JP2002089285A - ガスタービン翼冷却空気製造システム - Google Patents

ガスタービン翼冷却空気製造システム

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JP2002089285A
JP2002089285A JP2000278224A JP2000278224A JP2002089285A JP 2002089285 A JP2002089285 A JP 2002089285A JP 2000278224 A JP2000278224 A JP 2000278224A JP 2000278224 A JP2000278224 A JP 2000278224A JP 2002089285 A JP2002089285 A JP 2002089285A
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cooling
heat
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Tadashi Tsuji
正 辻
Hidetaka Mori
秀隆 森
Noriyasu Maehara
則保 前原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービン翼冷却空気製造システムに関
し、翼冷却用低温空気を確実に供給できると共に、ガス
タービンの効率を向上させる。 【解決手段】 圧縮機11より抽気された約490℃の
空気は、まず燃料加熱用熱交換器14及び低圧蒸気製造
熱交換器15の2系統に別れ、それぞれの熱交換器1
4,15で温度が下り、吸収冷凍機駆動用温水製造熱交
換器16に入り、更に冷却される。熱交換器16では、
この空気との熱交換により温水を製造し、この温水によ
り吸収冷凍機19,20の熱源とする。熱交換器16か
らの空気は、燃料加熱用熱交換器17へ入り、燃料を昇
温し、出口空気は吸収冷凍機の冷水により冷却される熱
交換器18に入り、約15℃までに冷却され、コンプレ
ッサ20で昇圧され、発生する熱を低圧蒸気製造熱交換
器15の熱源として利用し、吸収冷凍機21の冷水によ
り冷却され、ガスタービンへ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン翼冷却
空気製造システムに関し、ガスタービンの翼冷却系統へ
低温の冷却空気を確実に供給できると共に、ガスタービ
ンの効率を向上させるようなシステムとしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のガスタービンの翼の冷却構
成を示す図であり、圧縮機200とガスタービン201
は同軸に結合され、圧縮機200からの圧縮空気を燃焼
器203へ供給し、燃料と共に燃焼させて高温の燃焼ガ
スをガスタービンに送り、熱エネルギを回転エネルギに
変換し、発電機204を回転させ電力を得ている。この
ようなガスタービンのシステムにおいては、ガスタービ
ンの翼は高温度にさらされるために冷却する必要があ
り、圧縮機の各段から冷却用の空気を抜き出し、1段動
翼、1段静翼〜4段動翼、4段静翼(図中205で示す
8本の経路)に供給し、それぞれ各翼を冷却し、冷却後
の空気をガス通路へ放出している。このために圧縮機2
00からかなりの量の空気が冷却用に消費されている。
【0003】又、圧縮機から吐出された空気をブースト
圧縮機で昇圧し、この昇圧された空気でガスタービン高
温部を冷却し、冷却後の空気を燃焼用空気として用いる
空気冷却ガスタービンが、例えば特開平10−1963
16号公報に開示されている。
【0004】通常、タービン翼を冷却するための空気
(以下、冷却空気)は、圧縮機の吸気流量の約20%に
上り、ガスタービンの性能を改善するためには、この冷
却空気量を削減することが重要である。一方、ガスター
ビンの高効率化をめざして近時に開発されている高温高
圧のガスタービンでは、圧縮機出口の空気の温度は概ね
400℃にも達するために、冷却空気それ自体を冷却す
る必要が生じる。この点、特開平10−196316号
公報の空気冷却ガスタービンは、当該ガスタービンと共
に複合発電を行う蒸気タービンおよび該蒸気タービンに
供給する蒸気を生成する廃熱回収ボイラとの組み合わせ
において、低圧、低温蒸気によりガスタービンの圧縮機
から吐出される空気を冷却するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−196316号公報に開示された構成ではガ
スタービンを単独で駆動するような運用はできないばか
りか、ガスタービンを起動するために冷却用蒸気の供給
源としての補助ボイラが必要となる。また、特開平10
−196316号公報の空気冷却ガスタービンでは、冷
却空気を、低温側のタービン翼から供給し、これを翼外
に回収しながら順次に高温側のタービン翼へ供給するよ
うに構成されている。タービン翼の冷却を冷却空気との
熱交換であるとの観点から、タービン翼それ自体を熱交
換器であると看做す場合には、こうした構成は一般的な
熱交換器の基礎理論から一見効率が良さそうに思える。
しかしながら、この構成は、熱的に厳しくなる高温側の
タービン翼に最も高い温度の冷媒を供給することになる
ので、タービン翼を充分に冷却するためには、結局多量
の冷却空気を必要とし、ガスタービンの効率を下げるこ
ととなる。
【0006】そこで本発明は、こうした従来技術の問題
点を解決することを技術課題としており、圧縮機から抽
気した空気の有する熱エネルギを他の機器の熱源として
有効利用すると共に、燃焼器へ供給される燃料も加熱す
るようにしてガスタービンの効率を向上させると共に、
ガスタービンの翼を冷却する低温の冷却用空気を製造す
るガスタービン翼冷却空気製造システムを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、前述の
課題を解決するために次の(1)〜(5)の手段を提供
する。
【0008】(1)圧縮機の圧縮空気の一部を2系統に
分け、一方の系統の空気が流入し燃料を加熱する第1の
燃料加熱用熱交換器と、他方の系統の空気が流入し低圧
蒸気を発生させる低圧蒸気製造熱交換器と、前記燃料加
熱用と低圧蒸気製造用の両熱交換器からの合流空気が流
入し吸収冷凍機の熱源となる温水を製造する吸収冷凍機
駆動用温水製造熱交換器と、同温水製造熱交換器からの
空気が流入し燃料を加熱し空気を冷却する第2の燃料加
熱用熱交換器と、同燃料加熱用熱交換器からの空気が流
入し同空気を前記吸収冷凍機からの冷水で冷却する空気
冷却用熱交換器とを備えてなることを特徴とするガスタ
ービン翼冷却空気製造システム。
【0009】(2)前記空気冷却用熱交換器の後流側に
は、同空気冷却用熱交換器からの空気が流入し同空気を
昇圧するブースターコンプレッサを設けたことを特徴と
する(1)記載のガスタービン翼冷却空気製造システ
ム。
【0010】(3)前記空気冷却用熱交換器の後流側に
は、同空気冷却用熱交換器からの空気が流入し同空気を
昇圧するブースターコンプレッサを設け、更に同コンプ
レッサの後流側に同コンプレッサで昇圧、昇温した空気
を冷却しガスタービン翼の冷却用空気として供給すると
共に、冷却により生じた熱を前記低圧蒸気製造用熱交換
器の熱源として供給する終段空気冷却用熱交換器を備え
てなることを特徴とする(1)記載のガスタービン翼冷
却空気製造システム。
【0011】(4)圧縮機の圧縮空気の一部を2系統に
分け、一方の系統の空気が流入し燃料を加熱する第1の
燃料加熱用熱交換器と、他方の系統の空気が流入し低圧
蒸気を発生させる低圧蒸気製造熱交換器と、前記燃料加
熱用と低圧蒸気製造用の両熱交換器からの合流空気が流
入し吸収冷凍機の熱源となる温水を製造する吸収冷凍機
駆動用温水製造熱交換器と、同温水製造熱交換器からの
空気が流入し燃料を加熱し空気を冷却する第2の燃料加
熱用熱交換器と、同第2の燃料加熱用熱交換器からの空
気が流入し同空気を前記吸収冷凍機からの冷水で冷却す
る空気冷却用熱交換器と、同空気冷却用熱交換器からの
空気が流入し同空気を昇圧するブースターコンプレッサ
と、同コンプレッサで昇圧、昇温した空気を冷却し冷却
により生じた熱を前記低圧蒸気製造熱交換器の熱源とし
て供給する第1の終段空気冷却用熱交換器と、同第1終
段空気冷却用熱交換器からの空気を前記吸収冷凍機の冷
水で冷却し、ガスタービン翼の冷却用空気として供給す
る第2の終段空気冷却用熱交換器とを備えてなることを
特徴とするガスタービン翼冷却空気製造システム。
【0012】(5)前記吸収冷凍機は2台からなり、一
方は前記空気冷却用熱交換器を冷却し、他方は前記終段
空気冷却用熱交換器を、それぞれ冷却することを特徴と
する(4)記載のガスタービン翼冷却空気製造システ
ム。
【0013】本発明の(1)においては、圧縮機の圧縮
空気の有する熱エネルギを回収して低圧蒸気製造熱交換
器で低圧蒸気が製造され、又、燃料も第1,第2の燃料
加熱用熱交換器で加熱されるのでガスタービンの効率が
向上する。又、圧縮空気の有する熱エネルギで吸収冷凍
機の熱源とし、この吸収冷凍機の冷水により空気を効率
的に冷却することができ、更に熱交換器類の適正配置に
より、吸収冷凍機駆動用温水製造熱交換器の伝熱面積を
簡素化することができ、熱交換器を小型にしてコストダ
ウンを図ることができる。
【0014】本発明の(2)では、上記(2)の発明
に、ブースターコンプレッサが付加されているので、冷
却空気が昇圧されて供給され、ガスタービンの翼へ冷却
空気を確実に供給できる。又、本発明の(3)では、ブ
ースターコンプレッサに加え、更に、終段熱交換器も付
加されているので、ブースターコンプレッサの空気昇圧
により生じた熱を終段熱交換器で回収し、低圧蒸気製造
熱交換器の熱源として供給され、ガスタービンの翼への
冷却空気の供給が確実になされると共に、熱の有効利用
が図れるものである。
【0015】本発明の(4)においては、上記(1)の
発明の構成、その効果に加えて、ブースターコンプレッ
サで発生する熱を2段の第1,第2終段空気冷却用熱交
換器で回収し、第1終段空気冷却用熱交換器で回収した
熱は低圧蒸気製造熱交換器の熱源とし、第2終段空気冷
却用熱交換器で回収した熱で吸収冷凍機の冷水を加熱す
る構成としたので、熱回収がより一層効率的になされ、
ガスタービンの翼へ冷却空気の供給が確実になされる。
【0016】本発明の(5)では吸収冷凍機を2台とし
ているのでシステム構成が簡素化され、熱交換器との接
続が複雑とならずに接続通路を簡素化することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の先
行技術に係るガスタービン翼冷却空気製造システムにつ
いて説明する。図1のシステムは、本発明の前提となる
システムであり、ガスタービンの圧縮空気の熱を熱交換
器で回収して、他のプラントや吸収冷凍機へ熱源として
利用し、又,燃焼器へ供給される燃料を加熱し、低温の
冷却空気を製造してガスタービンの翼の冷却空気を製造
するもので、本発明に先行して特許出願を了としている
ものである。以下に図1に従って、この内容を説明す
る。
【0018】図1において、ガスタービン260は、圧
縮機261、タービン262、圧縮機261とタービン
262の間の燃焼用空気供給通路265に設けられた燃
焼器263を具備し、発電機264が圧縮機261に連
結されている。燃料ガスとしての天然ガスが燃料ガス
(図示せず)から、図中点線で示すように燃料ガス供給
通路268により、燃料ガス加熱器267および後述す
る冷却空気クーラ273aを通過して燃焼器263に供
給され、圧縮機261で圧縮された空気の一部と混合、
燃焼して、その燃焼ガスが作動ガスとしてタービン26
2に供給される。
【0019】前記燃焼器263に供給されなかった残り
の圧縮空気は、タービン262の翼を冷却するための冷
媒として用いられる。すなわち、圧縮機261にて圧縮
された空気の一部が、冷却空気通路266に設けられた
第1から第3の翼冷却空気クーラ273,269,27
0を通過し冷却された後、タービン262の第1段翼、
つまり静翼および動翼262aに供給され、該静翼およ
び動翼262aを冷却した後にタービン262の車室内
に放出される。
【0020】また、第2段から第4段の翼、つまり、静
翼および動翼262bから262dは、圧縮機261か
らの抽気により冷却される。すなわち、第2段翼262
bへは、圧縮機261の高圧抽気ポート261aから第
1の抽気通路272を介して冷却空気が供給され、第3
段翼262cへは、圧縮機11の中圧抽気ポート261
bから第2の抽気通路273を介して冷却空気が供給さ
れ、第4段翼12dへは、圧縮機261の低圧抽気ポー
ト261cから第3の抽気通路274を介して冷却空気
が供給される。タービン262の第2段から第4段翼に
供給された冷却空気は、該静翼および動翼262bから
262dを冷却した後にタービン262の車室内に放出
される。
【0021】第1の翼冷却空気クーラ273は2つの熱
交換器を含んで成る。すなわち、冷却空気通路266
は、2つの分岐通路266a,266bに分岐し、分岐
通路266a,266bの各々に、第1と第2の熱交換
器273a,273bが配設されている。2つの分岐通
路266a,266bは第1の翼冷却空気クーラ273
の下流側において再び合流し、該合流点の下流側に、第
2と第3の翼冷却空気クーラ269,270が順次配設
されている。第2の翼冷却空気クーラ269は、適当な
冷却水、例えば、該ガスタービン260と共に複合発電
をする蒸気タービン(図示せず)の復水または廃熱回収
ボイラ(図示せず)のボイラ給水を冷媒275として用
いることができる。一方、第3の翼冷却空気クーラ27
0は冷媒として上述した吸収冷凍機271の冷水を用い
ることができる。
【0022】また、本システムにおいては、混合器27
2が設けられており、第2の翼冷却空気クーラ269に
おいて加熱された冷却水、吸収冷凍機271において熱
源として用いられた熱源水が集められる。混合器272
は、こうした水を貯留するためのタンクと、後述するよ
うに混合器272から分配される水の温度を所定温度に
維持するヒータ(図示せず)を主要な構成要素として含
むことができる。また、混合器272は、第1から第3
の分配通路272aから272cを介して、燃料ガス加
熱器267、第1の翼冷却空気クーラ273の第2の熱
交換器273b、吸収冷凍機271の蒸発器(図示せ
ず)に接続されると共に、収集通路272d,272e
を介して、吸収冷凍機271の蒸発器および第2の翼冷
却空気クーラ269に接続されている。
【0023】こうして、混合器272を設けることによ
り、第1と第2の収集通路272d,272eを介し
て、吸収冷凍機271の発生器において冷却された熱源
水および第2の翼冷却空気クーラ269において加熱さ
れた冷却水としての復水またはボイラ給水を貯留し、第
1から第3の分配通路272aから272cを介して、
燃料ガス加熱器267、第2の熱交換器273b、吸収
冷凍機271へ所定温度、例えば90℃の水を安定的に
分配、供給可能となる。
【0024】混合器272から燃料ガス加熱器267へ
供給された水は、燃料ガスとしての天然ガスとの熱交換
により冷却された後に、プラント内の他の機器、例え
ば、廃熱回収ボイラへ供給される。混合器272から第
1の翼冷却空気クーラ273の第2の熱交換器273b
へ供給された水は、圧縮機261からの冷却空気との熱
交換により加熱、蒸発して、プロセス蒸気として蒸気通
路276を介してプラント内の他の機器、例えば、ガス
タービン260と共に複合発電を行う蒸気タービン(図
示せず)へ供給される。吸収冷凍機271へ供給された
水は、吸収冷凍機271の蒸発器への熱源として用いら
れ、該蒸発器での熱交換により冷却されて混合器272
へ再び循環される。なお、第2の翼冷却空気クーラ26
9から混合器272へ供給される水の顕熱にて、混合器
272から分配される水を所定温度に維持可能である場
合には、既述したヒータを用いる必要がない。
【0025】上記に説明した先行技術に係るシステムに
おいては、ガスタービンの圧縮機261からの圧縮空気
を取り出し、この空気の持つ熱エネルギで、燃焼器26
3へ導く燃料を加熱し、吸収冷凍機駆動用温水を製造
し、この吸収冷凍機271でも空気を冷却し、ガスター
ビンの翼冷却用の約15℃程度の低温空気を製造する。
その過程で生ずる熱を回収して他のプラント、例えば蒸
気タービン系へ供給するので、ガスタービンの効率を向
上させ、ガスタービン翼の低温の空気を確実に供給する
ことができる。
【0026】本発明の出願人は、上記の先行技術に係る
システムを更に改良し、熱交換器類の配置に工夫をし、
熱交換器を更にコンパクトで小面積とし、コストダウン
を図った実プラントへの適用性を増し、低温のガスター
ビン翼冷却空気を確実に供給して更なるガスタービンの
効率の向上を可能とするプラントを提供するものであ
る。以下に本発明の実施の形態について図2〜図5に基
づいて説明する。
【0027】図2は本発明の実施の第1形態に係るガス
タービン翼冷却空気製造システムの系統図である。図に
おいて、ガスタービン10は圧縮機11、タービン1
2、燃焼器13から構成され、圧縮機11からの圧縮空
気を燃焼器13に導き、LNG燃料と混合して燃焼さ
せ、タービン12へ供給し、その熱エネルギでタービン
12の動翼を回転させ発電機を回転駆動する。圧縮機1
1からの一部の圧縮空気は、約490℃程度の高温空気
であり、通路41,40からLNG燃料の燃料加熱用熱
交換器14に導かれ、流路43から燃焼器13へ供給さ
れるLNG燃料の供給通路43の燃料を加熱し、空気は
通路44,45を通り、吸収冷凍機駆動用温水製造熱交
換器16へ流入する。
【0028】一方、圧縮機11からの圧縮空気は通路4
1から分岐して通路42より低圧蒸気製造熱交換器15
に流入し、通路46より通路44の空気と合流し、通路
45から吸収冷凍機駆動用温水製造熱交換器16へ流入
して別系統の温水を加熱することにより温度を下降す
る。又、加熱された温水は低圧蒸気となり、他のプラン
ト又は蒸気タービン系へ送られる。通路45から熱交換
器16へ流入した空気は、熱交換器14及び15により
熱交換して温度がやや低くなるが300℃程度の高温空
気であり、吸収冷凍機19からの通路47を流れる温水
を加熱し、これを昇温させて温度が約90℃程度の温水
として通路48から吸収冷凍機19へ戻す。
【0029】熱交換器16で熱交換し、多少温度が低下
した空気は通路49から燃料加熱用熱交換器17に流入
し、通路50から熱交換器17へ入って通路43から流
出する燃焼器13を流れるLNG燃料を加熱し、更に温
度が下り65℃程度の空気となり、通路51から空気冷
却用熱交換器18に流れ、この空気は吸収冷凍機19か
ら通路52により流入する冷水により冷却される。通路
52から熱交換器18へ流入した冷水は空気と熱交換し
て昇温し、通路53から吸収冷凍機19へ戻り、冷却さ
れた空気は低温、例えば15℃の空気となり、通路54
を通ってタービン12の静翼24と動翼25へ供給さ
れ、ガスタービンの1段動翼、2段,3段静翼を冷却
し、これら翼の冷却により熱を吸収し、400℃程度に
昇温し、タービンのガス通路内へ放出される。
【0030】以上説明のガスタービン翼冷却空気製造シ
ステムの作動を要約すると、圧縮機11より抽気された
約490℃の空気は、まず燃料加熱用熱交換器14及び
低圧蒸気製造用熱交換器15の2系統に別れ、それぞれ
の熱交換器14,15で温度が300℃程度に下り、こ
の空気は吸収冷凍機駆動用温水製造熱交換器16に入
り、約100℃程度までに冷却される。熱交換器16で
は、この空気との熱交換により90℃程度の温水を製造
し、この温水により吸収冷凍機19の熱源とする。
【0031】熱交換器16からの空気は、燃料加熱用熱
交換器17へ入り、燃料を加熱し、出口空気は約65℃
程度となり、吸収冷凍機の冷水により冷却される熱交換
器18に入り、この冷水により約15℃までに冷却され
る。この冷却された空気はガスタービンの翼に供給され
る。
【0032】以上のシステム構成により、吸収冷凍機駆
動用温水製造熱交換器が、先行技術に係る吸収冷凍機へ
温水を供給する空気クーラ269や混合器272からな
る構成よりも簡素化され、伝熱面積が小さくなり小型化
することができる。又、圧縮機11の圧縮空気の有する
熱エネルギを回収し、低圧蒸気を供給でき、又、燃料を
加熱することにより、燃料を効果的に燃焼させることが
できるのでガスタービンの効率が向上する。
【0033】図3は本発明の実施の第2形態に係るガス
タービン翼冷却空気製造システムの系統図である。本実
施の第2形態においては、図2に示す実施の第1形態の
システムにおいて、空気冷却用熱交換器18の後流側に
ブースターコンプレッサ20を追加した構成であり、そ
の他の構成は図2に示す実施の第1形態と同じである。
【0034】上記構成の実施の第2形態によれば、約1
5℃に冷却された空気は通路54からブースターコンプ
レッサ20で昇圧され、通路55からガスタービンの静
翼24と動翼25へ供給されるので、実施の第1形態に
おけるシステムでの冷却空気供給圧力が保持され、翼へ
の供給が確実になされる。
【0035】図4は本発明の実施の第3形態に係るガス
タービン翼冷却空気製造システムの系統図である。本実
施の第3形態においては、図3に示す実施の第2形態の
システムにおいて、ブースターコンプレッサ20の後流
側に熱交換器22を設け、熱交換器22で常温の水を加
熱して低圧蒸気製造用熱交換器15へ供給する構成を追
加したものであり、その他の構成は図3に示す実施の第
2形態と同じである。
【0036】上記構成の実施の第3形態において、ブー
スターコンプレッサ20で昇圧された空気は圧縮により
温度が高くなるので通路55から熱交換器22へ流れ、
ここで冷却されて15℃程度の低温の空気となり、通路
56からガスタービンの静翼24、動翼25へ供給され
る。熱交換器22の冷媒としては、常温に近い水が通路
57より供給され、圧縮され昇温した100℃近くの空
気と熱交換され、昇温して高温水となり、通路58から
低圧蒸気製造熱交換器15へ流れ、ここで圧縮機11か
ら通路42を流れて熱交換器15へ流入する約490℃
の空気と熱交換し、235℃程度まで昇温して低圧の蒸
気となり、他のプラント又は蒸気タービン系へ送られ
る。
【0037】上記の実施の第3形態のシステムによれ
ば、実施の第2形態でブースターコンプレッサ20で昇
圧する時に生ずる熱を回収することにより常温水を加熱
して加熱水を得るので、翼へ供給される空気を低温にす
ると共に、加熱水を低圧蒸気製造用熱交換器15へ供給
でき、実施の第2形態よりも一層冷却効果が向上するも
のである。
【0038】図5は本発明の実施の第4形態に係るガス
タービン翼冷却空気製造システムの系統図である。本実
施の第4形態においては、図4に示す実施の第3形態の
システムにおいて、熱交換器22の後流側に更に熱交換
器23を設け、又、更に第2の吸収冷凍機21も加え、
熱交換器23で吸収冷凍機21の冷水を加熱するような
構成としたものであり、その他の構成は図4に示す実施
の第4形態の構成と同じである。
【0039】上記の実施の第4形態においては、コンプ
レッサ20で昇圧された空気は、圧縮により温度が高く
なるので通路55から熱交換器22へ流れて、ここで冷
却され、更に、通路56により熱交換器23に導かれ、
温度が下げられて15℃程度の低温の空気となる。熱交
換器22の冷媒としては、常温に近い水が通路57より
供給され、圧縮され昇温した100℃近くの空気と熱交
換され、昇温して高温水となり、通路58から低圧蒸気
製造熱交換器15へ流れ、ここで圧縮機11から通路4
2を流れて熱交換器15へ流入する約490℃の空気と
熱交換し、235℃程度まで昇温して低圧の蒸気とな
り、他のプラント又は蒸気タービン系へ送られる。
【0040】又、熱交換器23においては、通路56か
らの約91℃程度の空気が第2の吸収冷凍機21からの
冷水を通路59から導き、空気と熱交換させて空気を最
終的にガスタービンの翼冷却に適した約15℃程度の低
温空気に調整する。空気と熱交換して昇温した水は通路
60より吸収冷凍機21へ戻され、吸収冷凍機の熱源と
する。
【0041】熱交換器23で冷却された空気は、通路6
1からタービン12の静翼24と動翼25へ供給され、
ガスタービンの1段動翼、2段,3段静翼を冷却し、こ
れら翼の冷却により熱を吸収し、400℃程度に昇温
し、タービンのガス通路内へ放出される。
【0042】上記の実施の第4形態のシステムによれ
ば、実施の第3形態の効果に加え、ブースターコンプレ
ッサ20で発生する熱を2段の熱交換器22,23で回
収し、熱交換器22で回収した熱は低圧蒸気製造熱交換
器15の熱源とし、熱交換器23で回収した熱で第2の
吸収冷凍機21の冷水を加熱する構成としたので、熱回
収がより一層効率的になされ、ガスタービンの翼へ冷却
空気の供給が確実になされる。
【0043】
【発明の効果】本発明のガスタービン翼冷却空気製造シ
ステムは、(1)圧縮機の圧縮空気の一部を2系統に分
け、一方の系統の空気が流入し燃料を加熱する第1の燃
料加熱用熱交換器と、他方の系統の空気が流入し低圧蒸
気を発生させる低圧蒸気製造熱交換器と、前記燃料加熱
用と低圧蒸気製造用の両熱交換器からの合流空気が流入
し吸収冷凍機の熱源となる温水を製造する吸収冷凍機駆
動用温水製造熱交換器と、同温水製造熱交換器からの空
気が流入し燃料を加熱し空気を冷却する第2の燃料加熱
用熱交換器と、同燃料加熱用熱交換器からの空気が流入
し同空気を前記吸収冷凍機からの冷水で冷却する空気冷
却用熱交換器とを備えてなることを特徴としている。
【0044】上記の構成により、圧縮機の圧縮空気の有
する熱エネルギを回収して低圧蒸気製造用熱交換器で低
圧蒸気が製造され、又、燃料も第1,第2の燃料加熱用
熱交換器で加熱されるのでガスタービンの効率が向上す
る。又、圧縮空気の有する熱エネルギで吸収冷凍機の熱
源とし、この吸収冷凍機の冷水により空気を効率的に冷
却することができ、更に熱交換器類の適正配置により、
吸収冷凍機駆動用温水製造熱交換器の伝熱面積を簡素化
することができ、熱交換器を小型にしてコストダウンを
図ることができる。
【0045】本発明の(2)では、上記(2)の発明
に、ブースターコンプレッサが付加されているので、冷
却空気が昇圧されて供給され、ガスタービンの翼へ冷却
空気を確実に供給できる。又、本発明の(3)では、ブ
ースターコンプレッサに加え、更に、終段熱交換器も付
加されているので、ブースターコンプレッサの空気昇圧
により生じた熱を終段熱交換器で回収し、低圧蒸気製造
熱交換器の熱源として供給され、ガスタービンの翼への
冷却空気の供給が確実になされると共に、熱の有効利用
が図れるものである。
【0046】本発明の(4)においては、上記(1)の
発明の構成、その効果に加えて、ブースターコンプレッ
サで発生する熱を2段の第1,第2終段空気冷却用熱交
換器で回収し、第1終段空気冷却用熱交換器で回収した
熱は低圧蒸気製造熱交換器の熱源とし、第2終段空気冷
却用熱交換器で回収した熱で吸収冷凍機の冷水を加熱す
る構成としたので、熱回収がより一層効率的になされ、
ガスタービンの翼へ冷却空気の供給が確実になされる。
【0047】本発明の(5)では吸収冷凍機を2台とし
ているのでシステム構成が簡素化され、熱交換器との接
続が複雑とならずに接続通路を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本となる先行技術に係るガスタービ
ン翼冷却空気製造システムの系統図である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係るガスタービン翼
冷却空気製造システムの系統図である。
【図3】本発明の実施の第2形態に係るガスタービン翼
冷却空気製造システムの系統図である。
【図4】本発明の実施の第3形態に係るガスタービン翼
冷却空気製造システムの系統図である。
【図5】本発明の実施の第4形態に係るガスタービン翼
冷却空気製造システムの系統図である。
【図6】従来のガスタービン翼冷却空気製造システムの
系統図である。
【符号の説明】
10 ガスタービン 11 圧縮機 12 タービン 13 燃焼器 14 燃料加熱用熱交換器 15 低圧蒸気製造熱交換器 16 吸収冷凍機駆動用温水製造熱交換器 17 燃料加熱用熱交換器 18 空気冷却用熱交換器 19,21 吸収冷凍機 20 ブースターコンプレッサ 22,23 熱交換器 24 静翼 25 動翼

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の圧縮空気の一部を2系統に分
    け、一方の系統の空気が流入し燃料を加熱する第1の燃
    料加熱用熱交換器と、他方の系統の空気が流入し低圧蒸
    気を発生させる低圧蒸気製造熱交換器と、前記燃料加熱
    用と低圧蒸気製造用の両熱交換器からの合流空気が流入
    し吸収冷凍機の熱源となる温水を製造する吸収冷凍機駆
    動用温水製造熱交換器と、同温水製造熱交換器からの空
    気が流入し燃料を加熱し空気を冷却する第2の燃料加熱
    用熱交換器と、同第2の燃料加熱用熱交換器からの空気
    が流入し同空気を前記吸収冷凍機からの冷水で冷却する
    空気冷却用熱交換器とを備えてなることを特徴とするガ
    スタービン翼冷却空気製造システム。
  2. 【請求項2】 前記空気冷却用熱交換器の後流側には、
    同空気冷却用熱交換器からの空気が流入し同空気を昇圧
    するブースターコンプレッサを設けたことを特徴とする
    請求項1記載のガスタービン翼冷却空気製造システム。
  3. 【請求項3】 前記空気冷却用熱交換器の後流側には、
    同空気冷却用熱交換器からの空気が流入し同空気を昇圧
    するブースターコンプレッサを設け、更に同コンプレッ
    サの後流側に同コンプレッサで昇圧、昇温した空気を冷
    却しガスタービン翼の冷却用空気として供給すると共
    に、冷却により生じた熱を前記低圧蒸気製造熱交換器の
    熱源として供給する終段空気冷却用熱交換器を備えてな
    ることを特徴とする請求項1記載のガスタービン翼冷却
    空気製造システム。
  4. 【請求項4】 圧縮機の圧縮空気の一部を2系統に分
    け、一方の系統の空気が流入し燃料を加熱する第1の燃
    料加熱用熱交換器と、他方の系統の空気が流入し低圧蒸
    気を発生させる低圧蒸気製造熱交換器と、前記燃料加熱
    用と低圧蒸気製造用の両熱交換器からの合流空気が流入
    し吸収冷凍機の熱源となる温水を製造する吸収冷凍機駆
    動用温水製造熱交換器と、同温水製造熱交換器からの空
    気が流入し燃料を加熱し空気を冷却する第2の燃料加熱
    用熱交換器と、同第2の燃料加熱用熱交換器からの空気
    が流入し同空気を前記吸収冷凍機からの冷水で冷却する
    空気冷却用熱交換器と、同空気冷却用熱交換器からの空
    気が流入し同空気を昇圧するブースターコンプレッサ
    と、同コンプレッサで昇圧、昇温した空気を冷却し冷却
    により生じた熱を前記低圧蒸気製造熱交換器の熱源とし
    て供給する第1の終段空気冷却用熱交換器と、同第1終
    段空気冷却用熱交換器からの空気を前記吸収冷凍機の冷
    水で冷却し、ガスタービン翼の冷却用空気として供給す
    る第2の終段空気冷却用熱交換器とを備えてなることを
    特徴とするガスタービン翼冷却空気製造システム。
  5. 【請求項5】 前記吸収冷凍機は2台からなり、一方は
    前記空気冷却用熱交換器を冷却し、他方は前記終段空気
    冷却用熱交換器を、それぞれ冷却することを特徴とする
    請求項4記載のガスタービン翼冷却空気製造システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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