JP2002085400A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2002085400A
JP2002085400A JP2000286242A JP2000286242A JP2002085400A JP 2002085400 A JP2002085400 A JP 2002085400A JP 2000286242 A JP2000286242 A JP 2000286242A JP 2000286242 A JP2000286242 A JP 2000286242A JP 2002085400 A JP2002085400 A JP 2002085400A
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JP
Japan
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channel
ray
image
channel pitch
detector
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JP2000286242A
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English (en)
Inventor
Hiromi Hara
弘己 原
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出器の周辺部に相当する部分の画像のボケ
を除去して鮮明な画像を作成すること。 【解決手段】 スキャナ3から収集したX線データを画
像処理装置4の計測データ記憶装置41に記憶する手段
と、前記画像処理装置内に設けたチャンネルピッチ発生
装置42がチャンネルピッチδを発生し、これにもとづ
きチャンネルピッチ変換したチャンネルピッチデータを
作成し、前記記憶装置からのデータと、前記チャンネル
変換ピッチデータとにより画像再構成するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線CT装置に関
し、特にスキャノグラム像におけるチャンネル方向の距
離計測誤差を低減するようにしたX線CT装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置のX線検出器はX線の焦点
を中心とする円弧上にある。従来は検出器中心部チャン
ネルでのX線中心から見たチャンネル開き角とX線中心
からの距離を元に、チャンネルピッチを作成し、このチ
ャンネルピッチを用いてスキャノグラム画像を作成して
いた。しかし円弧上での中心から周辺までチャンネル開
き角は同一でチャンネルピッチは均等となるために、こ
のチャンネルピッチを用いて計測データを円弧中心で接
している直線上に展開(画像再構成)していくと、計測
データ位置が円弧の中心から離れていくに従い、円弧上
のチャンネル開き角(一定)と円弧中心で接している直
線上でのチャンネル開き角(チャンネル開口部が周辺部
ほど見かけ上狭くなるためだんだん狭くなる)の差が大
きくなる。この結果、直線上での計測データ位置円弧と
の接点を基点にだんだん外側にずれる。
【0003】ここに、この従来装置の概要を図4を用い
て説明する。中心O”を有する被検体10の上側にX線
管が配置されており、そのX線中心をOとする。また、
被検体10の下側には、円弧状の検出器2が設けられ、
X線中心Oの直下で交叉する検出器中心点をO’とす
る。すなわちx軸とy軸との交点をO’とする。X線中
心Oと検出器中心O’との間の距離はdとし、また、X
線中心Oと被検体10の中心O”との間の距離をhとす
る。αはX線中心軸yからのX線の開き角であって、こ
の場合、被検体2の右外縁と接する角度を示している。
また、θは検出器2の各チャンネルの開き角を示してい
る。検出器2により得られたローデータを用いた画像再
構成を行うためには、x軸上の距離x’iを求める必要
がある。このx’iは次の式(1)で求めることが出来
る。 x’i=(α/360°)×2πd (1) α=θ・i θ:円弧上1チャンネルに当たりのチャンネルに開き角 i=O’〜a点までのチャンネル数
【0004】この式で求められた値は、例えば、X線3
2に注目した場合、このX線32と交叉する検出器2の
チャンネル位置aは、これをx軸上に展開すると、a’
点になる。これは円弧状の検出器2をx軸上に直線的に
置きかえると、a点は矢印イ方向に倒れた形になって
a’点になる。従って検出器2のチャンネル位置a点を
x軸に直下に投影した点bよりもΔxの拡大分が生じ
る。従ってx’iの値は、本来の値より拡大分Δxだけ
拡大された値になる。この拡大分Δxは、検出器2のチ
ャンネルが外側に向って行くほど大きくなる。これは、
例えば、X線33に対する検出器2のチャンネル位置c
は、これをx軸に展開すると、c’になり、拡大分Δx
がより大になる。このように検出器2の外側に向うチャ
ンネル位置をx軸上に投影して展開していくと、これに
応じて、拡大分Δxも長くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来装置においては、
検出器2のチャンネル位置が外側に向って行くほど、こ
れに応じて、拡大分Δxも大きくなっていく傾向にあ
り、従って、x’iの値を用いて画像再構成した場合、
画像の外側の映像にボケが生じるおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、画像再構成の場合に、こ
のボケが生じないようにして、より鮮明な画像が得られ
るX線CT装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はX線管とこのX
線管と対抗する位置に円弧状に配列された複数のチャン
ネルのX線検出素子から成るX線検出器とを搭載したス
キャナと、前記X線検出器で検出した計測データを記憶
する記憶装置と、この計測データにより再構成画像を生
成する画像再構成装置とよりなる画像処理装置と、画像
を表示する表示装置と、を備えてなるX線CT装置にお
いて、前記画像処理装置に円弧状チャンネルピッチ発生
装置とこの円弧状チャンネルピッチを直線状のチャンネ
ルピッチに変換するチャンネルピッチ変換装置とを設
け、このチャンネルピッチ変換装置で変換した直線状の
チャンネルピッチデータと前記記憶装置から読み出した
計測データとを前記画像再構成装置に入力して画像再構
成を行うように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理を示すもの
で、図4と同じ部分は同じ記号を用いてある。検出器2
はチャンネルピッチがδであるものを示している。この
δの値は、検出器2の構造により異なる値をとるもので
ある。本実施例ではチャンネルピッチをδとする。そし
て、検出器2のチャンネル位置、例えば、aからx軸上
に直下に投影した点bとO’点との距離x’iを計測す
る。この場合、従来のように、a’点を計測するのでな
いので、x’iはb−a’間の距離、すなわち、縮小分
Δx’だけ従来より短かい距離を計測するようになる。
チャンネルc位置に対しても、その直下のx軸に展開し
た点c″を計測するように、チャンネル位置a、cの直
下のx軸の位置b、c”を計測することにより、x’i
は縮小分Δx’だけ従来より縮小した値を計測するよう
になる。検出器2のチャンネル位置が外側へ行くほど、
この縮小分Δx’は小となる。x’iは次の式(2)で
求められる。 x’i=d・sinα (2) α=θ・i θ:円弧上1チャンネル当たりのチャンネル開き角 i=O’〜a点までのチャンネル数
【0009】このように、検出器2のチャンネル位置が
外側へ行くほど、各チャンネルごとの縮小分Δx’が小
になるので、画像再構成した場合、その得られた画像の
外側にボケが生じなくなる。
【0010】図2は本発明のハードウエアの実施例を示
すブロック図であって、スキャナ3と、画像処理装置4
と、表示装置5とよりなる。スキャナ3は、X線管1と
検出器2とをもっており、X線管1で発生したX線は、
被検者10を透過後、検出器2に入射し、X線データに
変換される。スキャナ3はこのX線データを画像処理装
置4に送る。画像処理装置4は、計測データ記憶装置4
1と、円弧状チャンネルピッチ発生装置42と、円弧→
直線状チャンネルピッチ変換装置43と、画像再構成装
置44とよりなっている。計測データ記憶装置41に
は、スキャナ3から送られてくるX線データを記憶す
る。円弧状チャンネルピッチ発生装置42は、次の式
(3)の発生式によりチャンネルピッチを計算する。 δ=2d・sin(θ/2) (3) δ:検出器チャンネルピッチ d:X線中心から円弧上までの距離(円弧の半径) θ:円弧上1チャンネル当たりのチャンネル開き角
【0011】円弧上では、“X線中心からみたチャンネ
ル開き角”、X線中心からの距離は常に一定なのでチャ
ンネルピッチは均等になる。図1において、式(3)で
求められるδは、検出器2のチャンネルピッチを指して
いる。このδは、検出器の構造、すなわち、チャンネル
数の多少により異なるので、これに応じて、チャンネル
ピッチ発生装置42はδを計算する。
【0012】この場合、予め検出器の構造によるチャン
ネル数が異なる場合、前記発生装置に対して、そのチャ
ンネル数を入力しておけばよい。また、前記発生装置
は、CT装置の機種別、すなわち、異なる検出器ごとに
入力されるデータを処理してδを計算するプログラムを
もつようにしてもよい。チャンネルピッチ変換装置43
は、次の式(4)の変換式を用いて円弧状チャンネルピ
ッチ発生装置42で求めた円弧状チャンネルピッチδを
直線上チャンネルピッチδ’に変換する。 δ’=δ・sin(θ・(1+1/2)) =2d・sin(θ/2)・sin(θ・(i+1/2)) (4) δ’:中心チャンネルから第i番目のチャンネル直線上
チャンネルピッチ δ :検出器チャンネルピッチ d :X線中心から円弧上までの距離(円弧の半径) θ :円弧中心部での1チャンネル当たりのチャンネル
開き角 i :チャンネル(0〜N−1)
【0013】これは、図1において、例えば、X線3
4、32に対応するチャンネルピッチδに対して、これ
をx軸に垂直投影して直線上に変換した値δ’を求める
ことである。画像再構成装置44は計測データ記憶装置
41からのX線データとチャンネルピッチ変換装置43
からのδ’を入力し、画像再構成を行い、その結果を表
示装置5に送り、画像を表示する。
【0014】次に図3を用いて、本発明の実施例の処理
の流れを説明する。スキャナ3は計測開始し(ステップ
50)、データを収集して(ステップ51)、そのデー
タを記憶装置41に記憶する。チャンネルピッチ発生装
置42はチャンネルピッチδを発生し(ステップ5
3)、さらにチャンネルピッチ変換装置43はチャンネ
ルピッチ変換したデータδ’を作成する(ステップ5
4)。画像再構成装置44は上記記憶装置41から計測
X線データを読み出し(ステップ52)、チャンネルピ
ッチ変換データδ’とを入力して画像再構成を行い(ス
テップ55)、そしてその画像データを表示装置5に表
示する(ステップ56)。この処理が規定数終了した場
合(ステップ57)、計測は終了する(ステップ5
8)。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、直
線上チャンネルピッチδ’を使用して画像再構成する
と、検出器の周辺部のチャンネルに行くほどピッチが小
さくなり、画像は縮小する。ただし、周辺部は元々拡大
投影している(チャンネルピッチを変換せずに直線上に
投影するとだんだん大きくなる)のでこれと相殺する。
この結果、再構成画像は従来の画像に比べ、周辺部での
歪みが改善され、画像上での距離計測が減少する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】従来装置の原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 X線管 2 検出器 3 スキャナ 4 画像処理装置 5 表示装置 10 被検体 41 計測データ記憶装置 42 チャンネルピッチ発生装置 43 チャンネルピッチ変換装置 44 画像再成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管とこのX線管と対抗する位置に円
    弧状に配列された複数のチャンネルのX線検出素子から
    成るX線検出器とを搭載したスキャナと、前記X線検出
    器で検出した計測データを記憶する記憶装置と、この計
    測データにより再構成画像を生成する画像再構成装置と
    よりなる画像処理装置と、画像を表示する表示装置と、
    を備えてなるX線CT装置において、前記画像処理装置
    に円弧状チャンネルピッチ発生装置とこの円弧状チャン
    ネルピッチを直線状のチャンネルピッチに変換するチャ
    ンネルピッチ変換装置とを設け、このチャンネルピッチ
    変換装置で変換した直線状のチャンネルピッチ変換デー
    タと前記記憶装置から読み出した計測データとを前記画
    像再構成装置に入力して画像再構成を行うことを特徴と
    するX線CT装置。
JP2000286242A 2000-09-21 2000-09-21 X線ct装置 Pending JP2002085400A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7421059B2 (en) 2002-04-11 2008-09-02 J. Morita Manufacturing Corporation X-ray computer tomography apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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