JP2002084301A - リング通信網における基準位相同期方式 - Google Patents

リング通信網における基準位相同期方式

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング通信網において、ノードまたは伝送路
に障害が発生しても各ノード装置の基準位相同期を可能
にする。 【解決手段】 基準位相信号の生成部を備えた最上位ノ
ード装置が、リング状伝送路に沿って時計回りと反時計
回りに同期制御情報を送信し、各ノード装置が、時計回
り転送経路用と反時計回り転送経路用の2つの位相制御
部を備え、正常に動作する何れか一方の位相制御部で生
成された基準位相を選択して自ノードの基準位相にする
と共に、上記2つの位相制御部によって、時計回りと反
時計回りの隣接ノードに同期制御情報を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基準位相同期方式に
関し、更に詳しくは、複数のノード装置をリング状に接
続したリング通信網において、例えば、時刻パルスに代
表される絶対的な位相関係を必要とする信号を通信網全
体で同期させるための基準位相同期方式に関係する。
【0002】
【従来の技術】通信網全体を特定の原振に同期させるも
のとして、例えば、クロック同期システムが知られてい
る。クロック同期システムでは、通信網内に配備された
特定のクロック源に網内の各通信装置を同期させるため
に、伝送路上の上位ノード装置から下位ノード装置にク
ロック成分を転送し、下位ノード装置が、受信信号から
クロック成分を再生して上位ノード装置と同期をとり、
更に下流のノード装置に対して同様の動作を繰り返すこ
とによって、網全体の同期をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述した従来
のクロック同期方式では、伝送路上で原振に近いノード
装置から順に網同期を取るようにしているため、例え
ば、伝送路の一部、または何れかのノード装置に障害が
発生し、伝送路の途中でクロック成分の転送が途絶えた
場合、障害地点よりも下流に位置したノード装置で原振
に対する同期制御情報を受信できなくなるため、網内の
一部のノード装置を他のノード装置と同期させることが
できなくなると言う問題がある。
【0004】本発明の目的は、複数のノード装置からな
るリング網において、ノード装置または伝送路の一部に
障害が発生した場合でも、網内の各ノード装置を基準位
相の同期させることが可能な基準位相同期方式を提供す
ることにある。
【0005】本発明の他の目的は、共用ノード装置を接
続点とする複数のリングからなるリング網において、従
リングを構成する複数のノード装置を主リングにおける
基準位相に同期させることが可能な基準位相同期方式を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、複数のノード装置をリング状に接続し
たリング網構成において、基準位相をもつ最上位のノー
ド装置から、時計回りと反時計回りの双方に同期制御情
報を転送することにより、同期制御情報情報の転送経路
を二重化したことを特徴とする。更に詳述すると、本発
明は、基準位相信号の生成手段を備えた最上位のノード
装置が、リング上で隣接する次のノード装置に対して基
準位相を合わせ込むための同期制御情報を送信し、上記
同期制御情報を受信したノード装置が、該同期制御情報
に基づいて自ノードの基準位相を調整すると共に、更に
次のノード装置に同期制御情報を送信するようにしたリ
ング通信網の基準位相同期方式において、上記最上位の
ノード装置が、リング状伝送路に沿って時計回りと反時
計回りに同期制御情報を送信し、上記各ノード装置が、
時計回り転送経路用と反時計回り転送経路用の2つの位
相制御手段を備え、正常に動作する何れか一方の位相制
御手段で生成された基準位相を選択して自ノードの基準
位相とすると共に、上記2つの位相制御手段によって、
時計回りと反時計回りの隣接ノードに同期制御情報を送
信することを特徴とする。上記構成により、本発明によ
れば、リング網内のノード装置や伝送路の一部に障害が
発生した場合でも、障害ノードを除く他の正常ノード装
置は、上記何れか一方の転送方向で同期制御情報を受信
できるため、基準位相に同期することが可能となる。
【0007】本発明の他の特徴は、それぞれ複数のノー
ド装置を含む複数のリングを結合した複合リング網構成
において、基準位相信号の生成手段を備えた最上位のノ
ード装置を含む主リングに、上記最上位のノード装置以
外の2つのノード装置を共用する形で従リングを接続
し、上記共用ノードのうちの一方が、自ノードで生成し
た同期制御情報を上記従リングの時計回りの隣接ノード
に分配し、上記共用ノードのうちの他方が、自ノードで
生成した同期制御情報を上記従リングの反時計回りの隣
接ノードに分配することを特徴とする。上記構成によれ
ば、主リングと同様、従リング上でも時計回りと反時計
回りの同期制御情報を転送することができる。また、従
リング内の各ノードは、リングの上流から受信した同期
制御情報に基づいて自ノードの基準位相を調整すること
により、主リングの基準位相に同期することができるた
め、複合リングの全ノード装置を1つの基準位相に同期
させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明による基準位相
同期方式を適用したリング通信網の第1の実施例を示
す。上記リング通信網は、ノード110−1〜110−
8から構成された第1のリング網(リング1)と、ノー
ド110−2、110−3および110−9〜110−
14から構成された第2のリング網(リング2)とから
なる複合リング網となっており、ノード110−2と1
10−3は、上記2つのリングに共用されている。本実
施例では、リング1に属したノード110−1に、リン
グ網全体の基準位相を生成する基準信号生成部130が
接続してあり、リング1内の各ノードは、後述する同期
手順によって、上記基準信号生成部130からの基準位
相に同期する。また、共用ノード110−2、110−
3で同期制御情報をリング2側に分岐することによっ
て、リング2内の各ノードも上記基準位相に同期させ
る。以下、基準信号生成部130が接続されたノード1
10−1を最上位ノードと言い、最上位ノードを含むリ
ング1を主リング、主リングに接続されたリング2を従
リングと言う。
【0009】上記主リングおよび従リングを構成してい
る各ノード110−i(i=1〜14)は、自ノードの
基準位相を制御するために、互いに独立した2つの位相
制御部114−i(i=1〜14)、115− i(i
=1〜14)と、隣接するノードに同期制御情報を伝達
するための2つのインタフェース部111− i(i=
1〜14)、112− i(i=1〜14)を備えてい
る。共用ノード110−2は、同期制御情報を従リング
2に分岐するための手段として、位相制御部114−
2、115−2から出力される基準位相の一方を選択
し、従リングに転送すべき同期制御情報を生成する同期
制御情報転送部116−2と、該同期制御情報転送部1
16−2からの出力を従リング2に転送するためのイン
タフェース113−2を備えている。共用ノード114
−3も、上記共用ノード110−2と同様、位相制御部
114−3、115−3から出力される基準位相の一方
を選択し、同期制御情報を生成するための同期制御情報
転送部116−3と、該同期制御情報転送部116−3
からの出力を従リング2に送出するためのインタフェー
ス113−3を備えている。基準信号生成部130に接
続された最上位のノード110−1の位相制御部114
−1、115−1には、経路120、121を介して、
基準信号生成部130から出力された基準位相信号が入
力されている。
【0010】図1において、太線の矢印は、基準位相信
号および同期制御情報の転送経路を示している。主リン
グ1内のノード110−1〜110−8は、時計回りの
同期制御情報転送経路210−1〜210−1−7と、
反時計回りの同期制御情報転送経路211−1〜211
−8で、同期制御情報を送受信する。また、従リング2
内のノード110−9〜110−14は、時計回りの同
期制御情報転送経路212−2、212−9〜212−
13と、反時計回りの同期制御情報転送経路213−
3、212−9〜213−14で同期制御情報を送受信
する。214−2と215−2は、共用ノード110−
2の内部において、位相制御部114−2と115−2
から同期制御情報転送部116−2への同期制御情報転
送経路を示す。また、214−3と215−3は、共用
ノード110−3の内部において、位相制御部114−
3と115−3から同期制御情報転送部116−3への
同期制御情報転送経路を示す。
【0011】以下、上記リング網における基準位相同期
について説明する。基本動作として、主リング1におけ
る時計回りの同期情報転送経路に着目すると、最上位ノ
ード110−1の位相制御部114−1は、転送経路1
20からの入力信号に基づいて、基準信号発生部130
と同期した自ノード用の基準位相信号を生成する。位相
制御部114−1は、この信号を基準として、下流側隣
接ノード110−2の位相制御部114−2を基準位相
に同期させるための同期制御情報を生成し、インタフェ
ース部112−1から転送経路210−1に出力する。
【0012】上記同期制御情報は、次のノード110−
2のインタフェース部112−2から位相制御部114
−2に入力される。位相制御部114−2は、上記同期
制御情報を解析し、上位ノード110−1の基準位相と
同期した自ノード用の位相信号を生成する。また、上位
ノード110−1と同様、下流側隣接ノード110−3
の位相制御部114−3を基準位相に同期させるための
同期制御情報を生成して、インタフェース部112−2
から転送経路210−2に出力する。
【0013】時計回りで上流側から同期制御情報を受信
した各ノードが同様の動作を繰り返すことによって、同
期制御情報が時計回りの転送経路210−1、210−
2、…210−7に沿って順次に転送され、転送経路上
に位置する位相制御部114−1、114−2、…11
4−7、114−8が次々と最上位ノード110−1の
基準位相に同期した自ノード用の基準位相信号を生成す
ることになる。反時計回りの同期制御情報転送経路につ
いても、最上位ノード110−1が位相制御部115−
1で生成した同期制御情報を転送経路211−1に出力
し、同期制御情報を受信した各ノードが時計回りと同様
の動作を繰り返すことによって、同期制御情報を転送経
路211−8、211−7、…、211−3に沿って転
送し、この経路上に位置する位相制御部115−1、1
15−8、…、115−2を次々と最上位ノード110
−1の基準位相に同期させることができる。最上位ノー
ド110−1において、位相制御部114−1と115
−1には、基準信号生成部130から同一位相の基準位
相信号が供給されているため、各ノードにおいて、時計
回りと反時計回りの基準位相信号は互いに同期したもの
となる。
【0014】主リング1を構成する全てのノード110
−1〜110−8が正常であれば、各ノードの位相制御
部114−i(i=1〜8)と115−i(i=1〜
8)は、誤差分を除いて、基準信号生成部130に基準
位相と同期の取れた基準位相信号を生成できる。従っ
て、上記2つの位相制御部の何れか一方を選択して各ノ
ードの基準位相とすることにより、リング1全体で基準
位相を同期させることが可能となる。
【0015】次に、主リング1から従リング2に同期制
御情報を分岐し、従リング2を構成するノード110−
9〜110−14の位相制御部114−9〜114−1
4、115−9〜115−14を基準信号生成部130
の基準位相に同期させるための手順について説明する。
先ず、従リング2における時計回りの同期制御情報転送
経路に着目すると、共用ノード110−2では、主リン
グ1上で転送された同期制御情報によって、位相制御部
114−2、115−2が互いに同期した基準位相信号
を生成している。これら2つの位相制御部で生成された
る基準位相信号は、転送経路214−2、215−2を
介して同期制御情報転送部116−2に入力される。同
期制御情報転送部116−2は、ノード110−2が選
択している何れか一方の位相制御部、例えば、114−
2の出力を選択して、従リング2に転送すべき同期制御
情報を生成する。
【0016】上記同期制御情報は、インタフェース部1
13−2から転送経路ノード212−2に出力され、ノ
ード110−9のインタフェース部111−9で受信さ
れ、位相制御部114−9に入力される。位相制御部1
14−9は、主リング1上のノード110−2における
位相制御部114−2と同様に動作し、自ノードの基準
位相を調整し、従リング2上の次のノード110−10
に対して同期制御情報を転送する。また、上記ノード1
10−10における位相制御部114−10も同様の動
作を繰り返す。すなわち、従リング2では、ノード11
0−2を起点として、同期情報転送経路212−2、2
12−9、…、212−13の順で同期制御情報が次々
と転送され、この結果として、従リング2上の時計回り
の同期情報転送経路に位置する位相制御部114−9〜
114−14で生成される基準信号の位相を基準信号生
成部130に同期させることができる。
【0017】従リング2の反時計回りの転送経路で同様
の動作が行われ、共用ノード110−3の同期制御情報
転送部116−3が、例えば、位相制御部114−3の
基準位相を選択し、従リング2上の反時計回りの同期制
御情報を生成する。この同期制御情報は、共用ノード1
10−3を起点として、同期制御情報転送経路213−
3、213−14、…、213−10の順で転送され
る。この結果、従リング2の上反時計回りの同期制御情
報転送経路上に位置する位相制御部115−9〜114
−14が、基準信号生成部130に同期することにな
る。
【0018】ここで、共用ノード110−2、110−
3の双方に、主リング上の同一方向の転送経路上にある
位相制御部114−2、114−3を選択させることに
よって、従リング2を流れる同期制御情報が、時計回
り、反時計回りとも、主リング1上の同一方向の同期制
御情報から生成されるようにする。例えば、共用ノード
110−2で位相制御部115−2を選択した場合は、
共用ノード110−3で位相制御部115−3を選択す
る。
【0019】次に、上記リング網で障害が発生した場合
の基準位相同期について説明する。リング網で発生する
障害には、主リング1に専用のノードまたは伝送路にお
ける障害と、主リング1と従リング2の共有伝送路にお
ける障害と、共有ノードにおける障害とがある。
【0020】第1の動作パターンとして、主リング1に
専用のノードまたは伝送路の障害が発生した場合の基準
位相同期について、図2を参照して説明する。図2は、
ノード110−1と110−2との間の伝送路に障害が
発生した場合の同期制御情報の流れを示している。この
状態では、破線で示すように、主リング1で時計回りの
同期制御情報転送経路210−1、210−2、…、2
10−7に転送される同期制御情報は正常なものではな
くなるため、時計回りの同期制御情報転送経路上に位置
する位相制御部114−2、…、114−8は、基準信
号生成部130に対して同期が取れなくなる。この場
合、主リング1上の各ノード110−1〜110−8
は、正しい同期制御情報が転送されている反時計回りの
転送経路上に位置した位相制御部115−1〜115−
8を選択することになる。最上位のノード110−1
は、時計回りにある位相制御部114−1でも基準信号
発生部130から正しい同期制御情報を受信しているた
め、位相制御部114−1、115−1のどちらが選択
されても問題はない。
【0021】ノード110−1と110−2との間の伝
送路に障害が発生した場合、共用ノード110−2、1
10−3の同期情報転送部116−2、116−3は、
反時計回りに転送される正しい同期制御情報を受信中の
位相制御部115−2、115−3からの出力を選択し
て、従リング2に転送すべき同期制御情報を生成する。
つまり、従リング2上では、時計回り、反時計回り共
に、主リング1上で反時計回りに転送される同期制御情
報から生成された正常な同期制御情報が転送される。従
リング2内の各ノード110−i(i=9〜14)で
は、位相制御部114−iと115−i(i=9〜1
4)がいずれも正常な同期制御情報を受信できるため、
どちらを選択しても良い。障害が、主リング1に専用の
他の伝送路またはノードで発生した場合でも、共用ノー
ド110−2、110−3から正常な同期情報を従リン
グ2の時計回り、反時計回りの双方に転送できるため、
第1パターンの障害発生時には、本リング網内の全ての
ノード110−1〜110−14が、基準信号生成部1
30に同期した位相の信号を再生することができる。
【0022】第2の動作パターンとして、主リング1と
従リング2との共有伝送路に障害が発生した場合の基準
位相同期について、図3を参照して説明する。例えば、
共有ノード110−2と110−3との間の伝送路に障
害が発生した場合、破線で示すように、主リング1上の
時計回りの同期制御情報転送経路210−2〜210−
8では正常な同期制御情報転送ができなくなり、反時計
回りでも転送経路211−3で正常な同期制御情報転送
ができなくなる。
【0023】この状態では、共有ノード110−2は時
計回りの同期制御情報のみ使用可能となり、他のノード
110−3〜110−8は反時計回りの同期制御情報の
みが使用可能となるため、共有ノード110−2では位
相制御部114−2を選択し、他のノード110−3〜
110−8では位相制御部115−3〜115−8を選
択することになる。尚、最上位のノード110−1で
は、第1のパターンと同様、位相制御部114−1、1
15−1のどちらのを選択しても問題はない。
【0024】従リング2上で時計回りに転送される同期
制御情報は、共有ノード110−2が選択する位相制御
部114−2の出力に基づいて生成され、反時計回りに
転送される同期制御情報は、共有ノード110−3が選
択する位相制御部115−3の出力に基づいて生成され
る。結果として、従リング2上では、主リング1の時計
回りの同期制御情報から生成された同期制御情報が時計
回りに、主リング1上反時計回りの同期制御情報から生
成された同期制御情報が反時計回りに転送されることに
なる。
【0025】この場合、従リング2上の各ノード110
−i(i=9〜14)は、2つの位相制御部114−
i、115− i(i=9〜14)が共に正常な同期制
御情報を受信しているため、どちらの出力を選択しても
良いことになる。従って、第1の動作パターン同様、第
2の動作パターンにおいても、リング網内の全てのノー
ドが基準信号生成部130に同期した位相の信号を生成
することが可能となる。
【0026】第3の動作パターンとして、主リング1と
従リング2が共有するノードに障害が発生した場合の基
準位相同期について、図4を参照して説明する。図4
は、共有ノード110−3に障害が発生した状態を示し
ている。この状態では、破線で示すように、主リング1
上の時計回りの同期情報転送経路210−3、…、21
0−7で正常な同期制御情報を転送できず、反時計回り
でも、転送経路211−3で正常な同期制御情報を転送
できない。この場合、第2のパターンと同様、共有ノー
ド110−2は時計回りの同期制御情報を使用する位相
制御部114−2を選択し、ノード110−4〜110
−8は反時計回りの同期制御情報を使用する位相制御部
115−4〜115−8を選択することになる。最上位
のノード110−1は、位相制御部114−1、114
−5のうちのどちらを選択しても問題ない。
【0027】このように共有ノード110−3が障害と
なった場合、従リング2への同期制御情報の分配は、残
りの共有ノード110−2で行われる。共有ノード11
0−2では、位相制御部114−2が選択されているた
め、同期情報転送部116−2は、上記位相制御部11
4−2の出力に基づいて、従リング2の時計回りに転送
すべき同期制御情報を生成する。この場合、従リング2
の反時計回りの同期制御情報転送経路では、起点となる
共用ノード110−3が障害となっているため、正常な
同期制御情報を転送することができない。従って、従リ
ング2の各ノード110−i(i=9〜14)は、時計
回り方向の同期制御情報転送経路上に位置した位相制御
部114−I(i=9〜14)を選択し、ノードの基準
位相とする。以上の各動作パターンから明かなように、
本実施例によれば、障害位置に関係なく、リング網内の
全ノードが正常な同期情報を受信し、基準信号生成部1
30の基準信号に同期した位相の信号の再生することが
可能となる。
【0028】図5は、本発明による基準位相同期方式を
適用したリング通信網の第2の実施例を示す。上述した
第1実施例では、ノード110−1のみが基準信号生成
部130に接続された最上位ノードとなっていたため、
仮に基準信号生成部または最上位ノードに障害が発生し
た場合、網内の全ノードが同期できなくなるという不都
合がある。本実施例は、このような状況においても、リ
ング網内の各ノードに正常な同期制御情報を配送可能に
したものであり、図5に示すように、互いに同期して動
作する第1、第2の基準位相生成部130、131を用
意し、第1の基準位相生成部130に接続された最上位
ノード110−1と、第2の基準位相生成部131に接
続された予備的な最上位ノードを設けたことを特徴とし
ている。
【0029】ここに示した例では、最上位ノード110
−1に隣接したノード110−8を予備的な最上位ノー
ドとし、第2の基準信号生成部131の出力信号を、転
送路210−2、210−2を介して、ノード110−
8の位相制御部114−8、115−8に入力してい
る。但し、予備的な最上位ノードは、必ずしも最上位ノ
ード110−1に隣接している必要ない。第1の基準信
号生成部130と最上位ノード110−1が正常状態に
ある限り、予備的な最上位ノード110−8の位相制御
部114−8、115−8は、第2の基準信号生成部1
31から入力される同期制御情報を無視し、転送経路2
11−1、210−7から入力される同期制御情報に基
づいて基準位相信号の同期をとる。従って、本実施例の
リング網は、通常の状態においては、第1の実施例と同
様に動作する。
【0030】上記網構成において、第1の基準信号生成
部130に障害が発生した場合の網同期について、図6
を参照して説明する。予備的な最上位ノード110−8
は、第1の基準情報生成部130に障害が発生したこと
を検出すると、位相制御部114−8、115−8への
入力を切替え、転送経路210−2、211−2を介し
て供給される第2の基準信号生成部131からの基準位
相を有効にする。この結果、位相制御部114−8は、
第2の基準信号生成部131から出力に同期した自ノー
ド用の基準位相信号を生成する。また、この基準位相信
号に基づいてノード110−1用の同期制御情報を生成
し、転送経路210−8に送信する。これと同様に、位
相制御部115−8も、第2の基準信号生成部131に
同期したき順位相信号を生成すると共に、ノード110
−7用の同期情報を生成し、転送経路211−8に転送
する。
【0031】この場合、ノード110−1は、転送経路
120−1、121−1から入力される第1の基準信号
生成部130からの出力を無効にし、隣接ノード110
−2、110−8から供給される同期制御情報を有効と
するように、位相制御部114−1、115−1の入力
を切替える。この結果、主リング1では、時計回りの同
期情報は、同期制御情報転送経路210−8、210−
1、…、210−6の順に転送され、反時計回りの同期
制御情報は、同期制御情報転送経路211−8、211
−7、…、211−2の順に転送されることになる。以
上の動作により、主リング1における同期情報の転送経
路は、時計回り、反時計回りともに、起点がノード11
0−1からノード110−8に移る。障害部位となった
第1の基準信号生成部130は、最終的には主リング1
から切り離され、第2の基準信号生成部131が網全体
の基準位相となる。
【0032】上記網構成において、第1の基準信号生成
部130に接続されている最上位ノード110−1に障
害が発生した場合の基準位相同期について、図7を参照
して説明する。最上位ノード110−1に障害が発生す
ると、予備的な最上位ノード110−8は、第1の基準
情報生成部130に障害が発生した場合と同様、位相制
御部114−8、115−8への入力を切替え、転送経
路210−2、211−2を介して供給される第2の基
準信号生成部131からの出力を有効にする。この結
果、位相制御部114−8で生成された同期制御情報が
転送経路210−8を介してノード110−1に転送さ
れ、位相制御部115−8で生成された同期制御情報が
転送経路211−8を介してノード110−7に転送さ
れる。
【0033】この場合、ノード110−1が障害状態に
あるため、転送経路210−8に送出された同期制御情
報は無効となり、主リング1では、反時計回りの転送経
路211−8、211−7、…、211−2でのみ正常
な同期制御情報が転送されるため、結果的に、ノード1
10−2〜110−7では、反時計回りの同期制御情報
を使用する位相制御部115−2〜115−7を選択し
て基準位相を同期させる。尚、従リング2では、第1の
実施例と第1パターンと同様、時計回り、反時計回りと
も、主リング1の反時計回りの同期情報から生成された
同期制御情報が転送される。
【0034】図8は、本発明を適用したリング網の更に
他の実施例を示す。本実施例では、時計回りに転送され
る同期制御情報と反時計回りに転送される同期情報の原
振を別ノードに配置したことを特徴としている。ここで
は、第1の基準信号生成部130が、主リング1上の時
計回りの同期制御情報の原振となり、第2の基準信号生
成部131が、主リング1上の反時計回りの同期制御情
報転の原振となっている。本実施例では、基準信号生成
部130または131に障害が発生した場合、または、
最上位ノード110−1または予備的な最上位ノード1
10−8に障害が発生した場合の動作が、第2実施例と
異なる。
【0035】図9は、第2の基準信号生成部131の接
続された予備的な最上位ノード110−8に障害が発生
した場合の同期制御情報の流れ示している。この場合、
主リング1上で反時計回りの同期情報転送経路におい
て、起点ノードが障害となるため、主リング1上の全ノ
ードで反時計回りの正常な同期制御情報を受信できなく
なる。しかしながら、最上位ノード110−1を基点と
する時計回りの同期情報転送経路210−1、…、21
0−7では、正常な同期制御情報の転送が維持されてい
るため、結果的に、障害ノード110−8を除く主リン
グ上の各ノードは、時計回りの同期情報を使用する位相
制御114−i(i=1〜7)を選択し、基準信号生成
部130に同期することになる。
【0036】次に、上述した基準位相同期の応用例とし
て、図10、図11を参照して、リング通信網上で隣接
する2つのノード間で行われる時刻合わせのための同期
制御情報の生成と位相調整について説明する。ここで
は、前提条件として、2つのノードが、一般的な8kH
z周期のフレーム構造を持つ信号によって、データ伝送
を行うものと仮定する。
【0037】図10は、リング網上で隣接する2つのノ
ード(上位ノードと下位ノード)間の送受信信号の位相
関係を示している。図において、501は、上位ノード
から下位ノードへの送信データ503を生成する際の基
準信号となる8kHzフレーム信号を示し、502は、
上位ノードが保持している1秒周期の信号(1PPS)
を示す。上位ノードでは、上記1PPS信号502をカ
ウントすることによって時計を刻み、この時計が示す時
刻に従って他ノードとの連携動作を実行する。
【0038】504は、下位ノードにおける受信データ
を示し、t1は、上位ノードからの送信データ503が
下位ノードに到着までに生ずる位相差を表している。5
11は、下位ノードで送信データ512を生成する際の
基準信号となる8kHzフレーム信号、513は、下位
ノードで発生される1秒周期のパルス信号(1PPS)
を示す。514は、上位ノードにおける受信データを示
し、t2は、下位ノードの送信データ513が上位ノー
ドで到着するまでの生ずる位相差を表している。
【0039】上位ノードは、8kHzフレーム信号50
1に同期して送信データ503を生成し、1PPSのパ
ルス信号502の発生直後に生成される送信データ(フ
レーム)531には、斜線で示すように、1秒周期の識
別マークを付加している。同様に、下位ノードも8kH
zフレーム信号511に同期して送信データ513を生
成し、1PPSのパルス信号512の発生直後に生成さ
れる送信データ(フレーム)533に、斜線で示すよう
に、1秒周期の識別マークを付加している。
【0040】T1は、上位ノードにおける1PPSパル
ス信号502と識別マーク付きのフレーム531との位
相差を示し、これと同様に、T3は、下位ノードにおけ
る1PPSのパルス信号512と識別マーク付きフレー
ム533の位相差を示す。T2は、上位ノードで計測さ
れる送信データのフレーム531と、受信データ514
のフレーム534との間の位相差を示し、同様に、T4
は、下位ノードで計測される送信データ531のフレー
ム533と受信データ504のフレーム532との位相
差を示している。また、1PPSパルス502と512
の位相差Δは、上位ノードと下位ノードとの時刻差を示
し、t1は、上位ノードから下位ノードへの伝送遅延、
t2は、下位ノードから上位ノードへの伝送遅延を示し
ている。
【0041】ここでは、2つのノード間の上り、下りの
伝送遅延t1とt2が等しいものと仮定すると、時刻差
Δと、位相差T1、T2、T3、T4との間には、次の
関係式が成り立つ。 Δ =(T1T3)+(T2T4)/2 …(式1) 下位ノードにおいて、1秒周期パルス512の発生タイ
ミングを上記Δだけ補正できれば、下位ノードの時刻を
上位ノードの時刻に合わせることができる。
【0042】図11は、下位ノードにおける1秒周期パ
ルス位相(基準位相)の補正機能と、上位ノードにおけ
る同期制御情報の生成機能の1例を示す。上位ノード7
00は、基準信号生成部701と、T1、T2測定部7
02と、8kHzフレーム信号生成部703と、送信イ
ンタフェース704と、受信インタフェース705を備
えている。また、下位ノード600は、基準信号生成部
601と、Δ演算部602と、T1、T2抽出部603
と、T3、T4測定部604と、8kHzフレーム生成
部605と、送信インタフェース606と、受信インタ
フェース607とを備えている。上位ノード700と下
位ノード600は、伝送路801と802を介して通信
する。
【0043】上位ノード700では、基準信号生成部7
01で1PPSパルス信号502を生成し、T1、T2
測定部702に1秒間隔で供給する。T1、T2測定部
702は、8kHzフレーム信号生成部703が生成す
る8kHzフレーム501と、受信インタフェース70
5が受信する受信データ514とを用いて、T1とT2
の値を測定し、これを同期制御情報として送信インタフ
ェース704から伝送路801に送出する。
【0044】下位ノード600では、受信インタフェー
ス606で受信した受信データ504を、T1、T2抽
出部603と、T3、T4測定部604に入力する。T
1、T2抽出部603は、受信データから、同期制御情
報として設定されたT1とT2を抽出して、Δ演算部6
02に供給する。また、T3、T4測定部604は、受
信データ504と、基準信号生成部601の生成する1
PPSパルス信号512と、8kHzフレーム信号生成
部605が生成する8kHzフレーム信号511とか
ら、T3とT4の値を測定し、これをΔ演算部602に
供給する。
【0045】Δ演算部602は、上記T1、T2、T
3、T4から、式1に従って位相差Δを演算し、基準信
号生成部601に供給する。基準位相生成部601は、
Δ演算部602から与えられたΔの値により、自ノード
で維持している1PPSパルス512の位相を補正し、
上位ノード700の維持している1PPSパルス502
に合わせ込む。これにより、上位ノード700と下位ノ
ード600で同一の時刻を刻むことが可能となる。
【0046】ここでは、上位ノード700の同期制御情
報生成機能と、下位ノード600の1秒周期パルス位相
(基準位相)の補正機能を示したが、上位ノード600
は、自分の基準信号生成部701で生成する1秒周期パ
ルスの位相を、上記下位ノードと同様の補正機能によっ
て補正し、更に上位のノードに同期させる。また、下位
ノード600は、上記上位ノード700と同様の同期制
御情報生成機能によって同期制御情報を生成し、更に下
位のノードに対して送信する。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、リング通信網を構成するノード間に時計回りと
半時計回りの同期制御情報転送経路を設けることよっ
て、網の一部に障害が発生しても、上記何れかの転送経
路でリング網内の各ノードに同期制御情報を転送できる
ようにしているため、複数のノードを互いに同期して動
作させることが可能となる。また、基準信号発生源に接
続された主リングと、該主リングに接続した従リングと
からなる網構成においても、主リングと従リングとを複
数の共有ノードで結合することによって、従リング側の
各ノードに時計回りと半時計回りの同期制御情報を転送
できるようにしているため、主リング、従リングの複数
のノードを互いに同期して動作させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基準位相同期方式を適用したリン
グ網の第1の実施例を示す図。
【図2】上記リング網において、ノード110−1と1
10−2との間の伝送路に障害が発生した場合の同期制
御情報の流れを示す図。
【図3】上記リング網において、ノード110−2と1
10−3との間の伝送路に障害が発生した場合の同期制
御情報の流れを示す図。
【図4】上記リング網において、共有ノード110−3
に障害が発生した場合の同期制御情報の流れを示す図。
【図5】本発明による基準位相同期方式を適用したリン
グ網の第2の実施例を示す図。
【図6】上記リング網において、第1の基準信号生成部
130に障害が発生した場合の同期制御情報の流れを示
す図。
【図7】上記リング網において、第1の基準信号生成部
130に接続されたノード110−1に障害が発生した
場合の同期制御情報の流れを示す図。
【図8】本発明による基準位相同期方式を適用したリン
グ網の更に他の実施例を示す図。
【図9】上記リング網において、第2の基準信号生成部
131に接続されたノード110−8に障害が発生した
場合の同期制御情報の流れを示す図。
【図10】上位ノードと下位ノードにおける信号の位相
関係を示す図。
【図11】下位ノードにおける基準位相の補正機能と、
上位ノードにおける同期制御情報の生成機能の1例を示
す図。
【符号の説明】
110−1〜110−14:ノード、 111−1〜111−14、112−1〜112−1
4、113−2、113−3:インタフェース部、 114−1〜114−14、115−1〜115−1
4:位相制御部、 116−2、116−3:同期制御情報転送部、 130、131:基準信号生成部、 210−1〜210−8:主リング1における時計回り
の同期制御情報転送経路、 211−1〜211−8:主リング1における反時計回
りの同期制御情報転送経路、 212−2、212−9〜212−14:従リング2に
おける時計回りの同期制御情報転送経路、 213−3、213−9〜213−14:従リング2に
おける反時計回りの同期制御情報転送経路。
フロントページの続き (72)発明者 外山 貴章 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 ▲芦▼ 賢浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 富澤 健一郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 中山 正雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 稲田 学 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 木原 雅巳 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 平松 太一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 (72)発明者 丸山 秀一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 Fターム(参考) 5K029 AA06 CC01 DD14 DD23 DD28 DD29 EE06 5K031 AA08 CB12 DA12 DB07 EA09 EB09 5K047 AA11 BB04 GG03 GG07 GG57 KK18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状伝送路によって接続された複数の
    ノード装置からなり、基準位相信号の生成手段を備えた
    最上位のノード装置が、リング上で隣接する次のノード
    装置に対して基準位相を合わせ込むための同期制御情報
    を送信し、上記同期制御情報を受信したノード装置が、
    該同期制御情報に基づいて自ノードの基準位相を調整す
    ると共に、更に次のノード装置に同期制御情報を送信す
    るようにしたリング通信網の基準位相同期方式におい
    て、 上記最上位のノード装置が上記リング状伝送路に沿って
    時計回りと反時計回りに同期制御情報を送信し、上記各
    ノード装置が、時計回り転送経路用と反時計回り転送経
    路用の2つの位相制御手段を備え、正常に動作する何れ
    か一方の位相制御手段で生成された基準位相を選択して
    自ノードの基準位相にすると共に、上記2つの位相制御
    手段によって、時計回りと反時計回りの隣接ノードに同
    期制御情報を送信することを特徴とする基準位相同期方
    式。
  2. 【請求項2】前記複数のノード装置のうちの1つが、予
    備的な基準位相信号の生成手段を備え、前記最上位のノ
    ード装置から同期制御情報を送信できなくなった時、最
    上位のノード装置に代わって前記リング状伝送路に時計
    回りと反時計回りに同期制御情報を送信するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の基準位相同期方式。
  3. 【請求項3】前記複数のノード装置のうちの2つが基準
    位相信号の生成手段を備えた最上位のノード装置とな
    り、そのうちの一方が、前記リング状伝送路に時計回り
    に同期制御情報を送信し、他方が、反時計回りに同期制
    御情報を送信するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の基準位相同期方式。
  4. 【請求項4】前記リング網に接続して、前記最上位のノ
    ード装置以外の2つのノード装置を共用ノードとする複
    数のノード装置からなる従リングを有し、 上記共用ノードのうちの一方が、自ノードで生成した同
    期制御情報を上記従リングの時計回りの隣接ノードに分
    配するための手段を備え、上記共用ノードのうちの他方
    が、自ノードで生成した同期制御情報を上記従リングの
    反時計回りの隣接ノードに分配するための手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の
    基準位相同期方式。
  5. 【請求項5】前記基準位相信号の生成手段が時刻の基準
    パルスを発生し、前記同期制御情報が、前記各ノード装
    置における時刻を合わせるための制御情報を含むことを
    特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の基準位
    相同期方式。
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