JP2002194730A - 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備 - Google Patents

補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備

Info

Publication number
JP2002194730A
JP2002194730A JP2000391091A JP2000391091A JP2002194730A JP 2002194730 A JP2002194730 A JP 2002194730A JP 2000391091 A JP2000391091 A JP 2000391091A JP 2000391091 A JP2000391091 A JP 2000391091A JP 2002194730 A JP2002194730 A JP 2002194730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door body
wire rope
hydraulic cylinder
gutter
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000391091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544523B2 (ja
Inventor
Michihiro Fujii
道博 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KES KK
Original Assignee
KES KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KES KK filed Critical KES KK
Priority to JP2000391091A priority Critical patent/JP3544523B2/ja
Publication of JP2002194730A publication Critical patent/JP2002194730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544523B2 publication Critical patent/JP3544523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動作動による開閉障害が発生した場合でも
容易に障害を排除することが可能な補助作動装置付浮体
式起伏型ゲート設備を提供する。 【解決手段】 両ロッド式油圧シリンダ6のロッド7の
両先端部の一方に引上用ワイヤーロープ14の基端を、
他方に押下用ワイヤーロープ15の基端をそれぞれ取り
付け、引上用ワイヤーロープ14の先端は、転向滑車1
6を介して扉体4上部に扉体4を起立させる方向で締結
し、押下用ワイヤーロープ15の先端は、河床に配置し
た転向滑車22,23により扉体4上部に扉体4を倒伏
させる方向で締結し、シリンダ6を伸縮させることで扉
体4を起立及び倒伏させることを可能とし、油圧ポンプ
によって油圧シリンダ6を伸縮させると同時に、油圧ポ
ンプによって油を供給しないときは、シリンダ6内の伸
側・縮側2油室の作動油が自由に移動することを可能と
する油圧回路を設けた補助作動装置付浮体式起伏型ゲー
ト設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川の樋門・樋管
に本河川水の逆流防止を目的として設置されるゲート設
備の中、河川の上下流水位により自動・無動力で作動す
る浮体式起伏型ゲート設備において、堆積した泥土等に
よる閉作動障害、又は開閉作動途中の塵芥等の噛込みに
よる扉体の不完全閉塞が発生した場合等に、強制的に扉
体を開閉作動させて障害を排除する装置を備え付けた浮
体式起伏型ゲート設備に関する。
【従来の技術】河川堤防の樋門・樋管には、河川増水時
(洪水時等)、堤防内又は支川に本河川水が逆流しない
ように昇降式のゲート設備が一般的に設置されてきた
が、近年、ゲートの開閉を河川水位の状況に応じて自動
的、且つ無動力で適宜に行える浮体式起伏型ゲートの設
置が行われるようになってきた。このゲート形式は、水
路河床に下部ヒンジ方式で設置された浮体式扉体が、上
下流水位の変動で自在に起立・倒伏できる構造で、下流
側水を上流側に逆流させないことを目的として、感潮河
川、又は干拓堤防内側潮遊池等で広く採用されてきたも
のである。図9に樋門・樋管等の出口を開放・閉塞する
ゲート設備として設置された従来の浮体式起伏型ゲート
設備を示す。図9(ア)は全閉時の状態を示す側断面図
であり、図9(イ)は全開状態を示す側断面図である。
この図中、50は浮体式起伏型扉体、51は扉体回転支
承金物、52は側部戸当金物である。又、記号WL1は
下流側水位、WL2は上流側の水位を示す。止水部は下
部戸当金物と扉体下部間に取付けられ扉体起伏作動に追
従して変形可能な下部止水ゴム53、扉体の側部に取付
けられ扉体起伏作動に従い側部戸当金物を摺動する側部
ゴム54、並びに上部戸当金物に取付けられた上部水密
ゴム55によって構成され、全閉状態時には浮体式起伏
型扉体50が下流側水位によって起立し、扉体スキンプ
レートが上部水密ゴム55に圧着し、側部水密ゴム54
と連続して止水する構造となっている。図9において、
下流側水位WL1が上流側水位WL2より高いときは扉
体50は起立して下流側からの逆流を防止する。上流側
水位WL2が下流側水位WL1より高いときは扉体50
を倒伏して上流側からの水を下流に流す。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、任意に
開閉操作可能な機能を有しない浮体式起伏型ゲート設備
を樋門・樋管等の暗渠形式水路の出口を開放・閉塞する
主ゲート設備として設置した場合、不完全な開閉作動に
よる障害が発生する可能性がある。即ち、扉体倒伏状態
の時に扉体上に泥土、砂利、転石等が堆積し、その重さ
により扉体の浮力による初期起立作動が妨害され、本河
川増水時に円滑な扉体起立作動の障害となる。又は、自
動作動途中に水面に浮遊する塵芥等が浮体式扉体と上部
戸当金物(上部水密部)との間に噛込み、扉体の閉塞作
動を妨害する。樋門・樋管のゲート設備に不完全閉塞状
態が発生すると、増水した本河川水が堤防内側に逆流
し、宅地又は農地に湛水被害が発生する。更には堤防の
洗掘・決壊という重大な災害に発展する危険性がある。
本発明は、上下流水位の変動に対し、無動力で且つ適宜
に自動開閉作動を行うことが可能な浮体式起伏型ゲート
の機能を備え、任意に全開・全閉操作が可能な作動装置
を備え付けることで、自動作動による開閉障害が発生し
た場合でも容易に障害を排除することが可能な補助作動
装置付浮体式起伏型ゲート設備を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の作動装置付浮体式起伏型ゲート設備
は、河川堤防等に設けられる樋門・樋管ゲートの水路下
部床にヒンジ方式で設置され、河川水位の変動によって
無動力、かつ自動的に樋門・樋管の通水断面を開放及び
閉塞するよう起立・倒伏作動する浮体式起伏型扉体を備
えた浮体式起伏型ゲート設備において、両ロッド式油圧
シリンダのロッドの両先端部の一方に引上用ワイヤーロ
ープの基端を、他方に押下用ワイヤーロープの基端をそ
れぞれ取り付け、前記引上用ワイヤーロープの先端は、
転向滑車を介して前記浮体式起伏型扉体上部に、同扉体
を起立させる方向で締結し、前記押下用ワイヤーロープ
の先端は、河床に配置した転向滑車により浮体式起伏型
扉体上部に、同扉体を倒伏させる方向で締結し、前記油
圧シリンダを伸縮させることで扉体を起立及び倒伏させ
ることを可能とし、油圧ポンプによって前記両ロッド式
油圧シリンダを伸縮させると同時に、同油圧ポンプによ
って油を供給しないときは、両ロッド式油圧シリンダ内
の伸側・縮側2油室の作動油が自由に移動することを可
能とする油圧回路を設けたことを特徴とする。この構成
により、通常は伸・縮側作動油が自由に移動できること
で油圧シリンダが扉体の動作を制限せず、扉体が浮力に
よって無動力・自動開閉作動する。強制的に扉体を作動
させる場合は前記伸・縮側を連結した油回路を閉鎖し、
油圧ポンプによって作動油を供給することで、上下流水
位変動に対する浮体式起伏型ゲートの作動を円滑に行わ
せる。この補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備にお
いて、両ロッド式油圧シリンダの両先端に1個又は複数
個の動滑車を設置し、これに対応した固定滑車と前記動
滑車に第1及び押下用ワイヤーロープを巻装することに
より、両ロッド式油圧シリンダの伸縮量を小さくでき、
設備のコンパクト化を図ることができる。さらに、本発
明の第2の補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備は、
河川堤防等に設けられる樋門・樋管ゲートの水路下部床
にヒンジ方式で設置され、河川水位の変動によって無動
力、かつ自動的に樋門・樋管の通水断面を開放及び閉塞
するよう起立・倒伏作動する浮体式起伏型扉体を備えた
浮体式起伏型ゲート設備において、油圧シリンダのロッ
ドに引上用ワイヤーロープの基端を取り付け、前記引上
用ワイヤーロープの先端は、転向滑車を介して前記浮体
式起伏型扉体上部に、同扉体を起立させる方向で締結
し、前記油圧シリンダを縮ませることで扉体を起立させ
ることを可能とし、油圧ポンプによって前記油圧シリン
ダを縮ませて強制的に扉体を起立させ、同油圧ポンプに
よって油を供給しないときは、前記油圧シリンダ内に設
けたスプリングにより前記引上用ワイヤーロープの弛み
を吸収する構造としたことを特徴とする。この第2の発
明によれば、第1の発明による構造を簡単にして、基本
的性能は満足したものとすることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1〜4に本発明の設置状態の概要図を示
す。図1は本発明の第1実施例の浮体式起伏型ゲート設
備の正面図、図2ア図は同ゲート設備の(上流から見
て)左側面図、イ図は同ゲート設備の(上流から見て)
右側面図、図3ア図は扉体の(上流から見て)右側連結
部の詳細図、イ図は扉体の(上流から見て)左側連結部
の詳細図、ウ図は連結ガイドローラの詳細図、図4ア図
は補助作動装置の平面図、イ図およびウ図は補助作動装
置の動作を示す正面図である。これらの図中、1は樋
管、2は河川、3は河川堤防、4は補助作動装置付浮体
式起伏型ゲート設備を構成する扉体、5は補助作動装置
である。扉体4は、ヒンジ4aにより樋管1の出口側に
起伏自在に取り付けられている。補助作動装置5は、図
1および図4に示すように、ゲート設備の構造物に固定
された両ロッド式の油圧シリンダ6を備えており、ロッ
ド7の両端には、第1及び第2の動滑車支持フレーム
8,9が固定されており、その動滑車支持フレーム8,
9に複数(本例では4個)の動滑車10が回転自在に取
り付けられている。構造物側には、第1及び第2の固定
滑車支持フレーム11,12が固定されており、その固
定滑車支持フレーム11,12に、固定滑車13が回転
自在に取り付けられている。基端を構造物に固定された
引上用ワイヤーロープ14は、複数の動滑車10と固定
滑車13に交互に巻装されて、最後の固定滑車13か
ら、図2ア図に示すように、樋門上部に取り付けられた
第1の転向滑車16およびガイドローラ17を介して扉
体4の可動側端部の一側に固定された固定ピン18に取
り付けられたローラーカム19に締結されている。他
方、基端を構造物に固定された押下用ワイヤーロープ1
5は、複数の動滑車10と固定滑車13に交互に巻装さ
れて、最後の固定滑車13から、図2イ図に示すよう
に、樋門上部に取り付けられた第2の転向滑車20、途
中の第3の転向滑車21と河床に取り付けられた第4の
転向滑車22および第5の転向滑車23を介して、扉体
4の可動側端部の他側に固定された固定ピン24に取り
付けられたローラーカム25に締結されている。なお、
図中26は、扉体4が起立していったときに押下用ワイ
ヤーロープ15が転向されるガイドローラ、27は、扉
体4が最高位置まで起立したときに扉体4の上部と密着
して水密状態を形成するための上部水密ゴム、28は、
油圧シリンダ6の油圧操作装置である。これらの機構に
よって、浮体式起伏型扉体4が浮力により起伏作動をす
ると、押下用ワイヤーロープ15が引っ張られ、第2の
動滑車支持フレーム9と第2の固定滑車支持フレーム1
2に支持された動滑車10と固定滑車13との距離が短
くなる。これにより、第2の動滑車支持フレーム9が図
面上左方向に移動し、シリンダロッド7が左方向に移動
する。そうすると、第1の動滑車支持フレーム8も左方
向に移動するため、動滑車10と固定滑車13の間に巻
装されている引上用ワイヤーロープ14が引っ張られ、
引上用ワイヤーロープ14の先端が固定されている扉体
4の起伏動作に応じた長さだけの引上用ワイヤーロープ
14が動滑車10の移動量として巻かれる。図3ア図は
扉体の左側連結部の詳細図、イ図は扉体の右側連結部の
詳細図、ウ図は連結ガイドローラの詳細図であり、第1
および押下用ワイヤーロープ14,15の先端は、それ
ぞれ扉体4上部両側の固定ピン18,24に回動自在に
取り付けられたローラーカム19,25に固定されてい
る。ローラーカム19,25には、第1のローラ29お
よび第2のローラ30が回転自在に取り付けられてお
り、樋門両側の戸当たりガイド31上を転動できるよう
に構成されている。第1および押下用ワイヤーロープ1
4,15が引っ張られている状態では第1のローラ29
が戸当たりガイド31に当接しながら扉体4を起伏動さ
せる。第1および押下用ワイヤーロープ14,15が弛
んだときは、ローラーカム19,25が転動しないよう
に、第2のローラ30でローラーカム19,25を支持
する。図5は第1実施例における油圧回路を示すもので
あり、ア図は扉体が水位変化によって自動作動している
状態を示し、イ図は強制開放作動時の油圧回路図、ウ図
は強制起立作動時の油圧回路図である。図中、32は両
ロッド式油圧シリンダ6のシリンダチューブ、33はロ
ッド7の中央部に設けられたピストンを示す。また、3
4は切替弁、35は3方向制御弁、36は油圧ポンプ、
37はリリーフバルブ、38は油圧計、39は油タンク
である。記号aは両ロッド式油圧シリンダ6の縮作動側
油室の油口、bは両ロッド式油圧シリンダ6の伸作動側
油室の油口である。水位状態によって扉体4に発生する
浮力が、扉体4を起立方向へ作動させると同時に、扉体
4に取付けられた押下用ワイヤーロープ15が引っ張ら
れるので、動滑車10が移動し、動滑車10を支持して
いる動滑車支持フレーム9が固定されている両ロッド式
油圧シリンダ6のロッド7を左方向に移動させる。ロッ
ド7の左方向への移動により、引上用ワイヤーロープ1
4が巻かれている動滑車10が固定滑車13に対して離
れる方向に移動し、引上用ワイヤーロープ14の先端は
扉体4の上昇に伴って短縮される。図5ア図の状態で
は、切替弁34が開放されていること、並びにピストン
33、ロッド7がシリンダチユーブ32内で移動しても
両ロッド式油圧シリンダ6内の作動油の総量が変化しな
いことにより、作動油はa、b両油口より自由に移動可
能な状態である。従って、ロッド7に作用する外力によ
って自在に伸縮可能な状態である。次に、扉体4を強制
開放する場合、図5イ図に示すように、切替弁34によ
って作動油の自由な移動を遮断し、方向切替弁35を操
作し油圧ポンプ36によって油口aに作動油を供給する
ことで任意に油圧シリンダ6のロッド7を右方向に移動
させ、押下用ワイヤーロープ15によって扉体4を押し
下げ、強制開放動作することが可能である。また、図5
ウ図に示すように両ロッド式油圧シリンダ6が左方向に
移動することで、引上用ワイヤーロープ14を引っ張
り、扉体4を引き上げ、強制閉塞動作させることが可能
である。なお、ロッド7の位置は、扉体4の開度と相関
関係を有するので、ロッド7の位置を目視することによ
り開度を確認することができ、またはロッド7に取り付
けたリニアエンコーダやロータリエンコーダ等の信号に
より、遠隔から開度を監視することができる。図6〜図
8は、本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施
例の両ロッド式油圧シリンダ6の扉体強制開放機構を省
き、強制閉塞機構のみの構造としたものである。すなわ
ち、図6は本発明の第2実施例の浮体式起伏型ゲート設
備の正面図、図7ア図は補助作動装置の平面図、イ図お
よびウ図は補助作動装置の動作を示す正面図、図8は扉
体の強制倒伏を行う時の油圧回路図である。この第2実
施例において、第1実施例と同等の機能を有する要素に
ついては、同一の符号を付して説明の重複を避ける。本
実施例では、図8に示すように、油圧シリンダ6のシリ
ンダチューブ32内に、ピストン33を図面上左方向に
付勢して、引上用ワイヤーロープ14に張力がかからな
いときに、油圧回路の動作に関係なく引上用ワイヤーロ
ープ14に所定の張力を与えて引上用ワイヤーロープ1
4が弛むのを防止するスプリング40を設けている。そ
の動作について説明すると、図8の状態は扉体4が起立
している状態の図である。扉体4が倒伏するとき、引上
用ワイヤーロープ14は扉体自重によって引っ張られ油
圧シリンダーロッド7は右側(伸方向)に伸ばされる。
このときスプリング40はピストン33により圧縮され
た状態となる。河川水位が上昇し扉体4が浮力によって
起立すると、起立した分、ワイヤーロープ14が緩めら
れるが、スプリング40の復元力によりピストン33を
左側に押し戻し、ワイヤーロープ14に張力を与える。
方向制御弁35が中立の状態では上記油圧シリンダーの
自由な伸縮作動を妨げない回路となっている。従って、
通常の自動開閉作動時、ワイヤーロープ14は常に緊張
した状態となり、油圧シリンダー6のロッド7は扉体4
の起立状態に相応した伸縮状態となる。これより、ロッ
ド7の伸縮状態から扉体の開閉状態を検知することが可
能となる。扉体4が土砂等の障害物により自動起立作動
が妨げられたとき、任意に方向制御弁35を切り替え
(図では左側へ移動)油口bに作動油を供給し、強制的
に油圧シリンダ6を縮作動させ扉体4を起立させる。
【発明の効果】以上の説明により、本発明の補助作動装
置付浮体式起伏型ゲート設備は、樋門・樋管等の逆流防
止ゲートとして、通常は河川水位の変動に対し無動力・
自動開閉作動を行うが、自動作動に障害が発生した場合
は管理者が任意に全閉・全開操作することが可能であ
り、同時にゲート開度計・上下流水位計を組合わせて的
確な作動管理システムを構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の浮体式起伏型ゲート設
備の正面図である。
【図2】 ア図は同ゲート設備の(上流から見て)左側
面図、イ図は同ゲート設備の(上流から見て)右側面図
である。
【図3】 ア図は扉体の(上流から見て)左側連結部の
詳細図、イ図は扉体の(上流から見て)右側連結部の詳
細図、ウ図は連結ガイドローラの詳細図樋管の右側断面
図である。
【図4】 ア図は補助作動装置の平面図、イ図およびウ
図は補助作動装置の動作を示す正面図補助作動装置の平
面図である。
【図5】 第1実施例における油圧回路を示すものであ
り、ア図は扉体が水位変化によって自動作動している状
態を示し、イ図は強制開放作動時の油圧回路図、ウ図は
強制起立作動時の油圧回路図である。
【図6】 本発明の第2実施例の浮体式起伏型ゲート設
備の正面図である。
【図7】 ア図は補助作動装置の平面図、イ図およびウ
図は補助作動装置の動作を示す正面図である。
【図8】 本発明の第2実施例の油圧回路図で、扉体起
立時(全閉時)の状態図である。
【図9】 ア図は従来の浮体式起伏型ゲート設備の全閉
状態を示す側断面図、イ図は従来の浮体式起伏型ゲート
設備の全開状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 樋管、2 河川、3 河川堤防、4 扉体、4a
ヒンジ、5 補助作動装置、6 両ロッド式の油圧シリ
ンダ、7 ロッド、8 第1の動滑車支持フレーム、9
第2の動滑車支持フレーム、10 動滑車、11 第
1の固定滑車支持フレーム、12 第2の固定滑車支持
フレーム、13 固定滑車、14 引上用ワイヤーロー
プ、15 押下用ワイヤーロープ、16 第1の転向滑
車16、17 ガイドローラ、18 固定ピン、19
ローラーカム、20 第2の転向滑車、21 第3の転
向滑車、22 第4の転向滑車、23 第5の転向滑
車、24 固定ボルト、25 ローラーカム、26 ガ
イドローラ、27 上部水密ゴム、28 油圧操作装
置、29 第1のローラ、30 第2のローラ、31
戸当たりガイド、32 シリンダチューブ、33 ピス
トン、34 切替弁、353方向制御弁、36 油圧ポ
ンプ、37 リリーフバルブ、38 油圧計、39 油
タンク、40 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川堤防等に設けられる樋門・樋管ゲー
    トの水路下部床にヒンジ方式で設置され、河川水位の変
    動によって無動力、かつ自動的に樋門・樋管の通水断面
    を開放及び閉塞するよう起立・倒伏作動する浮体式起伏
    型扉体を備えた浮体式起伏型ゲート設備において、 両ロッド式油圧シリンダのロッドの両先端部の一方に引
    上用ワイヤーロープの基端を、他方に押下用ワイヤーロ
    ープの基端をそれぞれ取り付け、 前記引上用ワイヤーロープの先端は、転向滑車を介して
    前記浮体式起伏型扉体上部に、同扉体を起立させる方向
    で締結し、 前記押下用ワイヤーロープの先端は、河床に配置した転
    向滑車により浮体式起伏型扉体上部に、同扉体を倒伏さ
    せる方向で締結し、 前記油圧シリンダを伸縮させることで扉体を起立及び倒
    伏させることを可能とし、 油圧ポンプによって前記両ロッド式油圧シリンダを伸縮
    させると同時に、同油圧ポンプによって油を供給しない
    ときは、両ロッド式油圧シリンダ内の伸側・縮側2油室
    の作動油が自由に移動することを可能とする油圧回路を
    設けたことを特徴とする補助作動装置付浮体式起伏型ゲ
    ート設備。
  2. 【請求項2】 両ロッド式油圧シリンダの両先端に1個
    又は複数個の動滑車を設置し、これに対応した固定滑車
    と前記動滑車に第1及び押下用ワイヤーロープを巻装し
    たことを特徴とする請求項1記載の補助作動装置付浮体
    式起伏型ゲート設備。
  3. 【請求項3】 河川堤防等に設けられる樋門・樋管ゲー
    トの水路下部床にヒンジ方式で設置され、河川水位の変
    動によって無動力、かつ自動的に樋門・樋管の通水断面
    を開放及び閉塞するよう起立・倒伏作動する浮体式起伏
    型扉体を備えた浮体式起伏型ゲート設備において、 油圧シリンダのロッドに引上用ワイヤーロープの基端を
    取り付け、 前記引上用ワイヤーロープの先端は、転向滑車を介して
    前記浮体式起伏型扉体上部に、同扉体を起立させる方向
    で締結し、 前記油圧シリンダを縮ませることで扉体を起立させるこ
    とを可能とし、 油圧ポンプによって前記油圧シリンダを縮ませて強制的
    に扉体を起立させ、同油圧ポンプによって油を供給しな
    いときは、前記油圧シリンダ内に設けたスプリングによ
    り前記引上用ワイヤーロープの弛みを吸収する構造とし
    たことを特徴とする補助作動装置付浮体式起伏型ゲート
    設備。
JP2000391091A 2000-12-22 2000-12-22 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備 Expired - Fee Related JP3544523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000391091A JP3544523B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000391091A JP3544523B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002194730A true JP2002194730A (ja) 2002-07-10
JP3544523B2 JP3544523B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=18857315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000391091A Expired - Fee Related JP3544523B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3544523B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845143B1 (ko) 2008-04-22 2008-07-09 보은군 유/무전원 중력식 자동수문
KR100862095B1 (ko) 2008-06-20 2008-10-09 (주) 삼보하이드로테크 부구를 이용한 중력식 자동수문용 유체흐름 제어장치
KR101329232B1 (ko) 2011-05-27 2013-11-14 주식회사 파워텍 도르래 방식 수문 개폐 장치
KR101752174B1 (ko) * 2009-12-15 2017-06-29 히다치 조센 가부시키가이샤 파도전파방지용 플랩 게이트의 기립상태 지지기구
KR200484655Y1 (ko) * 2017-03-24 2017-10-16 이동진 수문 권양장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845143B1 (ko) 2008-04-22 2008-07-09 보은군 유/무전원 중력식 자동수문
KR100862095B1 (ko) 2008-06-20 2008-10-09 (주) 삼보하이드로테크 부구를 이용한 중력식 자동수문용 유체흐름 제어장치
KR101752174B1 (ko) * 2009-12-15 2017-06-29 히다치 조센 가부시키가이샤 파도전파방지용 플랩 게이트의 기립상태 지지기구
KR101329232B1 (ko) 2011-05-27 2013-11-14 주식회사 파워텍 도르래 방식 수문 개폐 장치
KR200484655Y1 (ko) * 2017-03-24 2017-10-16 이동진 수문 권양장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3544523B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100788918B1 (ko) 펌프일체형수문
JP3544523B2 (ja) 補助作動装置付浮体式起伏型ゲート設備
JP3544503B2 (ja) 作動装置付浮体式起伏型ゲート設備
KR100838201B1 (ko) 장애물에 의한 파손을 방지하는 수문
JP3413598B2 (ja) オーバーリンクゲート
KR200395621Y1 (ko) 가변유량 자동 수문
KR101232731B1 (ko) 장스판 전도식 수문 개폐 장치
JP4550233B2 (ja) 可動防水装置
KR100514954B1 (ko) 하향식 가동보
JP3488653B2 (ja) 強制作動装置付浮体式自動起伏ゲート
KR100890029B1 (ko) 수문 수납형 조력발전 방조제용 수로
JP3894369B2 (ja) 作動装置付浮体式起伏型ゲート設備の監視システム
JP5699888B2 (ja) 浮体式起伏型ゲート設備
KR101163496B1 (ko) 반달형 회전식 자동수문장치
KR200297673Y1 (ko) 자동 보의 수문 개폐장치
JP5672559B2 (ja) 起伏型自動ゲート設備の油圧制御回路
JP3248069B2 (ja) 水門の開閉装置
KR101458583B1 (ko) 전도식 가동보
KR200217658Y1 (ko) 자동보 수문장치
KR200395475Y1 (ko) 수로 개폐장치
KR20090057783A (ko) 보조수문을 구비한 수문
KR200340318Y1 (ko) 부력 및 수압식 가동언(수문)
JP2000045254A (ja) 自動作動起伏式ゲート
KR200246809Y1 (ko) 수문의 개폐장치
KR200232382Y1 (ko) 부상식 자동 수문 개폐장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees