JP2002084796A - 発電システム - Google Patents

発電システム

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JP2002084796A
JP2002084796A JP2000266630A JP2000266630A JP2002084796A JP 2002084796 A JP2002084796 A JP 2002084796A JP 2000266630 A JP2000266630 A JP 2000266630A JP 2000266630 A JP2000266630 A JP 2000266630A JP 2002084796 A JP2002084796 A JP 2002084796A
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power
waveform
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fluctuation
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JP2000266630A
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Fuminori Nakamura
文則 中村
Shinzo Tamai
伸三 玉井
Hitoshi Nakayama
仁 中山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Wind Motors (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発電機の微少な電力変動や急激な電力変動に
対しても電力系統へ一定量の電力を安定して供給できる
高信頼度な発電システムを提供する。 【解決手段】 発電システムは、風力や波動等の自然エ
ネルギーによって駆動され電力系統へ送電するための電
力を発生する発電機と、フライホイールに接続され回転
力と電力の変換を行ない発電機の電力補償を行なう回転
機と、発電機が発生する電力量の変化に伴って増減する
電力変動波形を抽出し、この電力変動波形に基づいて緩
やかに変化する電力波形を形成し、電力変動波形と電力
波形とを演算処理して上記回転機が補償すべき電力量を
決定する電力変動分抑制手段とを備えたことにより、急
激あるいは微少な電力変動から比較的大きな電力変動に
対しても容易に電力量を補償できるようにした。これに
より電力系統へ一定量の電力を安定して供給できる高信
頼度な発電システムが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機が発生した
電力を一定に、安定して電力系統へ一供給する発電シス
テムに関するものであり、例えば風力、波力、潮力、地
熱などの自然力によって発生させた電力を、一定量の電
力に調整、制御して、安定に電力系統へ供給できる発電
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭57−65271
号公報に示された従来の風力発電システムを示すブロッ
ク図である。図6において、101は風車、102は上
記風車101に接続され、上記風車101の回転によっ
て交流電力を発生させる誘導発電機などの第一の回転
機、103は上記第一の回転機102に接続され、この
第一の回転機102によって発生した交流電力を直流電
力に変換する第一の電力変換器、104は上記第一の電
力変換器103に接続され、上記第一の電力変換器10
3で変換された直流電力を交流電力に変換する第二の電
力変換器、105は電力系統、106は上記第一、第二
の電力変換器103,104に接続された第三の電力変
換器、107は上記第三の電力変換器106に接続さ
れ、この第三の電力変換器106を経由して供給される
電力によって回転する第二の回転機、108は上記第二
の回転機107に接続され、回転力を蓄積するフライホ
イール、109は上記第一の回転機102に接続され、
風力によって発電される電力を検出する第一の電力検出
器、110は上記第一の電力検出器109に接続され、
上記第一の電力検出器109の電力値と設定電力入力端
子111からの値との比較を行なう第一の比較器、11
1は上記第一の比較器110に接続され、予め設定され
た電力値を入力する設定電力入力端子、112は上記第
一の比較器110に接続され、上記第一の比較器110
の出力値を増幅する第一の電力偏差増幅器、113は上
記第二の回転機107と上記第三の電力変換器106と
の間に設置、接続され、上記第二の回転機107の電力
を検出する第二の電力検出器、114は上記第一の電力
偏差増幅器112の出力値と上記第二の電力検出器11
3の出力値との比較を行なう第二の比較器、115は上
記第二の比較器114に接続され、上記第二の比較器1
14からの信号を増幅して上記第三の電力変換器106
に送信する第二の電力偏差増幅器である。また、図6
(x)は第二の比較器114の電力変動設定領域に対す
る電力変動量を示す電力波形を示す。
【0003】次に、動作について説明する。図6におい
て、風車101は例えば、自然エネルギーである風力に
よって回転し、この風車101の回転によって第一の回
転機102が回転して交流電力を発生する。上記第一の
回転機102が誘導機の場合には、例えばサイリスタに
印加する制御信号を制御して、誘導機のすべりの極性を
負にして発電機として動作させる。発生した上記交流電
力は、上記第一の回転機102に接続されている第一の
電力変換器103によって直流に変換され、さらに、第
二の電力変換器104によって再び交流に変換されて電
力系統105に供給される。今、風力が強く上記第一の
電力検出器109の検出出力が設定電力入力端子111
からの設定値よりも大きい場合には、これを第一の比較
器110で判定し、第一の電力偏差増幅器112、第二
の比較器114および第二の電力偏差増幅器115を介
して、信号を第三の電力変換器106に印加し、第二の
回転機107を電動機として動作させる。すなわち、上
記第一の電力変換器103の余剰電力によって上記第二
の回転機107を駆動する。上記第二の回転機107が
駆動されるとフライホイール108が駆動され、上記第
一の電力変換器103の余剰電力、すなわち上記風車1
01の余剰回転力をエネルギーとして蓄積する。一方、
風力が弱く上記第一の電力検出器109の検出出力が設
定電力値よりも小さい場合には、上記第二の回転機10
7を上記フライホイール108に蓄積している蓄積エネ
ルギーによって回転させ、交流出力を発生させる。この
交流出力は第二の電力検出器113で検出され、上記比
較器114、電力偏差増幅器112を介して電力偏差分
と検出出力が等しくなるように、第三の電力変換器10
6によって制御される。このようにして制御された第二
の回転機107の交流出力は第三の電力変換器106で
直流変換され、さらに、第二の電力変換器104で交流
変換された後、電力系統105に供給される。
【0004】上述したように、従来の風力発電など自然
エネルギーを利用する発電システムは、フライホイール
を使用して発電量の調整を行ない、電力系統への電力供
給を一定にするように工夫されてきた。しかしながら、
従来のシステムでは、第一の比較器110で風力発電量
が設定値よりも大きいか小さいかを判断し、さらに、例
えば図6(x)に示したように第二の比較器114で
は、設定領域116に対して風力発電が発電する電力変
動幅117が上記設定領域を越えて大きくなった場合、
すなわち大きく発電量が変動した場合のみ電力補償機能
を持つフライホイールが動作するため、例えば、発電量
の微少な変動などに対しては電力補償の対応ができず、
こういった場合には系統に一定電力を安定して供給でき
ないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな従来の発電システムが持つ問題点を解決するために
なされたものであり、上記のような発電システムの発電
電力が変動した場合に変動分を常に抽出、演算、補償す
る電力変動抑制手段を設けることにより、微少な電力変
動などに対しても容易に電力系統に一定電力を安定に供
給できる発電システムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第一の構
成による発電システムは、風力や波動等の自然エネルギ
ーによって駆動され電力系統へ送電するための電力を発
生する発電機と、フライホイールに接続され回転力と電
力の変換を行ない上記発電機の電力補償を行なう回転機
と、上記発電機が発生する電力量の変化に伴って増減す
る電力変動波形を抽出し、この電力変動波形に基づいて
緩やかに変化する電力波形を形成し、上記電力変動波形
と上記電力波形とを演算処理して上記回転機が補償すべ
き電力量を決定する電力変動分抑制手段とを備えたもの
である。
【0007】この発明に係る第二の構成による発電シス
テムは、電力変動分抑制手段が上記電力変動波形と上記
電力波形とを演算した後、上記電力変動波形における電
力変動の変化率を一定値以下に抑制し、上記電力変動波
形と上記変化率一定値との差分を演算処理して上記回転
機が補償すべき電力量を決定するようにしたものであ
る。
【0008】この発明に係る第三の構成による発電シス
テムは、風力や波動等の自然エネルギーによって駆動さ
れ電力系統へ送電するための電力を発生する発電機と、
フライホイールに接続され回転力と電力の変換を行ない
上記発電機の電力補償を行なう回転機と、上記電力系統
へ送電する送電電力目標値を設定し、上記発電機が発生
する電力量と上記送電電力目標値との差分を演算処理し
て上記回転機が補償すべき電力量を決定する電力変動分
抑制手段とを備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1において、1
は風力発電用の風車、2は風車の回転力から交流電力を
発電する交流発電機、3は発電電力を送電する電力系
統、4はフライホイール、5はフライホイール4に接続
され回転力と電力の変換を行う回転機、6a,6bは交
流電力と直流電力の相互変換可能な交直変換器、7は交
直変換器6aの直流端子に接続され、直流電圧を一定に
保つコンデンサ、8はコンデンサ7の直流電圧を検出し
て直流電圧制御器10へ上記直流電圧値を送信する電圧
検出器、9は直流電圧制御器10に直流電圧指令を与え
る直流電圧指令作成手段、10は直流電圧指令作成手段
9と電圧検出器8の検出した直流電圧に応じて直流電圧
を一定にするために交直変換器6bを制御する直流電圧
制御器、11は交流発電機2の発電電力を検出する電力
検出器、12は電力検出器11の検出した風車1の回転
による交流発電機2の発電電力に応じてフライホイール
4からの補償電力量を抽出、調整、決定する電力変動分
抑制手段、13は電力変動分抑制手段12の出力を受け
て電力変換器6aを制御し、フライホイール4の発電電
力を制御するフライホイール発電電力制御手段である。
また、201は電力変動分抑制手段12の内部の入力イ
ンターフェース部、202は補償電力制御装置、203
は出力インターフェース部である。
【0010】図2は電力変動分抑制手段12の具体的構
成例を示す構成図で、14は入力信号の変化分のみを抽
出する変化分抽出手段で図1における制御装置202に
相当するものである。変化分抽出手段14の内部にある
15は一次遅れフィルタ、二次遅れフィルタ等で低域成
分をろ過する低域成分ろ過、16aは上記低域成分ろ過
後の電力と発電機が発電する電力との差分を演算処理す
る発電電力との演算処理である。また、21は発電電力
入力、22は補償電力出力で、それぞれ図1における入
力インターフェース部201、出力インターフェース部
202に相当するものである。
【0011】図5は本発明の発電システムの動作を説明
するための各部波形図である。図5において、(a)は
例えば風力が急に減少した場合、上記発電機2が発電す
る電力波形、(b)は上記急な発電電力変動を例えば低
域成分をろ過することによって緩やかな変化に変換した
電力波形、(c)は上記電力変動波形(a)と上記電力
波形(b)との差分を例えば減算器などによって差分演
算処理した電力波形である。また、(d)は上記(c)
の電力波形を例えばリミッタ処理などによって電力変動
の変化率を一定化した電力波形、(e)は上記(c)、
(d)の電力波形を例えば減算器などによって差分演算
処理した電力波形、(f)は電力変動分抑制手段12に
よって決定された補償電力量を補償した後の電力系統へ
送電する電力波形、(g)は上記(e)、(a)の電力
波形が合わさったもので、やはり電力変動分抑制手段1
2によって決定された補償電力量を補償した後の電力系
統へ送電する電力波形を示している。
【0012】次に動作について説明する。図1におい
て、自然エネルギーである風力を受けて風車1が回転す
ると、交流発電機2は交流電力を発生する。図5(a)
に示したように風力が急速に減少した場合、電力系統3
に送電される電力も同様に急速に減少する。このとき発
電機2の電力を検出する電力検出器11と、フライホイ
ール4に接続された回転機5側の第一の電力変換器6a
との間に設置した電力変動分抑制手段12によって、上
記交流発電機2の急激な電力変動波形(a)が抽出さ
れ、図2に示した如く上記電力抑制手段12の内部にあ
る例えば低域成分ろ過15によって上記電力変動波形
(a)が図5に示したような緩やかに変化する電力波形
(b)に変換され、例えば発電電力との差分演算16a
の如く上記電力変動波形(a)と上記電力波形(b)と
の差分が演算処理されて電力波形(c)が形成されて上
記回転機5が補償すべき電力量が決定される。上記補償
電力出力22はフライホイール発電電力制御手段13、
交直変換器6a、6bを介して上記交流発電機2側から
の電力と合成されて最終的に図5(f)のような電力波
形となり、電力系統3へ送電される。
【0013】実施の形態1によれば、図5(a)に示し
たように、上記電力検出器11によって検出されるmW
クラスの微少な電力変動からWクラス,あるいはKWク
ラスの比較的大きな電力変動を受けた場合でも、上記交
流発電機2の電力変動分は上記電力変動分抑制手段12
の働きによって図5(c)に示したような補償電力量を
決定し、最終的に図5(f)のような出力波形の電力が
電力系統へ供給されることになる。なお、フライホイー
ル側からみた動作は以下のようになる。
【0014】フライホイール4は、常時は回転機5から
の回転力により回転エネルギーを蓄積している。すなわ
ち風力発電側の発電量が規定電力よりも大きい場合に
は、交直変換器6aを介して送られるいわゆる余剰電力
はフライホイール4に回転エネルギーとして蓄積され
る。一方、風力発電量が規格電力よりも減少した場合、
フライホイール4は蓄積していた回転エネルギーを回転
機5に供給し、回転機5は発電機として動作して交直変
換器6a、6bを介して上記風力発電側の減少電力を補
償するべく電力系統3に電力供給する。例えば図5
(a)に示したように風力の減少などによって風力発電
機側に電力変動が生じた場合、上述したように上記電力
変動分抑制手段12によって図5(c)に示したような
補償すべき電力波形が決定される。このとき上記電力変
動分抑制手段12に接続するフライホイール発電電力制
御手段13は、上記図5(c)に示した電力変動分抑制
手段12が決定した出力信号に一致するように上記フラ
イホイール発電電力制御手段13に接続する交直変換器
6aからフライホイール4に接続する回転機5を介して
直流電力を取り出す。上記交直変換器6aに接続し、上
記交直変換器6aの直流電力を交流電力に変換する交直
変換器6bの電力は、上記交直変換器6bと接続する直
流電圧制御器10の直流電圧が、上記直流電圧制御器1
0に接続する直流電圧指令作成手段9の出力と一致する
ように上記直流電圧制御手段10にて制御される。上述
したように電力変動分抑制手段12によって決定された
補償すべき電力量すなわち図5(c)に示したような出
力波形がフライホイール発電電力制御手段13に送られ
る。交直変換器6aがフライホイール発電電力制御手段
13によって上記図5(c)に示したような直流電力を
発電することによって、コンデンサ7は電圧上昇する。
このとき直流電圧制御手段10が直流電圧一定となるよ
うに制御されるため、上記図5(c)に示された電力は
交直変換器6bを介して電力系統3に送電され、交流発
電機2の発電電力と交直変換器6bの送電電力の和、す
なわち図5(a)と(c)の和が図5(f)となって電
力変動が緩和される。以上説明したように、電力変動分
抑制手段12を例えば図2に示した変化分抽出手段14
のような構成にすることによって、微少な風力変化の場
合から比較的大きな風力変化が発生した場合においても
電力系統3に送電される電力量の変化が緩和、制御さ
れ、一定量の電力を安定に電力系統3に供給できる。
【0015】実施の形態2.図3は実施の形態2を示す
もので、電力変動分抑制手段12として、上記実施の形
態1の変化分抽出手段14に変化率を一定化し、この変
化率と風力発電電力の変動分との差分の演算処理を付加
して変化率一定化手段17とした発電システムである。
図3にその具体的構成例を示した。図3において、18
は入力信号の変化率を制限して出力する変化率リミッタ
処理、16bは上記変化率と発電機の変動電力分との差
分の演算処理であり、低域成分ろ過15および発電電力
との差分演算16aは実施の形態1と同様である。
【0016】次に動作について説明する。例えば、急峻
な風力の減少に伴って、交流発電機2の発電電力量が図
5(a)のように急峻に減少するところまでは前述の実
施の形態1と同様である。すなわち、電力検出器11の
検出した図5(a)の出力波形の電力に従って、低域成
分ろ過15がなされて図5(b)に示した電力波形が出
力され、発電電力との差分演算処理16aによって図5
(c)に示した電力波形が決定される。図5(c)の電
力波形の信号は変化率リミッタ処理18によって単位時
間あたりの変化率が図5(d)の電力波形のように一定
値に制限される。この電力波形の信号と上記図5(c)
との差分を変化分との差分演算処理16bによって演算
処理することによって図5(e)の電力波形が決定され
る。この電力波形を補償電力出力22から出力し、フラ
イホイール発電電力制御手段13の入力信号とすること
によって、交直変換器6bから電力系統3に補償送電さ
れる電力も図5(e)と同じになる。結局、上記フライ
ホイールが補償する電力である図5(e)と交流発電機
2の発電電力である図5(a)とが合わさって図5
(g)の電力波形となる。以上説明したとおり、電力変
動分抑制手段12を図3に示した構成の変化率一定化制
御手段17とすることによって、急激な風力の変化が発
生した場合でも電力系統3に送電される電力の変化率を
一定値に抑制する効果が得られる。
【0017】実施の形態3.図4は、実施の形態3の具
体的実施例を示すもので、19は送電電力一定化手段、
その内部の20は送電電力目標値設定、16cは上記送
電電力目標値と風力発電電力との差分の演算処理であ
る。
【0018】次に動作について説明する。例えば、急峻
な風力の減少に伴って、交流発電機2の発電電力量が図
5(a)の通り急峻に減少するところまで前述の場合と
同様である。本実施の形態では、送電電力目標値作成手
段20によって、予め電力系統3へ送電する送電電力目
標値が与えられ、上記発電電力との差分演算16cによ
って上記送電電力目標値設定20による送電電力目標値
と交流発電機2の発電電力との差分演算処理を行なって
補償電力を決定し、これが補償電力出力22によってフ
ライホイール発電電力制御手段13に出力される。上記
フライホイール発電電力手段13への出力信号を交直変
換器6aへの入力信号とすることによって交直変換器6
aは上記送電電力目標値と交流発電機2の発電電力量の
差分を取り出し、電力変換器6bを介して出力し、最終
的に交流発電機2からの電力と合成され補償された電力
となり、その結果、電力系統3へ送電される電力を安定
に一定値に保つことが出来る。以上説明したとおり、図
4に示したような構成の送電電力一定化手段19を持つ
発電システムにすることによって、風力変動などによっ
て発電電力が変動した場合においても電力系統3へ送電
される電力を安定かつ一定に補償、供給することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電力変
動抑制手段を用いて電力系統への補償電力を決定し、フ
ライホイール側へ電力指令を行なうようにしたことによ
り、自然エネルギーの急変時にも発電機の出力電力の変
動分を抽出、補償して電力系統へ送電される電力を一定
かつ安定に供給できる発電システムが実現できる。従っ
て、この発明によれば、従来問題となっていた発電機側
の微少な電力変動などに対しても容易に電力補償でき、
電力系統へ一定量の電力を安定に供給できる高信頼度な
発電システムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における実施の形態1の発電システム
を示すブロック図である。
【図2】 本発明における実施の形態1の発電システム
を示すブロック図である。
【図3】 本発明における実施の形態2の発電システム
を示すブロック図である。
【図4】 本発明における実施の形態3の発電システム
を示すブロック図である。
【図5】 本発明における発電システムの動作を示す電
力波形図である。
【図6】 従来の発電システムを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 風車、 2 交流発電機、 3 電力系統、 4
フライホイール、 5回転機、 6a 交直変換器、
6b 交直変換器、 7 コンデンサ、 8電圧検出
器、 9 直流電圧指令作成手段、 10 直流電圧制
御器、 11電力検出器、 12 電力変動分抑制手
段、 13 フライホイール発電電力制御手段、 14
変化分抽出手段、 15 低域成分ろ過、 16a
発電電力との差分演算、 16b 変化分との差分演
算、 16c 発電電力との差分演算、 17 変化率
一定化手段、 18 変化率リミッタ処理、 19 送
電電力一定化手段、 20 送電電力目標値設定、 2
1入力インターフェース部(発電電力入力部)、 22
出力インターフェース部(補償電力出力部)、 101
風車、 102 第一の回転機、 103 第一の電
力変換器、 104第二の電力変換器、 105 電力
系統、 106 第三の電力変換器、 107 第二の
回転機、 108 フライホイール、 109 第一の
電力検出器、 110 第一の比較器、 111 設定
電力入力端子、 112 第一の電力偏差増幅器、 1
13 第二の電力検出器、 114 第二の比較器、
115 第二の電力偏差増幅器、 116 設定領域、
117 電力変動量、 201 入力インターフェー
ス部、 202 電力制御装置、 203 出力インタ
ーフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 9/48 H02P 9/48 Z (72)発明者 中山 仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H074 AA02 AA12 BB10 CC11 3H078 AA01 AA26 BB00 BB04 CC22 CC31 CC56 CC73 5H590 AA01 AA30 CA14 CA29 CA30 CC05 CC08 CD03 CE01 EA14 EB02 EB04 EB07 FA08 FC22 GA02 GA06 GA09 HA02 HA06 JA08 JA19 JB15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風力や波動等の自然エネルギーによって駆
    動され電力系統へ送電するための電力を発生する発電機
    と、フライホイールに接続され回転力と電力の変換を行
    ない上記発電機の電力補償を行なう回転機と、上記発電
    機が発生する電力量の変化に伴って増減する電力変動波
    形を抽出し、この電力変動波形に基づいて緩やかに変化
    する電力波形を形成し、上記電力変動波形と上記電力波
    形とを演算処理して上記回転機が補償すべき電力量を決
    定する電力変動分抑制手段とを備えたことを特徴とする
    発電システム。
  2. 【請求項2】電力変動分抑制手段が上記電力変動波形と
    上記電力波形とを演算した後、上記電力変動波形におけ
    る電力変動の変化率を一定値以下に抑制し、上記電力変
    動波形と上記変化率一定値との差分を演算処理して上記
    回転機が補償すべき電力量を決定するようにしたことを
    特徴とする上記請求項1に記載の発電システム。
  3. 【請求項3】風力や波動等の自然エネルギーによって駆
    動され電力系統へ送電するための電力を発生する発電機
    と、フライホイールに接続され回転力と電力の変換を行
    ない上記発電機の電力補償を行なう回転機と、上記電力
    系統へ送電する送電電力目標値を設定し、上記発電機が
    発生する電力量と上記送電電力目標値との差分を演算処
    理して上記回転機が補償すべき電力量を決定する電力変
    動分抑制手段とを備えたことを特徴とする発電システ
    ム。
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