JP2002084866A - コンバイン等のフィードチェン停止装置 - Google Patents

コンバイン等のフィードチェン停止装置

Info

Publication number
JP2002084866A
JP2002084866A JP2000280263A JP2000280263A JP2002084866A JP 2002084866 A JP2002084866 A JP 2002084866A JP 2000280263 A JP2000280263 A JP 2000280263A JP 2000280263 A JP2000280263 A JP 2000280263A JP 2002084866 A JP2002084866 A JP 2002084866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed chain
stopped
grain
stopping
threshing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000280263A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Yoshimura
文夫 吉邨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2000280263A priority Critical patent/JP2002084866A/ja
Publication of JP2002084866A publication Critical patent/JP2002084866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバイン等の刈取作業時に、機体の停車検出
により脱穀済排藁の土壌面への堆積防止のため脱穀装置
のフィードチェンを停止させるものにおいて、的確な停
車位置の検出及び枕刈り穀稈の手扱ぎを可能とする。 【解決手段】刈取装置1で刈り取り脱穀装置2へ供給さ
れる穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィードチェン3を
機体4の停車時に停止させるコンバイン等において、こ
の停車位置確認のため走行用ミッションケース5の任意
の伝動軸6回転数を検出する回転センサ7を配設すると
共に、刈取装置1の前側に配置して搬送穀稈の有無をO
N・OFF検出する穀稈センサ前8がOFFのときはフ
ィードチェン3を停止させないことを原則とするが、穀
稈センサ前8がOFFして一定距離を走行する間はフィ
ードチェン3を停止させることを特徴とするフィードチ
ェン停止装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等の
フィードチェン停止装置に関し、脱穀装置において刈取
装置から供給される穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィ
ードチェンの作動の有無を制御するもの等の分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等における作業時に、刈取装
置から供給される穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィー
ドチェンを脱穀装置の扱ぎ口前面側に配設しているもの
において、このフィードチェンの作動を、従来では、車
速の前後進の切り替えと主変速を行う主変速レバーの操
作位置により機体の停車位置を検出し、該チェンを停止
させるようにしているものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この主変速レ
バーの操作による停車位置の検出を行うためには、別途
に検出スイッチ等を必要としコスト高になると共に、間
接的な検出となるため停車位置が不明確となり多少ずれ
るという難点があった。なお、刈取作業途上で機体を停
車させたときはフィードチェンを停止させることによ
り、搬送途中の穀稈が脱穀されその排藁が土壌面に堆積
して後作業が面倒になることを防止するようにしている
が、この停止により枕刈りした穀稈の手扱ぎができない
という不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、刈取
装置1で刈り取り脱穀装置2へ供給される穀稈を挟持搬
送して脱穀を行うフィードチェン3を、機体4の停車時
に停止させるコンバイン等において、この停車位置確認
のため走行用ミッションケース5の任意の伝動軸6回転
数を検出する回転センサ7を配設したことを特徴とする
フィードチェン停止装置の構成とする。
【0005】請求項2の発明は、刈取装置1で刈り取り
脱穀装置2へ供給される穀稈を挟持搬送して脱穀を行う
フィードチェン3を、機体4の停車時に停止させるコン
バイン等において、該刈取装置1の前側に配置して搬送
穀稈の有無をON・OFF検出する穀稈センサ前8がO
FFのときは、該フィードチェン3を停止させないこと
を特徴とする請求項1記載のフィードチェン停止装置の
構成とする。
【0006】請求項3の発明は、刈取装置1で刈り取り
脱穀装置2へ供給される穀稈を挟持搬送して脱穀を行う
フィードチェン3を、機体4の停車時に停止させるコン
バイン等において、該刈取装置1の前側に配置して搬送
穀稈の有無をON・OFF検出する穀稈センサ前8がO
FFして一定距離を走行する間は、該フィードチェン3
を停止させることを特徴とする請求項1記載のフィード
チェン停止装置の構成とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、上記の構成により、コン
バイン等の作業時に機体4を停車させたときは、この停
車により、走行用ミッションケース5に内装したギヤ伝
動経路における任意の伝動軸6に係合させた回転センサ
7により該軸6の回転数をパルス信号等により検出した
ときは、この検出値によって機体4の的確な停車位置を
確認し、脱穀装置2の扱ぎ口前面側に配設しているフィ
ードチェン3を停止させることができる。
【0008】請求項2の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に機体4の停車状態を検出してフ
ィードチェン3を停止させるものにおいて、この機体4
の停車時に、刈取装置1の前部側に配置して搬送穀稈の
有無をON・OFF検出する穀稈センサ前8がOFF状
態のときは、搬送穀稈は既に脱穀処理済であり排藁が土
壌面に堆積する等の不具合発生の恐れがないから、フィ
ードチェン3を停止させなくとも何の障害もない。。
【0009】請求項3の発明では、上記の構成により、
コンバイン等の作業時に機体4を停車状態を検出してフ
ィードチェン3を停止させるものにおいて、この機体4
の停車時に、刈取装置1の前部側に配置して搬送穀稈の
有無をON・OFF検出する穀稈センサ前8がOFF状
態のときは、原則的にはフィードチェン3を停止させな
いが、刈り取った穀稈が全てフィードチェン3を通過終
了する一定距離走行の間に停車するときは、排藁が土壌
面に堆積する等の不具合発生の恐れがあるから、フィー
ドチェン3を停止させて障害を防止する。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明では、上記作用の如く、
機体4の停車状態を、回転センサ7による走行用ミッシ
ョンケース5の任意の伝動軸6回転数の検出により確認
して、フィードチェン3を停止させることができるか
ら、従来方式のものに比し、簡単な手段により的確でず
れの少ない停車位置の検出確認を行い、フィードチェン
3を停止させることができる。
【0011】請求項2の発明では、上記作用の如く、機
体4の停車状態を検出してフィードチェン3を停止させ
るものにおいて、刈取装置1の前部側に配置した穀稈セ
ンサ前8がOFF状態のときはフィードチェン3を停止
させないことにより、従来の如く、機体4の停車時に排
藁が土壌面に堆積して後作業が面倒となるためフィード
チェン3を停止させるもののように、枕刈りした穀稈の
手扱ぎができないという不具合がなく、手扱ぎ作業を支
障なく行うことができる。
【0012】請求項3の発明では、上記作用の如く、機
体4の停車状態を検出してフィードチェン3を停止させ
るものにおいて、刈取装置1の前部側に配置した穀稈セ
ンサ前8がOFF状態のときは原則としてフィードチェ
ン3を停止させないが、搬送穀稈が全てフィードチェン
3を通過終了する一定距離走行の間に停車するときは、
フィードチェン3を停止させることにより、従来の如
く、排藁が土壌面に堆積して後作業が面倒となったり、
枕刈りした穀稈の手扱ぎができないという不具合がな
く、手扱ぎ作業を支障なく行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施例をコン
バインについて図面に基づき説明する。図18はコンバ
インの全体構成を示すもので、車台9の下部側に土壌面
を走行する左右一対の走行クローラ10を張設した走行
装置11を配設すると共に、該車台9上には、フィード
チェン3に挟持搬送して供給される穀稈を脱穀し、この
脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留するグレンタン
ク12と、このタンク12に貯留された穀粒を機外へ排
出する排穀オーガ13を備えた脱穀装置2を載置構成し
ている。
【0014】なお、該フィードチェン3の奥側に隣接し
て、供給穀稈が短稈のとき、一部の極短稈においては入
口部のみ挟持し、以後は解放する脱穀短稈チェン3aを
配置させる。該脱穀装置2の前方に、前端側から未刈穀
稈を分草する分草体14と、分草された穀稈を引き起こ
す引起部15と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃部
16と、この刈り取られた穀稈を掻き込むと共に搬送途
上において扱深さを調節する扱深さ調節搬送部17と、
この搬送される穀稈を引き継いで該フィードチェン3又
は脱穀短稈チェン3aへ受け渡しする供給調節搬送部1
8等を有する刈取装置1を、油圧駆動による刈取昇降シ
リンダ19により土壌面に対して昇降自在なるよう該車
台9の前端部へ懸架構成している。
【0015】該刈取装置1の一側にコンバインの操作制
御を行う操作装置20と、この操作のための操作席21
を設け、この操作席21の後方側に前記グレンタンク1
2を配置すると共に下方側にエンジン22を搭載し、該
操作装置20と操作席21を覆うキャビン23を配設す
る。これら刈取装置1,脱穀装置2,走行装置11,操
作装置20,エンジン22,キャビン23等によってコ
ンバインの機体4を構成している。
【0016】該刈取装置1の構成は、図13,図14に
示す如く、前記車台9の前端部に装架した走行用ミッシ
ョンケース5の上端部に刈取架台24を固定すると共
に、この刈取架台24に刈取入力ケース25を回動可能
に支承して設け、この刈取入力ケース25から下方側に
向け前傾延長したパイプ状の刈取主フレーム26とを接
合して構成させる。
【0017】該刈取主フレーム26と刈取装置1の下部
にその全幅に亘って設けた下部横伝動ケース27とを接
合し、この下部横伝動ケース27の左端部近傍から上方
側に向け前傾延長したパイプ状の中間縦フレーム28を
配設すると共に、この中間縦フレーム28と刈取装置1
の上部にその全幅に亘って設けた上部横伝動ケース29
とを接合して構成させる。
【0018】前記各分草体14の後方側に、刈り取った
穀稈の株元側を掻き込む左・中・右の各掻込ラグベルト
30群と、この掻込ラグベルト30群によって掻き込ま
れた穀稈を、更に掻き込み保持する各掻込スターホイル
31a,31b,31cを配設し、この掻込スターホイ
ル31群からY字状に各株元搬送チェン32a,32
b,32cを配置合流させ、この合流部から搬送穀稈の
扱深さを深・浅に調節する扱深さ調節チェン33に引き
継ぎ連動連結して構成させる。
【0019】該扱深さ調節チェン33をその前端部を支
点として扱深さ調節モータ34により上下揺動可能に配
設すると共に、該株元搬送チェン32群及び扱深さ調節
チェン33の上方側に、穀稈の株元側に対応し各々その
穂先側を搬送させる左・中・右の各穂先搬送ラグ35
a,35b,35cを配設して前記扱深さ調節搬送部1
7を構成させる。
【0020】該扱深さ調節チェン33から引き継いで前
記脱穀装置2へ供給する穀稈を、その稈長に応じて通常
では前記フィードチェン3による標準状態側へ、また特
に畦際制御時における極短稈等では脱穀短稈チェン3a
による深扱ぎ側へ供給を変更する供給調節チェン36に
引き継ぎ連動連結すると共に、該供給調節チェン36を
案内するチェンガイド37を供給調節モータ38の駆動
により前後移動可能に配設して前記供給調節搬送部18
を構成させる。
【0021】図15に示す如く、該扱深さ調節搬送部1
7の左右の掻込ラグベルト30群の各前端位置近傍にお
いて、搬送穀稈の有無をON・OFF検出する左右の穀
稈センサ前8と、該供給調節チェン36の前部位置近傍
において搬送穀稈の有無をON・OFF検出する穀稈セ
ンサ後39とを各々配置して構成させる。
【0022】前記引起部15の上部近傍位置に刈取り穀
稈の稈長の長・短をON・OFF検出する稈長センサ4
0と、右穂先搬送ラグ35cの後部近傍位置に搬送穀稈
の扱深さ位置を穂先側検出杆41a及び株元側検出杆4
1bのON・OFFにより検出する扱深さセンサ41
と、刈取装置1の上下回動支点の近傍位置に穀稈の刈高
さをポテンショメータ等の回動角度により検出する刈高
さセンサ42とを各々配置して構成させる。
【0023】該刈取装置1の駆動とフィードチェン3の
駆動とを同時に且つ自動的に入・切させるフィードチェ
ンスイッチ43と、畦際において刈取装置1の上昇によ
る所定の高刈り位置を刈高さセンサ42により検出した
ときは、自動的に扱深さ調節チェン33を所定位置まで
深扱ぎ側へ調節する畦際制御スイッチ44とを配置して
構成させる。
【0024】前記ミッションケース5のギヤ伝動機構
は、図16に示す如く、第1軸としての入力軸45に、
普通速と高速の二段に車速を切り替える低速駆動ギヤ4
6と高速駆動ギヤ47を各々軸回転させ、この両駆動ギ
ヤ46,47と各々常時噛合する低速ギヤ48と高速ギ
ヤ49を、任意の伝動軸6としての第2軸の変速伝動軸
6に各々軸遊転させると共に、その中間位置に、該両ギ
ヤ48,49を切り替え噛合接続させる軸回転の爪クラ
ッチ50を左右摺動可能に配置して副変速を構成させ
る。
【0025】該変速伝動軸6に軸回転する変速伝動ギヤ
51と噛合連動する二連の変速中間ギヤ52を、第3軸
としての変速中間軸53に軸回転し、変速中間ギヤ52
と噛合連動する二連の操向センタギヤ54を、第4A軸
としての操向軸55に軸回転して構成させる。
【0026】該操向軸55に軸回転する操向センタギヤ
54の両側に左右の操向ギヤ56を軸遊転し、この左右
の操向ギヤ56の各外側面に接して、バネと油圧等の加
圧力により入り作用させる左右の操向クラッチ57と、
この操向クラッチ57の切りによって制動力を作用させ
る左右の走行ブレーキ58とを各々連接軸止し、これら
の作用により左右側へのブレーキ旋回を行わせる構成と
する。
【0027】前記二連の変速中間ギヤ52の片方の小径
ギヤ52aと噛み合うマイルド旋回ギヤ59と、該二連
の操向センタギヤ54の片方の小径ギヤ54aと噛み合
うスピン旋回ギヤ60とを、第4B軸としての旋回切替
軸61の左右側に各々軸遊転させると共に、このマイル
ド旋回ギヤ59とスピン旋回ギヤ60との間に、この両
ギヤ59,60を切り替えて各々軸回転させる外周にギ
ヤを設けたクラッチとしての旋回切替ギヤ62を、左右
摺動により各々噛合接続して構成させる。
【0028】該旋回切替ギヤ62の外周ギヤと噛合連動
する旋回センタギヤ63を、第5軸としての旋回軸64
に軸回転させると共に、旋回センタギヤ63の左右側面
に接して、前記左右の操向ギヤ56と各々噛合連動する
左右の二連の操向従動ギヤ65を軸遊転し、この左右の
操向従動ギヤ65の各外側面に接して、該ギヤ65を油
圧等の作用により軸回転させる左右の旋回クラッチ66
を連接軸止し、これらの作用により左右側へのマイルド
旋回及びスピン旋回を行わせる構成とする。
【0029】該左右の二連の操向従動ギヤ65の片方の
各小径ギヤ65aと各々噛合連動する左右の減速ギヤ大
67を、左右両側に設ける第6軸としての左右の減速軸
68の一端部に各々軸止すると共に、その他端部に左右
の減速ギヤ小69を各々軸止して設け、この減速ギヤ小
69と各々噛合連動する左右の車軸ギヤ70を、第7軸
としての左右の車軸71の一端部に各々軸止すると共
に、その他端部に各々軸止した左右の駆動輪72により
走行クローラ10を駆動させる構成とする。
【0030】前記ミッションケース5の外壁に、変速伝
動軸6の一端部に係合して該伝動軸6回転数のパルス信
号により車速を検出する回転センサ7を装着すると共
に、前記操作装置20の一側に、機体4の前後進の切り
替えと車速の変速を行う主変速レバー73と、副変速の
切り替えを行う副変速レバー74と、左右の舵取操向と
旋回を制御するパワステレバー75とを各々配置して構
成させる。
【0031】前記脱穀装置2の構成は、図17に示す如
く、上部側に脱穀室76と処理室77を下部側に選別室
78を各々配置し、該脱穀室76には穀稈を脱穀処理す
る扱胴79を入口側となる前部から出口側となる後部に
向けて軸架内装すると共に、処理室77には、その前半
部分に還元された二番物を前方に送りながら選別室78
へ漏下させる撹拌胴と、後半部分に脱穀物を再処理する
処理胴を連接した撹拌処理胴80を扱胴79と平行して
軸架内装して構成させる。
【0032】穀稈の搬送通路に沿って穀稈を挟持搬送す
る前記フィードチェン3及び脱穀短稈チェン3aと、扱
胴79の略下半部を包囲する扱網81と、この扱網81
の出口側端部に脱穀排塵物を排出する脱穀排塵口82と
を設けて構成させる。該選別室78には、脱穀処理され
て扱網81から漏下した脱穀物を揺動移送しながら選別
を行う縦長の揺動選別棚83を、該扱胴79の軸方向に
沿ってその入口側部を上手側として出口側に向け架設す
ると共に、この揺動選別棚83の上手側下方に羽根の回
転により選別風を起風する唐箕84を配設して構成させ
る。
【0033】該揺動選別棚83と唐箕84によって選別
された一番穀粒を収容して横送り集穀する一番螺旋85
と、二番物を収容して横送り集積する二番螺旋86とを
各々揺動選別棚83の下方に配設すると共に、揺動選別
棚83の下手側上方にシロッコファン等により脱穀排塵
を機外へ排塵する排塵ファン87を、脱穀装置2の出口
側壁2aに装架した排稈処理装置88の適宜位置に開口
して構成させる。
【0034】図7に示す如く、CPUを主体的に配し自
動回路の演算制御を行うと共に、刈取装置1及び脱穀装
置2のフィードチェン3の駆動を同時に入・切させるチ
ェン駆動制御手段89cを内蔵するコントローラ89を
設け、このコントローラ89の入力側へ、入力インタフ
ェース89aを介して前記回転センサ7,左右の穀稈セ
ンサ前8,穀稈センサ後39,フィードチェンスイッチ
43等を各々接続して構成させる。
【0035】該コントローラ89の出力側へ、出力イン
タフェース89bを介してフィードチェン3の駆動を入
・切させるフィードチェン入リレー90aと、フィード
チェン切リレー90bとを各々接続して構成させる。分
草体14を土壌面に近接させ走行装置11によって機体
4を前進させ刈取装置1により未刈穀稈の刈り取りを行
うが、この刈り取り時に中央の1条と左右側の各2条の
穀稈5条列を左・中・右の各引起部15により引き起し
作用を行うと同時に、左・中・右の掻込ラグベルト30
群によって株元側を掻き込み、この掻き込まれた株元側
を掻込スターホイル31群によって挟持すると同時に刈
刃部16によって刈り取りを行う。
【0036】この刈り取られた株元側を左・中・右の株
元搬送チェン32群により集送合流させ、この合流部か
ら扱深さ調節チェン33を経て更に供給調節チェン36
へ引き継ぎ、扱深さの調節を行いながら脱穀装置2へ搬
送供給させると共に、穂先側を左・中・右の穂先搬送ラ
グ35群により集送して右穂先搬送ラグ35cの中間位
置に合流させ、この合流部から更に右穂先搬送ラグ35
cによって脱穀装置2へ搬送供給させる。
【0037】このような刈取作業時に、主変速レバー7
3の操作により機体4を停車させたときは、走行用ミッ
ションケース5の変速伝動軸6に係合させた回転センサ
7のパルス信号によって変速後の回転数(車速)を検出
し、図1の線図に示す如く、このパルス信号が所定時間
以上入力が無いときは完全に停車したことを確認するこ
とができる。
【0038】このような確認を行い得ることにより、従
来の如く、主変速レバー73の操作位置を検出するもの
のように、間接的な検出となるため停車位置が不明確と
なり多少ずれるということがないと共に、別途に検出ス
イッチ等を必要とするためにコスト高となる不利益もな
い。
【0039】また、前記の如く、刈取作業時に機体4が
回転センサ7のパルス信号の無入力により完全に停車し
たことが確認されたときは、フィードチェンスイッチ4
3のONによるチェン駆動制御手段89cの作用によ
り、通常の作業状態であれば刈取装置1を搬送途上の穀
稈が脱穀されその排藁が土壌面に堆積し後作業が面倒と
なる不具合を回避するため、脱穀装置2のフィードチェ
ン3及び刈取装置1(以降フィードチェン3の表示に刈
取装置1を含む)の駆動を停止させる。
【0040】しかし、このとき、図2の線図に示す如
く、刈取装置1の左右の掻込ラグベルト30群の各前端
位置近傍に配置した穀稈センサ前8のOFFにより搬送
穀稈無しが検出されたときは、搬送穀稈は既に脱穀処理
済であり排藁が土壌面に堆積する等の不具合発生の恐れ
がないから、フィードチェン入リレー90aのON及び
切リレー90bのOFFによりフィードチェン3の駆動
を停止させないことにより、枕刈りした穀稈の手扱ぎ作
業を支障なく行うことができる。
【0041】また、前記の如く、機体4の停車時に穀稈
センサ前8がOFFの場合、原則的にフィードチェン3
の駆動を停止させないものおいて、図3の線図に示す如
く、穀稈センサ前8がOFFして、搬送穀稈が全てフィ
ードチェン3を通過終了する一定距離走行の間に停車す
るときは、フィードチェン入リレー90aのOFFと切
リレー90bのONによりフィードチェン3の駆動を停
止させることにより、この一定距離の間で停車したとき
においても排藁が土壌面に堆積して後作業が面倒になる
ことはない。
【0042】なお、この一定距離の間を過ぎた後はフィ
ードチェン3の駆動を停止させないから、枕刈りした穀
稈の手扱ぎ作業を支障なく行うことができる。また、前
記の如く、機体4の停車時に穀稈センサ前8がOFFの
場合、原則的にフィードチェン3の駆動を停止させない
ものおいて、図4の線図に示す如く、刈取装置1の供給
調節チェン36の前部位置近傍に配置した穀稈センサ後
39のOFFにより、搬送穀稈が全てフィードチェン3
を通過終了する一定距離走行の間に停車するときは、フ
ィードチェン入リレー90aのOFFと切リレー90b
のONによりフィードチェン3の駆動を停止させること
により、この一定距離の間で停車したときにおいても排
藁が土壌面に堆積して後作業が面倒になることはない。
【0043】なお、この一定距離の間を過ぎた後はフィ
ードチェン3の駆動を停止させないから、枕刈りした穀
稈の手扱ぎ作業を支障なく行うことができる。また、前
記の如く、機体4の停車時にフィードチェン3の駆動を
自動的に入・切させるフィードチェンスイッチ43を、
図5に示す如く、前記操作装置20の一側に設け、この
フィードチェンスイッチ43の入・切操作により、簡単
にフィードチェン3を停止したり、この停止を解除して
駆動させることができるから、枕刈りした穀稈の手扱ぎ
作業を支障なく行うことができる。
【0044】また、前記の如く、機体4の停車時にフィ
ードチェン3の駆動を自動的に入・切させるフィードチ
ェンスイッチ43を、図6に示す如く、前記主変速レバ
ー73の把手に設けている、刈取装置1が所定値以上の
高さに上昇したときは自動的に刈取装置1及びフィード
チェン3の駆動を入・切する刈取自動停止スイッチ73
aと共用使用可能に構成する。
【0045】このよう、フィードチェンスイッチ43の
機能を共有させた刈取自動停止スイッチ73aの操作に
より、簡単にフィードチェン3の駆動を入・切させるこ
とができるから、枕刈りした穀稈の手扱ぎ作業を支障な
く行うことができると共に、これらの両スイッチ43,
73aを各別に設けるような煩雑さがないから、取扱い
が容易でありコスト低減ができる。
【0046】また、刈取作業時に畦際において刈取装置
1を上昇させ畦際刈りを行う場合、図8に示す如く、C
PUを主体的に配して自動回路の演算制御を行うと共
に、畦際における高刈り時に穀稈の扱深さを深扱ぎ側へ
調節制御する畦際制御手段91cを内蔵するコントロー
ラ91を設け、このコントローラ91の入力側へ、入力
インタフェース91aを介して前記回転センサ7,左右
の穀稈センサ前8,穀稈センサ後39,稈長センサ4
0,扱深さセンサ41,刈高さセンサ42,畦際制御ス
イッチ44等を各々接続して構成させる。
【0047】該コントローラ91の出力側へ、出力イン
タフェース91bを介して前記扱深さ調節モータ34を
深扱ぎ側へ駆動させる深扱ぎ調節リレー92aと、浅扱
ぎ側へ駆動させる浅扱ぎ調節リレー92bと、供給調節
モータ38を脱穀短稈チェン3a側へ駆動させる供給調
節リレー93等を各々接続して構成させる。
【0048】畦際制御スイッチ44がON状態におい
て、図9の線図に示す如く、刈高さが所定値以上の上昇
を刈高さセンサ42により検出したときは、畦際制御手
段91cにより扱深さ調節モータ34を駆動し扱深さ調
節チェン33を深扱ぎ側へ調節制御を行わせるが、この
深扱ぎ調節時における扱深さ調節チェン33の動作速度
の出力パターンは、通常刈取作業時の出力パターンaと
同一とするか、又は通常刈取作業時の動作速度のうち最
も速い速度の出力パターンbとする。
【0049】このように、畦際刈り時における扱深さ調
節チェン33の深扱ぎ側への調節制御を、通常刈取作業
時の動作速度の範囲で行わせることにより、従来の如
く、深扱ぎ側への動作速度を連続出力で調節を行うとき
のように、深扱ぎとなり過ぎて脱穀装置2に過大な負荷
を掛けるということがなく、安定した脱穀作業を行うこ
とができる。
【0050】また、前記の如く、畦際制御手段91cを
設けているものにおいて、図10の線図に示す如く、穀
稈センサ後39のONによる刈取装置1に搬送穀稈が存
在するときに、稈長センサ40がOFFにより短稈の穀
稈を検出している状態で、扱深さセンサ41が穂先側検
出杆41a及び株元側検出杆41bが共にOFFで浅扱
ぎ状態を検出しているときは、扱深さ調節チェン33の
深扱ぎ側への動作速度の出力パターンを、通常刈取作業
時よりも速い速度の出力パターンc(例えば連続出力)
とする。
【0051】このように、畦際刈り時における扱深さ調
節チェン33の調節を、高刈りによる浅扱ぎ状態に対し
応答良く深扱ぎ側への出力を行うことができるから、扱
残しを防止することができる。また、前記の如く、畦際
制御手段91cを設けているものにおいて、畦際刈り終
了時に扱深さ調節チェン33を元の位置に復帰させる場
合、図11の線図に示す如く、穀稈センサ後39のOF
Fによる刈取装置1に搬送穀稈が無い状態で、扱深さ調
節チェン33を元の位置に復帰させるときの浅扱ぎ側へ
の動作速度の出力パターンを、通常刈取作業時よりも速
い速度の出力パターンc(例えば連続出力)とする。
【0052】なお、図12の線図に示す如く、穀稈セン
サ後39のONによる刈取装置1に搬送穀稈が存在する
ときに、刈高さセンサ42の検出により刈取装置1が高
刈りから通常の刈高さに戻った状態で、扱深さ調節チェ
ン33を元の位置に復帰させるときの浅扱ぎ側への動作
速度の出力パターンを、通常刈取作業時の出力パターン
aと同一とするか、又は通常刈取作業時の動作速度のう
ち最も速い速度の出力パターンbとする。
【0053】このように、畦際刈り終了時に扱深さ調節
チェン33を元の位置に復帰させる動作速度を、刈取装
置1に搬送穀稈が無いときは素早く元の位置に復帰させ
ると共に、搬送穀稈が存在するときは緩やかに復帰させ
ることにより、浅扱ぎとなる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】機体の停車位置を伝動軸に設けた回転センサに
より検出する状態を示す線図。
【図2】穀稈センサ前がOFFのときフィードチェンを
停止させない状態を示す線図。
【図3】穀稈センサ前がOFFして一定距離の間チェン
を停止させる状態を示す線図。
【図4】穀稈センサ前と後がOFFして一定距離チェン
を停止させる状態を示す線図。
【図5】停車時フィードチェンの駆動を入切するスイッ
チを設けた状態を示す斜視図。
【図6】チェン停止用のスイッチと刈取自動停止スイッ
チとの共有状態を示す斜視図。
【図7】機体の停車時におけるチェン駆動制御のための
自動回路を示すブロック図。
【図8】畦際刈り時における扱深さ調節制御のための自
動回路を示すブロック図。
【図9】畦際での高刈り時に扱深さを深扱ぎ側へ調節す
る出力パターンを示す線図。
【図10】短稈及び扱深さの検出によって深扱ぎ側へ調
節する出力パターンを示す線図。
【図11】搬送穀稈無しの畦際終了時に浅扱ぎ側へ調節
する出力パターンを示す線図。
【図12】搬送穀稈有りの畦際終了時に浅扱ぎ側へ調節
する出力パターンを示す線図。
【図13】刈取装置の全体構成を示す側面図。
【図14】刈取装置の全体構成を示す平面図。
【図15】刈取装置における各センサ及びスイッチ類の
配置状態を示す概略側面図。
【図16】走行用ミッションケースのギヤ伝動機構を示
す正面図。
【図17】脱穀装置の全体構成を示す側面図。
【図18】コンバインの全体構成を示す側面図。
【符号の説明】
1.刈取装置 2.脱穀装置 3.フィードチェン 4.機体 5.走行用ミッションケース 6.伝動軸 7.回転センサ 8.穀稈センサ前

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取装置1で刈り取り脱穀装置2へ供給
    される穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィードチェン3
    を、機体4の停車時に停止させるコンバイン等におい
    て、この停車位置確認のため走行用ミッションケース5
    の任意の伝動軸6回転数を検出する回転センサ7を配設
    したことを特徴とするフィードチェン停止装置。
  2. 【請求項2】 刈取装置1で刈り取り脱穀装置2へ供給
    される穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィードチェン3
    を、機体4の停車時に停止させるコンバイン等におい
    て、該刈取装置1の前側に配置して搬送穀稈の有無をO
    N・OFF検出する穀稈センサ前8がOFFのときは、
    該フィードチェン3を停止させないことを特徴とする請
    求項1記載のフィードチェン停止装置。
  3. 【請求項3】 刈取装置1で刈り取り脱穀装置2へ供給
    される穀稈を挟持搬送して脱穀を行うフィードチェン3
    を、機体4の停車時に停止させるコンバイン等におい
    て、該刈取装置1の前側に配置して搬送穀稈の有無をO
    N・OFF検出する穀稈センサ前8がOFFして一定距
    離を走行する間は、該フィードチェン3を停止させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のフィードチェン停止装
    置。
JP2000280263A 2000-09-14 2000-09-14 コンバイン等のフィードチェン停止装置 Pending JP2002084866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280263A JP2002084866A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンバイン等のフィードチェン停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280263A JP2002084866A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンバイン等のフィードチェン停止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002084866A true JP2002084866A (ja) 2002-03-26

Family

ID=18765138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000280263A Pending JP2002084866A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンバイン等のフィードチェン停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002084866A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110602944A (zh) * 2017-06-26 2019-12-20 株式会社久保田 联合收割机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110602944A (zh) * 2017-06-26 2019-12-20 株式会社久保田 联合收割机
CN110602944B (zh) * 2017-06-26 2022-07-26 株式会社久保田 联合收割机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067855B2 (ja) 収穫機
JP2002084866A (ja) コンバイン等のフィードチェン停止装置
CA2530169C (en) Drive for a crop picking head
JP5448504B2 (ja) コンバイン
JP2009165393A (ja) コンバイン
JP5355241B2 (ja) 走行車両
JP5057575B2 (ja) 収穫機
JP2010226999A (ja) コンバイン
JP2009112265A (ja) 収穫機
JP2004024184A (ja) コンバイン
JP5166885B2 (ja) コンバイン
JP5102636B2 (ja) コンバイン
JP2002176826A (ja) 収穫機
JP5457083B2 (ja) コンバイン
JP2011167094A (ja) コンバイン
JP2004254527A (ja) コンバインの穀稈移送制御装置
JPH11318162A (ja) コンバイン等の緊急停止装置
JP2001078542A (ja) コンバイン
JP3573533B2 (ja) 普通形コンバイン
JP3726407B2 (ja) コンバイン
JPH0516910Y2 (ja)
JP5693828B2 (ja) 走行車両
JP2001251922A (ja) コンバイン
JP2001078539A (ja) コンバイン
JP2004261049A (ja) コンバインの脱穀装置