JP2002084922A - 鑑賞用水槽の水中ヒーター - Google Patents

鑑賞用水槽の水中ヒーター

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JP2002084922A
JP2002084922A JP2000279147A JP2000279147A JP2002084922A JP 2002084922 A JP2002084922 A JP 2002084922A JP 2000279147 A JP2000279147 A JP 2000279147A JP 2000279147 A JP2000279147 A JP 2000279147A JP 2002084922 A JP2002084922 A JP 2002084922A
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Masahiko Ito
雅彦 伊藤
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Sanritsu Denki KK
Sanritsu Electric
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Sanritsu Denki KK
Sanritsu Electric
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ電熱部材が不意に断線しても、直ちに
第2の電熱部材に通電できるようにする。 【解決手段】 水中ヒーターは、金属管10内に第1、
第2の電熱部材20A,20Bが封入されたヒーター本
体1と、第1、第2の各電熱部材20A,20Bに対す
る通電を制御する制御回路とを備えている。前記制御回
路は、第1の電熱部材20Aの断線を検出する断線検出
回路を含み、断線検出回路が断線を検出していないとき
は第1の電熱部材20Aに通電し、断線検出回路が断線
を検出したときは第2の電熱部材20Bに通電するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として熱帯魚
のような鑑賞魚を鑑賞するための鑑賞用水槽に関わる技
術であり、特にこの発明は、鑑賞用水槽に満たされた水
を加温するのに用いられる水中ヒーターに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水中ヒーターとして、円筒状の
セラミック管の内部にニクロム線のような電熱部材を封
入した構造のものが一般的である。前記電熱部材に通電
する電熱回路には半導体スイッチが介装されている。こ
の半導体スイッチは温度制御回路により動作が制御され
ており、水温に応じて電熱部材に対する通電をオン、オ
フすることで、水温を鑑賞魚の生育に適した設定温度
(例えば26℃)に維持する。
【0003】水槽の水温は、年中、設定温度に維持する
必要があるため、この種の水中ヒーターでは、電源は投
入したままとなる。そのため、電熱部材は消耗が著し
く、半年から1年程度で断線する。特に冬場は、外気温
が低いため、水温を設定温度に維持するための電熱部材
の負担が大きく、電熱部材が断線する確率は高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電熱部材の断線に気付
かずに、そのまま放置されると、特に冬場は、短時間の
うちに水温が急降下するため、水槽内の鑑賞魚は即座に
死滅してしまう。電熱部材の断線時期を予測するのが困
難であるため、水中ヒーターの新品を予め用意しておく
とともに、かなり早い時期に新品と交換する必要があ
り、甚だ不経済である。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、たとえ電熱部材が不意に断線しても、直ちに
第2の電熱部材に通電できるようすることにより、水温
の低下による鑑賞魚の死滅を防止し、適切な時期に新品
との交換が可能な鑑賞用水槽の水中ヒーターを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる鑑賞用
水槽の水中ヒーターは、管内に第1、第2の電熱部材が
封入されたヒーター本体と、第1、第2の各電熱部材に
対する通電を制御する制御回路とを備えている。請求項
1の発明では、前記制御回路は、第1の電熱部材の断線
を検出する断線検出回路を含み、断線検出回路が断線を
検出していないときは第1の電熱部材に通電し、断線検
出回路が断線を検出したときは第2の電熱部材に通電す
る。
【0007】前記の「断線検出回路」は、典型的には、
電熱部材の断線を電熱部材の断線に伴う現象を利用して
検出するものである。例えば、電熱部材と並列に抵抗列
を接続したとき、電熱部材の断線により抵抗列に流れる
電流が増すから、いずれかの抵抗の両端の電圧を監視す
ることで電熱部材の断線を検出し得る。また、電熱部材
と直列に抵抗を接続したとき、電熱部材の断線により前
記抵抗に流れる電流がゼロになるから、抵抗の電圧降下
を監視することで電熱部材の断線を検出し得る。さら
に、電熱部材が断線して発熱が停止したとき、水温が急
降下するから、水温の極度の低下を感温センサにより監
視することで電熱部材の断線を検出し得る。
【0008】請求項1の水中ヒーターによれば、第1の
電熱部材が断線していないときは、第1の電熱部材に通
電して発熱動作させる。第1の電熱部材が断線すると、
これを断線検出回路が検出し、制御回路は第2の電熱部
材に通電して発熱動作させる。従って、第1の電熱部材
が断線しても、水温は低下せず、熱帯魚の死滅を防止で
きる。
【0009】請求項2の発明の水中ヒーターでは、前記
制御回路は、第1の電熱部材の断線を検出する断線検出
回路と、第1の電熱部材の断線を報知する警報回路とを
含み、前記断線検出回路が断線を検出していないときは
第1の電熱部材に通電し、断線検出回路が断線を検出し
たときは警報回路に通電する。
【0010】前記の「警報回路」は、具体的には、ラン
プや発光ダイオードのような視覚に訴える警報器やブザ
ーのような聴覚に訴える警報器を作動させる回路のこと
である。請求項2の水中ヒーターによれば、第1の電熱
部材が断線したとき、警報回路が通電するので、その警
報に気付いた後、第2の電熱部材に通電すれば、水温は
低下せず、熱帯魚の死滅を防止できる。また、警報によ
って第1の電熱部材が断線したことが分かるので、水中
ヒータの交換が促され、交換時期を逸することがない。
【0011】請求項3の発明の水中ヒーターでは、前記
制御回路は、第1の電熱部材の断線を検出する断線検出
回路と、第1の電熱部材の断線を報知する警報回路とを
含み、前記断線検出回路が断線を検出していないときは
第1の電熱部材に通電し、断線検出回路が断線を検出し
たときは第2の電熱部材と警報回路とに通電する。
【0012】請求項3の水中ヒーターによれば、第1の
電熱部材が断線すると、第2の電熱部材に通電して発熱
動作させるので、水温は低下せず、熱帯魚の死滅を防止
できる。しかも、第1の電熱部材が断線したとき、警報
回路が通電するので、第1の電熱部材が断線したことが
分かり、水中ヒータの交換が促され、交換時期を逸する
ことがない。
【0013】請求項4の発明の水中ヒーターは、上記し
た請求項1〜3のいずれかに記載された鑑賞用水槽の水
中ヒーターであって、前記制御回路は、第1、第2の各
電熱部材に対する通電を感温素子の感温動作に応じてオ
ン、オフ制御する温度制御回路を含み、この温度制御回
路が第1の電熱部材に通電するための制御信号を出力し
ていることを条件に、前記断線検出回路の検出結果を出
力させるようにする。
【0014】請求項4の水中ヒーターによれば、第1の
電熱部材が温度制御回路のオン、オフ制御によって通電
を停止しているときに、たとえ断線検出回路がその通電
の停止を第1の電熱部材の断線による通電の停止と判断
して検出動作を行ったとしても、その検出結果が出力さ
れることはない。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である水中ヒー
ターの使用状態を示す。図中、2は水が満たされた鑑賞
用水槽であり、この水槽2の内部の底部上に水中ヒータ
ーのヒーター本体1が設置されている。ヒーター本体1
からは電源コード3が引き出され、この電源コード3の
先端には、100ボルトの電源コンセントに差し込まれ
る電源プラグ4が装着されている。
【0016】なお、図示例の水中ヒーターは、水槽2内
の水の温度を固定の設定温度(例えば26℃)に保持す
るよう構成されているが、これに限らず、ボリュームな
どで任意の設定温度に調節できるように構成してもよ
い。
【0017】前記ヒーター本体1は、図1および図2に
示すように、金属管10の両端部にゴムキャップ11,
12が被着されており、一方のゴムキャップ11には、
電源コード3が外部へ引き出される引出部13が一体に
形成されている。
【0018】各ゴムキャップ11,12は鍔状部14を
備え、ヒーター本体1を水槽2内の底部上に水平に設置
したとき、金属管10の外周面が底部と直接接触しない
ようになっている。電源コード3上には、2個の吸盤
4,4が移動自由に装着されており、これらの吸盤4を
水槽2の内壁面または外壁面に吸着させて、ヒーター本
体1や電源コード3を固定する。
【0019】前記金属管10として、アルミ管やステン
レス管などが用いられ、2本の円筒状パイプを並べて一
体化したような形状に形成されている。この実施例のよ
うに金属管を用いると、自由な形状に加工できる利点が
ある。なお、金属管に代えて、セラミック管を用いるこ
とも可能である。
【0020】金属管10の内周面には、図3に示すよう
に、絶縁塗装を施して絶縁被膜10aが形成されてい
る。絶縁塗装の方法として、電着塗装、セラミック塗
装、粉体塗装などがある。絶縁被膜10aは、後述する
電熱部材20A,20Bや電気回路部品28などが金属
管10に接触して短絡するのを防止するためのもので、
この実施例のように金属管10の内周面にのみ形成して
もよいが、金属管10の内周面と外周面との両方に形成
してもよい。金属管10の内周面に絶縁被膜10aを形
成することに代えて、筒状の絶縁シートを金属管10の
内周面に沿って挿入してもよい。
【0021】金属管10の内部には、ニクロム線より成
る第1、第2の電熱部材20A,20Bと、多数の部品
が実装された実装基板21とが左右に領域を分けて装填
されている。金属管10の内部空間の全体には、熱伝導
性を高めるために、マグネシア粉末のような充填剤23
が充填される。この実施例では、第1の電熱部材20A
を主たる電熱部材とし、第2の電熱部材20Bを予備の
電熱部材としており、第2の電熱部材20Bは第1の電
熱部材20Aが断線したときに限って通電可能に構成し
てある。
【0022】金属管10は、両端が開口し、一方の開口
端にはゴムパッキング24およびシリコンシール25
を、他方の開口端にはセラミックスペーパー26および
シリコンシール27を、それぞれ嵌め込むと共に、両方
の開口端の外側へ前記ゴムキャップ11,12を被せる
ことにより密封している。
【0023】前記実装基板21は、プリント基板22の
表面に、図4に示す制御回路30を構成する抵抗,コン
デンサ,ICなどの電気回路部品28や感温素子として
のサーミスタ40が実装されて成る。サーミスタ40
は、電熱部材20A,20Bから離れた位置、具体的に
は、金属管10の端部に近い位置であって、電熱部材2
0A,20Bと反対側の実装基板21の端部位置寄りに
実装されている。なお、この実施例では、ヒーター本体
1に制御回路30を一体に組み込んでいるが、制御回路
30をヒーター本体1から独立させることもできる。
【0024】図4は、第1、第2の各電熱部材20A,
20Bへ通電するための第1、第2の電熱回路31A,
31B、および各電熱回路31A,31Bへの通電を制
御するための制御回路30の具体例を示す。第1、第2
の各電熱回路31A,31Bは、トライアックより成る
半導体スイッチ33A,33Bと電流ヒューズ34A,
34Bとをそれぞれ含んでいる。
【0025】制御回路30は、電源回路35と、各電熱
部材30A,30Bに対する通電を前記サーミスタ40
の感温動作に応じてオン、オフ制御する温度制御回路3
2と、第1の電熱部材31Aの断線を検出する断線検出
回路50と、第1の電熱部材31Aの断線を報知する警
報回路60とを含んでいる。前記電源回路35は、半波
整流用のダイオード38および抵抗R4と平滑用のコン
デンサC1とから成り、電源プラグ4より入力される交
流電圧を直流電圧に変換する。
【0026】前記温度制御回路32は、サーミスタ40
の感温動作に基づいて第1の電熱部材20Aまたは第2
の電熱部材20Bへの通電を制御して水温を設定温度
(26℃)に保持するとともに、空焚きによる異常加熱
を防止するためのもので、IC制御回路36,基準電圧
設定回路37などを含むものである。
【0027】前記IC制御回路36は、コンパレータ4
2とゼロクロス制御回路43とを含んでいる。コンパレ
ータ42は入力電圧V1を基準電圧E1と比較し、その比
較出力をゼロクロス制御回路43へ与える。前記コンパ
レータ42の入力電圧V1として、負性抵抗素子である
サーミスタ40と基準電圧設定回路37の第1の抵抗R
1との分圧が、また基準電圧E1として、基準電圧設定
回路37の第2の抵抗R2と第3の抵抗R3との分圧
が、それぞれ与えられる。
【0028】ヒーター本体1を水中へ浸漬した状態にお
いて、水槽2内の水の温度が設定温度(26℃)以下の
ときは、入力電圧V1は基準電圧E1以上であるが、水の
温度が設定温度を越えると、入力電圧V1は基準電圧E1
より小さくなり、コンパレータ42の比較出力は反転す
る。一方、空焚き状態において、電熱部材20A,20
Bの温度が所定の温度(例えば、125℃)より小さい
ときは、入力電圧V1は基準電圧E1以上であるが、電熱
部材20A,20Bの温度が前記温度に達したときは、
入力電圧V1は基準電圧E1より小さくなり、コンパレー
タ42の比較出力は反転する。
【0029】前記ゼロクロス制御回路43は、第1の電
熱回路31Aの半導体スイッチ33AのゲートGへ抵抗
R5を介して制御信号を与え、また、第2の電熱回路3
1Bの半導体スイッチ33BのゲートGへ抵抗R5およ
びトランジスタ44を介して制御信号を与えるもので、
ノイズの発生を抑えるために、交流電源電圧のゼロクロ
スのタイミングで制御信号を生成して各半導体スイッチ
33A,33Bへ出力する。なお、図中、コンデンサC
2と抵抗R6との直列回路は、前記ゼロクロス制御回路
43に対し、ゼロクロスのタイミングを与えると共に、
制御信号のパルス幅を設定する。前記トランジスタ44
は、詳細は後述するが、断線検出回路50が第1の電熱
部材20Aの断線を検出したとき、断線検出回路50よ
り断線検出信号が抵抗R7を介してベースへ与えられる
ことによりオン状態となる。
【0030】前記断線検出回路50は、分流回路51、
コンパレータ52、ゲート回路53、およびフリップフ
ロップ54を含んでいる。前記分流回路51は第1の電
熱回路31Aと並列に接続されており、2個の抵抗R
8,R9を直列に接続して成る。コンパレータ52は入
力電圧V2を基準電圧端子E2と比較し、その比較出力を
ゲート回路53を介してフリップフロップ54へ与え
る。前記コンパレータ52の入力電圧V2として、分流
回路51の抵抗R9の電圧が、また基準電圧E2とし
て、抵抗R10と抵抗R11との分圧が、それぞれ与え
られる。
【0031】前記ゲート回路53は、前記温度制御回路
32の出力である制御信号により開閉動作するもので、
制御信号がオンのときにゲートが開き、コンパレータ5
2の比較出力を通過させる。フリップフロップ54は、
第1の電熱部材20Aが断線していない状態では、Q出
力が「1」となって動作表示回路55が通電し、通電表
示ランプ56が点灯動作する。一方、第1の電熱部材2
0Bが断線したときは、Qの反転出力が「1」となって
警報回路60が通電し、警報ランプ61が点灯動作す
る。また、フリップフロップ54のQの反転出力は抵抗
R7を介してトランジスタ44に与えられ、これにより
トランジスタ44がオン状態となり、半導体スイッチ3
3Bがオンする。
【0032】つぎに、上記した実施例の動作を詳細に説
明する。ヒーター本体1を水槽2の底部上に設置した
後、電源プラグ4を電源コンセントに差し込むと、第1
の電熱回路31Aに通電され、第1の電熱部材20Aが
発熱動作して水槽2内の水が加熱される。温度制御回路
32中のサーミスタ40は、水槽2内の水の温度が上昇
するに従って抵抗値が小さくなるが、水槽2内の水の温
度が設定温度以下のときは、サーミスタ40の両端の電
圧、すなわち、コンパレータ42の入力電圧V1は基準
電圧E1以上であるため、半導体スイッチ33Aはオン
状態にあり、第1の電熱部材20Aの通電が保持され
る。
【0033】水槽2内の水の温度が設定温度を越える
と、サーミスタ40の両端の電圧、すなわちコンパレー
タ42への入力電圧V1は基準電圧E1より小さくなるた
め、半導体スイッチ33Aはオフ状態となり、電熱部材
20Aの通電が断たれる。第1の電熱部材20Aの発熱
停止により水槽2内の水が自然冷却され、その結果、水
温が設定温度以下になると、再び半導体スイッチ33A
はオン状態となり、第1の電熱部材20Aの通電が行わ
れる。これにより水槽2内の水の温度は設定値に保持さ
れる。
【0034】第1の電熱部材20Aに通電していると
き、断線検出回路50の分流回路51へ流れ込む電流は
小さいので、抵抗R9の両端の電圧、すなわちコンパレ
ータ52の入力電圧V2は基準電圧E2より小さい。その
結果、コンパレータ52の比較出力は「1」となり、こ
の出力がゲート回路53を経てフリップフロップ54へ
与えられると、Q出力が「1」、Qの反転出力が「0」
となる。これにより、動作表示ランプ56が点灯し、警
報ランプ61が消灯するとともに、トランジスタ44が
オフ状態であり、第2の電熱回路31Bに通電されるこ
とはない。
【0035】いま、第1の電熱部材20Aが断線する
と、分流回路51へ流れ込む電流が増すため、抵抗R9
の両端の電圧、すなわちコンパレータ52の入力電圧V
2は大きくなる。その結果、コンパレータ52の比較出
力は「0」となり、この出力がゲート回路53を経てフ
リップフロップ54へ与えられると、Qの反転出力が
「1」、Q出力が「0」となる。これにより、動作表示
ランプ56が消灯し、警報ランプ61が点灯するととも
に、トランジスタ44がオン状態となり、半導体スイッ
チ33Bがオンし、第2の電熱回路31Bに通電され、
第2の電熱部材20Bが発熱動作する。以上のように、
第1の電熱部材20Aが断線しても、第2の電熱部材2
0Bが動作を開始し、しかも、温度制御回路32により
オン、オフ制御されるから、水温は設定温度に維持さ
れ、鑑賞魚が死滅することはない。
【0036】なお、上記実施例では、第1の電熱部材2
0Aが断線したとき、第2の電熱部材20Bが自動的に
発熱動作を開始するように構成しているが、第1の電熱
部材20Aの断線に対して警報ランプや警報ブザーを作
動させ、その警報に気付いた者が手操作で第2の電熱部
材20Bの作動を開始させるように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明は上記のように、ヒーター本体
に第1、第2の電熱部材を設け、第1の電熱部材が断線
したとき、これを検出して、第2の電熱部材に自動的に
通電するか、第2の電熱部材への通電を促すようにした
から、第1の電熱部材が断線しても、水温の低下を防止
でき、熱帯魚の死滅を防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水中ヒーターの使用状態を示す説明
図である。
【図2】ヒーター本体の外観を示す正面図である。
【図3】ヒーター本体の内部構造を示す縦断面図であ
る。
【図4】制御回路の具体例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 ヒーター本体 20A 第1の電熱部材 20B 第2の電熱部材 30 制御回路 32 温度制御回路 50 断線検出回路 60 警報回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/78 H05B 3/78 Fターム(参考) 2B104 AA03 CA03 CB41 EC01 EC04 EC09 EC24 3K058 AA44 AA62 AA82 AA97 AA98 CA22 CA32 CA61 CB02 CB04 CD01 CE16 CE22 CE29 CF01 3K092 PP13 QA01 QB24 QB49 QB52 RC06 RD02 UA06 UA14 VV28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内に第1、第2の電熱部材が封入され
    たヒーター本体と、第1、第2の各電熱部材に対する通
    電を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、第1
    の電熱部材の断線を検出する断線検出回路を含み、断線
    検出回路が断線を検出していないときは第1の電熱部材
    に通電し、断線検出回路が断線を検出したときは第2の
    電熱部材に通電するようにした鑑賞用水槽の水中ヒータ
    ー。
  2. 【請求項2】 管内に第1、第2の電熱部材が封入され
    たヒーター本体と、第1、第2の各電熱部材に対する通
    電を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、第1
    の電熱部材の断線を検出する断線検出回路と、第1の電
    熱部材の断線を報知する警報回路とを含み、前記断線検
    出回路が断線を検出していないときは第1の電熱部材に
    通電し、断線検出回路が断線を検出したときは警報回路
    に通電するようにした鑑賞用水槽の水中ヒーター。
  3. 【請求項3】 管内に第1、第2の電熱部材が封入され
    たヒーター本体と、第1、第2の各電熱部材に対する通
    電を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、第1
    の電熱部材の断線を検出する断線検出回路と、第1の電
    熱部材の断線を報知する警報回路とを含み、前記断線検
    出回路が断線を検出していないときは第1の電熱部材に
    通電し、断線検出回路が断線を検出したときは第2の電
    熱部材と警報回路とに通電するようにした鑑賞用水槽の
    水中ヒーター。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載された鑑
    賞用水槽の水中ヒーターであって、前記制御回路は、第
    1、第2の各電熱部材に対する通電を感温素子の感温動
    作に応じてオン、オフ制御する温度制御回路を含み、こ
    の温度制御回路が第1の電熱部材に通電するための制御
    信号を出力していることを条件に、前記断線検出回路の
    検出結果を出力させるようにした鑑賞用水槽の水中ヒー
    ター。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009513897A (ja) * 2005-10-17 2009-04-02 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 重複構成要素を具備したホットメルト接着剤ホース組立体
JP2012029627A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyoei Aqua Tec Kk 水槽の水温制御装置
KR101158011B1 (ko) * 2011-09-22 2012-06-25 주식회사 씨앤케이 전기식 가열장치
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