JP2002089542A - 小型ヒンジ装置並びにこの小型ヒンジ装置を用いた携帯用電話機 - Google Patents

小型ヒンジ装置並びにこの小型ヒンジ装置を用いた携帯用電話機

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JP2002089542A
JP2002089542A JP2000278831A JP2000278831A JP2002089542A JP 2002089542 A JP2002089542 A JP 2002089542A JP 2000278831 A JP2000278831 A JP 2000278831A JP 2000278831 A JP2000278831 A JP 2000278831A JP 2002089542 A JP2002089542 A JP 2002089542A
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cam
shaft
sliding
fixed
sliding cam
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Isao Nagashima
長嶋  勲
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Katoh Electrical Machinery Co Ltd
Original Assignee
Katoh Electrical Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構造を有し、押釦を押すことによっ
て、開閉体を開くことができ、全開状態になる手前で閉
じても、リセットが行なえるようにした押釦式の小型ヒ
ンジ装置と、この小型ヒンジ装置を2個用いた携帯用電
話機を提供する。 【解決手段】 小型ヒンジ装置としては、回り止め付き
のフランジ部を有するシャフト1と、このシャフトの一
端部に回転可能に係止された回り止め付きの固定カム6
と、シャフトに回転を拘束されつつ軸方向へ摺動可能に
取り付けられたスライディングカム5と、このスライデ
ィングカムと固定カムとの互いの対向面に設けられたカ
ム機構と、スライディングカムを固定カム側へ圧接させ
るために、弾設した弾性手段10と、固定カム或はシャ
フトに軸方向へ摺動可能かつ固定カムと共に回転可能に
係止されたスライディングカムに作用するスライドキー
11と、スライドキーと固定カムとの間に弾設さ弾性手
段13とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相対的に開閉可
能な第1の部材と第2の部材を有する小型モバイル機器
に用いて好適な小型ヒンジ装置並びにこの小型ヒンジ装
置を用いた携帯用電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明者は、先の出願(特願平11―
358143号)で、第1の部材の取付部に取り付けら
れるホルダーと、このホルダーの軸方向へ取り付けられ
たシャフトと、このシャフトの回りに前記ホルダーに接
して回転可能に取り付けられたところの第2の部材可動
側匡体の取付部へ取り付けられる回転カム部材と、前記
シャフトに前記回転カム部材に接して一方向へ摺動附勢
されて軸方向へ摺動可能に取り付けられると共に前記第
1の部材の取付部へも軸方向へ非回転かつ摺動可能に取
り付けられるスライダーと、前記ホルダーの一端部に出
没可能に取り付けられたところの一方向へ摺動附勢され
た押釦と、この押釦の軸方向へ取り付けられ前記ホルダ
ー内を摺動可能に貫通して前記回転カム部材へ達するプ
ッシュロッドと、このプッシュロッドと前記回転カム部
材との間に設けられた当該プッシュロッドの押圧力を回
転カム部材の回転に変換する回転カム機構と、前記回転
カム部材をその回転角度によって一方向へ回動附勢させ
る回動附勢手段と、前記回転カム部材と前記スライダー
との間に設けられ当該回転カム部材の回転を制御するス
ラストカム機構と、前記押釦を押圧した時に摺動するプ
ッシュロッドの力を受けて前記スラストカム機構を解除
する解除手段とで構成した小型ヒンジ装置の出願をし、
この小型ヒンジ装置を1個用いた携帯用電話機を提案し
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この先に提案した押釦
式の小型ヒンジ装置は、構造が若干複雑である上に、一
度押釦を押して開閉体を開くと、最後まで開かないとリ
セットできず不便であるという問題が新たに生じた。
【0004】また、この押釦式の小型ヒンジ装置を1個
取り付けた二つ折りタイプの携帯用電話機は、うっかり
押釦を押すと、送話部と受話部が開いてしまうという問
題も新たに客先から指摘された。
【0005】この発明の目的は、簡単な構造を有し、押
釦を押すことによって、開閉体を開くことができ、全開
状態になる手前で閉じても、リセットが行なえるように
した押釦式の小型ヒンジ装置を提供せんとするにある。
この発明の次の目的は、上記した押釦式の小型ヒンジ装
置を2個用い、両方の押釦を押した時にのみ送話部と受
話部を相対的に開くことのできるようにした携帯用電話
機を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、回り止め付きのフランジ部を有する
シャフトと、このシャフトの一端部に回転可能に係止さ
れた回り止めはその固定カムと、前記シャフトに回転を
拘束されつつ軸方向へ摺動可能に取り付けられたスライ
ディングカムと、このスライディングカムと前記固定カ
ムとの互いの対向面に設けられたカム機構と、前記スラ
イディングカムを前記固定カム側へ圧接させるために、
前記シャフトに環巻きさせつつ前記フランジ部と前記ス
ライディングカムとの間に弾設した弾性手段と、前記固
定カム或は前記シャフトに軸方向へ摺動可能かつ前記固
定カムと共に回転可能に係止された前記スライダーカム
に作用するスライドキーと、このスライドキーと前記固
定カムとの間に弾設された弾性手段とで構成すると共
に、前記カム機構は、前記スライディングカムに設けた
凸部から成る第1カム部と、前記固定カムに設けた前記
スライディングカムの凸部と係合する凸部とこの凸部に
続いて設けられた傾斜部とから成る第2カム部とで構成
し、前記スライディングカムの凸部と固定カムの凸部と
の係合を前記スライドキーの先端に傾斜部を設けたキー
部で解離させ、前記スライディングカムの凸部を固定カ
ムの傾斜部へ案内させるように構成したことを特徴とす
る。
【0007】その際にこの発明は、前記スライディング
カムの凸部と傾斜部を、該スライディングカムを筒状に
構成して、その内部に当該凸部と傾斜部を設け、前記固
定カムの凸部と傾斜部を、前記スライディングカムの筒
部内へ収容させて、当該スライディングカムの凸部と当
接するように構成させることができる。
【0008】さらにこの発明は、前記スライドキーを、
前記固定カムを前記シャフトに係止するEリングへ共に
係止させることができる。
【0009】さらにこの発明は、携帯用電話機を上記に
各記載の一対の小型ヒンジ装置を介して送話部と受話部
を相対的に開閉可能に連結し、前記ヒンジ装置は、押釦
を備え、この押釦を押すことによって前記送話部と受話
部を開成方向へ回動附勢させる力を秘めているが、この
回動附勢力は、両小型ヒンジ装置の各回動附勢力を合わ
せた時のみ、前記送話部と受話部を自動的に開成させる
ことができるように選定するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図面はこの発明の一実施の形態を
示し、図1乃至図20において、指示記号1はシャフト
である。このシャフトは、とくに図4乃至図6に示した
ように、外周に突起部から成る回り止め部2a,2a付
きのフランジ部2と、このフランジ部2の一端部より同
軸方向へ突設された変形軸部3aと円形軸部3bから成
る軸部3と、円形軸部3bの端部に形成させた周溝4と
を有している。
【0011】シャフト1の変形軸部3aには、とくに図
2に示したように、該変形軸部3aをその中心部に設け
た変形挿通孔5aへ挿通係合させて、スライディングカ
ム5が該シャフト1に回転を拘束されつつ軸方向へ摺動
可能に取り付けられている。シャフト1の円形軸部3b
には、とくに図2に示したように、該円形軸部3bをそ
の中心部に設けた円形挿通孔6aへ回転可能に挿通させ
て固定カム6が取り付けられており、周溝4に取り付け
たEリング15によって、シャフト1より軸方向へ抜け
出ないように係止されている。尚、固定カム6の外周に
設けた指示記号6b,6bのものは、突起部から成る回
り止め部である。
【0012】スライディングカム5と固定カム6の対向
位置には、図7乃至図16に示したように、各々一対の
凸部7a,7aから成る第1カム部7と、凸部8a,8
aと傾斜部8b,8bから成る第2カム部8から構成さ
れたカム機構9が、図21乃至図24に示されたように
組み合わされて設けられている。このカム機構9は、ス
ライディングカム5の凸部7a,7aと傾斜部7b,7
bが筒部5b内部に形成され、とくに図2に示したよう
に、この筒部5b内部に固定カム6の凸部8a,8aと
傾斜部8b,8bが嵌入されて、互いに接触するように
構成されることにより、小型ヒンジ装置全体の軸方向の
長さを節約できるように工夫されている。
【0013】スライディングカム5とシャフト1のフラ
ンジ部2との間には、とくに図1と図2に示したよう
に、変形軸部3aに環巻きさせてコンプレッションスプ
リングから成る弾性手段10が弾設され、スライディン
グカム5を固定カム6側へ押圧させ、スライディングカ
ム5の凸部7a,7aが固定カム6の凸部8a,8a及
び傾斜部8b,8bと圧接状態になるように構成されて
いる。
【0014】指示記号11のものは、スライドキーであ
り、とくに図17乃至図20に示されたように、一対の
先端に傾斜部12a,12aを設けたキー部12,12
を設けた筒状を呈しており、キー部12,12を固定カ
ム6に設けた挿通孔6c,6cを貫通させ、傾斜部12
a,12aをスライディングカム5側へ露出させてい
る。このスライドキー11は一対の係止部12b,12
bをキー部12,12側に有し、とくに図3に示したよ
うに、この係止部12b,12bを固定カム6に設けた
挿入部6d,6dより挿入させ、Eリング15と係合さ
せることにより、軸方向へ摺動可能であるが、シャフト
1より軸方向へ離脱しないように係止されている。この
スライドキー11と固定カム6の端面の間には、とくに
図1乃至図3に示したように、コンプレッションスプリ
ングから成る弾性手段13が弾設され、スライドキー1
1を軸方向へ摺動附勢させている。
【0015】そして、スライドキー11には、とくに図
1乃至図3に示したように、押釦14が貼着、捻子着、
溶着等の公知の手段により固着されている。
【0016】この小型ヒンジ装置は、とくに図1乃至図
2に示したように、互いに開閉されるべき第1の部材A
の取付部aへシャフト1のフランジ部2をその回り止め
部2a,2aを利用して固定させ、第2の部材Bの取付
部bへ固定カム6をその回り止め部6b,6bを利用し
て固定させて用いるものである。勿論、この発明に係る
小型ヒンジ装置は、互いに開閉されるべき第1の部材A
と第2の部材Bが相対的に開閉されるものに使用される
とは限らず、第1の部材Aが例えばキーボード本体のよ
うな固定部材であり、第2の部材Bがディスプレー体の
ような開閉体である場合もある。
【0017】今、第1の部材Aと第2の部材Bが互いに
閉じられている状態においては、図21に示したよう
に、スライディングカム5の凸部7a,7aから成るカ
ム部7が、固定カム6の凸部8a,8aと係合した状態
にあるので、図25に示したように、スライディングカ
ム5は閉じ方向へ回転しようとする回転トルクを受けて
いることから、第1の部材Aと第2の部材Bは互いに安
定した閉成状態を保っている。
【0018】図1乃至図2に示したように、押釦14を
押し込むとスライドキー11が弾性手段13の弾力に抗
して共に押し込まれ、図22に示したように、キー部1
2の先端の傾斜部12aでスライディングカム5の凸部
7aを押して後退させるので、該スライディングカム5
の凸部7aと固定カム6の凸部8aとの係合が外れるこ
とによって、図25に示したように閉じ方向の回転トル
クが減少して0となり、スライディングカム5の凸部7
aが、キー部12の傾斜部12aに案内されることによ
って、該スライディングカム5に図25に示したような
開成方向の回転トルクが発生し、次いで、図23に示し
たように、固定カム6の傾斜部8b上に移動して回転を
継続し、シャフト1を共に回転させるので、該シャフト
1のフランジ部2に取り付けた第1の部材Aは共に回転
して自動的に開かれることになる。この状態を示したも
のが図24である。尚、スライディングカム5の回転角
度は、図25に示したように、165°であるが、その
直前において、傾斜部8bに設けた急傾斜部8cへ凸部
7aが落ち込むことにより、回転トルクが高くなる。勿
論、第1の部材Aを手で持って固定した場合には、第2
の部材Bが第1の部材Aに対して回転して開かれること
になる。
【0019】押釦14を押し込んで、第1の部材Aの第
2の部材Bに対する開成動作が始まり、その途中で手で
押さえて第1の部材Aを第2の部材Bに対して閉じた場
合にも、スライディングカム5の凸部7aは固定カム6
の傾斜部8bを登って、再び図21に示したように該固
定カム6の凸部8aに係止されるので、常に第1の部材
Aを全開状態にしなくともリセットできるものである。
第1の部材Aと第2の部材Bを閉じる際には、閉成角度
20°の直前より凸部7aが凸部8aへ落ち込むことに
より、図25に示したように、閉じ方向の回転トルクが
働くことになる。
【0020】図26乃至図27は、この発明に係る小型
ヒンジ装置を用いた携帯用電話機を示し、図面に示した
ように第1の部材を構成する受話部20の取付部20a
と第2の部材を構成する送話部21の取付部21aに2
個の小型ヒンジ装置C,Cが取り付けられており、両側
に押釦14,14が露出した構成となっている。この使
用例における小型ヒンジ装置C,Cの回転トルクは、1
個のみでは受話部20と送話部21を相対的に開くには
足りず、2個合わせて受話部20と送話部21を相対的
に開くトルクを創出できるように構成されている。
【0021】したがって、一方の小型ヒンジ装置Cの押
釦14を押し込んだだけでは、受話部20と送話部21
は相対的に開かれることはない。また、一度開き始めた
受話部20と送話部21を途中で閉じても、上述したよ
うにリセットされるので、次の開閉操作に支障は生じな
い。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0023】請求項1のように構成すると、構成部品を
極力少なくして簡単な構成とし、コストダウンを図るこ
とができると共に、シャフトと固定カムとの相対的回転
の途中で元位置に戻しても、つまり一度所定回転角度ま
で回転させてしまわなくとも、リセットすることがで
き、操作性を向上させることができるという効果を奏し
得る。
【0024】請求項2のように構成すると、請求項1と
同じ効果を奏した上で、装置全体の軸方向の長さを短く
し、装置の小型化を図ることができるという効果を合わ
せて奏し得る。
【0025】請求項3のように構成すると、請求項1乃
至2のいずれかのものと同じ効果を奏した上で、構成の
簡略化を図り製作コストを下げることができるという効
果を合わせて奏し得る。
【0026】請求項4のように構成すると、送話部と受
信部の相対的開成動作は、両者を連結する一対の小型ヒ
ンジ装置の各押釦を押圧しないと、開成動作がなされな
いので、誤作動が生じてしまうということを可及的に防
止することができるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る小型ヒンジ装置の正面図であ
る。
【図2】この発明に係る小型ヒンジ装置の一部正面断面
図である。
【図3】この発明に係る小型ヒンジ装置の断面部分を変
えて見た一部正面断面図である。
【図4】図1乃至図3に示した小型ヒンジ装置のシャフ
トの正面図である。
【図5】図4に示したシャフトの平面図である。
【図6】図4に示したシャフトの右側面図である。
【図7】図1乃至図3に示した小型ヒンジ装置のスライ
ディングカムの正面図である。
【図8】図7に示したスライディングカムの縦断面図で
ある。
【図9】図7に示したスライディングカムの右側面図で
ある。
【図10】図7に示したスライディングカムの平面図で
ある。
【図11】図7に示したスライディングカムのカム部分
の展開図である。
【図12】図1乃至図3に示した小型ヒンジ装置の固定
カムの正面図である。
【図13】図12に示した固定カムの右側面図である。
【図14】図12に示した固定カムの左側面図である。
【図15】図13の縦断面図である。
【図16】図13に示した固定カムのカムの部分の展開
図である。
【図17】図1乃至図3に示した小型ヒンジ装置のスラ
イドキーの正面図である。
【図18】図17に示したスライドキーの左側面図であ
る。
【図19】図17に示したスライドキーの縦断面図であ
る。
【図20】図17に示したスライドキーの底面図であ
る。
【図21】図1乃至図20に示した小型ヒンジ装置のカ
ム機構の動作を示す説明図である。
【図22】図1乃至図20に示した小型ヒンジ装置のカ
ム機構の動作を示す説明図である。
【図23】図1乃至図20に示した小型ヒンジ装置のカ
ム機構の動作を示す説明図である。
【図24】図1乃至図20に示した小型ヒンジ装置のカ
ム機構の動作を示す説明図である。
【図25】この発明に係る小型ヒンジ装置のトルク特性
を示すグラフである。
【図26】この発明に係る小型ヒンジ装置を使用した携
帯用電話機の側面図である。
【図27】この発明に係る小型ヒンジ装置を使用した携
帯用電話機の送話部と受話部を開いて見た平面図であ
る。
【符号の説明】
1 シャフト 2 フランジ部 2a 回り止め部 5 スライディングカム 6 固定カム 7 第1カム部 7a 凸部 7b 傾斜部 8 第2カム部 8a 凸部 8b 傾斜部 9 カム機構 10 弾性手段 11 スライドキー 12 キー部 13 弾性手段 14 押釦 15 Eリング 20 受話部 21 送話部 A 第1の部材 B 第2の部材 C 小型ヒンジ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回り止め付きのフランジ部を有するシャ
    フトと、このシャフトの一端部に回転可能に係止された
    回り止め付きの固定カムと、前記シャフトに回転を拘束
    されつつ軸方向へ摺動可能に取り付けられたスライディ
    ングカムと、このスライディングカムと前記固定カムと
    の互いの対向面に設けられたカム機構と、前記スライデ
    ィングカムを前記固定カム側へ圧接させるために、前記
    シャフトに環巻きさせつつ前記フランジ部と前記スライ
    ディングカムとの間に弾設した弾性手段と、前記固定カ
    ム或は前記シャフトに軸方向へ摺動可能かつ前記固定カ
    ムと共に回転可能に係止された前記スライディングカム
    に作用するスライドキーと、このスライドキーと前記固
    定カムとの間に弾設された弾性手段とで構成すると共
    に、前記カム機構は、前記スライディングカムに設けた
    凸部から成る第1カム部と、前記固定カムに設けた前記
    スライディングカムの凸部と係合する凸部とこの凸部に
    続いて設けられた傾斜部とから成る第2カム部とで構成
    し、前記スライディングカムの凸部と固定カムの凸部と
    の係合を前記スライドキーの先端に傾斜部を設けたキー
    部で解離させ、前記スライディングカムの凸部を固定カ
    ムの傾斜部へ案内させるように構成したことを特徴とす
    る、小型ヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記スライディングカムの凸部と傾斜部
    から成るカム部は、該スライディングカムを筒状に構成
    して、その内部に当該凸部と傾斜部を設け、前記固定カ
    ムの凸部と傾斜部は、前記スライディングカムの筒部内
    へ収容されて、当該スライディングカムの凸部と当接す
    るように構成されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の小型ヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドキーは、前記固定カムを前
    記シャフトに係止するEリングへ共に係止されているこ
    とを特徴とする、請求項1記載の小型ヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に各記載の一対の
    小型ヒンジ装置を介して送話部と受話部を相対的に開閉
    可能に連結し、前記ヒンジ装置は、押釦を備え、この押
    釦を押すことによって前記送話部と受話部を開成方向へ
    回動附勢させる力を秘めているが、この回動附勢力は、
    両小型ヒンジ装置の各回動附勢力を合わせた時のみ、前
    記送話部と受話部を自動的に開成させることができるよ
    うに選定したことを特徴とする、携帯用電話機。
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