JP2002090437A - 電波受信システムとその信号記録装置及び信号再生装置 - Google Patents

電波受信システムとその信号記録装置及び信号再生装置

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JP2002090437A
JP2002090437A JP2000286787A JP2000286787A JP2002090437A JP 2002090437 A JP2002090437 A JP 2002090437A JP 2000286787 A JP2000286787 A JP 2000286787A JP 2000286787 A JP2000286787 A JP 2000286787A JP 2002090437 A JP2002090437 A JP 2002090437A
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Masaki Oba
正樹 大場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録処理後でも、記録信号の到来方位を求める
ことを可能にする。 【解決手段】信号記録装置で複数の受信信号及びこれら
複数の受信信号に対し共通の基準時刻を示すリファレン
ス信号を記録された記録媒体から複数の受信信号及びリ
ファレンス信号を再生する信号再生装置200におい
て、信号同期部220によりリファレンス信号に基づき
複数の受信信号間の同期合わせを行ない、この同期合わ
せを行なった状態で、方位測定部240にて複数の受信
信号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相
差を検出し、この時間差もしくは位相差に基づいて各受
信信号の到来方位を算出する。そして、信号抽出部23
0にて、方位測定部240で測定された到来方位に基づ
いて信号同期部220で同期合わせが行われた複数の受
信信号を合成し、フィルタリングを行なうことで、任意
の到来方位の受信信号を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波を受信処理
する電波受信システムとその信号記録装置及び信号再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電波受信システムでは、図5に示
すように、到来した電波を受信処理して記録処理するシ
ステムがある。
【0003】図5に示すシステムは、アンテナ11で到
来電波を受信し、受信機12でその受信信号をIF(中
間周波数)信号または検波信号に変換し、信号記録部1
3によりIF信号を記録媒体に記録するようにしたもの
である。この記録媒体としては、磁気テープ、ディスク
等が挙げられる。また、必要に応じて、アンテナ11で
受信される到来電波と同じ電波をアンテナ14で受信
し、受信機15でその受信信号をIF信号に変換した
後、方位測定器16により到来電波の到来方位を測定し
て、その測定結果を信号記録部13にて受信機12の出
力信号とともに合わせて記録するようにしたものであ
る。
【0004】しかしながら、上記システムでは、記録媒
体に不要な信号が記録されていた場合や別の重要な信号
が記録されていた場合に、それらの信号に関しての方位
情報を再生信号から求めることができず、方位の特定を
することができないという不都合が生じている。また、
記録した信号に対して、不要な信号が加わると信号観測
の妨げとなり、特に記録する信号帯域が広帯域である場
合に、信号観測の妨げとなる確率が非常に高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来考え
られている電波受信システムでは、記録処理が行なわれ
た記録媒体に不要な信号や別の重要な信号が記録されて
いた場合に、それらの信号の方位情報を再生信号から求
めることができないという不都合を有している。また、
記録した信号に対し、不要な信号が加わると信号観測の
妨げとなるという不都合も有している。
【0006】そこで、この発明の目的は、記録処理後で
あっても、記録信号の到来方位を求めることが可能で、
しかも記録信号に付加された不要な信号も取り除くこと
が可能な電波受信システムとその信号記録装置及び信号
再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電波受信
システムは、到来する複数の電波を受信し、これら複数
の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、この
信号記録装置により複数の受信信号が記録された記録媒
体から複数の受信信号を再生する信号再生装置とを具備
し、信号記録装置は、複数の受信信号に対し共通の基準
時間信号を発生する基準時間信号発生手段と、この基準
時間信号発生手段で発生された基準時間信号を前記複数
の受信信号とともに記録媒体に記録する記録処理手段と
を備え、信号再生装置は、記録媒体から再生される複数
の受信信号及び基準時間信号を入力し、この基準時間信
号に基づいて複数の受信信号間の同期合わせを行なう信
号同期手段と、この信号同期手段で同期合わせが行われ
た複数の受信信号の相関をとって各受信信号間の時間差
もしくは位相差を検出し、検出した時間差もしくは位相
差に基づいて各受信信号の到来方位を算出し、任意の到
来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0008】すなわちこの発明では、信号記録装置に
て、受信した複数の受信信号とともに、これら複数の受
信信号に対し共通の基準時間信号が記録媒体に記録され
る。そして、この記録媒体から複数の受信信号及び基準
時間信号を再生する信号再生装置にて、基準時間信号に
基づき複数の受信信号間の同期合わせが行われ、この状
態で、複数の受信信号の相関をとって各受信信号間の時
間差もしくは位相差が検出され、この時間差もしくは位
相差に基づいて各受信信号の到来方位が算出される。こ
れにより、算出された到来方位に基づいて同期合わせが
行われた複数の受信信号を合成し、フィルタリングを行
なうことで、任意の到来方位の受信信号が導出されるこ
とになる。
【0009】従ってこの発明によれば、記録処理後に、
記録信号の到来方位を求めることが可能となる。
【0010】また、この発明に係る電波受信システム
は、到来する複数の電波を受信し、これら複数の受信信
号を記録媒体に記録する信号記録装置と、この信号記録
装置により複数の受信信号が記録された記録媒体から前
記複数の受信信号を再生する信号再生装置とを具備し、
信号記録装置は、複数の受信信号に対し共通の基準時間
信号を発生する基準時間信号発生手段と、この基準時間
信号発生手段で発生された基準時間信号を複数の受信信
号とともに記録媒体に記録する記録処理手段とを備え、
信号再生装置は、記録媒体から再生される複数の受信信
号及び基準時間信号を入力し、この基準時間信号に基づ
いて複数の受信信号間の同期合わせを行なう信号同期手
段と、この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の
受信信号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは
位相差を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づ
いて各受信信号の到来方位を測定する方位測定手段と、
この方位測定手段で測定された方位情報に基づいて、信
号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号から
任意の到来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段とを
備えるようにしたものである。
【0011】上記構成では、信号再生装置において、任
意の到来方位の受信信号の抽出処理が信号抽出手段と方
位測定手段とで並行して行われるため、比較的短時間で
処理を完了することができる。
【0012】また、この発明に係る電波受信システム
は、複数の地点に設置され、各地点で到来電波を受信
し、その受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置
と、各地点で受信信号が記録された複数の記録媒体から
受信信号を再生する信号再生装置とを具備し、信号記録
装置は、各地点で共通となる基準時間信号を発生する基
準時間信号発生手段と、この基準時間信号発生手段で発
生された基準時間信号を前記受信信号とともに前記記録
媒体に記録する記録処理手段とを備え、信号再生装置
は、複数の記録媒体から再生される受信信号及び基準時
間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて複数の受
信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、この信
号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号の相
関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差を検出
し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各受信信
号の到来方位を算出し、任意の到来方位の受信信号を抽
出する信号抽出手段とを備えるようにしたものである。
また、信号再生装置において、この信号同期手段で同期
合わせが行われた複数の受信信号の相関をとって各受信
信号間の時間差もしくは位相差を検出し、検出した時間
差もしくは位相差に基づいて各受信信号の到来方位を測
定する方位測定手段と、この方位測定手段で測定された
方位情報に基づいて、信号同期手段で同期合わせが行わ
れた複数の受信信号から任意の到来方位の受信信号を抽
出する信号抽出手段とを備えるようにしたものである。
【0013】なお、上記基準時間信号発生手段は、衛星
測位システムの衛星から送信される信号を受信し、その
受信信号から基準時間信号を生成することを特徴とす
る。
【0014】すなわちこの発明では、信号記録装置が離
れた地点に配置される場合にも、上記と同様な効果を得
ることができる。この場合、衛星測位システムの衛星か
ら送信される信号を利用して基準時間信号を生成し、こ
の基準時間信号を受信信号とともに記録媒体に記録する
ことで、信号再生時に、各地点で受信した受信信号を基
準時間信号に基づいて高精度に同期させることが可能と
なる。これにより、受信エリアの拡大に応じて、柔軟に
対応して受信処理を行なうことが可能となる。
【0015】また、上記信号抽出手段は、検出された位
相差に基づいて複数の受信信号の位相合わせを行なうこ
とで、複数の受信信号に与えられる不要な信号を除去す
ることを特徴とする。
【0016】このようにすることで、人手を介さずに自
動的に不要な信号を除去することができ、これにより信
号観測の妨害を防ぐことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は、この発明に係
る電波受信システムの第1の実施形態で使用される信号
記録装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、符号100は信号記録装置で、n個のアンテナ11
1〜11n(nは自然数)と、n個の受信機121〜1
2nと、n個の信号記録部131〜13nと、リファレ
ンス信号発生部140とを備えている。
【0019】すなわち、この信号記録装置100は、複
数の到来電波をアンテナ111〜11nで受信し、受信
機121〜12nによりその受信信号をIF信号もしく
は検波信号に変換した後、各信号記録部131〜13n
により記録媒体に記録する。このとき、リファレンス信
号発生部140により発生されn個の受信信号に対し共
通のリファレンス信号つまり基準時間信号を各信号記録
部131〜13nにて受信信号とともに各記録媒体に記
録する。
【0020】図2は、この第1の実施形態で使用される
信号再生装置の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、符号200は信号再生装置で、n個の信号再生部
211〜21nと、信号同期部220と、信号抽出部2
30と、方位測定部240とを備えている。
【0021】すなわち、この信号再生装置200は、上
記信号記録装置100で記録処理がなされた記録媒体か
ら信号再生部211〜21nにより受信信号及びリファ
レンス信号を再生し、信号同期部220によりリファレ
ンス信号に基づいてn個の受信信号間の同期合わせを行
なう。
【0022】方位測定部240は、信号同期部220に
てn個の受信信号の同期がとれた状態で、n個の受信信
号を入力し、各受信信号の相関をとって各受信信号間の
時間差もしくは位相差を検出し、この検出した時間差も
しくは位相差に基づいて各受信信号の到来方位を測定
し、測定結果を外部システム及び信号抽出部230に送
出する。
【0023】信号抽出部230は、方位測定部240に
よる測定結果に基づいて、信号同期部220にて同期合
わせが行われたn個の受信信号を合成し、フィルタリン
グを行なうことにより、任意の到来方位の受信信号を抽
出する。また、信号抽出部230は、方位測定部240
による測定結果から受信信号間の位相差を互いに打ち消
すように制御処理を実行することで、エコーキャンセラ
ーのように受信信号に与えられる不要な信号を除去する
ようにもしている。
【0024】以上述べたように上記第1の実施形態で
は、信号記録装置100にて、アンテナ111〜11n
で受信し受信機121〜12nで処理した複数の受信信
号とともに、これら複数の受信信号に対し共通のリファ
レンス信号が信号記録部131〜13nにて記録媒体に
それぞれ記録される。そして、この記録媒体から複数の
受信信号及びリファレンス信号を再生する信号再生装置
200にて、信号同期部220によりリファレンス信号
に基づき複数の受信信号間の同期合わせが行われ、この
状態で、方位測定部240により複数の受信信号の相関
をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差が検出さ
れ、この時間差もしくは位相差に基づいて各受信信号の
到来方位が算出される。これにより、信号抽出部230
にて、方位測定部240で測定された到来方位に基づい
て信号同期部220で同期合わせが行われた複数の受信
信号を合成し、フィルタリングを行なうことで、任意の
到来方位の受信信号が導出されることになる。
【0025】従って、記録処理後であっても、受信信号
の到来方位を求めることが可能となる。
【0026】また、上記第1の実施形態では、信号抽出
部230において、方位測定部240による測定結果か
ら受信信号間の位相を互いに打ち消すことで、各受信信
号に与えられる不要な信号を除去するようにしている。
このため、人手を介さずに自動的に不要な信号を除去す
ることができ、これにより信号観測の妨害を防ぐことが
可能となる。
【0027】なお、上記第1の実施形態では、任意の到
来方位の受信信号抽出処理を信号抽出部230及び方位
測定部240に分散して行なう例について説明したが、
信号抽出部230のみで受信信号抽出処理を行なうよう
にしてもよい。この場合、方位測定と信号抽出処理とが
順に行われるため処理時間が比較的長くなるが、別途に
方位測定情報を取り込む必要がない。また、受信信号抽
出処理を信号抽出部230及び方位測定部240に分散
して行なう場合、方位測定部240の測定結果を信号抽
出部230で取り込む必要があるものの、信号抽出部2
30と方位測定部240とで処理を並行して行なわれる
ため、比較的短時間で処理を完了することができる。
【0028】なお、上記分散処理においても集中処理に
おいても、一連の処理がいずれも人手を介さずに自動的
に行われることになる。したがって、任意の到来方位の
受信信号の抽出処理を多くの時間や労力を要することな
く行なうことが可能となる。
【0029】(第2の実施形態)図3は、この発明に係
る電波受信システムの第2の実施形態で使用される信号
記録装置の構成を示すブロック図である。図2におい
て、符号300、400は信号記録装置で、互いに離れ
た地点に設置されている。
【0030】信号記録装置300は、アンテナ310
と、受信機320と、信号記録部330と、リファレン
ス信号発生部340と、GPS(Global Positioning Sy
stem)アンテナ350と、GPS受信機360とを備え
ている。
【0031】すなわち、アンテナ310で受信された電
波は、受信機320でIF信号または検波信号に変換さ
れ、信号記録部330で記録媒体に記録される。同時
に、GPSアンテナ350で受信されたGPS衛星から
の信号は、GPS受信機360で受信処理され、リファ
レンス信号発生部340に供給される。リファレンス信
号発生部340は、GPS受信機360の出力から各地
点での共通の基準時刻となるリファレンス信号を生成
し、信号記録部330に供給する。以後、信号記録部3
30は、IF信号もしくは検波信号とともにリファレン
ス信号を記録媒体に記録する。
【0032】一方、信号記録装置400は、上記信号記
録装置300と同様に、アンテナ410と、受信機42
0と、信号記録部430と、リファレンス信号発生部4
40と、GPS(Global Positioning System)アンテナ
450と、GPS受信機460とを備えている。
【0033】図4は、上記第2の実施形態で使用される
信号再生装置の構成を示すブロック図である。図4にお
いて、符号500は信号再生装置で、各地点で記録され
た受信信号(IF信号または検波信号)を収集して任意
の到来方位の受信信号を再生するものである。また、信
号再生部511、512と、信号同期部520と、信号
抽出部530と、方位測定部540とを備えている。
【0034】すなわち、この信号再生装置500は、上
記信号記録装置300、400で記録処理がなされた記
録媒体から信号再生部511、512により受信信号及
びリファレンス信号を再生し、信号同期部520により
リファレンス信号に基づいて受信信号間の同期合わせを
行なう。
【0035】方位測定部540は、信号同期部520に
て各受信信号の同期がとれた状態で、各受信信号を入力
し、各受信信号の相関をとって両信号間の時間差もしく
は位相差を検出し、この検出した時間差もしくは位相差
に基づいて両信号の到来方位を測定し、測定結果を外部
システム及び信号抽出部530に送出する。
【0036】信号抽出部530は、方位測定部540に
よる測定結果に基づいて、信号同期部520にて同期合
わせが行われた各受信信号を合成し、フィルタリングを
行なうことにより、任意の到来方位の受信信号を抽出す
る。また、信号抽出部530は、方位測定部540によ
る測定結果から受信信号間の位相差を互いに打ち消すよ
うに制御処理を実行することで、エコーキャンセラーの
ように受信信号に与えられる不要な信号を除去するよう
にもしている。
【0037】以上のように上記第2の実施形態であれ
ば、信号記録装置300、400が離れた地点に配置さ
れる場合にも、上記第1の実施形態と同様な効果を得る
ことができる。この場合、GPS衛星から送信される信
号を利用してGPS受信機360、460及びリファレ
ンス信号発生部340、440により各地点の基準時刻
となるリファレンス信号を生成し、このリファレンス信
号を記録処理部330、430にて受信信号とともに記
録媒体に記録することで、信号再生装置500におい
て、各地点で受信した受信信号をリファレンス信号に基
づいて高精度に同期させることが可能となる。これによ
り、受信エリアの拡大に応じて、柔軟に対応して受信処
理を行なうことが可能となる。
【0038】(その他の実施形態)この発明は、上記各
実施形態の範囲に限定されるものではない。例えば信号
記録装置と信号再生装置とが一体の装置であってもよ
い。また、上記第2の実施形態では、GPSを利用する
ようにしているが、その他の測位衛星システムを利用す
るようにしてもよいし、ある発信源からの標準電波を利
用するようにしてもよい。
【0039】その他、信号記録装置及び信号再生装置の
構成、取り扱う電波の種類、方位測定情報の内容、信号
抽出手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
記録処理後であっても、記録信号の到来方位を求めるこ
とが可能で、しかも記録信号に付加された不要な信号も
取り除くことが可能で、これにより信号観測精度を向上
させることが可能な電波受信システムとその信号記録装
置及び信号再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電波受信システムの第1の実施
形態に適用される信号記録装置の構成を示すブロック
図。
【図2】同第1の実施形態に適用される信号再生装置の
構成を示すブロック図。
【図3】この発明に係る電波受信システムの第2の実施
形態に適用される信号記録装置の構成を示すブロック
図。
【図4】同第2の実施形態に適用される信号再生装置の
構成を示すブロック図。
【図5】従来の電波受信システムを示すブロック図。
【符号の説明】
11、14…アンテナ、 12、15…受信機、 13…信号記録部、 14…方位測定器、 100、300、400…信号記録装置 111〜11n、310、410…アンテナ、 121〜12n、320、420…受信機、 131〜13n、330、430…信号記録部、 140、340、440…リファレンス信号発生部、 200、500…信号再生装置、 211〜21n、511、512…信号再生部、 220、520…信号同期部、 230、530…信号抽出部、 240、540…方位測定部、 350、450…GPSアンテナ、 360、460…GPS受信機。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来する複数の電波を受信し、これら複
    数の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、こ
    の信号記録装置により複数の受信信号が記録された記録
    媒体から前記複数の受信信号を再生する信号再生装置と
    を具備し、 前記信号記録装置は、 前記複数の受信信号に対し共通の基準時間信号を発生す
    る基準時間信号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記複数の受信信号とともに前記記録媒体に記録する記
    録処理手段とを備え、 前記信号再生装置は、 前記記録媒体から再生される複数の受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて前記複数
    の受信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を算出し、任意の到来方位の受信信
    号を抽出する信号抽出手段とを備えることを特徴とする
    電波受信システム。
  2. 【請求項2】 到来する複数の電波を受信し、これら複
    数の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、こ
    の信号記録装置により複数の受信信号が記録された記録
    媒体から前記複数の受信信号を再生する信号再生装置と
    を具備し、 前記信号記録装置は、 前記複数の受信信号に対し共通の基準時間信号を発生す
    る基準時間信号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記複数の受信信号とともに前記記録媒体に記録する記
    録処理手段とを備え、 前記信号再生装置は、 前記記録媒体から再生される複数の受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて前記複数
    の受信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を測定する方位測定手段と、 この方位測定手段で測定された方位情報に基づいて、前
    記信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号
    から任意の到来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段
    とを備えることを特徴とする電波受信システム。
  3. 【請求項3】 複数の地点に設置され、各地点で到来電
    波を受信し、その受信信号を記録媒体に記録する信号記
    録装置と、各地点で受信信号が記録された複数の記録媒
    体から受信信号を再生する信号再生装置とを具備し、 前記信号記録装置は、 各地点で共通となる基準時間信号を発生する基準時間信
    号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記受信信号とともに前記記録媒体に記録する記録処理
    手段とを備え、 前記信号再生装置は、 前記複数の記録媒体から再生される受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて複数の受
    信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を算出し、任意の到来方位の受信信
    号を抽出する信号抽出手段とを備えることを特徴とする
    電波受信システム。
  4. 【請求項4】 複数の地点に設置され、各地点で到来電
    波を受信し、その受信信号を記録媒体に記録する信号記
    録装置と、各地点で受信信号が記録された複数の記録媒
    体から受信信号を再生する信号再生装置とを具備し、 前記信号記録装置は、 各地点で共通となる基準時間信号を発生する基準時間信
    号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記受信信号とともに前記記録媒体に記録する記録処理
    手段とを備え、 前記信号再生装置は、 前記複数の記録媒体から再生される受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて複数の受
    信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を測定する方位測定手段と、 この方位測定手段で測定された方位情報に基づいて、前
    記信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号
    から任意の到来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段
    とを備えることを特徴とする電波受信システム。
  5. 【請求項5】 前記基準時間信号発生手段は、衛星測位
    システムの衛星から送信される信号を受信し、その受信
    信号から前記基準時間信号を生成することを特徴とする
    請求項3または4記載の電波受信システム。
  6. 【請求項6】 前記信号抽出手段は、検出された位相差
    に基づいて前記複数の受信信号の位相合わせを行なうこ
    とで、前記複数の受信信号に与えられる不要な信号を除
    去することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の電波受信システム。
  7. 【請求項7】 到来する複数の電波を受信し、これら複
    数の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、こ
    の信号記録装置により複数の受信信号が記録された記録
    媒体から前記複数の受信信号を再生する信号再生装置と
    を備える電波受信システムで使用される信号記録装置に
    おいて、 前記複数の受信信号に対し共通の基準時間信号を発生す
    る基準時間信号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記複数の受信信号とともに前記記録媒体に記録する記
    録処理手段とを備え、 前記信号再生装置にて、基準時間信号を再生することで
    前記複数の受信信号間の同期合わせを行なえるようにし
    たことを特徴とする信号記録装置。
  8. 【請求項8】 複数の地点に設置され、各地点で到来電
    波を受信し、その受信信号を記録媒体に記録する信号記
    録装置と、各地点で受信信号が記録された複数の記録媒
    体から受信信号を再生する信号再生装置とを備える電波
    受信システムで使用される信号記録装置において、 各地点で共通となる基準時間信号を発生する基準時間信
    号発生手段と、 この基準時間信号発生手段で発生された基準時間信号を
    前記受信信号とともに前記記録媒体に記録する記録処理
    手段とを備え、 前記信号再生装置にて、基準時間信号を再生することで
    前記複数の受信信号間の同期合わせを行なえるようにし
    たことを特徴とする信号記録装置。
  9. 【請求項9】 前記基準時間信号発生手段は、衛星測位
    システムの衛星から送信される信号を受信し、その受信
    信号から前記基準時間信号を生成することを特徴とする
    請求項8記載の信号記録装置。
  10. 【請求項10】 到来する複数の電波を受信し、これら
    複数の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、
    この信号記録装置により複数の受信信号が記録された記
    録媒体から前記複数の受信信号を再生し、任意の受信信
    号を抽出する信号再生装置とを備える電波受信システム
    で使用される信号再生装置において、 前記信号記録装置にて、前記複数の受信信号に対し共通
    の基準時間信号を前記複数の受信信号とともに前記記録
    媒体に記録しているとき、 前記記録媒体から再生される複数の受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて前記複数
    の受信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を算出し、任意の到来方位の受信信
    号を抽出する信号抽出手段とを備えることを特徴とする
    信号再生装置。
  11. 【請求項11】 到来する複数の電波を受信し、これら
    複数の受信信号を記録媒体に記録する信号記録装置と、
    この信号記録装置により複数の受信信号が記録された記
    録媒体から前記複数の受信信号を再生し、任意の受信信
    号を抽出する信号再生装置とを備える電波受信システム
    で使用される信号再生装置において、 前記信号記録装置にて、前記複数の受信信号に対し共通
    の基準時間信号を前記複数の受信信号とともに前記記録
    媒体に記録しているとき、 前記記録媒体から再生される複数の受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて前記複数
    の受信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を測定する方位測定手段と、 この方位測定手段で測定された方位情報に基づいて、前
    記信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号
    から任意の到来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段
    とを備えることを特徴とする信号再生装置。
  12. 【請求項12】 複数の地点に設置され、各地点で到来
    電波を受信し、その受信信号を記録媒体に記録する信号
    記録装置と、各地点で受信信号が記録された複数の記録
    媒体から受信信号を再生する信号再生装置とを備える電
    波受信システムで使用される信号再生装置において、 前記信号記録装置にて、各地点で共通となる基準時間信
    号を前記受信信号とともに前記記録媒体に記録している
    とき、 前記複数の記録媒体から再生される受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて複数の受
    信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を算出し、任意の到来方位の受信信
    号を抽出する信号抽出手段とを備えることを特徴とする
    信号再生装置。
  13. 【請求項13】 複数の地点に設置され、各地点で到来
    電波を受信し、その受信信号を記録媒体に記録する信号
    記録装置と、各地点で受信信号が記録された複数の記録
    媒体から受信信号を再生する信号再生装置とを備える電
    波受信システムで使用される信号再生装置において、 前記信号記録装置にて、各地点で共通となる基準時間信
    号を前記受信信号とともに前記記録媒体に記録している
    とき、 前記複数の記録媒体から再生される受信信号及び基準時
    間信号を入力し、この基準時間信号に基づいて複数の受
    信信号間の同期合わせを行なう信号同期手段と、 この信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信
    号の相関をとって各受信信号間の時間差もしくは位相差
    を検出し、検出した時間差もしくは位相差に基づいて各
    受信信号の到来方位を測定する方位測定手段と、 この方位測定手段で測定された方位情報に基づいて、前
    記信号同期手段で同期合わせが行われた複数の受信信号
    から任意の到来方位の受信信号を抽出する信号抽出手段
    とを備えることを特徴とする信号再生装置。
  14. 【請求項14】 前記信号抽出手段は、検出された位相
    差に基づいて前記複数の受信信号の位相合わせを行なう
    ことで、前記複数の受信信号に与えられる不要な信号を
    除去することを特徴とする請求項10乃至13のいずれ
    かに記載の信号再生装置。
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