JPH11343865A - 深冷タービン発電システム - Google Patents

深冷タービン発電システム

Info

Publication number
JPH11343865A
JPH11343865A JP10152780A JP15278098A JPH11343865A JP H11343865 A JPH11343865 A JP H11343865A JP 10152780 A JP10152780 A JP 10152780A JP 15278098 A JP15278098 A JP 15278098A JP H11343865 A JPH11343865 A JP H11343865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
turbine
power generation
steam
cryogenic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10152780A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Tsuji
正 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10152780A priority Critical patent/JPH11343865A/ja
Publication of JPH11343865A publication Critical patent/JPH11343865A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 深冷タービン発電システムに関し、その出力
を増大させることを課題とする。 【解決手段】 深冷設備(A)では低圧、高圧圧縮機1
a,1bの空気から圧縮熱をインタークーラ5,6で復
水を加熱して回収し、その空気は更にLNG空冷熱交換
器24で−100℃(程度)に冷却され、例えば膨張タ
ービン4で膨張させ、−230℃の低温とする。この空
気は凝縮器25で一部を液化して液空タンク26に貯蔵
し、残りは冷却空気aとして複合サイクル発電設備
(B)に送り、吸気混合冷却器15に導き、吸気室14
からの大気と混合し、又、必要に応じ、液体空気を直接
噴射し、圧縮機10に供給しガスタービン12の出力を
増大させる他液体空気をGT給気他で蒸発させてCAE
S用空気源とする。ガスタービン12の排気は排熱回収
ボイラ16で蒸気を発生させ、この蒸気とインタークー
ラ5からの圧縮熱を回収した蒸気とにより蒸気タービン
17の出力も増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は深冷設備で低温の冷
却空気を得て、この冷却空気でガスタービンと蒸気ター
ビンの複合サイクル発電設備を運転するようにした深冷
タービン発電システムに関し、圧縮機の吸気温度を下げ
ると共に深冷設備での圧縮熱を回収して蒸気タービンで
利用し、ガスタービン及び蒸気タービンの出力増加を計
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガスタービンにおいては圧縮機へ
の吸気温度が高い程空気吸込流量が減少するので、出
力、効率が低下するが、その対策として圧縮機の空気系
統に吸気冷却器、蒸発器等からなる熱交換器を設け、冷
却媒体として冷水又はブラインを熱交換器に流して空気
系統を流れる空気の温度を低下させることが試みられて
いる。又、ガスタービンの出力、効率を上げるためには
ガスタービンの入口温度を下げたり、空気液化装置と組
合せたりする方法も試みられている。
【0003】図4は上記に説明の圧縮機の空気系統にタ
ーボ式冷凍機を組合せて空気系統を冷却する例を示して
いる。図4(a)は冷媒を循環する例、図4(b)は、
冷水を利用した例である。図4(a)において、31は
圧縮機、32は燃焼器、33はガスタービン、34は発
電機であり、圧縮機31で圧縮した空気bは燃焼器32
に入り、燃料cと共に燃焼してガスタービン33に流
れ、ガスタービン33を駆動して発電機34を回し、電
力を得ている。31aは圧縮機31入口の空気ラインで
あり蒸発器35、デミスタ38が接続されている。35
aは蒸発器35の伝熱管、35bは気液分離ドラムであ
る。
【0004】40はターボ式冷凍機であり、モータ37
により駆動され、冷媒供給ライン36aより冷媒pを気
液分離ドラム35bに供給し、戻りライン36bより蒸
発した蒸気qを回収している。なお、モータ37は発電
機34から電力系統39により電力を得て駆動される。
このように、圧縮機31の空気ライン31aの途中に蒸
発器11を設け、ターボ式冷凍機40から冷媒pを蒸発
器31に送り、空気を冷却して圧縮機31の吸気温度を
下げてガスタービンの出力、効率を向上するようにして
いる。
【0005】図4(b)は上記(a)と基本的サイクル
は同じであるが、ターボ式冷凍機40から冷水h(5〜
7℃)を作り、冷水を供給する方式である。従ってター
ボ式冷凍機40からは冷水供給ライン42a、冷水戻り
ライン42bから吸収冷却器41へ冷水が流れ、空気ラ
インaの空気を冷却している。その他の構成は上記
(a)と同じである。
【0006】図5は空気液化プラントと発電プラントと
を組合せて発電プラントの効率を上げるようにしたプラ
ントの系統図であり、51は圧縮機、52はモータ、5
3は発電機、54はガスタービン、55は燃焼器であ
る。56は液化設備であり、モータ52を駆動して空気
aを圧縮機1で圧縮し、圧縮空気bを導き、液化して液
体空気cとして57の液体タンクに貯蔵する。58は蓄
熱槽であり、液化設備56で空気を液化する過程で発生
した熱を蓄熱する。59は気化設備であり、液体空気を
液体タンク57から配管60、ポンプ61,62により
導き、気化させて空気eとして燃焼器55へ供給し、燃
料fと共に燃焼させ、ガスタービン54に高温燃焼ガス
gを供給し、ガスタービン54を駆動して発電機53を
回し、電力を得ている。
【0007】62は併設発電プラントであり、ガスター
ビン54の排気hを導き、その排熱により電力を得るも
のである。63は液体タンク61からの配管で、64の
地域冷暖房等の冷熱プラントに液体空気を供給する。6
6は圧縮機1からの圧縮空気を蓄熱槽58へ供給する配
管、67,68は蓄熱槽58から気化設備59、併設発
電プラント62へ加熱空気iを供給する配管である。
【0008】このように図5に示すシステムでは、空気
aを圧縮機1で圧縮し、液化設備56で液化し、液化タ
ンク57で貯蔵する空気液化プラント60と、気化設備
59、燃焼器55、ガスタービン54、発電機53及び
併設発電プラント62からなる発電プラント70あるい
は他の冷熱利用プラント64とを蓄熱貯58で接続する
ように構成されている。
【0009】上記のシステムにおいては、昼間は燃焼器
55に燃料fを供給すると共に、蓄熱槽58を介して圧
縮機51からの圧縮熱を導き、ガスタービンを運転し、
発電機53を駆動して電力を供給し、あるいは併設発電
プラント62を運転したり、冷熱利用プラント64を運
転する。負荷の少い夜間においては、その余剰電力で液
化設備56を駆動して空気を液化し、液化タンク57に
液体空気を貯えておき、負荷のピーク時において、この
液体空気を配管60より気化設備59に導き、ガスター
ビンの発電に供する。あるいはこの液体空気を配管63
より冷熱利用プラント64に導き、活用する。このよう
に蓄熱槽58の温熱を利用したり、液体空気を利用した
り、組合せることにより発電プラントの効果的に運転
し、効率を高めることが行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように発電プラ
ントの出力、効率を向上させるために、圧縮機の吸気を
ターボ式冷凍機を用いて冷却したり、あるいは低負荷時
に空気を液化して貯蔵しておき、負荷のピーク時にこの
液体空気を利用したり、あるいはこの液体空気を他の併
設プラントや冷熱利用プラントへ供給し、発電効率を向
上させることが試みられている。しかし、ターボ式冷凍
機を用いて吸気を冷却する方式では冷凍機等の大がかり
な設備を必要とし、更に近年の環境問題となっているフ
ロンを使用することになり、好ましくない。又、近年で
は吸気温度を下げるために氷蓄熱方式も検討されている
が、氷蓄熱ではガスタービン吸冷温度がせいぜい0℃程
度であり、そのために多量の氷貯槽を必要とする。更に
氷蓄熱方式では減温量が小さく、夏季に使用が限られ、
稼働率が低い。
【0011】又、空気液化設備を使用するシステムで
は、液化量の10倍近くの空気の循環ラインに空気圧縮
機を設置するために設備が大がかりとなり、その動力も
大きく、特に液体空気を全量貯蔵する液体タンクを必要
とし、このタンクもできるだけ小型にすることが望まれ
ていた。
【0012】そこで本発明では、空気を膨張させること
により冷却空気を得ると共に液体空気を得ることができ
る深冷設備と、ガスタービンと蒸気タービンとを組合せ
た複合サイクル発電設備とを接続することにより従来の
ようなターボ式冷凍機等を用いずに複合サイクル発電設
備におけるガスタービンの吸気温度を液体空気を利用し
て下げると共に、深冷設備での圧縮熱も回収してこれを
利用し、ガスタービンと蒸気タービンの効率を向上させ
るようにした深冷タービン発電プラントを提供すること
を課題としている。
【0013】
【課題を解決しようとする手段】本発明は前述の課題を
解決するために次の(1),(2),(3)の手段を提
供する。
【0014】(1)低温冷却空気と液体空気を発生させ
ると共に液体空気を製造する深冷設備と複合サイクル発
電設備とを接続した深冷タービン発電システムであっ
て、前記深冷設備は、空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機
からの空気を冷却することにより圧縮熱を回収するクー
ラ、同クーラで冷却された空気を更に冷却するLNG空
冷熱交換器、同LNG空冷熱交換器からの空気を膨張さ
せ低温の冷却空気を得る膨張タービン、同膨張タービン
排気からの液体空気を抽出する凝縮器、同凝縮器からの
液体空気を貯蔵するタンク及び前記圧縮機を膨張タービ
ンと共に駆動する電動機から構成され;前記複合サイク
ル発電設備は、前記深冷設備の凝縮器からの低温空気を
受け大気からの空気と混合すると共に前記タンクから液
体空気を直接噴射する手段を有する吸気混合冷却器、同
吸気混合冷却器からの低温空気を吸気する圧縮機を有す
るガスタービン、同ガスタービンの排気から排熱を回収
し蒸気を発生させる排熱回収ボイラ、同排熱回収ボイラ
からの蒸気及び前記深冷設備のクーラが回収した圧縮熱
(加熱水又は蒸気)の参入にて駆動される蒸気タービン
及び同蒸気タービンの排気を復水し、前記排熱回収ボイ
ラと前記深冷設備の前記クーラとに戻す復水器から構成
されていることを特徴とする深冷タービン発電システ
ム。
【0015】(2)上記(1)の発明において、前記深
冷設備の電動機を発電電動機とし、前記圧縮機から前記
膨張タービンとの間には空気を貯蔵するタンクを備え、
同タンクからの空気により前記膨張タービンを駆動する
と共に前記発電電動機を用いて圧縮機駆動ならびにター
ビン発電可能とすることを特徴とする深冷タービン発電
システム。
【0016】(3)上記(1)又は(2)の発明におい
て、前記、液体空気貯蔵タンクからの液体空気を加圧す
るポンプと、昇圧後加熱する熱交換器と再生器を設け、
同再生器を出た高温、高圧の気体の空気を燃焼用空気と
する燃焼器とその燃焼ガスでタービンを回転しその排気
を再生器熱源とすることを特徴とする深冷タービン発電
システム。
【0017】本発明の(1)においては、圧縮機からの
空気はクーラで冷却され、LNG空冷熱交換器で更に冷
却され−100℃程度の空気となり、この空気を膨張タ
ービンで膨張させることにより−190℃以下(−23
0℃程度)の低温の冷却空気を得ることができる。この
低温冷却空気は凝縮器で一部(例えば1/3〜1/1
0)を液化させ液体空気としてタンクに貯蔵する。残り
の低温空気は複合サイクル発電設備の吸気混合冷却器に
導かれ、大気から取込んだ空気と混合されて低温の吸気
を得るのみならず、必要に応じてタンクから液体空気を
吸気混合冷却器に直接噴射し、この吸気を更に低温とす
る。この低温空気は圧縮機に吸込まれ、圧縮機の吸気温
度が低温となるのでガスタービンの出力が増大する。こ
の冷却空気温度は低温であり、大気温度が高い夏場およ
び冬季においても冷却能力があり年間を通じて運用する
ことができる。
【0018】又、深冷設備における圧縮機で生ずる圧縮
熱をクーラで回収し複合サイクル発電設備の復水器から
の復水を加熱し、この加熱された水又は蒸気を(蒸気タ
ービン〜ボイラ)系に供給し、蒸気タービンの蒸気量を
増加させるので蒸気タービンの出力も増大する。タンク
に液体空気を溜めて貯蔵する液体空気生産を行い、この
液体空気は電力負荷のピークカット等に適宜吸気冷却増
強用として用い、ガスタービンの能力を向上させること
ができる。
【0019】本発明の(2)では、空気タンクを備えて
いるので、夜間等の低負荷時においては発電電動機で圧
縮機を駆動し、空気を空気タンクに貯蔵しておき、昼間
の電力負荷ピーク時あるいは夜間の必要時にこれを活用
して膨張タービン〜発電電動機および複合発電の吸気冷
却で発電することができる。従って上記(1)の発明の
深冷タービン発電システムの幅広い運用が可能である。
【0020】従来のCAESプラントでは燃料を燃焼さ
せるが、本発明の深冷設備では燃料を燃焼させることな
く膨張タービンによる冷却空気と、圧縮熱を回収し、こ
れらを複合サイクル発電設備で活用し、ガスタービンや
蒸気タービンの出力を増大させることができる。
【0021】(3)上記(1)(2)の発明において
は、液体空気の活用先に液体空気CAES発電を加え、
燃料を消費した積極的発電を行うことができる。 深冷
設備のエアクーラ(インタークーラ、アフタークーラ)
で回収した温熱と膨張タービン排気の冷気更には液体空
気を複合発電側で使用する以外にこの液体空気を液体空
気CAES発電側に用いて、発電方法の自由度を高め
る。
【0022】液体空気は昇圧ポンプで自由な高圧(例え
ば100ata以上)とすることができるため膨張(C
AES側)タービンで動力を大幅に回収することができ
る。まず第1次に複合サイクル発電の吸気室で大気を予
冷しておき、GT吸気冷却の前処理(予冷)を行ったあ
と大規模にCAESタービン排気から再生器にて加熱す
るという2段階の昇温を行う。 燃焼器では膨張比に見
合ったタービン入口温度を得るために燃焼を投入する。
CAESタービン排気にHRSGを設けて蒸気を作り、
複合サイクル発電と連結したり、ST排気の復水器の一
部で空気の蒸発・加熱を行うなど、複合サイクル発電〜
CAESの複合も行える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係る深冷タービン発電プラントの系統図
である。図1において1a,1bは高圧圧縮機、低圧圧
縮機、2は吸気室であり、フィルター及び消音器で構成
される。3はモータ、4は膨張タービンで高圧圧縮機1
a,低圧圧縮機1bからの圧縮空気を膨張させて低温の
空気を得るものである。5,6はインタークーラ,アフ
タークーラであり、それぞれ低圧圧縮機1bからの高温
となった空気、高圧圧縮機1aからの高温空気を後述す
る複合発電設備からの復水と熱交換し、空気温度を下げ
る。
【0024】24はLNG空冷熱交換基で、LNGの気
化熱により空気を冷却するものである。25は凝縮器で
膨張タービン4で膨張した低温冷却空気の一部(約1/
3〜1/10)を液化させて液体空気とするもの、26
は液空タンクであり、凝縮器25で液化した液体空気を
貯蔵する。これらの各機器により深冷設備(A)が構成
されている。
【0025】上記に説明の深冷設備(A)において、モ
ータ3により高圧圧縮機1a、低圧圧縮機1bを駆動
し、圧縮機からの空気は温度が上昇するが、低圧圧縮機
1bからの空気はインタークーラ5に導かれ、後述する
複合発電設備(B)からの復水で冷却され、高圧圧縮機
1aに流入し、高圧圧縮機1aからの空気は200〜3
00℃前後に温度が上昇するが、この空気もインターク
ーラ6に流入し、同様に複合発電設備(B)の復水で冷
却され、0〜50℃程度の温度となり、LNG空冷熱交
換器24に導かれ、ここでLNGの気化により更に−1
00℃程度にまで冷却され、膨張タービン4に導かれ
る。
【0026】膨張タービン4ではこの−100℃の低温
空気を膨張させることにより−230℃程度の低温冷却
空気を得て凝縮器25に導入する。凝縮器25では、こ
の低温冷却空気の一部、約1/3〜1/10程度が液化
して液体空気として液空タンク26に貯蔵され、液化し
ない残りの空気は低温冷却空気aとして後述する複合発
電プラント(B)へ供給する。又、インタークーラ5、
インタークーラ6で低圧圧縮機1b、高圧圧縮機1aか
らの空気より熱を得て加熱された復水は加熱水又は蒸気
となり複合発電設備(B)の蒸気タービンに供給され
る。
【0027】複合発電設備(B)は、次のような機器か
ら構成されている。即ち、10は圧縮機、11は燃焼
器、12はガスタービン、13は発電機である。14は
吸気室であり、フィルター及び消音器で構成される。1
5は吸気混合冷却器で、図では3系統のガスタービンを
併設した形で示しており、大気から吸込む空気に前述の
深冷設備(A)の凝縮器25からの低温冷却空気aある
いは必要に応じて液体空気alを混入するものである。
【0028】16は排熱回収ボイラであり、図では同じ
く3系統からなり、ガスタービン12の排気から熱を回
収し蒸気を得るもの、16aは煙突であり、排熱回収済
の排気を大気に放出する。17は蒸気タービンであり、
排熱回収ボイラ16で生成した熱により発生した蒸気及
び前述の深冷設備(A)のインタークーラ5,6で加熱
された蒸気が供給され、発電機18を回して電力を得る
ものである。(インタークーラ5,アフタークーラ6で
熱水を得るときは排熱回収ボイラの入口に給水あるいは
節炭器にて合流させる。)19は復水器であり、蒸気タ
ービン17からの排気を海水等で冷却し、復水させ、こ
の復水の一部は排熱回収ボイラ16に戻り、残りの一部
は深冷設備のインタークーラ6へ循環する。
【0029】上記構成の深冷タービン発電システムにお
いて、深冷設備(A)では高圧圧縮機1aからの空気は
インタークーラ6で冷却され、更にLNG空冷熱交換器
24でLNGによって冷却されて約−100℃程度に冷
却されて膨張タービン4に入る。膨張タービン4で膨張
した空気は低温冷却空気(例えば−230℃)となり、
凝縮器25に入り、ここで一部(1/3〜1/10)が
恐縮液化し、液空タンク26に貯蔵される。
【0030】液化しない残りの空気は低温冷却空気aと
して複合発電プラント(B)に入り、吸気混合冷却器1
5に供給される。吸気混合冷却器15では大気からの空
気を吸気室14から取込み、この低温冷却空気aと混合
して大気温度以下の低温として圧縮機へ供給する。夏季
の吸気温度は30℃前後であるが、本実施の形態では例
えば17℃程度に低下する。又、この吸気温度を更に低
下させてガスタービンの出力増加を計りたい場合には、
液空タンク26からの液体空気を吸気混合冷却器15へ
直接噴射する。
【0031】複合発電プラント(B)においては、圧縮
機10が吸気混合冷却器15で冷却された空気を吸気
し、燃焼器11に供給し、燃料fと共に燃焼してガスタ
ービン12に供給され、ガスタービン12が駆動されて
発電機13を回し、電力を得る。従ってガスタービン1
2では圧縮機10の吸気温度が例えば30℃程度の温度
から17℃程度まで冷却され、低温となるので従来のも
のよりも出力、効率共大きくなる。又、前述のように吸
気冷却の増強を計り、更にガスタービンの出力向上を求
める場合には、吸気混合冷却器15に液空タンク26か
らの液体空気を直接導き、噴射させて吸気温度を低下さ
せることができる。
【0032】一方、ガスタービン12の排気は排熱回収
ボイラ16に導かれ、排熱を回収して発生した蒸気は蒸
気タービン17に供給され、更に、深冷設備(A)のイ
ンタークーラ5,アフタークーラ6の熱を吸収して得ら
れた加熱水又は蒸気も参入し、発電機18を回して電力
を得る。この蒸気タービン17でも深冷設備(A)から
の圧縮熱をインタークーラ5,アフタークーラ6で回収
して加えるために出力が増大する。
【0033】蒸気タービン17からの排気は復水器19
に導かれ、海水等で冷却することにより復水し、一部は
深冷設備(A)のインタークーラ6へ戻り、残りは排熱
回収ボイラ16へ戻り再びここで加熱され蒸気となり循
環する。
【0034】以上説明の実施の第1形態によれば、深冷
設備(A)と複合発電設備(B)とを組合せ、深冷設備
(A)のインタークーラ5,アフタークーラ6で高圧圧
縮機1a、低圧圧縮機1bで発生する圧縮熱を回収して
複合発電設備(B)のボイラー〜蒸気タービン系に加え
て蒸気タービンの蒸気量を増加させて蒸気タービン17
での出力を増大させる。
【0035】更に、高圧圧縮機1aからの空気はアフタ
ークーラ6で冷却され、更にLNG空冷熱交換器24で
−100℃程度にまで冷却され、膨張タービン4で膨張
させ−230℃の低温空気とし、凝縮器で一部を液体空
気として液空タンク26に貯蔵される。複合発電設備
(B)の吸気混合冷却器15では残りの低温冷却空気a
を大気に混合して低温の吸気を得て圧縮機10が吸気す
るので、ガスタービンの出力が増加する。しかもこの低
温冷却空気aは−190℃程度の低温であるため外気温
度が高い夏場に限らず冬季においても低温の吸気が得ら
れるので、年間を通して連続運転が可能となる。
【0036】又、ガスタービン12の出力を更に増加さ
せたい場合には液体空気を吸気混合冷却器15に直接噴
射させて吸気温度を更に低下させることができるのでガ
スタービンの出力を負荷の状態に応じて調整することが
できる。更にプラントの出力状態に応じて低負荷時に液
体空気を生産し、貯蔵しておくことができる。
【0037】図2は本発明の実施の第2形態に係る深冷
タービン発電システムの系統図である。図において図1
の実施の第1形態と異る部分は、深冷設備(A)におけ
る符号20の発電電動機、21,22の嵌脱装置、23
の空気タンクの部分にあり、その他の構成は図1と同じ
である。
【0038】上記の構成においては、昼間と夜間とでの
運転形態を変えて運用することができる。即ち、まず夜
間においては、嵌脱装置21を嵌,22を脱とし電動機
側に接続させ、発電電動機20で高圧圧縮機1a、低圧
圧縮機1bを駆動して空気を空気タンク23に送る。夜
間は図1と同様の作用を空気タンク以降で行い膨張ター
ビン4からの膨張により−230℃程度の低温冷却空気
aを得る。又、インタークーラ5,アフタークーラ6で
低圧圧縮機1b、高圧圧縮機1aからの圧縮熱を回収す
る。
【0039】複合発電設備(B)では、図1と同じく低
温冷却空気aを吸気混合冷却器15に導き、吸気室14
からの大気と混合し、又必要に応じて液体空気alを直
接噴射して低温の吸気を得て圧縮機1に導き、ガスター
ビン4の出力を増大させると共に、インタークーラ5,
アフタークーラ6からの回収熱をボイラ〜蒸気タービン
系に加え、蒸気量を増加させて蒸気タービンの出力を増
大させるように深冷タービンシステムを運用する。
【0040】一方、夜間等の低負荷時においては、嵌脱
装置21を嵌,22を脱とし電動機側として発電電動機
20で低圧、高圧圧縮機1b,1aを駆動し、圧縮空気
を空気タンク23に導き、圧縮空気を貯蔵することがで
きる。この夜間に貯蔵された空気は、夜間あるいは昼間
のいずれにおいても使用して発電に供することができ
る。即ち、嵌脱装置21を脱,22を嵌とし発電機側に
接続し、空気タンク23より圧縮空気を膨張タービン4
に導き、膨張タービン4を駆動して発電電動機20を回
し、発電を行うと共に、膨張により得られた低温冷却空
気aおよび液体空気alを複合発電設備(B)に導き、
吸気混合冷却器15で吸気室14からの大気と混合して
低温の吸気を得て圧縮機10に供給し、ガスタービン1
2の出力を増大させるように運転することができる。
【0041】以上説明の実施の第2形態においては時間
差運用と同時運用がある。時間差運用では、夜間には深
冷設備(A)で空気タンク23に空気を貯蔵し、圧縮熱
の回収利用で蒸気タービン出力の増大を図る。昼間には
この空気を用いて膨張タービン4と発電機20を回し、
発電することができ、同時に複合発電設備(B)におい
て深冷設備(A)で得られた低温冷却空気aおよび液体
空気alにより低温の吸気を圧縮機10に供給し、ガス
タービン12の出力を増大させることができる。
【0042】又、同時運用においては、実施の第1形態
と同じくインタークーラ5,アフタークーラ6による圧
縮熱の回収による蒸気を蒸気タービン17に加えて蒸気
タービン17の出力を増大させることができ、更に前述
のように冷却空気aおよび液体空気alにより低温の吸
気を圧縮機10へ供給し、ガスタービンの出力を増大さ
せることが同時に行える。
【0043】又、更に、通常のCAES(圧縮空気貯蔵
発電)では燃焼器を設けて燃料を燃焼させてタービンを
駆動する方式であるが、本実施の第2形態の深冷設備
(A)では、空気タンク23からの空気により膨張ター
ビン4で発電機20を回すことができ、通常のCAES
のような燃料が不要となるものである。
【0044】図3は本発明の実施の第3形態に係る発電
システムの系統図であり、 図1,図2のシステムに液
体空気CAES発電の設備を併設した。図3ではLAT
Kからのal液体空気の使用先としてCAESと接続し
ているが、吸気混合冷却器15へのal噴射も機能とし
て併用して良い。
【0045】液体空気CAESはタービンTでの入口圧
力を得るために昇圧ポンプP(液相)で加圧し、そのの
ち熱交換器で加熱して液体空気alを蒸気(気体)とし
たのち加温(顕熱)する能力を持つことが特長である。
燃焼器CCで空気と燃料fを燃焼させタービンTの入口
温度を所定値にしてタービン動力を取り出す点は通常の
CAESと同じである。図3では図1,図2に対して液
空CAESが追加機能となっており、それだけ発電対応
の融通性を高めたものとなっている。つまり燃料を増量
しないで増出力する図1,図2の運用以外に積極的に燃
料(および液体空気)をCAESに投入して大幅な増出
力を狙った図3の運用を適宜組み合わせることができ
る。
【0046】図1,図2と共通の所は前記を参照すると
してここでは液体空気CAESの系統について述べる。
液空タンクに貯留している液体空気alはまず、昇圧ポ
ンプPで加圧し、複合サイクルのGT吸気室14内に設
けた熱交換器にて大気で加熱する。この際14出口空気
は予冷されるので複合サイクル発電での吸気冷却が増加
する。
【0047】14を出たalはCAESの再生器REC
で本格的に加熱され、気体になるとともに加熱されて温
度も上昇する。RECの熱源はタービンTの排気でその
大もとは燃焼器CCで空気に燃料fを投入してタービン
入口温度を上昇させたものである。Tでの発生出力は発
電機で取り出すがその量に見合ってタービン排気は減温
している。RECを出た排気は煙突STCKから放出す
る。
【0048】次に液体空気の気化昇温のさせ方について
第2の方法を述べる。タービン排気出口に排熱回収ボイ
ラを設け、ここで発生させた蒸気は複合サイクル発電の
蒸気としてST発電に活用する。従って前記と異なり液
体空気はST排気(その潜熱)を熱源として加熱するこ
ととする。このCAES側復水器はその復水ラインを複
合サイクル発電の復水系と合流させておく。この第2の
方法では液体空気CAES発電〜複合サイクル発電の間
で(蒸気〜復水)のやりとりを行うことが特徴である。
【0049】
【発明の効果】本発明の(1)の深冷タービンプラント
は、低温冷却空気と液体空気を発生させると共に液体空
気を製造する深冷設備と複合サイクル発電設備とを接続
した深冷タービン発電システムであって、前記深冷設備
は、空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの空気を冷却
することにより圧縮熱を回収するクーラ、同クーラで冷
却された空気を更に冷却するLNG空冷熱交換器、同L
NG空冷熱交換器からの空気を膨張させ低温の冷却空気
を得る膨張タービン、同膨張タービン排気からの液体空
気を抽出する凝縮器、同凝縮器からの液体空気を貯蔵す
るタンク及び前記圧縮機を膨張タービンと共に駆動する
電動機から構成され;前記複合サイクル発電設備は、前
記深冷設備の凝縮器からの低温空気を受け大気からの空
気と混合すると共に前記タンクから液体空気を直接噴射
する手段を有する吸気混合冷却器、同吸気混合冷却器か
らの低温空気を吸気する圧縮機を有するガスタービン、
同ガスタービンの排気からの排熱を回収し蒸気を発生さ
せる排熱回収ボイラ、同排熱回収ボイラからの蒸気及び
前記深冷設備のクーラが回収した圧縮熱(加熱水又は蒸
気)の参入にて駆動される蒸気タービン及び同蒸気ター
ビンの排気を復水し、前記排熱回収ボイラと前記深冷設
備の前記クーラとに戻す復水器から構成されていること
を特徴としている。このような構成により、深冷設備か
らの低温冷却空気や液体空気を用いて、圧縮機の吸気温
度が低温となるのでガスタービンの出力が増大する。こ
の吸気温度は低温であり、大気温度が高い夏場〜低い冬
場にかかわらず年間を通じて運用することができる。更
に、深冷設備における圧縮機で生ずる圧縮熱をクーラで
回収し複合サイクル発電設備の復水器からの復水を加熱
し、この加熱された水又は蒸気をボイラ〜蒸気タービン
系に供給し、蒸気タービンの蒸気量を増加させるので蒸
気タービンの出力も増大する。
【0050】更に本発明の(1)では、タンクに液体空
気を溜めて貯蔵することができるので、液体空気生産も
行うことができ、この液体空気は負荷のピーク時におい
て適宜吸気冷却増強用として用い、ガスタービンの能力
を向上させることができる。
【0051】本発明の(2)では、上記(1)の発明に
おいて、前記深冷設備の電動機を発電電動機とし、前記
圧縮機から前記膨張タービンとの間には空気を貯蔵する
タンクを備え、同タンクからの空気により前記膨張ター
ビンを駆動すると共に前記発電電動機を用いて圧縮機駆
動ならびにタービン発電可能とすることを特徴としてい
る。このような構成により夜間等の低負荷時においては
発電電動機で圧縮機を駆動し、空気を空気タンクに貯蔵
しておき、昼間の負荷時に活用することができるので深
冷タービン発電プラントの幅広い運用が可能となる。更
に、従来のCAESプラントでは燃料を燃焼させるか、
本発明の深冷設備では燃料を燃焼させることなく、圧縮
空気を得、これを活用することができる。
【0052】本発明の(3)では、(1)(2)の基本
機能にCAES発電(燃料fを用いる)を併設したもの
である。 これにより液体空気(al)の使用方法に選
択支を持たせることができる。つまりalを吸気混合器
に投入するときのGT・STの増出力よりも大幅な増出
力が燃料投入の結果可能となる。
【0053】alを使用する場合はポンプで昇圧するが
液相加圧のため例えば100(あるいは〜200)at
a迄の高圧が自由に行え、膨張タービン(T)での膨張
比(および入口温度)を適宜しかも最良の条件で取り決
めることができる。またポンプ動力はタービン出力
(T)に比べ相対的に小さいため発電効率は70〜80
%もの高さを実現できる。
【0054】次にalの蒸発・加熱のための熱源である
が、膨張タービンT排気での再生器;ST排気での
復水器(CAES内);複合サイクル発電の吸気室で
の予冷熱交の3通りを活用できる。共通に使用する本発
明の(3)はGT吸気を予冷するのでET出口/つまり
LCON出口排気による吸気冷却を補助する能力を持
つ。事例としては、 事例1:とを組み合わせる場
合はCAESの独立性が高いので運用は複合発電の制約
をほとんど受けない。 事例2:とを組み合わせる
場合は複合発電と(蒸気・復水)で連係するためエネル
ギー利用をより幅広く行える。 ST排気;通常は複合
発電側の温排水となるがCAESに分配する量は有効に
回収利用するのでその分温排水が少くなる(通常利用価
値のないST排気を有効利用する)。 膨張タービンT
排気;排熱回収ボイラで蒸気に転換し、複合サイクル発
電でのSTの出力増加に活用する。
【0055】このCAESは、液体空気で常温・常圧か
つ高密度に作動空気を貯留できる。/所望の高温・高圧
の膨張タービンを自由に構成できる。(とくに圧力の自
由度の高いのが通常のCAESと異なる)/蒸気サイク
ルとの連係が可能でST排気の温排水を減らし、その温
熱を系内に回収利用する、等の利点を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る深冷タービン発
電システムの系統図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る深冷タービン発
電システムの系統図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る深冷タービン発
電システムの系統図である。
【図4】従来のガスタービンのターボ冷凍機を用いた吸
気冷却方式を示し、(a)は冷媒としてブライン、
(b)は冷媒として冷水を用いる例である。
【図5】従来の空気液化プラントと発電プラントを組合
せた装置の系統図である。
【符号の説明】
1a 高圧圧縮機 1b 低圧圧縮機 2,14 吸気室 3 電動機 4 膨張タービン 5 インタークーラ 6 アフタークーラ 10 圧縮機 11 燃焼器 12 ガスタービン 13,18 発電機 15 吸気混合冷却器 16 排熱回収ボイラ 16a 煙突 17 蒸気タービン 19 復水器 20 発電電動機 21,22 嵌脱装置 23 空気タンク 24 LNG空冷熱交換器 25 凝縮器 26 液空タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温冷却空気と液体空気を発生させると
    共に液体空気を製造する深冷設備と複合サイクル発電設
    備とを接続した深冷タービン発電システムであって、前
    記深冷設備は、空気を圧縮する圧縮機、同圧縮機からの
    空気を冷却することにより圧縮熱を回収するクーラ、同
    クーラで冷却された空気を更に冷却するLNG空冷熱交
    換器、同LNG空冷熱交換器からの空気を膨張させ低温
    の冷却空気を得る膨張タービン、同膨張タービン排気か
    らの液体空気を抽出する凝縮器、同凝縮器からの液体空
    気を貯蔵するタンク及び前記圧縮機を膨張タービンと共
    に駆動する電動機から構成され;前記複合サイクル発電
    設備は、前記深冷設備の凝縮器からの低温空気を受け大
    気からの空気と混合すると共に前記タンクから液体空気
    を直接噴射する手段を有する吸気混合冷却器、同吸気混
    合冷却器からの低温空気を吸気する圧縮機を有するガス
    タービン、同ガスタービンの排気から排熱を回収し蒸気
    を発生させる排熱回収ボイラ、同排熱回収ボイラからの
    蒸気及び前記深冷設備のクーラが回収した圧縮熱(加熱
    水又は蒸気)の参入にて駆動される蒸気タービン及び同
    蒸気タービンの排気を復水し、前記排熱回収ボイラと前
    記深冷設備の前記クーラとに戻す復水器から構成されて
    いることを特徴とする深冷タービン発電システム。
  2. 【請求項2】 前記深冷設備の電動機を発電電動機と
    し、前記圧縮機から前記膨張タービンとの間には空気を
    貯蔵するタンクを備え、同タンクからの空気により前記
    膨張タービンを駆動すると共に前記発電電動機を用いて
    圧縮機駆動ならびにタービン発電可能とすることを特徴
    とする請求項1記載の深冷タービン発電システム。
  3. 【請求項3】 前記、液体空気貯蔵タンクからの液体空
    気を加圧するポンプと、昇圧後加熱する熱交換器と再生
    器を設け、同再生器を出た高温、高圧の気体の空気を燃
    焼用空気とする燃焼器とその燃焼ガスでタービンを回転
    しその排気を再生器熱源とすることを特徴とする請求項
    1又は2記載の深冷タービン発電システム。
JP10152780A 1998-06-02 1998-06-02 深冷タービン発電システム Withdrawn JPH11343865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152780A JPH11343865A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 深冷タービン発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152780A JPH11343865A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 深冷タービン発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11343865A true JPH11343865A (ja) 1999-12-14

Family

ID=15547995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10152780A Withdrawn JPH11343865A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 深冷タービン発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11343865A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7269956B2 (en) * 2004-04-27 2007-09-18 Man Turbo Ag Device for utilizing the waste heat of compressors
US7305832B2 (en) * 2003-12-13 2007-12-11 Rolls-Royce Plc Work extraction arrangement
CN102203531A (zh) * 2008-11-04 2011-09-28 海威气体系统公司 用于低温液化工艺中的组合式循环机械驱动的系统
CN106593553A (zh) * 2017-01-09 2017-04-26 大连理工大学 一种回收液化天然气冷能的多级膨胀发电系统
CN107940497A (zh) * 2017-11-01 2018-04-20 南通中远川崎船舶工程有限公司 Lng加注过程中自然蒸发燃气处理装置及处理方法
US10100979B2 (en) 2010-12-17 2018-10-16 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Liquid air as energy storage
CN112302742A (zh) * 2020-10-30 2021-02-02 西安热工研究院有限公司 一种具备调峰和稳燃功能的空气储能系统和方法
CN114060111A (zh) * 2021-11-09 2022-02-18 西安热工研究院有限公司 火电机组循环水余热利用的液态压缩空气储能方法及系统
CN114109543A (zh) * 2021-11-09 2022-03-01 西安热工研究院有限公司 利用汽轮机旁路补热的液态压缩空气储能方法及系统
CN114991891A (zh) * 2022-06-07 2022-09-02 西安热工研究院有限公司 一种压缩空气储能系统及方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305832B2 (en) * 2003-12-13 2007-12-11 Rolls-Royce Plc Work extraction arrangement
US7269956B2 (en) * 2004-04-27 2007-09-18 Man Turbo Ag Device for utilizing the waste heat of compressors
CN102203531A (zh) * 2008-11-04 2011-09-28 海威气体系统公司 用于低温液化工艺中的组合式循环机械驱动的系统
US10100979B2 (en) 2010-12-17 2018-10-16 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Liquid air as energy storage
CN106593553A (zh) * 2017-01-09 2017-04-26 大连理工大学 一种回收液化天然气冷能的多级膨胀发电系统
CN107940497A (zh) * 2017-11-01 2018-04-20 南通中远川崎船舶工程有限公司 Lng加注过程中自然蒸发燃气处理装置及处理方法
CN112302742A (zh) * 2020-10-30 2021-02-02 西安热工研究院有限公司 一种具备调峰和稳燃功能的空气储能系统和方法
CN114060111A (zh) * 2021-11-09 2022-02-18 西安热工研究院有限公司 火电机组循环水余热利用的液态压缩空气储能方法及系统
CN114109543A (zh) * 2021-11-09 2022-03-01 西安热工研究院有限公司 利用汽轮机旁路补热的液态压缩空气储能方法及系统
CN114060111B (zh) * 2021-11-09 2023-04-04 西安热工研究院有限公司 火电机组循环水余热利用的液态压缩空气储能方法及系统
CN114109543B (zh) * 2021-11-09 2024-01-19 西安热工研究院有限公司 利用汽轮机旁路补热的液态压缩空气储能方法及系统
CN114991891A (zh) * 2022-06-07 2022-09-02 西安热工研究院有限公司 一种压缩空气储能系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2856552B2 (ja) 液化天然ガスを燃料とする改良された共同サイクルプラント
US7398642B2 (en) Gas turbine system including vaporization of liquefied natural gas
JP2858750B2 (ja) 貯蔵したエネルギ利用の発電システム,方法およびその装置
US20020148225A1 (en) Energy conversion system
JP2641581B2 (ja) 発電方法
US6422019B1 (en) Apparatus for augmenting power produced from gas turbines
JPH01131860A (ja) 燃焼を動力とする冷凍方式
CN111473540A (zh) 船舶余热驱动co2超临界发电耦合跨临界制冷循环系统
JP2001193483A (ja) ガスタービンシステム
US11773754B2 (en) Cryogenic energy system for cooling and powering an indoor environment
US20110308275A1 (en) Method and system for periodic cooling, storing, and heating of atmospheric gas
US6119445A (en) Method of and apparatus for augmenting power produced from gas turbines
JPH10288047A (ja) 液化天然ガス気化発電装置
US20110308276A1 (en) Method and system for periodic cooling, storing, and heating with multiple regenerators
JPH11343865A (ja) 深冷タービン発電システム
JP2000204909A (ja) 液化天然ガス冷熱利用発電装置
JPH10238367A (ja) エネルギ貯蔵型ガスタービン発電システム
JPH0688538A (ja) ガスタービンプラント
JP3696931B2 (ja) 液体空気利用発電設備
JP3697476B2 (ja) ガス圧力エネルギを利用した複合発電システム
JP2004150685A (ja) 窒素製造設備及びタービン発電設備
JP2000291447A (ja) 深冷タービン発電システム
CN112112694B (zh) 压缩热自消纳的液态空气储能系统及方法
JPH11343864A (ja) 深冷タービン発電システム
JP2001090509A (ja) 液体空気を利用した冷熱発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802