JP2002086024A - 粉体離型剤塗布システム - Google Patents

粉体離型剤塗布システム

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JP2002086024A JP2000280258A JP2000280258A JP2002086024A JP 2002086024 A JP2002086024 A JP 2002086024A JP 2000280258 A JP2000280258 A JP 2000280258A JP 2000280258 A JP2000280258 A JP 2000280258A JP 2002086024 A JP2002086024 A JP 2002086024A
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直樹 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作業によらず、衛生的にかつ迅速に余剰の
離型剤を除去することを課題とする。 【解決手段】 本発明の粉体離型剤塗布システムは、搬
送気体を圧搾する搬送気体圧搾手段10と、搬送気体圧
搾手段10とキャビティ内とを連結する供給通路11
と、供給通路11に配設され離型剤を供給通路に投入す
る離型剤投入手段12および13とを備えてなる離型剤
供給部1と、キャビティ内を減圧するための減圧手段2
0および21と、減圧手段20および21とキャビティ
内とを連結する吸引通路22と、吸引通路22に配設さ
れ過剰の離型剤を濾過し貯留するための濾過貯留手段2
3とを備えてなる離型剤吸引部2と、貯留した離型剤を
除去用気体とともに離型剤吸引部2から除去する離型剤
除去部3と、を含んで構成されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体離型剤塗布シス
テム、より詳しくは迅速、衛生的に過剰の粉体離型剤を
除去可能な離型剤除去機構を有する粉体離型剤塗布シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】金属製品を金型鋳造により得る場合、成
形後に金型と成形品とが離れ易いように、予め金型のキ
ャビティ内に粉末状の離型剤を塗布してから溶融金属を
金型に入れ成形を行う場合が多い。離型剤としては水溶
性離型剤や粉体離型剤等が使用されているが、水溶性離
型剤はまず水に溶解させ水溶液にしてからキャビティ内
に吹き付けられるため、金型が急冷されるおそれがあ
る。離型剤吹き付け時の金型の急冷等を防止するにはワ
ックス、カーボン、タルク等から構成される粉体離型剤
が優れている。粉体離型剤を金型のキャビティ内に塗布
するには、原料金属である溶融金属を金型に流し込む前
に空気等の気体流とともに離型剤をキャビティ内まで輸
送しキャビティ内に付着させ、塗布する方法が用いられ
る場合が多い。
【0003】従来用いられていた粉体離型剤塗布システ
ムの概要図を図1に示す。図1に示すように従来の粉体
離型剤塗布システムは、離型剤供給部1と離型剤吸引部
2とからなる。
【0004】離型剤供給部1は、搬送気体圧搾手段とし
ての圧縮機10と、圧縮機10と金型5のキャビティ内
とを連結し搬送気体とともに離型剤をキャビティ内に供
給するための供給通路11と、供給通路11に配設され
た離型剤投入手段としての離型剤拡散タンク13および
離型剤拡散タンク13の離型剤投入口に離型剤を投入す
る離型剤投入ホッパ12とを備えてなる。
【0005】なお、供給通路11の圧縮機10と離型剤
拡散タンク13との間には供給バルブ11aが配設され
ている。また、離型剤拡散タンク13の離型剤投入口下
には投入バルブ13aが配設されている。
【0006】離型剤吸引部2は、金型5のキャビティ内
を減圧するための減圧手段としての減圧ポンプ20およ
び減圧ポンプ20に連結された減圧タンク21と、減圧
タンク21と金型5のキャビティ内とを連結し付着量を
超え供給された過剰の離型剤を搬送気体とともに吸引す
るための吸引通路22と、吸引通路22に配設され過剰
の離型剤を濾過し貯留するための濾過貯留手段としての
貯留フィルタ23とを備えてなる。
【0007】なお、吸引通路22の貯留フィルタ23と
減圧タンク21との間には減圧バルブ22bが配設され
ている。
【0008】金型鋳造法の1サイクルとは、連続的に繰
り返して行われる金型鋳造法の処理単位であり、離型剤
を金型のキャビティ内に塗布する離型剤塗布工程と、離
型剤が塗布されたキャビティ内に原料金属を入れ成形を
行う成形工程とからなる。両工程が交互に行われること
により、連続的に金属製品の成形が行われる。上記粉体
離型剤塗布システムは、サイクル中の離型剤塗布工程に
おいて用いられるものである。
【0009】離型剤塗布工程における粉体離型剤塗布シ
ステムの動作を説明する。まず、圧縮機10および減圧
ポンプ20を作動させ、供給バルブ11aと減圧バルブ
22bとを開ける。圧縮機10により圧搾された搬送空
気は供給通路11を通り離型剤拡散タンク13に到達
し、予め、離型剤拡散タンク13の離型剤投入口下の投
入バルブ13aを開け、離型剤投入ホッパ12からスク
リューフィーダを介して離型剤拡散タンク13に投入さ
れた離型剤を、搬送空気中に拡散させる。離型剤が拡散
混合された搬送空気は供給通路11を通り金型5のキャ
ビティ内に供給される。金型5のキャビティ内に離型剤
は付着し、塗布されるが、キャビティ内は減圧ポンプ2
0により減圧されているため、付着量を超え供給された
過剰の離型剤は搬送気体とともに吸引通路22に吸い込
まれる。ここで離型剤が減圧ポンプ20に吸引されると
減圧ポンプ20が故障するおそれがある。このため金型
5のキャビティと減圧タンク21との間に貯留フィルタ
23を介在させている。貯留フィルタ23においては搬
送気体に拡散混合した過剰の離型剤のみが濾し取られ貯
留され、搬送気体のみが減圧ポンプ20に吸引され排気
される。金型5のキャビティ内に充分量離型剤が塗布さ
れると、供給バルブ11a、減圧バルブ22bを閉め、
離型剤塗布工程を終了する。なお、離型剤塗布工程を終
了した後、成形工程を行う。
【0010】このように従来は、金型5のキャビティと
減圧タンク21との間に貯留フィルタ23を介在させ、
この貯留フィルタ23により搬送気体中の過剰の離型剤
を濾過貯留し、この貯留フィルタ23にある程度離型剤
が貯留したら、その都度、貯留フィルタ23を洗浄し、
貯留した離型剤を除去する作業が行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記作業には
以下の問題点がある。すなわち、上記貯留フィルタから
離型剤を除去する作業は人間の手作業であるが、作業者
が呼吸により離型剤を吸引すると衛生上好ましくない。
また、これを回避するためにはマスク、眼鏡等の防護具
を装着してから作業する必要があり作業が煩雑になる。
さらに、成形工程中は貯留フィルタを使用しないため離
型剤の除去は通常成形工程中に行われるが、手作業によ
り離型剤除去を行うと時間がかかるため成形工程中に終
わらない場合がありダウンタイムが発生するおそれがあ
る。
【0012】上記問題点に鑑み本発明者は鋭意研究を重
ね、手作業によらず、衛生的にかつ迅速に余剰離型剤を
離型剤吸引部から除去することができるとの知見を得
た。本発明の粉体離型剤塗布システムは上記知見により
完成されたものであり、手作業によらず、衛生的にかつ
迅速に余剰離型剤を離型剤吸引部から除去することを課
題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
るため、本発明の粉体離型剤塗布システムは、鋳造金型
のキャビティ内に粉体状の離型剤を付着させて塗布する
粉体離型剤塗布システムであって、搬送気体を圧搾する
搬送気体圧搾手段と、搬送気体圧搾手段と前記キャビテ
ィ内とを連結し搬送気体とともに離型剤をキャビティ内
に供給するための供給通路と、供給通路に配設され離型
剤を供給通路に投入する離型剤投入手段とを備えてなる
離型剤供給部と、キャビティ内を減圧するための減圧手
段と、減圧手段とキャビティ内とを連結し付着量を超え
供給された過剰の離型剤を搬送気体とともに吸引するた
めの吸引通路と、吸引通路に配設され過剰の離型剤を濾
過し貯留するための濾過貯留手段とを備えてなる離型剤
吸引部と、貯留した離型剤を圧搾した除去用気体ととも
に離型剤吸引部から除去する離型剤除去部と、を含んで
構成されることを特徴とする(請求項1に対応)。
【0014】つまり、本発明の粉体離型剤塗布システム
は、従来の粉体離型剤塗布システムに別途、離型剤除去
部を設け、この離型剤除去部により圧搾した除去用気体
とともに濾過貯留手段に貯留した離型剤を吹き飛ばし離
型剤吸引部から系外へ除去するものである。
【0015】ここで、搬送気体としては、従来から離型
剤の搬送に用いられている種々の気体を用いることがで
き、一般的には空気を用いる。また不活性ガス等を用い
ることもできる。また、搬送気体圧搾手段としては、従
来から気体の圧搾に用いられているねじ式、二葉式、ベ
ーン式等の回転圧縮機、ピストン式、ダイアフラム式等
の往復圧縮機等の圧縮機や、ファン、ブロワ等の送風機
等を用いることができる。また、離型剤投入手段は、供
給通路に離型剤を供給できるものであれば特に限定する
ものではなく、例えば下部に離型剤を搬送するスクリュ
ーフィーダを備える離型剤投入ホッパと、このホッパか
ら離型剤が投入される投入口を上部に有し、搬送気体と
離型剤とを拡散混合させる離型剤拡散タンクとからなる
ものでもよい。また、減圧手段としては往復式、回転式
等のポンプや、ポンプにさらに減圧タンク等を付設した
ものを用いることができる。また、濾過貯留手段として
は、搬送気体と離型剤とを分離できるものであれば特に
限定されず、例えば搬送気体と離型剤ととの質量差を利
用する遠心分離式のフィルタや、搬送気体の分子と離型
剤粒子の粒径差を利用する粒度式のフィルタ等を用いる
ことができる。なかでも粒度式のフィルタを用いると、
搬送気体の流れる方向を上流側から下流側とする場合、
離型剤塗布工程において濾過要素の上流側に濾し取られ
た離型剤が貯留されるため、離型剤除去時にフィルタの
下流側から除去用気体を流入させ上流側から流出させる
ことによって容易に離型剤を除去することができる。な
お、除去用気体としては、上記搬送気体と同様に、空
気、不活性ガス等を用いることができる。
【0016】離型剤の除去は、濾過貯留手段に離型剤が
流入しない工程間に行うことが好ましい。従って離型剤
塗布工程中に行うことは困難であり、濾過貯留手段に離
型剤が流入しない成形工程中に行うのが好ましい。ま
た、離型剤除去の頻度は、離型剤塗布工程における濾過
貯留手段での離型剤の溜まり具合を供給通路、吸引通
路、減圧手段等の圧力等から検知して、適切な頻度で行
えばよい。
【0017】前述したように、従来は、この貯留した離
型剤を人間の手作業により除去していたが、本発明の粉
体離型剤塗布システムは圧搾した除去用気体を用い離型
剤を自動的に除去するものである。したがって、本発明
の粉体離型剤塗布システムを用いることにより、手作業
によらず、衛生的にかつ迅速に離型剤を除去することが
可能になり、ダウンタイムの削減が可能となる。
【0018】(2)また、本発明の粉体離型剤塗布シス
テムは、前記離型剤除去部が、前記濾過貯留手段と、該
濾過貯留手段に圧搾した除去用気体を送風するための送
風通路と、該濾過貯留手段から前記貯留した離型剤を前
記送風した除去用気体とともに除去する除去通路とを備
えてなる態様とすることができる(請求項2に対応)。
【0019】本態様においては、濾過貯留手段は、離型
剤吸引部の構成要素と離型剤除去部の構成要素とを兼ね
ている。本態様は、濾過貯留手段に、除去用気体を送風
する送風通路と、送風された除去用気体とともに濾過貯
留手段に貯留した離型剤を除去する除去通路とを接続し
て設ける態様である。送風通路および除去通路を設ける
ことにより、成形工場の設備配置上、除去用気体を圧搾
する手段や離型剤を廃棄する場所が本発明の粉体離型剤
塗布システムから離れている場合であっても、効率的に
除去用気体を供給することができ、また効率的に離型剤
を除去することができる。
【0020】(3)また、本発明の粉体離型剤塗布シス
テムは、さらに一端が前記除去通路に接続され他端が前
記離型剤供給部に接続され、前記貯留した離型剤を前記
除去用気体とともに前記離型剤供給部に回収するための
回収通路を有する離型剤回収部を含んで構成される態様
とすることができる(請求項3に対応)。
【0021】つまり、濾過貯留手段に貯留した離型剤を
除去用気体とともに除去用通路に接続された回収通路に
流し、回収通路を介して離型剤供給部に戻し回収する態
様である。離型剤回収部を設け離型剤を回収することに
より金型のキャビティ内に付着しなかった離型剤を次サ
イクルの離型剤塗布工程において再利用することができ
るため、次サイクルでの離型剤投入手段からの離型剤投
入量をその分少なくすることができる。このため離型剤
使用量を減少させることができる。
【0022】(4)離型剤を離型剤供給部に回収する場
合、供給部内における回収位置、すなわち回収通路の接
続位置は特に限定するものではなく、例えば離型剤投入
手段や供給通路に接続すればよい。なかでも、回収通路
を供給通路の搬送気体圧搾手段と離型剤投入手段との間
に接続し、さらに搬送気体圧搾手段と回収通路接続位置
との間に別途、離型剤のみ濾過貯留し除去用気体を透し
系外に排気する濾過回収手段を設ける態様とするのが好
ましい。濾過回収手段としては、上記濾過貯留手段の場
合と同様に、除去用気体と離型剤とを分離できるもので
あれば特に限定されず、遠心分離式のフィルタや粒度式
のフィルタ等を用いることができる。なかでも粒度式フ
ィルタを用いると、搬送気体の流れる方向を上流側から
下流側とする場合、離型剤回収時においては除去用気体
とともに離型剤が下流側から上流側に流れるため、フィ
ルタの濾過要素の下流側に濾し取られた離型剤を回収す
ることができる。したがって、このまま次サイクルの離
型剤塗布工程を行えば、搬送気体は粒度式フィルタ内を
上流側から下流側に流れるため、下流側に回収された離
型剤を搬送気体に拡散混合することができる。この態様
によると離型剤が混合拡散した除去用気体から離型剤の
みを選択的に分離回収することができ、また回収された
離型剤を特別な作業を行うことなくそのまま次サイクル
の離型剤塗布工程において使用することができるため、
より効率的に離型剤の回収および塗布を行うことができ
る。
【0023】(5)また、本発明の粉体離型剤塗布シス
テムは、除去用気体を前記搬送気体圧搾手段により圧搾
する態様とすることができる(請求項4に対応)。上述
したように、離型剤除去時においては離型剤塗布工程は
行われないため、搬送気体圧搾手段は使われていない。
本態様は離型剤除去時に搬送気体圧搾手段を使って除去
用気体を圧搾する態様である。本態様によると除去用気
体を圧搾する手段を別途設ける必要がないため離型剤除
去コストの削減を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の粉体離型剤
塗布システムの代表的な実施の形態について図示しなが
ら説明する。図2に本発明の粉体離型剤塗布システムの
代表的実施の形態を示す。図2に示すように本発明の粉
体離型剤塗布システムは、離型剤供給部1と離型剤吸引
部2と離型剤除去部3と離型剤回収部4とからなる。
【0025】離型剤供給部1は、搬送気体圧搾手段とし
ての圧縮機10と、圧縮機10と金型5のキャビティ内
とを連結し搬送気体とともに離型剤をキャビティ内に供
給するための供給通路11と、供給通路11に配設され
た離型剤投入手段としての離型剤拡散タンク13および
離型剤拡散タンク13の離型剤投入口に離型剤を投入す
る離型剤投入ホッパ12とを備えてなる。
【0026】なお、供給通路11の圧縮機10と離型剤
拡散タンク13との間には、圧縮機10に近い方から供
給バルブ11a、排気用三方弁11b、粒度フィルタで
ある回収フィルタ41、回収用三方弁11cが、それぞ
れ配設されている。また、離型剤拡散タンク13の離型
剤投入口下には投入バルブ13aが配設されている。
【0027】離型剤吸引部2は、金型5のキャビティ内
を減圧するための減圧手段としての減圧ポンプ20およ
び減圧ポンプ20に連結された減圧タンク21と、減圧
タンク21と金型5のキャビティ内とを連結し付着量を
超え供給された過剰の離型剤を搬送気体とともに吸引す
るための吸引通路22と、吸引通路22に配設され過剰
の離型剤を濾過し貯留するための濾過貯留手段としての
貯留フィルタ23とを備えてなる。
【0028】なお、吸引通路22の金型5のキャビティ
と貯留フィルタ23との間には除去用三方弁22aが、
貯留フィルタ23と減圧タンク21との間には減圧バル
ブ22bが、それぞれ配設されている。
【0029】離型剤除去部3は、貯留フィルタ23と、
一端が供給通路11の圧縮機10と供給バルブ11aと
の間に接続され他端が貯留フィルタ23内の下流側部分
に接続された送風通路31と、一端が除去用三方弁22
aに接続され貯留した離型剤を除去用気体とともに貯留
フィルタ23から除去する除去通路32とを備えてな
る。
【0030】なお、送風通路31の前記一端に隣接した
部分には除去用気体バルブ31aが、前記他端に隣接し
た部分には送風バルブ31bが、それぞれ配設されてい
る。
【0031】離型剤回収部4は、一端が除去通路32に
接続され他端が回収用三方弁11cに接続された回収通
路40を備えてなる。
【0032】なお、離型剤回収後の除去用気体を系外に
排出するための排気通路42の一端は排気用三方弁11
bに接続され、他端は系外に開放されている。
【0033】(2)離型剤塗布工程においては、以下の
ようにして離型剤が金型5のキャビティ内に付着し、塗
布され、また付着しなかった離型剤が貯留フィルタ23
に貯留する。まず、投入バルブ13aを開け離型剤を離
型剤拡散タンク13に投入し、投入後投入バルブ13a
を閉める。次に、供給バルブ11aと減圧バルブ22b
とを開け、除去用気体バルブ31aと送風バルブ31b
とを閉める。また、排気用三方弁11bは供給通路11
の一部同士が通じ排気通路42が遮断される方向に、回
収用三方弁11cは供給通路11の一部同士が通じ回収
通路40が遮断される方向に、除去用三方弁22aは吸
引通路22の一部同士が通じ除去通路32が遮断される
方向に、それぞれ切り替える。圧縮機10により圧搾さ
れた搬送空気は供給バルブ11a、排気用三方弁11
b、回収フィルタ41、回収用三方弁11cを介しなが
ら供給通路11を通り離型剤拡散タンク13に到達す
る。離型剤拡散タンク13においては予め離型剤投入ホ
ッパ12から投入されていた離型剤が搬送空気中に拡散
される。離型剤が拡散混合された搬送空気は供給通路1
1を通り金型5のキャビティ内に供給され、キャビティ
内に離型剤は付着し、塗布される。キャビティ内は減圧
ポンプ20により減圧されており付着量を超え供給され
た過剰の離型剤は搬送気体とともに吸引通路22に流入
し、除去用三方弁22aを介して貯留フィルタ23に到
達する。貯留フィルタ23は粒度フィルタであるため搬
送気体に拡散混合した離型剤のみが濾過要素の上流側に
濾し取られ貯留される。貯留フィルタ23を通過した搬
送気体は吸引通路22および減圧バルブ22bを介して
減圧タンク21に流入し、減圧ポンプ20により排気さ
れる。
【0034】(3)一方、離型剤除去時においては、以
下のようにして貯留フィルタ23に付着した離型剤が除
去される。既に閉められている投入バルブ13aに加
え、供給バルブ11aと減圧バルブ22bとを閉め、除
去用気体バルブ31aと送風バルブ31bとを開ける。
また、排気用三方弁11bは供給通路11の回収フィル
タ41側部分と排気通路42とが通じる方向に、回収用
三方弁11cは供給通路11の回収フィルタ41側部分
と回収通路40とが通じる方向に、除去用三方弁22a
は吸引通路22の貯留フィルタ23側部分と除去通路3
2とが通じる方向に、それぞれ切り替える。次に、圧縮
機10で圧搾した除去用気体を送風通路31に通し除去
用気体バルブ31a、送風バルブ31bを介して貯留フ
ィルタ23の下流側部分に流入させる。貯留フィルタ2
3の上流側部分に貯留していた離型剤は除去用気体に分
散し、除去用気体とともに吸引通路22を通り、除去用
三方弁22aを介し、除去通路32を通り、除去通路3
2に接続された回収通路40を通り、回収用三方弁11
cを介し供給通路11を通って回収フィルタ41に下流
側から流入する。回収フィルタ41においては除去用気
体と離型剤との分離が行われ、離型剤は回収フィルタ4
1の下流側部分に回収される。回収フィルタ41を通過
した除去用気体は供給通路11を通り排気用三方弁11
bを介し排気通路42端から系外に排気される。
【0035】(4)離型剤除去後、次サイクルの離型剤
塗布工程を行うと、回収フィルタ41の下流側部分に回
収された離型剤が圧縮機10により圧搾された搬送気体
とともに供給通路11を流れ、離型剤投入ホッパ12か
ら離型剤拡散タンク13に投入された離型剤と混合さ
れ、金型5のキャビティ内に付着し、塗布されることに
なる。このようにして離型剤の再利用を行う。
【0036】なお、離型剤の除去は、圧縮機10、回収
フィルタ41、貯留フィルタ23を使用しない成形工程
中に行うのが好ましい。離型剤の除去1回に要する時間
は10秒程度であり、手作業により行う場合と比較して
時間を大幅に短縮することができる。このため、成形工
程が行われている時間中に離型剤除去を終えることがで
きるため、離型剤除去によるダウンタイムを削減するこ
とができる。
【0037】(5)本実施の形態においては、送風通路
31の一端が圧縮機10と供給バルブ11aとの間の供
給通路11に接続されているが、排気用三方弁11bよ
りも圧縮機10寄りであれば接続位置は特に限定するも
のではなく、例えば供給バルブ11aと排気用三方弁1
1bとの間の供給通路11に接続する形態で実施するこ
ともできる。
【0038】また、本実施の形態においては、送風通路
31の他端が直接貯留フィルタ23の下流側部分に接続
されているが、貯留フィルタ23の濾過要素と減圧バル
ブ22bとの間であれば特に限定するものではなく、例
えば送風通路31の他端を貯留フィルタ23と減圧バル
ブ22bとの間の吸引通路22の部分に接続する形態で
実施することもできる。
【0039】また、本実施の形態においては、除去通路
32の一端が金型5のキャビティ内と貯留フィルタ23
との間の吸引通路22に除去用三方弁22aを介して接
続されているが、接続位置は金型5のキャビティ内と貯
留フィルタ23の濾過要素の上流側との間であれば特に
限定するものではなく、例えば貯留フィルタ23の上流
側部分に除去通路32の一端を直接接続する形態で実施
することもできる。
【0040】また、本実施の形態においては、回収通路
40の一端が回収用三方弁11cを介して回収フィルタ
41と離型剤拡散タンク13との間の供給通路11に接
続されているが、接続位置は回収フィルタ41の濾過要
素の下流側と金型5のキャビティ内との間であれば特に
限定するものではなく、例えば回収フィルタ41の下流
側部分に直接回収通路40の一端を接続する形態で実施
することもできる。
【0041】また、本実施の形態においては、供給バル
ブ11aと回収フィルタ41との間の供給通路11に排
気用三方弁11bを介して排気通路42の一端が接続さ
れているが、供給バルブ11aと回収フィルタ41の濾
過要素の上流側との間であれば接続位置は特に限定する
ものではなく、例えば回収フィルタ41の上流側部分に
直接排気通路42の一端を接続する形態で実施すること
もできる。
【0042】また、本実施の形態においては、供給通路
11に供給バルブ11aを設け、供給通路11から分岐
した送風通路31に除去用気体バルブ31aを設け気体
の流れる方向を制御したが、供給バルブと除去用気体バ
ルブとを一つの三方弁で代替する形態で実施することも
できる。
【0043】また、本実施の形態においては、吸引通路
22に減圧バルブ22bを設け、吸引通路22から分岐
した送風通路31に送風バルブ31bを設けたが、減圧
バルブと送風バルブとを一つの三方弁で代替する形態で
実施することもできる。
【0044】逆に、除去用三方弁22a、排気用三方弁
11b、回収用三方弁11cをそれぞれ2つのバルブ
(二方弁)で代替する形態で実施することもできる。
【0045】(6)本実施の形態においては、離型剤を
回収フィルタ41で回収する形態について説明したが、
回収フィルタを用いずに例えば直接回収通路40を離型
剤投入ホッパ12に接続し、離型剤投入ホッパ12に離
型剤を回収する形態で実施することもできる。
【0046】また、本実施の形態においては、除去用気
体を搬送気体の圧搾手段である圧縮機10により圧搾す
る形態について説明したが、別途除去用気体専用の圧搾
手段により圧搾する形態で実施することもできる。
【0047】また、本実施の形態においては、濾過貯留
手段である貯留フィルタ23に貯留された離型剤を回
収、再利用する形態について説明したが、離型剤を回収
せずに除去する形態、具体的には除去通路32の一端を
回収通路40と接続せずに、別途タンク等に接続する形
態で実施することもできる。
【0048】(7)以上本発明の粉体離型剤塗布システ
ムの実施の形態について説明したが、上述した実施の形
態は一実施形態にすぎず、本発明の粉体離型剤塗布シス
テムは、上記実施形態を始めとして、当業者の知識に基
づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の粉体離型剤塗布システムは圧搾
した除去用気体を用い離型剤を自動的に除去するもので
ある。本発明の粉体離型剤塗布システムを用いることに
より、手作業によらず、衛生的にかつ迅速に離型剤を除
去することが可能になり、ダウンタイムの削減が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来用いられていた粉体離型剤塗布システム
の概要図である。
【図2】 本発明の粉体離型剤塗布システムの概要図で
ある。
【符号の説明】
1:離型剤供給部 2:離型剤吸引部 3:離型剤除去
部 4:離型剤回収部 5:金型 10:圧縮機(搬送気体圧搾手段) 11:
供給通路 11a:供給バルブ 11b:排気用三方弁 11c:
回収用三方弁 12:離型剤投入ホッパ 13:離型剤拡散タンク 1
3a:投入バルブ 20:減圧ポンプ 21:減圧タンク 22:吸引通路 22a:除去用三方弁 22b:減圧バルブ 23:貯留フィルタ(濾過貯留手段) 31:送風通路 31a:除去用気体バルブ 31b:送風バルブ 3
2:除去通路 40:回収通路 41:回収フィルタ 42:排気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 三郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 4D073 AA01 BB06 DC02 DC19 DC22 4E094 CC57 4F033 QA01 QB02Y QB05 QB12Y QB13Y QB18 QC06 QC07 QC09 QD03 QD11 QE05 QF07Y QF13Y QF15Y QF17X QH05 4F042 AA13 AA28 AB03 CC03 CC09 CC22 CC30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造金型のキャビティ内に粉体状の離型
    剤を付着させて塗布する粉体離型剤塗布システムであっ
    て、 搬送気体を圧搾する搬送気体圧搾手段と、該搬送気体圧
    搾手段と前記キャビティ内とを連結し前記搬送気体とと
    もに前記離型剤をキャビティ内に供給するための供給通
    路と、該供給通路に配設され前記離型剤を前記供給通路
    に投入する離型剤投入手段とを備えてなる離型剤供給部
    と、 前記キャビティ内を減圧するための減圧手段と、該減圧
    手段と前記キャビティ内とを連結し付着量を超え供給さ
    れた過剰の前記離型剤を前記搬送気体とともに吸引する
    ための吸引通路と、該吸引通路に配設され該過剰の離型
    剤を濾過し貯留するための濾過貯留手段とを備えてなる
    離型剤吸引部と、 前記貯留した離型剤を圧搾した除去用気体とともに前記
    離型剤吸引部から除去する離型剤除去部と、を含んで構
    成される粉体離型剤塗布システム。
  2. 【請求項2】 前記離型剤除去部は、前記濾過貯留手段
    と、該濾過貯留手段に圧搾した除去用気体を送風するた
    めの送風通路と、該濾過貯留手段から前記貯留した離型
    剤を前記送風した除去用気体とともに除去する除去通路
    と、を備えてなる請求項1に記載の粉体離型剤塗布シス
    テム。
  3. 【請求項3】 さらに一端が前記除去通路に接続され他
    端が前記離型剤供給部に接続され、前記貯留した離型剤
    を前記除去用気体とともに前記離型剤供給部に回収する
    ための回収通路を有する離型剤回収部を含んで構成され
    る請求項2に記載の粉体離型剤塗布システム。
  4. 【請求項4】 前記除去用気体は前記搬送気体圧搾手段
    により圧搾される請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の粉体離型剤塗布システム。
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