JP2002092079A - 通信ネットワークを利用した省エネルギープラン提案システム、通信ネットワークを利用したリニューアルプラン提案システム - Google Patents

通信ネットワークを利用した省エネルギープラン提案システム、通信ネットワークを利用したリニューアルプラン提案システム

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JP2002092079A
JP2002092079A JP2000283865A JP2000283865A JP2002092079A JP 2002092079 A JP2002092079 A JP 2002092079A JP 2000283865 A JP2000283865 A JP 2000283865A JP 2000283865 A JP2000283865 A JP 2000283865A JP 2002092079 A JP2002092079 A JP 2002092079A
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JP
Japan
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building
communication device
plan
renewal
center
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JP2000283865A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Maeda
龍一 前田
Masakazu Fukunaga
雅一 福永
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リニューアル提案者と、建物、オーナー、リニ
ューアル実施者の間で、通信ネットワークを介して情報
を交換し、一連の業務をサポートすることによって、多
様な専門性により、省エネルギーのための建物の改善が
提案できるようにする。 【解決手段】センタ1と、建物内の設備機器20を管理
するとともに、建物内の状況を監視する建物通信装置2
と、省エネルギープランを提案する提案者通信装置3と
を通信ネットワークNを介して接続する。センタ1は、
予め、建物情報と設備機器情報とを記憶しており、建物
通信装置2から、建物内の設備機器20の動作状態とエ
ネルギー消費量と環境情報とを受信し、これら受信した
情報と、該当する建物の建物情報及び設備機器情報と
を、提案者通信装置3に送信して、提案者通信装置3か
ら省エネルギープランの提案を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を利用して、建物内の設備機器のエネルギー消費量の削
減を目的としたプランを提案する省エネルギープラン提
案システム、及び、建物のリニューアルプラン提案シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】建物内の消費エネルギーの削減を目的と
したリニューアルプランを提案しようとした場合、建物
内の設備機器の運行状態、エネルギー消費量、住環境デ
ータなどの現状データを計測することが必要である。こ
の計測したデータを集積し、建物の構造や環境などの条
件を加味して分析し、改善点を抽出する。そして、この
抽出した改善点を基に、最適な設備の導入、運用方法、
制御方法などを採り入れたリニューアル計画をたてる。
このリニューアル計画について、建物のオーナーの同意
を得れば、リニューアルを実施する施工業者などに発注
がなされ、施工、保守が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
省エネルギープランを提案する方法では、リニューアル
プランの提案者と対象建物とは近接しているとは限ら
ず、プラン提案者である専門家が、現場に足を運んで現
状を把握するには多くの時間とコストを費やしていた。
更に、対象となる建物が複数ある場合はコストが増大す
る。また、リニューアル提案者である専門家、建物のオ
ーナー、リニューアル実施者であるメーカーなどの間で
情報をやり取りするのにも、多くの時間とコストとを費
やす。
【0004】このような問題を解決するために、一部に
情報通信手段を用いる場合があるが、データの収集、分
析、解析、改善、受発注、施工、保守といった一連の業
務をサポートするものではなかった。
【0005】また、収集した情報を基にして改善プラン
を提案するためには、各々に特有のノウハウが必要であ
り、多様なケースを対象とする場合、各分野に精通した
専門家のすべてを、プランを提案する企業の内部に抱え
ておく必要があった。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、リニューアル提案者である専門家、対
象となる建物、建物のオーナー、メーカーやエンジニア
リング会社などのリニューアル実施者の間で、通信ネッ
トワークを介して情報を交換し、一連の業務をサポート
することによって、多様な専門性により、省エネルギー
を目的とした建物の改善が提案できる、省エネルギープ
ラン提案システムを提供することを目的としている。
【0007】また、建物のリニューアルには、省エネル
ギーを目的としたもの以外に、快適性の改善、付加価値
アップのための機能向上、老朽化による改修などを目的
としたものがあり、本発明は、このようなプランを提案
するためのリニューアルプラン提案システムを提供する
ことも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1〜請求項14には、通信ネットワ
ークを利用した省エネルギープラン提案システムを提案
する。省エネルギープラン提案システムは、このシステ
ムを運営するセンタと、建物内の設備機器を管理すると
ともに、建物内の状況を監視する建物通信装置と、省エ
ネルギープランを提案する提案者通信装置とを、通信ネ
ットワークを介して接続して構成されている。
【0009】請求項1では、センタは、予め、建物情報
と設備機器情報とを記憶しており、建物通信装置から、
建物内の設備機器の動作状態とエネルギー消費量と環境
情報とを受信し、これら受信した情報と、該当する建物
の建物情報及び設備機器情報とを、提案者通信装置に送
信して、提案者通信装置から省エネルギープランの提案
を受けるようにしている。
【0010】請求項2では、請求項1において、通信ネ
ットワークには、複数の提案者通信装置を接続するとと
もに、建物の所有者通信装置を更に接続している。セン
タは、複数の提案者通信装置の各々から、省エネルギー
プランを受信したときには、すべての省エネルギープラ
ンを所有者通信装置に転送して、選択された省エネルギ
ープランに従った設備機器のリニューアルの発注を受け
るようにしている。
【0011】請求項3では、請求項1において、通信ネ
ットワークには、複数の提案者通信装置を接続するとと
もに、建物の所有者通信装置を更に接続している。セン
タは、複数の提案者通信装置の各々から、省エネルギー
プランを受信したときには、各プランに順位を付け、順
位が高い順に所有者通信装置に転送して、採用された省
エネルギープランに従った設備機器のリニューアルの発
注を受けるようにしている。
【0012】請求項4では、請求項3において、センタ
は、所有者通信装置から、プラン却下通知を受けたとき
には、次に順位が高い省エネルギープランを送信するよ
うにしている。
【0013】請求項5では、請求項1〜請求項4のいず
れかにおいて、センタは、リニューアル実施前に、建物
通信装置から受信した、建物内の設備機器の動作状態と
エネルギー消費量と環境情報とを記憶しており、リニュ
ーアル実施後に、記憶した情報と、建物通信装置から受
信する、建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費
量、環境情報とを比較することによって、省エネルギー
効果を検証するようにしている。
【0014】請求項6では、請求項1〜請求項5のいず
れかにおいて、センタは、予め、提案者通信装置を登録
しており、この登録した提案者通信装置から省エネルギ
ープランの提案を受けるようにしている。
【0015】請求項7では、請求項6において、センタ
は、予め、提案者通信装置を専門分野別に登録してお
り、各プラン提案者の専門性に応じて、提案者通信装置
から省エネルギープランの提案を受けるようにしてい
る。
【0016】請求項8では、請求項2又は請求項3にお
いて、通信ネットワークには、建物内の設備機器のリニ
ューアルを実施する業者通信装置を更に接続している。
センタは、所有者通信装置から、省エネルギープランに
従った発注を受けたときには、業者通信装置に対して発
注情報を送信するようにしている。
【0017】請求項9では、請求項8において、通信ネ
ットワークには、複数の業者通信装置を接続している。
センタは、予め、業者通信装置を専門分野別に登録して
おり、各リニューアル実施業者の専門性に応じて、業者
通信装置に対して、発注情報を送信するようにしてい
る。
【0018】請求項10では、請求項1〜請求項9のい
ずれかにおいて、センタは、建物通信装置から受信する
建物情報及び顧客情報を蓄積するようにしている。
【0019】請求項11〜請求項13では、請求項1〜
請求項10のいずれかにおいて、センタは、建物通信装
置から、建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費
量、環境情報として、種々のデータを受信するようにな
っており、請求項11では静止画像データを受信し、請
求項12では動画像データを受信し、請求項13では音
声データを受信するようにしている。
【0020】請求項14では、請求項1〜請求項13の
いずれかにおいて、建物通信装置は、建物内の設備機器
の動作状態、エネルギー消費量、環境情報を取得する手
段が、後付け接続できるようにしている。
【0021】本発明の請求項15〜請求項28には、通
信ネットワークを利用したリニューアルプラン提案シス
テムを提案する。リニューアルプラン提案システムは、
このシステムを運営するセンタと、建物内の設備機器を
管理するとともに、建物内の状況を監視する建物通信装
置と、リニューアルプランを提案する提案者通信装置と
を、通信ネットワークを介して接続して構成される。
【0022】請求項15では、センタは、予め、建物情
報と設備機器情報とを記憶しており、建物通信装置か
ら、建物内の設備機器の動作状態と環境情報とを受信
し、これら受信した情報と、該当する建物の建物情報及
び設備機器情報とを、提案者通信装置に送信して、提案
者通信装置からリニューアルプランの提案を受けるよう
にしている。
【0023】請求項16では、請求項15において、通
信ネットワークには、複数の提案者通信装置を接続する
とともに、建物の所有者通信装置を更に接続している。
センタは、複数の提案者通信装置の各々から、リニュー
アルプランを受信したときには、すべてのリニューアル
プランを所有者通信装置に転送して、選択されたリニュ
ーアルプランに従った設備機器の発注を受けるようにし
ている。
【0024】請求項17では、請求項15において、通
信ネットワークには、複数の提案者通信装置を接続する
とともに、建物の所有者通信装置を更に接続している。
センタは、複数の提案者通信装置の各々から、リニュー
アルプランを受信したときには、各プランに順位を付
け、順位が高い順に所有者通信装置に転送して、採用さ
れたリニューアルプランに従った設備機器の発注を受け
るようにしている。
【0025】請求項18では、請求項17において、セ
ンタは、所有者通信装置から、プラン却下通知を受けた
ときには、次に順位が高いリニューアルプランを送信す
るようにしている。
【0026】請求項19では、請求項15〜請求項18
のいずれかにおいて、センタは、リニューアル実施前
に、建物通信装置から受信した、建物内の設備機器の動
作状態と環境情報とを記憶しており、リニューアル実施
後に、記憶した情報と、建物通信装置から受信する、建
物内の設備機器の動作状態、環境情報とを比較すること
によって、リニューアル効果を検証するようにしてい
る。
【0027】請求項20では、請求項15〜請求項19
のいずれかにおいて、センタは、予め、提案者通信装置
を登録しており、この登録した提案者通信装置からリニ
ューアルプランの提案を受けるようにしている。
【0028】請求項21では、請求項20において、セ
ンタは、予め、提案者通信装置を専門分野別に登録して
おり、各プラン提案者の専門性に応じて、提案者通信装
置からリニューアルプランの提案を受けるようにしてい
る。
【0029】請求項22では、請求項16又は請求項1
7において、通信ネットワークには、建物内の設備機器
のリニューアルを実施する業者通信装置を更に接続して
いる。センタは、所有者通信装置から、リニューアルプ
ランに従った発注を受けたときには、業者通信装置に対
して発注情報を送信するようにしている。
【0030】請求項23では、請求項22において、通
信ネットワークには、複数の業者通信装置を接続してい
る。センタは、予め、業者通信装置を専門分野別に登録
しており、各リニューアル実施業者の専門性に応じて、
業者通信装置に対して、発注情報を送信するようにして
いる。
【0031】請求項24では、請求項15〜請求項23
のいずれかにおいて、センタは、建物通信装置から受信
する建物情報及び顧客情報を蓄積するようにしている。
【0032】請求項25〜請求項27では、請求項15
〜請求項24のいずれかにおいて、センタは、建物通信
装置から、建物内の設備機器の動作状態、環境情報とし
て、種々のデータを受信するようになっており、請求項
25では静止画像データを受信し、請求項26では動画
像データを受信し、請求項27では音声データを受信す
るようにしている。
【0033】請求項28では、請求項15〜請求項27
のいずれかにおいて、建物通信装置は、建物内の設備機
器の動作状態、環境情報を取得する手段が、後付け接続
できるようにしている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、通信ネットワー
クを利用した省エネルギープラン提案システムの構成の
一例を示した図である。なお、図中の〜は、本シス
テムにおける動作の流れの順番を示している。
【0035】省エネルギープラン提案システムは、この
システムを運営するセンタ1と、建物内の設備機器20
を管理するとともに、建物内の状況を監視する建物通信
装置2と、省エネルギープランを提案する提案者通信装
置3とを、通信ネットワークNを介して接続して構成さ
れる。ここでは、更に、建物の所有者通信装置4と、建
物内の設備機器20のリニューアルを実施する業者通信
装置5とを、更に接続している。
【0036】ここに、プランを提案する対象となる建物
には、ビルやマンションなどの他、工場や商店などを含
んでいる。また、1つのプランによって対象となる建物
は、1つの建物には限定されず、複数の棟等が建物通信
装置2によって、管理、監視されている構成であっても
よい。建物内の設備機器20には、照明、空調、動力な
どの機器がある。
【0037】本発明では、コンピュータなどで構成さ
れ、通信ネットワークNを介して通信を行う通信装置が
各所に設置されており、提案するプランの対象となる建
物に設置された通信装置を建物通信装置2、プランを提
案する専門家の通信装置を提案者通信装置3と呼んでい
る。また、対象建物の所有者(オーナー)の通信装置を
所有者通信装置4、メーカーやエンジニアリング会社な
どのリニューアル実施者の通信装置を業者通信装置5と
呼んでいる。
【0038】通信ネットワークNとしては、インターネ
ットが代表的であるが、本発明ではこれに限定されるこ
とはなく、電話網やISDN、携帯電話網などの公衆
網、専用線、LANなどを含んでおり、すべての電気通
信回線を含んでいるものとする。通信手段も、電子メー
ルなどのデータ通信の他、ファクシミリ通信や通話(電
話)も含んでいる。
【0039】センタ1は、予め、建物情報と設備機器情
報とを対象ビル・設備データベース11(図3とともに
後述)に記憶しており、建物通信装置2から、建物内の
設備機器20の動作状態とエネルギー消費量と環境情報
とを受信し(図中)、これら受信した情報と、該当す
る建物の建物情報及び設備機器情報とを、提案者通信装
置3に送信して(図中)、提案者通信装置3から省エ
ネルギープランの提案を受ける(図中)。
【0040】このため、対象となる建物には、予め、建
物内の設備機器20の動作状態、エネルギー消費量、環
境情報を取得する手段として、センサ21などが設置さ
れ、建物通信装置2に接続されている(図中)。建物
通信装置2からセンタ1には、リアルタイムや、一定周
期に、又は、情報に変化があったときなどに、各情報が
送信される。
【0041】センタ1が建物通信装置2から受ける設備
機器20の動作状態には、動作時間帯や動作頻度などが
含まれる。エネルギー消費量には、電気の使用量の他、
ガスや水道などのエネルギーの使用量も含まれる。環境
情報には、温度、湿度、二酸化炭素濃度、照度などが含
まれる。また、センタ1に予め記憶した建物情報には、
建物の所在地や施工図面などの建物の関連情報の他、そ
の所在地の気象データや、所有者(オーナー)の情報も
含んでいる。設備機器情報には、製造元や製品名など、
稼動中の設備機器に関する情報が含まれている。
【0042】プランの提案者(専門家)は、上記したす
べての情報を基にして、独自の手法によって、対象建物
の省エネルギーの状況を診断し、省エネルギーを目的と
したリニューアルプランを提案する(図中)。そのプ
ランには、省エネルギーを実現するための新たな設備機
器20を導入する提案の他、設備機器20の修繕、現在
とは異なる運用手法の提案などを含んでいる。
【0043】このように、センタ1では、オンラインで
建物及び設備の状態のデータが収集できるため、従来と
比べて、時間やコストが大幅に削減できる。また、デー
タを常に新しく更新された状態で維持することができ、
このようなデータに基づいてプランが作成できる。
【0044】本発明では、建物のリニューアルは、省エ
ネルギーを目的としたもの以外に、快適性の改善、付加
価値アップのための機能向上、老朽化による改修などを
目的としたリニューアルプラン提案システムも提案して
おり、その構成は、省エネルギープラン提案システムと
同様であり、以下には、両システムを並行して説明す
る。
【0045】リニューアルプラン提案システムでも、図
1に示すように、システムを運営するセンタ1と、建物
内の設備機器20を管理するとともに、建物内の状況を
監視する建物通信装置2と、リニューアルプランを提案
する提案者通信装置3とを、通信ネットワークNを介し
て接続している。
【0046】センタ1は、予め、建物情報と設備機器情
報とを記憶しており、建物通信装置2から、建物内の設
備機器20の動作状態と環境情報とを受信し(図中
)、これら受信した情報と、該当する建物の建物情報
及び設備機器情報とを、提案者通信装置3に送信して
(図中)、提案者通信装置3からリニューアルプラン
の提案を受ける(図中)。すなわち、リニューアルプ
ラン提案システムでは、建物通信装置2から受信する情
報として、エネルギー消費量は必須となっておらず、必
要に応じて建物側から取得される。リニューアルプラン
提案システムでは、専門家は、自己の手法によって、様
々な観点から診断を行い、種々のリニューアルプランを
提案することができる。
【0047】図1では、通信ネットワークNには、複数
の提案者通信装置3(ここでは、3台(#A,#B,#
C))を接続しており、省エネルギープラン提案システ
ムでは、センタ1は、複数の提案者通信装置3の各々か
ら、省エネルギープランを受信したときには(図中
)、すべての省エネルギープランを所有者通信装置4
に転送して(図中)、選択された省エネルギープラン
に従った設備機器20のリニューアルの発注を受ける
(図中)。これによって、広く専門家からのノウハウ
を集めることができ、様々な観点からのプランを作成す
るため、社内の多くの専門家を保有しておく必要がな
い。
【0048】このようにして、センタ1は、プランの提
案を実施するときには、登録している専門家(提案者通
信装置3)に対し、まず、通信ネットワークNを介し
て、その旨をアナウンスし概要を伝える。これに対し、
リニューアルプラン提案活動への参加を表明する専門家
があれば、その専門家に必要なすべての情報を送信する
ようにすればよい。
【0049】リニューアルプラン提案システムでは、セ
ンタ1は、複数の提案者通信装置3の各々から、リニュ
ーアルプランを受信したときには(図中)、すべての
リニューアルプランを所有者通信装置4に転送して(図
中)、選択されたリニューアルプランに従った設備機
器20の発注を受ける(図中)。
【0050】また、センタ1から、意思決定者である建
物の所有者には、以下のようにしてプランを提案するこ
とができる。センタ1は、複数の提案者通信装置3の各
々から、省エネルギープランを受信したときには(図中
)、各プランに順位を付け、順位が高い順に、所有者
通信装置4に転送して(図中)、採用された省エネル
ギープランに従った設備機器のリニューアルの発注を受
ける(図中)。このとき、センタ1では、所有者通信
装置4から、プラン却下通知を受けたときには、次に順
位が高い省エネルギープランを送信している(図中
)。これによって、所有者側では、プランの選択が容
易になる。
【0051】このようにプランに順位をつけるために
は、センタ1は、各専門家から提案されたプランの正当
性を評価する機能(スキル)を有しており、実現性のな
いプランを排除している。プランの順位付けの基準とし
ては、様々なものがあり、センタ1が独自の手法によっ
て順位をつける。
【0052】順位が上位になるものの例としては、リニ
ューアル費用の償却期間が短いもの、所定期間(例えば
1年間)の省エネルギーによる効果(金額)が大きいも
の、リニューアル費用が安価(予算内)なもの(運用や
制御ソフトの変更などで実施でき、設備投資がすくない
もの)、住環境(二酸化炭素濃度、照度など)の改善度
合が大きいものなどがある。また、リニューアル工事の
期間が短いなど、管理ビルの稼動(営業)に影響が少な
いといった要素を含めてもよい。
【0053】リニューアルプラン提案システムでも同様
に、センタ1は、複数の提案者通信装置3の各々から、
リニューアルプランを受信したときには(図中)、各
プランに順位を付け、順位が高い順に、所有者通信装置
4に転送して(図中)、採用されたリニューアルプラ
ンに従った設備機器20の発注を受ける(図中)。こ
の場合、センタ1は、所有者通信装置4から、プラン却
下通知を受けたときには、次に順位が高いリニューアル
プランを送信している(図中)。
【0054】また、省エネルギープラン提案システムで
は、センタ1は、予め、提案者通信装置3を、登録専門
家リスト12(図4とともに後述)として登録してお
り、この登録した提案者通信装置3から省エネルギープ
ランの提案を受けるようにしている。登録専門家リスト
12では、提案者通信装置3を、電気、ガス、水道など
エネルギー種別などに応じた専門分野別に登録してお
り、センタ1では、各プラン提案者の専門性に応じて、
提案者通信装置3から省エネルギープランの提案を受け
る。このように、センタ1によって、各専門家の専門性
を把握しておくことにより、最適なプランニングを無駄
なく行うことが出来る。
【0055】リニューアルプラン提案システムでも同様
に、センタ1は、予め、提案者通信装置3を登録専門家
リスト12として登録しており、この登録した提案者通
信装置3からリニューアルプランの提案を受ける。登録
専門家リスト12では、提案者通信装置3を専門分野別
に登録しており、センタ1では、各プラン提案者の専門
性に応じて、提案者通信装置3からリニューアルプラン
の提案を受ける。
【0056】次に、省エネルギープラン提案システムで
は、センタ1は、所有者通信装置4から、省エネルギー
プランに従った発注を受けたときには(図中)、建物
内の設備機器20のリニューアルを実施する業者通信装
置5に対して、材料、製品、施工などに関する発注情報
を送信する(図中)。ここに、リニューアルを実施す
る業者には、メーカーやエンジニアリング会社が相当す
る。
【0057】センタ1は、建物の所有者から発注を受け
たときには、その採用されたプランの提案者である専門
家に対して、プラン報奨金を支払うようにすればよい。
これによって、よりよいプランが、専門家によって作成
されることになる。
【0058】また、通信ネットワークNに、複数の業者
通信装置5を接続している場合は、センタ1は、予め、
業者通信装置5を、電気、ガス、水道などエネルギー種
別などに応じた専門分野別に登録しており、各リニュー
アル実施業者の専門性に応じて、業者通信装置5に対し
て、発注情報を送信する。これによって、建物内の設備
機器20のリニューアルが実施される(図中)。この
ように、センタ1によって、各リニューアル実施者の専
門分野を把握しておくことにより、最適な施工を無駄な
く行うことが出来る。
【0059】リニューアルプラン提案システムでも同様
に、センタ1は、所有者通信装置4から、リニューアル
プランに従った発注を受けたときには(図中)、業者
通信装置5に対して発注情報を送信する(図中)。ま
た、通信ネットワークNに、複数の業者通信装置5を接
続している場合は、センタ1は、予め、業者通信装置5
を専門分野別に登録しており、各リニューアル実施業者
の専門性に応じて、業者通信装置5に対して、発注情報
を送信する。
【0060】また、センタ1は、リニューアル実施後の
リニューアル効果の検証機能を備えている。そのため
に、省エネルギープラン提案システムでは、センタ1
は、リニューアル実施前に、建物通信装置2から受信し
た、建物内の設備機器の動作状態とエネルギー消費量と
環境情報とを記憶している。そして、リニューアル実施
後にも、継続して、建物通信装置2から建物内の設備機
器20の動作状態、エネルギー消費量、環境情報を受信
し(図中)、リニューアル実施前に記憶した情報と、
リニューアル実施後に受信する情報とを比較することに
よって、省エネルギー効果を検証する。
【0061】リニューアル実施後も、実施前と同様に、
建物通信装置2からセンタ1には、リアルタイムや一定
周期などで、各情報が送信される。センタ1は、独自の
手法によって、作成されたプラン通りに省エネルギー効
果が得られているかを検証する。この検証の対象には、
リニューアル費用の償却期間、省エネルギーによって節
約できた金額、リニューアルの実施費用、住環境(二酸
化炭素濃度、照度など)の改善度合などが含まれる。省
エネルギー効果の検証の結果、その効果があった場合に
は、センタ1から、そのプランを作成した専門家に対し
て省エネ報奨金を与えるようにすればよい。
【0062】リニューアルプラン提案システムでも同様
に、センタ1は、リニューアル実施前に、建物通信装置
2から受信した、建物内の設備機器20の動作状態と環
境情報とを記憶しており、リニューアル実施後に、記憶
した情報と、建物通信装置2から受信する、建物内の設
備機器の動作状態、環境情報とを比較することによっ
て、リニューアル効果を検証する。
【0063】センタ1は、実際の発注費用に、設備費用
やコンサルティング費用などの必要な費用を上乗せし
て、ビルオーナー(建物の所有者)が支払う費用から利
益を得る。また、契約メーカーなど(リニューアル実施
者)から利益を得るようにしてもよい。更に、建物の設
備機器20の運行状態、エネルギー使用量を計測、監視
することにより、ビルオーナーからメンテナンス料を徴
収してもよい。この場合、センタ1は、実際にメンテナ
ンスを行う契約エンジニアリング会社に、メンテナンス
料の一部を支払うことになる。
【0064】図2には、センタ1の動作の一例をフロー
チャートで示している(100〜108)。ここには、
複数の提案者通信装置3に対して、プラン作成のために
必要な情報を送信した後から、業者通信装置5に対して
発注をするまでの動作を示している。
【0065】センタ1では、各専門家(提案者通信装置
3)からの省エネプランを受信すると(100,10
1)、各プランを評価して順位をつける(102)。各
プランは、順位が高い順にビルオーナー(所有者通信装
置4)に送信され、いずれかのプランについて発注を受
けたときには、メーカ(業者通信装置5)に発注情報を
送信する(103〜108)。
【0066】なお、ここでは、すべての専門家からのプ
ランが揃ってから、各プランに順位をつけているが、こ
れに限定されることはなく、プランの提出期限がきたと
きに、その期限内に受信したプランのみを対象として順
位をつけてもよい。また、ビルオーナーには、プランを
1つずつ送信するのではなく、順位をつけたプランを一
度に送信するようにしてもよい。
【0067】次に、センタ1に備えられた対象ビル・設
備データベース11の構成例を図3に示す。対象ビル・
設備データベース11には、本発明システムを適用して
いる建物毎に、例えば、建物情報として、建物の所在地
や通信アドレスなどの連絡手段、施工図面データなどの
建物の関連情報の他、その所在地の気象データや、所有
者(オーナー)の情報などを格納している。また、設備
機器情報として、各設備機器20の設置場所、製造元、
製品名、製造・施工年月日など、稼動中の設備機器20
に関する情報を格納している。
【0068】図4には、センタ1に備えられた登録専門
家リスト12の構成例を示している。登録専門家リスト
12には、複数の専門家(提案者通信装置3)が、電
気、ガス、水道などのエネルギー種別に対応した専門分
野別にカテゴライズされており、電子メールアドレスな
どによって登録されている。なお、専門家の分類は、エ
ネルギー種別毎に限定されるものではなく、空調、照
明、動力といった設備種別毎に行ってもよい。設備種別
によって分類すれば、例えば、空調のためのエネルギー
を、電気からガスに切り替えるといったプランを提案す
ることができる。
【0069】なお、省エネルギープラン提案システムと
リニューアルプラン提案システムのいずれにおいても、
センタ1は、建物通信装置2から受信する建物情報及び
顧客情報を蓄積するようにしている。このような蓄積さ
れたり更新された情報は、プランの作成時に、専門家側
に送信される。これによって、詳細なプランの作成が可
能になる。
【0070】建物情報や顧客情報としては、予め、対象
ビル・設備データベース11に格納している、建物から
設備機器20の動作状態などの情報を収集するための建
物へのアクセス情報、建物の施工図面などの関連情報以
外に、建物がある地域の気象データなど、建物から受信
するエネルギー使用量などの情報に影響を与える情報を
格納する。
【0071】また、物情報及び顧客情報には、管理対象
建物の使われ方の情報を含んでいる。例えば、対象建物
の使用目的、使用人数といった情報がある。建物の使用
目的として、工場のラインが変わったり、テナントが変
わったり、空室になったりすると、作成するプランに影
響を及ぼす。また、OA機器が大量に導入されて熱を発
生している場合、間仕切りによって空気の流れに影響が
出た場合、ブラインドや窓を開け放しにした場合などで
は、空調や照明の稼働に影響を及ぼすので、このような
情報も含まれる。
【0072】更に、省エネルギープラン提案システムと
リニューアルプラン提案システムのいずれにおいても、
センタ1は、建物通信装置2から、建物内の設備機器2
0の動作状態、エネルギー消費量、環境情報などとし
て、種々のデータを受信するようになっている。
【0073】センタ1や提案者通信装置3(専門家)
は、建物通信装置2から、カメラで撮影する静止画像デ
ータや動画像データを受信して、建物に出入りする様子
や利用状況を確認し、空調などへの影響を判断する。ま
た、結露、汚れ、故障などの設備機器20や住環境の状
態を確認する。また、建物通信装置2から、マイクで集
音する音声データを受信して、設備機器20から異常音
が発生していないかを確認し、運転状況などを判断す
る。
【0074】このように種々のデータが得られるように
すれば、専門家がわざわざ現場に足を運ぶことがなく、
現場の実状を知ることができ、分析や改善の提案の精度
を高めることが出来る。
【0075】なお、上記したような、建物内の設備機器
20の動作状態、エネルギー消費量、環境情報などを取
得する、センサ21、カメラ、マイクなどの手段は、建
物通信装置2に後付け接続できるようになっており、こ
れによって、既存の建物に対し、本発明システムを簡単
に適用することができる。また、取り外しも簡単に出来
るので、データ収集を必要なときに必要な場所で行うこ
とが可能になり、建物の所有者の設備投資を抑えること
が出来る。また、これらの機器をセンタ1側などからリ
ースするようにすれば、建物の所有者の設備投資を抑え
ることが出来る。
【0076】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項14に係る省エネルギープラン
提案システムによれば、リニューアル提案者、建物、オ
ーナー、リニューアル実施者の間で、通信ネットワーク
を介して情報を交換し、センタが、データの収集、分
析、解析、改善、受発注、施工、保守の一連の業務をサ
ポートすることによって、多様な専門性に従い、建物の
省エネルギーを目的とした改善を提案することができ
る。
【0077】また、通信ネットワークを介して情報交換
をすることによって、例えば、プラン提案者である専門
家が、わざわざ現場に足を運んで現状を把握する必要が
ないので、時間とコストの節約にもなる。
【0078】特に請求項1では、センタが、対象建物か
ら建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費量、環
境情報といったデータを、通信ネットワークを通じて収
集できるので、従来と比べて、時間やコストが大幅に削
減できる。また、データを常に新しく更新された状態で
維持することができ、このようなデータを基に省エネル
ギープランを提案できる。
【0079】請求項2〜請求項4の各々では、センタ
は、複数の提案者通信装置から受信した省エネルギープ
ランを、所有者通信装置に転送して、選択された省エネ
ルギープランに従った設備機器のリニューアルの発注を
受けるようにしているので、広く専門家からのノウハウ
を集めることができ、様々な観点からのプランが作成で
き、社内に多くの専門家を有しておく必要もない。
【0080】特に、請求項3、請求項4では、センタ
は、複数の提案者通信装置から受信した省エネルギープ
ランに順位を付け、順位が高い順に所有者通信装置に転
送するので、建物の所有者側でプラン選択のための手間
を少なくできる。
【0081】請求項5では、センタは、リニューアル実
施後の省エネルギー効果を検証するので、採用された省
エネルギープランが保証される。また、プランの精度の
向上にもつながる。
【0082】請求項6では、センタは、予め提案者通信
装置を登録しており、請求項7では、更に、センタは、
プラン提案者の専門性に応じて、提案者通信装置から省
エネルギープランの提案を受ける。センタが、各専門家
の専門性を把握しておくことによって、最適なプランニ
ングを無駄なく行うことが出来る。
【0083】請求項8では、センタは、所有者通信装置
から、省エネルギープランに従った発注を受けると、業
者通信装置に対して発注情報を送信するので、発注業務
もセンタによって自動的に行うことが出来る。
【0084】請求項9では、センタは、各リニューアル
実施業者の専門性に応じて、業者通信装置に対して、発
注情報を送信する。センタが、各専門家の専門性を把握
しておくことによって、最適なプランニングを無駄なく
行うことが出来る。
【0085】請求項10では、センタは、建物通信装置
から受信する建物情報及び顧客情報を蓄積しているの
で、専門家による詳細なプランの作成、リニューアル後
の詳細な検証が可能になる。
【0086】請求項11〜請求項13では、センタは、
建物通信装置から、建物内の設備機器の動作状態、エネ
ルギー消費量、環境情報として、静止画像データ、動画
像データ、音声データを受信するので、プランの提案者
である専門家が、わざわざ現場に足を運ぶことがなく、
現場の実状を知ることができ、分析や改善の提案の精度
を高めることが出来る。
【0087】請求項14では、建物通信装置は、建物内
の設備機器の動作状態、エネルギー消費量、環境情報を
取得する手段が、後付け接続できるので、既存の建物に
対して、本発明システムが簡単に適用できる。また、取
り外しも簡単に出来るので、データ収集を、必要なとき
に必要な場所で行うことが可能になり、建物の所有者の
設備投資を抑えることが出来る。
【0088】本発明の請求項15〜請求項28に係るリ
ニューアルプラン提案システムによれば、省エネルギー
を目的としたもの以外の、快適性の改善、付加価値アッ
プのための機能向上、老朽化による改修などを目的とし
たリニューアルプランの提案についても、請求項1〜請
求項14に係る省エネルギープラン提案システムと同様
の効果を奏する。
【0089】すなわち、リニューアルプラン提案システ
ムによれば、リニューアル提案者、建物、オーナー、リ
ニューアル実施者の間で、通信ネットワークを介して情
報を交換し、センタが、データの収集、分析、解析、改
善、受発注、施工、保守の一連の業務をサポートするこ
とによって、多様な専門性に従い、建物の改善を提案す
ることができる。
【0090】また、通信ネットワークを介して情報交換
をすることによって、例えば、プラン提案者である専門
家が、わざわざ現場に足を運んで現状を把握する必要が
ないので、時間とコストの節約にもなる。
【0091】特に請求項15では、センタが、対象建物
から建物内の設備機器の動作状態、環境情報といったデ
ータを、通信ネットワークを通じて収集できるので、従
来と比べて、時間やコストが大幅に削減できる。また、
データを常に新しく更新された状態で維持することがで
き、このようなデータを基にリニューアルプランを提案
できる。
【0092】請求項16〜請求項18の各々では、セン
タは、複数の提案者通信装置から受信したリニューアル
プランを、所有者通信装置に転送して、選択されたプラ
ンに従った設備機器の発注を受けるようにしているの
で、広く専門家からのノウハウを集めることができ、様
々な観点からのプランが作成でき、社内に多くの専門家
を有しておく必要もない。
【0093】特に、請求項17、請求項18では、セン
タは、複数の提案者通信装置から受信したリニューアル
プランに順位を付け、順位が高い順に所有者通信装置に
転送するので、建物の所有者側でプラン選択のための手
間を少なくできる。
【0094】請求項19では、センタは、リニューアル
実施後の効果を検証するので、採用されたリニューアル
プランが保証される。また、プランの精度の向上にもつ
ながる。
【0095】請求項20では、センタは、予め提案者通
信装置を登録しており、請求項21では、更に、センタ
は、プラン提案者の専門性に応じて、提案者通信装置か
らリニューアルプランの提案を受ける。センタが、各専
門家の専門性を把握しておくことによって、最適なプラ
ンニングを無駄なく行うことが出来る。
【0096】請求項22では、センタは、所有者通信装
置から、リニューアルプランに従った発注を受けると、
業者通信装置に対して発注情報を送信するので、発注業
務もセンタによって自動的に行うことが出来る。
【0097】請求項23では、センタは、各リニューア
ル実施業者の専門性に応じて、業者通信装置に対して、
発注情報を送信する。センタが、各専門家の専門性を把
握しておくことによって、最適なプランニングを無駄な
く行うことが出来る。
【0098】請求項24では、センタは、建物通信装置
から受信する建物情報及び顧客情報を蓄積しているの
で、専門家による詳細なプランの作成、リニューアル後
の詳細な検証が可能になる。
【0099】請求項25〜請求項27では、センタは、
建物通信装置から、建物内の設備機器の動作状態、環境
情報として、静止画像データ、動画像データ、音声デー
タを受信するので、プランの提案者である専門家が、わ
ざわざ現場に足を運ぶことがなく、現場の実状を知るこ
とができ、分析や改善の提案の精度を高めることが出来
る。
【0100】請求項28では、建物通信装置は、建物内
の設備機器の動作状態、環境情報を取得する手段が、後
付け接続できるので、既存の建物に対して、本発明シス
テムが簡単に適用できる。また、取り外しも簡単に出来
るので、データ収集を、必要なときに必要な場所で行う
ことが可能になり、建物の所有者の設備投資を抑えるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ネットワークを利用した省エネル
ギープラン提案システム(リニューアルプラン提案シス
テム)の構成及び動作の一例を示す図である。
【図2】センタの動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】対象ビル・設備データベースの構成の一例を示
す図である。
【図4】登録専門家リストの構成の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 センタ 2 建物通信装置 3 提案者通信装置 4 所有者通信装置 5 業者通信装置 20 設備機器 21 センサ N 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 稔 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC00 CC05 DD03 GG04

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】省エネルギープラン提案システムを運営す
    るセンタと、建物内の設備機器を管理するとともに、建
    物内の状況を監視する建物通信装置と、省エネルギープ
    ランを提案する提案者通信装置とを、通信ネットワーク
    を介して接続して構成したシステムであって、 上記センタは、予め、建物情報と設備機器情報とを記憶
    しており、上記建物通信装置から、建物内の設備機器の
    動作状態とエネルギー消費量と環境情報とを受信し、こ
    れら受信した情報と、該当する建物の建物情報及び設備
    機器情報とを、上記提案者通信装置に送信して、提案者
    通信装置から省エネルギープランの提案を受けるように
    している、通信ネットワークを利用した省エネルギープ
    ラン提案システム。
  2. 【請求項2】上記通信ネットワークには、複数の提案者
    通信装置を接続するとともに、建物の所有者通信装置を
    更に接続しており、 上記センタは、上記複数の提案者通信装置の各々から、
    省エネルギープランを受信したときには、すべての省エ
    ネルギープランを上記所有者通信装置に転送して、選択
    された省エネルギープランに従った設備機器のリニュー
    アルの発注を受けるようにしている、請求項1に記載の
    通信ネットワークを利用した省エネルギープラン提案シ
    ステム。
  3. 【請求項3】上記通信ネットワークには、複数の提案者
    通信装置を接続するとともに、建物の所有者通信装置を
    更に接続しており、 上記センタは、上記複数の提案者通信装置の各々から、
    省エネルギープランを受信したときには、各プランに順
    位を付け、順位が高い順に上記所有者通信装置に転送し
    て、採用された省エネルギープランに従った設備機器の
    リニューアルの発注を受けるようにしている、請求項1
    に記載の通信ネットワークを利用した省エネルギープラ
    ン提案システム。
  4. 【請求項4】上記センタは、上記所有者通信装置から、
    プラン却下通知を受けたときには、次に順位が高い省エ
    ネルギープランを送信するようにしている、請求項3に
    記載の通信ネットワークを利用した省エネルギープラン
    提案システム。
  5. 【請求項5】上記センタは、リニューアル実施前に、上
    記建物通信装置から受信した、建物内の設備機器の動作
    状態とエネルギー消費量と環境情報とを記憶しており、
    リニューアル実施後に、上記記憶した情報と、上記建物
    通信装置から受信する、建物内の設備機器の動作状態、
    エネルギー消費量、環境情報とを比較することによっ
    て、省エネルギー効果を検証するようにしている、請求
    項1〜請求項4のいずれかに記載の通信ネットワークを
    利用した省エネルギープラン提案システム。
  6. 【請求項6】上記センタは、予め、上記提案者通信装置
    を登録しており、この登録した提案者通信装置から省エ
    ネルギープランの提案を受けるようにしている、請求項
    1〜請求項5のいずれかに記載の通信ネットワークを利
    用した省エネルギープラン提案システム。
  7. 【請求項7】上記センタは、予め、上記提案者通信装置
    を専門分野別に登録しており、各プラン提案者の専門性
    に応じて、提案者通信装置から省エネルギープランの提
    案を受けるようにしている、請求項6に記載の通信ネッ
    トワークを利用した省エネルギープラン提案システム。
  8. 【請求項8】上記通信ネットワークには、建物内の設備
    機器のリニューアルを実施する業者通信装置を更に接続
    しており、 上記センタは、上記所有者通信装置から、省エネルギー
    プランに従った発注を受けたときには、上記業者通信装
    置に対して発注情報を送信するようにしている、請求項
    2又は請求項3に記載の通信ネットワークを利用した省
    エネルギープラン提案システム。
  9. 【請求項9】上記通信ネットワークには、複数の業者通
    信装置を接続し、 上記センタは、予め、上記業者通信装置を専門分野別に
    登録しており、各リニューアル実施業者の専門性に応じ
    て、業者通信装置に対して、発注情報を送信するように
    している、請求項8に記載の通信ネットワークを利用し
    た省エネルギープラン提案システム。
  10. 【請求項10】上記センタは、上記建物通信装置から受
    信する建物情報及び顧客情報を蓄積するようにしてい
    る、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の通信ネット
    ワークを利用した省エネルギープラン提案システム。
  11. 【請求項11】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費量、環境
    情報として、静止画像データを受信するようにしてい
    る、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の通信ネッ
    トワークを利用した省エネルギープラン提案システム。
  12. 【請求項12】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費量、環境
    情報として、動画像データを受信するようにしている、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の通信ネットワ
    ークを利用した省エネルギープラン提案システム。
  13. 【請求項13】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、エネルギー消費量、環境
    情報として、音声データを受信するようにしている、請
    求項1〜請求項10のいずれかに記載の通信ネットワー
    クを利用した省エネルギープラン提案システム。
  14. 【請求項14】上記建物通信装置は、建物内の設備機器
    の動作状態、エネルギー消費量、環境情報を取得する手
    段が、後付け接続できるようにしている、請求項1〜請
    求項13のいずれかに記載の通信ネットワークを利用し
    た省エネルギープラン提案システム。
  15. 【請求項15】リニューアルプラン提案システムを運営
    するセンタと、建物内の設備機器を管理するとともに、
    建物内の状況を監視する建物通信装置と、リニューアル
    プランを提案する提案者通信装置とを、通信ネットワー
    クを介して接続して構成したシステムであって、 上記センタは、予め、建物情報と設備機器情報とを記憶
    しており、上記建物通信装置から、建物内の設備機器の
    動作状態と環境情報とを受信し、これら受信した情報
    と、該当する建物の建物情報及び設備機器情報とを、上
    記提案者通信装置に送信して、提案者通信装置からリニ
    ューアルプランの提案を受けるようにしている、通信ネ
    ットワークを利用したリニューアルプラン提案システ
    ム。
  16. 【請求項16】上記通信ネットワークには、複数の提案
    者通信装置を接続するとともに、建物の所有者通信装置
    を更に接続しており、 上記センタは、上記複数の提案者通信装置の各々から、
    リニューアルプランを受信したときには、すべてのリニ
    ューアルプランを上記所有者通信装置に転送して、選択
    されたリニューアルプランに従った設備機器の発注を受
    けるようにしている、請求項15に記載の通信ネットワ
    ークを利用したリニューアルプラン提案システム。
  17. 【請求項17】上記通信ネットワークには、複数の提案
    者通信装置を接続するとともに、建物の所有者通信装置
    を更に接続しており、 上記センタは、上記複数の提案者通信装置の各々から、
    リニューアルプランを受信したときには、各プランに順
    位を付け、順位が高い順に上記所有者通信装置に転送し
    て、採用されたリニューアルプランに従った設備機器の
    発注を受けるようにしている、請求項15に記載の通信
    ネットワークを利用したリニューアルプラン提案システ
    ム。
  18. 【請求項18】上記センタは、上記所有者通信装置か
    ら、プラン却下通知を受けたときには、次に順位が高い
    リニューアルプランを送信するようにしている、請求項
    17に記載の通信ネットワークを利用したリニューアル
    プラン提案システム。
  19. 【請求項19】上記センタは、リニューアル実施前に、
    上記建物通信装置から受信した、建物内の設備機器の動
    作状態と環境情報とを記憶しており、 リニューアル実施後に、上記記憶した情報と、上記建物
    通信装置から受信する、建物内の設備機器の動作状態、
    環境情報とを比較することによって、リニューアル効果
    を検証するようにしている、請求項15〜請求項18の
    いずれかに記載の通信ネットワークを利用したリニュー
    アルプラン提案システム。
  20. 【請求項20】上記センタは、予め、上記提案者通信装
    置を登録しており、この登録した提案者通信装置からリ
    ニューアルプランの提案を受けるようにしている、請求
    項15〜請求項19のいずれかに記載の通信ネットワー
    クを利用したリニューアルプラン提案システム。
  21. 【請求項21】上記センタは、予め、上記提案者通信装
    置を専門分野別に登録しており、各プラン提案者の専門
    性に応じて、提案者通信装置からリニューアルプランの
    提案を受けるようにしている、請求項20に記載の通信
    ネットワークを利用したリニューアルプラン提案システ
    ム。
  22. 【請求項22】上記通信ネットワークには、建物内の設
    備機器のリニューアルを実施する業者通信装置を更に接
    続しており、 上記センタは、上記所有者通信装置から、リニューアル
    プランに従った発注を受けたときには、上記業者通信装
    置に対して発注情報を送信するようにしている、請求項
    16又は請求項17に記載の通信ネットワークを利用し
    たリニューアルプラン提案システム。
  23. 【請求項23】上記通信ネットワークには、複数の業者
    通信装置を接続し、 上記センタは、予め、上記業者通信装置を専門分野別に
    登録しており、各リニューアル実施業者の専門性に応じ
    て、業者通信装置に対して、発注情報を送信するように
    している、請求項22に記載の通信ネットワークを利用
    したリニューアルプラン提案システム。
  24. 【請求項24】上記センタは、上記建物通信装置から受
    信する建物情報及び顧客情報を蓄積するようにしてい
    る、請求項15〜請求項23のいずれかに記載の通信ネ
    ットワークを利用したリニューアルプラン提案システ
    ム。
  25. 【請求項25】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、環境情報として、静止画
    像データを受信するようにしている、請求項15〜請求
    項24のいずれかに記載の通信ネットワークを利用した
    リニューアルプラン提案システム。
  26. 【請求項26】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、環境情報として、動画像
    データを受信するようにしている、請求項15〜請求項
    24のいずれかに記載の通信ネットワークを利用したリ
    ニューアルプラン提案システム。
  27. 【請求項27】上記センタは、上記建物通信装置から、
    建物内の設備機器の動作状態、環境情報として、音声デ
    ータを受信するようにしている、請求項15〜請求項2
    4のいずれかに記載の通信ネットワークを利用したリニ
    ューアルプラン提案システム。
  28. 【請求項28】上記建物通信装置は、建物内の設備機器
    の動作状態、環境情報を取得する手段が、後付け接続で
    きるようにしている、請求項15〜請求項27のいずれ
    かに記載の通信ネットワークを利用したリニューアルプ
    ラン提案システム。
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