JP2011252409A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 風力発電における不安定な発電出力をより安定化させることが可能な風力発電装置を提供する。
【解決手段】 風力を受けて所定の回転軸2の周りを一定回転方向に回転する風車3を備える風力発電装置1において、回転軸2と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータ4を有して回転軸2の回転に伴う該ロータ4の回転により電力を生成する第1の発電機5と、回転軸2と同軸をなし、かつ回転軸2の一定回転方向において、回転軸2が増速している場合には該回転軸2と一体回転状態となって自身も増速回転し、回転軸2が減速している場合には該回転軸2から切り離されて慣性回転するようにワンウェイクラッチ6を介して配置されるフライホイール7と、フライホイール7と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータ8を有してフライホイール7の回転に伴う該ロータ8の回転により電力を生成する、第1の発電機5とは異なる第2の発電機9と、それら双方の発電機5,9により生成された電力を合わせて外部出力する出力部(出力手段)10を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、風力発電装置に関する。
近年、地球環境の保全のため、再生可能エネルギーを用いた発電方法として、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない風力発電に注目が集まっている(例えば特許文献1等)。
特開2004−239113号公報
ところが、風力発電は、風速の変動に伴い発電出力が変動するため、安定しないという課題がある。
本発明の課題は、風力発電における不安定な発電出力をより安定化させることが可能な風力発電装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の風力発電装置は、
風力を受けて所定の回転軸周りを一定回転方向に回転する風車と、
前記回転軸と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータを有し、前記回転軸の回転に伴う該ロータの回転により電力を生成する第1の発電手段と、
前記回転軸と同軸をなし、かつ前記一定回転方向において、前記回転軸が増速している場合には該回転軸と一体回転状態となって自身も増速回転し、前記回転軸が減速している場合には該回転軸から切り離されて慣性回転するように1方向クラッチを介して配置されるフライホイールと、
前記フライホイールと同軸をなして一体回転するよう配置されたロータを有し、前記フライホイールの回転に伴う該ロータの回転により電力を生成する、前記第1の発電手段とは異なる第2の発電手段と、
前記第1の発電手段と前記第2の発電手段により生成された双方の電力入力を受け、それらを合わせて外部出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、第1の発電手段によって発電される電力は、風車が受ける風力に応じて大きく変動するが、第2の発電手段によって発電される電力は、フライホイールに蓄積された安定的な回転エネルギーに基づいて生成されるものであるから出力が安定しており、これら第1の発電手段と第2の発電手段による双方の発電電力が重畳された形で出力されることにより、第1の発電手段による発電電力の不安定さは緩和され、全体として比較的安定な発電出力を得ることができる。
また、風車の減速時には、フライホイールと風車の回転軸が切り離されるため、フライホイールは慣性回転状態となる。つまり、フライホイール側の減速要素が大幅に減じられるため、より長時間の回転継続が可能となり、その間、第2の発電手段からは、経時的になだらかな減衰は生じるものの安定した発電出力を得ることができる。
また、風車の増速時には、風車の回転軸とフライホイールとが一体回転状態となってフライホイールに回転エネルギーが蓄積されるので、その後、風車が減速したとしても、増速時に蓄積された回転エネルギーによって第2の発電手段からは安定した発電出力を、蓄積した分だけ長く継続的に得続けることができる。また、風車の増速時には、第1の発電手段と第2の発電手段による2段発電状態となって発電出力は増すが、より重量のあるフライホイールが回転抵抗となる形で風車に極端な増速(加速)が生じて全体の発電出力が極端に増すことは無く、2段発電状態になったとしても、全体の発電出力を比較的安定した状態に保つことができる。
本発明の一実施形態である風力発電装置を簡略的に示す外観図。 図1の風力発電装置の電気的構成を簡略的に示すブロック図。 図1の風力発電装置の出力部の電気的構成を簡略的に示すブロック図。 図1の風力発電装置における風車部分を簡略的に示す拡大断面図。 図1の風力発電装置におけるナセル部分の拡大断面図。 図1の風力発電装置における発電ケース体内部を拡大した拡大断面図。 図1の風力発電装置のステータの斜視図。 図7のステータの正面図及び部分断面図。 図1の風力発電装置のステータと磁性部材の位置関係を示す斜視図。 図9のステータ及び磁性部材の正面図及び部分断面図。
以下、本発明の風力発電装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である風力発電装置の構成を概略的に示す概略図である。また、図2は、図1の風力発電装置の構成を簡略的に示すブロック図である。図1及び図2に示す本実施形態の風力発電装置1は、所定の受風方向2wからの風力を受けて所定の回転軸線2xの周りを一定回転方向に回転する風車3と、風車3の回転軸2と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータ4を有して回転軸2の回転に伴う該ロータ4の回転により電力を生成する第1の発電機(発電手段)5と、回転軸2と同軸をなし、かつ上記一定回転方向において、回転軸2が増速している場合には該回転軸2と一体回転状態となって自身も増速回転し、回転軸2が減速している場合には該回転軸2から切り離されて慣性回転するように1方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)6を介して配置されるフライホイール7と、フライホイール7と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータ8を有してフライホイール7の回転に伴う該ロータ8の回転により電力を生成する、第1の発電機5とは異なる第2の発電機(発電手段)9と、を備えて構成される。
さらに、本実施形態の風力発電装置1は、第1の発電機5と第2の発電機9により生成された双方の電力入力を受け、それらを合わせて外部出力する出力部(出力手段)10を備えて構成される。つまり、第1の発電機5及び第2の発電機9の発電電力の出力ラインを、外部出力に至るまでの間で接続し、1系統で外部出力する形で構成される。
出力部10は、例えば図3(a)に示すように、第1の発電機5と第2の発電機9により生成された双方の三相の交流電力を、それぞれ整流器12に入力した上で、昇圧コントローラ11に入力して所定の電圧で出力し、さらにそれをパワーコンディショナ15にて入力して、入力された直流の電力を系統電力に変換し、出力するように構成できる。これにより、第1の発電機5と第2の発電機9により生成された双方の電力を合わせて外部の電源系統19Aに供給することができ、例えば売電等が可能となる。また、パワーコンディショナ15にて、家庭内で使える交流電力に変換して出力してもよい。また、出力部10は、図3(b)に示すように、第1の発電機5と第2の発電機9により生成された双方をそれぞれ、整流器12に入力した上で、昇圧コントローラ13に入力し、所定電圧とされた直流の電力をバッテリー(蓄電手段)19Bに供給して蓄電させてもよい。また、バッテリー(蓄電手段)19Bに蓄電された電力を、パワーコンディショナ15を介して外部の電源系統19Aに供給するようにしてもよい。
本実施形態の風車3は、受風方向2wが回転軸2の軸線2xの延出方向(以下、軸線方向という)と一致しており、該受風方向2wから風力を受けることで一定方向に回転するよう複数のブレード30を有する。各ブレード30はハブ22を介して回転軸2と連結(接続)する。
図4は、本実施形態の風力発電装置1の風車部分の拡大断面図である。ただし、ナセル21の内部構造については簡略化して示している。風車3は、回転軸2の軸線方向に同軸をなす形で筒状に延出する筒状風洞部(ダクト)31の内側に配置される。筒状風洞部31は、風車3の受風方向2wの上流側から下流側に向けて開口面積が減少していく形で形成される。具体的にいえば、筒状風洞部31は、受風方向2wの上流側の環状端部31Aから下流側の環状端部31Bまでの間の区間において、ラジアル方向内向きに膨出した湾曲形状をなす。この筒状風洞部31において取り込まれた風は、圧縮された形で下流に供給され、下流側のブレードがこれを受けることになるので、風車3が得る回転力を増すことができる。
筒状風洞部31は、その内周面に、ナセル21の外周面210から外向きに放射状に延出する複数の支持部材(FRP)32が固定されており、ナセル21と共に回転軸2に対し非回転に設けられている。
ナセル21は、第1の発電機5とフライホイール7と第2の発電機9、さらに回転軸2を内部に収容する。図4及び図5に示すように、ナセル21の外表面21Aは、少なくとも回転軸2の軸線2x上の、受風方向2wの上流側に頂点部21aを有する湾曲面として形成される。具体的にいえば、その外表面21Aは、回転軸2の軸線方向の周りに回転させても面形状が変化しない回転対称面をなし、ここでは流線型をなす。他方、ナセル21の受風方向2wの下流側には、風車3に対し一体回転するようその回転軸2に固定されるハブ22が設けられ、その外表面22Aは、ナセル21の外表面21Aをなす湾曲面から受風方向2wに滑らかに続く湾曲面をなし、かつ回転軸2の軸線2x上の受風方向2wの上流側に頂点部22aを有する湾曲面をなす。具体的にいえば、その外表面21Aは、回転軸2の軸線方向の周りに回転させても面形状が変化しない回転対称面をなしており、ナセル21の外表面21Aから続く流線型をなしている。ここでのナセル21とハブ22の外表面21A,22Aは、それら全体で球体表面を形成しており、その球体表面21A,22Aは、上流側の頂点部21aが下流側の頂点部22aよりも曲率半径が大とされた卵状をなしている。
なお、ナセル21は、少なくとも一部が筒状風洞部31の内側に位置し、残りが筒状風洞部31の外側に突出する。本実施形態のナセル21は、その頂点部21aが風車3の受風側(受風方向2wの上流側)に筒状風洞部31の内部から突出する形で配置される。また、ナセル21の受風方向2wの下流側には、各ブレード30と回転軸2を接続するハブ22が設けられる。つまり、ブレード30は、受風方向2wにおいてナセル21よりも下流側に設けられており、下流側のブレード30で得た回転力が、回転軸2を介して受風方向2wの上流側に位置する発電機5,9側へと伝達される。ハブ22は、円盤状をなしてその中心部が回転軸2の受風方向2wの下流側端部に中心部が締結部材によって固定される軸固定部221と、軸固定部221における受風方向2wの下流側主面の外周部に対し締結部材によって固定される筒状のブレード取付部222とを有しており、ブレード取付部222の外周面から放射状に複数のブレード30が延びている。
ナセル21は、地表の基礎部190から延びる支柱(タワー)110の上端部110Tに対し、風向きに合わせて水平面内において向きを変えることが可能(該支柱110の鉛直方向の軸線110xの周りに回転可能)に取り付けられている。このとき、各ブレード30を外周側から被う筒状風洞部31も、ナセル21の受風方向2wの下流側に設けられており、これにより、筒状風洞部31は風車3の受風方向2wを可変する尾翼のような手段として機能する。即ち、筒状風洞部31の筒状外周面31C(特にその水平方向側の面)が風を受けると、支柱110の上端部110Tに対し回転し、風が来る向きにナセル21の頂点部21aを向ける。また、筒状風洞部31がナセル21よりも受風方向2wの下流側に位置することで、わずかな風向きの変化でナセル21の向き、つまりは風車3の受風面の向きが細かく変化することを防ぐことも可能となる。
図5は、図4のナセルを軸線2x,110xを通過する平面で切断した断面図であり、ナセル21の内部には、第2の発電機9とフライホイール7と第1の発電機5とを、風車の受風方向2wの上流側からこの順で収容した発電機ケース体100が配置され、ナセル21に対し締結部材103によって締結固定されている。図6に示すように、受風方向2wの上流側から順に、第2の発電機9を収容する上流側収容空間9Sと、フライホイール7を収容する中間収容空間7Sと、第1の発電機5を収容する下流側収容空間5Sとを有し、これらをひとつながりの空間とする形状をなす。このひとつながりの空間は、フライホイール7が中間収容空間7S内に配置されることで、上流側収容空間9Sと下流側収容空間5Sとに分断される。これら円筒状の上流側収容空間9S及び下流側収容空間5Sよりも、同じく円筒状の中間収容空間7Sの方が径大で、かつ収容されるフライホイール7自体も、径方向において中間収容空間7Sの円筒状外周壁に対し近接して位置するため、フライホイール7が配置されたときには、上流側収容空間9Sと下流側収容空間5Sとは、フライホイール7の外周側においてのみ連通するので、より確実な分離状態となっている。
発電機ケース体100内の第1の発電機5と第2の発電機9は、回転軸2の軸線方向において、間にフライホイール7を挟む形で位置し、発電ケース体100内の空間がフライホイール7によって上流側収容空間9Sと下流側収容空間5Sとで分断されている。これにより、上流側収容空間9S及び下流側収容空間5Sのうち、一方の空間内での回転体(ロータ92,52)の回転に伴う気流の乱れの影響を、他方の空間が受けることがない。本実施形態においては、受風方向2wの上流側から、第2の発電機9、フライホイール7、第1の発電機5の順で位置し、さらにその下流側にハブ22が位置する。なお、フライホイール7には磁気シールド材料(例えば鉄等の軟磁性材料)を用いてもよく、これにより、発電ケース体100内の空間をフライホイール7によって第1の発電機5側と第2の発電機9側とを磁気的に分断し、互いの磁気的な干渉を防止するようにしてもよい。
回転軸2は、発電ケース体100に対し自身の軸線方向に貫通し、なおかつ発電ケース体100に対し円滑に相対回転するよう軸受装置60を介して取り付けられる(図6参照)。本実施形態の軸受装置60は、例えばシール装置(Oリング等)やグリース等のような密閉機能付きの密閉型軸受装置であり、その密閉機能によって密閉状態としている。密閉された発電機ケース体100内部は、空気が大気圧で充填されている場合に、内部の回転体51,91,7等が受ける充填気体による抵抗(空気抵抗)が軽減されるよう、減圧状態等のような内部状態とされている。ここでは、発電ケース体100内にHeガスを充填することで、回転体であるロータ51,91やフライホイール7等の回転抵抗を減じている。
第1の発電機5及び第2の発電機9は、回転軸2の周りを回転可能なロータ(発電機回転子)51,91の周方向に沿って所定間隔おきに複数の磁性部材52,92が配置されるとともに、それら磁性部材52,92に対しエアギャップを形成する形で対向し、かつ該ロータ51,91に対し非回転となるステータコイル54,94が配置されたステータ(発電機固定子)53,93を備えて構成され、それら磁性部材52,92とステータコイル54,94との相対回転により電力を生成する。生成される電力(発電電力)は、その相対回転速度が大きいほどが大となる。なお、本実施形態における磁性部材52,92は永久磁石であり、例えばネオジウム磁石等を用いることができる。ただし、永久磁石に代わって電磁石を用いてもよい。
本実施形態においては、磁性部材52,92とステータコイル54,94との数の比が3:4であり、ステータコイル54,94からは三相の交流電力が出力される。支柱110の上端部110Tに設けられた上端軸部にはスリップリング110SA,110SBが設けられており、各スリップリング110SA,110SB上を摺動するブラシ102CA,102CBを介し、ステータコイル54,94から発電出力を取り出すよう構成されている。取り出された発電出力は、筒状の支柱(タワー)110の内部空間を通る配線を介して、出力部10に接続される。
第1の発電機5及び第2の発電機9における双方のステータ53,93は、発電機ケース体100からケース内部に向けて回転軸2の軸線方向に沿って突出形成された筒状部材として設けられる。図7に示すように、それら筒状部材53,93には、径方向に貫通する開口部57,97が周方向に沿って所定間隔おきに形成される。これらの開口部57,97は、周方向に設けられた回転軸2の軸線方向に延びる各柱部56,96により区画される。各柱部56,96には、図8の(b),(c)に示すように、ステータコイル54,94が巻き付けられており、本実施形態においては、隣接する柱部56,96で巻き方向が逆向きとなっている。
本実施形態のステータ53,93について詳細に説明する。
本実施形態のステータ53,93はそれぞれ筒状部材として形成されており、それらが互換性を有するよう互いに同形状をなす。これらの筒状部材53,93は、耐熱性を有する硬化性樹脂(例えば不飽和ポリエステル樹脂を主体とし、充填材とガラス繊維などで構成した熱硬化性の成形材料)であり、図6に示すように、発電ケース体100において受風方向2wの上流側及び下流側にて外側に露出する主表面121A,122Aを形成する各主面部121,122の主裏面(ケース内側の面)121B,122Bから、ケース内に向けて回転軸2の軸線方向に沿って筒状に突出する形で配置される。
具体的にいえば、筒状部材53,93は、主面部121,122の主裏面(ケース内側の面)121B,122Bに設けられた環状の嵌合溝部121C、122Cに対し嵌合する形で固定される嵌合固定部53A,93Aと、その嵌合固定部53A,93Aに径方向(ラジアル方向)の段差を形成する形で回転軸2の軸線方向に延出する上記した各柱部56,96と、それら柱部56,96をその延出先端部(主面部121,122とは逆側の端部)56D,96Dにて筒状に連結する筒状連結部53D,93Dとを有して構成される。各柱部56,96の両端が環状部材(嵌合固定部53A,93Aと筒状連結部53D,93D)で連結されていることで、筒状部材53,93は高い強度を有する。本実施形態の筒状部材53,93は、嵌合固定部53A,93Aにおいて主面部121,122に対し締結部材(ボルト等)109,109によって締結固定される。
また、図7及び図8に示すように、嵌合固定部53A,93Aの外周面531,931の延出先端側(嵌合固定部53A,93Aとは逆側)には、その外周面531,931から径方向外側に立上る外周側立面561,961を有する。このため、嵌合固定部53A,93Aの外周面531,931と、当該外周側立面561,961と、柱部56,96の径方向外側の面562,962とによって段差56A,96Aが形成されている。他方、各柱部56,96におけるそれらの段差56A,96Aとは逆側には、上述した筒状連結部53D,93Dが形成されており、この筒状連結部53D,93Dは、各柱部56,96の延出先端部56D,96Dの径方向内側端部から周方向に延出する形で、隣接する柱部56,96へと延出し、全体が環状をなす。このため、柱部56,96の径方向外側の面562,962と、該柱部56,96の延出先端部56D,96Dの周方向における側面563,963と、該柱部56,96の延出先端部56D,96Dの径方向内側端部から周方向に延出する筒状連結部53D,93Dの径方向外側の面532,932とによって段差56B,96Bが形成されている。
本実施形態のステータコイル54,94は、軸線2xに対する径方向に軸線5x、9xを有する形で環状に巻きつけられる。ここでは、上述の段差56A,96Aと56B,96Bを利用する形で、各柱部56,96に四角形状をなして巻きつけられる。具体的にいえば、ステータコイル54,94は、柱部56,96の延出方向(回転軸2の軸線方向)の一方の端面561,961と、他方の端面564,964と、該柱部56,96の周方向における一方の側面563,963と、他方の側面563,963とにより形成される環状面を取り巻く形で巻きつけられる。このとき、段差56A,96Aにおいて段差下面をなす嵌合固定部53A,93Aの外周面531,931と、段差56B,96Bにおいて段差下面をなす筒状連結部53D,93Dの径方向外側の面532,932とが、柱部56,96に巻きつけられるステータコイル54,94の、回転軸2の軸線2xに対する径方向内側における巻き付け位置を規制する巻き付け位置規制部(巻き付け位置規制手段)として機能し、これにより、ステータコイル54,94は各柱部56,96に安定的に巻きつけられている。
また、各柱部56,96は、延出先端部56D,96Dの径方向外側端部からさらに同方向に延出する突起部56E,96Eを有する。突起部56D,96Dは、柱部56,96に巻きつけられるステータコイル54,94の、回転軸2の軸線2xに対する径方向外側における巻き付け位置を規制する巻き付け位置規制部(巻き付け位置規制手段)として機能しており、これもステータコイル54,94を各柱部56,96に安定的に巻きつけられる要因となっている。このように、本実施形態では、径方向の内外でステータコイル54,94の位置規制がなされているため、ステータコイル54,94が各柱部56,96に安定して巻き付いた状態を保つことができ、作業者による巻き付け作業も容易となっている。
本実施形態の第1の発電機5のロータ51について詳細に説明する。
本実施形態の第1の発電機5は、図6に示すように、ロータ51として、回転軸2と同軸をなし互いに一体回転する第1ロータ部51Aと第2ロータ部51Bとを有する。それら双方のロータ部51A,51Bは、エアギャップを介して互いに対向(対面)する対向面51SA,51SBを有し、それら双方の対向面51SA,51SB上には、周方向において複数の磁性部材52が所定間隔おきに同数配置され、締結部材により固定されている。ただし、それら双方のロータ部51A,51Bのうち、一方のロータ部51Aの磁性部材52A(52)と他方のロータ部51Bの磁性部材52B(52)とは、図10に示すように、互いに異なる極性(磁極)の着磁面同士にて対面している。さらに、それら第1ロータ部51Aと第2ロータ部51Bとの間の空隙にステータ53のステータコイル54が位置する。ステータコイル54は、図9に示すように、回転するそれら双方のロータ部51A,51Bの磁性部材52,52間に挟まれるステータ53上の環状の対向領域に、その周方向に沿って所定間隔おきに複数配置される。
また、第1の発電機5において、第1ロータ部51A及び第2ロータ部51Bは、回転軸2の軸線2xに対する径方向(ラジアル方向)に対向して配置される。本実施形態においては、ロータ51の本体部として、回転軸2と一体回転するよう固定される軸固定部50Cと、軸固定部50Cから径方向外側に延出する円盤状の中間部50Bと、中間部50Bの径方向外側の外端部50Aと、を有したロータ本体部50を備える。ただし、ロータ本体部50は、外周側に大重量を有するフライホイール7よりも軽く、小径である。第1ロータ部をなす円筒状部51Aと、第2ロータ部をなす、円筒状部51Aよりも径大の円筒状部51Bとは、ロータ本体50に対し同軸をなす形で一体回転するよう双方とも外端部50Aに固定されている。このように本実施形態においては、回転軸2に対し1つの回転体(ロータ本体部50)を取り付けるだけで、第1ロータ部51Aと第2ロータ部51Bとの双方を設けることが可能であり、回転軸2に対し第1ロータ部51Aと第2ロータ部51Bとを個別の回転体としてそれぞれ固定する場合よりもシンプルな構成となる。なお、中間部50Bは、内周側の軸固定部50C及び外端部50Aの第1ロータ部51Aとの固定部よりも厚み(回転軸2の軸線方向幅)が薄くなっている。
本実施形態の第1の発電機5において、ロータ本体部50の外端部50Aは、第1ロータ部をなす内周側の円筒状部51Aを固定するための内周側固定部50A1と、第2ロータ部をなす外周側の円筒状部51Bを固定するための外周側固定部50A2と、を備えて構成される。内周側固定部50A1は、回転軸2の軸線方向に突出する円筒状をなし、他方、外周側固定部50A2は、中間部50Bから径方向に続く形で延出する形状をなす。
第1の発電機5において第1ロータ部をなす円筒状部51Aは、ロータ本体部50の円筒状の内周側固定部50A1の外周側に嵌合する筒状の嵌合部51A1と、内周側固定部50A1の延出先端面に当接するよう嵌合部51A1の端部から径方向内向きに延出する環状の当接部51A2とを備える。筒状の嵌合部51A1は、その外周面が磁性部材52の配置面51SAとされており、他方、環状の当接部51A2は、ロータ本体部50(内周側固定部50A1)との固定部として機能する。具体的にいえば、第1ロータ部をなす円筒状部51Aは、当接部51A2の周方向の複数箇所において締結部材106Aによってロータ本体部50の内周側固定部50A1に対し締結固定される。
第1の発電機5において第2ロータ部をなす円筒状部51Bは、全体が円筒形状をなす。そのうち一方の端部51B2は、ロータ本体部50の外周側固定部50A2の、内周側固定部50A1が延出する側の面の外周側領域に対し先端面が当接した形で固定される固定部をなし、他方の端部51B1側は、その内周面が第1ロータ部をなす円筒状部51Aの嵌合部51A1の外周面と径方向にて対向(対面)し、当該内周面が磁性部材52の配置面51SBとされている。第2ロータ部をなす円筒状部51Bは、一方の端部51B2の周方向の複数箇所において締結部材106Bによってロータ本体部50の外周側固定部50A2に対し締結固定される。
なお、ステータ53の嵌合固定部53A側において発電ケース対100の主面部121側とは逆側の側面と、柱部56の内周面との間に形成される環状の角部55Bには、内周側の第1ロータ部51に対し非接触となるよう、回転軸2の軸線方向において該第1ロータ部51から離れる側に窪んだ環状の湾曲面が形成されている。この角部55Bには、第1ロータ部をなす内周側の円筒状部51Aと、その外周面上に固定設置される磁性部材52とが近接しており、それら双方に対し非接触となるよう、それら双方の近接部位が、それらから遠ざかる方向に窪んだ2つの湾曲面55B1,55B2が隣接して形成されている。
本実施形態の第2の発電機9のロータ91について詳細に説明する。
本実施形態の第2の発電機9は、図6に示すように、ロータ91として、回転軸2と同軸をなしフライホイール7と共に互いに一体回転する第1ロータ部91Aと第2ロータ部91Bとを有する。それら双方のロータ部91A,91Bは、エアギャップを介して互いに対向(対面)する対向面91SA,91SBを有し、それら双方の対向面上91SA,91SBには、周方向において複数の磁性部材92が所定間隔おきに同数配置され、締結部材により固定されている。ただし、それら双方のロータ91A,91Bのうち、一方のロータ部91Aの磁性部材92A(92)と他方のロータ部91Bの磁性部材92B(92)とは、図10に示すように、互いに異なる極性(磁極)の着磁面同士にて対面している。さらに、それら第1ロータ部91Aと第2ロータ部92Aとの間の空隙にステータ93のステータコイル94が位置する。ステータコイル94は、図9に示すように、回転するそれら双方のロータ91A,91Bの磁性部材間92,92に挟まれるステータ93上の環状の対向領域に、その周方向に沿って所定間隔おきに複数配置される。
また、第2の発電機9において、第1ロータ部91A及び第2ロータ部91Bは、回転軸2の軸線2xに対する径方向(ラジアル方向)に対向して配置される。第1ロータ部91Aは、フライホイール7の外周側の中間部(外周端部でもよい)に形成される固定部90Aに対し、第1ロータ部をなす円筒状部91Aと、第2ロータ部をなす、円筒状部91Aよりも径大の円筒状部91Bとが共に、フライホイール7に対し同軸をなして一体回転するよう固定されている。この場合、回転軸2に対し1つの回転体(フライホイール7)を取り付けるだけで、第1ロータ部91Aと第2ロータ部91Bとの双方を設けることが可能であり、回転軸2に対し第1ロータ部91Aと第2ロータ部91Bとを個別の回転体として固定する場合よりも簡単な構成となる。
なお、本実施形態のフライホイール7は、回転軸2に対し1方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)6を介して固定される軸固定部70Cと、軸固定部70Cから径方向外側に延出する円盤状の中間部70Bと、中間部70Bの径方向外側の固定部70Aとを有し、本実施形態ではさらに、固定部70Aから径方向外側に延出する外端部70Dを有することにより、上述のロータ本体部50よりも径大で大重量をなしており、回転エネルギー保存手段として機能する。なお、中間部70Bは、内周側の軸固定部70Cと、外周側の固定部70A及び外端部70Dよりも厚み(回転軸2の軸線方向幅)が薄くなっている。特に固定部70A及び外端部70Dが中間部70Bよりも厚く形成され、より重くなっていることでロータ91が形成される外周側により大きな遠心力が作用する。
本実施形態の第2の発電機9において、フライホイール7の固定部70Aは、第1ロータ部をなす内周側の円筒状部91Aを固定するための内周側固定部70A1と、第2ロータ部をなす外周側の円筒状部91Bを固定するための外周側固定部70A2と、を備えて構成される。
第2の発電機9において第1ロータ部をなす円筒状部91Aと第2ロータ部をなす円筒状部91Bとは共に、全体が円筒形状をなす。それぞれの一方の端部91A2,91B2は、フライホイール7の固定部70A(70A1,70A2)の、第1の発電機5とは逆側の面に対し先端面が当接した形で固定される固定部をなす。また、他方の端部91A1,91B1のうち、端部91A1側は、その外周面91SAが第2ロータ部をなす円筒状部91Bの内周面91SBと径方向にて対向(対面)し、端部91B1側は、その内周面91SBが第1ロータ部をなす円筒状部91Aの外周面91SAと径方向にて対向(対面)し、それら外周面91SA及び内周面91SBが磁性部材92,92の配置面とされている。フライホイール7の固定部70A1,70A2は、第1ロータ部及び第2ロータ部をなす円筒状部91A,91Bの端部91A2,91B2を嵌合するよう、第1の発電機5とは逆側の面に形成された回転軸2の軸線方向に窪む環状の溝が形成された嵌合溝部である。第1ロータ部をなす円筒状部91Aと第2ロータ部をなす円筒状部91Bとは共に、嵌合溝部70A1,70A2の環状の溝に端部91A2,91B2を嵌合し、それら端部91A2,91B2の周方向の複数箇所において締結部材107A,107Bによってフライホイール7の固定部70Aに対し締結固定される。
なお、ステータ93側の嵌合固定部93A側において発電ケース対100の主面部122側とは逆側の側面と、柱部96の内周面との間に形成される環状の角部95Bには、内周側の第1ロータ部91に対し非接触となるよう、回転軸2の軸線方向において該第1ロータ部91から離れる側に窪んだ環状の湾曲面が形成されている。この角部95Bには、第1ロータ部をなす内周側の円筒状部91Aと、その外周面上に固定設置される磁性部材92とが近接しており、それら双方に対し非接触となるよう、それら双方の近接部位が、それらから遠ざかる方向に窪んだ2つの湾曲面95B1,95B2が隣接して形成されている。
ところで、支柱110は、図5に示すように、上述した発電機5,9及びフライホイール7を収容する発電ケース体100の下端部102に対し固定されている。また、発電ケース体100はナセル21に対し固定されている。
発電ケース体100は、地表から延びる支柱(タワー)110の上端部110Tにて、ナセル21と共に、上述のように風向きに応じて回転可能である。ナセル21の下端には内外を上下に貫通する下端開口21Hが設けられ、発電ケース体100の下端部102(102A,102B)に対し固定された支柱固定部102Cが、当該下端開口21Hを貫通してナセル21の外部に突出する形で配置される。支柱固定部102Cには下端に開口する筒状に形成され、当該開口内に支柱110の上端部110Tを挿通させ、かつそれら支柱固定部102Cと支柱110の上端部110Tとの双方の間に軸受装置63を介在させる形で、発電ケース体100側が支柱110に対し支柱軸線110x周りに回転可能となるよう組み付けられている。発電ケース体100の支柱固定部102Cにはブラシ102CA,102CBが取り付けられており、これらとそれぞれが摺動可能となる形で支柱上端部110Tの軸部110TAにはスリップリング110SA,110SBが取り付けられている。発電機5,9で発電した電力は、それらブラシ102CA,102CB及びスリップリング110SA,110SBを介して出力部10に出力される。
なお、図5に示すように、発電ケース体100の下端部102(102A,102B)は、支柱固定部102Cと一体に固定されている。本実施形態における発電ケース体100は、上流側収容空間9S及び下流側収容空間5Sの外周壁を形成する小径の円筒状外周壁部129,125と、それらの間に中間収容空間7Sの外周壁を形成するそれらよりも大径の円筒状外周壁部127とを有した形状をなしており、支柱固定部102Cは、その大径の円筒状外周壁部127の下端突出部を回転軸2の軸線方向両側から挟み込む挟持部102Gと、それら挟持部102Gの上端にて回転軸2の軸線方向において互いの対向方向とは逆向きに広がって小径の円筒状外周壁部129,125の下端面を当接させる当接部102S,102Sとを有し、挟持部102Gにおいて円筒状外周壁部127の下端突出部に対し締結部材108,108により締結固定される。
また、本実施形態の発電ケース体100は、受風方向2w(回転軸2の軸線方向)における中間収容空間7Sの中間位置にて、上流側ケース体100Aと下流側ケース体100Bとに2分割されており、それらケース体100A,100Bを互いの位置を合わせて密着させ、それらの上端部101A,101Bと下端部102A,102Bとの双方が締結部材(ボルト)103,103によって締結固定されている。他方、ナセル21には、密着状態のケース体100A,100Bの上下の端部101(101A,101B),102(102A,102B)を、受風方向2wの上流側と下流側で挟み込む固定用板部210,210が設けられており、これら固定用板部210,210と、これらに挟み込まれた密着状態のケース体100A,100Bの上下の端部101(101A,101B),102(102A,102B)が上記の締結部材103,103によって締結固定される。これにより、発電ケース体100がナセル21に固定される。本実施形態の固定用板部210は、L字状に屈曲した板材であり、ナセル21の内部上端面に固定される水平部と、その水平部の端部からケース体100A,100Bの上下の端部101,102の周側面に沿って下方に延び、締結部材103が挿通する垂下部とを有する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。以下、上記実施形態とは異なる実施形態について説明する。
1 風力発電装置
2 回転軸
2x 回転軸線
2w 受風方向
3 風車
4 ロータ
5 第1の発電機(発電手段)
6 1方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)
7 フライホイール
8 ロータ
9 第2の発電機(発電手段)
30 ブレード
31 筒状風洞部(ダクト)
21 ナセル
22 ハブ
100 発電ケース体
110 支柱(タワー)
51,91 ロータ(発電機回転子)
51A 第1のロータ
51B 第2のロータ
52,92 磁性部材
53,93 ステータ(発電機固定子)
54,94 ステータコイル

Claims (10)

  1. 風力を受けて所定の回転軸線周りを一定回転方向に回転する風車と、
    前記風車の回転軸と同軸をなして一体回転するよう配置されたロータを有し、前記回転軸の回転に伴う該ロータの回転により電力を生成する第1の発電手段と、
    前記回転軸と同軸をなし、かつ前記一定回転方向において、前記回転軸が増速している場合には該回転軸と一体回転状態となって自身も増速回転し、前記回転軸が減速している場合には該回転軸から切り離されて慣性回転するように1方向クラッチを介して配置されるフライホイールと、
    前記フライホイールと同軸をなして一体回転するよう配置されたロータを有し、前記フライホイールの回転に伴う該ロータの回転により電力を生成する、前記第1の発電手段とは異なる第2の発電手段と、
    前記第1の発電手段と前記第2の発電手段により生成された双方の電力入力を受け、それらを合わせて外部出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記出力手段は、前記第1の発電手段と前記第2の発電手段により生成された双方の電力入力を合わせて外部の電源系統に供給するものである請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記出力手段から供給される電力を蓄電する蓄電手段を備える請求項1に記載の風力発電装置。
  4. 前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段は、前記ロータとして、前記回転軸と同軸をなし互いに一体回転する第1ロータ部と第2ロータ部とをそれぞれ有し、それら第1ロータ部と第2ロータ部とには互いに対面する対向面を有するとともに、それら双方の対向面上には、周方向において複数の磁性部材が所定間隔おきに配置され、かつ一方のロータ部の磁性部材と他方のロータ部の磁性部材とが互いに異なる極性で対面しており、さらに、それら第1ロータ部と第2ロータ部との間にステータを有し、該ステータには、回転するそれら双方のロータの磁性部材間に挟まれる、該ステータの前記周方向に延びる環状の対向領域に所定間隔おきにステータコイルが配置される請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  5. 前記第1ロータ部の磁性部材と、これと異極をなして対面する前記第2ロータ部の磁性部材とが前記回転軸線に対する径方向に対面し、前記ステータコイルが前記径方向に軸線を有する形で環状に巻き付けられている請求項4に記載の風力発電装置。
  6. 前記第1の発電手段におけるロータは、前記回転軸と一体回転するよう固定される軸固定部を有した円盤状のロータ本体部を備え、そのロータ本体部の外端部に対し、前記第1ロータ部をなす円筒状部と、前記第2ロータ部をなす、前記第1ロータ部よりも径大の円筒状部とが、前記回転軸と同軸をなす形で一体回転するように固定されている請求項4又は請求項5に記載の風力発電装置。
  7. 前記第2の発電手段におけるロータは、前記フライホイールに対し、前記第1ロータ部をなす円筒状部と、前記第2ロータ部をなす、前記第1ロータ部よりも径大の円筒状部とが、前記回転軸と同軸をなす形で一体回転するように固定されている請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  8. 前記フライホイールは、前記回転軸の軸線方向において、前記第1の発電手段と前記第2の発電手段との間に配置されている請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  9. 前記風車は、前記回転軸の軸線方向に筒状に延出する筒状風洞部の内側に同軸をなして配置されるとともに、前記筒状風洞部は、前記軸線方向において前記風車の受風方向の上流側から下流側に向けて開口面積が小となっていく形で形成されている請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  10. 地表から延びる支柱に対し水平面内にて回転可能に固定され、前記第1の発電手段及び前記第2の発電手段と、前記フライホイールとを収容するナセルが、前記風車のハブに対し該風車の受風方向の上流側に位置し、前記筒状風洞部よりも前記受風方向の上流側に突出して位置する請求項9に記載の風力発電装置。
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