JP2002089704A - 自動変速機の再変速禁止制御装置 - Google Patents
自動変速機の再変速禁止制御装置Info
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Abstract
ングを、イナーシャフェーズ開始の検知では求められな
い変速時にも的確に決定し得るようになす。 【解決手段】 解放側作動油圧指令値PO および締結側
作動油圧指令値PC を変速指令瞬時t1から図示のごと
くに与えて行うドライブアップシフト時は、PCにより
締結側摩擦要素が締結容量を持ち始めて油圧スイッチ1
9がONになるt2に先ず、出力トルク波形から明らか
なごとくトルクフェーズが開始され、その後に、PO に
応動する解放側摩擦要素の解放で実効ギヤ比iの経時変
化から明らかなごとくt3にイナーシャフェーズが開始
される。油圧スイッチ19のON瞬時t2と、イナーシ
ャフェーズ開始瞬時t3の早い方で変速禁止フラグFL
AGをONにして再変速を禁止するから、ドライブアッ
プシフト時はt2に再変速が禁止され始める。よって、
締結側摩擦要素の締結開始をイナーシャフェーズの開始
から検知できない変速時においても、当該締結側摩擦要
素の締結開始に調時して的確なタイミングで再変速の禁
止を開始させることができる。
Description
中に別の変速要求が発生した時における再変速の禁止
を、適切なタイミングで開始させるための再変速禁止制
御装置に関するものである。
キ等の摩擦要素を選択的に油圧作動(締結)させること
により歯車伝動系の動力伝達経路(変速段)を決定し、
締結作動する摩擦要素を切り換えることによって他の変
速段への変速を行い得るよう構成する。
好適変速段を決定するには一般的に、エンジンスロット
ル開度や車速などの車両運転情報からコントローラが予
定のマップをもとに好適変速段を定め、これへの変速が
行われるよう締結作動させる摩擦要素を切り換えるのが
普通である。これがため自動変速機は、変速中でも急な
アクセルペダル操作などにより車両運転状態が変化する
と、好適変速段の変更によりコントローラからの対応し
た再変速要求を受けて再変速を実行することとなる。
結作動過程にある摩擦要素を解放したり、解放途中にあ
る摩擦要素を締結させることになって、急激な回転変化
や締結容量変化を生じ、これを回避するために長時間を
かけて変速を進行させることが不可欠になる等の理由に
より変速応答遅れが著しく長くなったり、それにもかか
わらずなお大きな変速ショックが生ずる等の弊害を生ず
る。この問題解決のために従来、例えば特開平8−27
7925号公報に記載のごとく、複数の摩擦要素のうち
第1の摩擦要素(解放側摩擦要素)を作動油圧(解放側
作動油圧)の低下により解放させつつ、第2の摩擦要素
(締結側摩擦要素)を作動油圧(締結側作動油圧)の上
昇により締結させる掛け替え変速において、変速機入出
力回転比で表されるギヤ比が変速前ギヤ比から変速後ギ
ヤ比に向け変化し始めるイナーシャフェーズ開始を検知
し、これをもって締結側摩擦要素が締結を開始したと見
做し、これより再変速を禁止する技術が提案されてい
る。
アクセルペダルの踏み込み(エンジン負荷の増大)に起
因して発生するドライブダウンシフト(踏み込みダウン
シフトとも言う)や、アクセルペダルの釈放(惰性走行
への移行)に起因して発生するコーストアップシフト
(足離しアップシフトとも言う)のように、エンジント
ルクによりエンジンが自力で回転変化する回転変化方向
と、変速の進行方向とが一致している変速の場合には、
解放側摩擦要素の解放が行われれば、締結側摩擦要素の
締結が行われなくてもイナーシャフェーズが開始・進行
するため、イナーシャフェーズの開始をもって締結側摩
擦要素が締結を開始したとは見做せないことから有効で
はなく、また回転を上昇させようとしているドライブ状
態で車速の上昇により発生するドライブアップシフト
(オートアップシフトとも言う)や、惰性(コースト)
走行状態でマニュアルでのダウンシフト操作による発生
するコーストダウンシフトのように、締結側摩擦要素が
タービントルク相当のトルクに打ち勝つだけの締結容量
を持った後に解放側摩擦要素の解放を始める変速の場合
にも、締結側摩擦要素が締結を開始しただけではイナー
シャフェーズが始まらず、当該締結後に解放側摩擦要素
を解放させることによりはじめてイナーシャフェーズが
始まることから、上記の従来技術は有効ではない。
アップシフト)や、コーストダウンシフトのような変速
時は、締結側摩擦要素の締結により先ずトルク変化があ
ってトルクフェーズが開始され、その後に解放側摩擦要
素の解放により回転変化が発生してイナーシャフェーズ
が開始される。従って、イナーシャフェーズの開始時に
は既に締結側摩擦要素が締結を開始しており、且つター
ビントルク相当の容量以上に締結容量が上昇してトルク
フェーズが終了した後であり、イナーシャフェーズの開
始時に再変速を禁止し始めるという前記従来の技術で
は、締結側摩擦要素が容量を上昇してトルクフェーズを
進行させている最中に再変速を許可することとなり、一
旦トルクフェーズが始まって出力軸トルクに変化が生じ
ているにもかかわらず更なる変速をやり直すことになっ
て一旦始まったトルクフェーズをリセットしてしまうた
め、また新たに、再変速後に行う変速のトルクフェーズ
を起こさせることになるため、トルクフェーズが2回起
こったような違和感を感じられ、また1度目のトルクフ
ェーズがリセットされる際のショックも生じ、更には変
速応答遅れが著しく長くなる等の弊害を生ずる。
回転を上昇させようとしているドライブ状態と、惰性
(コースト)走行状態とで再変速禁止条件を切り替える
技術が提案されているが、ドライブ状態かコースト状態
かで再変速禁止条件を切り替えたところで、上記のごと
くに変速の性質が異なるドライブダウンシフト(踏み込
みダウンシフト)およびコーストアップシフト(足離し
アップシフト)と、ドライブアップシフト(オートアッ
プシフト)およびコーストダウンシフトとの間における
再変速禁止条件の切り替えは不能で、上記の問題解決を
提供することはできないし、何よりもドライブ状態かコ
ースト状態かで再変速禁止条件を切り替えるのでは、制
御が煩雑になって実際的ではない。
トルク変化があってトルクフェーズが開始され、その後
に解放側摩擦要素の解放により回転変化が発生してイナ
ーシャフェーズが開始されるドライブアップシフト(オ
ートアップシフト)や、コーストダウンシフトのような
変速時は、一般的に行われているように変速指令からの
経過時間を計測し、これが、締結側摩擦要素が締結容量
を持ち始める状態となるであろう設定時間になった時を
もって締結側摩擦要素の締結開始と判定し、この時より
再変速を禁止する方法が考えられる。
締結容量を持ち始める状態となるまでの時間は、摩擦要
素のクリアランスや、油圧のバラツキや、オイルの粘度
などにより大きく変化するのが実情であり、これらのも
とでも確実に締結側摩擦要素の締結開始より前に再変速
を禁止しておく必要があることから、上記の設定時間は
余裕をみて相当に短くせざるを得ない。これがため、締
結側摩擦要素が遅くに締結容量を持ち始める方向へばら
ついた場合は、まだ再変速を行うことができて例えば第
4速から第3速への変速の終了を待つことなく変速指令
を第4速から第2速への変速に切り替え、4→2飛び越
し変速を不具合なく狙い通りに行うことができるにもか
かわらず、当該再変速可能期間から再変速を禁止するこ
ととなる。
(至急のダウンシフト)を希望するような運転をしてい
るにもかかわらず自動変速機は、第4速から第3速への
変速の終了を待ってその後に第4速から第2速への変速
を順次に行うこととなり、運転者に変速遅れ感を与えて
加速不足を感じさせる等の弊害を生ずる。
要素の締結により先ずトルク変化があってトルクフェー
ズが開始され、その後に解放側摩擦要素の解放により回
転変化が発生してイナーシャフェーズが開始されるドラ
イブアップシフト(オートアップシフト)や、コースト
ダウンシフトのような変速時に、上記のような問題を生
ずることなく的確なタイミングで再変速を禁止し得るよ
うにした自動変速機の再変速禁止制御装置を提案するこ
とを目的とする。
明の作用効果を既存部品の利用により安価に達成し得る
ようにした自動変速機の再変速禁止制御装置を提案する
ことを目的とする。
ップシフト(オートアップシフト)およびコーストダウ
ンシフトのような変速時だけでなく、解放側摩擦要素の
解放により先ず回転変化があってイナーシャフェーズが
開始され、イナーシャフェーズ終了時に締結側摩擦要素
の締結容量が上昇し、解放側摩擦要素の締結容量が減少
することによってトルクフェーズが開始されるドライブ
ダウンシフト(踏み込みダウンシフト)およびコースト
アップシフト(足離しアップシフト)のような変速時
も、何ら制御ロジックの切り替えを行うことなく的確な
タイミングで再変速を禁止し得るようにした自動変速機
の再変速禁止制御装置を提案することを目的とする。
ず第1発明による自動変速機の再変速禁止制御装置は、
複数の摩擦要素を選択的に締結作動させることにより対
応変速段を選択可能で、締結作動させる摩擦要素を切り
替えることにより他の変速段への変速を行うことがで
き、該変速中に別の変速要求が発生した時は対応する再
変速を禁止するようにした自動変速機において、前記変
速時に締結作動させるべき摩擦要素がロスストロークを
終了して締結容量を持ち始めたのを検知した時より前記
再変速の禁止を行わせるよう構成したことを特徴とする
ものである。
御装置は、第1発明において、前記変速時に締結作動さ
せるべき摩擦要素の作動油圧に応答する油圧スイッチに
より前記検知を行うよう構成したことを特徴とするもの
である。
御装置は、第1発明または第2発明において、前記変速
時に締結作動させるべき摩擦要素がロスストロークを終
了して締結容量を持ち始めたのを検知した時と、変速機
入出力回転比で表される実効ギヤ比が変速前ギヤ比から
変速後ギヤ比に向けて変化し始めたイナーシャフェーズ
開始時との早い方のタイミングより前記再変速の禁止を
行わせるよう構成したことを特徴とするものである。
擦要素を切り替えて行う変速中に別の変速要求が発生し
た時の再変速を以下のごとくに禁止する。つまり、上記
の変速時に締結作動させるべき摩擦要素(締結側摩擦要
素)がロスストロークを終了して締結容量を持ち始めた
のを検知した時より当該再変速の禁止を行わせる。
先ずトルク変化があってトルクフェーズが開始され、そ
の後に解放側摩擦要素の解放により回転変化が発生して
イナーシャフェーズが開始されるドライブアップシフト
(オートアップシフト)や、コーストダウンシフトのよ
うな変速時においても、また変速指令から締結側摩擦要
素が締結容量を持ち始める状態となるまでの時間にバラ
ツキがあっても確実に、締結側摩擦要素の締結開始に調
時して再変速の禁止を開始させ得ることとなり、再変速
の禁止が早過ぎて無用な再変速の禁止により要求通りの
飛び越し変速が得られなくなったり、再変速の禁止が遅
過ぎて不当な再変速により不自然な変速ショックが発生
したりする問題を回避することができる。
動させるべき摩擦要素(締結側摩擦要素)の作動油圧に
応答する油圧スイッチにより、締結側摩擦要素がロスス
トロークを終了して締結容量を持ち始めたのを検知する
ようにしたから、当該油圧スイッチとして、変速制御に
当たって必要な既存の油圧スイッチを利用することがで
きることとなり、安価に第1発明の作用効果を達成する
ことができる。
動させるべき摩擦要素(締結側摩擦要素)がロスストロ
ークを終了して締結容量を持ち始めたのを検知した時
と、変速機入出力回転比で表される実効ギヤ比が変速前
ギヤ比から変速後ギヤ比に向けて変化し始めたイナーシ
ャフェーズ開始時との早い方のタイミングより前記再変
速の禁止を行わせることから、締結側摩擦要素の締結に
より先ずトルク変化があってトルクフェーズが開始され
るドライブアップシフト(オートアップシフト)や、コ
ーストダウンシフトのような変速時は、前者の検知によ
り締結側摩擦要素がロスストロークを終了して締結容量
を持ち始めた時に再変速が禁止されることとなり、また
解放側摩擦要素の解放により先ず回転変化があってイナ
ーシャフェーズが開始されるドライブダウンシフト(踏
み込みダウンシフト)およびコーストアップシフト(足
離しアップシフト)のような変速時は、後者のイナーシ
ャフェーズ開始の検知により再変速が禁止されることと
なり、いずれの変速に際しても、何ら制御ロジックの切
り替えを行うことなく、変速指令後に変速動作が起こっ
たことを運転者に気づかせるイナーシャフェーズ或いは
トルクフェーズといったような現象の直前に、また以後
に再変速を行うと変速フィーリングに不具合が起こって
しまう直前のタイミングで再変速の禁止を開始させるこ
とができる。
も、また締結側摩擦要素の締結開始にバラツキがあって
も確実に、変速指令後に変速動作が起こったことを運転
者に気づかせるイナーシャフェーズ或いはトルクフェー
ズといったような現象の直前に、また以後に再変速を行
うと変速フィーリングに不具合が起こってしまう直前の
タイミングで再変速の禁止を開始させ得ることとなり、
再変速の禁止が早過ぎて無用な再変速の禁止により要求
通りの飛び越し変速が得られなくなったり、再変速の禁
止が遅過ぎて不当な再変速により大きな変速ショックが
発生したりする問題を回避することができる。
に基づき詳細に説明する。図1は本発明一実施の形態に
なる自動変速機の再変速禁止制御装置を示し、1はエン
ジン、2は自動変速機である。エンジン1は、運転者が
操作するアクセルペダルに連動してその踏み込みにつれ
全閉から全開に向け開度増大するスロットルバルブによ
り出力を加減され、エンジン1の出力回転はトルクコン
バータ3を経て自動変速機2の入力軸4に入力されるも
のとする。
置した入出力軸4,5上にエンジン1の側から順次フロ
ントプラネタリギヤ組6およびリヤプラネタリギヤ組7
を載置して具え、これらを自動変速機2における遊星歯
車変速機構の主たる構成要素とする。エンジン1に近い
フロントプラネタリギヤ組6は、フロントサンギヤS
F 、フロントリングギヤRF 、これらに噛合するフロン
トピニオンPF 、および該フロントピニオンを回転自在
に支持するフロントキャリアCF よりなる単純遊星歯車
組とし、エンジン1から遠いリヤプラネタリギヤ組7
も、リヤサンギヤSR 、リヤリングギヤRR 、これらに
噛合するリヤピニオンPR 、および該リヤピニオンを回
転自在に支持するリヤキャリアCR よりなる単純遊星歯
車組とする。
決定する摩擦要素としてはロークラッチL/C、2速・
4速ブレーキ2−4/B、ハイクラッチH/C、ローリ
バースブレーキLR/B、ローワンウエイクラッチL/
OWC、およびリバースクラッチR/Cを、以下のごと
く両プラネタリギヤ組6,7の構成要素に相関させて設
ける。つまり、フロントサンギヤSF はリバースクラッ
チR/Cにより入力軸4に適宜結合可能にすると共に、
2速・4速ブレーキ2−4/Bにより適宜固定可能とす
る。
Cにより入力軸4に適宜結合可能にする。フロントキャ
リアCF は更に、ローワンウエイクラッチL/OWCに
よりエンジン回転と逆方向の回転を阻止すると共に、ロ
ーリバースブレーキLR/Bにより適宜固定可能とす
る。そしてフロントキャリアCF と、リヤリングギヤR
R との間を、ロークラッチL/Cにより適宜結合可能と
する。フロントリングギヤRF およびリヤキャリアCR
間を相互に結合し、これらフロントリングギヤRF およ
びリヤキャリアCR を出力軸6に結合し、リヤサンギヤ
SR を入力軸4に結合する。
擦要素L/C,2−4/B,H/C,LR/B,R/C
の図2に実線の〇印で示す選択的油圧作動(締結)と、
ローワンウェイクラッチL/OWCの同図に実線の〇印
で示す自己係合とにより、前進第1速(1st)、前進第
2速(2nd)、前進第3速(3rd)、前進第4速(4t
h)の前進変速段と、後退変速段(Rev )とを得ること
ができる。なお図2に点線の〇印で示す油圧作動(締
結)は、エンジンブレーキが必要な時に作動させるべき
摩擦要素である。
−4/B,H/C,LR/B,R/Cの締結論理は図1
に示すコントロールバルブボディー8により実現し、こ
のコントロールバルブボディー8には図示せざるマニュ
アルバルブの他に、ライン圧ソレノイド9、ロークラッ
チソレノイド10、2速・4速ブレーキソレノイド1
1、ハイクラッチソレノイド12、ローリバースブレー
キソレノイド13などを挿置する。
により、変速制御の元圧であるライン圧を高低切り替え
し、図示せざるマニュアルバルブは、希望する走行形態
に応じて運転者により前進走行(D)レンジ位置、後退
走行(R)レンジ位置、または駐停車(P,N)レンジ
位置に操作されるものとする。Dレンジでマニュアルバ
ルブは、上記のライン圧を元圧としてロークラッチソレ
ノイド10、2速・4速ブレーキソレノイド11、ハイ
クラッチソレノイド12、ローリバースブレーキソレノ
イド13のデューティ制御により対応するロークラッチ
L/C、2速・4速ブレーキ2−4/B、ハイクラッチ
H/C、ローリバースブレーキLR/Bの作動油圧を個
々に制御し得るようライン圧を所定の回路に供給し、当
該各ソレノイドのデューティ制御により図2に示した第
1速〜第4速の締結論理を実現するものとする。
バースクラッチR/Cについてはライン圧を上記各ソレ
ノイドのデューティ制御に依存することなく直接供給
し、ローリバースブレーキLR/Bについては上記ロー
リバースブレーキソレノイド13のデューティ制御によ
り制御された油圧を供給し、これらを締結作動させるこ
とにより図2に示した後退の締結論理を実現するものと
する。なおP,Nレンジでマニュアルバルブはライン圧
をどの回路にも供給せず、全ての摩擦要素を解放状態に
することにより自動変速機を中立状態にする。
御、およびロークラッチソレノイド10、2速・4速ブ
レーキソレノイド11、ハイクラッチソレノイド12、
ローリバースブレーキソレノイド13のデューティ制御
はそれぞれ変速機コントローラ14により実行し、その
ために変速機コントローラ14には、エンジン1のスロ
ットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ15
からの信号と、トルクコンバータ3の出力回転数(変速
機入力回転数)であるタービン回転数Nt を検出するタ
ービン回転センサ16からの信号と、自動変速機2の出
力軸5の回転数NO を検出する出力回転センサ17から
の信号と、選択レンジを検出するインヒビタスイッチ1
8からの信号と、掛け替え変速時に締結すべき締結側摩
擦要素、つまり、図2から明らかなように2→3変速時
はハイクラッチH/C、3→2変速時は2速・4速ブレ
ーキ2−4/B、3→4変速時は2速・4速ブレーキ2
−4/B、4→3変速時はロークラッチL/C内に配置
された油圧スイッチ群19からの信号をそれぞれ入力す
る。
擦要素の作動油圧が摩擦要素のロスストロークを終了さ
せて締結容量を発生させ始める圧力になった時にONす
るものとする。なお、上記のように摩擦要素がロススト
ロークを終了して締結容量を発生させ始めるのを検知す
る手段としては、上記油圧スイッチ群19のように対応
する摩擦要素の作動油圧に応動してONになるものの代
わりに、摩擦要素のピストンストロークに応動して上記
の検知を行うストロークセンサを用いたり、摩擦要素の
作動油圧指令値や当該作動油圧指令値に対応するソレノ
イド駆動デューティ等をモニタして上記の検知を行うよ
うにしても良いことはいうまでもない。
用を説明するに、変速機コントローラ14は図示せざる
制御プログラムを実行して、予定の変速マップをもとに
スロットル開度TVOおよび変速機出力回転数NO (車
速)から、現在の運転状態において要求される好適変速
段を検索する。次いで変速機コントローラ14は、現在
の選択変速段が好適変速段と一致しているか否かを判定
し、不一致なら変速指令を発して好適変速段への変速が
実行されるよう、つまり図2の締結論理表にもとづき当
該変速のための摩擦要素の締結、解放切換えが行われる
ようソレノイド10〜13のデューティ制御により、当
該摩擦要素の作動油圧を変更する。
速と第4速との間の変速におけるように、第1の摩擦要
素を作動油圧の低下により解放させつつ、第2の摩擦要
素を作動油圧の上昇により締結させて行う掛け替え変速
を説明するに、この変速が例えば正駆動状態(ドライブ
状態)での車速上昇に伴うドライブアップシフトの時
は、解放すべき第1の摩擦要素(解放側摩擦要素)の作
動油圧の指令値である解放側作動油圧指令値PO および
締結すべき第2の摩擦要素(締結側摩擦要素)の作動油
圧の指令値である締結側作動油圧指令値PC を図3に示
すごとくに与える。
明するに、変速指令瞬時t1からC1期間中は締結側摩
擦要素のロスストロークをできるだけ早期に終了させる
ために指令値PC を高いプリチャージ圧とする。その後
のC2期間においては、プリチャージ圧のままロススト
ロークを終了させるとショックを生ずることから、指令
値PC を一旦プリチャージ圧よりも低下させてショック
を生じない変化割合で徐々に上昇させる。これにより締
結側摩擦要素はロスストロークを終了して締結容量を持
ち始めるようになり、この瞬時t2に油圧スイッチ19
がONする。ところでドライブアップシフト故に、当該
締結側摩擦要素の締結開始に起因して変速機出力トルク
波形から明らかなごとく瞬時t2に先ずトルク変化が発
生し、トルクフェーズが開始される。
設定時間TC が経過した時からC4期間中、指令値PC
を所定の変化割合θC で上昇させて締結側摩擦要素の締
結容量を掛け替え変速で要求される入力トルク対応の必
要容量まで上昇させる。この時に解放側摩擦要素の解放
が行われば、解放側摩擦要素から締結側摩擦要素への掛
け替えが行われ、変速機入出力回転比Nt /NO で表さ
れる実効ギヤ比iが変速前ギヤ比から変速後ギヤ比に向
けて変化し始め、イナーシャフェーズが開始される。
らC5期間中は指令値PC を、小さくした変化割合で更
に上昇させて、変速機入力トルク対応の所定の初期棚圧
に至らしめ、その後の棚圧設定期間C6中に指令値PC
を、更に小さくした所定の変化割合で上昇させて所定勾
配θT の棚圧を設定する。その後、イナーシャフェーズ
終了判定瞬時t4までのC7期間においては、指令値P
C をイナーシャフェーズ終了時のショック防止のために
一旦、棚圧よりも小さくした後ゆっくり上昇させ、イナ
ーシャフェーズ終了判定瞬時t4からC8期間において
指令値PC を元圧であるライン圧まで急上昇させる。
説明するに、変速指令瞬時t1からO1期間中は解放側
摩擦要素の解放応答を確保するために指令値PO を所定
値までステップ状に低下させ、その後のO2,O3期間
において指令値PO を順次小さな変化割合で掛け替え前
解放圧へ、つまり解放側摩擦要素がスリップしないぎり
ぎりの低い解放側作動油圧値まで低下させる。そして、
締結側摩擦要素がロスストロークの終了で締結容量を持
ち始めて油圧スイッチ19がONする瞬時t2から設定
時間TO が経過する時までのO4期間中、指令値PO を
上記の掛け替え前解放圧に保ち、設定時間TO が経過し
た後のO5期間中に解放側摩擦要素から締結側摩擦要素
への切り替えが行われるよう指令値PO を所定の変化割
合θO で低下させて解放側摩擦要素の締結容量を漸減さ
せる。
素への切り替えによりイナーシャフェーズが開始された
のを瞬時t3に検知した後のO6期間、O7期間、O8
期間においては、指令値PO を順次小さくなる変化割合
で低下させて最終的に0となし、イナーシャフェーズを
その完了まで進行させる。
ローラ14は、締結側作動油圧指令値PC により締結側
摩擦要素がロスストロークを終了して締結容量を持ち始
めるようになる油圧スイッチ19のON瞬時t2と、実
効ギヤ比iが変速前ギヤ比から変速後ギヤ比に向けて変
化し始めるイナーシャフェーズ開始瞬時t3との早い方
の瞬時に、変速禁止フラグFLAGをOFFからONに
切り替えて再変速を禁止する制御を行うこととする。と
ころで図3に示すドライブアップシフト時は、締結側摩
擦要素がロスストロークを終了して締結容量を持ち始め
る瞬時t2(油圧スイッチ19のON瞬時)に先ずトル
クフェーズが開始され、その後の瞬時t3にイナーシャ
フェーズが開始されることから、変速機コントローラ1
4は油圧スイッチ19がONする瞬時t2に変速禁止フ
ラグFLAGをOFFからONに切り替え、このフラグ
FLAGにより瞬時t2に再変速の禁止を開始させるこ
ととなる。
の瞬時t2(油圧スイッチ19のON瞬時)より前に別
の変速段への再変速指令があった時は、進行中の変速を
中断して対応する再変速を実行させることにより運転者
が要求する飛び越し変速を許可するが、当該ドライブア
ップシフト中の瞬時t2以後に別の変速段への再変速指
令があった時は対応する再変速を禁止し、進行中の変速
をそのまま継続させて当該変速の終了後に対応する再変
速を実行させることから、トルクフェーズ開始後に再変
速を指令することにより結果的にトルクフェーズのショ
ックが2回生ずるような違和感のある変速ショックとな
ったり、変速が大きく間延びしたものになって変速フィ
ーリングが悪化するのを防止することができる。
結側作動油圧指令値PC を図4に示すごとくに与えて行
うドライブダウンシフトを説明する。この変速時は、変
速指令瞬時t1から図示のごとくに低下される解放側作
動油圧指令値PO に応動する解放側摩擦要素の締結容量
が低下してゆき、この容量が入力トルク相当の締結容量
以下となり解放側摩擦要素が滑り始めた瞬間に先ず回転
変化が発生して、実効ギヤ比iの経時変化から明らかな
ごとく瞬時t5にイナーシャフェーズを開始し、イナー
シャフェーズ終了後に、図示のごとくに上昇される締結
側作動油圧指令値PC で締結側摩擦要素の締結容量が上
昇し、解放側摩擦要素の締結容量が減少することにより
トルクフェーズが開始されることから、変速機コントロ
ーラ14は変速機入出力回転比(実効ギヤ比i=Nt /
No )が変速前ギヤ比より変速後ギヤ比へ向けて変化し
始めるイナーシャフェーズの開始を検知し、このイナー
シャフェーズ開始瞬時t5に変速禁止フラグFLAGを
OFFからONに切り替えて再変速を禁止する制御を行
う。
のイナーシャフェーズ開始瞬時t5より前に別の変速段
への再変速指令があった時は、進行中の変速を中断して
対応する再変速を実行させることにより運転者が要求す
る飛び越し変速を許可するが、当該ドライブダウンシフ
ト中の瞬時t5以後に別の変速段への再変速指令があっ
た時は対応する再変速を禁止し、進行中の変速をそのま
ま継続させて当該変速の終了後に対応する再変速を実行
させることから、解放側摩擦要素が滑っている状態で新
たな変速を再決心することによって生ずる、解放側摩擦
要素の再締結によるショックや、当該再締結ショックを
滑らかにしようとして変速が大きく間延びしたものにな
るなどの、変速フィーリングの悪化を回避することがで
きる。
締結側作動油圧指令値PC を図5に示すごとくに与えて
行うコーストアップシフトを説明する。この変速時は、
変速指令瞬時t1から図示のごとくに低下される解放側
作動油圧指令値PO に応動する解放側摩擦要素の締結容
量が減少していき、この締結容量が入力トルク相当の容
量以下となって解放側摩擦要素滑り始めた瞬間に先ず回
転変化が発生し、実効ギヤ比iの経時変化から明らかな
ごとく瞬時t6にイナーシャフェーズが開始され、イナ
ーシャフェーズ終了後に、図示のごとくに上昇される締
結側作動油圧指令値PC により締結側摩擦要素が締結容
量を上昇することによってトルクフェーズが開始される
ことから、変速機コントローラ14は変速機入出力回転
比(実効ギヤ比i=Nt /No )が変速前ギヤ比より変
速後ギヤ比へ向けて変化し始めるイナーシャフェーズの
開始を検知し、このイナーシャフェーズ開始瞬時t6に
変速禁止フラグFLAGをOFFからONに切り替えて
再変速を禁止する制御を行う。
のイナーシャフェーズ開始瞬時t6より前に別の変速段
への再変速指令があった時は、進行中の変速を中断して
対応する再変速を実行させることにより運転者が要求す
る飛び越し変速を許可するが、当該コーストアップシフ
ト中の瞬時t6以後に別の変速段への再変速指令があっ
た時は対応する再変速を禁止させ、進行中の変速をその
まま継続して当該変速の終了後に対応する再変速を実行
させることから、解放側摩擦要素が滑っている状態で新
たな変速を再決心することによって生ずる、解放側摩擦
要素の再締結によるショックや、当該再締結ショックを
滑らかにしようとして変速が大きく間延びしたものにな
るなどの、変速フィーリングの悪化を回避することがで
きる。
締結側作動油圧指令値PC を図6に示すごとくに与えて
行うコーストダウンシフトを説明する。この変速時は、
変速指令瞬時t1から図示のごとくに上昇される締結側
作動油圧指令値PC により締結側摩擦要素がロスストロ
ークを終了して締結容量を持ち始める時に先ずトルク変
化が発生して、変速機出力トルクの経時変化から明らか
なごとく瞬時t7にトルクフェーズが開始し、その後
に、解放側作動油圧指令値PO に応動する解放側摩擦要
素の解放で実効ギヤ比iの経時変化から明らかなごとく
瞬時t8にイナーシャフェーズが開始されることから、
変速機コントローラ14は油圧スイッチ19のONによ
り前者の瞬時t7を検知し、この締結側摩擦要素の締結
開始瞬時t7に変速禁止フラグFLAGをOFFからO
Nに切り替えて再変速を禁止する制御を行う。
の瞬時t7(油圧スイッチ19のON瞬時)より前に別
の変速段への再変速指令があった時は、進行中の変速を
中断して対応する再変速を実行させることにより運転者
が要求する飛び越し変速を許可するが、当該コーストダ
ウンシフト中の瞬時t7以後に別の変速段への再変速指
令があった時は対応する再変速を禁止させ、進行中の変
速をそのまま継続して当該変速の終了後に対応する再変
速を実行させることから、トルクフェーズ開始後に再変
速を指令することにより結果的にトルクフェーズのショ
ックが2回生ずるような違和感のある変速ショックとな
ったり、変速が大きく間延びしたものになって変速フィ
ーリングが悪化するのを防止することができる。
速時に締結作動させるべき締結側摩擦要素がロスストロ
ークを終了して締結容量を持ち始めたのを油圧スイッチ
19により検知した時と、変速機入出力回転比で表され
る実効ギヤ比iが変速前ギヤ比から変速後ギヤ比に向け
て変化し始めたイナーシャフェーズ開始時との早い方の
タイミングより再変速の禁止を行わせる(再変速禁止フ
ラグFLAGをONにする)ようにしたため、締結側摩
擦要素の締結により先ずトルク変化があってトルクフェ
ーズが開始される図3に示すドライブアップシフト(オ
ートアップシフト)や、図6に示すコーストダウンシフ
トのような変速時は、油圧スイッチ19による前者の検
知により締結側摩擦要素がロスストロークを終了して締
結容量を持ち始めた時t2,t7に再変速が禁止される
こととなり、また締結側摩擦要素の締結により先ず回転
変化があってイナーシャフェーズが開始される図4に示
すドライブダウンシフト(踏み込みダウンシフト)およ
び図5に示すコーストアップシフト(足離しアップシフ
ト)のような変速時は、後者のイナーシャフェーズ開始
の検知時t5,t6に再変速が禁止されることとなり、
いずれの変速に際しても、何ら制御ロジックの切り替え
を行うことなく、変速指令後に変速動作が起こったこと
を運転者に気づかせるイナーシャフェーズ或いはトルク
フェーズといったような現象の直前に、また以後に再変
速を行うと変速フィーリングに不具合が起こってしまう
直前のタイミングで再変速の禁止を開始させることがで
きる。
も、また締結側摩擦要素の締結開始にバラツキがあって
も確実に、上記の適切なタイミングで再変速の禁止を開
始させ得ることとなり、再変速の禁止が早過ぎて無用な
再変速の禁止により要求通りの飛び越し変速が得られな
くなったり、再変速の禁止が遅過ぎて不当な再変速によ
り大きな変速ショックが発生したりする問題を回避する
ことができる。なお本実施の形態においては更に、ドラ
イブ走行とかコースト走行とかの走行条件で一義的に再
変速禁止を行うかどうかを決定しないため、当該走行条
件が明確でなくてコントローラがその判断を間違えた
り、判断することができないようなあやふやな状態のも
とでも、上記のごとく正確な再変速禁止制御を自動的に
行うことができて大いに有利である。
摩擦要素がロスストロークを終了して締結容量を持ち始
めたのを油圧スイッチ19により検知した時から再変速
の禁止を行わせる構成の付加により、締結側摩擦要素の
締結により先ずトルクフェーズが開始され、その後に解
放側摩擦要素の解放によりイナーシャフェーズが開始さ
れる図3に示すドライブアップシフト(オートアップシ
フト)や、図6に示すコーストダウンシフトのような変
速時においても、また変速指令から締結側摩擦要素が締
結容量を持ち始める状態となるまでの時間にバラツキが
あっても確実に、変速指令後に変速動作が起こったこと
を運転者に気づかせるイナーシャフェーズ或いはトルク
フェーズといったような現象の直前に、また以後に再変
速を行うと変速フィーリングに不具合が起こってしまう
直前のタイミングで再変速の禁止を開始させ得ることと
なり、再変速の禁止が早過ぎて無用な再変速の禁止によ
り要求通りの飛び越し変速が得られなくなったり、再変
速の禁止が遅過ぎて不当な再変速により大きな変速ショ
ックが発生したりする問題を回避することができる。
応答する油圧スイッチ19により、締結側摩擦要素がロ
スストロークを終了して締結容量を持ち始めたのを検知
するようにしたから、当該油圧スイッチ19として、図
3につき前述したごとく変速制御に当たって必要な既存
の油圧スイッチ19をそのまま利用することができるこ
ととなり、安価に上記の作用効果を達成することができ
る。
機が摩擦要素の作動油圧を個々のソレノイドで直接的に
制御されるようにした直動弁式である場合について、ま
た当該自動変速機が摩擦要素の掛け替えにより変速を行
う場合について説明したが、本発明はこれら自動変速機
の型式や変速の種類に限定されるものではなく、他の型
式の自動変速機や他の種類の変速に対しても同様の考え
方により適用可能で、これらの場合も同様の作用効果を
奏し得ること勿論である。
装置を具えた自動変速機の伝動列、およびその変速制御
システムを示す概略系統図である。
結論理との関係を示す図である。
ドライブアップ掛け替え変速時において行う再変速禁止
制御を示すタイムチャートである。
ドライブダウン掛け替え変速時において行う再変速禁止
制御を示すタイムチャートである。
コーストアップ掛け替え変速時において行う再変速禁止
制御を示すタイムチャートである。
コーストダウン掛け替え変速時において行う再変速禁止
制御を示すタイムチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の摩擦要素を選択的に締結作動させ
ることにより対応変速段を選択可能で、締結作動させる
摩擦要素を切り替えることにより他の変速段への変速を
行うことができ、該変速中に別の変速要求が発生した時
は対応する再変速を禁止するようにした自動変速機にお
いて、 前記変速時に締結作動させるべき摩擦要素がロスストロ
ークを終了して締結容量を持ち始めたのを検知した時よ
り前記再変速の禁止を行わせるよう構成したことを特徴
とする自動変速機の再変速禁止制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記変速時に締結作
動させるべき摩擦要素の作動油圧に応答する油圧スイッ
チにより前記検知を行うよう構成したことを特徴とする
自動変速機の再変速禁止制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記変速時
に締結作動させるべき摩擦要素がロスストロークを終了
して締結容量を持ち始めたのを検知した時と、変速機入
出力回転比で表される実効ギヤ比が変速前ギヤ比から変
速後ギヤ比に向けて変化し始めたイナーシャフェーズ開
始時との早い方のタイミングより前記再変速の禁止を行
わせるよう構成したことを特徴とする自動変速機の再変
速禁止制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282325A JP3938840B2 (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動変速機の再変速禁止制御装置 |
KR10-2001-0057205A KR100440848B1 (ko) | 2000-09-18 | 2001-09-17 | 자동 변속기용 재변속 제어 시스템 |
EP01122194A EP1188961B1 (en) | 2000-09-18 | 2001-09-17 | Reshift control system for automatic transmission |
US09/954,298 US6623404B2 (en) | 2000-09-18 | 2001-09-18 | Reshift control system for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282325A JP3938840B2 (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動変速機の再変速禁止制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002089704A true JP2002089704A (ja) | 2002-03-27 |
JP3938840B2 JP3938840B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=18766865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000282325A Expired - Lifetime JP3938840B2 (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動変速機の再変速禁止制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3938840B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7682285B2 (en) * | 2004-11-05 | 2010-03-23 | Ford Global Technologies, Llc | Converterless transmission shift control system |
JP2010210060A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
US7824291B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission |
-
2000
- 2000-09-18 JP JP2000282325A patent/JP3938840B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7682285B2 (en) * | 2004-11-05 | 2010-03-23 | Ford Global Technologies, Llc | Converterless transmission shift control system |
US7824291B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission |
JP2010210060A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
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---|---|
JP3938840B2 (ja) | 2007-06-27 |
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