JP2002087622A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2002087622A
JP2002087622A JP2000282639A JP2000282639A JP2002087622A JP 2002087622 A JP2002087622 A JP 2002087622A JP 2000282639 A JP2000282639 A JP 2000282639A JP 2000282639 A JP2000282639 A JP 2000282639A JP 2002087622 A JP2002087622 A JP 2002087622A
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sheet
feeding device
feeding
sheet feeding
sheets
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JP2000282639A
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Kenichi Tsuburaya
健一 円谷
Mitsuhiro Mukasa
充浩 武笠
Atsushi Takada
篤 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材質(剛性の大きさ)に拘らずシートを確実
に分離することのできる給紙装置及びこれを備えた画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 給紙の際、シート収納手段101に昇降
可能に設けられたシート積載部材104をシート送り出
し可能位置に略水平な状態で上昇させ、給送手段107
によりシート積載部材104に積載されたシートSを送
り出す。そして、シート送り出し方向の下流に、シート
積載部材104がシート送り出し可能位置に上昇した
後、給送手段107によって送り出されるシートSによ
り押圧され、シートSの剛性の大きさに応じてシート送
り出し方向に異なる角度で弾性的に傾斜する分離部材1
20を設けることにより、異なる剛性の大きさのシート
Sを分離するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機等の画像形成装
置において、画像形成部にシートを供給するための給紙
装置を備えているものが一般的である。この給紙装置
は、積載されているシートを1枚ずつ分離して連続的に
供給できるようにしたものであり、シートを分離する方
式としては種々のものが用いられている。
【0003】シートを1枚ずつ分離する方式としては、
例えば斜面を用いてシートの剛性を利用して分離する所
謂斜面分離方式がある。そして、このような斜面分離方
式としては、例えば特開平07−251955号公報に
記載されているもののように、スプリングで上方に付勢
されている底板にシートを積載し、半月形状の分離コロ
が最上位のシートに当接してシートを送り出し、シート
の送り出し側に設けられている分離斜面によりシートを
1枚ずつ分離する構成のものがある。
【0004】この構成の分離方式では、最上位のシート
が分離斜面に沿って撓みながら移動し、このシートの剛
性により次のシートが押さえられて進行が阻止されるこ
とによりシートが1枚ずつ分離される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の分離斜面方式の給紙装置において、分離斜面は所
定の剛性の大きさを備えたシートを分離することはでき
るが、これ以外のシートに対してはシートを分離するの
に適した摩擦力を得ることが難しくシートを確実に分離
することはできない。
【0006】例えば、シートと分離斜面との間の摩擦力
よりもシート同士の間の摩擦力の方が大きいシートを給
送する場合には重送が生じ、シートと分離斜面との間の
摩擦力の方がシートと分離コロとの間の摩擦力よりも大
きいシートの場合には給送不良が生じたりすることがあ
る。
【0007】そこで本発明は、このような現状に鑑みて
なされたもので、材質(剛性の大きさ)に拘らずシート
を確実に分離することのできる給紙装置及びこれを備え
た画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを積載
したシート積載部材を略水平な状態で上昇させる昇降手
段と、前記シート積載部材に積載されたシートのうち前
記昇降手段により一定の高さに上昇したシートの最上位
のシートを送り出すためのシート給送手段と、前記シー
ト給送手段により給送されるシートが突き当たる位置に
配置され、該シートの剛性に応じて異なる角度で弾性的
に傾斜してシートを分離するための分離部材と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記分離部材は、前記シー
ト収納手段のシート送り出し方向側端部に回動自在に、
かつ前記シートと略直角に当接するように保持されると
共に付勢部材により前記シート送り出し方向と逆方向に
付勢され、前記給送手段により送り出されるシートとは
常に一定の位置で当接することを特徴とするものであ
る。
【0010】また本発明は、前記付勢部材は、シートの
剛性が大きくなるほど前記分離部材の傾斜角度が大きく
なるような付勢力を有することを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明は、前記付勢部材を、前記シー
トを送り出す際、該シートの送り出し領域の外側に配し
たことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記分離部材は、前記シー
ト収納手段のシート送り出し方向側端部に前記シートと
略直角に当接するように保持された弾性部材であり、前
記給送手段により送り出されるシートとは常に一定の位
置で当接することを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記昇降手段は前記シート
積載部材を略水平に昇降するためのリンク機構と、前記
シート積載部材を上方に付勢するための弾性部材とを備
えていることを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを給送する給紙装置とを備えた画像形成装
置において、前記給紙装置は上記のいずれかに記載のも
のであることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態に係る給
紙装置を備えた画像形成装置の一例であるインクジェッ
トプリンタの概略構成を示す図である。
【0017】同図において、200はインクジェットプ
リンタであり、このインクジェットプリンタ200は、
画像形成部201と、この画像形成部201にシートS
を1枚ずつ分離して給送すると共に、シート収納手段で
あるシート積載カセット101、シート積載カセット1
01に昇降可能に設けられ、シートSを積載するシート
積載部材であるトレイ104、不図示のモータで回転
し、トレイ104に載置したシートSの最上紙S1を送
り出す給送手段である給紙ローラ107等を備えた給紙
装置100とを具備している。
【0018】ここで、画像形成部201は、矢印で示す
シート搬送方向に並設されると共に、シート搬送方向と
直交する方向に多数のインクジェットヘッド204aを
配置したヘッド列204と、給紙装置100により搬送
されてきたシートSを載置してヘッド列204の下方を
通過させる搬送ベルト213とを備えている。
【0019】なお、この搬送ベルト213は、駆動軸2
12と、従動プーリ215と、駆動プーリ220とに掛
け渡されると共に、駆動モータ219により回転駆動さ
れる駆動プーリ220によりシート搬送方向に周回運動
するようになっている。
【0020】次に、このように構成されたインクジェッ
トプリンタ1の画像形成動作について説明する。
【0021】給紙動作が開始されると、シート積載カセ
ット101に収納されたシートSの最上位のシートS1
は、まず給紙ローラ107により送り出された後、1枚
ずつ分離される。そして、この後、1枚ずつ分離された
シートS1は、斜行補正手段206により斜行補正が行
われた後、カール付け手段207によりカール付けされ
て画像形成部201に搬送される。
【0022】次に、このようにして画像形成部201に
搬送されたシートSは、ピンチ前コロ216、ピンチロ
ーラ217及び拍車ニット214によって押圧された状
態で搬送ベルト上に載置され、この搬送ベルト213の
周回運動により、各ヘッド列204の下方を通過する。
そして、このようにシートS1が各ヘッド列204の下
方を通過する際、不図示の制御装置は各ヘッド列204
のインクジェットヘッド204aを制御してインクを突
出させ、シートS1の表面に画像を形成する。なお、こ
のようにシートS1の表面に画像を形成した後、排紙拍
車218によりシートS1を装置本体200Aの側壁面
に設けられた排紙トレイ221上に排紙する。
【0023】ところで、図2は給紙装置100の構成を
示す図であり、この給紙装置100は、シート積載カセ
ット101、トレイ104、給紙ローラ107の他、ト
レイ104を昇降させるシート積載部材の昇降手段であ
る昇降機構10及び分離部材である分離板120を備え
ている。
【0024】ここで、この昇降機構10は、トレイ10
4の下面に突設された第1及び第2フレーム10a,1
0bと、シート積載カセット101の底面に突設される
と共に第1及び第2フレーム10a,10bと平行な第
3及び第4フレーム10c,10dと、中央にて交差す
る同じ長さの第1及び第2トレイアーム102,103
とから構成される少なくとも一対のリンク機構14を備
えている。
【0025】なお、第2トレイアーム102の一端10
2aは第3フレーム10cに回動自在に支持され、他端
102bは他端102bに突設された不図示の軸を介し
て第2フレーム10bに形成されたスライド溝10eに
スライド自在に保持される一方、第1トレイアーム10
3の一端103aは第1フレーム10aに回動自在に支
持され、他端103bは他端103bに突設された不図
示の軸を介して第4フレーム10dに形成されたスライ
ド溝10fにスライド自在に保持されている。
【0026】ところで、本実施の形態おいて、このよう
な構成のリンク機構14は、図3に示すようにシート積
載カセット101とトレイ104との間の、シート幅方
向の両端部にそれぞれ設けられている。
【0027】そして、この一対のリンク機構14は、第
1及び第2トレイアーム102,103の回転中心を貫
通する連結部材である軸(以下、貫通軸という)110
により連結されており、この貫通軸110を上下方向に
移動させると、第1及び第2トレイアーム102,10
3がスライド溝10e,10fに沿って横方向にそれぞ
れスライドしながら回動し、これによりトレイ104は
水平(或いは略水平)状態を保ったまま昇降するように
なっている。なお、図2において、105は一対のリン
ク機構14にそれぞれ設けられると共に、トレイ104
を付勢する圧縮バネであり、この圧縮バネ105により
トレイ104は常に上方向に付勢されている。
【0028】さらに、この昇降機構10は、第1及び第
2トレイアーム102,103の貫通軸110を上下方
向に移動させる移動手段であるトレイカム109を備え
ている。そして、このトレイカム109を回転させるこ
とにより貫通軸110を上下方向に移動させることがで
き、このように貫通軸110を上下方向に移動させるこ
とにより、これに伴いリンク機構14によりトレイ10
4は水平状態を保ったまま昇降するようになる。
【0029】ここで、このトレイカム109は、不図示
の駆動系により給紙ローラ107と同期して回転し、給
紙ローラ107が一回転すると一回転するようになって
いる。なお、給紙動作が開始されるまでは、トレイカム
109は図2に示す位置にあり、この位置にトレイカム
109があるとき、トレイカム109により貫通軸11
0が押し下げられ、トレイ104は平行状態を保ったま
ま下降した状態となる。そして、このとき、給紙ローラ
107からシートSが離間する。なお、この状態のとき
シートSを積載することにより、シートSの収納を容易
に行うことができる。
【0030】一方、給紙ローラ107が回転すると、こ
れに連動してトレイカム109が回転し、貫通軸110
がトレイカム109から開放されるため、トレイ104
が圧縮バネ7によりシート送り出し可能位置まで上昇
し、図4に示すように給紙ローラ107とシートSが当
接するようになる。なお、給紙ローラ107がシートS
を送り出した後、給紙ローラ107が更に回転すると、
所定のタイミングで再びトレイカム109がトレイ軸1
10を押し下げるようになり、トレイ104は下降する
ようになっている。
【0031】また、分離板120は、シート送り出し方
向下流に設けられ、給紙ローラ107により送り出され
たシートSと当接して最上位のシートS1を分離するた
めのものであり、この分離板120はシート積載カセッ
ト101に設けられた分離ガイド板121の上端部に回
動自在に保持されると共に付勢手段である分離板ばね1
22により、シート送り出し方向と逆方向に付勢されて
いる。なお、シート積載カセット101には不図示のス
トッパが設けられており、このストッパにより分離板1
20は、送り出されるシートと略直角に当接する位置に
保持されるようになっている。
【0032】そして、この分離板120はトレイ104
がシート送り出し可能位置まで上昇した後、給紙ローラ
107により送り出されたシートSにより押圧される
と、分離板ばね122に抗しながら水平方向に倒れるよ
うになっている。ここで、この分離板120のシートと
当接する面は高摩擦面となっており、このように傾斜す
ることにより分離板120は分離斜面を構成するように
なる。
【0033】一方、本実施の形態において、分離板ばね
122は、供給するシートSの剛性の大きさに応じたば
ね定数、即ち分離板120がシートSに押された場合で
も水平に倒れることのないような大きさのばね定数を備
えていることから、分離板120が水平に倒れる前にシ
ートSの押圧力と、分離板ばね122の反発力が釣り合
うようになる。
【0034】これにより、この後、所定のタイミング、
即ちさらにシートSが送り出されてシートSの剛性の大
きさよりも分離板120が略垂直に戻ろうとする力の方
が大きくなると、この釣り合いが崩れて分離板120が
略垂直に戻ろうとし、これに伴い図5に示すように1枚
目のシートS1が斜め上方に押し上げられるようになっ
ている。
【0035】なお、このように分離板120が傾斜した
後、シートSの剛性の大きさに抗して上記のような所定
のタイミングで傾斜前の位置に戻るような付勢力を有す
る分離板ばね122により、分離板120が略垂直に戻
ろうとすると、1枚目のシートSに連れ送りされた2枚
目以降のシートS2,S3の先端に衝突するようにな
る。
【0036】ここで、2枚目以降のシートS2,S3は
給紙ローラ107に直接接していないため、分離板12
0を乗り越える為の給送力を得られないことから、分離
板120を乗り越えることができず、分離板120に押
し戻され、トレイ104上に積載されるようになる。
【0037】次に、このように構成された給紙装置10
0の給紙動作について説明する。
【0038】画像形成動作が開始され、これに伴い給紙
ローラ107が回転すると、これに連動してトレイカム
109が回転してトレイ104がシート送り出し可能位
置まで上昇し、図4に示すように給紙ローラ107とシ
ートSが当接する。
【0039】この時、給紙ローラ107も回転している
ため、トレイ104上に積載されているシートSが摩擦
力により送り出される。なお、この後、給紙ローラ10
7が1回転するとトレイカム109も1回転してトレイ
軸110を押し下げるようになるため、トレイ304及
びシートSは再び給紙ローラ307より離れ、スタンバ
イ状態となる。
【0040】一方、このように給紙ローラ107により
送り出されたシートSは、分離板ばね122により付勢
されている分離板120に接触する。ここで、シートS
の腰が強い場合、シートSにより分離板120は押圧さ
れ、水平方向に倒れるようになる。この後、さらにシー
トSが送り出されると、ある程度のところまで分離板1
20が倒れるようになる。
【0041】しかし、分離板ばね122は、シートSに
押された場合でも水平に倒れることのないような大きさ
のばね定数を備えていることから、水平に倒れる前にシ
ートの押圧力と、バネの反発力が釣り合うようになる。
そして、さらにこの後、シートが送り出されると、シー
トSの剛性の大きさよりも分離板120が略垂直に戻ろ
うとする力の方が大きくなって分離板120が略垂直状
態に戻ろうとし、これに伴い図5に示すように1枚目の
シートSが斜め上方に押し上げられる。これにより、1
枚目のシートSが分離される。
【0042】なお、このように分離板120が略垂直状
態に戻ろうとすると、1枚目のシートSに連れ送りされ
た2枚目以降のシートS2,S3の先端に衝突する。こ
の結果、2枚目以降のシートS2,S3は分離板120
により押し戻され、トレイ104上に積載される。
【0043】なお、図6は腰が弱いシートSを給送する
場合を示しており、分離板120は腰の強いシートほど
は水平方向に倒れ込まない位置で1枚目のシートSと2
枚目以降のシートS2,S3を分離することが出来る。
【0044】このように、シート送り出し方向の下流
に、給紙ローラ107によって送り出されるシートSに
より押圧され、シートSの剛性の大きさに応じてシート
送り出し方向に異なる角度で弾性的に傾斜する分離板1
20を設けることにより、異なる剛性の大きさを有する
シートSを確実に分離することができる。
【0045】言い換えれば、分離板120の傾斜角度を
シートSの剛性の大きさに応じて変更させることによ
り、各種材質のシートを分離するのに適した摩擦力及び
傾斜角を得ることができ、これにより重送や給紙不良を
起こすことなく異なる剛性の大きさを有するシートSを
確実に分離することができる。
【0046】また、本実施の形態のようにトレイ104
をシート送り出し可能位置に上昇した後、最上位のシー
トS1を給紙ローラ107により送り出すようにするこ
とにより、シートSの積載量に係らず分離板120の同
じ位置に、且つ、同じ角度でシートSの先端が当接する
ようになるので分離板ばね122の反発力が常に一定に
なる。この結果、分離できるシートSの剛性の大きさの
範囲(種類)の制約が少なくなると共にシートSの積載
枚数により分離性能が制約されることが無くなり、さら
に分離性能も向上する。
【0047】ところで、これまでの説明においては、分
離ガイド板121に設けた分離板ばね122により、分
離板120をシート送り出し方向と逆方向に付勢する場
合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、分離
板120をシート送り出し方向と逆方向に付勢すること
ができるならば、分離板ばねを他の位置に設けるように
しても良い。
【0048】図7は、このような本発明の第2の実施の
形態に係る給紙装置の構成を示す側面断面図であり、図
8はその平面図である。なお、図7及び図8において、
図2及び図3と同一符号は、同一又は相当部分を示して
いる。
【0049】図7及び図8において、126は分離板、
125は分離板126をシート送り出し方向と逆方向に
付勢する分離板ばねである引張りばねであり、この引張
りばね125の一端は分離板126の分離板フック部1
26a係止され、他端はシート積載カセット101に設
けられたシート積載カセットフック部127に係止され
ている。
【0050】なお、シート積載カセット101には分離
板126が引張りばね125により付勢されても、あら
かじめ決められている略垂直位置で止まるように不図示
の分離板ストッパが形成されており、これにより分離板
126はあらかじめ決められた角度の中を回動する構成
になっている。
【0051】また、本実施の形態では、引張りばね12
5が設けられている部分はシートSが積載もしくはシー
トSの搬送経路以外の部分であるため、引張りばね12
5を取り付ける空間を大きくとることができる。このた
め、引張りばね125の形状を自由に設定することがで
き、また付勢力及び定数も自由に設定することができる
ようになる。
【0052】ところで、これまでの説明においては、分
離板120,126を分離板ばね122又は引張りばね
125によってシート送り出し方向と逆方向に付勢する
ことにより、分離板120,126をシートの剛性の大
きさに応じてシート送り出し方向に異なる角度で弾性的
に傾斜可能とした構成について述べてきたが、本発明は
これに限らず、例えば分離板を板バネ等の弾性部材によ
り形成し、分離板自体の弾性により傾斜可能とするよう
にしても良い。
【0053】そして、このように分離板を弾性部材によ
って形成することにより、より簡単な構成で上述したよ
うな効果を得ることができる。なお、このような弾性部
材としては、既述したように分離板がシートSに押され
た場合でも水平に倒れることのないような大きさの弾性
を有するものを用いるようにする。
【0054】なお、本実施の形態で説明した画像形成装
置は、インクジェットプリンタにおいてヘッドを固定し
たラインヘッド方式について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、ヘッドが移動して印字を行
うシリアル方式のインクジェットプリンタであっても良
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート送り出し方向の下流に、給送手段によって送り出さ
れるシートにより押圧され、シートの剛性の大きさに応
じてシート送り出し方向に異なる角度で弾性的に傾斜す
る分離部材を設けることにより、異なる剛性の大きさの
シートを分離することができ、これにより材質(剛性の
大きさ)に拘らずシートを確実に分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る給紙装置を備
えた画像形成装置の一例であるインクジェットプリンタ
の概略構成を示す図。
【図2】上記給紙装置の構成を示す側面断面図。
【図3】上記給紙装置の構成を示す平面図。
【図4】上記給紙装置のシート給送時の状態を示す側面
断面図。
【図5】上記給紙装置の腰の強いシートを分離・給送す
る時の様子を示す詳細模式図。
【図6】上記給紙装置の腰の弱いシートを分離・給送す
る時の様子を示す詳細模式図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る給紙装置の構
成を示す側面断面図。
【図8】上記給紙装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】 10 昇降機構 14 リンク機構 100 給紙装置 101 シート積載カセット 102 第1トレイアーム 103 第2トレイアーム 104 トレイ 107 給紙ローラ 109 トレイカム 110 貫通軸 120 分離板 122 分離板ばね 125 引張りばね 126 分離板 200 インクジェットプリンタ 201 画像形成部 S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 篤 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 HC05 HD16 JA03 JD08 JD33 KB05 KB18 LA04 LA15 LC02 LC20 LD04 MB04 MB14 MC07 MC17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載したシート積載部材を略水
    平な状態で上昇させる昇降手段と、 前記シート積載部材に積載されたシートのうち前記昇降
    手段により一定の高さに上昇した最上位のシートを送り
    出すためのシート給送手段と、 前記シート給送手段により給送されるシートが突き当た
    る位置に配置され、該シートの剛性に応じて異なる角度
    で弾性的に傾斜してシートを分離するための分離部材
    と、 を備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部材は、前記シート収納手段の
    シート送り出し方向側端部に回動自在に、かつ前記シー
    トと略直角に当接するように保持されると共に付勢部材
    により前記シート送り出し方向と逆方向に付勢され、前
    記給送手段により送り出されるシートとは常に一定の位
    置で当接することを特徴とする請求項1記載の給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は、シートの剛性が大きく
    なるほど前記分離部材の傾斜角度が大きくなるような付
    勢力を有することを特徴とする請求項2記載の給紙装
    置。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材を、前記シートを送り出す
    際、該シートの送り出し領域の外側に配したことを特徴
    とする請求項2又は3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記分離部材は、前記シート収納手段の
    シート送り出し方向側端部に前記シートと略直角に当接
    するように保持された弾性部材であり、前記給送手段に
    より送り出されるシートとは常に一定の位置で当接する
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降手段は前記シート積載部材を略
    水平に昇降するためのリンク機構と、前記シート積載部
    材を上方に付勢するための弾性部材とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 画像形成部と、前記画像形成部にシート
    を給送する給紙装置とを備えた画像形成装置において、 前記給紙装置は前記請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載のものであることを特徴とする画像形成装置。
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US7971869B2 (en) 2005-08-31 2011-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Printing media supply device for image forming apparatus

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