JP2002085413A - 組織非破壊針及び組織採取用装置 - Google Patents

組織非破壊針及び組織採取用装置

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JP2002085413A
JP2002085413A JP2000279096A JP2000279096A JP2002085413A JP 2002085413 A JP2002085413 A JP 2002085413A JP 2000279096 A JP2000279096 A JP 2000279096A JP 2000279096 A JP2000279096 A JP 2000279096A JP 2002085413 A JP2002085413 A JP 2002085413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】採取する組織及び体内組織の損傷を少なくする
注射針、生検針を提供することにある。採取する組織に
損傷を与える原因となる負傷電流の発生を抑えた、注射
用又は生検針用の針を提供する。 【解決手段】非鉄材料から形成された中空細管の周囲を
超硬、非電導性、非磁性物質によって被覆した注射又は
生検針用の中空針である。超硬、非電導性、非磁性物質
としてはジルコニアが、また、非鉄材料としては、アル
ミニウムカーバイト、チタン、シリコン及びジルコニウ
ムが好ましい。更に、この針を外挿針である中空針に適
用した、生体細胞を採取するための細胞採取管、流体注
入管、細胞採取管の先端部分及び流体注入管の先端部分
を接合する管接合部及び管接合部に取り付けられた中空
針部とから形成される生検針である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体組織の損傷を最小
限に止める注射用針及び組織サンプルを無損傷、且つ、
確実に採取するための生検針に関する。
【0002】
【従来の技術】疾病の診断を正確に行い、それに基づい
て適切な治療を行うために、人体や動物の内部組織のサ
ンプルを採取し検査する生体組織検査が、広く行われる
ようになってきている。生体組織のサンプルを採取する
ための道具は、生検針と称されている。生検針を使用す
ることにより、肝臓や腎臓のような生体内部奥深くに位
置する器官から組織サンプルを採取することが可能にな
っている。この方法は、患者の痛みが少なく、通常、医
者が生検針を皮膚から所定の組織サンプル採取位置まで
挿入するという方法で行われる。
【0003】一般的に、生検針は中空外針と、その中に
摺動可能に設けられた内針とからなり、内針は先端に尖
頭部を有し、先端付近に組織サンプルを受入れるための
凹部が設けられている。先ず、周囲の組織が内針内に設
けられた凹部内に入るように、内針は当初少し内部に押
込まれる。そして、中空外針が前方に押出され内針を被
覆して組織サンプルを切断し、これにより組織サンプル
は内針内に設けられた凹部内に採取され、包囲する外針
により保持される。このようにして、採取組織サンプル
を保持する生検針が引出され、組織サンプルが取出され
て検査される。組織サンプル採取に際しては、内視鏡や
超音波機器を用いて針が組織サンプルを採取すべき位置
に正しく挿入されているか否かを確認しながら、作業が
行われることが多い。
【0004】生検針については、組織サンプルをより正
確に、より確実に採取するために色々の工夫がなされて
いる。しかし、このような生検針の材質は、鉄製のもの
がほとんどである。即ち、通常、注射針、生検針用針
は、鉄を主材とした硬性不錆性の材質で、電導性、磁性
材質からなる。また、生検針もデイスポーザブルが前提
になるので、安価な材質で作られることになる。更に、
針は不錆性、弾性、耐張力性に優れ、かつ、鋭利である
ことが要求され、鋼製のものがほとんどである。
【0005】しかしながら、鋼製のものは、帯磁性で、
導電性のものである。このため、採取した組織サンプル
が、例えば、室温で緩衝液中に20分程度置いたとき、
切断面から約0.1mmの深さまでの細胞の一部に核濃縮
を生じ、さらに培養液中で1時間近く経過すると、この
部分の細胞は失活するという問題がある。生物組織の生
物活性についての実験を可能にするためには、常温緩衝
液中で少なくとも1時間は、細胞死はもとより核濃縮を
生ずることなく、少なくとも形態学的に細胞が安定に、
すなわち微細構造体および半透性膜構造が正常の状態に
保たれなければならない。このような観点から、細胞が
少なくとも形態学的に安定に保たれるような生物組織の
採取方法が切望されている。
【0006】鋼製の生検針用針を使用した場合、採取し
た組織サンプルが失活しやすいのは、切断した細胞附近
に負傷電流が生じ、負傷電流がリークした範囲の細胞は
損傷を受けて、細胞の安定性を失うためである。鋼製の
生検針用針を使用する限りに於いては、採取した組織サ
ンプルの失活は避けられないものとなっている。
【0007】また、生検針で生体組織のサンプルを採取
するに際して、採取に失敗するケースが結構発生してい
るという問題がある。先に述べたように、中空外針の中
に摺動可能に設けられた内針に生体組織を取り込み、中
空外針が前方に押出され内針を被覆して組織サンプルを
切断し、外針により保持させて、採取している。しかし
ながら、組織サンプル採取の過程で、折角内針で捉えた
組織サンプルが、中空外針からはずれ、結果として組織
サンプルが採取できなかったという現象、予定したより
も少ない量の組織サンプルしか採取されなかったという
現象がしばし見られるのである。
【0008】このように生体組織サンプルの採取に失敗
した場合は、再度組織サンプルの採取を行うことにな
る。組織サンプル採取の作業が度重なると、これは患者
にとっては極めて苦痛を伴うものであり、一回の採取作
業で確実に必要な量の組織サンプルを採取したいという
要望が大きいのである。また、組織サンプルの採取に当
たっては、技術が必要で器用な人は1回の採取で充分な
量の組織サンプルを採取することができるが、何回も繰
り返さなければ組織サンプルのが採取できないという人
もいる。このような人の技量に基づかずに、誰でもが確
実に組織サンプルを採取できる組織サンプル採取装置が
求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の観点から、注射
針や生検針用針が生体内に侵入するに際して、生体組織
の損傷を最小限に止める針の開発が望まれている。一
方、生検針は、その用途がヒト個人個人の病態性疾患者
用であることから、使い捨て又は厳格な細菌、ウイルス
等の感染防止処理後の使用に限定されるという制約か
ら、安価な材質の針が注目されるという一面がある。し
かしながら、より正確な診断とそれに基づくより適切な
治療を行うには、組織損傷が少く、生保存性に優れ、D
NAs、mRNAs、rRNAs、各種酵素含有細胞小
器官、細胞活性等の診断に対応されるミニ組織を生体に
僅少の損傷の下で採取することが求められる。
【0010】以上、組織損傷を少なく、しかも、確実に
組織サンプルを採取する組織サンプル採取装置が強く求
められている。本発明は、組織損傷の少ない生体組織採
取のための、注射、生検針用の針を提供するとともに該
針を使用する、確実に組織サンプルを採取するための組
織サンプル採取装置、即ち、生検針を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の主要なポイント
は、以下の2点にある。その1は、注射針、生検針用針
の材質にある。その2は、確実に生体組織サンプルを採
取する組織採取装置にある。即ち、本発明の要旨は以下
の通りである。
【0012】請求項1の発明は、非鉄材料から形成され
た中空細管の周囲を超硬、非電導性、非磁性物質によっ
て被覆したことを特徴とする、注射又は生検針用の中空
針である。
【0013】請求項2の発明は、非鉄材料から形成され
た中空細管の周囲を超硬、非電導性、非磁性物質によっ
て被覆し、中空細管の先端を鋭利としたことを特徴とす
る、注射又は生検針用の中空針である。
【0014】請求項3の発明は、超硬、非電導性、非磁
性物質がジルコニアであることを特徴とする、注射又は
生検針用の中空針である。
【0015】請求項4の発明は、非鉄材料が、アルミニ
ウムカーバイト、チタン、シリコン、ニッケル、タング
ステン及びジルコニウムから成る群から選択される一種
であることを特徴とする、注射又は生検針用の中空針で
ある。
【0016】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれかに記載された中空針を使用した注射器であ
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項1から請求項4
のいずれかに記載された中空針を使用した生検針であ
る。請求項7の発明は、生体細胞を採取するための細胞
採取管、流体注入管、細胞採取管の先端部分及び流体注
入管の先端部分を接合する管接合部及び管接合部に取り
付けられた中空針部とから形成される生検針である。
【0018】請求項8の発明は、細胞採取管には、その
管内を機密状態で往復することができるピストンを備
え、かつ、細胞採取管の一端の先に細胞採取管内径より
も小さい中空管を備えていることを特徴とする生検針で
ある。
【0019】請求項9の発明は、流体注入管には、その
管内を機密状態で往復することができるピストンを備
え、かつ、流体注入管の一端に流体注入管本管内径より
も小さい中空管を備えていることを特徴とする生検針で
ある。
【0020】請求項10の発明は、細胞採取管に取り付
けられるピストンの他端には気密材が取り付けられ、更
に、中空針部の先端近くに達する長さの細胞採取用の細
棒を備えたことを特徴とする生検針である。
【0021】請求項11の発明は、流体注入管に取り付
けられるピストンの他端には気密材が取り付けられたこ
とを特徴とする生検針である。
【0022】請求項12の発明は、管接合部が、細胞採
取管先端部の中空管、流体注入管先端の中空管及び細胞
採取用中空針部を接合することを特徴とする、生検針で
ある。
【0023】請求項13の発明は、中空針部が、流体注
入管からの流体通路及び細胞採取用の細胞通路を有し、
かつ、非鉄材料から形成された中空細管の周囲を超硬、
非電導性、非磁性物質によって被覆された中空針である
ことを特徴とする、生検針である。
【0024】請求項14の発明は、超硬、非電導性、非
磁性物質がジルコニアであることを特徴とする、生検針
である。
【0025】請求項15の発明は、非鉄材料が、アルミ
ニウムカーバイト、チタン、シリコン、ニッケル、タン
グステン及びジルコニウムから成る群から選択される一
種であることを特徴とする、生検針である。
【0026】本発明の第1のポイントは、採取する組織
及び体内組織の損傷を小さくする注射針、生検針用針を
提供することにある。採取する組織に損傷を与える原因
は、先に述べたように、負傷電流の発生である。特に、
一般的な鋼製の針を使用する限りに於いては、採取した
組織の損傷は避けがたいものとなっている。この点に関
して、本発明者等は、非磁性、非電導性の材質で被覆さ
れた非鉄材料からなる針を使用すると、組織の損傷が激
減することを認め、本発明に至ったのである。
【0027】即ち、基本的には、非鉄材料からなる針
に、セラミックス系の物質を被覆したものを使用するこ
とにある。セラミックスは、非磁性で、非導電性で、そ
の上剛性が高いという特徴を有する。特に、ジルコニア
系のセラミックスは剛性が高いので、針の材料としては
優れたものの一つである。しかし、セラミックスは剛性
が高いため、折れやすいという欠点がある。組織サンプ
ル採取中に針が破損すると、それが人身事故の原因にも
なり得る。従って、破損の虞のない形態で、セラミック
ス針を提供する必要がある。この観点から、非鉄材料か
らなる針をセラミックス系材料で被覆した針を考案し
た。
【0028】また、MRI(マグネテイック・レゾナン
ス・イマジネーション)診断を行う場合、注射により随
時診断薬を投与しながら、MRIをとりたいという希望
がある。しかしながら、MRIに於いては、強力な磁場
を使用するので、鋼製の針を使用することには問題があ
る。また、CTといわれるX線を使用する計算断像撮影
に於いては、X線の入射角度によって、X線が針により
反射したり、生検針用針を透過したりするので、同様に
問題がある。かかる場合には、非磁性の材料から作られ
た針を使用すると、診断薬を投与しながらMRIないし
CTがとれるという利点が得られる。この観点からも、
セラミックス製の針を使用する意味が大きいものがあ
る。
【0029】本発明は、このようにセラミックス製の針
が折れ易いという欠点を克服するために、端的には、チ
タン、アルミニウムカーバイト、シリコン、ニッケル、
タングステン、ジルコニウム等の非鉄材料を中空の針状
に形成し、この上にジルコニアセラミックスを被覆した
注射針、該注射針を使用した注射器を提供するものであ
る。本発明は、同時に、この中空針を使用する細胞組織
サンプルを採取する生検針を提供するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施形態に基づ
いて説明する。例えば、通常の注射針は図6(a)に示
したように、針部31と注射器先端部との接続部32と
からなっている。それに対して本発明の注射針は、非鉄
材料で形成された針原型34にジルコニア層33を被覆
したものである。通常の注射針は鋼製のものがほとんど
である。これに対して、本発明の注射針は、非鉄材料
を、例えば、圧延して中空の針の原型である細管をまず
製作しその上にジルコニア層を被覆した構成のものであ
る。また、非鉄材料の微粉末を細管状に固め、焼結する
ことにより細管を得ることもできる。細管を形成する非
鉄材料で、ジルコニアの折れ易さを補強するものとなっ
ている。即ち、原型の非鉄材料により、注射針は使用中
に破損することはない。
【0031】細管へのジルコニアの被覆は、例えば、ジ
ルコニア微粉末をバインダーと混合し、このジルコニア
とバインダーとの混合物を細管にコートし、コートした
ものを加熱成形することにより行うことができる。ジル
コニアを被覆した後、先端を鋭利にするとともに、必要
に応じて全体を研磨して製品を得る。また、ジルコニア
のフッ化水素酸溶液をコートする方法、真空中で蒸着さ
せる方等がある。このようにして製作した中空針は、注
射針に応用できることはいうまでもない。更に、このよ
うにして得た中空針は、生検針用の中空針として使用す
ることができる。
【0032】次に生検針について説明する。生検針とい
うのは、生体内の細胞組織のサンプルを採取するための
医療道具の一種である。特に、疾病の的確な診断を下す
ために、患部細胞組織の一部を採取する道具である。こ
の道具は、一々患部を切開する必要がなく、大がかりな
手術を必要とせず、手軽に患部細胞組織のサンプルを採
取できるという特徴を有する。
【0033】しかしながら、既に述べたように、生検針
には通常鋼製の針が使用されるので、細胞組織サンプル
採取の際、負傷電流が発生し、採取する細胞組織サンプ
ル及び採取した周辺の細胞組織が損傷を受けるという問
題がある。疾病の的確な診断のみならず、基礎医学、予
防医学、新規医薬の開発等の観点から、損傷を受けな
い、生保存性に優れた細胞組織サンプルが求められてい
る。
【0034】本発明は、先に述べた、非鉄材料から形成
された中空細管の周囲を超硬、非電導性、非磁性物質に
よって被覆した中空針を応用した注射用、生検針用針を
提供するものである。本発明の、中空針を生検針に適用
することにより、損傷の少ない細胞組織サンプルを採取
することが可能になった。ジルコニアをコートする際、
ジルコニアで完全に被覆し、非鉄材料が外面に現れない
ようにするとよい。そして、中空細管の先端は、研磨し
て鋭利な状態にする。
【0035】一方、従来の生検針に於いては、細胞組織
採取用の針を患部に挿入し、患部の細胞を吸引すること
により細胞組織サンプルを採取している。この際、生検
針を体内から引き出すときに、折角吸引した細胞組織サ
ンプルが体内に残留し、うまく採取できないという事態
がしばしば発生する。生検針による細胞組織サンプルの
採取には、熟練と器用さが求められる理由になってい
る。組織サンプルが採取されなかった場合には、再度組
織サンプル採取が行われることになる。これは、患者に
とっては苦痛以外のなにものでもない。このような観点
から、正確、かつ、確実に細胞組織サンプルが採取でき
る生検針が求められている。
【0036】細胞組織サンプルを確実に採取するため
に、針を体内に挿入して目的とする細胞組織サンプルを
吸引によって吸い上げられた組織小片を、針口付近で本
体組織と切り離すのである。吸い上げた組織小片を本体
組織とを切り離すことにより、組織サンプルは、針を体
外に引き上げるときに、体内に残留することなく生検針
内に留まり、組織サンプルを確実に採取することができ
る。
【0037】吸引した細胞組織サンプルを本体組織と切
り離すために、加圧流体を本発明では利用する。生検針
の中空針部分は、組織サンプルを吸引するための細胞採
取用の細胞通路及び加圧流体注入用の流体通路の2本の
通路を有する。流体通路から加圧流体を注入し、吸引し
た組織サンプルと本体組織とを切り離すのである。
【0038】本発明の生検針1を図1に示した。生検針
1は、生体細胞を採取するための細胞採取管2、流体注
入管3、細胞採取管の先端部分及び流体注入管の先端部
分を接合する管接合部6及び管接合部6に取り付けられ
た中空二本管からなる中空針部10とから構成される。
細胞採取管2には、その管内を機密状態で往復すること
ができるピストン8を備え、かつ、細胞採取管の一端の
先に細胞採取管内径よりも小さい中空管4を備えてい
る。流体注入管3には、その管内を機密状態で往復する
ことができるピストン9を備え、かつ、流体注入管3の
一端の先に流体注入管3本管内径よりも小さい中空管7
を備えている。そして、細胞採取管2に取り付けられる
ピストン8の他端には気密材11が取り付けられ、更に
その先に、中空二本管の先端近くに達する長さの細胞採
取用の細棒17(図2参照)を備えている。流体注入管
3に取り付けられるピストン9の他端には気密材12が
取り付けられている。管接合部6には、細胞採取管先端
部の中空管4、流体注入管先端の中空管7及び細胞採取
用中空二本管の中空針部10を接合している。気密材と
しては、具体的には弾性体、例えば、ゴム、合成ゴム、
エラストマーやフッ素樹脂等を使用することができる。
【0039】中空二本管となっている中空針10は、流
体注入管からの流体通路15及び細胞採取用の細胞通路
13を有する(図5)。流体通路15と細胞通路13と
は、図5(a)に示すように互いに離れていても良い
し、瓢箪状に繋がっていても良い。中空針10は、流体
通路15と細胞通路13をアルミニウムカーバイト、チ
タン、シリコン、ニッケル、タングステン、ジルコニウ
ム等の粉末を焼結して細管を製作し、その細管にジルコ
ニア微粉末とバインダーとからなる混合物でコートし、
その後熱処理して製造したものである。また、非鉄材料
を圧延して中空管に成形してもよい。中空針は非鉄材料
から圧延形成された中空細管の周囲を超硬、非電導性、
非磁性物質によって被覆されたものである。
【0040】細胞採取管の先端部分中空管4、流体注入
管の先端部分の中空管7及び中空針部10を接合するの
が、管接合部6である。管接合部6の構成の例を図4に
示した。管接合部の窪み21には、細胞採取管の先端部
分中空管4が挿入され、同窪み22には流体注入管の先
端部分の中空管7が挿入される。そして、窪み21を介
して細胞採取管2に繋がり、同様に窪み22を介して流
体注入管3に繋がっている。中空二本管となっている中
空針10は、流体注入管からの流体通路15及び細胞採
取用の細胞通路13を有している。図4に於いて、中空
針の一部23が示されており、通路管25は流体注入管
からの流体通路15に繋がり、通路管24は細胞通路1
3に繋がっている。
【0041】細胞採取管2のピストン8の他端に、機密
部11が設けられ、ピストン8が細胞採取管2を機密状
態で上下させることができる。同様に、流体注入管3の
ピストン9の先端に機密部12が設けられてピストン9
を機密状態で流体注入管3を上下させることができる。
細胞採取管2のピストン8の他端機密部11の先に細棒
17が設けられている(図2)。この細棒17は、中空
針部10の細胞通路13に挿入される。この状態で、ピ
ストン8を引き上げると、細胞通路13が真空状態にな
り、細胞組織がこの細胞通路に吸引されてくる。このよ
うにして吸引された細胞組織を確実に確保するために、
流体注入管3からピストン9を押し下げて、流体を本体
細胞と吸引されてきた細胞との間付近に注入する。加圧
された流体が、細胞間に注入されることにより、細胞採
取管に吸引された細胞を本体細胞から切り離すことがで
きる。流体注入管に入れる流体は、液体か気体である。
気体としては、空気や窒素を使用することが可能であ
る。また、生理食塩水などの液体を使用することもでき
る。
【0042】中空針10の先端部分は、生体内に中空針
10を挿入するので、鋭利になっているのが好ましい。
例えば、図3(a)に示したように、先端部分を斜めに
し端を鋭利にしても良いし、図3(b)のように先端面
を鋭利な波形にしてもよい。いずれにしても、中空針先
端部分を生体内に挿入し、目的とする細胞組織を採取す
る。中空針10は、生体内組織の損傷を小さくするた
め、診断又は研究用に必要な量の細胞組織サンプルが採
取できる範囲で、できるだけ径の小さいものが好まし
い。一般的には、ゲージ14〜18程度が好ましい。
【0043】次に、本発明の生検針の操作法について説
明する。最初は、細胞採取管2のピストン8は機密部1
1が細胞採取管2の底部まで下げられ、流体注入管3の
ピストン9は窒素ガスを満たしてその機密部12が流体
注入管3の上部に上げられている。その状態で、中空針
10を生体に挿入し、目的とする細胞組織の中央部付近
に至らしめる。この際、超音波画像診断機器を用いなが
ら、中空針10を目的の位置に容易に挿入させることが
できる。
【0044】中空針10が目的の生体内の位置に到着す
ると、ピストン8を引き上げる。そうすると、細胞採取
管2は機密部11により機密状態を保持するので、細胞
採取管2内は真空状態になる。すると、細胞組織が真空
に吸引されて中空針の細胞通路13を通って細胞採取管
2内にその組織サンプルを採取する。必要量の組織サン
プルを採取した時点で、流体注入管3のピストン9を押
し下げて窒素を加圧状態で生体内組織に注入する。そう
すると、採取した細胞組織と本体細胞組織とが切り離さ
れる。採取した細胞組織サンプルが、本体細胞組織と切
り離された時点で、生検針1を生体から引き抜く。そし
て、細胞採取管のピストンを押し下げて、採取した組織
サンプルを採取管から取り出す。ピストン8及びピスト
ン9は、人の手で操作することは可能であるが、自動的
に作動する駆動部に接続して、この細胞組織サンプルの
採取を自動的に行うこともできる。
【0045】
【実施例1】チタン粉末を焼結して細管を作成した。こ
の細管に、微粉末ジルコニアをアクリル系バインダーに
混合したものをコートし、1000℃以上の温度で焼成
し、更に研磨して、ジルコニア被覆注射針を製造した。
注射針のサイズゲージ12〜25のものが、注射針とし
て利用される。該ジルコニアセラミツク被覆注射針は、
従来の不錆性鋼材を材料とする注射針と異なり、その非
磁性、非電導性の特徴に加えて、超硬性を保持し、且
つ、十分な撓みに対しての折損性を示さない。一般的使
い捨て注射針としてのみでなく、外挿針又は高温高圧滅
菌性にも耐えられるものである。そして、本注射針は、
診断薬を注入しながら、CT、MRIを撮ることができ
るという特徴も有している。
【0046】
【実施例2】実施例1と同様にしてタングステン粉末か
らゲージ18の生検針用中空針を製造した。これは、図
1及び図5に示したように、ジルコニア被覆非鉄製の注
射針の特性を生かした組織吸引用中空針10で該中空針
内に組織を吸引する細胞通路13と加圧流体を注入する
流体通路15とを備えている。この中空針10は、生検
針1に使用する。吸引ピストン8を押し込んだ位置に保
ち、加圧細管内はやや陽圧とする。中空針を体表から生
体内に注入し、標的組繊まで、超音波、MRI又はCT
で透視下、到達させる。つぎに、中空針10を固定した
後、吸引ピストン8(内径25mm、長径50mm)を
細棒17と共に機械的に引き上げることによって、約2
5cmの真空空間を作り、この吸引力を利用して標的
組織を中空針内から細胞採取管に吸い上げる。更に、流
体注入管から25cm未満の窒素ガスを一気に注入
し、中空針10先端の組織を窒素ガス圧で切断すること
により、目的とする組織を得た。
【0047】
【実施例3】患者の承諾の下に、原発性肝癌患者1及び
2から、外科的に細胞組織を摘出した。患者1及び患者
2の摘出組織は、可視的に見掛け上癌部と非癌部とにそ
れぞれ分取し、培養液中でそれらの中心部に本発明の中
空針を使用した生検針を注入した。この際、何らの物理
的抵抗もなく針は組織内に侵入した。既に、説明した操
作に則り、組織を吸引し、患者1の癌組織と非癌組織の
微小組織サンプルを一定量を確実に採取した。一方、八
光商事が販売する生検針「ソノプシ−C2」を用いて、
患者2の微小組織の採取を試みた。この際、組織サンプ
ルの採取には二プロ社又はテルモ社等の製品であるディ
スポーザルシリンジ生検針で18ゲージのものを用いる
が、これらの、従来の生検針では確実に一定量の微小組
織サンプルを採取するのは困難であった。
【0048】次に、このようにして採取した微小組織サ
ンプルを、それぞれ1ml容量の培養器中にて Waymout
h 培地で、14C−5FU(5-fluoro-uracil)を2μ
Ci添加し、22℃の温度で1時間培養した。その後、
微小組織片中に摂取された放射性炭素を含む14C−5
FUに基づく代謝物にメタノールを加え抽出し、その抽
出液を濃縮して薄層クロマトグラフィー用のサンプルを
調製した。
【0049】本発明の針を使用して採取した患者1の癌
組織と非癌組織及び八光商事販売の生検針を使用して採
取した患者2の癌組織と非癌組織の4サンプルについて
得た代謝抽出物を、メルク社製薄層クロマトグラフィー
用シリカゲル板を用い、n−ブタノール、水及び酢酸を
60対25対15の重量割合で混合した混合液を使用
し、展開した。シリカゲル板を風乾後、富士イメージン
グプレートで各代謝物中の14Cを二次元画像として定
量記録した。その結果を、図7に示した。検出物質は、
Rf値の高いものから順にFU、DHFU(5-fluoro-d
ihydrouracil)、FUPA(5-fluoro-3-ureidopropion
ic acid)、及びFBAL(5-fluoro-β-alanin)であ
る。5FUの主たる代謝物は、FBALである。図7か
ら分かるように、患者1の場合は、培地中の14C−5
FUは組織小片中に取り込まれた後、1時間で非癌部位
ではほとんどが5−FBALに代謝され、同じく癌部位
では未変化体としての14C−5FUが若干残存してい
ること、また、患者2では、非癌部位及び癌部位いずれ
も未変化体としての14C−5FUが多く残存し、代謝
物であるFBALが極めて少ないことがわかる。また、
患者2の癌部には、DHFUが認められる。以上から、
本発明の針を使用する生検針で採取した細胞組織の生理
活性は、従来の生検針で採取した細胞組織生理活性が、
格段に優れており、本発明の針は損傷の少ない状態で組
織を採取できることがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、採取する組織及び体内組織の
損傷を少なくする注射針、生検針を提供することにあ
る。採取する組織に損傷を与える原因となる負傷電流の
発生を抑えた、注射用又は生検針用の針である。また、
MRIやCT診断を行う場合、注射から随時診断薬を投
与しながら、MRIやCTをとることができるという特
徴も有する。更に、本発明の生検針は、確実に目的とす
る細胞組織を採取できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生検針の構成を示す断面図である
【図2】 ピストン、細棒を示す図である
【図3】 中空針先端部分を示す図である
【図4】 管接合部の構成を示す断面図である
【図5】 中空針部の先端部分を示す図である
【図6】 注射針の構成を示す図である
【図7】 代謝物の薄層クロマト展開を示す図である
【符号の説明】
1 生検針 2 細胞採取管 3 流体注入管 4、7 中空管 5、5’ 中空針部先端 6 管接合部 8、9 ピストン 10、10’ 中空針部 11、12 機密部 14 ピストン棒 13、13’ 細胞通路 15、15’ 流体通路 17 細棒 21、22 窪み 23 中空針部の上部 24、25 通路管 31 針部 32 接続部 33 ジルコニア層 34 針原型

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非鉄材料から形成された中空細管の周囲を
    超硬、非電導性、非磁性物質によって被覆したことを特
    徴とする、注射又は生検針用の中空針。
  2. 【請求項2】非鉄材料から形成された中空細管の周囲を
    超硬、非電導性、非磁性物質によって被覆し、中空細管
    の先端を鋭利としたことを特徴とする、請求項1に記載
    の注射又は生検針用の中空針。
  3. 【請求項3】超硬、非電導性、非磁性物質がジルコニア
    であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    の注射又は生検針用の中空針。
  4. 【請求項4】非鉄材料が、アルミニウムカーバイト、チ
    タン、シリコン、ニッケル、タングステン及びジルコニ
    ウムから成る群から選択される一種であることを特徴と
    する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の注射又
    は生検針用の中空針。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載さ
    れた中空針を使用した注射器。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項4のいずれかに記載さ
    れた中空針を使用した生検針。
  7. 【請求項7】生体細胞を採取するための細胞採取管、流
    体注入管、細胞採取管の先端部分及び流体注入管の先端
    部分を接合する管接合部及び管接合部に取り付けられた
    中空針部とから形成される生検針。
  8. 【請求項8】細胞採取管には、その管内を機密状態で往
    復することができるピストンを備え、かつ、細胞採取管
    の一端の先に細胞採取管内径よりも小さい中空管を備え
    ていることを特徴とする請求項7に記載の生検針。
  9. 【請求項9】流体注入管には、その管内を機密状態で往
    復することができるピストンを備え、かつ、流体注入管
    の一端に流体注入管本管内径よりも小さい中空管を備え
    ていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の
    生検針。
  10. 【請求項10】細胞採取管に取り付けられるピストンの
    他端には気密材が取り付けられ、更に、中空針部の先端
    近くに達する長さの細胞採取用の細棒を備えたことを特
    徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の生検
    針。
  11. 【請求項11】流体注入管に取り付けられるピストンの
    他端には気密材が取り付けられたことを特徴とする請求
    項7から請求項10のいずれかに記載の生検針。
  12. 【請求項12】管接合部が、細胞採取管先端部の中空
    管、流体注入管先端の中空管及び細胞採取用中空針部を
    接合することを特徴とする、請求項7から請求項11の
    いずれかに記載の生検針。
  13. 【請求項13】中空針部が、流体注入管からの流体通路
    及び細胞採取用の細胞通路を有し、かつ、非鉄材料から
    形成された中空細管の周囲を超硬、非電導性、非磁性物
    質によって被覆された中空針であることを特徴とする、
    請求項7から請求項12のいずれかに記載の生検針。
  14. 【請求項14】超硬、非電導性、非磁性物質がジルコニ
    アであることを特徴とする、請求項7から請求項13の
    いずれかに記載の生検針。
  15. 【請求項15】非鉄材料が、アルミニウムカーバイト、
    チタン、シリコン、ニッケル、タングステン及びジルコ
    ニウムから成る群から選択される一種であることを特徴
    とする、請求項7から請求項14のいずれかに記載の生
    検針。
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