JP2002084934A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JP2002084934A
JP2002084934A JP2000282796A JP2000282796A JP2002084934A JP 2002084934 A JP2002084934 A JP 2002084934A JP 2000282796 A JP2000282796 A JP 2000282796A JP 2000282796 A JP2000282796 A JP 2000282796A JP 2002084934 A JP2002084934 A JP 2002084934A
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fishing
line roller
spinning reel
line
support
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Sui Shibata
祟 柴田
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Globeride Inc
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインローラの外周を大径化することなし
に、巻き取り操作時における水分や異物の付着によるラ
インローラの回転性能の低下を防止する。 【解決手段】 魚釣用スピニングリールにおいて釣糸案
内装置を構成するラインローラ8の回転軸方向の両側に
支持部10を突設し、支持部10と支持部材5との間に
設けた軸受部材11によりラインローラ8を回転可能に
支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣糸用スピニング
リールに関し、特に、スプールに釣糸を巻回案内するた
めの釣糸案内装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】釣糸用スピニングリールにおいては、釣
糸の巻き取り操作用のハンドルの回転操作に連動して回
転するロータに取り付けられた支持アームの前部に、釣
糸案内装置を有する支持部材を装着する構成が一般的に
採られている。釣糸案内装置としては、ラインローラや
ベールなどで構成されるものが知られている。ここで、
ラインローラは、支持部材に回転可能に支持されてお
り、釣糸巻き取り操作時に釣糸に接触し、この釣糸をス
プールに案内する機能を有する。
【0003】従来技術においては、例えば、実開平3−
122664号公報に開示されたように、ラインローラ
の両側部、より詳しくは内周部の両側を軸受部材で支持
する構造が採られている。このように軸受け部材で支持
する構造とすることで、ラインローラにおける巻き取り
操作時の回転抵抗が軽減して回転性能が向上し、巻き取
り操作の効率性および操作性などの向上して、巻き取り
操作を軽快に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造は、次のような問題があった。すなわち、釣糸
は一般的には水分や異物などを多く含んだ状態で巻き取
られることから、釣糸をスプールに巻き取る際に、釣糸
が直接接触するラインローラの外周に水分や異物が多く
付着することになる。さらに、巻き取りの際のロータ回
転により、ラインローラ外周の両側部から内周部にかけ
ても水分や異物が流入し易くなる。このため、ラインロ
ーラを支持する軸受け部材に水分や異物が付着する。こ
の結果、ラインローラの回転性能が低下したり、ライン
ローラが腐食するなどの不具合が生じ易い。この傾向
は、使用環境の厳しい釣り場において特に生じ易い。
【0005】また、上記従来の魚釣用スピニングリール
は、ラインローラの内周両側を軸受け部材で支持する構
造であるため、ラインローラの外周が大径化し易くな
る。そして、このような大径化に伴って釣糸案内装置や
これを支持する支持部材などが大型化してしまう。さら
に、大型化によりロータ前方への重量偏倚が増大するこ
とから、ロータ回転時におけるバランスを旨くとること
が難しくなるなどの欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題に鑑み、ライ
ンローラを大径化することなしに、巻き取り操作時にお
けるラインローラの回転性能の低下を防止できる構造を
備えた、魚釣用スピニングリールを提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明の魚釣
用スピニングリールは、ハンドルの回転操作に連動して
回転するロータに固着された支持アームの端部に釣糸案
内装置を有する支持部材を装着し、該釣糸案内装置を構
成するラインローラを前記支持部材に回転可能に支持し
てなる魚釣用スピニングリールにおいて、前記ラインロ
ーラの回転軸方向の両側に支持部を突設すると共に、該
支持部と前記支持部材との間に設けた軸受部材により前
記ラインローラを回転可能に支持した、ことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2の魚釣用スピニングリール
は、前記軸受部材が、前記支持部の外周と前記支持部材
との間に配置されている、ことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3の魚釣用スピニングリー
ルは、前記軸受部材が、前記支持部と支持部材との間で
シール部材により密閉された状態で配置されている、こ
とを特徴とする。
【0010】請求項1の構成によれば、ラインローラに
おいて釣糸案内部となるラインローラの中央部から離間
した位置に支持部を突設し、この支持部により軸受部材
を支持する構成としたので、釣糸に含まれている水分や
異物などが釣糸が巻き取り操作中に軸受け部材に付着す
ることが回避できる。このため、水分や異物などの付着
によるラインローラの回転性能の低下が防止され、ライ
ンローラの良好な回転性能を常時維持できる。
【0011】請求項2の構成によれば、さらに、軸受部
材が支持部の外周に位置することから、ラインローラの
大きさや形状を軸受部材の形状や大きさとは関係なしに
決めることができる。このため、軸受部材に起因するラ
インローラおよび支持部材の大型化が防止できる。
【0012】請求項3の構成によれば、さらに、軸受部
材の防水および防塵を確実に行うことができる。このた
め、使用環境の厳しい釣り場においても、水や異物によ
るラインローラの回転性能の低下や腐食などが防止さ
れ、釣糸の円滑な巻き取りができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の魚釣用スピニン
グリールの実施形態を、添付図面を用いて詳細に説明す
る。図1および図2を参照して、第1の実施形態の魚釣
用スピニングリールは、リール本体1、ハンドル2、ロ
ータ3、支持アーム4、支持部材5、釣糸案内装置6、
スプール7などから構成されている。
【0014】より詳しくは、リール本体1は、図示例の
ように、釣り竿100に固着される。ハンドル2は、リ
ール本体1に回動自在に設けられている。スプール7
は、ハンドル2が回動操作された際、リール本体1の内
部に配設された図示しないスプール往復動機構を介し
て、図1において左右方向に往復動する。また、ロータ
3もハンドル2の回転操作に連動して、図1において左
右方向を回転の中心軸として回転するように構成されて
おり、よって、ロータ3はスプール7の往復動に同期し
て回転する。
【0015】ロータ3には支持アーム4の一端部が取り
付けられている。支持アーム4の他端部には支持部材
(ベ−ル支持部材)5が装着されている。また、支持部
材5には、ラインローラ8とベール9とからなる釣糸案
内装置6が設けられている。
【0016】図2を特に参照して、ラインローラ8は、
略中空円筒状のものであり、その回転軸方向の両側には
支持部10がそれぞれ突設されている。ラインローラ8
の中央部81はやや凹んでおり、この中央部81に図示
しない釣糸が案内つまりガイドされる。また、中央部8
1の両側には突出部82、83がそれぞれ形成されてい
る。さらに、ラインローラ8は、支持部10と支持部材
5との間に設けた軸受部材11によって回転可能に支持
されている。
【0017】なお、図2において符号12は抜け止め部
材である。抜け止め部材12は、図示例では、支持部材
5に穿設されたボルト穴に螺合されたボルトで構成され
る。また、図示例では、抜け止め部材12により、図に
おいて右側の軸受部材11の内周側面が支持された構成
となっている。
【0018】また、特に図示しないが、ベールの反転機
構として、公知の振分け付勢ばね機構(図示せず)が設
けられており、ベール支持部材5を釣糸巻取位置と釣糸
放出位置とにそれぞれ維持するように付勢している。
【0019】上記構成である第1の実施形態の魚釣用ス
ピニングリールにおいて、釣糸を巻き取る際には、ハン
ドル2を所定の方向に回転操作する。この回転操作に連
動して、上記した通り、スプール7が図1において左右
方向に往復動すると共に、この往復動に同期してロータ
3が回転運動する。そして、これら往復動と回転運動に
よって、釣糸がラインローラ8にガイドされつつスプー
ル7に順次巻き取られる。
【0020】ここで、上記の巻き取りの際に、釣糸に付
着した水分や異物などがラインローラ8の外周などに付
着する場合がある。第1実施形態の魚釣用スピニングリ
ールでは、軸受部材11をラインローラ8の両側に突設
された支持部10と支持部材5との間に設けたことか
ら、これら水分や異物などが軸受部材11に達すること
が阻止される。
【0021】図3および図4に、第2の実施形態の魚釣
用スピニングリールを示した。この魚釣用スピニングリ
ールは、釣糸案内装置6の構造が次のように異なる以外
は、上記第1の実施形態と実質的に同様なものである。
【0022】すなわち、この魚釣用スピニングリールで
は、略中実円筒状のラインローラ8が用いられている。
また、このラインローラ8の両側にそれぞれ突設された
支持部10の外径を軸受部材11の内径以下として、軸
受部材11を支持部10の外周と支持部材5との間に介
装した構造としている。また、支持部材5の一部を図4
において右側にラインローラ8を越えて延在させた連結
部13を設けている。そして、支持部材5に一方の軸受
部材11、ラインローラ8、他方の軸受部材11を順次
装着した後、抜け止め部材12を支持部材5に螺合する
ことで、組み立てられる。
【0023】この第2の実施形態では、支持部10の外
周と支持部材5との間に軸受部材11を設ける構成とし
たので、ラインローラ8の大きさや形状を軸受部材11
の形状や大きさとは無関係に適宜設定することができ
る。
【0024】さらに、図5に、第3の実施形態の魚釣用
スピニングリールを示した。この魚釣用スピニングリー
ルは、支持部10と支持部材5との間にシール部材14
を設けた以外は、上記第2の実施形態と実質的に同様で
ある。
【0025】シール部材14は、可撓性のあるゴムや合
成樹脂などの材料で作られたものである。図示例では、
シール部材14は、環状(リング状)であり、ラインロ
ーラ8の支持部10の外周面と支持部材5の内周面との
間に介装されている。このシール部材14により、これ
ら外周面と内周面との間に設けられた軸受部材11が密
閉して収容された状態となる。
【0026】この第3の実施形態では、シール部材14
により軸受部材11が密閉収容されるため、釣糸の巻き
取りの際において釣糸に付着した水分や異物などが軸受
部材10に達することを略完全に防止できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の魚釣用スピニングリールによ
れば、釣糸に含まれている水分や異物などが釣糸が巻き
取り操作中に軸受け部材に付着することが回避できるた
め、水分や異物などの付着によるラインローラの回転性
能の低下が防止され、ラインローラの良好な回転性能を
常時維持できるという効果を奏する。
【0028】請求項2の魚釣用スピニングリールによれ
ば、請求項1の効果に加えて、ラインローラの大きさや
形状を軸受部材の形状や大きさとは無関係に決めること
ができ、軸受部材に起因するラインローラおよび支持部
材の大型化が防止できるという効果を奏する。
【0029】請求項3の魚釣用スピニングリールによれ
ば、請求項1および請求項2の効果に加えて、軸受部材
の防水および防塵を確実に行うことができるため、使用
環境の厳しい釣り場においても、水や異物によるライン
ローラの回転性能の低下や腐食などが防止され、釣糸の
円滑な巻き取りができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施形態の魚釣用スピニ
ングリールを示した斜視図である。
【図2】図1の魚釣用スピニングリールの要部断面図で
ある。
【図3】本発明に係わる第2の実施形態の魚釣用スピニ
ングリールを示した斜視図である。
【図4】図3の魚釣用スピニングリールの要部断面図で
ある。
【図5】本発明に係わる第3の実施形態の魚釣用スピニ
ングリールの要部断面図である。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ハンドル 3 ロータ 4 支持アーム 5 支持部材 7 スプール 8 ラインローラ 10 支持部 82 突出部 83 突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転操作に連動して回転する
    ロータに固着された支持アームの端部に釣糸案内装置を
    有する支持部材を装着し、該釣糸案内装置を構成するラ
    インローラを前記支持部材に回転可能に支持してなる魚
    釣用スピニングリールにおいて、 前記ラインローラの回転軸方向の両側に支持部を突設す
    ると共に、該支持部と前記支持部材との間に設けた軸受
    部材により前記ラインローラを回転可能に支持した、こ
    とを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 【請求項2】 前記軸受部材が、前記支持部の外周と前
    記支持部材との間に配置されている、ことを特徴とする
    請求項1記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 【請求項3】 前記軸受部材が、前記支持部と前記支持
    部材との間でシール部材により密閉された状態で配置さ
    れている、ことを特徴とする請求項1または2記載の魚
    釣用スピニングリール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044946A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Globeride Inc 魚釣用リール
JP2014155499A (ja) * 2014-04-25 2014-08-28 Globeride Inc 魚釣用リール
US8844856B2 (en) 2010-08-27 2014-09-30 Globeride, Inc. Fishing reel

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