JP2002090549A - フロントライト導光板 - Google Patents

フロントライト導光板

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JP2002090549A JP2000278456A JP2000278456A JP2002090549A JP 2002090549 A JP2002090549 A JP 2002090549A JP 2000278456 A JP2000278456 A JP 2000278456A JP 2000278456 A JP2000278456 A JP 2000278456A JP 2002090549 A JP2002090549 A JP 2002090549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一かつ高輝度で反射型液晶ディスプレイを
照明し、省電力による電池の長寿命化、軽量化・薄型化
を図ることができるフロントライト導光板を提供する。 【解決手段】 一端面1cから光源の光Iが入射する透
明板状体の鏡面からなるフロントライト導光板1の表面
1aに、ピッチPiで一定幅の格子部2を設け、各格子部
2に一定格子間隔dで複数本の回折格子3を設ける。フ
ロントライト導光板の表面1aにおける輝度が増大、均一
化され、かつ下部の液晶ディスプレイ33に表示される
文字、図形、画像の視認性が向上するように、例えば格子
部2のピッチPiを、格子部が一端面1cから遠ざかるほ
ど短くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型の液晶の表
示側に照明のために配置されるフロントライト導光板、
より詳しくは、高輝度な表示画面を得るために表面に回
折格子を設けたフロントライト導光板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ装置は、コンピュータ
の表示部や家電製品の制御パネルの表示部の他、小型化
して携帯電話の表示部に用いられ、これに伴なって消費
電力の低減と軽量化・薄型化の要求が高まっている。こ
の要求に応えるべく、液晶ディスプレイ装置を反射型に
して、バックライトをフロントライトに置き換え、昼間
の表示部の照明に自然光を用いる傾向が顕著になりつつ
ある。
【0003】従来、このような反射型の液晶ディスプレ
イ装置として、例えば図7に示すようなものが知られて
いる(特開平11−218757号公報)。この液晶ディ
スプレイ装置31は、裏面に反射板32をもつ反射型の
液晶33と、この液晶の表示側に配置され、水平な裏面
34aと裏面に対して角度αで傾斜する表面34bをもつ
透明樹脂製の導光板34と、この導光板34の厚肉側の
端面に沿って配置されたランプ35と、内面が反射ミラ
ーになっていてランプを半円状に覆うランプホルダ36
とからなる光源部37とで構成され、導光板34と光源
部37でフロントライトユニット38を構成している。
【0004】上記液晶ディスプレイ装置31における液
晶33の表示画面の照明は、次のようにして行なわれ
る。即ち、光源部37のランプ35から出た光は、破線
矢印で示すように、厚肉側端面から導光板34に入射
し、端面における入射角φの大きい光が表面34bで屈
折して上方へ出射する一方、入射角φの小さい光が全反
射により裏面34aに向かい、裏面に向かった光は、屈
折しつつ裏面34aから下方へ出射して液晶33に入っ
てこれを貫き、さらに下方の反射板32で反射された
後、液晶33を逆に上方へ貫き、続いて導光板34を上
方へ貫いて、液晶ディスプレイ装置31の上方に位置す
るユーザの目に達する。
【0005】この液晶ディスプレイ装置31では、導光
板端面での入射角φ、表面での出射角η、裏面での出射角
σと導光板34の傾斜角αとの相互関係をスネルの法則
に基づいて計算し、液晶側への最大の導光量および表面
での最小の漏れ光量が得られる導光板34の傾斜角αを
20°と確定して、液晶33の画素アレイの階調表示で
現わされる文字、図形、画像を、ランプ35から導光板3
4を通って導かれた光で上方から照らし、その反射光に
よってユーザが明瞭に視認できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
導光板34は、スネルの法則という純光学的な屈折の法
則を用いて幾何光学的に裏面34aへの導光量が最大に
なるような傾斜角αを持つように形成され、かつ、表面
34bおよび裏面34aが、光を単に幾何光学的に屈折ま
たは全反射する鏡面であるため、ランプ35から出射さ
れる光を多量かつ効率的に液晶33に導くことができ
ず、さらに反射板32で反射した光の多くをユーザの目
のある略鉛直上方へ向けることができないため、ランプ
35の輝度が低かったり周囲が明るかったりすると、液
晶33が照明不足になって表示文字等が明瞭に視認でき
ないという問題がある。また、導光板34の薄肉側の端
部に近づくほどランプ35から届く光量は当然減るが、
この光量の減少を補う手段が何ら設けられていないた
め、液晶33、したがって導光板34が長くなると、液
晶33の表示画面の照度が不均一になって、表示文字等
が明瞭に視認できないという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明の目的は、表裏面が互いに
所定角度なす鏡面で、光を単に幾何光学的に屈折および
全反射する従来の導光板に代えて、微細加工の難しさな
どから用いられることがなかった回折格子による光の波
動的性質に基づく回折現象を利用して、従来より遥かに
高く,かつ均一な輝度を液晶の表示面全体に亘って得る
ことができ、ひいては光源の電力消費の低減による電池
の長寿命化も図ることができるフロントライト導光板を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、液晶の表示側にフロントライトとして配
置され得るフロントライト導光板において、上記フロン
トライト導光板は、少なくとも一端面から光源の光が入
射する透明な板状体からなり、この板状体の表面に、上
記光源から入射した光を、上記板状体の裏面から上記液
晶に向けて出射するように回折させる回折格子が設けら
れていることを特徴とする。
【0009】図1に例示するように、透明な板状体から
なる導光板1の鏡面をなす表面1aに、一例としてピッ
チP毎に設けられた格子部2に格子間隔dを隔てて複数
本で回折格子3(刻線溝)が加工されている場合、導光板
1の一端面1cから表面1aに向けて入射した光Iは、上
記回折格子3によって矢印の如く裏面1bに向かって回
折されるが、入射光Iと回折光Dの間には、入射角を
i,回折角をθ,光の波長をλ,mを整数として、次式(1)
が成立する。 (sini−sinθ)=±m(λ/d) …(1) 図中のD1,D2,D3は、上式(1)中のmを夫々1,2,3と
したときの回折光の方向を示している。表面1aの格子
部3に対する入射光Iの入射角は、臨界角φ(例えばア
クリル製導光板の場合,φ=42゜)よりも大きいので、1
次の回折光D1は入射角iに近い回折角θ1で、2次の回
折光D2はθ1よりも狭い回折角θ2で、3次の回折光D3
はθ2よりも狭い回折角θ3で、表面1aにおいて夫々反
射型の回折をして裏面1bに向かう。裏面1bに対する
1,2次の回折光の入射角は臨界角φよりも大きいの
で、1,2次の回折光D1,D2は裏面1bで全反射されて
導光板1内を更に遠方へ導かれるが、3次以上の高次の
回折光D3,…は、その入射角よりも大きい出射角で屈折
して裏面1bから下方へ出ていき、最下部の反射板32
(図7参照)で反射されることで液晶33を往復貫通し、
導光板1を上方へ貫いた後にユーザの目に達する。
【0010】そこで、請求項1のフロントライト導光板
において、反射型の液晶の照明に寄与する高次の回折光
3,…の全回折光に占める割合が多くなるように、光源
の波長λに対してピッチPおよび格子間隔dを適切に設
定すれば、液晶の表示画面が反射板の反射光によって極
めて明るく照らされ、表示文字等を明瞭に視認すること
ができる。本発明の回折格子による配光手法が、従来の
鏡面の表裏面をもつ楔形の導光板や表裏面に光学的プリ
ズムアレイを設けた導光板と本質的に異なる点は、光学
的プリズムの寸法に比して、回折格子の格子間隔dがサ
ブミクロンから数十ミクロン(0.1〜10μm)までと1/10
0のオーダであり、多数の微細刻線溝間の隣接する平滑
面が協同,相乗して波動としての光を格段に強く回折し
て下方へ出射でき、格段に高輝度の反射型の面光源が得
られることである。なお、このような回折格子をもつ導
光板は、例えば、刻線溝を内面に機械加工したり回折格
子のホログラム電鋳膜を内張りした金型による成形、あ
るいは導光板の裏面に刻線溝を直接機械加工または印刷
したり、印刷やホログラムによる膜を張り付けて作るこ
とができる。
【0011】請求項2のフロントライト導光板は、上記
回折格子が、板状体の鏡面をなす上記表面に所定ピッチ
毎に設けられた格子部に所定格子間隔を隔てて複数本設
けられ、上記回折格子の断面形状、所定ピッチに占める
回折格子部の割合および所定格子間隔の少なくとも1つ
が、フロントライト導光板の表面における輝度が増大
し、かつ均一化されるとともに、液晶に表示される文
字、図形または画像の視認性が向上するように設定され
ていることを特徴とする。
【0012】請求項2のフロントライト導光板では、回
折格子の断面形状、所定ピッチに占める回折格子部の割
合および所定格子間隔の少なくとも1つが、フロントラ
イト導光板の表面における輝度が増大し、かつ均一化さ
れるとともに、液晶に表示される文字、図形または画像
の視認性が向上するように設定されている。即ち、導光
板の回折格子は、例えば、光源側の一端面1cから離れ
る,つまり光源から届く光量が減じるにしたがって、例
えば、断面形状が正弦波から鋸歯状に、格子部間のピッ
チPiに占める回折格子部の割合が次第に大きく、また
は格子間隔dが次第に短くなっている。従って、光源か
らの光は、光量の多い一端面1c側で弱く回折され、光
量が少ない遠方側になるほど強く回折されるので、導光
板の裏面1bから非常に均一な輝度の照明光が液晶に向
けて出射され、表示文字等を全画面に亘って明瞭に視認
することができる。
【0013】請求項3のフロントライト導光板は、上記
板状体の裏面に上記表面の回折格子によって回折された
光を上記液晶に向けて回折させる回折格子が設けられて
いることを特徴とする。
【0014】請求項3のフロントライト導光板では、板
状体の裏面にも透過型の回折格子が設けられているの
で、表面の反射型の回折格子で反射された高次のみなら
ず低次の回折光をも、裏面の回折格子が再度回折して下
方の液晶に向けて出射するのに加えて、光源から一端面
を通って裏面へ直接入射する光も、裏面の回折格子が回
折して下方の液晶に向けて出射する。従って、光源から
出る光が一層有効に液晶の照明に用いられ、より明るい
フロントライトによって表示文字等をより明瞭に視認す
ることができる。
【0015】請求項4のフロントライト導光板は、上記
板状体の裏面に、鋸歯状の断面をもつプリズムアレイが
形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4のフロントライト導光板では、板
状体の裏面に設けられた鋸歯状のプリズムアレイの各鉛
直壁が、表面の回折格子で回折された出射角の大きい低
次の回折光を捕らえて液晶に向けて出射し、プリズムア
レイの各傾斜壁が、表面の回折格子で回折された出射角
の小さい高次の回折光を捕らえて液晶に向けて出射す
る。従って、プリズムアレイがなければ有効利用できな
い低次の回折光も液晶の照明に用いることができ、より
明るいフロントライトによって表示文字等をより明瞭に
視認することができる。
【0017】請求項5のフロントライト導光板は、上記
板状体の裏面に、矩形断面をもつ凹凸アレイが形成され
ていることを特徴とする。
【0018】請求項5のフロントライト導光板では、板
状体の裏面に設けられた矩形断面をもつ凹凸アレイの各
鉛直壁が、表面の回折格子で回折された出射角の大きい
低次の回折光を捕らえて液晶に向けて出射し、凹凸アレ
イの各水平壁が、表面の回折格子で回折された出射角の
小さい高次の回折光を捕らえて液晶に向けて出射する。
従って、凹凸アレイがなければ有効利用できない低次の
回折光も液晶の照明に用いることができ、より明るいフ
ロントライトによって表示文字等をより明瞭に視認する
ことができる。
【0019】請求項6のフロントライト導光板は、上記
格子部の所定ピッチが、200乃至300μmであるこ
とを特徴とする。
【0020】反射型の液晶では、回折格子が設けられた
格子部は、下方からの光を上方へ通さないので視認に寄
与しない部分であるため、そのピッチが余り小さい照明
輝度を向上できても表示文字等を視認しにくくなる。請
求項6のフロントライト導光板では、格子部の所定ピッ
チが液晶の画素アレイを区画する配線ラインのピッチに
近い200乃至300μmになっているので、照明輝度
を高く維持しつつ良好な視認性を確保することができ
る。
【0021】請求項7のフロントライト導光板は、上記
回折格子が、上記光源の光が入射する端面に対して0乃
至25°の角度をなして傾いていることを特徴とする。
【0022】反射型の液晶では、フロントライト導光板
の格子部のピッチが液晶の配線ラインのピッチに近くて
格子部幅が一定かつ一定格子間隔である場合、回折格子
の規則的配列が液晶の配線ラインの規則的配列と干渉し
てモアレ縞が生じる。請求項7のフロントライト導光板
では、回折格子が、上記光源の光が入射する端面に対し
て0乃至25°の角度をなして傾いているので、規則的
配列相互の干渉が緩和されて、モアレ縞の発生が抑えら
れて表示文字等の良好な視認性を確保することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図2は、液晶の照明に用いられ
た請求項2,5のフロントライト導光板の一実施形態を
示す断面図である。このフロントライト導光板1は、透
明樹脂製の板状体からなり、図7で述べたと同じ裏面に
反射板32をもつ液晶33の表面、つまり表示側に隙間
をあけて平行に配置されている。フロントライト導光板
1には、一端面1cから図示しない光源の光Iが略平行
に入射し、この入射光Iを裏面1bから液晶33に向け
て矢印の如く出射するように回折させる反射型の回折格
子3が表面1aに設けられている。
【0024】回折格子3は、鏡面をなす表面1aにピッ
チPi毎に設けられた格子部2に格子間隔dで複数本設
けられ、回折格子3による回折光は、回折の関係式(1)
で既に述べたように、低次のものが全反射の繰り返しで
フロントライト導光板1内を他端面1dに向かって導か
れ、高次のものが裏面1bから下方へ出射されるが、上
記ピッチPiおよび格子間隔dは、光源の波長λに対し
て反射型の液晶33の照明に寄与する高次の回折光の全
回折光に占める割合が多くなるように設定され、格子間
隔dは一定値に、ピッチPiに占める回折格子部の割合
は、光源から離れる、つまり他端面1dに近づくにしたが
って次第に大く設定されていて、光源から届く光量の減
少を回折格子の密度増加で補償して、裏面1bからの出
射光によって全面に亘って均一な液晶33に対する照明
輝度が得られるようになっている。具体的には、例えば
格子部2のピッチPiは、200〜300μmであり、各格子
部2の回折格子3は、d=2μmの格子間隔で10本設
けられていて、各格子部2の幅は20μmとなる。
【0025】上記格子部のピッチPi=200〜300μm
は、液晶33の画素アレイを区画する配線ラインのピッ
チに略等しい。ピッチPiをこのように設定した理由
は、回折格子3が存在する格子部2は、液晶33の反射
板32で反射した下方からの光を散乱して上方へ通さな
いため、液晶33に表示される文字、図形、画像のユーザ
による視認には不利なため、ピッチPiが余り小さくな
ると、表面輝度は向上しても視認非寄与部分の占める割
合が増えて良好な視認性を確保できないので、このピッ
チPiを表示に本来寄与しない液晶33の配線ラインの
ピッチに略等しくしたのである。
【0026】本実施形態では、格子部2間のピッチPi
を他端面1dに向かうほど短くしたが、ピッチを一定に
し、回折格子の断面形状を正弦波から鋸歯状に次第に変
化させたり、格子間隔dを次第に短くしたり、回折格子
部の幅と鏡面部の幅の割合を小から大に変化させたりし
て、回折光の強度を増して、光源からの光量減少を補償
することもできる。また、フロントライト導光板の寸法
が光源に比して小さい場合は、請求項1に記載のよう
に、フロントライト導光板1の表面に一定ピッチ、一定
格子間隔の回折格子を設けるだけでも、回折光により液
晶を従来以上に明るく均一に照らすことができ、表示文
字等を明瞭に視認することができる。
【0027】本実施形態では、回折格子3は、格子間隔
dが数μmで、内面に刻線溝を機械加工した金型を用い
て導光板と同時に成形されるが、本発明の回折格子は、
間隔dが0.1〜10μm、回折格子のホログラム膜を内挿
したインモールド成形、導光板裏面への刻線溝の機械加
工、または導光板裏面への印刷やホログラムによる回折
格子膜の張付けによっても作成することができる。
【0028】上記構成のフロントライト導光板1は、液
晶33を次のように照明する。光源からフロントライト
導光板1の一端面1cに略水平上向きに入射した光I
は、表面にピッチPiで設けられた格子部2にある回折
格子3に当たると、格子間隔dで隣接する多数の刻線溝
の協同によって回折され、低次の回折光が図1の矢印D
1の如く全反射の繰り返しでフロントライト導光板1内
を他端面1dに向かって導かれ、高次の回折光が図2の
矢印で示すように裏面1bから屈折しつつ下方の液晶3
3へ出射される。出射された光は、液晶33を斜め下方
に貫いて最下部の反射板32で反射され、次いで液晶3
3を再び斜め上方に貫いた後、フロントライト導光板1
に入ってこれを上方へ貫き、表面1aから出て上方に位
置するユーザの目に達する。
【0029】回折格子3は、図7の従来例で述べた表裏
面が鏡面で楔形の導光板34や、一辺が0.16mm程度で光
を個別に幾何光学的に全反射する従来のプリズムアレイ
に比して、寸法が1/100のオーダで多数の刻線溝が協同、
相乗して波動としての光を特定方向へ集中的に回折する
ので、従来例に比して格段に高強度の回折光が得られ
る。しかも、回折格子3のピッチPiおよび格子間隔d
は、照明に寄与する高次の回折光の全回折光に占める割
合が多くなるように設定され、ピッチPiは、他端面1d
に近づくほど短く設定されている。従って、回折光を有
効に液晶33の照明に利用できるうえ、光源から離れる
に伴なう光量の減少を回折格子の密度増加で補償でき、
裏面1bからの出射光によって液晶33を全面に亘って
高輝度で非常に均一に照明することができる。また、格
子部2間のピッチPiを、本来表示に寄与しない液晶3
3の配線ラインのピッチに略等しい200〜300μmにした
ので、ユーザの視認に直接には寄与しない格子部2の全
表面1aに占める割合を抑えることができ、液晶33に
表示される文字、図形、画像をユーザが良好に認識するこ
とができる。
【0030】ところで、光源からの光Iは、赤(R)、緑
(G)、青(B)にピークをもつスペクトル分布を有する白色
光であるため、回折の関係式(1)にλがあることから判
るように、白色光は回折によってR,G,Bに分光する。
そのため、仮にフロントライト導光板1を透過型の液晶
のバックライトとして用いたなら、照明光が分光したま
まなので、液晶のカラー表示を適正に見ることができな
くなる。しかし、本発明のフロントライト導光板1は、
反射型の液晶33の表面側に配置され、光源からの光
は、最下部の反射板32で反射された後にユーザの目に
達するから、分光したR,G,Bが途中の光路で混じり合
い、結果的に白色光に戻るので、常に適正なカラー表示
を見ることができる。
【0031】本実施形態によるフロントライト導光板1
の表面輝度の改善を確認するため、同一材料、同一寸法
(縦40.8mm×横60mm)の板状体の表面に250μmピッチで
V字状の溝を刻んだ従来の導光板を比較対象として、フ
ロントライト導光板の裏面に反射板を置き、同一光源か
らの光を一端面に入射させて、導光板表面における輝度
分布を測定した。その結果、本実施形態のフロントライ
ト導光板1は、比較対象のものよりも1.5〜2倍も明
るいことが判明した。従って、上記フロントライト導光
板1を、軽量化・薄型化が要求される家電製品や携帯電
話の反射型液晶表示部等のフロントライトに適用すれ
ば、従来より遥かに高くかつ均一な輝度を表示画面全体
に亘って得ることができ、ひいては光源の省電力で電池
の長寿命化を図ることができる。
【0032】さて、回折格子3は、請求項3に記載のよ
うに、図示しないがフロントライト導光板1の裏面1b
にも透過型の回折格子として設けることができる。反射
型と透過型の回折格子のレリーフ形状は、Maxwellの方
程式から導かれる回折の理論式に基づき、所望の回折を
起こさせるような計算をコンピュータを用いて行なうこ
とにより求めることができ、その際、反射率を変化させ
ることができる。なお、裏面の回折格子は、視認性の関
係上、表面の回折格子3と同じ長手方向位置に同じ格子
部幅で設けられる。この構成により、表面1aの反射型
の回折格子3で回折されただけでは裏面1bから出射し
ない低次の回折光(図1のD1,D2参照)が、裏面1bの透
過型の回折格子に当たって回折され、そのうちの大部分
が裏面1bから液晶33へ出射される。また、フロント
ライト導光板1の一端面1cを通って裏面の回折格子に
直接入射する光も、同様に回折されて裏面1bから出射
される。従って、光源から出た光が無駄なく一層有効に
液晶33の照明に用いられ、より明るいフロントライト
によって表示文字等をより明瞭に視認することができ
る。
【0033】図3は、請求項4に記載のフロントライト
導光板の一例を示す斜視図である。このフロントライト
導光板11は、透明樹脂製の板状体の鏡面をなす表面1
1aに、図2と同様、格子間隔dの回折格子(図4の3参
照)が存在する格子部2をピッチPiで設ける一方、裏面
11bに、鋸歯状の断面をもつプリズムアレイ12を形
成している。各鋸歯は、視認性の関係上、表面の格子部
2と同じ長手方向位置に設けられた鉛直壁12aと、こ
の鉛直壁の基部と隣接する鉛直壁の頂部を結ぶ傾斜壁1
2bからなり、各鉛直壁12aの頂部は板状体の裏面11
a内にあり、各鉛直壁12aの基部は裏面11aと平行な
同一平面内にある。上記プリズムアレイ12は、表面の
格子部2と同じピッチPi=200〜300μmをもつので、
従来からこの分野で配光に用いられている光学的プリズ
ムと形状は同じである。
【0034】光源からの光Iは、図4に示すように、フ
ロントライト導光板11の一端面11cに略水平に入射
する。入射光のうち上向きのものは、表面11aにピッ
チPiで設けられた格子部2の回折格子3で回折され、
例えば0〜3次の低次の回折光Dlは、矢印の如く緩く
回折されて裏面のプリズムアレイ12の鉛直壁12aに
捕らえられ、屈折しつつ液晶33に向けて出射され、例
えば4次以上の高次の回折光Dhは、矢印の如く鋭く回
折されて裏面のプリズムアレイ12の傾斜壁12bに捕
らえられ、屈折しつつ液晶33に向けて出射される。一
方、入射光のうちで下向きのものは、矢印Ddで示すよ
うに、直接裏面に向かい、鉛直壁12aで捕らえられ、
屈折しつつ液晶33に向けて出射される。なお、これら
の出射光による液晶33の照明は、実際には図2に示し
たように液晶33の最下部の反射板32で反射された光
が、フロントライト導光板11を上方へ貫いて表示され
た文字等をユーザに視認させるものであるが、図4では
この照明光路を省略して液晶33の表面で直ちに反射さ
れるように描いている。
【0035】本実施形態のフロントライト導光板11に
よれば、裏面11bが鏡面なら全反射して出射できなか
った表面の回折格子3による低次の回折光Dlおよび裏
面への直接入射光Ddを、プリズムアレイ12の各鉛直
壁12aで捕らえて液晶33に向けて出射できる。従っ
て、より明るいフロントライトによって液晶33に表示
された文字、図形、画像をより明瞭に視認することができ
る。
【0036】図5は、請求項5に記載のフロントライト
導光板の一例を示す断面図である。このフロントライト
導光板21は、透明樹脂製の板状体の鏡面をなす表面2
1aに、図3と同様、格子間隔dで回折格子3が存在す
る格子部2をピッチPiで設ける一方、裏面21bに、矩
形断面をもつ凹凸アレイ22を形成している。各矩形溝
は、視認性の関係上、表面の格子部2と同じ長手方向位
置に設けられた鉛直壁22aと、この鉛直壁の基部と隣
接する鉛直壁の基部を結ぶ水平壁22bからなり、各鉛
直壁22aの頂部は板状体の裏面21a内にあり、各水平
壁22bは裏面11aと平行な同一平面内にある。上記凹
凸アレイ22は、表面の格子部2と同じピッチPi=200
〜300μmである。
【0037】図5に示すように、フロントライト導光板
11の一端面から略水平上向きに入射した光源からの光
Iは、表面21aにピッチPiで設けられた格子部2の回
折格子3で回折され、例えば0〜3次の低次の回折光D
lは、矢印の如く緩く回折されて裏面のプリズムアレイ
22の鉛直壁22aに捕らえられ、屈折しつつ液晶33
に向けて出射され、例えば4次以上の高次の回折光Dh
は、矢印の如く鋭く回折されて裏面のプリズムアレイ1
2の水平壁22bに捕らえられ、屈折しつつ液晶33に
向けて出射される。一方、入射光のうちで下向きのもの
は、図示しないが、直接裏面に向かって鉛直壁22aで
捕らえられ、屈折しつつ液晶33に向けて出射される。
なお、図5でも図4と同様、これらの出射光による照明
光路は、液晶33の表面で直ちに反射されるように省略
して描かれている。
【0038】本実施形態のフロントライト導光板21に
よれば、裏面21bが鏡面なら全反射して出射できなか
った表面の回折格子3による低次の回折光Dlおよび裏
面への直接入射光を、凹凸アレイ22の鉛直壁22aで
捕らえて液晶33に向けて出射できる。従って、より明
るいフロントライトによって液晶33に表示された文
字、図形、画像をより明瞭に視認することができる。
【0039】図6は、請求項7に記載のフロントライト
導光板の一例を示す平面図である。このフロントライト
導光板1は、表面1aに一定ピッチPで設けられた格子
部4が、光源の光が入射する一端面1cに対してβ°の
角度をなして傾いている点のみが図2の実施形態と異な
る。従って、回折格子(図示省略)の格子部幅および格子
間隔dは、図2で述べたフロントライト導光板と同じで
ある。本実施形態で格子部4をβ°傾斜させたのは、モ
アレ縞の発生を防止するためである。即ち、液晶33
は、多数の画素を縦横マトリックス状に並べ、これらの
画素をソースバス・ゲートバスが一定間隔で格子状に区
画するものであるため、この液晶上に一定ピッチPで格
子部が並ぶフロントライト導光板1を特定の角度ずらせ
て重ねると、配線ラインの規則的配列が格子部の規則的
配列と干渉して、フロントライト導光板1を上方から見
たときモアレ縞が観察される。発明者らは、配線ライン
と格子部のずれ角βが0〜25°のとき、モアレ縞の発
生が抑えられ、特にβ=22.5°のときモアレ縞が殆
どなくなることを見つけ出した。なお、格子部4のピッ
チを図2の実施形態のPiのように変化させれば、配列
の規則性が弱まってモアレ縞は発生しなくなる。
【0040】本実施形態では、フロントライト導光板1
の格子部4が液晶の配線ラインに対して角度βだけ傾い
て配置されるように構成したので、格子部4が一定ピッ
チPで設けられていてもモアレ縞の発生が抑えられ、液
晶に表示される文字、図形、画像を明瞭に認識することが
できる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
請求項1に記載のフロントライト導光板は、少なくとも
一端面から光源の光が入射する透明な板状体の表面に、
入射光を回折して裏面から下方の反射型の液晶に出射さ
せる回折格子を設けているので、高強度の回折光で液晶
が下方から極めて明るく照らされ、液晶の軽量化・薄型
化および光源の省電力と電池の長寿命化を図りつつ、従
来より遥かに均一で高輝度な表示画面を得ることができ
る。
【0042】本発明の請求項2に記載のフロントライト
導光板は、回折格子が、鏡面をなす表面に所定ピッチで
設けた格子部に所定格子間隔で複数本設けられ、回折格
子の断面形状、所定ピッチに占める回折格子部の割合お
よび所定格子間隔の少なくとも1つが、フロントライト
導光板の表面における輝度が増大し、かつ均一化される
とともに、液晶に表示される文字、図形または画像の視
認性が向上するように設定されているので、フロントラ
イト導光板の光源から遠い部分も近い部分と同等に回折
光によって照らされ、非常に均一で高輝度な照明により
表示文字等を全画面に亘って明瞭に視認することができ
る。
【0043】本発明の請求項3に記載のフロントライト
導光板は、板状体の裏面に、表面の回折格子によって回
折された光を液晶に向けて回折させる回折格子が設けら
れているので、表面の回折格子で回折された高次のみな
らず低次の回折光、更には直接入射する光源光も裏面の
回折格子によって回折され、液晶に向けて出射されるの
で、光源からの光を一層有効に液晶の照明に用いること
ができ、より明るいフロントライトによって表示文字等
をより明瞭に視認できるとともに、光源の省電力を図る
ことができる。
【0044】本発明の請求項4に記載のフロントライト
導光板は、板状体の裏面に、鋸歯状の断面をもつプリズ
ムアレイが形成されているので、鋸歯状のプリズムアレ
イの各鉛直壁および各傾斜壁が、表面の回折格子で回折
された夫々低次および高次の回折光を捕らえて液晶に向
けて出射するから、プリズムアレイがなければ利用でき
ない低次の回折光も照明に用いることができ、より明る
いフロントライトによって表示文字等をより明瞭に視認
できるとともに、光源の省電力を図ることができる。
【0045】本発明の請求項5に記載のフロントライト
導光板は、板状体の裏面に、矩形断面をもつ凹凸アレイ
が形成されているので、矩形断面の凹凸アレイの各鉛直
壁および各水平壁が、表面の回折格子で回折された夫々
低次および高次の回折光を捕らえて液晶に向けて出射す
るから、凹凸アレイがなければ利用できない低次の回折
光も照明に用いることができ、より明るいフロントライ
トによって表示文字等をより明瞭に視認できるととも
に、光源の省電力を図ることができる。
【0046】本発明の請求項6に記載のフロントライト
導光板は、格子部の所定ピッチが、液晶の画素アレイを
区画する配線ラインのピッチに近い200乃至300μ
mであるので、視認に不利な液晶からの光を散乱させる
格子部が表示に本来寄与しない配線ラインに合わせて配
置されているから、照明輝度を高く維持しつつ良好な視
認性を確保することができる。
【0047】本発明の請求項7に記載のフロントライト
導光板は、回折格子が、上記光源の光が入射する端面に
対して0乃至25°の角度をなして傾いているので、格
子部が一定ピッチまたは格子間隔が一定であっても、こ
の規則的配列と液晶の配線ラインの規則的配列との干渉
が緩和され、モアレ縞の発生が抑えられて表示文字等の
良好な視認性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フロントライト導光板の表面に設けられた回
折格子による光の回折を原理的に示す模式図である。
【図2】 反射型液晶の照明に用いられた本発明による
フロントライト導光板の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明のフロントライト導光板の他の実施形
態を示す斜視図である。
【図4】 図3のフロントライト導光板による照明光路
を示す断面図である。
【図5】 本発明のフロントライト導光板の他の実施形
態を示す断面図である。
【図6】 本発明のフロントライト導光板の他の実施形
態を示す平面図である。
【図7】 従来のフロントライト導光板を用いた反射型
液晶を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,21 フロントライト導光板 1a,11a,21a 表面 1b,11b,21b 裏面 1c,11c,21c 一端面 1d,11d,21d 他端面 2,4 格子部 3 回折格子 12 プリズムアレイ 12a,22a 鉛直壁 12b 傾斜壁 22b 水平壁 P,Pi 格子部のピッチ Dl 低次の回折光 Dh 高次の回折光 I 光源からの光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13357 G02F 1/1335 530

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶の表示側にフロントライトとして配
    置され得るフロントライト導光板において、 上記フロントライト導光板は、少なくとも一端面から光
    源の光が入射する透明な板状体からなり、この板状体の
    表面に、上記光源から入射した光を、上記板状体の裏面
    から上記液晶に向けて出射するように回折させる回折格
    子が設けられていることを特徴とするフロントライト導
    光板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフロントライト導光板
    において、上記回折格子は、板状体の鏡面をなす上記表
    面に所定ピッチ毎に設けられた格子部に所定格子間隔を
    隔てて複数本設けられ、上記回折格子の断面形状、所定
    ピッチに占める回折格子部の割合および所定格子間隔の
    少なくとも1つは、フロントライト導光板の表面におけ
    る輝度が増大し、かつ均一化されるとともに、液晶に表
    示される文字、図形または画像の視認性が向上するよう
    に設定されていることを特徴とするフロントライト導光
    板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフロントライ
    ト導光板において、上記板状体の裏面に、上記表面の回
    折格子によって回折された光を上記液晶に向けて回折さ
    せる回折格子が設けられていることを特徴とするフロン
    トライト導光板。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のフロントライ
    ト導光板において、上記板状体の裏面に、鋸歯状の断面
    をもつプリズムアレイが形成されていることを特徴とす
    るフロントライト導光板。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のフロントライ
    ト導光板において、上記板状体の裏面に、矩形断面をも
    つ凹凸アレイが形成されていることを特徴とするフロン
    トライト導光板。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれか1つに記載の
    フロントライト導光板において、上記格子部の所定ピッ
    チは、200乃至300μmであることを特徴とするフ
    ロントライト導光板。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれか1つに記載の
    フロントライト導光板において、上記回折格子は、上記
    光源の光が入射する端面に対して0乃至25°の角度を
    なして傾いていることを特徴とするフロントライト導光
    板。
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