JP2002089185A - 地中埋設管敷設装置 - Google Patents

地中埋設管敷設装置

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JP2002089185A
JP2002089185A JP2000281088A JP2000281088A JP2002089185A JP 2002089185 A JP2002089185 A JP 2002089185A JP 2000281088 A JP2000281088 A JP 2000281088A JP 2000281088 A JP2000281088 A JP 2000281088A JP 2002089185 A JP2002089185 A JP 2002089185A
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JP
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storage tank
pipe
excavation
gas
ground
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JP2000281088A
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English (en)
Inventor
Susumu Iketani
進 池谷
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FUSO GIKEN KK
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FUSO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地中埋設管の敷設工事中に、地山から有毒ガス
が発生しても掘進体内に設けた密封貯留槽に一旦蓄溜さ
せて地上へ逐次排出することができて安全に埋設作業を
行うことができる地中埋設管敷設装置を提供する。 【解決手段】地中埋設管敷設装置Aにおける掘進体2の
前側内部において仕切板9により掘削部2aと機器設置
部2bとに区画して、前記掘削部に掘削手段により掘削
された土砂や地盤4より発生したガスを取り入れる掘削
室10を設け、前記仕切板の排出口に排出管12を接続
させて、この排出管の終端部において掘進体2内に前記
土砂や発生ガスを一時的に蓄溜させる密閉式の貯留槽1
7を設けると共に、該貯留槽に前記土砂や発生ガスを地
上へ取り出す排送管22を接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中埋設管の敷設工事
に用いる地中埋設管敷設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地中埋設管の敷設工事において、
地山によっては掘削土砂以外に、有毒ガスが発生するこ
ともあり、このガスは、推進装置における先導管から内
部に侵入し充満することがある。
【0003】前記先導管内に充満したガスは、カッター
ビットを駆動するモータなどから生ずる電気的火花が引
火して、管内において爆発等の大きな被害を引き起こす
ことがある。そのため、地中埋設管の敷設工事に大きな
支障を来すことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、地中埋設管敷設
装置における掘進体の前側内部において仕切板により掘
削部と機器設置部とに区画して、前記掘削部に前記掘削
手段により掘削された土砂や地盤より発生したガスを取
り入れる掘削室を設け、前記仕切板の排出口に排出管を
接続させて、この排出管の終端部において前記掘進体内
に前記土砂や発生ガスを一時的に蓄溜させる密閉式の貯
留槽を設けると共に、該貯留槽に前記土砂や発生ガスを
地上へ取り出す排送管を接続させることにより、地中埋
設管の敷設工事中に、地山から有毒ガスが発生しても掘
進体内に設けた密封貯留槽に一旦蓄溜させて地上へ逐次
排出することができて安全に埋設作業を行うことができ
る地中埋設管敷設装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明の手段は、掘削手段を先頭部の掘
進体に設け、この掘進体の後部に接続させた埋設管を介
して前記掘進体を推進手段により推進しつつ、地中に所
定長さの埋設管を敷設する地中埋設管敷設装置にあっ
て、前記掘進体の前側内部において仕切板により掘削部
と機器設置部とに区画して、前記掘削部に設けて前記掘
削手段により掘削された土砂や地盤より発生したガスを
取り入れる掘削室と、前記仕切板の排出口に接続させた
排出管と、この排出管の終端部において前記掘進体内に
設けて前記土砂や発生ガスを一時的に蓄溜させる密閉式
の貯留槽と、該貯留槽に接続させて前記土砂や発生ガス
を地上へ取り出す排送管とを備えた地中埋設管敷設装置
の構成にある。
【0006】また、貯留槽は、その内部に駆動手段によ
り作動される撹拌手段を設ける。
【0007】更に、貯留槽は、排送管による土砂や発生
ガスの送り出しに相応して外部からの空気を供給させる
吸引管を接続させる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に関する地中埋設管敷設装置の
実施の一例を図面に基づいて説明する。図1および図5
においてAは地中埋設管敷設装置で、掘削手段1を先頭
部の掘進体2に設け、この掘進体2の後部に接続させた
埋設管3を介して掘進体2をジャッキ等の慣用の推進手
段(図示せず)により推進しつつ、地中4に所定長さに
接続された埋設管3を敷設する。
【0009】そして、前記した掘削手段1は、地盤(地
山)4における掘削部に対面した掘進体2の面盤5の前
面に設けた多数のカッタービット6と、面盤5の前面周
縁部に多数設けた周端カッター7と、面盤5の外周部に
多数設けた外周カッター8とからなる。
【0010】カッタービット6は、掘削前方の地盤の岩
石や土砂を掘削するもので、多数の突起を周設してあ
る。また、周端カッター7は、面盤5の前面周縁(角)
部に設けることで、罫引き作用をなし、外周カッター8
は、地盤における掘進体2の外周部を掘削するもので、
前記地盤との摩擦によって生ずる該掘進体2の外周面の
損傷を防止するものであって、面盤5へボルト等の止着
手段(図示せず)により着脱自在に設けて、摩耗や損傷
に応じて交換することができる。
【0011】更に、この掘削手段1の後側において、す
なわち、掘進体2の前側内部において、仕切板9により
掘削部2aと機器設置部2bとに区画して形成された掘
削室10を設けてあるもので、掘削手段1により掘削さ
れた土砂・岩石や地盤4より発生したガスなどを、面盤
5の排出口11から取り入れて一旦収容し、後記する排
出管12による真空流体輸送に適した半流動体となるよ
うに撹拌混合する。掘削部2aと機器設置部2bとに区
画にあっては、仕切板9により気密性や水密性が発揮さ
れる密封状態となり、地盤4の土砂や泥水、ガスなどは
この機器設置部2b内には侵入しない。
【0012】なお、この掘削手段1は、電動や油圧等の
モータ13と、このモータ13の回転軸に接続した減速
機14によって回転され、この減速機14の駆動軸に前
記した面盤5の回転中心部を連結してある。
【0013】また、掘削手段1の付近には、地盤4の掘
削促進等を行う泥水等の掘削液を地上より圧送するもの
で、面盤5の中心やその付近部あるいは周縁部や端縁部
の吐出口15から放出される。
【0014】前記した排出管12は、仕切板9の排出口
16に接続させてその終端部に貯留槽17に連結してあ
るもので、この貯留槽17は掘進体2内における機器設
置部2bに設けてあって、前記土砂や発生ガスなどを一
時的に蓄溜させる。
【0015】該貯留槽17は、所定強度を有する密閉式
に形成させて、上部に排出管12の終端部を取り付け、
その内部にモータ等の駆動手段18により作動される撹
拌手段19を一基または複数基を設けてある。なお、撹
拌手段19は、駆動手段18の駆動軸20に多数の撹拌
部材21を突設してある。
【0016】更に、この貯留槽17には、真空流体輸送
による排送管22を取り付けて、図示してない強制吸引
手段による吸引により土砂や発生ガスなどを地上へ送り
出す。
【0017】また、密閉状態の貯留槽17は、排送管2
2による土砂や発生ガスなどの送り出しに相応して、す
なわち、内部の負圧化に対応して、外部からの空気を供
給させる吸引管23を接続させてあるもので、常に、貯
留槽17の内圧を一定にさせておく。
【0018】なお、掘進体2内には、その推進のための
油圧ユニットや電磁弁,計測器,制御器など必要機器が
据え付けられているものであるが、ガスなどによる管内
暴発に備えて、これらの機器は防爆仕様となっている。
更に、管内の換気を促進させるために、送気管24を内
設してあるもので、適宜地上より、新鮮空気を送り込
む。
【0019】前記のように構成される地中埋設管敷設装
置Aは、以下に述べる作用を奏するもので、まず、掘進
体2を介して、推進手段(図示せず)により推進される
埋設管3の先頭に接続された掘削手段1は、モータ13
および減速機14の作動により、その面盤5に取り付け
られたカッタービット6によって地山4を掘削するもの
であり、その削土や石,岩等の固形物や流動物は、排出
口11から掘進体2の掘削室10内へ取り込まれると共
に、地山4より発生したガスも前記固形物や流動物の流
入に伴ってこの掘削室10内に取り込まれ一旦蓄溜され
る。
【0020】取り込まれた固形物や流動物は、この掘削
室10内において真空流体輸送に適した半流動体に撹拌
混合されるもので、地山4の土圧あるいは前記強制吸引
手段の作用により、排出管12を介してこの掘削室10
から貯留槽17に送り込まれるものであって、同様に、
掘削室10内のガスも一緒に搬送され貯留槽17内に納
まる。
【0021】貯留槽17に送り込まれた掘削された固形
物や流動物とガスのうち、該固形物や流動物は、この貯
留槽17内の撹拌手段により、更に撹拌混合されて流体
化されるもので、前記強制吸引手段により排送管22か
ら地上の収容タンク内に送られる。このとき、貯留槽1
7内に取り込まれたガスも前記強制吸引手段により一緒
に送り出されるので、該ガスは掘進体2内および埋設管
3内には存在することがないため、管内のガスの停滞に
起因する爆発事故などが未然に防止される。
【0022】この強制吸引手段による固形物や流動物と
ガスとの搬送により貯留槽17内は負圧となるため、適
宜、地上からはこの貯留槽17内に空気が供給されて内
圧が調整される。
【0023】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、掘削
中に地山より発生したガスは、掘削室内に一旦取り入
れ、更に、掘進体内に設けた貯留槽へ収納した後、排送
管により安全な地上へ送り出すため、掘進体内や埋設管
内には有害なガスが充満することがなく、このガスに起
因する管内ガス爆発等の事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する地中埋設管敷設装置の一実施例
を示す概要を破断して示す側面図である。
【図2】図1における掘削手段部の一部を破断した掘削
室を示す正面図である。
【図3】図1における貯留槽を一部破断して示す平面図
である。
【図4】図3における貯留槽の背面図である。
【符号の説明】
A 地中埋設管敷設装置 1 掘削手段 2 掘進体 2a 掘削部 2b 機器設置部 3 埋設管 4 地山(地盤) 9 仕切板 10 掘削室 12 排出管 17 貯留槽 18 駆動手段 19 撹拌手段 22 排送管 23 吸引管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削手段を先頭部の掘進体に設け、この
    掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進体を
    推進手段により推進しつつ、地中に所定長さの埋設管を
    敷設する地中埋設管敷設装置にあって、 前記掘進体の前側内部において仕切板により掘削部と機
    器設置部とに区画して、前記掘削部に設けて前記掘削手
    段により掘削された土砂や地盤より発生したガスを取り
    入れる掘削室と、前記仕切板の排出口に接続させた排出
    管と、この排出管の終端部において前記掘進体内に設け
    て前記土砂や発生ガスを一時的に蓄溜させる密閉式の貯
    留槽と、該貯留槽に接続させて前記土砂や発生ガスを地
    上へ取り出す排送管とを備えたことを特徴とする地中埋
    設管敷設装置。
  2. 【請求項2】 貯留槽は、その内部に駆動手段により作
    動される撹拌手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の地中埋設管敷設装置。
  3. 【請求項3】 貯留槽は、排送管による土砂や発生ガス
    の送り出しに相応して外部からの空気を供給させる吸引
    管を接続させたことを特徴とする請求項1記載の地中埋
    設管敷設装置。
JP2000281088A 2000-09-18 2000-09-18 地中埋設管敷設装置 Pending JP2002089185A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185465A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Rasa Ind Ltd 小口径泥濃式掘進機
JP2015045197A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 鹿島建設株式会社 建設汚泥の処理方法及び処理装置
CN107796852A (zh) * 2017-10-20 2018-03-13 安徽理工大学 一种组合硐室结构抑制煤矿井下瓦斯爆炸试验方法

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