JP2002085561A - 液体注入針 - Google Patents

液体注入針

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JP2002085561A JP2000280362A JP2000280362A JP2002085561A JP 2002085561 A JP2002085561 A JP 2002085561A JP 2000280362 A JP2000280362 A JP 2000280362A JP 2000280362 A JP2000280362 A JP 2000280362A JP 2002085561 A JP2002085561 A JP 2002085561A
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needle
liquid
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Hideji Imuda
秀司 井無田
Tetsuya Ooyanai
哲也 大谷内
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Terumo Corp
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    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
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    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が容易であり正確かつ迅速に液体を注入
できる一方、患者の負担も軽減できる液体注入針を提供
する。 【解決手段】 液体を注入するための針体部10と当該
針体部が配置される支持部30とを有する。針体部10
は、穿刺方向に関し略並行な側壁12を有し、皮膚を穿
刺する角錐形状の針体11、前記側壁12から直角方向
に延長して形成され、前記針体11によって皮膚が穿刺
される際に、皮膚表面と接触する基部21、前記側壁1
2と前記基部21との境界20に形成される液体注入穴
22、および、前記側壁12に形成され、一端が前記液
体注入穴22に連結される溝部13を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体、例えば、生
体に作用する薬剤を含んでいる薬液を生体内部に注入す
る液体注入装置の液体注入針に関する。
【0002】
【従来の技術】皮内・皮下若しくは筋肉層へ薬液を注入
する際に用いられる液体注入針として、長さ8mm以上
の中空針が、一般的に使用されており、その針先は、斜
めにカットされて形成されている。
【0003】例えば、中空針を使用して、皮内へ薬液を
投与する場合、皮膚面に対して略平行に穿刺が実行さ
れ、中空針の針先が表皮の直下に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中空針は太い
ため、穿刺痛が大きく、また、数ミリリットルの薬液が
一箇所(針先の開口部)から体内に一挙に注入されるた
め、大きな注入痛も発生する。さらに、太い中空針に対
して、恐怖感あるいは不安感を抱いてしまう虞れもあ
る。つまり、患者の肉体的および精神的負担が大きいと
いう問題を有する。
【0005】また、中空針の針先を表皮の直下に保持す
ることは、高度な技術を有する術者にとっても、困難で
ある。したがって、穿刺を迅速かつ正確に実行すること
が容易ではなく、操作上の問題も有している。
【0006】一方、穿刺痛および注入痛は、細い中空針
を用いることで、ある程度は軽減されるが、操作上の問
題は、同様に存在する。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るために成されたものであり、操作が容易であり正確か
つ迅速に液体を注入できる一方、患者の負担も軽減でき
る液体注入針を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次のように構成される。
【0009】(1) 液体を注入するための針体部と当
該針体部が配置される支持部とを有する液体注入針であ
って、前記針体部は、穿刺方向に関し略並行な側壁を有
し、皮膚を穿刺する角錐形状の針体、前記側壁から直角
方向に延長して形成され、前記針体によって皮膚が穿刺
される際に、皮膚表面と接触する基部、前記側壁と前記
基部との境界に形成される液体注入穴、および前記側壁
に形成され、一端が前記液体注入穴に連結される溝部を
有することを特徴とする液体注入針。
【0010】(2) 前期針体部は、複数設けられてい
ることを特徴とする上記(1)に記載の液体注入針。
【0011】(3) 前記針体は、前記基部が皮膚表面
と接触する際に、その頂点が、表皮内あるいは表皮直下
に位置する寸法を有することを特徴とする上記(1)に
記載の液体注入針。
【0012】(4) 前記液体注入穴・前記溝部および
前記針体の頂点は、一直線上に位置合わせされているこ
とを特徴とする上記(1)に記載の液体注入針。
【0013】(5) 前記針体の角錐形状を規定するエ
ッジの中の少なくとも2本によって、皮膚が切り裂かれ
ることを特徴とする上記(1)に記載の液体注入針。
【0014】(6) 前記液体注入穴に連通する液体導
入路は、前記液体注入穴に向かい滑らかな曲線で絞られ
ていることを特徴とする上記(1)に記載の液体注入
針。
【0015】(7) 前記基部は、前記基部から直角方
向に延長して前記液体注入穴を取り囲むフェンス部が形
成されていることを特徴とする上記(1)に記載の液体
注入針。
【0016】(8) 前記基部と同一平面に位置する前
記針体の断面積は、0.05mm2以下であることを特
徴とする上記(1)に記載の液体注入針。
【0017】(9) 前記液体注入穴の径は、0.1m
m以下であることを特徴とする(1)に記載の液体注入
針。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1に示される液体注入装置は、実施の形
態1に係る液体注入針1および注入器本体40から構成
される。
【0020】液体注入針1は、一体的に形成されてお
り、概して、液体を注入するための針体部10と、針体
部10が配置される支持部30とから構成される。注入
器本体40は、キャップ部41・液体容器42・プラン
ジャ43・リング状ガスケット44,45を有する。
【0021】キャップ部41は、針体部10が挿通され
る中央開口部を有し、液体注入針1を液体容器42に固
定するために使用される。
【0022】液体容器42は、略円筒状であり、液体注
入針1に液体46を供給するための先端側開口部42a
と、プランジャ43を挿入するための基端側開口部42
bとを有する。さらに、液体容器42は、ガスケット4
4が配置される環状溝部42cを有し、液体注入針1と
液体容器42との隙間から液体が漏れないように、シー
ル性を確保している。
【0023】プランジャ43は、液体容器42の内部で
長手方向に往復動可能であり、先端側に環状溝部43a
と、基端側にグリップ部43bとを有している。環状溝
部43aには、ガスケット45が配置されており、液体
を後方(基端側)に漏らさないように、シール性を確保
している。
【0024】したがって、グリップ部43bを前方(先
端側)に押し込むことにより、液体容器42の液体46
は、前方に押し出され、液体注入針1に供給される。な
お、プランジャ43は、バネ等の駆動手段によって、移
動させるように構成することも可能である。
【0025】液体46は、薬剤を含んでいる薬液であ
り、ゲルまたは懸濁液である。使用可能な薬剤は、経皮
的な投与に適さない薬剤以外であるならば、実質的に制
限されない。また、薬剤は、局所的に作用するものであ
っても、全身的に作用するものであってもよい。
【0026】次に、図2〜図4を参照し、液体注入針1
を詳細に説明する。
【0027】液体注入針1の支持部30は、段差を有す
る円柱形状であり、針体部10が配置される端面の縁部
は、傾斜している。液体容器42に相対する支持部30
の基端側端面には、針体部10に連通する液体導入路2
3の液体挿入穴24が形成されている。液体挿入穴24
は、液体注入針1を液体容器42に固定したときに、液
体容器42の先端側開口部42aと連通するように構成
されている。
【0028】液体注入針1の針体部10は、針体11・
基部21・液体注入穴22および溝部13を有する。な
お、針体11の頂点14・液体注入穴22および溝部1
3は、一直線上に位置合わせされている。
【0029】針体11は、皮膚を穿刺するために使用さ
れ、頂点14および穿刺方向に関し略並行な側壁12を
有する角錐形状である。針体11の形状は、角錐形状で
あれば、特に限定されないが、三角錐であることが好ま
しい。また、針体11の角錐形状を規定するエッジ15
の中の少なくとも2本は、皮膚を切り裂くことに適した
形状を有している。
【0030】隣接するエッジ15が頂点14において構
成する角度φ(図5参照)は、皮膚への穿刺のし易さを
考慮し、75度以下が好ましく、15度〜60度がより
好ましい。また、同様の理由から、針体11の断面によ
って構成される多角形の頂点角度は、60度以下が好ま
しい。
【0031】また、針体11の最大断面積が大きい場
合、穿刺される皮膚の穿穴面積が広くなり、患者の負担
が重くなる。したがって、穿刺に伴う痛みの低減および
小さな穿刺孔に基づく感染防止を考慮して、針体11の
最大断面積は、0.05mm2以下が好ましい。
【0032】針体11の外接内径は、0.2mm未満で
ある場合、針体の成形が難しく強度が弱くなる虞があ
る。したがって、針体11の外接内径は、0.2〜0.
3mmが好ましい。
【0033】さらに、例えば、基部21と同一平面上に
位置する針体11の断面によって三角形が形成される場
合、当該三角形の最長辺の長さは、0.35mm以下が
好ましく、0.3mm以下がより好ましい。
【0034】基部21は、側壁12から直角方向に延長
して形成されており、針体11によって皮膚が穿刺され
る際に、皮膚表面と接触する。つまり、基部21が皮膚
表面と接触することによって、針体11の頂点14が、
自動的に位置決めされる。なお、基部21は、側壁12
に対して完全に直角でなくともよく、液体を注入穴22
から皮膚に導入し得る限りにおいて、若干大きくとも小
さくともよい。
【0035】基部21の表面形状は、同一平面上に位置
する針体11の断面形状より小さく形成されている。し
たがって、液体を注入する際に液体注入針1が傾斜した
場合であっても、基部21の表面・側壁12および皮膚
面によって形成される空間(隙間)が小さい。つまり、
液体注入穴22と皮膚までの距離が短いため、液体の漏
れが抑制され、液体を皮膚を通して確実に注入できる。
【0036】基部21の端部25と頂点14とを通る線
と、頂点14を通る垂線とによって形成される角度ψ
(図6参照)は、75度以下が好ましい。これは、角度
ψが75度を越える場合、針体11の長さに対し、基部
21が大幅に大きくなるため、実質的に皮膚に穿刺でき
なくなる可能性が高くなるためである。
【0037】液体注入穴22は、側壁12と基部21と
の境界20に形成されている。液体注入穴22の径が大
きい場合、液体の注入圧力を増加させる必要があり、注
入痛による患者の負担が増加する。これを避けるために
は、液体注入穴22の径は、0.1mm以下が好まし
く、0.08mm以下がより好ましい。
【0038】また、液体注入穴22と液体挿入穴24と
を連通する液体導入路23は、図6に明確に示されるよ
うに、液体注入穴22に向かい滑らかな曲線で絞られる
形状を有している。
【0039】溝部13は、側壁12に形成され、液体注
入穴22から放出される液体をさらに皮膚内部に導入す
るための機能を有する。具体的には、溝部13は、液体
注入穴22に連結されている端部および頂点14の近傍
まで延長している端部を有している。さらに、図示の溝
部13は、頂点14まで到達していないため、鋭利な針
尖端形状が確保でき、また、液体が皮膚を通らず漏れる
ことが抑制される十分な長さを有する。具体的には、溝
部13の長さは、針体11の長さの0.1〜0.95倍
が好ましく、0.5〜0.75倍がより好ましい。
【0040】一般に、角質層および表皮細胞層には、痛
みに関する自由神経終末は、存在しておらず、針を皮膚
に穿刺する際の痛みの原因は、真皮・皮下層の神経の自
由神経終末が破壊されること等の刺激による。痛みの大
きさは、刺激された神経末端の数で決定される。
【0041】一方、針体11は、基部21が皮膚表面と
接触する際に、その頂点14が、表皮内あるいは表皮直
下に位置するように、設定されている。つまり、針体1
1の長さは、その頂点14が角質層を貫き、表皮内また
は表皮直下(表皮細胞層と真皮層との境界面)に達する
程度の長さである。したがって、穿刺に伴う痛みを極力
回避できる。
【0042】具体的には、針体11の長さが0.1mm
未満であると、皮膚の柔軟性により、基部21まで押入
されず、皮膚が窪むだけで穿刺できない場合や、目的部
位へ液体を十分に到達させることが困難な場合が想定さ
れる。
【0043】一方、角質層の厚さは、個人・性別・年齢
・身体の部位・生活環境等によって異なっており、一定
ではないが、人の腕においては、通常10〜30μmで
ある。また、表皮細胞層の厚さも、種々の要因により一
定ではないが、人の上腕部においては、通常30〜10
0μmである。また、真皮層の厚さも、一定ではない
が、通常1〜3mmである。また、針体11の長さが3
mmを超えると、その頂点14が、真皮層および皮下層
に深く達し、真皮層および皮下層の神経を著しく刺激し
て、穿刺の際の痛みを増大させる虞がある。
【0044】したがって、針体の長さは、0.1〜3m
m程度であることが好ましく、0.2〜1mm程度であ
るのがより好ましい。
【0045】以上のように、液体注入針1は非常に小さ
く、液体注入穴22も小さいので、穿刺や液体注入に伴
う苦痛が軽減される。また、穿刺の際の恐怖感、不安感
も軽減される。したがって、患者の負担を軽減できる。
特に、薬液投与が定期的に施される患者にとっては、有
利である。
【0046】加えて、基部21が皮膚表面と接触するこ
とによって、針体11の頂点14が表皮または表皮直下
に、自動的に位置決めされる。したがって、特別な手技
を必要とせずに、表皮または表皮直下に正確、且つ迅速
に穿刺できる。つまり、操作が容易であり正確かつ迅速
に液体を注入できる。
【0047】なお、液体注入針の構成材料としては、ア
ルミニウム・アルミニウム合金・ステンレス鋼・チタン
またはチタン合金などの各種金属材料や、ポリカーボネ
ート・ポリメチルメタクリレート・ポリイミド・ポリサ
ルフォン・ポリフェニレンサルファイド・ポリエーテル
エーテルケトン・ポリアセタール・液晶ポリマー・ポリ
ブチレンテレフタレートなどの各種樹脂材料や、アルミ
ナ・ハイドロキシアパタイトなどの各種セミックス材料
が、挙げられ、特に、金属またはプラスチック材料が望
ましい。
【0048】液体注入針の溝部13および液体導入路2
3(液体注入穴22、液体挿入穴24)は、切削・研磨
・放電加工・レーザー加工等の成形法によって、一体的
に成形可能であり、特に、射出成形法あるいは金属粉末
射出成形(MIM:Metal Injection Molding)法を採
用することが望ましい。
【0049】MIM法は、金属粉末とバインダとを混練
・造粒し、射出成形によって成形体を得て、当該成形体
を脱バインダ(脱脂)処理を施した後に焼結し、製品
(焼結体)を得る方法である。
【0050】射出成形法およびMIM法等の一体的な成
形法においては、製品形状の自由度が広く、微細で複雑
な形状を高い寸法精度で量産可能である利点を有する。
特に、MIM法は、金属粉末の組成を選択することによ
り、種々の合金組成からなる製品を容易に製造できる利
点を有する。
【0051】図7は、本発明に係る実施の形態2の液体
注入針の針体部10Aの斜視図である。
【0052】針体部10Aの基部21には、実施の形態
1と異なり、基部21から直角方向に延長して液体注入
穴22を取り囲むフェンス部26が形成されている。
【0053】フェンス部26は、皮膚に針体11が浅く
刺されて液体が注入される際において、閉鎖空間を形成
する。したがって、皮膚と基部21との密着度がさらに
向上し、液体の漏れがより確実に防止される。
【0054】なお、フェンス部26は、液体注入穴22
を取り囲んで閉鎖空間を形成し得る形状であれば、特に
限定されず、基部21の外周形状に沿って形成される以
外の形状にも適用可能である。
【0055】図8は、本発明に係る実施の形態3の液体
注入針の要部の斜視図である。
【0056】実施の形態3に係る支持部30Aは、実施
の形態1および実施の形態2と異なり、複数の針体部1
0が、配置されている。
【0057】この場合、実施の形態1および実施の形態
2に比べ、液体の注入量を増やすことができる。また、
液体が分散されて生体内に注入されるので、薬物の迅速
な効果が期待できる。
【0058】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変す
ることができる。
【0059】例えば、針体部および支持部は、一体的に
形成することが好ましいが、針体部および支持部を別体
として成形し、これらを接合して使用することも可能で
ある。さらに、針体部は、例えば、針体に金属を使用し
て他の部分は樹脂で成形するインサート成形や射出成形
を適用することも可能である。
【0060】射出成形法等の成形法においては、一般的
に、針体の頂点部分には、樹脂・金属粉末あるいはバイ
ンダは回り込み難い。したがって、頂点部分を予め長く
成形し、研磨・研削などの加工により、針体を所望の長
さにして、頂点部分を鋭利に形成することも可能であ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、操作が容
易であり正確かつ迅速に液体を注入できる一方、患者の
負担も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る液体注入針が装着された
液体注入装置の断面図である。
【図2】 図1の液体注入針の斜視図である。
【図3】 図1の液体注入針の平面図である。
【図4】 図1の液体注入針の断面図である。
【図5】 図1の液体注入針の針体部の斜視図である。
【図6】 図5の針体部の断面図である。
【図7】 本発明に係る実施の形態2の液体注入針の針
体部の斜視図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態3の液体注入針の要
部の斜視図である。
【符号の説明】
1…液体注入針、 10,10A…針体部、 11…針体、 12…側壁、 13…溝部、 14…頂点、 15…エッジ、 20…境界、 21…基部、 22…液体注入穴、 23…液体導入路、 24…液体挿入穴、 25…端部、 26…フェンス部、 30,30A…支持部、 40…注入器本体、 41…キャップ部、 42…液体容器、 43…プランジャ、 44,45…ガスケット、 46…液体。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を注入するための針体部と当該針体
    部が配置される支持部とを有する液体注入針であって、 前記針体部は、 穿刺方向に関し略並行な側壁を有し、皮膚を穿刺する角
    錐形状の針体、 前記側壁から直角方向に延長して形成され、前記針体に
    よって皮膚が穿刺される際に、皮膚表面と接触する基
    部、 前記側壁と前記基部との境界に形成される液体注入穴、
    および前記側壁に形成され、一端が前記液体注入穴に連
    結される溝部を有することを特徴とする液体注入針。
  2. 【請求項2】 前期針体部は、複数設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の液体注入針。
  3. 【請求項3】 前記針体は、前記基部が皮膚表面と接触
    する際に、その頂点が、表皮内あるいは表皮直下に位置
    する寸法を有することを特徴とする請求項1に記載の液
    体注入針。
  4. 【請求項4】 前記液体注入穴・前記溝部および前記針
    体の頂点は、一直線上に位置合わせされていることを特
    徴とする請求項1に記載の液体注入針。
  5. 【請求項5】 前記針体の角錐形状を規定するエッジの
    中の少なくとも2本によって、皮膚が切り裂かれること
    を特徴とする請求項1に記載の液体注入針。
  6. 【請求項6】 前記液体注入穴に連通する液体導入路
    は、前記液体注入穴に向かい滑らかな曲線で絞られてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の液体注入針。
  7. 【請求項7】 前記基部は、前記基部から直角方向に延
    長して前記液体注入穴を取り囲むフェンス部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の液体注入針。
  8. 【請求項8】 前記基部と同一平面に位置する前記針体
    の断面積は、0.05mm2以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の液体注入針。
  9. 【請求項9】 前記液体注入穴の径は、0.1mm以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の液体注入針。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100415312C (zh) * 2005-06-20 2008-09-03 王月安 一次性注射器或输液器针头
JPWO2022196561A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22

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