禁煙希望者、医療関係者、禁煙成功者の本システム
への参加、脱退などの変更が生じるたびに、サーバ装置
２の送信表２１および通信制御部２２の制御内容を更新
するための更新情報と、禁煙希望者からの情報に基づ
き、予め定めた禁煙達成条件を禁煙希望者が満足したと
き、この禁煙希望者は禁煙成功者となったと認識し、禁
煙情報識別子を付したこの禁煙成功者の名前と、この変
更に応じて送信表の送信先を変更する変更情報、または
禁煙希望者からの電子メールに基づき作成された統計値
などを禁煙希望者の禁煙継続に有益なものについては禁
煙情報識別子を付した電子メール、また医療関係者ある
いは禁煙成功者の支援にとって有益なものについては関
連情報識別子を付した電子メールをサーバ装置２に送信
する。

【００２７】サーバ装置２は、受信メールの事務局ＩＤ
により送られてきた電子メールが正当な事務局からのも
のであることを判定し、更新情報に基づき送信表２１ま
たは通信制御部２２の制御内容を更新し、更新後更新内
容を確認のため事務局に返送する。また受信メールに禁
煙情報識別子が付されていれば受信メールを参加者全員
に送信する。すなわち、サーバ装置２の通信制御部２２
は、上述した動作同様に電子メールを受信すると（２２
０１）、まずＩＤをチェックする（２２０２）（２２０
２１〜２２０２２）。ＩＤが事務局であるから、事務局
チェック２２０２２で“Ｙ”となり、次の識別子無しチ
ェック２２０２３で識別子の有無をチェックし、識別子
が付されていれば“Ｎ”となり、識別子チェック２２０
３に進む。以下、禁煙情報識別子が付された電子メール
であれば、禁煙情報識別子チェック２２０３１が“Ｙ”
となり、送信表２１の禁煙情報送信表２１１を選択し
（２２０３２）、次の送信２２０４で、選択された送信
表２１１に登録されている送信先すなわち参加者全員に
受信メールを送信する。関連情報識別子が付された電子
メールであれば、関連情報識別子チェック２２０３７で
“Ｙ”となり、送信表２１の関連情報送信表２１４を選
択し（２２０３８）、次の送信２２０４で、選択された
送信表２１４に登録されている送信先すなわち医療関係
者と禁煙成功者と情報監視者に受信メールを送信する。
更新情報であれば、非禁煙情報識別子チェック２２０２
３で“Ｙ”となり、事務局端末５から送られてくる電子
メールの更新情報に基づき送信表または制御内容を更新
し（２２０２４）、更新結果を事務局に送信（２２０２
５）して終了する。

【００２８】情報監視端末６は、禁煙支援システム上を
行き交う情報を監視している情報監視者が情報を入力ま
たは閲覧する情報端末で、情報監視者は受信メールが予
め定めたルールに則ったものであるか否かをチェックし
ている。ルールとしては、例えば、『電子メールにファ
イルを添付してはならない』、『参加者は本禁煙支援シ
ステムに１日に一通だけ電子メールを送信できる』、
『禁煙に関係ない内容の電子メールを出してはならな
い』、あるいはその他電子メール利用上の一般的なガイ
ドラインがある。ルールに違反した電子メールがあれ
ば、ルールに違反している旨を違反条項を付して報せる
注意を違反者に電子メールで送信する。違反者はこの注
意の電子メールにより違反した事実を知る。また、度重
なる違反者あるいは悪質なる違反者に対しては、更なる
違反は退会を意味する旨の警告を違反者に電子メールで
送る。また、度重なる警告違反者に対しては、退会通告
電子メールを送ると共に、事務局に退会を通知する。事
務局はこの通知の電子メールを受けて、この退会者が該
当する送信表２１からこの退会者の登録を抹消する更新
情報をサーバ装置２に送り、サーバ装置２は送信表２１
からこの退会者の登録を抹消する。

【００２９】このように、本発明の実施の形態１に係る
禁煙支援システムは、禁煙希望者の禁煙を、医療関係者
および禁煙成功者が支援するための禁煙支援システムに
おいて、禁煙希望者が入力した禁煙に関する情報を送信
する禁煙希望者端末１と、医療関係者が入力した禁煙に
関する情報を送信する医療関係者端末３と、禁煙成功者
が入力した禁煙に関する情報を送信する禁煙成功者端末
４と、上記各端末からの情報の送信先を予め登録した送
信表２１、および該送信表２１に基づき受信した情報を
送信する通信制御部２２を有するサーバ装置２と、該サ
ーバ装置２の送信表２１または通信制御部２２の制御内
容を更新する事務局端末５を備え、上記各端末は、上記
サーバ装置２から受信した情報を表示するようにしたの
で、禁煙希望者は空間的時間的な距離に制約されること
なく効率的に医療関係者や禁煙成功者からの支援を受け
られるので、禁煙が容易にできる。また、ニコチン切れ
の症状で苦しいとき、同じ状況にいる人の状況を読むと
心理状態まで手に取るように分かり、自分もがんばろう
という気持ちがわいてきて、禁煙成功の可能性が大きく
なる。さらに『吸いたくなったらメールを打つ』という
方式で喫煙要求をそらせることができる。また、禁煙希
望者が短期的禁煙に成功した後も禁煙成功者として禁煙
支援システムに参加し、禁煙希望者の禁煙を支援すると
ともに、このことにより自身の喫煙要求を減ずることが
でき禁煙成功者自身の禁煙の継続を支援することがで
き、長期的禁煙が達成できる。さらに、送信表２１に登
録する送信先を適宜選択することにより、常に全員に送
信する場合に比し、徒に電子メールの数を増やすことが
なくいわゆるゴミメールの発生を抑制しネットワーク資
源を有効に活用できる、また受信メール数の無用な肥大
化を防止できる。

【００３０】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、端末として電子メールの送受信の行える
端末であればどのようなものでもよく、特に、禁煙希望
者端末１に携帯情報端末を使えば、時間や空間に無関係
に発生する喫煙要求に対処するために、喫煙要求が発生
してもＳＯＳメールを携帯している端末から直ちに発信
することができ、このメール発信という行為により喫煙
要求を紛らわせることができる。また、医療関係者端末
３または禁煙成功者端末４に携帯情報端末を用いれば、
禁煙希望者から送られてくる禁煙状況に対して直ちに応
答することができる。例えば、会議中に禁煙希望者Ａの
喫煙欲求が昂じて文字情報サービス機能付携帯電話であ
る禁煙希望者端末１に『吸いたい』と入力すれば、この
禁煙希望者Ａの『吸いたい』という電子メールに対し
て、医療関係者または禁煙成功者は、直ちにこの情報を
文字情報サービス機能付携帯電話である医療関係者端末
３または文字情報サービス機能付携帯電話である禁煙成
功者端末４でこのＳＯＳメールを受信し、即座に助言や
励ましを送ることができる。すなわち、身近に携えてお
ける携帯情報端末を使えば、ネットワークを使うことの
即時性という特性を更に向上できる。そして、禁煙希望
者Ａが『吸いたい』と入力してから、助言が返ってくる
までは時間的に短く、禁煙希望者Ａが吸うか吸うまいか
と逡巡している間に戻ってくるので、吸いたいという欲
求を効果的に解消できるのである。さらに、電池電源型
の携帯情報端末を用いれば、電子メール送受信の自由度
は更に高くなり、これらの効果は一層高くなる。

【００３１】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、禁煙希望者端末１で入力される情報が、
禁煙希望者を識別する禁煙希望者ＩＤ、禁煙が継続でき
ているか否か、禁煙途上で起こってくる不安、ストレ
ス、喫煙欲求やさまざまな症状といった禁煙についての
情報である旨を識別する禁煙情報識別子を付した禁煙状
況であり、この情報は直ちにサーバ装置２を介して全端
末に送信されるので、禁煙希望者を支援する医療関係者
または禁煙成功者または他の禁煙希望者が禁煙の状況を
的確に把握し、適切な対応で禁煙希望者の禁煙を支援す
ることができる。

【００３２】例えば禁煙希望者Ａの喫煙欲求が昂じた場
合、禁煙希望者端末１に『吸いたい』と入力すれば、こ
の禁煙希望者Ａの『吸いたい』という情報は直ちにサー
バ装置２を介して全端末に送信される。この情報を受信
した医療関係者または禁煙成功者または他の禁煙希望者
Ｂはこれに対して吸わずに済ますための助言を端末に入
力することにより、サーバ装置２を介してこの助言は直
ちに禁煙希望者端末１に送信されるので、禁煙希望者Ａ
はフィードバックされてきたこの助言を読むことによ
り、吸いたいという欲求を解消することができる。ネッ
トワークを使用することにより、禁煙希望者Ａが『吸い
たい』と入力してから、助言が返ってくるまでは時間的
に短く、禁煙希望者Ａが吸うか吸うまいかと逡巡してい
る間に戻ってくるので、吸いたいという欲求を効果的に
解消できるのである。

【００３３】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、禁煙希望者が入力する情報が、禁煙途上
で起こってくるさまざまな症状に関する医療相談である
旨の相談識別子を付した医療相談であり、この情報は直
ちにサーバ装置２を介して医療関係者に送信され、医療
関係者がこれに回答することにより、禁煙希望者は禁煙
に伴う症状に対して的確に対処することができ、安心し
て禁煙を継続することができるとともに、複数の禁煙希
望者が参加している場合は、他の禁煙希望者の相談とそ
れに対する医療関係者からの回答を読むことができるの
で、同じ症状が発生したときに効果的に対処できる。

【００３４】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、医療相談およびそれに対する回答が、禁
煙希望者と医療関係者とシステム監視者のみに送信され
るようにしたので、禁煙希望者のプライバシーについて
不必要に第三者に漏らされることがなく情報の秘匿性が
ある程度保たれた状態なので、禁煙希望者は安心して医
療相談を行うことができる。

【００３５】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、医療関係者端末３で入力される情報が、
さらに禁煙の経過にあわせて実際に実行すべきポイン
ト、喫煙要求退治法、突発的喫煙衝動対処法といった内
容のアドバイスを含むようにしたので、禁煙を実行する
ためのポイント、喫煙要求退治法、突発的喫煙衝動対処
法といった禁煙ノウハウを学ぶことができるので、禁煙
希望者の禁煙を的確に推進することができる。

【００３６】また、本発明の実施の形態１に係る禁煙支
援システムは、医療関係者および禁煙成功者が入力する
情報が、自身の禁煙状況、禁煙支援に関する情報、その
他一般的禁煙情報を含む関連情報識別子を付した禁煙関
連情報であり、禁煙成功者または医療関係者間でのこの
禁煙関連情報の交換を行えるようにしたので、禁煙成功
者自身の禁煙の長期継続が達成され、また、禁煙支援に
ついての情報交換を通じて禁煙支援のスキルを向上させ
ることができ、禁煙希望者の禁煙を的確に支援すること
ができる。

【００３７】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、事務局は事務局ＩＤと、禁煙希望者、医療
関係者、禁煙成功者の本システムへの参加、脱退、担当
替えなどの変更が生じるたびに、サーバ装置２の送信表
２１および通信制御部２２の制御内容を更新するための
更新情報をサーバ装置２に送信し、サーバ装置２がこれ
に応じて送信表２１および通信制御部２２の制御内容を
更新するようにしたので、システムを常に最新の状態に
アップデートできる。

【００３８】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、事務局は、禁煙希望者が予め定めた禁煙達
成条件を満足したとき、この禁煙希望者が禁煙成功者と
なったと認識し、禁煙情報識別子を付したこの禁煙成功
者の名前と、この変更に応じて送信表の送信先を変更す
る変更情報を電子メールにしてサーバ装置２に送り、サ
ーバ装置２はこれに応じて当該禁煙希望者が禁煙に成功
し禁煙成功者となったことを参加者全員に送信すると共
に、この禁煙希望者を新たに禁煙成功者に登録しなおす
ようにしたので、この新たな禁煙成功者は改めて禁煙へ
の動機付けがされ、長期禁煙への足がかりが得られると
ともに、禁煙成功者の仲間入りをすることにより、禁煙
希望者の支援、禁煙成功者間の情報交換を通じて、長期
禁煙が達成できるようになる。

【００３９】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、事務局は、禁煙希望者からの電子メールに
基づき作成された統計値などの禁煙希望者の禁煙継続に
有益なものについては禁煙情報識別子を付した電子メー
ルを、また医療関係者あるいは禁煙成功者の支援にとっ
て有益なものについては関連情報識別子を付した電子メ
ールをサーバ装置２に送信するようにしたので、前者の
情報を得た禁煙希望者は周囲の状況とその中での自分の
位置を明瞭に認識でき、これにより競争意識がかきたて
られ禁煙継続が促され、後者の情報を得た医療関係者ま
たは禁煙成功者は、例えば禁煙希望者Ｈが１週間メール
を発信していないことが知れるので、これにより禁煙希
望者Ｈに直接電子メールその他の通信手段により禁煙状
況の問い合わせ、あるいは順調に禁煙継続中であればそ
の旨電子メールを出すことを促したりといった支援を強
化することができる。

【００４０】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、情報監視者がシステム上を行き交う電子メ
ールが予め定めたルールに則ったものであるか否かをチ
ェックし、違反メールがあれば、違反のレベルや回数に
より注意、警告、退会通告を行うようにしたので、再違
反を抑制することができるとともに、この禁煙支援シス
テムを常に健全な状態に保つことができる。

【００４１】なお、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、禁煙希望者端末１、医療関係者端末３、禁
煙成功者端末４、事務局端末５および情報監視端末６
は、それぞれ複数台となっているが、これに限定される
ものではなく、それぞれが１台であってもシステムは成
立し、禁煙希望者の禁煙を支援することができる。

【００４２】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、相談送信表２１２と回答送信表２１３の送
信先、禁煙情報送信表２１１とアドバイス送信表２１５
が同一であり、いずれにあってもどちらか一方のみで両
方を兼ねるようにすることは可能である。このように送
信先が同一の場合はどちらか一方だけの送信表だけを有
し兼用させてもよい。

【００４３】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、送信表２１の各送信表に予め登録されてい
る送信先は、禁煙情報送信表２１１…全員、相談送信表
２１２…禁煙希望者と医療関係者と情報監視者、回答送
信表２１３…禁煙希望者と医療関係者と情報監視者、関
連情報送信表２１４…医療関係者と禁煙成功者と情報監
視者、アドバイス送信表２１５…全員としているが、こ
れらは適宜変更可能であり、その場合は各送信表の登録
送信先を変更すればよい。

【００４４】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、送信表２１の各送信表は一つだけである
が、複数の禁煙希望者に対して、複数の医療関係者およ
びまたは複数の禁煙成功者が支援する場合、禁煙希望者
ごとに担当する医療関係者または禁煙成功者を予め定め
ておき、担当毎に送信表を作っても良い。

【００４５】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、ネットワーク７はインターネットであった
が、他の例えばＬＡＮ、イントラネット、公衆回線を介
して形成するパソコン通信網、携帯電話網、その他任意
の有線または無線または両者の混合を使ったネットワー
クを利用して、このネットワークを利用しての情報の授
受が可能な端末を利用してもよい。

【００４６】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、インターネットを用い、端末から入出力さ
れる情報は電子メールの形態をとるが、電子メール以外
のウェブメールや電子掲示板システム、あるいは音声メ
ールのように文字以外のメディアを用いたメールを使っ
てもよい。

【００４７】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、情報の識別子として、禁煙情報識別子、相
談識別子、回答識別子、関連情報識別子、アドバイス識
別子の５種類を用いたが、禁煙情報識別子を、禁煙希望
者禁煙情報識別子、医療関係者禁煙情報識別子、禁煙成
功者禁煙情報識別子のように送信人カテゴリーごとに分
けてもよく、この場合各識別子に応じて送信表を作成す
ればよい。逆に、上述したように、相談識別子と回答識
別子を一つの識別子に統合し、それに対応して相談送信
表と回答送信表を一つの送信表にしてもよい。

【００４８】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、インターネットの電子メールを利用した
が、インターネットのメーリングリストを用いてもよ
く、この場合、禁煙情報識別子、相談識別子、回答識別
子、関連情報識別子、アドバイス識別子をメーリングリ
ストのアドレスと兼用させ、サーバ装置２の送信表２１
は各メーリングリストに登録されている参加者の電子メ
ールアドレスとなる。メーリングリストを用いると、禁
煙希望者の様々な禁煙状況に対して即時性のある効果的
な支援を行うことができるとともに、複数の医療関係
者、喫煙成功者が複数の禁煙希望者を同時的に支援する
ことが可能となり、効率的かつ効果的な禁煙支援が行え
る。

【００４９】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、ネットワークとしてはインターネットを利
用した電子メールにより情報の授受を行ったが、電子メ
ール以外の情報送受方法としてインターネットを用いた
ウェブメールや、パソコン通信、ファックス、音声メー
ルを用いてもよい。

【００５０】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、発信人を識別するためにＩＤを用いたが、
参加者個人が所有している電子メールアドレスによって
発信人の識別は可能なのでＩＤとして参加者個人の電子
メールアドレスを用いてもよい。また、上記実施の形態
１による禁煙支援システムでは、禁煙成功者は独立して
存在していたが、医療関係者が禁煙成功者でもある場合
には、医療関係者が禁煙成功者を兼ねることは可能であ
り、その場合、禁煙成功者端末４は省略してもよい。

【００５１】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、禁煙支援システムの事務局は独立して存在
していたが、この事務局を医療関係者または禁煙成功者
が兼ねることは可能であり、その場合、医療関係者端末
３あるいは禁煙成功者端末４と事務局端末５とは同一の
端末となる。

【００５２】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、事務局は禁煙希望者からの電子メールに基
づき作成された統計値などを電子メールで送信するが、
個別情報ではなくしかも参加者全員に送信するのような
場合は、別途ホームページを作成し、このホームページ
上に掲載してもよい。

【００５３】また、上記実施の形態１による禁煙支援シ
ステムでは、情報監視者は独立して存在していたが、こ
の情報監視者を医療関係者または禁煙成功者または事務
局が兼ねてもよく、その場合、医療関係者端末３あるい
は禁煙成功者端末４あるいは事務局端末５と情報監視端
末６は同一の端末となる。また、上記実施の形態１によ
る禁煙支援システムでは、情報監視端末６を設けたが、
これはあくまでもこの禁煙支援システム上を行き交う情
報の健全性を保つための手段であり、予めそれが保証さ
れているような場合は省略してもよい。

【００５４】（実施の形態２）図３は、実施の形態２に
係る禁煙支援システムを示す構成図である。図３におい
て、図１と同一物は同一番号を付していて、図１と異な
るのは８のサーバ装置であり、サーバ装置８は各端末か
らの情報の送信先を予め登録した送信表２１、および上
記送信表２１に基づき受信した情報を送信する通信制御
部８２、禁煙希望者端末１からの相談識別子が付された
医療相談に対する回答を予め記憶していると共に、各医
療相談に対応して相応しい回答を予め記憶している回答
から選択して出力する自動応答部８３を有する。

【００５５】次にサーバ装置８の動作について、図４に
示したサーバ装置８の通信制御部８２の要部を示すフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。なお、図２のフロー
チャートと同一処理は同一番号を付している。相談識別
子の付された医療相談を受信後、識別子チェック２２０
３（図２）の禁煙情報識別子２２０３１（図２）のチェ
ックで“Ｎ”となり、相談識別子チェック２２０３３に
進む。ここで、相談識別子が付されているので、“Ｙ”
となり自動応答部８３に対して、この医療相談に回答で
きるか否かを問い合わせる。自動応答部８３はこの問い
合わせに対して相応しい回答を予め記憶している回答か
ら探し、あれば通信制御部８２にその回答を返し、無け
れば無い旨の応えを返す。

【００５６】通信制御部８２は自動応答部８３からの応
答を入力する（８２０３５）。回答があれば、回答チェ
ック８２０３６で“Ｙ”となり、受信情報に自動応答部
８３からの回答を受信情報とし（８２０３７）、以下医
療関係者端末３からの回答識別子の付された回答同様、
回答送信表２１３を選択し（２２０３６）、回答送信表
の送信先である禁煙希望者、医療関係者および情報監視
者に受信情報である自動応答部８３からの回答を送信す
る（２２０４）。

【００５７】自動応答部８３からの回答が無ければ、回
答チェック８２０３５で“Ｎ”となり、自動応答ができ
ないので、送信表２１の相談送信表２１２を選択し（２
２０３４）、次の送信（２２０４）に進む。送信２２０
４では相談送信表２１２に登録されている送信先すなわ
ち本実施形態の場合は医療関係者と禁煙希望者と情報監
視者に受信情報を送信する。

【００５８】このように、本発明の実施の形態２に係る
禁煙支援システムは、禁煙希望者の禁煙を、医療関係者
および禁煙成功者が支援するための禁煙支援システムに
おいて、サーバ装置２は、相談識別子の付された医療相
談に対して自動的に回答内容を出力する自動応答部８３
を有し、サーバ装置２の通信制御部２２は、自動応答部
８３からの回答がある場合はその回答を回答送信表２１
４に基づいて送信し、自動応答部８３からの回答がない
場合は受信した医療相談を相談送信表２１３に基づき送
信するようにしたので、自動応答部８３が回答できる場
合には、医療相談があった後直ちに禁煙希望者に返すこ
とができるので、特に緊急を要する相談に対しては有効
である。また医療関係者を介することなく回答を返すこ
とができるので、禁煙支援システムの効率的な運用がで
きる。なお、上記実施の形態２による禁煙支援システム
では、自動回答部８３をサーバ装置８内に設けたが、任
意の医療関係者端末３内に設け、サーバ装置８としては
実施の形態１と同一のサーバ装置２を用いてもよい。

【００５９】（実施の形態３）図５は、実施の形態３に
係る禁煙支援システムを示す構成図である。図５におい
て、図１と同一物は同一番号を付していて、図１と異な
るのは９のサーバ装置であり、各端末からの情報の送信
先を予め登録した送信表２１、上記送信表２１に基づき
受信した情報を送信する通信制御部９２、および毎日送
信する日替わりの定期アドバイスメールを記憶している
アドバイス記憶部９３を有する。

【００６０】次にサーバ装置９の動作について、図５に
示したサーバ装置９の通信制御部９２の動作のうちアド
バイス記憶部９３に関連した部分のみを示すフローチャ
ートを参照しつつ説明する。なお、図２のフローチャー
トと同一処理は同一番号を付している。先ず所定時間、
本実施の形態では１日が経過した否かの時間チェック９
２０１を行ない、１日が経過していればアドバイス記憶
部９３に記憶されているアドバイスＡ１を受信情報とし
（９２０２）、アドバイス送信表を選択し（２２０４
０）、アドバイス送信表２１５の送信先である参加者全
員に受信情報であるアドバイスＡ１を送信する。更に１
日が経過すると、アドバイス記憶部９３に記憶されてい
てアドバイスＡ１とは異なるアドバイスＡ２を受信情報
とし（９２０２）、アドバイス送信表２１５を選択し
（２２０４０）、参加者全員に受信情報であるアドバイ
スＡ２を送信する。以降順次アドバイスを送信する。

【００６１】このように、本発明の実施の形態３に係る
禁煙支援システムは、禁煙希望者の禁煙を、医療関係者
および禁煙成功者が支援するための禁煙支援システムに
おいて、サーバ装置９は、実施の形態１の送信表２１に
アドバイス送信表２１５を加えた送信表と、禁煙指導の
ためのアドバイスを記憶しているアドバイス記憶部９３
を有し、通信制御部９２は上記アドバイス記憶部９３が
記憶しているアドバイスを順次毎日アドバイス送信表２
１５が記憶している送信先である禁煙希望者に送信する
ようにしたので、本発明の実施の形態１または２に係る
禁煙支援システムのように医療関係者が定期的にアドバ
イスを送信する必要が無いので、システムが省力化さ
れ、効率的な運用ができ、アドバイスの送信忘れといっ
た人為的ミスを予防できる。

【００６２】なお、本実施形態では、アドバイスを毎日
送信していたが、時間間隔については適宜短くしたりあ
るいは長くしたり、更には最初は短く順次長くとい漸増
間隔にしてもよいし、また不定期に発信するようにして
もよい。また、本実施形態ではアドバイスの送信先とし
ては参加者全員にしたが、例えば禁煙希望者と情報監視
者にするなど変更を行ってもよい。

【００６３】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１に係る
禁煙支援システムによれば、禁煙希望者の禁煙を、医
師、保健婦などの医療関係者および禁煙成功者が支援す
るための禁煙支援システムにおいて、禁煙希望者が入力
した禁煙に関する情報を送信する禁煙希望者端末と、医
療関係者が入力した禁煙に関する情報を送信する医療関
係者端末と、禁煙成功者が入力した禁煙に関する情報を
送信する禁煙成功者端末と、上記各端末からの情報の送
信先を予め登録した送信表、および上記送信表に基づき
受信した情報を送信する通信制御部を有するサーバ装置
と、上記サーバ装置の送信表およびまたは上記通信制御
部の制御内容を更新する更新情報を送信する事務局端末
とを備え、上記サーバ装置は上記事務局端末からの更新
情報に基づき上記送信表およびまたは上記通信制御部の
制御内容を更新するようにし、上記各端末は、上記サー
バ装置から受信した情報を表示するようにしたことによ
り、禁煙希望者は空間的時間的な距離に制約されること
なく効率的に医療関係者や禁煙成功者からの支援を受け
られるので、禁煙が容易にできる。また、ニコチン切れ
の症状で苦しいとき、同じ状況にいる人の状況を読むと
心理状態まで手に取るように分かり、自分も頑張ろうと
言う気持ちがわいてきて、禁煙成功の可能性が大きくな
る。さらに『吸いたくなったらまずパソコンに向かって
メールを打つ』という方式で喫煙要求をそらせることが
できる。また、禁煙希望者が短期的禁煙に成功した後も
禁煙成功者として禁煙支援システムに参加し、禁煙希望
者の禁煙を支援するともに、このことにより自身の喫煙
要求を現ずることができ禁煙成功者自身の禁煙の継続を
支援することができ、長期的禁煙が達成できる。また、
送信表に登録する送信先を適宜選択することにより、常
に全員に送信する場合に比し、徒に電子メールの数を増
やすことがなくいわゆるゴミメールの発生を抑制しネッ
トワーク資源を有効に活用できる、また受信メール数の
無用な肥大化を防止できる。

【００６４】また本発明の請求項２に係る禁煙支援シス
テムによれば、請求項１記載の禁煙システムにおいて、
上記各端末の一部または全部が携帯情報端末であること
により、時間や空間に無関係に発生する喫煙要求に対処
するために直ちに喫煙要求が発生したこと、すなわちＳ
ＯＳ情報を発信することができ、この情報発信という行
為により喫煙要求を紛らわせることができる。さらに、
医療関係者端末または禁煙成功者端末に携帯情報端末を
用いれば、禁煙希望者から送られてくる喫煙欲求情報に
対して、医療関係者または禁煙成功者は、直ちにこの情
報を携帯情報端末である医療関係者端末３または携帯情
報端末である禁煙成功者端末４でこの情報を受信し、即
座に助言や励ましを送ることができる。禁煙希望者が
『吸いたい』と入力してから、助言が返ってくるまでは
時間的に短く、禁煙希望者Ａが吸うか吸うまいかと逡巡
している間に戻ってくるので、吸いたいという欲求を効
果的に解消できる。

【００６５】また本発明の請求項３に係る禁煙支援シス
テムによれば、請求項１または２に記載の禁煙システム
において、上記禁煙希望者端末で入力される情報は、自
分自身の禁煙状況や、他の禁煙希望者からの禁煙状況に
対するコメントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、ま
たは禁煙途上で起こってくるさまざまな症状等の医療に
関し相談識別子を付した医療相談であり、上記医療関係
者端末で入力される情報は、前記禁煙情報に対するコメ
ントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、または上記医
療相談に対し回答識別子を付した回答、または一般的な
禁煙に関連した情報や禁煙成功者あるいは医療関係者か
らの禁煙関連情報に対するコメントといった関連情報識
別子を付した禁煙関連情報であり、上記禁煙成功者端末
で入力される情報は、前記禁煙情報に対するコメントで
禁煙情報識別子を付した禁煙情報、または自身の禁煙状
況や禁煙支援に関する情報やその他一般的な禁煙に関連
した情報や他の禁煙成功者あるいは医療関係者からの禁
煙関連情報に関するコメントといった関連情報識別子を
付した禁煙関連情報であり、上記サーバ装置の送信表
は、上記禁煙情報識別子の付された禁煙情報の送信先を
予め登録した禁煙情報送信表、およびまたは上記相談識
別子の付された医療相談の送信先を予め登録した相談送
信表、およびまたは上記回答識別子の付された回答の送
信先を予め登録した回答送信表、およびまたは上記関連
情報識別子の付された禁煙関連情報の送信先を予め登録
した関連情報送信表を有し、上記サーバ装置の通信制御
部は、受信情報の識別子に応じて上記禁煙情報送信表、
または上記相談送信表、または上記回答送信表、または
上記関連情報送信表を選択するようにしたことにより、
禁煙希望者の禁煙状況に対して医療関係者または禁煙成
功者が様々な形での支援ができ、禁煙希望者の禁煙を促
すことができる。また、禁煙希望者の禁煙に関連して発
生する様々な医療相談に対して医療関係者が回答するこ
とにより、禁煙希望者の禁煙に伴う症状に対する不安を
解消できる。また、相談送信表と回答送信表に登録され
ている送信先にのみ医療相談とそれに対する回答が送信
されるので、これらの情報の秘匿性をある程度保つこと
ができる。また、禁煙希望者が短期的禁煙に成功した後
も禁煙成功者として禁煙支援システムに参加し、禁煙希
望者の禁煙を支援するとともに、禁煙関連情報の交換に
より自身の喫煙要求を減じ自身の禁煙の継続を支援する
ことができ、長期的禁煙が達成でき、支援のスキルアッ
プが可能となる。

【００６６】また本発明の請求項４に係る禁煙支援シス
テムによれば、請求項１ないし３に記載の禁煙システム
において、上記医療関係者端末で入力される情報は、さ
らにアドバイス識別子を付した禁煙指導のためのアドバ
イスを含み、上記送信表は、上記アドバイス識別子の付
されたアドバイスの送信先として少なくとも禁煙希望者
を予め登録したアドバイス送信表を有することにより、
禁煙希望者は禁煙を実行するためのポイント、喫煙要求
退治法、突発的喫煙衝動対処法といった禁煙ノウハウを
学ぶことができるので、禁煙を的確に推進することがで
きる。

【００６７】また本発明の請求項５に係る禁煙支援シス
テムは、請求項３に記載の禁煙支援システムにおいて、
上記サーバ装置は、禁煙指導のためのアドバイスを記憶
しているアドバイス記憶部を有し、上記送信表は、上記
アドバイス記憶部からのアドバイスの送信先として少な
くとも禁煙希望者を予め登録したアドバイス送信表を有
し、上記通信制御部は、上記アドバイス記憶部からのア
ドバイスをアドバイス送信表に基づいて送信することに
より、医療関係者が定期的にアドバイスを送信する必要
が無いので、システムが省力化され、効率的な運用がで
き、アドバイスの送信忘れといった人為的ミスを予防で
きる。

【００６８】また本発明の請求項６に係る禁煙支援シス
テムによれば、請求項３ないし５に記載の禁煙支援シス
テムにおいて、上記サーバ装置は、上記相談識別子の付
された医療相談に対して自動的に回答内容を出力する自
動応答部を有し、上記通信制御部は、上記自動応答部か
らの回答を上記回答送信表に基づいて送信するので、医
療相談があった後直ちに禁煙希望者に返すことができる
ので、特に緊急を要する相談に対しては有効である。ま
た医療関係者を介することなく回答を返すことができる
ので、禁煙支援システムの効率的な運用ができる。

【００６９】また、本発明の請求項７に係る禁煙支援シ
ステムによれば、請求項１ないし６に記載の禁煙支援シ
ステムにおいて、上記禁煙成功希望者端末、上記医療関
係者端末および上記禁煙成功者端末は、上記サーバ装置
を介したメーリングリストにより情報を送受信すること
により、禁煙希望者の様々な禁煙状況に対して即時性の
ある効果的な支援を行うことができるとともに、複数の
医療関係者、喫煙成功者が複数の禁煙希望者を同時的に
支援することが可能となり、効率的かつ効果的な禁煙支
援が行える。

【００７０】また、本発明の請求項８に係る禁煙支援シ
ステムによれば、請求項１ないし７に記載の禁煙支援シ
ステムにおいて、上記禁煙成功者とは、禁煙希望者の中
で禁煙について予め定めた条件を満足した者であり、上
記事務局端末から入力される更新情報には、禁煙希望者
から禁煙成功者への変更情報を含むことにより、この新
たな禁煙成功者は改めて禁煙への動機付けがされ、長期
禁煙への足がかりが得られるとともに、禁煙成功者の仲
間入りをすることにより、禁煙希望者の支援、禁煙成功
者間の情報交換を通じて、長期禁煙が達成できるように
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１に係る禁煙支援システム
を示す構成図である。

【図２】本発明の実施の形態１に係る禁煙支援システム
のサーバ装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。

【図３】本発明の実施の形態２に係る禁煙支援システム
を示す構成図である。

【図４】本発明の実施の形態２に係る禁煙支援システム
のサーバ装置の動作を説明するための要部フローチャー
トである。

【図５】本発明の実施の形態３に係る禁煙支援システム
を示す構成図である。

【図６】本発明の実施の形態３に係る禁煙支援システム
のサーバ装置の動作を説明するための要部フローチャー
トである。

【符号の説明】

１ 禁煙希望者端末 ２、８、９ サーバ装置 ２１、２１１、２１２、２１３、２１４、２１５ 送信
表 ２２、８２、９２ 通信制御部 ３ 医療関係者端末 ４ 禁煙成功者端末 ５ 事務局端末 ７ ネットワーク ８３ 自動応答部 ９３ アドバイス記憶部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 禁煙希望者の禁煙を、医師、保健婦など
   の医療関係者および禁煙成功者が支援するための禁煙支
   援システムにおいて、 禁煙希望者が入力した禁煙に関する情報を送信する禁煙
   希望者端末と、 医療関係者が入力した禁煙に関する情報を送信する医療
   関係者端末と、 禁煙成功者が入力した禁煙に関する情報を送信する禁煙
   成功者端末と、 上記各端末からの情報の送信先を予め登録した送信表、
   および上記送信表に基づき受信した情報を送信する通信
   制御部を有するサーバ装置と、 上記サーバ装置の送信表およびまたは上記通信制御部の
   制御内容を更新する更新情報を送信する事務局端末とを
   備え、 上記サーバ装置は上記事務局端末からの更新情報に基づ
   き上記送信表およびまたは上記通信制御部の制御内容を
   更新するようにし、 上記各端末は、上記サーバ装置から受信した情報を表示
   するようにしたことを特徴とする禁煙支援システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の禁煙支援システムにおい
   て、 上記各端末の一部または全部が携帯情報端末であること
   を特徴とする禁煙支援システム。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の禁煙支援シス
   テムにおいて、 上記禁煙希望者端末で入力される情報は、自分自身の禁
   煙状況や、他の禁煙希望者からの禁煙状況に対するコメ
   ントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、または禁煙途
   上で起こってくるさまざまな症状等の医療に関し相談識
   別子を付した医療相談であり、 上記医療関係者端末で入力される情報は、前記禁煙情報
   に対するコメントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、
   または上記医療相談に対し回答識別子を付した回答、ま
   たは一般的な禁煙に関連した情報や禁煙成功者あるいは
   医療関係者からの禁煙関連情報に対するコメントといっ
   た関連情報識別子を付した禁煙関連情報であり、 上記禁煙成功者端末で入力される情報は、前記禁煙情報
   に対するコメントで禁煙情報識別子を付した禁煙情報、
   または自身の禁煙状況や禁煙支援に関する情報やその他
   一般的な禁煙に関連した情報や他の禁煙成功者あるいは
   医療関係者からの禁煙関連情報に関するコメントといっ
   た関連情報識別子を付した禁煙関連情報であり、 上記サーバ装置の送信表は、上記禁煙情報識別子の付さ
   れた禁煙情報の送信先を予め登録した禁煙情報送信表、
   およびまたは上記相談識別子の付された医療相談の送信
   先を予め登録した相談送信表、およびまたは上記回答識
   別子の付された回答の送信先を予め登録した回答送信
   表、およびまたは上記関連情報識別子の付された禁煙関
   連情報の送信先を予め登録した関連情報送信表を有し、 上記サーバ装置の通信制御部は、受信情報の識別子に応
   じて上記禁煙情報送信表、または上記相談送信表、また
   は上記回答送信表、または上記関連情報送信表を選択す
   ることを特徴とする禁煙支援システム。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の禁煙支援システムにお
   いて、 上記医療関係者端末で入力される情報は、さらに定期的
   に発信しアドバイス識別子を付した禁煙指導のためのア
   ドバイスを含み、 上記送信表は、上記アドバイス識別子の付されたアドバ
   イスの送信先として少なくとも禁煙希望者を予め登録し
   たアドバイス送信表を有することを特徴とする禁煙支援
   システム。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の禁煙支援システムにお
   いて、 上記サーバ装置は、禁煙指導のためのアドバイスを記憶
   しているアドバイス記憶部を有し、 上記送信表は、上記アドバイス記憶部からのアドバイス
   の送信先として少なくとも禁煙希望者を予め登録したア
   ドバイス送信表を有し、 上記通信制御部は、上記アドバイス記憶部からのアドバ
   イスをアドバイス送信表に基づいて送信することを特徴
   とする禁煙支援システム。
6. 【請求項６】 請求項３ないし５に記載の禁煙支援シス
   テムにおいて、 上記サーバ装置は、上記相談識別子の付された医療相談
   に対して自動的に回答内容を出力する自動応答部を有
   し、 上記通信制御部は、上記自動応答部からの回答を上記回
   答送信表に基づいて送信することを特徴とする禁煙支援
   システム。
7. 【請求項７】 請求項１ないし６に記載の禁煙支援シス
   テムにおいて、 上記禁煙成功希望者端末、上記医療関係者端末および上
   記禁煙成功者端末は、上記サーバ装置を介したメーリン
   グリストにより情報を送受信することを特徴とする禁煙
   支援システム。
8. 【請求項８】 請求項１ないし７に記載の禁煙支援シス
   テムにおいて、 上記禁煙成功者とは、禁煙希望者の中で禁煙について予
   め定めた条件を満足した者であり、 上記事務局端末から入力される更新情報には、禁煙希望
   者から禁煙成功者への変更情報を含むことを特徴とする
   禁煙支援システム。