JP2002086568A - 樹脂製バキュームタンク及びその製造方法 - Google Patents
樹脂製バキュームタンク及びその製造方法Info
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- JP2002086568A JP2002086568A JP2000278225A JP2000278225A JP2002086568A JP 2002086568 A JP2002086568 A JP 2002086568A JP 2000278225 A JP2000278225 A JP 2000278225A JP 2000278225 A JP2000278225 A JP 2000278225A JP 2002086568 A JP2002086568 A JP 2002086568A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄製に比べて軽量であり、しかもタンク内に
異物が混入するおそれがない。 【解決手段】 樹脂製バキュームタンク1は、タンクを
略半分に分割した形状の第1及び第2半割部材10,2
0と、両半割部材10,20の接合部位にあたる溶着部
30とを備えている。溶着部30は、第1半割部材10
の凸条13の上面13aと第2半割部材20の受け溝2
3の底面23aとが熱板溶着により接合された箇所であ
る。この溶着部30は、熱板溶着によりタンク内側及び
タンク外側にそれぞれ内バリ30a及び外バリ30bが
発生しているが、内バリ30aは受け溝23を成す内側
立壁23bによりタンク内に落下するのが防止され、外
バリ30bは受け溝23を成す外側立壁23cにより外
側からは見えないように覆い隠されている。
異物が混入するおそれがない。 【解決手段】 樹脂製バキュームタンク1は、タンクを
略半分に分割した形状の第1及び第2半割部材10,2
0と、両半割部材10,20の接合部位にあたる溶着部
30とを備えている。溶着部30は、第1半割部材10
の凸条13の上面13aと第2半割部材20の受け溝2
3の底面23aとが熱板溶着により接合された箇所であ
る。この溶着部30は、熱板溶着によりタンク内側及び
タンク外側にそれぞれ内バリ30a及び外バリ30bが
発生しているが、内バリ30aは受け溝23を成す内側
立壁23bによりタンク内に落下するのが防止され、外
バリ30bは受け溝23を成す外側立壁23cにより外
側からは見えないように覆い隠されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製バキューム
タンク及びその製造方法に関する。
タンク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるバキュームタンク
は、例えば自動車の制動時にドライバの操作力を軽減す
るために用いられる倍力装置の負圧源として用いられた
り、あるいは、2輪駆動と4輪駆動の切替を行うアクチ
ュエータに対して負圧を付与する負圧源として用いられ
たりしている。また、サージタンクは、エンジンの吸気
脈動を防止することにより、吸気量を測定するエアフロ
ーメータの精度を上げたり、各気筒の吸気干渉を防止し
たりするものであるが、これもバキュームタンクの一種
である。このような自動車搭載用のバキュームタンク
は、鉄製(板金製)のものが主流であり、タンクを略半
分に割った形状の一対の鉄製半割部材をロー付けしたも
のが用いられている。
は、例えば自動車の制動時にドライバの操作力を軽減す
るために用いられる倍力装置の負圧源として用いられた
り、あるいは、2輪駆動と4輪駆動の切替を行うアクチ
ュエータに対して負圧を付与する負圧源として用いられ
たりしている。また、サージタンクは、エンジンの吸気
脈動を防止することにより、吸気量を測定するエアフロ
ーメータの精度を上げたり、各気筒の吸気干渉を防止し
たりするものであるが、これもバキュームタンクの一種
である。このような自動車搭載用のバキュームタンク
は、鉄製(板金製)のものが主流であり、タンクを略半
分に割った形状の一対の鉄製半割部材をロー付けしたも
のが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄製の
バキュームタンクは重いため、近年の自動車軽量化の流
れに反するという問題があった。このような問題に鑑
み、本発明者は、一対の樹脂製半割部材の開口縁同士を
溶着して樹脂製バキュームタンクを製造することを試み
た。当初、開口縁の接触面を振動させて溶着させる振動
溶着を試みたが、この場合、接触面が擦り合わされて粉
状物が発生し、その粉状物がバキュームタンク内に入り
込み、バキュームタンクに接続されるチェックバルブに
侵入してその機能を損なわせるおそれがあった。このた
め、バキュームタンクとして相応しくないと判断した。
また、開口縁の接触面を熱板により加熱したあと加圧し
て溶着させる熱板溶着を試みたが、この場合、タンク内
に向かって発生したバリがタンク内に落下するおそれが
あり、やはりチェックバルブの機能障害を惹起するおそ
れがあった。このため、バキュームタンクとして相応し
くないと判断した。
バキュームタンクは重いため、近年の自動車軽量化の流
れに反するという問題があった。このような問題に鑑
み、本発明者は、一対の樹脂製半割部材の開口縁同士を
溶着して樹脂製バキュームタンクを製造することを試み
た。当初、開口縁の接触面を振動させて溶着させる振動
溶着を試みたが、この場合、接触面が擦り合わされて粉
状物が発生し、その粉状物がバキュームタンク内に入り
込み、バキュームタンクに接続されるチェックバルブに
侵入してその機能を損なわせるおそれがあった。このた
め、バキュームタンクとして相応しくないと判断した。
また、開口縁の接触面を熱板により加熱したあと加圧し
て溶着させる熱板溶着を試みたが、この場合、タンク内
に向かって発生したバリがタンク内に落下するおそれが
あり、やはりチェックバルブの機能障害を惹起するおそ
れがあった。このため、バキュームタンクとして相応し
くないと判断した。
【0004】本発明は上記問題点を解決することを課題
とするものであり、鉄製に比べて軽量であり、しかもタ
ンク内に異物が混入するおそれのない樹脂製バキューム
タンク及びその製造方法を提供することを目的とする。
とするものであり、鉄製に比べて軽量であり、しかもタ
ンク内に異物が混入するおそれのない樹脂製バキューム
タンク及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、タンクを略半分に割った形
状の樹脂製の第1及び第2半割部材を溶着することによ
り形成した樹脂製バキュームタンクであって、前記第1
半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条と、前記第2
半割部材の開口縁に沿って設けられ、前記凸条を受ける
形状であって少なくともタンク内側に立壁を有する受け
溝と、前記凸条の上面と前記受け溝の底面とが熱板溶着
されて形成された溶着部とを備えたことを特徴とする。
を解決するため、本発明は、タンクを略半分に割った形
状の樹脂製の第1及び第2半割部材を溶着することによ
り形成した樹脂製バキュームタンクであって、前記第1
半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条と、前記第2
半割部材の開口縁に沿って設けられ、前記凸条を受ける
形状であって少なくともタンク内側に立壁を有する受け
溝と、前記凸条の上面と前記受け溝の底面とが熱板溶着
されて形成された溶着部とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の樹脂製バキュームタンクは鉄製に
比べて軽量である。また、凸条の上面と受け溝の底面と
が熱板溶着により一体化されているため、振動溶着時の
ような粉状物が発生するおそれがなく、また、熱板溶着
時にタンクの内側に向かってバリが発生したとしても、
タンク内側に立設する立壁はそのバリがタンク内に落下
するのを防止している。したがって、タンク内に異物が
混入するおそれもない。なお、熱板溶着とは、熱板によ
って加熱し軟化乃至溶融させた樹脂同士を互いに密着さ
せることにより一体化する技術をいう。
比べて軽量である。また、凸条の上面と受け溝の底面と
が熱板溶着により一体化されているため、振動溶着時の
ような粉状物が発生するおそれがなく、また、熱板溶着
時にタンクの内側に向かってバリが発生したとしても、
タンク内側に立設する立壁はそのバリがタンク内に落下
するのを防止している。したがって、タンク内に異物が
混入するおそれもない。なお、熱板溶着とは、熱板によ
って加熱し軟化乃至溶融させた樹脂同士を互いに密着さ
せることにより一体化する技術をいう。
【0007】本発明の樹脂製バキュームタンクにおい
て、受け溝は、タンク外側にも立壁を有する凹溝である
ことが好ましい。この場合、熱板溶着時にタンク外側に
向かってバリが発生したとしても、タンク外側に立設す
る立壁はそのバリを覆い隠すため、外観つまり見栄えが
悪くなることはなく、商品価値が高い。
て、受け溝は、タンク外側にも立壁を有する凹溝である
ことが好ましい。この場合、熱板溶着時にタンク外側に
向かってバリが発生したとしても、タンク外側に立設す
る立壁はそのバリを覆い隠すため、外観つまり見栄えが
悪くなることはなく、商品価値が高い。
【0008】本発明の樹脂製バキュームタンクにおい
て、第1及び第2半割部材は、グラスファイバ入りの樹
脂製であることが好ましい。この場合、薄肉であっても
十分な強度を有するため、軽量化と耐真空性の両方を実
現できる。本発明の樹脂製バキュームタンクを製造する
に当たっては、以下の加熱工程と溶着工程を含んでなる
製造方法を採用することが好ましい。即ち、加熱工程で
は、第1半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条の上
面を加熱して軟化乃至溶融させると共に、第2半割部材
の開口縁に沿って設けられ、前記凸条を受ける形状であ
って少なくともタンク内側に立壁を有する受け溝の底面
を加熱して軟化乃至溶融させる。溶着工程では、加熱工
程後の前記第1半割部材と前記第2半割部材とを、前記
凸条と前記受け溝とが向かい合うように配置し、両者が
密着する方向に加圧して前記凸条の上面と前記受け溝の
底面とを溶着させる。
て、第1及び第2半割部材は、グラスファイバ入りの樹
脂製であることが好ましい。この場合、薄肉であっても
十分な強度を有するため、軽量化と耐真空性の両方を実
現できる。本発明の樹脂製バキュームタンクを製造する
に当たっては、以下の加熱工程と溶着工程を含んでなる
製造方法を採用することが好ましい。即ち、加熱工程で
は、第1半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条の上
面を加熱して軟化乃至溶融させると共に、第2半割部材
の開口縁に沿って設けられ、前記凸条を受ける形状であ
って少なくともタンク内側に立壁を有する受け溝の底面
を加熱して軟化乃至溶融させる。溶着工程では、加熱工
程後の前記第1半割部材と前記第2半割部材とを、前記
凸条と前記受け溝とが向かい合うように配置し、両者が
密着する方向に加圧して前記凸条の上面と前記受け溝の
底面とを溶着させる。
【0009】このように、軟化乃至溶融した凸条の上面
と、軟化乃至溶融した受け溝の底面とを加圧して溶着さ
せるため、振動溶着時のような粉状物が発生するおそれ
がなく、また、溶着時にタンクの内側に向かってバリが
発生したとしても、タンク内側に立設する立壁はそのバ
リがタンク内に落下するのを防止している。したがっ
て、タンク内に異物が混入するおそれもない。なお、加
熱工程においては、一つの熱板の表裏を利用して一度に
凸条の上面と受け溝の底面を加熱乃至溶融させてもよい
が、二つの熱板を利用して凸条の上面と受け溝の底面を
別々に加熱乃至溶融させてもよい。
と、軟化乃至溶融した受け溝の底面とを加圧して溶着さ
せるため、振動溶着時のような粉状物が発生するおそれ
がなく、また、溶着時にタンクの内側に向かってバリが
発生したとしても、タンク内側に立設する立壁はそのバ
リがタンク内に落下するのを防止している。したがっ
て、タンク内に異物が混入するおそれもない。なお、加
熱工程においては、一つの熱板の表裏を利用して一度に
凸条の上面と受け溝の底面を加熱乃至溶融させてもよい
が、二つの熱板を利用して凸条の上面と受け溝の底面を
別々に加熱乃至溶融させてもよい。
【0010】このような製造方法において、受け溝は、
タンク外側にも立壁を有する凹溝であることがタンク外
側に向かって発生するバリを覆い隠して外観をよくする
点でで好ましく、また、第1及び第2半割部材はグラス
ファイバ入りの樹脂製であることが軽量化と耐真空性を
良好に両立させる点で好ましい。
タンク外側にも立壁を有する凹溝であることがタンク外
側に向かって発生するバリを覆い隠して外観をよくする
点でで好ましく、また、第1及び第2半割部材はグラス
ファイバ入りの樹脂製であることが軽量化と耐真空性を
良好に両立させる点で好ましい。
【0011】ところで、加熱工程では、一方の面で凸条
の上面を加熱しつつ他方の面で受け溝の底面を加熱する
熱板を使用するのが一般的である。しかし、この場合、
受け溝は、底面のみならず立壁(特に先端側)も軟化乃
至溶融してしまうおそれがある。そこで、熱板のうち受
け溝に対向する面には、受け溝に入り込む形状の加熱用
突起を設け、その加熱用突起以外の部分を遮熱化するこ
とが好ましい。このようにすれば、受け溝の底面は加熱
用突起により確実に加熱される一方、受け溝の立壁は熱
板のうち遮熱化された部分により熱の影響が回避され
る。このため、選択的に受け溝の底面だけが軟化乃至溶
融される。
の上面を加熱しつつ他方の面で受け溝の底面を加熱する
熱板を使用するのが一般的である。しかし、この場合、
受け溝は、底面のみならず立壁(特に先端側)も軟化乃
至溶融してしまうおそれがある。そこで、熱板のうち受
け溝に対向する面には、受け溝に入り込む形状の加熱用
突起を設け、その加熱用突起以外の部分を遮熱化するこ
とが好ましい。このようにすれば、受け溝の底面は加熱
用突起により確実に加熱される一方、受け溝の立壁は熱
板のうち遮熱化された部分により熱の影響が回避され
る。このため、選択的に受け溝の底面だけが軟化乃至溶
融される。
【0012】また、溶着工程では、第2半割部材に設け
られた立壁が第1半割部材に設けられた凸条の基端周辺
に突き当たるまで加圧して溶着させることが好ましい。
この場合、予め立壁の高さを定めておけば、大量生産す
る場合に溶着し過ぎたりあるいは溶着不足になったりす
ることがなく、均一な製品を提供できるため好ましい。
られた立壁が第1半割部材に設けられた凸条の基端周辺
に突き当たるまで加圧して溶着させることが好ましい。
この場合、予め立壁の高さを定めておけば、大量生産す
る場合に溶着し過ぎたりあるいは溶着不足になったりす
ることがなく、均一な製品を提供できるため好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の樹脂製
バキュームタンクの斜視図、図2は縦断面図(円内は溶
着部の部分拡大図)である。
を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の樹脂製
バキュームタンクの斜視図、図2は縦断面図(円内は溶
着部の部分拡大図)である。
【0014】本実施形態の樹脂製バキュームタンク1
は、自動車に搭載されるものであり、倍力装置の負圧源
として吸気バルブ又は真空ポンプなどが発生する負圧を
内部空間に蓄えるものである。この樹脂製バキュームタ
ンク1は、タンクを略半分に分割した形状、ここではハ
ット型つまり山高帽型に形成された第1半割部材10
と、同じくハット型に形成された第2半割部材20と、
両半割部材10,20の接合部位にあたる溶着部30
と、第2半割部材20の頂面に形成された第1ポート2
8及び第2ポート29とを備えている。
は、自動車に搭載されるものであり、倍力装置の負圧源
として吸気バルブ又は真空ポンプなどが発生する負圧を
内部空間に蓄えるものである。この樹脂製バキュームタ
ンク1は、タンクを略半分に分割した形状、ここではハ
ット型つまり山高帽型に形成された第1半割部材10
と、同じくハット型に形成された第2半割部材20と、
両半割部材10,20の接合部位にあたる溶着部30
と、第2半割部材20の頂面に形成された第1ポート2
8及び第2ポート29とを備えている。
【0015】第1半割部材10は、グラスファイバ入り
の樹脂製(例えばグラスファイバ入りのナイロン66樹
脂製)であり、内面には縦横に補強用リブ11が設けら
れている。この第1半割部材10の略楕円形の開口縁に
はフランジ12が形成され、このフランジ12には開口
縁に沿って凸条13が形成されている。
の樹脂製(例えばグラスファイバ入りのナイロン66樹
脂製)であり、内面には縦横に補強用リブ11が設けら
れている。この第1半割部材10の略楕円形の開口縁に
はフランジ12が形成され、このフランジ12には開口
縁に沿って凸条13が形成されている。
【0016】第2半割部材20も、第1半割部材10と
同様、グラスファイバ入りの樹脂製であり、内面には縦
横に補強用リブ21が設けられている。この第2半割部
材20の略楕円形の開口縁にもフランジ22が形成さ
れ、このフランジ22には開口縁に沿って凹状の受け溝
23が形成されている。すなわち、受け溝23は、底面
23a(フランジ面)と、タンク内側に立設する内側立
壁23bと、タンク外側に立設する外側立壁23cとを
備え、底面23aと両立壁23b,23cによって囲ま
れた空間が凸条13を受け入れる受入空間を形成してい
る。
同様、グラスファイバ入りの樹脂製であり、内面には縦
横に補強用リブ21が設けられている。この第2半割部
材20の略楕円形の開口縁にもフランジ22が形成さ
れ、このフランジ22には開口縁に沿って凹状の受け溝
23が形成されている。すなわち、受け溝23は、底面
23a(フランジ面)と、タンク内側に立設する内側立
壁23bと、タンク外側に立設する外側立壁23cとを
備え、底面23aと両立壁23b,23cによって囲ま
れた空間が凸条13を受け入れる受入空間を形成してい
る。
【0017】溶着部30は、第1半割部材10の凸条1
3の上面13aと第2半割部材20の受け溝23の底面
23aとが熱板溶着により接合された箇所である。この
溶着部30には、熱板溶着によりタンク内側及びタンク
外側にそれぞれ内バリ30a及び外バリ30bが発生し
ているが、内バリ30aは受け溝23を成す内側立壁2
3bによりタンク内に落下するのを阻止され、外バリ3
0bは受け溝23を成す外側立壁23cにより外側から
は見えないように覆い隠されている。
3の上面13aと第2半割部材20の受け溝23の底面
23aとが熱板溶着により接合された箇所である。この
溶着部30には、熱板溶着によりタンク内側及びタンク
外側にそれぞれ内バリ30a及び外バリ30bが発生し
ているが、内バリ30aは受け溝23を成す内側立壁2
3bによりタンク内に落下するのを阻止され、外バリ3
0bは受け溝23を成す外側立壁23cにより外側から
は見えないように覆い隠されている。
【0018】第1ポート28は吸気バルブ又は真空ポン
プなどの負圧源に接続されるポートであり、第2ポート
29は倍力装置に負圧を供給するポートである。次に、
本実施形態の樹脂製バキュームタンク1の使用例を簡単
に説明する。第1ポート28を負圧源に接続し、第2ポ
ート29を倍力装置に接続する。すると、樹脂製バキュ
ームタンク1の内部空間には負圧が蓄積されるため、例
えば運転者のブレーキ操作に応じて第2ポート29と倍
力装置との接続・切断を制御することにより、ブレーキ
力を制御する。なお、樹脂製バキュームタンク1の溶着
部30は熱板溶着されているため漏れの心配はなく、ま
た、グラスファイバ製であるうえ補強用リブ11,21
が形成されているため、薄肉であっても強度的に問題は
ない。
プなどの負圧源に接続されるポートであり、第2ポート
29は倍力装置に負圧を供給するポートである。次に、
本実施形態の樹脂製バキュームタンク1の使用例を簡単
に説明する。第1ポート28を負圧源に接続し、第2ポ
ート29を倍力装置に接続する。すると、樹脂製バキュ
ームタンク1の内部空間には負圧が蓄積されるため、例
えば運転者のブレーキ操作に応じて第2ポート29と倍
力装置との接続・切断を制御することにより、ブレーキ
力を制御する。なお、樹脂製バキュームタンク1の溶着
部30は熱板溶着されているため漏れの心配はなく、ま
た、グラスファイバ製であるうえ補強用リブ11,21
が形成されているため、薄肉であっても強度的に問題は
ない。
【0019】次に、本実施形態の樹脂製バキュームタン
ク1の製造例を説明する。まず、加熱工程で使用する熱
板について説明する。この熱板40は、図3に示すよう
に、ヒータを内蔵する金属製円盤(ヒータ内蔵)であっ
て、表面40aには環状の加熱用突起41が設けられて
いるが、裏面40bはフラットなままである。この加熱
用突起41は、第2半割部材20の受け溝23に入り込
むことができるような形状に設計されている。また、熱
板40の表面40aのうち加熱用突起41以外の部分
は、断熱性に優れた材質のカバー42によって遮熱化さ
れている。したがって、熱板40の表面40aのうち、
加熱用突起41の周辺は高熱に曝されるが、カバー42
によって遮熱化された部分の周辺は高熱に曝されること
はない。
ク1の製造例を説明する。まず、加熱工程で使用する熱
板について説明する。この熱板40は、図3に示すよう
に、ヒータを内蔵する金属製円盤(ヒータ内蔵)であっ
て、表面40aには環状の加熱用突起41が設けられて
いるが、裏面40bはフラットなままである。この加熱
用突起41は、第2半割部材20の受け溝23に入り込
むことができるような形状に設計されている。また、熱
板40の表面40aのうち加熱用突起41以外の部分
は、断熱性に優れた材質のカバー42によって遮熱化さ
れている。したがって、熱板40の表面40aのうち、
加熱用突起41の周辺は高熱に曝されるが、カバー42
によって遮熱化された部分の周辺は高熱に曝されること
はない。
【0020】さて、図4は製造手順を表す説明図であ
る。樹脂製バキュームタンク1を製造するに当たり、ま
ず、熱板40に内蔵されたヒータに通電することにより
熱板40を加熱する。このときの熱板40の温度は、両
半割部材10,20に使用している樹脂が軟化乃至溶融
する温度、例えば500〜600℃である。
る。樹脂製バキュームタンク1を製造するに当たり、ま
ず、熱板40に内蔵されたヒータに通電することにより
熱板40を加熱する。このときの熱板40の温度は、両
半割部材10,20に使用している樹脂が軟化乃至溶融
する温度、例えば500〜600℃である。
【0021】次いで、図4(a)に示すように、この熱
板40の表面40aに設けた加熱用突起41を第2半割
部材20の受け溝23に入れ込み、加熱用突起41の先
端と受け溝23の底面23aとがほぼ接触する状態に保
つが、場合によっては接触させても構わない。本実施形
態では接触させる。これにより、受け溝23の底面23
aは加熱用突起41によって加熱されるため軟化乃至溶
融し始めるが、受け溝23の内側立壁23b及び外側立
壁23cはカバー42によって遮熱化されているため、
高熱の影響をほとんど受けない。
板40の表面40aに設けた加熱用突起41を第2半割
部材20の受け溝23に入れ込み、加熱用突起41の先
端と受け溝23の底面23aとがほぼ接触する状態に保
つが、場合によっては接触させても構わない。本実施形
態では接触させる。これにより、受け溝23の底面23
aは加熱用突起41によって加熱されるため軟化乃至溶
融し始めるが、受け溝23の内側立壁23b及び外側立
壁23cはカバー42によって遮熱化されているため、
高熱の影響をほとんど受けない。
【0022】そして、所定時間t1(例えば10〜20
秒)が経過した後、図4(b)に示すように、加熱用突
起41を受け溝23に入れ込んだまま、更に熱板40の
裏面40bと第1半割部材10の凸条13の上面13a
とをほぼ接触させるが、場合によっては接触させても構
わない。本実施形態では数mm離間した状態を保つ。こ
れにより、凸条13の上面13aは軟化乃至溶融し始め
る。
秒)が経過した後、図4(b)に示すように、加熱用突
起41を受け溝23に入れ込んだまま、更に熱板40の
裏面40bと第1半割部材10の凸条13の上面13a
とをほぼ接触させるが、場合によっては接触させても構
わない。本実施形態では数mm離間した状態を保つ。こ
れにより、凸条13の上面13aは軟化乃至溶融し始め
る。
【0023】そして、所定時間t2(例えば35〜45
秒)が経過した後、図4(c)に示すように、第1半割
部材10と第2半割部材20とを離間し、熱板40を両
半割部材10,20の間から抜き去る。この結果、受け
溝23の底面23aはt1+t2だけ加熱されて軟化乃
至溶融され、凸条13の上面13aはt2だけ加熱され
て軟化乃至溶融されたことになる。このように受け溝2
3の底面23aを凸条13の上面13aよりも長く加熱
したのは、加熱用突起41の先端の温度が裏面40bの
温度よりも上がりにくいので、その分加熱時間を長くし
て温度差を補ったためである。
秒)が経過した後、図4(c)に示すように、第1半割
部材10と第2半割部材20とを離間し、熱板40を両
半割部材10,20の間から抜き去る。この結果、受け
溝23の底面23aはt1+t2だけ加熱されて軟化乃
至溶融され、凸条13の上面13aはt2だけ加熱され
て軟化乃至溶融されたことになる。このように受け溝2
3の底面23aを凸条13の上面13aよりも長く加熱
したのは、加熱用突起41の先端の温度が裏面40bの
温度よりも上がりにくいので、その分加熱時間を長くし
て温度差を補ったためである。
【0024】その後、図4(d)に示すように、所定の
加圧力(例えば1〜1.3kN)により第1半割部材1
0と第2半割部材20とを密着させる。このとき、凸条
13が受け溝23に入り込み、更に凸条13の上面13
aが受け溝23の底面23aに押し当てられるが、上面
13a及び底面23aは軟化乃至溶融しているため、両
者は溶着される。
加圧力(例えば1〜1.3kN)により第1半割部材1
0と第2半割部材20とを密着させる。このとき、凸条
13が受け溝23に入り込み、更に凸条13の上面13
aが受け溝23の底面23aに押し当てられるが、上面
13a及び底面23aは軟化乃至溶融しているため、両
者は溶着される。
【0025】加圧していくと、図4(e)に示すよう
に、ついには受け溝23の両立壁23b,23cが凸条
13の基端周辺つまりフランジ12の上面に達するた
め、両立壁23b,23cがストッパとなって、これ以
上第1半割部材10と第2半割部材20が接近すること
はない。この溶着時には、内バリ30a及び外バリ30
bが発生するが、内バリ30aは受け溝23の内側立壁
23bによりタンク内に入り込むのを阻止され、外バリ
30bは受け溝23の外側立壁23cにより外面に表れ
るのを阻止される。
に、ついには受け溝23の両立壁23b,23cが凸条
13の基端周辺つまりフランジ12の上面に達するた
め、両立壁23b,23cがストッパとなって、これ以
上第1半割部材10と第2半割部材20が接近すること
はない。この溶着時には、内バリ30a及び外バリ30
bが発生するが、内バリ30aは受け溝23の内側立壁
23bによりタンク内に入り込むのを阻止され、外バリ
30bは受け溝23の外側立壁23cにより外面に表れ
るのを阻止される。
【0026】以上詳述したように、本実施形態の樹脂製
バキュームタンク1及びその製造方法によれば以下の効
果が得られる。 樹脂製であるため、従来の鉄製バキュームタンクに比
べて軽量である。 凸条13の上面13aと受け溝23の底面23aとが
熱板溶着により一体化されているため、振動溶着時のよ
うな粉状物が発生するおそれがなく、また、熱板溶着時
にタンク内側に向かって発生する内バリ30aは、受け
溝23の内側立壁23bによりタンク内に落下するのを
阻止されるため、タンク内に異物が混入するおそれがな
い。
バキュームタンク1及びその製造方法によれば以下の効
果が得られる。 樹脂製であるため、従来の鉄製バキュームタンクに比
べて軽量である。 凸条13の上面13aと受け溝23の底面23aとが
熱板溶着により一体化されているため、振動溶着時のよ
うな粉状物が発生するおそれがなく、また、熱板溶着時
にタンク内側に向かって発生する内バリ30aは、受け
溝23の内側立壁23bによりタンク内に落下するのを
阻止されるため、タンク内に異物が混入するおそれがな
い。
【0027】熱板溶着時にタンク外側に向かって発生
する外バリ30bは受け溝23の外側立壁23cにより
覆い隠されるため、外観つまり見栄えが悪くなることは
なく、商品価値が高い。 第1及び第2半割部材10,20は、グラスファイバ
入りの樹脂製であるため、薄肉であっても十分な強度を
有し、軽量化と耐真空性の両方を実現できる。
する外バリ30bは受け溝23の外側立壁23cにより
覆い隠されるため、外観つまり見栄えが悪くなることは
なく、商品価値が高い。 第1及び第2半割部材10,20は、グラスファイバ
入りの樹脂製であるため、薄肉であっても十分な強度を
有し、軽量化と耐真空性の両方を実現できる。
【0028】加熱工程では、熱板40の表面40aに
は加熱用突起41を設け、その加熱用突起41以外の部
分をカバー42により遮熱化したため、受け溝23の底
面23aは加熱用突起41により確実に加熱される一
方、受け溝23の両立壁23b,23cは遮熱化された
部分により熱の影響が回避される。このため、選択的に
受け溝23の底面23aだけが軟化乃至溶融される。
は加熱用突起41を設け、その加熱用突起41以外の部
分をカバー42により遮熱化したため、受け溝23の底
面23aは加熱用突起41により確実に加熱される一
方、受け溝23の両立壁23b,23cは遮熱化された
部分により熱の影響が回避される。このため、選択的に
受け溝23の底面23aだけが軟化乃至溶融される。
【0029】溶着工程では、第2半割部材20に設け
られた受け溝23の両立壁23b,23cが第1半割部
材10に設けられた凸条13の基端周辺に突き当たるま
で加圧して溶着させるため、予め両立壁23b,23c
の高さを定めておけば、大量生産する場合に溶着し過ぎ
たりあるいは溶着不足になったりすることがなく、均一
な製品を提供できる。
られた受け溝23の両立壁23b,23cが第1半割部
材10に設けられた凸条13の基端周辺に突き当たるま
で加圧して溶着させるため、予め両立壁23b,23c
の高さを定めておけば、大量生産する場合に溶着し過ぎ
たりあるいは溶着不足になったりすることがなく、均一
な製品を提供できる。
【0030】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、樹脂製バキュームタン
ク1を倍力装置の負圧源として利用した例を紹介した
が、その他に2輪駆動と4輪駆動の切替を行うアクチュ
エータの駆動源として利用してもよいし、あるいは、サ
ージタンクとして利用してもよい。更には、自動車搭載
用に限らず、負圧を蓄える空間として使用するのであれ
ばどのような用途に使用してもよい。
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、樹脂製バキュームタン
ク1を倍力装置の負圧源として利用した例を紹介した
が、その他に2輪駆動と4輪駆動の切替を行うアクチュ
エータの駆動源として利用してもよいし、あるいは、サ
ージタンクとして利用してもよい。更には、自動車搭載
用に限らず、負圧を蓄える空間として使用するのであれ
ばどのような用途に使用してもよい。
【0031】また、受け溝23は外側立壁23cを省略
してもよい。この場合、外バリ30bが外観に表れるた
め見栄えがよくないが、内バリ30aは内側立壁23b
によりタンク内に落下するのを阻止されているため、バ
キュームタンクとしての性能上問題はない。
してもよい。この場合、外バリ30bが外観に表れるた
め見栄えがよくないが、内バリ30aは内側立壁23b
によりタンク内に落下するのを阻止されているため、バ
キュームタンクとしての性能上問題はない。
【0032】更に、熱板40の表面40aは加熱用突起
41以外の部分をカバー42で覆うことにより遮熱化し
たが、更に、加熱用突起41の先端以外の部分をカバー
で覆うことにより遮熱化してもよい。受け溝23の底面
23aを加熱するには、加熱用突起41の先端のみ高熱
になれば十分だからである。なお、この場合であって
も、加熱用突起41は受け溝23に入り込むように設計
される。
41以外の部分をカバー42で覆うことにより遮熱化し
たが、更に、加熱用突起41の先端以外の部分をカバー
で覆うことにより遮熱化してもよい。受け溝23の底面
23aを加熱するには、加熱用突起41の先端のみ高熱
になれば十分だからである。なお、この場合であって
も、加熱用突起41は受け溝23に入り込むように設計
される。
【図1】 本実施形態の樹脂製バキュームタンクの斜視
図である。
図である。
【図2】 本実施形態の樹脂製バキュームタンクの縦断
面図である。
面図である。
【図3】 本実施形態の樹脂製バキュームタンクを製造
する際に使用する熱板の斜視図である。
する際に使用する熱板の斜視図である。
【図4】 本実施形態の樹脂製バキュームタンクの製造
手順を表す説明図である。
手順を表す説明図である。
1・・・樹脂製バキュームタンク、10・・・第1半割
部材、11・・・補強用リブ、12・・・フランジ、1
3・・・凸条、13a・・・上面、20・・・第2半割
部材、21・・・補強用リブ、22・・・フランジ、2
3・・・受け溝、23a・・・底面、23b・・・内側
立壁、23c・・・外側立壁、28・・・第1ポート、
29・・・第2ポート、30・・・溶着部、30a・・
・内バリ、30b・・・外バリ、40・・・熱板、40
a・・・表面、40b・・・裏面、41・・・加熱用突
起、42・・・カバー。
部材、11・・・補強用リブ、12・・・フランジ、1
3・・・凸条、13a・・・上面、20・・・第2半割
部材、21・・・補強用リブ、22・・・フランジ、2
3・・・受け溝、23a・・・底面、23b・・・内側
立壁、23c・・・外側立壁、28・・・第1ポート、
29・・・第2ポート、30・・・溶着部、30a・・
・内バリ、30b・・・外バリ、40・・・熱板、40
a・・・表面、40b・・・裏面、41・・・加熱用突
起、42・・・カバー。
Claims (8)
- 【請求項1】 タンクを略半分に割った形状の樹脂製の
第1及び第2半割部材を溶着することにより形成した樹
脂製バキュームタンクであって、 前記第1半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条と、 前記第2半割部材の開口縁に沿って設けられ、前記凸条
を受ける形状であって少なくともタンク内側に立壁を有
する受け溝と、 前記凸条の上面と前記受け溝の底面とが熱板溶着されて
形成された溶着部とを備えたことを特徴とする樹脂製バ
キュームタンク。 - 【請求項2】 前記受け溝は、タンク外側にも立壁を有
する凹溝である請求項1記載の樹脂製バキュームタン
ク。 - 【請求項3】 前記第1及び第2半割部材は、グラスフ
ァイバ入りの樹脂製である請求項1又は2記載の樹脂製
バキュームタンク。 - 【請求項4】 タンクを略半分に割った形状の樹脂製の
第1及び第2半割部材を溶着することにより樹脂製バキ
ュームタンクを製造する方法であって、 前記第1半割部材の開口縁に沿って設けられた凸条の上
面を加熱して軟化乃至溶融させると共に、前記第2半割
部材の開口縁に沿って設けられ、前記凸条を受ける形状
であって少なくともタンク内側に立壁を有する受け溝の
底面を加熱して軟化乃至溶融させる加熱工程と、 前記加熱工程後の前記第1半割部材と前記第2半割部材
とを、前記凸条と前記受け溝とが向かい合うように配置
し、両者が密着する方向に加圧して前記凸条の上面と前
記受け溝の底面とを溶着させる溶着工程とを含んでなる
ことを特徴とする樹脂製バキュームタンクの製造方法。 - 【請求項5】 前記受け溝は、タンク外側にも立壁を有
する凹溝である請求項4記載の樹脂製バキュームタンク
の製造方法。 - 【請求項6】 前記第1及び第2半割部材はグラスファ
イバ入りの樹脂製である請求項4又は5記載の樹脂製バ
キュームタンクの製造方法。 - 【請求項7】 前記加熱工程では、一方の面で前記凸条
の上面を加熱しつつ他方の面で前記受け溝の底面を加熱
する熱板を使用し、該熱板のうち前記他方の面には前記
受け溝に入り込む形状の加熱用突起が設けられ、該他方
の面のうち前記加熱用突起以外の部分は遮熱化されてい
る請求項4〜6のいずれかに記載の樹脂製バキュームタ
ンクの製造方法。 - 【請求項8】 前記溶着工程では、前記第2半割部材に
設けられた前記立壁が前記第1樹脂製半割部材に設けら
れた前記凸条の基端周辺に突き当たるまで加圧して溶着
させる請求項4〜7のいずれかに記載の樹脂製バキュー
ムタンクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278225A JP2002086568A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 樹脂製バキュームタンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000278225A JP2002086568A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 樹脂製バキュームタンク及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002086568A true JP2002086568A (ja) | 2002-03-26 |
Family
ID=18763421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000278225A Pending JP2002086568A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | 樹脂製バキュームタンク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002086568A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005254559A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Toyota Motor Corp | 樹脂タンクと樹脂部品との熱板溶接構造 |
CN102700132A (zh) * | 2012-05-15 | 2012-10-03 | 苏州凯尔博精密机械有限公司 | 一种液压托盘焊接机用加热装置 |
CN103786950A (zh) * | 2012-10-26 | 2014-05-14 | 厦门信源环保科技有限公司 | 接合容器及制作具有接合容器的容器罐的方法 |
JP2016217361A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | トヨタ自動車株式会社 | 圧力容器のライナーの製造方法 |
JP2020200927A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 本田技研工業株式会社 | ライナ構成部材、該ライナ構成部材からなる樹脂ライナ及び該樹脂ライナの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6390063U (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-11 |
-
2000
- 2000-09-13 JP JP2000278225A patent/JP2002086568A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6390063U (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-11 |
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JP2016217361A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | トヨタ自動車株式会社 | 圧力容器のライナーの製造方法 |
JP2020200927A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 本田技研工業株式会社 | ライナ構成部材、該ライナ構成部材からなる樹脂ライナ及び該樹脂ライナの製造方法 |
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