JP2002091234A - アース板、このアース板を有するフランジ及びこのフランジを備えた電子写真用感光体 - Google Patents
アース板、このアース板を有するフランジ及びこのフランジを備えた電子写真用感光体Info
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Abstract
ランジおよびギヤフランジを嵌合させたときに、良好な
導電性を確保しつつ感光ドラムの開口端部の変形を防止
し、その変形に起因する画像障害の発生を防止し、かつ
本発明にかかる電子写真用感光体を搭載した装置の稼働
中に異音の発生を防止すること。 【解決手段】 外周に感光層を備えた円筒状導電性基体
からなる感光ドラムの開口端部内側に嵌合される樹脂フ
ランジに取り付けられるものであって、中央部に回転軸
の貫通孔と、この回転軸に導電接触する中央接点部を備
え、円周部に前記基体の内周面に導電接触する周縁接点
部を備えるアース板において、アース板を0.2〜0.
4mm厚みのリン青銅とすること。
Description
レーザービームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真技
術を応用した事務機器に搭載される電子写真用感光体及
びその感光体の開口端部に嵌合されているフランジ及び
フランジに取り付けられるアース板に関する。
フランジをその感光ドラムの両開口端部に嵌合させて、
複写機やプリンタ等の電子写真応用機器に回転軸を介し
て搭載される。電子写真プロセスで形成される画像の良
否は、感光層の電気特性及び外観だけでなく、フランジ
やギヤフランジ自体の精度や感光ドラムとの組立て精度
の良否によって決定される。
ギヤフランジの材料としてポリカーボネート(PC)樹
脂やポリアセタール(POM)樹脂などが広く採用され
ている。
像を得るには電子写真用感光体とそれを搭載する装置例
えば複写機側(直接的には回転軸)との間に良好な導電
接続が確保され維持されていることが重要である。前述
のようにフランジやギヤフランジの材料として樹脂を採
用した場合は特にギヤフランジに金属製のアース板を取
り付けて前述の導電接続を確保しなければならない。
感光ドラムの開口端部への嵌合作業の容易性、および感
光体に嵌合された後の良好な導電接続性とを考慮して、
感光体の内径より小径のアース板の円周に大径の突起状
接点部を設けたものが既に知られている。
ためには、その突起状接点部の先端を尖らせて感光ドラ
ムの内面に強く食い込む形状にすることが多い。一方、
感光ドラムの基体の厚みは材料コスト低減のために薄肉
化している。そのために前述の接点の感光体への食い込
みの影響が感光体嵌合部の外周面の変形となって現れる
という問題がある。この問題は、この感光体の嵌合部の
外周面は、回転コロが接触して現像スリーブと感光体表
面との一様な間隔を制御する機能を担っているため、こ
の外周面が変形すると現像プロセスに影響を及ぼし画像
障害の原因となるという点において、極めて重要であ
る。
し、特開平9―146411号公報には、その材質とし
てステンレススチールを採用する記載がある。
は、装置側の回転軸や接点となるピンの材質が一般的に
採用されることの多いステンレススチールの場合、相互
に硬度が高いため装置の稼働中、回転接触部から異音の
発生が多いという問題がある。
の開口端部にアース板を有するフランジおよびギヤフラ
ンジを嵌合させたときに、良好な導電性を確保しつつ感
光ドラムの開口端部の変形を防止し、その変形に起因す
る画像障害の発生を防止し、かつ本発明にかかる電子写
真用感光体を搭載した装置の稼働中に異音の発生を防止
することを目的とする。
れば外周に感光層を備えた円筒状導電性基体からなる感
光ドラムの開口端部内側に嵌合される樹脂フランジに取
り付けられるものであって、中央部に回転軸の貫通孔
と、この回転軸に導電接触する中央接点部を備え、円周
部に前記基体の内周面に導電接触する周縁接点部を備え
るアース板において、アース板を0.2〜0.4mmの厚
さのリン青銅とすることにより、達成される(請求項1
の発明)。
んで対称的に配置される前記のアース板とすることが好
ましい(請求項2の発明)。
1、感光ドラムの内径をD2としたとき、0.1mm≦D
1−D2≦0.3mmである前記アース板とすることが上
記の本発明の目的を達成する上で望ましい(請求項3の
発明)。
ース板固定用の突起を、前記アース板に形成されている
固定孔に挿入し結合することによりアース板が樹脂フラ
ンジに固定されるフランジとすることが本発明の目的達
成のために好ましい(請求項4の発明)。
円筒状導電性基体からなる感光ドラムの開口端部内側に
嵌合される電子写真用感光体とすることが本発明の目的
達成のために好ましい(請求項5の発明)。
るアース板1、そのアース板を取り付けたギヤフランジ
2の斜視図、及びこのギヤフランジ2を嵌合した電子写
真用感光体3の開口端部の部分断面図である。
状を使用した。
板の中心部に回転軸8の貫通する直径10mm φの中心
孔7が形成され、この孔7の中心に向かって回転軸8と
導電接続する中央接点部6が延び、円周には8個の周縁
接点部4が円の中心を挟んで対称的に配置されている。
この接点部4は略三角形状を有している。中心孔7と円
周との中間の辺にフランジに形成された突起51を挿入
してアース板1をフランジ2に固定する固定孔5が2ヶ
所設けられている。
リン青銅(JIS規格:C5210P−1/2H)を使
用し、対称的に配置された周縁接点部4の先端間の距離
D1を28.1mmとした。このアース板1の周縁接点部
4は円板部と同一平面の延面上にある形状であってよい
し、また、図1のアース板に示すように、感光ドラムへ
の挿入時の作業性改善のため、適度な角度で屈折されて
いてもよい。この場合のD1は屈折された周縁接点部の
先端間の距離である。
254mm、内径D2を28mmとしたものを用いて、その
円筒の開口端部にアース板1を取り付けたギヤフランジ
2を、図示しない自動圧入機を用いてエアー加圧3.0
kgf/cm2(以下の各実施例及び比較例共、同条件)で、
圧入した。
の有無と、電気的導通の良否を調べた。その結果を表1
の実施例1〜36に示す。また、本発明の各実施例にか
かる電子写真用感光体を搭載した装置の稼働中にも異音
の発生はほとんど見られない。本発明ではアース板の材
質としてリン青銅を用いたので、その摺動部の相方の金
属がステンレススチールの場合、硬度に差があって、ア
ース板に摩耗が生じるため、異音がほとんど無くなるも
のと推定される。またアース板はステンレススチールよ
りも良好な導電性を有し、加工性、弾性変形の観点から
も優れている。
1を28.2mmに変えた他は実施例1と同じ。 (実施例3)実施例3はD1を28.3mmに変えた他は
実施例1と同じ。 (実施例4)実施例4はアース板厚を0.2mmに変えた
以外は実施例1と同じ。 (実施例5)実施例5はD1を28.2mmに変えた他は
実施例4と同じ。 (実施例6)実施例6はD1を28.3mmに変えた他は
実施例4と同じ。 (実施例7)実施例7はアース板厚を0.4mmに変えた
以外は実施例1と同じ。 (実施例8)実施例8はD1を28.2mmに変えた他は
実施例7と同じ。 (実施例9)実施例9はD1を28.3mmに変えた他は
実施例7と同じ。 (実施例10)実施例10は、アース板11の形状とし
て図3に示すものを採用した以外の各条件は実施例1と
同じ。
円板の中心部に回転軸8の貫通する直径10mm φの中
心孔7が形成され、この孔の中心に向かって回転軸8と
導電接続する中央接点部6が延び、円周には4個の周縁
接点部41が円の中心を挟んで対称的に配置されてい
る。中心孔7と円周との中間の辺にフランジに形成され
た突起51を挿入してアース板1をフランジ2に固定す
る固定孔5が2ヶ所設けられている。このアース板11
では4個の周縁接点部41は角型形状を有している。こ
の接点部41は実施例1の周縁接点部4のように三角形
状であってもよい。 (実施例11)実施例11は D1を28.2mmに変えた
他は実施例10と同じ。 (実施例12)実施例12はD1を28.3mmに変えた
他は実施例10と同じ。 (実施例13)実施例13はアース板厚を0.2mmに変
えた以外は実施例10と同じ。 (実施例14)実施例14はD1を28.2mmに変えた
他は実施例13と同じ。 (実施例15)実施例15はD1を28.3mmに変えた
他は実施例13と同じ。 (実施例16)実施例16はアース板厚を0.2mmに変
えた以外は実施例10と同じ。 (実施例17)実施例17はD1を28.2mmに変えた
他は実施例16と同じ。 (実施例18)実施例18はD1を28.3mmに変えた
他は実施例16と同じ。 (実施例19〜36)実施例19〜36は実施例1〜1
8のアース板材料をC5210P―Hに変えたものであ
る。それ以外は各実施例と同条件。 (比較例1〜3)比較例1〜3は実施例1〜3のアース
板の厚みを0.1mmに変更したもので、それ以外は実施
例1と同じ。 (比較例4〜6)比較例4〜6は実施例1〜3のアース
板の厚みを0.5mmに変更したもので、それ以外は実施
例1〜3と同じ。 (比較例7〜9)比較例7〜9は実施例10〜12のア
ース板の厚みを0.1mmに変更したもので、それ以外は
実施例10と同じ。 (比較例10〜12)比較例10〜12は実施例10〜
12のアース板の厚みを0.5mmに変更したもので、そ
れ以外は実施例10〜12と同じ。 上記の各実施例及び比較例について、それぞれ接点間距
離D1とドラム端部の変形の有無及び導通不良有無を調
べた結果について表1に示す。
板についても、アース板の接点間距離と板厚が本発明に
示す範囲にあれば、ドラムの変形および接点部における
導通不良は全く発生しないことがわかる。
円筒状導電性基体からなる感光ドラムの開口端部内側に
嵌合される樹脂フランジに取り付けられるものであっ
て、中央部に回転軸の貫通孔と、この回転軸に導電接触
する中央接点部を備え、円周部に前記基体の内周面に導
電接触する周縁接点部を備えるアース板において、アー
ス板を0.2〜0.4mm厚みのリン青銅としたので、感
光体の開口端部にアース板を有するフランジおよびギヤ
フランジを嵌合させたときに、良好な導電性を確保しつ
つ感光体の変形を防止し、その変形に起因する画像障害
の発生を防止し、かつ本発明にかかる電子写真用感光体
を搭載した装置の稼働中に異音の発生を防止することが
できる。
ジ、電子写真用感光体を示す斜視図及び部分断面図
面図
す平面図
Claims (5)
- 【請求項1】 外周に感光層を備えた円筒状導電性基体
からなる感光ドラムの開口端部内側に嵌合される樹脂フ
ランジに取り付けられるものであって、中央部に回転軸
の貫通孔と、この回転軸に導電接触する中央接点部を備
え、円周部に前記基体の内周面に導電接触する周縁接点
部を備えるアース板において、アース板が0.2〜0.
4mmの厚さのリン青銅からなることを特徴とするアース
板。 - 【請求項2】 前記周縁接点部が円周上に中心を挟んで
対称的に配置されることを特徴とする請求項1記載のア
ース板。 - 【請求項3】 対称的配置の周縁接点間距離をD1、感
光ドラムの内径をD2としたとき、0.1mm≦D1−D
2≦0.3mmであることを特徴とする請求項1又は2記
載のアース板。 - 【請求項4】 樹脂フランジに設けられたアース板固定
用の突起を、請求項3記載のアース板に形成されている
固定孔に挿入し結合することによりアース板が樹脂フラ
ンジに固定されていることを特徴とするフランジ。 - 【請求項5】 請求項4記載のフランジが外周に感光層
を備えた円筒状導電性基体からなる感光ドラムの開口端
部内側に嵌合されていることを特徴とする電子写真用感
光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276543A JP2002091234A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | アース板、このアース板を有するフランジ及びこのフランジを備えた電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000276543A JP2002091234A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | アース板、このアース板を有するフランジ及びこのフランジを備えた電子写真用感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002091234A true JP2002091234A (ja) | 2002-03-27 |
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ID=18761983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000276543A Withdrawn JP2002091234A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | アース板、このアース板を有するフランジ及びこのフランジを備えた電子写真用感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002091234A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8073362B2 (en) | 2008-03-10 | 2011-12-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Photosensitive body having electrical connection arrangement |
US8086140B2 (en) | 2008-03-10 | 2011-12-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Photosensitive body having electrical connection arrangement |
CN109634072A (zh) * | 2017-10-06 | 2019-04-16 | 富士施乐株式会社 | 感光体单元及其制造方法、处理盒、及图像形成装置 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000276543A patent/JP2002091234A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109634072A (zh) * | 2017-10-06 | 2019-04-16 | 富士施乐株式会社 | 感光体单元及其制造方法、处理盒、及图像形成装置 |
US10386738B2 (en) | 2017-10-06 | 2019-08-20 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Photoconductor unit, process cartridge, image forming apparatus, and method for manufacturing photoconductor unit |
CN109634072B (zh) * | 2017-10-06 | 2024-01-12 | 富士胶片商业创新有限公司 | 感光体单元及其制造方法、处理盒、及图像形成装置 |
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