JP2002088748A - オーバーリンクゲート - Google Patents

オーバーリンクゲート

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JP2002088748A JP2000321829A JP2000321829A JP2002088748A JP 2002088748 A JP2002088748 A JP 2002088748A JP 2000321829 A JP2000321829 A JP 2000321829A JP 2000321829 A JP2000321829 A JP 2000321829A JP 2002088748 A JP2002088748 A JP 2002088748A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支川側の流水路2の流水を大水路1へ流出さ
せる水門5の流出口6を開閉する鉛直状の扉体25を、
小距離ほぼ鉛直状に引上げた後、当該扉体25の下部を
外方へ回動させながらさらに上昇させることにより、流
出口6を全開放可能にすると共に、構造が簡単で、操作
及び保守、管理の容易で、ローコストのオーバーリンク
ゲートAを提供する。 【構成】 水門5上部に水平状に設けられ、第1油圧シ
リンダ13により往復駆動されるトルク軸11に基部を
固定した第1リンク16と、水門5上の第2支軸14に
基部を軸着した第2油圧シリンダ23を含む第2リンク
23Aとにより、扉体25の頂部を軸18、24承し、
トルク軸11の反時計方向の回動で、流出口6をほぼ鉛
直状に閉塞し、この流出口6の閉塞状態の扉体25に流
水路2側の過度押圧力により、当該扉体25を小角度開
放可能とする一方、トルク軸11の時計方向の回動によ
り、扉体25を小距離鉛直状に上昇させ、同扉体25の
さらなる上昇により、その下部を外側へ回動させて流出
口6を全開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明はオーバーリンクゲー
ト、殊に、支川側流水路の流水を本川側へ流出させる水
門の流出口を開閉する扉体の頂部を、前記流出口上部に
水平状に設けられ、駆動シリンダにより往復回転駆動さ
れるトルク軸から延びる第1リンクの端部と、前記流出
口上部の受台に基部が軸着され、第2油圧シリンダを含
む第2リンク(トップリンク)の端部とにそれぞれ軸着
することにより、前記流出口の密閉状態の扉体をほほ垂
直状に引上げた後、当該扉体下部を外側へ回動させなが
ら、さらに上方へ引き上げることにより、前記流出口を
全開放可能にしたオーバーリンクゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】 支川側流水路の流水を本川側へ流出さ
せる水門の流出口の開閉扉としては、当該扉体を直線状
に引き上げるスライドゲート又はローラゲート、流水口
に対して扉体を回動させるフラップゲート又はフロート
式ゲート、及び回転するアームの先端部に吊下した扉体
を垂直状に引上げた、ターンガイドにより回動させるア
ームゲート等が知られている。
【0003】従来の水門の流出口に沿って扉体を直線状
に引き上げるスライドゲート又はローラゲートにあって
は、戸当りガイドに沿って扉体を昇降させるもので、当
該扉体に水圧が作用する限り、流出口の確実な開閉を行
なえる反面、仮に、当該扉体に水圧が掛からない場合に
は、流出口を確実に密閉できないきらいがあったため、
扉体を楔で流出口へ押圧して流出口を密閉、止水をする
必要があり、その扉体の開閉が面倒となり、しかも、引
上げ式ゲートにあっては河川敷内に門柱を設ける必要が
あったため景観を損なう恐れがある外、引上げ式ゲート
においては、水圧を作用させながら扉体を昇降させれ
ば、水密ゴムが常に戸当りと摺動しながら昇降するた
め、摩擦抵抗により水密ゴムが摩耗、損傷するきらいが
あった。
【0004】また、従来の流水口に対して扉体を回動さ
せるフラップゲート又はフロート式ゲートにあっては、
他に格別の操作をすることなく、扉体の回転のみにより
流出口を大きく開放でき、このものにあっては、フラッ
プゲート又はフロート式ゲートの設置に当り、大きなコ
ンクリート構造物を構築する必要がない等のメリットが
ある反面、当該扉体の回転により流出口を開閉する際、
仮に、扉体と流出口との間に夾雑物が食い込むと、その
流出口を完全に密閉できないきらいがあった。
【0005】さらに、扉体の直線状引上げ方式(ローラ
ゲート)と、回転方式(フラップゲート)との双方の長
所を兼備え、当該扉体を小距離直線状に引上げた後、当
該扉体をその頂部まわりに回転させることにより、流出
口を全開させるようにしたローラ型・フラップ型兼用ゲ
ートとしては、例えば、添付の図12〜14に略示する
ものが提案されている。
【0006】このローラ型・フラップ型兼用ゲート50
は、水門5の流出口6の流出口枠7に沿って直線状に昇
降する扉体61の上下に主ローラ62と副ローラ63を
設け、扉体61の外側(図12〜14では左側)の上下
方向に適度の間隔を置いて第1、第2ガイド55A、5
5Bを、その上位右側(同図)に第3ガイド56を設
け、扉体61を油圧シリンダ59で駆動されるトルク軸
58上の第1アーム58Bの時計方向回動で、前記第1
リンク57端部に軸57A軸着した第2リンク54を介
して、扉体61を上方へ引上げる際、まず、前記油圧シ
リンダ59の縮小により、前記主、副ローラ62、63
を前記第1、第2ガイド55A、55Bと流出口枠7に
ガイドしながら直線状に小距離上昇させ、流出口6の下
部を開放する(図13)。
【0007】駆動シリンダ59をさらに縮小させてトル
ク軸58を図13の状態から時計方向に回動させ、第1
リンク57、第2リンク54を介して扉体61をさらに
上昇させると、扉体61上端の凹孤状受部61Bがガイ
ドローラ60に当接して、その頂部の上昇が制限される
一方、第2リンク54を介して同扉体61の中央部がさ
らに引き上げられ、同扉体61が前記ガイドローラ60
まわりの時計方向(同図)に回動し、流出口6を全開す
る(図14)。
【0008】その際、第3ガイド56と副ローラ63と
の当接により、扉体61の上部が第2ガイド55B側に
押圧され、同副ローラ63、したがって、当該扉体61
の上部の第2ガイド55Bの上部を越える左側(同図)
への移動が、第2ガイド55Bの右側により阻止され
る。しかし、同扉体61下部の主ローラ62は、第1ガ
イド55A頂部と第2ガイド55B下部間の隙間から主
ローラ62と共に左方へ移動し、扉体61が図13の状
態から図14のように外側へ、同扉体61頂部の凹孤状
受部61Bとガイドローラ60の係合により、ガイドロ
ーラ60まわりの時計方向へ回動し、流出口6を全開す
る。
【0009】また、扉体の直線状引上げ方式(ローラゲ
ート)と、回転方式(フラップゲート)との双方の長所
を兼備え、当該扉体を小距離直線状に引上げた後、当該
扉体をその頂部まわりに回転可能にして、流出口を全開
可能にした他の従来例としては、図15、16に略示す
るアーム型リンクゲート70も提案されている。
【0010】アーム型リンクゲート70は、水門5の僅
かに傾斜β(約85°)する流出口6を開閉する扉体7
1頂部を、流水路2の水門5の流出口6上部に配設さ
れ、油圧アクチュエータ78で連動部78Bを介して往
復回転駆動されるトルク軸77に、基部を固定したアー
ム73の先端部に取付軸72により回動可能に吊下し、
トルク軸77の時計方向(図15)回動によるアーム7
3(中心線74)の同方向への回動により扉体71が僅
かに上昇し(この間、ガイローラ75が流出口6端面に
当接)、その自重により取付軸72まわりの反時計方向
に回動し、同図71のようにほぼ垂直状に垂下し、そ
の下端が流出口6の下部に当接する。
【0011】アーム73が時計方向に回動してその中心
線74が位置74になると扉体71が垂直状に垂下
し、その下端が流出口6の左縁より僅かに離れる。アー
ム73をさらに時計方向へ回動すると、アーム73によ
り引上げられた扉体71の両側下部が、水門5の流出
口6上部両側に設けたターンガイド76、76に当接
し、扉体71が自重に抗して取付軸72まわりの時計
方向に回動し、アーム中心線が74、74へ回動
し、扉体71が取付軸72、72まわりの時計方向
に回動し、位置71を経て71の流水口6を全開位
置となる。油圧アクチュエータ78によるトルク軸77
の反時計方向回動による前記とほぼ逆操作により流水口
6が閉塞される。なお、6Bは流出口段部、71Bは支
川側流水路2の水流又はその水位が大水路1水位より充
分高い際、その自重に抗して扉体71が自動的に開放さ
れる状態を鎖線で略示した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 図12〜14略示の
従来例のローラ型・フラップ型兼用ゲート50にあって
は、駆動シリンダ59によるトルク軸58の時計方向回
動に基づく流出口6の開口初期に、扉体61が主、副ロ
ーラ62、63と共に流出口枠7に当接、転動しなが
ら、従来例のローラゲートと同様に小距離上昇した(図
13)後、トルク軸58の時計方向回動により、同扉体
61が第1、第2リンク57、54を介してさらに上方
へ引上げる際、扉体61頂部の凹孤状受部61Bがガイ
ドローラ60に当接すると、同ガイドローラ60まわり
の時計方向に回動して流出口6が全開するものの、トル
ク軸58上の第1リンク57を第2リンク54を介して
扉体61の中央部上側に軸61A着すると共に、主副ロ
ーラ62、63を備える扉体61を、第1〜第3ガイド
55A、55B、56に併せて、ガイドローラ60を設
ける外、扉体61頂部の凹孤状受部61Bを設ける必要
があり、その構造が複雑で、それらの位置合せ、調整等
が面倒で、その保守、点検にも相応の煩わしさがあっ
た。
【0013】また、図15、16のアーム型リンクゲー
ト70は、流出口6の傾斜θ面に扉体71がその自重で
対応して同流出口を閉塞し、アーム73回動によりほぼ
垂直状に上昇した後、ターンガイド76に当接して流出
口を開閉できるものの、扉体71の自重による流出口6
閉塞の確実性対策とターンガイド76を併設する煩わし
さ等があった。
【0014】この発明は、このような従来例における課
題に着目してなされたもので、支川側流水路の流出口か
ら大水路の本川側へ流水を流出させる水門の流出口を開
閉する扉体を、トルク軸と共に回動する単数又は複数の
第1リンクと、第2油圧シリンダを含み、前記第1リン
クよりやや短小な第2リンクとからなり、いわゆる4節
リンク状に支承し、扉体をいわゆるトップリンクとして
の第2リンクにより吊下、支承する点では、いわゆる3
点リンク式支承構成を備え、前記流出口を小距離ほぼ鉛
直状に引上げた後、同扉体の下部を外側へ回動させて、
当該流出口を大きく開放させるオーバーリンクゲートと
同様な動作をするものを、同種の従来例のような複雑な
構成にすることなく、比較的単純な構成で、確実に動作
し、しかも、大型構築物を設置することなく低コストで
設置できると共に、維持、管理の容易なものを提供しょ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】 この発明は、前記のよ
うな課題を解決するため、支川側流水路2の流水を大水
路1の本川側へ流出させる水門5、5C上部に、複動型
第1油圧シリンダ13により往復回動するトルク軸11
を水平状に設け、該トルク軸11に基部を固定した第1
リンク16の端部を、前記流出口6、6Cを開閉する扉
体25、25C頂部に軸18、18C着すると共に、前
記扉体25、25Cから上方へ突出する取付片27B、
27C上の軸24、24Cと、前記水門5、5C上で、
前記トルク軸11よりやや前記流出口6、6Cの開口縁
側に位置する第2支軸14、14Cとを、単動型第2油
圧シリンダ23、23Cを含み、前記第1リンク16よ
りやや短小な第2リンク23A、23CAで連結し、前
記複動型第1油圧シリンダ13の縮小による前記トルク
軸11の時計方向回動により、前記流出口6、6Cを閉
塞する扉体25をほぼ鉛直状に小距離Hh引上げた後、
同トルク軸11の同方向へのさらなる回動により、前記
扉体25、5C下部を外側へ回動させながら上昇させ
て、前記流出口6を全開放可能にする一方、前記複動型
第1油圧シリンダ13の伸長により、前記流開放状態の
扉体25を同流出口6、6C側へ回動させながら降下さ
せた後、同扉体25をほぼ鉛直状に降下させて当該流出
口6を閉塞させるようにしたオーバーリンクゲートであ
る。
【0016】また、前記第1リンク16の端部が、前記
流出口6、6Cを開閉する扉体25、25C頂部の閉塞
面側のほぼ直上位置に軸18、18C着されると共に、
前記単動型第2油圧シリンダ23、23Cを含み、前記
第1リンク16よりやや短小の第2リンク23、23C
の端部を、前記扉体25、25Cから上方へ突出する取
付片27B、27C上の、前記軸18、18Cより上位
で、同軸18、18Cよりやや外側に軸24、24C着
したものであり、さらに、前記単動型第2油圧シリンダ
23A、23CAのピストンロッドの伸長室側を、前記
復動型第1油圧シリンダ13のピストンロッドの伸長室
側に圧油を供給する第1油路33Bに連結すると共に、
前記単動型第2油圧シリンダ23、23Cのピストンロ
ッドの伸長室側と前記第1油路33B間に、逆止弁付第
2リリーフ弁39を設け、当該流出口6、6Cの閉塞状
態における前記扉体25、25Cの外側水位がその内側
水位より所定値以上下降した際、前記単動型第2油圧シ
リンダ23、23Cのピストンロッドが縮小し、当該扉
体25を小角度させて開放し、高水位の内側水を自動的
に排水可能にしたものである。
【0017】また、前記トルク軸11に基部を固定した
左右一対の第1リンク16、16端部を、前記扉体25
の前記流出口6の端面側の頂部上側に軸18、18着す
ると共に、該軸18、18よりやや上位で、前記扉体2
5の中央部から上方へ突出する取付片27C上の軸24
と前記水門5上の第2支軸14Cとを、単動型第2油圧
シリンダ23Cを含み、前記第1リンク16よりやや短
小な複数の第2リンク23CAにより連結した前記第1
リンク16の端部が、前記流出口6、6Cを開閉する扉
体25、25C頂部の閉塞面側のほぼ直上位置に軸1
8、18C着されると共に、前記単動型第2油圧シリン
ダ23、23Cを含み、前記第1リンク16よりやや短
小なトップリンク23、23C端部を、前記扉体25、
25Cから上方へ突出する取付片27B、27C上の、
前記軸18、18Cより上位で、同軸18、18Cより
やや外側に軸24、24C着したものである。
【0018】
【作用】 この発明は、支川側流水路2の流水を大水路
1の本川側へ流出させる水門5の流出口6上部に、3位
置、4ポートの操作バルブ36を備える油圧回路30の
油圧により、複動型第1油圧シリンダ13で往復駆動さ
れるトルク軸11をほぼ水平状に設け、該トルク軸11
に基部を固定した第1リンク16端部に前記流出口6を
開閉する扉体25の頂部を軸18着すると共に、該扉体
25からその上方へ延びる取付片27B上の前記軸18
よりやや上位の軸24、24Cと前記水門5上の第2支
軸22とに、前記第1リンク16よりやや短小で、所定
値以上の抵抗により縮小可能な第2油圧シリンダ23A
を含む第2リンク23の両端部を軸着することにより、
前記扉体25を前記流出口6端面に沿うように小距離ほ
ぼ鉛直状に上昇させた後、当該扉体25をその頂部の軸
18着部まわりの時計方向に回動させてその下部を外側
へ移動させながらさらに上方へ引上げて、当該流出口6
を大きく開放させる一方、これとほぼ逆の操作により、
前記扉体25により流出口6を閉塞する。
【0019】請求項2の発明によれば、当該扉体25、
25Cがほぼ鉛直状をなし、当該による流出口の密閉状
態近傍におけるその重心位置と当該扉体の前記第1リン
ク16の端部の軸18、18C着位置、及び第2リンク
23、23Cの端部の軸24、24C着位置とにより、
当該扉体25、25Cが軸18C、24Cまわりの反時
計方向(図1)に回動する傾向が生じ、同扉体25、2
5C、殊に、その降下状態における流出口6の密閉傾向
が促進され、さらに、油圧回路30の第1油路33Bと
第2油圧シリンダ23のピストンロッド伸長側室とを逆
止弁付第2リリーフ弁39により連結すれば、洪水発生
時等において、上昇した水位の本川側流水圧により扉体
25で流出口6を閉塞した後、本川側水位が支川側水位
より低下した状態において、仮に、当該扉体25の開放
操作忘れないし同操作遅れがあっても、高い内側水位の
流水圧による同扉体25の本川側への押圧により、第2
油圧シリンダ23内の伸長室側油圧が異常に上昇し、同
第2油圧シリンダ23内の圧油の一部が第2リリーフ弁
39を介して第1油路33B、ストップバルプ42、
第3リリーフ弁40を介してタンクへ排出され、当該扉
体25が自動的に開放され、高水位の支川側流水路2の
内水を大水路1の本川側へ自動的に排出する。
【0020】また、前記油圧回路30の3位置、4ポー
トの操作バルブ36直後にパイロットチェック弁37を
設ければ、扉体25の全開時における油圧回路30の圧
油のリークを防止できる外、同油圧回路30の操作バル
ブ36より後位の第1油路33Bに第3リリーフ弁40
付第1ストップバルブ41を、その第2油路34Bに
第2ストップバルブ42を設けたから、常閉の第2ス
トップ42を開放することにより、開放状態の扉体2
5の自重による第1油圧シリンダ13のピストンロッド
が引張られて(図1では左側へ、図9では右側へ)伸長
し、当該油圧回路30の圧油をタンクTへ排出する。な
お、この扉体25の降下速度は、流量調整弁43により
適度に調整され、第2ストップバルブ42は扉体25
による流出口6の閉塞後に、当然閉塞する。
【0021】
【実施例】 以下、本発明に係るオーバーリンクゲート
の第1及び第2実施例を、添付の図1〜11を参照して
説明する。なお、図12〜16に略示した従来例と共通
する部分には同一名称及び同一符号を用いる。
【0022】図1はこの発明に係るオーバーリンクゲー
トの第1実施例Aの、図2のA−A線に沿う模式縦断説
明図、図2はその模式平面説明図、図3はその模式正面
説明図、図4は扉体25による流出口6の密閉作用の模
式説明図で、同図4では扉体25による流出口6の閉塞
状態(最下位)と、同流出口6の最大開放状態(最上
位)25とをほぼ3等分することを想定し、それぞれ
に対応する第2〜4位置の第1リンク16A(ただ
し、ここでは、湾曲する第1リンク16の実際形状に係
わりなく、トルク軸11と軸18間とを直線で結ぶもの
として符号16Aで略示)、16A、16A、16
、第2リンク16A、16A、16A、16
、軸18、18、18、18、軸24
24、24、24を併せて略示した。
【0023】流出口6を閉塞する扉体25はほぼ鉛直状
に小距離Hh(図6)引上げた後、即ち、前記図4にお
ける第1リンク16、軸18、第2リンク23及び軸2
4の第2位置16(太破線)、18(太破線)、2
(細破線)及び24(細破線)に対応する扉体2
5の第2対応位置(図示省略)、同図4における第1リ
ンク16、軸18、第2リンク23及び軸24の第3位
置16(太破線)、18(太破線)、23(細破
線)及び24(細破線)に対応する扉体25の第3対
応位置(図示省略)、同図4における第1リンク16、
軸18、第2リンク23及び軸24の第4位置16
(太破線)、18(太破線)、23(細破線)及
び24(細破線)に対応する扉体25の第4対応位置
25(細破線)を略示する模式作用説明図(ただし、
図4では、扉体25の中間位置としての25、25
の図示省略)である。
【0024】図5及び図6は、この発明の第1実施例の
オーバーリンクゲートAの扉体25による水門5の流出
口6の閉塞状態、殊に、当該扉体25の頂部を第1リン
ク16及び第2リンク23A(第2油圧シリンダ23
C)により軸18C、軸24Cで、4節リンク状に支承
する扉体25の軸18Cまわり発生する当該扉体25の
締付力Fr{第1リンク16の回転(反時計)方向}の
模式作用説明図、図7は水門5の流出口6の扉体25
が、洪水発生により上昇した本川側1の洪水水位Hoc
が、その後外側水位Hoに低下した際、当該扉体25の
内側水位Hiとの水位差により角θc自動的に開放さ
れ、支川側内水が自動的に流出する状態の模式作用説明
図、図8の(A)、(B)は流出口6の密閉状態の扉体
25を小距離、鉛直状に昇降させることができる状態の
模式作用説明図、図9はこのオーバーリンクゲートAの
扉体25を開閉させる油圧回路30の模式作用説明図で
ある。
【0025】図1〜9において、1は大水路(本川
側)、2は流水路(支川側)、3は流水路底面、5は水
門、6は流出口、7は流出口枠、8は流出口枠7の外側
(図1では左側)に設けた水密パッキングで、これらの
構造は本件発明の実施例の流出口6及び流出口枠7がほ
ぼ垂直状に構成される点を除き、前記図12〜14に略
示した従来例のローラ型・フラップ型兼用ゲート50と
ほぼ同様である。
【0026】10は水門5の流出口6上に設けた取付
台、11は取付台10に水平状に設けたトルク軸11、
12はトルク軸11に基部を固着した第1アーム、13
は複動型第1油圧シリンダ、14、15は複動型第1油
圧シリンダ13の両端部の取付軸、16は基部をトルク
軸11に固着した第1リンク、18は第1リンク16端
部の扉体25上部への取付軸、20は水門5の流出口6
上に設けた取付台で、取付台20には第2リンク(トッ
プリンク)23Aを構成する単動型第2油圧シリンダ2
3Aの基部が第2支軸22により軸着される。第2油圧
シリンダ23の端部は、扉体25の取付片27Bの頂部
に軸24着され、軸24は扉体25による流出口6の閉
塞状態(図1)において、前記軸18よりやや上方(図
1ではほぼ直上)に位置する。26は扉体25下部に設
けたガイドローラで、流出口6を構成する流出口枠7又
はその近傍に沿って転動する。θmaxは扉体25の水
門5の流出口6の開口端面(図1、4における流出口枠
7の左側面)に対する最大開放角、即ち、流出口6の全
開状態の開放角である。
【0027】31は油圧回路30の油圧ポンプ、32は
油圧ポンプ31の駆動モータ、33は油圧ポンプ31の
吐出油路、34は油圧回路30の排出油路、35は吐出
油路33に設けた第1リリーフ弁で、このリリーフ圧に
より吐出油路33、したがって、この油圧回路30の作
動圧が設定される。35Bは吐出油路33に設けた圧力
計、36は油圧回路30の3位置4ポートの操作バルブ
で、操作バルブ36により、この油圧回路30が開放、
停止、閉塞の3位置に切換え、操作される。
【0028】33B、34Bは3位置、4ポート操作バ
ルブ36より後位の第1、第2油路、37は第1、第2
油路33B、34Bの前記操作バルブ36近傍に設けた
パィロットチェック弁、38は第1、第2油路33B、
34Bの前記パィロットチェック弁37の直後に設けた
絞り付逆止弁、39は第1油路33Bから単動型第2油
圧シリンダ23Aの伸長室(図9では左室)へ圧油を送
油し、又は第2油圧シリンダ23Aの同伸長室内に発生
する所定圧以上の圧油を第1油路33Bへ戻す逆止弁付
第2リリーフ弁、40は第1油路33Bと排出油路34
との間に設けた第3リリーフ弁、41は第1油圧シリン
ダ13と第2油圧シリンダ23間の第1油路33Bと第
3リリーフ弁40との間に設けた第1ストップバルブ
、42は第2油路34Bと排出油路34間に設けた第
2ストップバルブ、45は油圧回路30の吐出油路3
3の第1リリーフ弁35より後位で、前記操作バルブ3
6より前位に設けたアキュームレータ(ただし、アキュ
ームレータ45は省略できる)、Tはタンクである。
【0029】11Kはトルク軸11の端部に設けたセル
シン発信器で、このセルシン発信器11Kは、トルク軸
11の角度、ひいては、同トルク軸11に基部を固定し
た第1リンク16により開閉操作される扉体25の動作
状態、換言すれば、扉体25による流出口6の開閉状態
に関する情報信号を発信する。11KKは前記セルシン
発信器11Kから発信される扉体25による流出口6の
開閉状態の情報信号を受信するセルシン受信装置で、該
セルシン受信装置11KKは当該オーバーリンクゲート
Aまわりの適所に設ける外、当該オーバーリンクゲート
Aの管理に好適な他の適所に設置され、前記セルシン発
信器10Kから送信される扉体25による流出口6の開
閉状態に関する情報信号をこのセルシン受信装置11K
Kにより受信して監視可能にし、当該オーバーリンクゲ
ートAを遠隔操作可能に構成できる。
【0030】前記セルシン発信器11Kは前記のように
トルク軸11の端部又は同軸上の他の適所に設ける外、
例えば、扉体25の側面等に直接設けることもでき(図
示省略)、この場合にも前記とほぼ同様に、当該扉体2
5による水門5の流出口6の開閉状態に関する情報信号
発信の、適所に設けたセルシン受信装置11KKによる
受信、監視により、当該オーバーリンクゲートAの前記
とほぼ同様な遠隔操作可能に構成できる。
【0031】
【第1実施例の作用】 トルク軸11に基部を固着した
2つの第1リンク16、16と、それらの左右方向のほ
ぼ中央部に位置するトップリンク23(図1参照)とし
ての第2油圧シリンダ23の長さが、第1リンク16の
実質長、即ち、軸11と軸18間の第1リンク16の長
さよりやや短く、第1リンク16Aと第2リンク23A
(第2油圧シリンダ23)により、トルク軸11と第2
支軸22との間が固定節、第1リンク16Aと第2リン
ク23Aが揺動節、扉体25上の軸18と軸24間(即
ち、同扉体25の一部)が遊動節として、トルク軸11
の往復回動により第1リンク16Aが往復揺動し、いわ
ゆる4節リンクとほぼ同様に構成され、同時に、いわゆ
る3点リンク支持機構としてこのオーバーリンクの支持
構成が構成されるが、ここでは、これをオーバーリンク
ゲートAと称する。
【0032】オーバーリンクゲートAの第1油圧シリン
ダ13を収縮させて第1アーム12をトルク軸11まわ
りの時計方向(図1)に回動させると、トルク軸11上
の第1リンク16Aが、図4の実線位置16Aから小距
離(図6のHh参照)、ほぼ鉛直状に上昇する第1リン
ク16A、軸18、第2リンク23A、軸24
に対応する位置に扉体25(図6にその下縁のみを破
線で略示)が、ほぼ鉛直状に小距離Hh上昇する。
【0033】仮に、第1リンク16Aと第2リンク(第
2油圧シリンダ23)とを等長に構成すれば、扉体25
は図4の破線位置25へ、第1リンク16A、第2油
圧シリンダ23により平行移動し、第1リンク16Aと
第2リンク23A(第2油圧シリンダ23)とがほぼ等
長で、固定節(トルク軸11と第2支軸22間)の中間
の水平線から大きくずれない範囲の移動であって、その
水平方向への移動を無視できる限り、この扉体25はそ
の鉛直状態をほぼ維持したまま平行移動し、結果として
近似的に同一鉛直面上を上昇することにならう。
【0034】
【扉体の鉛直状上昇】 しかし、第1実施例では、第2
リンク23A(第2油圧シリンダ23)が、第1リンク
16Aより僅か短少に構成されるから、扉体25が軸1
8まわりにやや回動することになるが、この第1実施例
においても、トルク軸11、第2支軸22の位置関係、
第1リンク16Aと第2リンク23Aとの長さ比の選択
等により、図4の実線状態から、小距離上昇する範囲
(第1リンク16A、軸18、第2油圧シリンダ23
、軸24に対応する扉体25の第2位置25
で)は、扉体25が実質上ほぼ同一鉛直面状上を上昇す
るように構成される。
【0035】第1実施例では、第2リンク23Aの第2
油圧シリンダ23を第1リンク16Aよりやや短く構成
すると共に、そのトルク軸11、第2支軸22及び軸1
8、24を同図の位置関係に配したことにより、第1リ
ンク16Aが16Aへ、第2リンク23Aの第2油圧
シリンダ23が23Aに移動する間は、両者の位置及
び長さ関係により扉体25がほぼ鉛直状に、したがっ
て、同扉体25のガイドローラ26が流出口6の側面に
沿って、従来のローラゲートとほぼ同様に直線(鉛直
線)状に上昇する(引上げ上昇区間)。
【0036】
【扉体の傾斜上昇】 第1リンク16Aが16A
へ、また、第2リンク23Aが位置23Aへそれぞ
れ移動する間は、両リンク16A、23Aの長さ差及び
トルク軸11、第2支軸22の位置関係により扉体25
が上昇すると共に、同扉体25が軸18まわりの時計
方向にθb回動して流出口6との間隔が広がって大きく
開放され、第3位置25(図示省略)に回動する。
【0037】
【回転引込み上昇】 扉体25が第3位置25から第
4位置25へ、第1リンク16Aが位置16A
へ、また、第2リンク23Aが位置23Aへ移動
する間は、第1、第2リンク16A、23Aの長さ差及
びトルク軸11、第2支軸22の位置関係等により、扉
体25頂部が軸18と共に18へ上昇し、同時に、
扉体25が軸18まわりの時計方向にさらに回動して
同図の破線位置25となり、流出口6を全開放する。
【0038】第2油圧シリンダ23は単動型で、その圧
油供給路に逆止弁付第2リリーフ弁39が設けられるの
で、第2油圧シリンダ23内の油圧が所定値(第1油路
33Bの油圧:当該油圧回路30の第1リリーフ弁35
による設定油圧)に達するまでは、第1油路33Bの圧
油が逆止弁付第2リリーフ弁39の逆止弁部を介して送
油されることにより、同第2油圧シリンダ23のピスト
ンロッドが、図9の右側(図1では左側)へ移動、伸長
して、同第2油圧シリンダ23の長さが延びるが、第2
油圧シリンダ23の左室(図9)内の油圧が所定値に達
すると、同第2油圧シリンダ23内のピストンロッドは
停止してその長さが特定され、以後は第2油圧シリンダ
23に過大な押圧力が作用しない限り、同第2油圧シリ
ンダ23のピストンロッドがこの位置、即ち、当該特定
の長さの第2リンク23Aとして作用する。
【0039】この扉体25による流出口6の閉塞状態の
最下位(図4の実線位置)における第2リンク23(油
圧シリンダ23A)の長さと、当該扉体25が上昇して
流出口6を開放する最上昇位置(図4の25)におけ
る長さとはほぼ一致するように構成される。
【0040】
【油圧回路30の作用】 油圧回路30の3位置、4ポ
ート操作バルブ36を開側(図9では上方)へ押せば、
油圧ポンプ31の圧油が吐出油路33、操作バルブ36
の下位弁室(図9)、第2油路34Bを介して、第1油
圧シリンダ13の右側室(図9)に送油される一方、同
第1シリンダ13の右側室の圧油が第1油路33B、絞
り付逆止弁38、パイロットチェック弁37、操作バル
ブ36(下室)、排出油路34を介してタンクTへ排出
され、第1油圧シリンダ13のピストンロッドが縮小
し、第1アーム12を図1の実線位置12から一点鎖線
12位置へ回動させると共に、トルク軸11を同(時
計)方向に回動させる。この間に第2油圧シリンダ23
Aの左室(図9)に、逆止弁付第2リリーフ弁39を介
して第1油路33Bの圧油が供給され、第2油圧シリン
ダ23Aが所要長さに伸長する。
【0041】これによりトルク軸11を介して第1リン
ク16の端部に軸18着された扉体25が、第2支軸2
2に基部を軸着した第2油圧シリンダ23の端部に軸2
4着されることにより、第1リンク16A、第2リンク
23Aが図4の太実線、細実線位置から、同図の太破線
位置16A、16A、細破線位置23A、23A
を介して、同図の太実破線位置16A、細破線位置
23Aへ移動(上昇、回動)し、最上昇位置に対応す
る扉体25は流出口6を全開放する。
【0042】この際、第1油路33Bの圧油が第2リリ
ーフ弁39を介して第2油圧シリンダ23の左室(図
9)に送油され、同第2油圧シリンダ23のピストンロ
ッドを伸長させ、その伸長量に応じて扉体25が軸18
まわりの反時計方向(図1)に回動し、流出口6が相応
量閉塞されるが、第2油圧シリンダ23の左室(図9)
には油圧ポンプ31から、第1リリーフ弁35による設
定圧油が逆止弁付第2リリーフ弁39を介して供給さ
れ、通常は第2油圧シリンダ23の長さは特定される。
【0043】操作バルブ36を閉側(図9の下側)へ押
せば、油圧ポンプ31からの圧油が吐出油路33、操作
バルブ36の上位弁室、第1油路33Bを介して、第1
油圧シリンダ13の左側室(図9)に送油され、第1油
圧シリンダ13の右側室の圧油が第2油路34B、操作
バルブ36の上位弁室、排出油路34を介してタンクT
に排出され、第1油圧シリンダ13のピストンロッドが
右側(図9)へ伸長し、第1アーム12を図1の一点鎖
位置12から実線位置12へ、トルク軸11を同軸1
1まわりの反時計方向に回動させ、第1リンク16A、
軸18等を介して扉体25を、図4の実線位置25から
前記ほぼ逆方向に回動して、ほぼ鉛直状に降下し、流出
口6を図4又は図1の実線位置の扉体25により閉塞す
る。
【0044】
【外側水位下降による扉体の自動開放】 第2油圧シリ
ンダ23に何等かの理由、例えば、洪水発生等により上
昇した本川側の大水路1の洪水水位Hocが、流水口6
を閉塞する当該扉体25の内側水位Hiより大きく低下
する外水水位Hoに達する場合において、仮に、油圧回
路30の操作バルブ36のレバーを上昇させて扉体25
を開放させる操作を忘れた結果、高い内水水位Hiと外
水水域Hoとの水位差に基づく押圧力が当該扉体25の
内側に発生すれば、取付片27Bを介して軸24が押圧
され、第2油圧シリンダ23Aのピストンロッドが左側
へ押圧されてその左側室(図9)の油圧が過度に上昇す
る。
【0045】これにより、第2油圧シリンダ23の左側
室(図9)内の油圧が、第2リリーフ弁39のリリーフ
圧を越えると、その圧油の一部が第2リリーフ弁39を
介して第1油路33Bへ流出し、第1ストップバルブ4
1、第3リリーフ弁40、排出油路34等を介してタン
クTに排出され、第2油圧シリンダ23の長さが相応量
縮小し、扉体25が軸18まわりの時計方向に図7の破
線25Ccで略示するようにθc回動して流出口6の端
面から相応量離れて流出口6を開放し、支川側流水路2
の高水位Hiの内水が大水路1へ自動的に排出される。
なお、この第2油圧シリンダ23を収縮させるリリーフ
圧は、第1ストップバルブ41を開放する限り、第2
リリーフ弁39と第3リリーフ弁40との何れかの高い
りリーフ圧により決定される。
【0046】
【変形例】 上記第1実施例の油圧回路30では、その
油圧の発生源としてモータ32により駆動される油圧ポ
ンプ31を用いるものを示したが、この油圧ポンプ31
は図示しないエンジンで駆動させることができる外、手
動操作により油圧を発生させる手動式油圧ポンプを用い
ることもできる(図示省略)。なお、何れの駆動源を用
いる場合も、油圧回路30の吐出油路33のリリーフ弁
35と圧力計35Bとの間まわりに、適度の容量のアキ
ュームレータ45を図9のように配設すれば、例えば、
当該油圧ポンプ31の吐出油路33に、何等かの理由に
より発生する油路圧変動が吸収され、又はその油路圧の
変動巾が抑制される。
【0047】
【第2実施例】 次に、この発明に係るオーバーリンク
ゲートの第2実施例を、左右2つの流水口6CL、6C
Rを備える水門5Cの、一方(左側)の流水口6Cを全
開放する状態の扉体25CLと、他方(右側)の流水口
6CRを扉体25CRの模式正面説明図を略示する図1
1及びその模式側面説明図を略示する図10を参照して
説明する。なお、前記図1〜9に略示した第1実施例と
共通する部分には同一名称及び同一符号を用いる。
【0048】図10、11において、10Cはこの発明
の第2実施例のオーバーリンクゲートBのトルク軸11
C(左、右のトルク軸11CL、11CR)の取付台、
14Cは取付台20Cへの取付片27CL、27CR基
部の取付軸、23CL、23CRは左右の第2油圧シリ
ンダ、25CL、25CRは左右の流出口6CL、6C
Rの左右の扉体で、左右の流出口6CL、6CRを開閉
する。11CKはトルク軸11の端部に設けたセルシン
発信器、11CKKは適所に設けたセルシン受信装置
で、セルシン発信器11CK及びセルシン受信器11C
KKは、図示しないが、左側扉体25Cのトルク軸11
Lにも前記第1実施例のオーバーリンクゲートAとほぼ
同様に設けられ、図示しないセルシン受信装置11Ck
kにより受信される。
【0049】なお、47は水門5Cの上部に設けた安全
手摺、48はその上部に防護蓋、49は水門5Cの上部
で、当該オバーリンクゲートの前部に設けた防護スクリ
ーンで、安全手摺47を所定値以上の外力により大水路
1の川下方向に倒伏可能に構成すれば、例えば、洪水発
生時における流水等の大きな抵抗にならず、その破損発
生を防止できる。
【0050】(第2実施例の作用) 第2実施例は、左
右の2つの流水口6CL、6CRを備える比較的大型の
水門5Cに設けるオーバーリンクゲートBの左右の扉体
25CL、25CRの第2リンク(トップリンク)に当
る第2油圧シリンダ34CR、34CRを設けたもの
で、その第2油圧シリンダ23CA、23CAを複数設
けたことにより、長大な扉体25Cの設計自由度が向上
する外、その作用は前記第1実施例とほぼ同様である。
【0051】第2実施例のオーバーリンクゲートBの左
右の扉体25CL、25CRを支承する左右の第2油圧
シリンダ25CL、25CRは、それぞれ2個ずづとす
る外、図示しないが3個又はそれ以上のものとして構成
することもでき、何れの場合にも前記実施例とほぼ同様
な作用をする。
【0052】
【発明の効果】 この発明のオーバーリンクゲートは前
記のような構成を有し、作用をするから、次のような効
果を奏する。
【0053】(1) 例えば、モータにより油圧ポンプ
を駆動して当該油圧回路の作動圧を所定圧に上昇させた
後、操作バルブの切換、操作により、水門の流出口を閉
塞する扉体をほぼ4節リンク状をなすオーバーリンク機
構により、他の手段を並設することなく開放し、又は開
放状態の扉体により流出口を閉塞させることができ、し
かも、水密ゴムとの間に発生する摩擦抵抗の少ない構成
を選択でき、水密ゴム部への摩耗、損傷の発生が同種の
従来例より少ないものを提供できる。
【0054】(2) 構造が簡単で、当該オーバーリン
クゲートの水門の流出口への設置後の通常の動作状態に
おいて、格別調整を要する個所がないから、長期間に旦
ってその操作の容易、かつ、確実性を期待できる。
【0055】(3) このオーバーリンクゲートの扉体
下部に水門の流出口面に沿って転動するガイドローラを
設ければ、当該オーバーリンクゲートによる流出口の締
切り領域を当該流出口面に沿ってほぼ垂直状に引き上
げ、降下させられ、当該扉体による流出口の閉塞前にお
ける、その鉛直状降下状態において、当該扉体の内側が
当該流出口まわりに設けたパッキングとの摺動発生、ひ
いては当該パッキングの摩耗発生が阻止され、しかも、
当該扉体の当該流出口の下部への降下後の、当該流出口
下部のみの外側の僅かな後退により、当該扉体とパッキ
ングとの当接による従来例の引上げ式ローラゲートとほ
ぼ同様な水密性を期待できる。
【0055】(4) 門柱、操作台、管理橋等を設置す
る必要がないから、支川側流水路からの流水を大水路の
本川側へ流出させる水門等の基構造物への荷重が、同種
の従来例のように大きくなる恐れがなく、本川側の堤防
面ないしその近接領域に、当該堤防面ないしその近接領
域からその上方へ大きく突出する門柱、水門等の構造物
を設ける必要がないから、例えば、当該オーバーリンク
ゲート頂部が洪水発生時における水流等の抵抗に耐える
強度対策を考慮する必要がなく、ひいては、樋門、樋管
等のトータルコストの低いものを提供できる。
【0056】(5) このオーバーリンクゲートは、水
門の流出口を閉塞する扉体の下降領域において、扉体下
部の移動軌跡がほぼ直線状に、即ち、従来例のローラゲ
ート方式とほぼ同様な作用する構成であるから、流出口
の上方への上昇状態においては、扉体の下部を外側へ回
動させて流出口を全開放するものでありながら、従来例
のフラップゲートやフロート式ゲートに必要とされる水
たたき部を設ける必要がない。
【0057】(6) また、このオバーリンクゲートの
扉体は、その全動作領域において、当該扉体の動作が実
質上第1、第2リンクにより規制されるから、例えば、
従来例のアームゲートの扉体のように、当該扉体頂部の
取付軸まわりにおける不用意な回動の発生する恐れがな
く、その扉体が何れの領域にあるかに係わらず、当該扉
体の動作の確実性を期待できる。
【0058】(7) 扉体による流出口の閉塞時に、従
来の引上げ式ゲートと同様に下部戸当り面に設けた水密
ゴムを垂直状に押し付ける構造を採用できるから、仮
に、この扉体の下部と流出口の下部間に土砂、夾雑物等
が生じた場合においても、この扉体の僅かな昇降操作の
繰返しにより、当該土砂、夾雑物等のフラッシングを容
易に行なえる。
【0059】(8) 仮に、停電、エジントラブル、油
圧機器の故障等の緊急状態が発生しても、油圧操作バル
ブの操作により、この扉体を自動的に降下させて水門の
流出口を閉塞ないし、小間隔の開放状態へのセットを容
易に行なえる。
【0060】(9) トルク軸、扉体まわり等に、当該
扉体の開度計、当該扉体による流出口の開度情報を発信
するセルシン発信器等を設けると共に、その受信装置を
当該オーバーリンクゲートまわり、その他の適所に設け
れば、このオーバーリンクゲートによる流出口の閉塞又
は開放状を適所で鑑視しながらその遠隔製御を行なえる
外、例えば、ソーラシステムに基づく電源確保等によ
り、このオーバーリンクゲートの遠隔ないし自動操作シ
ステムを容易に構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るオーバーリンクゲートの第1
実施例の、図2のA−A線に沿う模式縦断説明図であ
る。
【図2】 その模式平面説明図である。
【図3】 その模式正面説明図である。
【図4】 この発明に係るオーバーリンクゲートの実施
例の扉体による流出口の密閉状態の模式作用説明図であ
る。
【図5】 その扉体を小距離垂直状に上昇させ状態(垂
直上昇状態)における模式作用説明図である。
【図6】 その扉体を傾斜状に上昇させた状態(傾斜上
昇状態)における模式作用説明図である。
【図7】 その扉体を上昇させると共に、その下部を外
方へ大きく回動させで、両出口を全開させた状態(流出
口全開状態)における模式作用説明図である。
【図8】 この発明に係るオーバーリンクゲートにより
流水口の密閉状態から小距離ほぼ鉛直状に昇降させる要
領の模式説明図である。
【図9】 この発明に係るオーバーリンクゲートを開閉
する油圧回路の模式説明図である。
【図10】 この発明に係るオーバーリンクゲートの第
2実施例の模式側面説明図である。
【図11】 その模式正面説明図である。
【図12】 従来例のローラ型・フラップ型兼用ゲート
による水門の小角度傾斜する流出口の、密閉状態の模式
作用説明図である。
【図13】 その扉体を小角度傾斜する上方へ少距離上
昇させた状態における模式作用説明図である。
【図14】 その扉体を大きく上昇させて、同扉体の下
部を外側へ回動させ、流出口を全開させた状態における
模式作用説明図である。
【図15】 従来例のアーム型リンクゲートの側面説明
図で、トルク軸及びアームの回動による、その扉体の動
作状態を一点鎖線で同時に略示する。
【図16】 同アーム型信リンクゲートの模式正面説明
図である。
【符号の説明】
1……大水路(本川側) 2……流水路(支川側) 3……流水路底面 5……水門 6……流出口 6B……流出口段部 7……流出口枠 7A……凹孤面(流出口枠下部) 8……パッキング 10、10C……トルク軸取付台 11、11L、11R……トルク軸 11K、11CK……セルシン発信器 11KK、11CKK……セルシン受信器 12、12C……第1アーム 13……第1油圧シリンダ 14、15……軸 16、16C……第1リンク 18……軸 20……第2シリンダ取付台 23……第2油圧シリンダ 23A……第2リンク 24……軸 25、25C……扉 27A……吊片 27B、27C……取付片 30……油圧回路 31……油圧ポンプ 32……モータ 33……吐出油路 33B……第1油路 34……排出油路 34B……第2油路 35……第1リリーフ弁 36……操作バルブ 37……パイロットチェック弁 38……絞り付逆止弁 39……逆止弁付第2リリーフ弁 40……第3リリーフ弁 41……第1ストップバルブ 42……第2ストップバルブ 43……流量調整弁 45……アッキュームレータ 50……ローラ型・フラップ型兼用ゲート 54……第2リンク 55A……第1ガイド 55B……第2ガイド 56……第3ガイド 57……第1リンク 57A……軸 58……トルク軸 58B……アーム 59……駆動シリンダ 59B……軸 60……ガイドローラ 61……扉体 61A……軸 61B……凹孤状受部 62……主ローラ 63……副ローラ 70……アームゲート 71……扉体 72……取付軸 73……アーム 74……アーム中心線 75……ガイドローラ 76……ターンガイド 77……トルク軸 78……油圧アクチュエータ 79……油圧配管 A、B……オーバーリンクゲート Δc……第2油圧シリンダの縮小量 Fr……回転方向締付力 Fh……水平方向押圧力 Fv……鉛直方向押圧力 Hh……扉体鉛直状昇降距離 Hi……内水水位 Ho……外水水位 Hoc……洪水水位 K……扉体下部軌跡 T……タンク β……流出口傾斜角 θmax……扉体の最大開放角
フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 CA04 2E052 AA10 BA01 BA04 CA02 DA01 DA05 DB01 DB05 EA01 EB01 EC01 GA05 GC01 GC05 KA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支川側流水路2の流水を大水路1の本川
    側へ流出させる水門5、5C上部に、複動型第1油圧シ
    リンダ13により往復回動するトルク軸11を水平状に
    設け、該トルク軸11に基部を固定した第1リンク16
    の端部を、前記流出口6、6Cを開閉する扉体25、2
    5C頂部に軸18、18C着すると共に、前記扉体2
    5、25Cから上方へ突出する取付片27B、27C上
    の軸24、24Cと、前記水門5、5C上で、前記トル
    ク軸11よりやや前記流出口6、6Cの開口縁側に位置
    する第2支軸14、14Cとを、単動型第2油圧シリン
    ダ23、23Cを含み、前記第1リンク16よりやや短
    小な第2リンク23A、23CAで連結し、前記複動型
    第1油圧シリンダ13の縮小による前記トルク軸11の
    時計方向回動により、前記流出口6、6Cを閉塞する扉
    体25をほぼ鉛直状に小距離Hh引上げた後、同トルク
    軸11の同方向へのさらなる回動により、前記扉体2
    5、5C下部を外側へ回動させながら上昇させて、前記
    流出口6を全開放可能にする一方、前記複動型第1油圧
    シリンダ13の伸長により、前記流開放状態の扉体25
    を同流出口6、6C側へ回動させながら降下させた後、
    同扉体25をほぼ鉛直状に降下させて当該流出口6を閉
    塞させるようにしたことを特徴とするオーバーリンクゲ
    ート。
  2. 【請求項2】 前記第1リンク16の端部が、前記流出
    口6、6Cを開閉する扉体25、25C頂部の閉塞面側
    のほぼ直上位置に軸18、18C着されると共に、前記
    単動型第2油圧シリンダ23、23Cを含み、前記第1
    リンク16よりやや短小の第2リンク23、23Cの端
    部を、前記扉体25、25Cから上方へ突出する取付片
    27B、27C上の、前記軸18、18Cより上位で、
    同軸18、18Cよりやや外側に24、24C着したこ
    とを特徴とする請求項1記載のオーバーリンクゲート。
  3. 【請求項3】 前記単動型第2油圧シリンダ23A、2
    3CAのピストンロッドの伸長室側を、前記復動型第1
    油圧シリンダ13のピストンロッドの伸長室側に圧油を
    供給する第1油路33Bに連結すると共に、前記単動型
    第2油圧シリンダ23、23Cのピストンロッドの伸長
    室側と前記第1油路33B間に、逆止弁付第2リリーフ
    弁39を設け、当該流出口6、6Cの閉塞状態における
    前記扉体25、25Cの外側水位がその内側水位より所
    定値以上下降した際、両者の水位差により前記単動型第
    2油圧シリンダ23、23Cのピストンロッドが縮小
    し、当該扉体25を小角度回動させて開放し、高水位の
    内側水を自動的に排水可能にしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のオーバーリンクゲート。
  4. 【請求項4】 前記トルク軸11に基部を固定した左右
    一対の第1リンク16、16端部を、前記扉体25の前
    記流出口6の端面側の頂部上側に軸18、18着すると
    共に、該軸18、18よりやや上位で、前記扉体25の
    中央部から上方へ突出する取付片27C上の軸24と前
    記水門5上の第2支軸14Cとを、単動型第2油圧シリ
    ンダ23Cを含み、前記第1リンク16よりやや短小な
    複数の第2リンク23CAにより連結したことを特徴と
    する請求項1〜3記載のオーバーリンクゲート。
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