JP2002084652A - 保護継電装置の試験装置 - Google Patents
保護継電装置の試験装置Info
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- JP2002084652A JP2002084652A JP2000269743A JP2000269743A JP2002084652A JP 2002084652 A JP2002084652 A JP 2002084652A JP 2000269743 A JP2000269743 A JP 2000269743A JP 2000269743 A JP2000269743 A JP 2000269743A JP 2002084652 A JP2002084652 A JP 2002084652A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保護継電装置の同期信号生成回路から得る単
極性の同期信号を信号変換回路を通して双極性の同期信
号に変換してリレー試験器に取り込むのに、信号変換回
路を別置きとすると、その紛失や誤ったケーブル接続、
電池喪失などを起こす。 【解決手段】 信号変換回路６は、保護継電装置４に内
蔵し、その内部で同期信号生成回路４Ａからの同期信号
を双極性の信号に変換し、出力端子からリレー試験器１
にケーブル接続する。信号変換回路６に必要な回路電源
は、保護継電装置の制御電源からＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ
１，ＰＳ２によって得る。
極性の同期信号を信号変換回路を通して双極性の同期信
号に変換してリレー試験器に取り込むのに、信号変換回
路を別置きとすると、その紛失や誤ったケーブル接続、
電池喪失などを起こす。 【解決手段】 信号変換回路６は、保護継電装置４に内
蔵し、その内部で同期信号生成回路４Ａからの同期信号
を双極性の信号に変換し、出力端子からリレー試験器１
にケーブル接続する。信号変換回路６に必要な回路電源
は、保護継電装置の制御電源からＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ
１，ＰＳ２によって得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護継電装置の動
作試験を行う試験装置に係り、特に保護継電装置とリレ
ー試験器との間の同期信号変換回路に関する。
作試験を行う試験装置に係り、特に保護継電装置とリレ
ー試験器との間の同期信号変換回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】単体リレーやディジタルリレーなどの保
護継電装置は、アナログ回路やマイクロプロセッサを有
して、ハードウェア構成またはソフトウェア構成により
単体リレー機能または多数のリレー機能を実現してい
る。この種の保護継電装置の試験装置は、図２に示すよ
うに、リレー試験器１と設定装置２およびパソコン（パ
ーソナルコンピュータ）３の組み合わせで行われてい
る。
護継電装置は、アナログ回路やマイクロプロセッサを有
して、ハードウェア構成またはソフトウェア構成により
単体リレー機能または多数のリレー機能を実現してい
る。この種の保護継電装置の試験装置は、図２に示すよ
うに、リレー試験器１と設定装置２およびパソコン（パ
ーソナルコンピュータ）３の組み合わせで行われてい
る。
【０００３】リレー試験器１は、パソコン３側からの制
御信号に応じた電圧、電流などの試験信号を発生して保
護継電装置４に入力する。保護継電装置４は設定装置２
からの強制動作指令で動作し、リレー試験器１は保護継
電装置からのアンサー信号のうち設定装置２で選択され
たアンサー信号を取り込み、このアンサー信号によって
リレー要素の動作値、復帰値、動作時間、復帰時間等を
計測する。パソコン３は試験対象となるリレー要素に必
要な制御信号をリレー試験器１及び設定装置２に与え、
この指令に対するリレー試験器１で計測したデータを収
集し、当該リレー要素の特性が正常であるか否かを判定
する。なお、設定装置２はリレー試験器１がもつ機能と
して含ませるものもある。
御信号に応じた電圧、電流などの試験信号を発生して保
護継電装置４に入力する。保護継電装置４は設定装置２
からの強制動作指令で動作し、リレー試験器１は保護継
電装置からのアンサー信号のうち設定装置２で選択され
たアンサー信号を取り込み、このアンサー信号によって
リレー要素の動作値、復帰値、動作時間、復帰時間等を
計測する。パソコン３は試験対象となるリレー要素に必
要な制御信号をリレー試験器１及び設定装置２に与え、
この指令に対するリレー試験器１で計測したデータを収
集し、当該リレー要素の特性が正常であるか否かを判定
する。なお、設定装置２はリレー試験器１がもつ機能と
して含ませるものもある。
【０００４】ここで、リレー試験器１から保護継電装置
４に各種の電圧、電流信号を印加するのに、保護継電装
置内に取り込む電力系統の信号とリレー試験器からの信
号発生を同期させる必要がある。
４に各種の電圧、電流信号を印加するのに、保護継電装
置内に取り込む電力系統の信号とリレー試験器からの信
号発生を同期させる必要がある。
【０００５】このため、保護継電装置とリレー試験器と
の間に同期信号入出力装置を設けている。図３は、同期
信号入出力装置を示し、保護継電装置４の同期信号生成
回路４Ａが発生する電力系統周波数５０ＨＺ（または６
０ＨＺ）の同期信号をトランジスタ構成の出力スイッチ
４Ｂに取り出し、この信号を信号変換回路５によって双
極性の同期信号に変換し、リレー試験器１に印加する。
の間に同期信号入出力装置を設けている。図３は、同期
信号入出力装置を示し、保護継電装置４の同期信号生成
回路４Ａが発生する電力系統周波数５０ＨＺ（または６
０ＨＺ）の同期信号をトランジスタ構成の出力スイッチ
４Ｂに取り出し、この信号を信号変換回路５によって双
極性の同期信号に変換し、リレー試験器１に印加する。
【０００６】信号変換回路５は、２つの９Ｖ電池Ｂ１、
Ｂ２と分圧抵抗Ｒ１、Ｒ２により単極性信号を双極性信
号に変換する。
Ｂ２と分圧抵抗Ｒ１、Ｒ２により単極性信号を双極性信
号に変換する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の試験装置として
は、保護継電装置とリレー試験装置の間に信号変換回路
５を接続して試験することになり、この装置５はリレー
試験器とは別置きで用意される。
は、保護継電装置とリレー試験装置の間に信号変換回路
５を接続して試験することになり、この装置５はリレー
試験器とは別置きで用意される。
【０００８】このため、信号変換回路５を紛失する場合
がある。また、信号変換回路５は電池を電源とするた
め、リレー試験器に接続したままで保管される場合には
電池を放電させてしまい、次の試験時に誤った試験や試
験不能となる場合がある。また、信号変換回路５には保
護継電装置とリレー試験器との両方に回路接続のための
配線があり、接続極性および接続装置を誤る恐れがあ
り、この場合にも誤った試験や試験不能となる。
がある。また、信号変換回路５は電池を電源とするた
め、リレー試験器に接続したままで保管される場合には
電池を放電させてしまい、次の試験時に誤った試験や試
験不能となる場合がある。また、信号変換回路５には保
護継電装置とリレー試験器との両方に回路接続のための
配線があり、接続極性および接続装置を誤る恐れがあ
り、この場合にも誤った試験や試験不能となる。
【０００９】本発明の目的は、信号変換回路における上
記の問題点を解消した保護継電装置の試験装置を提供す
ることにある。
記の問題点を解消した保護継電装置の試験装置を提供す
ることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、直流制御電源を内蔵する保護継電装置内
に信号変換回路を収納し、信号変換に必要な電池電源を
保護継電装置の制御電源で代替するようにしたもので、
以下の構成を特徴とする。
解決するため、直流制御電源を内蔵する保護継電装置内
に信号変換回路を収納し、信号変換に必要な電池電源を
保護継電装置の制御電源で代替するようにしたもので、
以下の構成を特徴とする。
【００１１】保護継電装置の同期信号生成回路から得る
単極性の同期信号を信号変換回路を通して双極性の同期
信号に変換してリレー試験器に取り込み、この同期信号
を基にリレー試験器で保護継電装置の動作試験を行う保
護継電装置の試験装置において、前記信号変換回路は、
保護継電装置内に設け、該保護継電装置の制御電源から
回路電源を得ることを特徴とする。
単極性の同期信号を信号変換回路を通して双極性の同期
信号に変換してリレー試験器に取り込み、この同期信号
を基にリレー試験器で保護継電装置の動作試験を行う保
護継電装置の試験装置において、前記信号変換回路は、
保護継電装置内に設け、該保護継電装置の制御電源から
回路電源を得ることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態を示す
要部構成図である。保護継電装置４には信号変換回路６
を内蔵し、保護継電装置４とリレー試験器１とは一対の
信号ケーブルのみで接続することで同期信号の入出力を
可能にする。
要部構成図である。保護継電装置４には信号変換回路６
を内蔵し、保護継電装置４とリレー試験器１とは一対の
信号ケーブルのみで接続することで同期信号の入出力を
可能にする。
【００１３】信号変換回路６は、保護継電装置４の同期
信号生成回路４Ａからの同期信号を電源５Ｖのトランジ
スタＴＲ１と抵抗Ｒ３で構成するエミッタフォロア回路
で受け、この出力をナンドゲートＧで反転かつ低インピ
ーダンスの信号に変換し、この出力を−Ｖｃｃを基準電
位とする電圧調整用可変抵抗ＶＲの入力とし、可変抵抗
ＶＲで電圧調整した双極性の同期信号出力を得る。
信号生成回路４Ａからの同期信号を電源５Ｖのトランジ
スタＴＲ１と抵抗Ｒ３で構成するエミッタフォロア回路
で受け、この出力をナンドゲートＧで反転かつ低インピ
ーダンスの信号に変換し、この出力を−Ｖｃｃを基準電
位とする電圧調整用可変抵抗ＶＲの入力とし、可変抵抗
ＶＲで電圧調整した双極性の同期信号出力を得る。
【００１４】これらトランジスタＴＲ１およびナンドゲ
ートＧに必要な直流電源は、保護継電装置の２４Ｖ電源
から２つのＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ１、ＰＳ２によって得
る。変換器ＰＳ１は２４Ｖ電源から＋５Ｖの電源を得、
変換器ＰＳ２は２４Ｖ電源から＋Ｖｃｃと−Ｖｃｃを得
る。
ートＧに必要な直流電源は、保護継電装置の２４Ｖ電源
から２つのＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ１、ＰＳ２によって得
る。変換器ＰＳ１は２４Ｖ電源から＋５Ｖの電源を得、
変換器ＰＳ２は２４Ｖ電源から＋Ｖｃｃと−Ｖｃｃを得
る。
【００１５】信号変換回路６の出力は、出力端子を介し
てリレー試験器１の同期信号入力端子にケーブル接続さ
れる。
てリレー試験器１の同期信号入力端子にケーブル接続さ
れる。
【００１６】以上の構成によれば、信号変換回路６は、
保護継電装置４内に設けられ、その紛失などを防止でき
る。また、信号変換回路６は保護継電装置４の制御電源
を利用して必要な電源を確保するため、リレー試験器に
接続したままで保管される場合にも次回の試験に電源喪
失という不具合を起こすことはない。また、信号変換回
路６は、その入力信号接続が保護継電装置内で固定され
るため、リレー試験器とのケーブル接続のみで済み、接
続極性および接続装置を誤ることもないし、接続作業が
簡単になる。
保護継電装置４内に設けられ、その紛失などを防止でき
る。また、信号変換回路６は保護継電装置４の制御電源
を利用して必要な電源を確保するため、リレー試験器に
接続したままで保管される場合にも次回の試験に電源喪
失という不具合を起こすことはない。また、信号変換回
路６は、その入力信号接続が保護継電装置内で固定され
るため、リレー試験器とのケーブル接続のみで済み、接
続極性および接続装置を誤ることもないし、接続作業が
簡単になる。
【００１７】なお、実施形態では、信号変換回路６をエ
ミッタフォロア回路とナンドゲートおよび可変抵抗で構
成する場合を示すが、同等の機能をもつ回路構成に置換
できる。また、直流電源は、保護継電装置のＤＣ２４Ｖ
制御電源から２つのＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ１，ＰＳ２を
設ける場合を示すが、信号変換回路の構成に応じて適宜
設計変更できる。
ミッタフォロア回路とナンドゲートおよび可変抵抗で構
成する場合を示すが、同等の機能をもつ回路構成に置換
できる。また、直流電源は、保護継電装置のＤＣ２４Ｖ
制御電源から２つのＤＣ／ＤＣ変換器ＰＳ１，ＰＳ２を
設ける場合を示すが、信号変換回路の構成に応じて適宜
設計変更できる。
【００１８】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、直流制
御電源を内蔵する保護継電装置内に信号変換回路を収納
し、信号変換に必要な電池電源を保護継電装置の制御電
源で代替するようにしたため、信号変換回路の紛失およ
び電源喪失を無くし、リレー試験器との接続を簡単にす
る効果がある。
御電源を内蔵する保護継電装置内に信号変換回路を収納
し、信号変換に必要な電池電源を保護継電装置の制御電
源で代替するようにしたため、信号変換回路の紛失およ
び電源喪失を無くし、リレー試験器との接続を簡単にす
る効果がある。
【図１】本発明の実施形態を示す信号変換回路の構成
図。
図。
【図２】保護継電装置の試験装置の例。
【図３】従来の信号変換回路の構成図。
１…リレー試験器 ２…設定装置 ３…パソコン ４…保護継電装置 ４Ａ…同期信号生成回路 ５、６…信号変換回路 ＰＳ１，ＰＳ２…ＤＣ／ＤＣ変換器
Claims (1)
- 【請求項１】 保護継電装置の同期信号生成回路から得
る単極性の同期信号を信号変換回路を通して双極性の同
期信号に変換してリレー試験器に取り込み、この同期信
号を基にリレー試験器で保護継電装置の動作試験を行う
保護継電装置の試験装置において、 前記信号変換回路は、保護継電装置内に設け、該保護継
電装置の制御電源から回路電源を得ることを特徴とする
保護継電装置の試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000269743A JP2002084652A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 保護継電装置の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000269743A JP2002084652A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 保護継電装置の試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002084652A true JP2002084652A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18756294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000269743A Pending JP2002084652A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 保護継電装置の試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002084652A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107688128A (zh) * | 2017-08-22 | 2018-02-13 | 广州得元电力科技有限公司 | 地铁直流保护装置的测试方法、装置、计算机可读存储介质及计算机设备 |
| CN109521311A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-03-26 | 国网江苏省电力有限公司淮安供电分公司 | 继电保护多出口压板测量仪 |
| CN113674569A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-11-19 | 国网安徽省电力有限公司淮南供电公司 | 一种基于vr的远程继电保护测试培训系统及培训方法 |
| CN115524570A (zh) * | 2022-11-28 | 2022-12-27 | 中铁电气化局集团有限公司 | 一种便携式回路电流调试装置 |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000269743A patent/JP2002084652A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107688128A (zh) * | 2017-08-22 | 2018-02-13 | 广州得元电力科技有限公司 | 地铁直流保护装置的测试方法、装置、计算机可读存储介质及计算机设备 |
| CN109521311A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-03-26 | 国网江苏省电力有限公司淮安供电分公司 | 继电保护多出口压板测量仪 |
| CN109521311B (zh) * | 2019-01-17 | 2023-10-13 | 国网江苏省电力有限公司淮安供电分公司 | 继电保护多出口压板测量仪 |
| CN113674569A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-11-19 | 国网安徽省电力有限公司淮南供电公司 | 一种基于vr的远程继电保护测试培训系统及培训方法 |
| CN115524570A (zh) * | 2022-11-28 | 2022-12-27 | 中铁电气化局集团有限公司 | 一种便携式回路电流调试装置 |
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