JP2002084174A - 負荷駆動回路 - Google Patents

負荷駆動回路

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JP2002084174A
JP2002084174A JP2000273224A JP2000273224A JP2002084174A JP 2002084174 A JP2002084174 A JP 2002084174A JP 2000273224 A JP2000273224 A JP 2000273224A JP 2000273224 A JP2000273224 A JP 2000273224A JP 2002084174 A JP2002084174 A JP 2002084174A
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voltage
load
power supply
terminal
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Junichi Nagata
淳一 永田
Hiroyuki Ban
伴  博行
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オン駆動用電源回路の電流出力能力を高める
ことなく、オフ駆動時において負荷に所定の逆起電力を
持たせた状態で電流を遮断する。 【解決手段】 駆動指令信号SdがHの場合、スイッチ
回路37が閉じてMOSFET28をオンさせる。この
時、出力電圧VoはほぼVbとなるので、コンパレータ
36はLを出力しスイッチ回路34はオフとなる。駆動
指令信号SdがLになると、スイッチ回路40が閉じて
ゲート電圧が低下するので、出力電圧Voは負荷27の
逆起電力により急激に低下する。出力電圧Voが負にな
るとコンパレータ36はHを出力しスイッチ回路34は
オンとなる。負荷電流が0に減衰するまでの間、クラン
プ回路32がオンとなり、出力電圧Voが(電源電圧V
b−クランプ回路32のクランプ電圧Vz−MOSFE
T28のしきい値電圧)にクランプされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源と負荷とを接
続する電源供給経路に設けられた主トランジスタによっ
て前記負荷をオンオフ駆動する負荷駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の負荷駆動回路を用いてインダク
タンス成分を持つリレーコイルやソレノイドなどの負荷
をオンオフ駆動する場合、オン駆動からオフ駆動への移
行時において、インダクタンス成分の作用によって負荷
の両端子間に逆起電力が発生する。この逆起電力から負
荷駆動回路を保護するために、負荷に対して還流用のダ
イオードを逆並列に接続し、オフ駆動への移行時におい
て負荷に流れる電流をそのダイオードを介して還流させ
ることにより逆起電力を抑制する手段が用いられてい
る。
【0003】この手段によれば、負荷の両端子間に現れ
る逆起電力をダイオードの順方向電圧(0.7V程度)
にまで抑制することができる。しかし、負荷電流の遮断
時における逆起電力が低下した分、負荷電流(還流電
流)の減衰が極端に遅くなるので、オフ駆動指令が与え
られてから実際にリレースイッチやソレノイドバルブが
閉動作を完了するまでに要する時間(オフ動作時間)が
長くなって、開閉動作の遅延が発生してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、負荷駆動回路
を保護しつつ負荷電流の減衰割合を高めたい場合には、
負荷駆動回路の耐圧を高めるとともに、オフ駆動時に発
生する逆起電力をこの耐圧以内であって且つ従来よりも
高い電圧レベルでクランプする構成を備えた負荷駆動回
路が用いられている。
【0005】図12は、この負荷駆動回路の電気的構成
を示している。負荷駆動回路1はIC(図12において
二点鎖線で示す)として構成され、その電源端子2と3
との間にはバッテリ4から電源電圧Vbが与えられ、そ
の入力端子5には駆動指令信号Sdが入力されている。
また、出力端子6にはリレーコイルなどの誘導性の負荷
7が接続されている。
【0006】上記IC内において、電源端子2と出力端
子6との間にはNチャネル型のMOSFET8(主トラ
ンジスタ)が接続されており、このMOSFET8は、
負荷7に対してハイサイドスイッチとして動作するよう
になっている。電源端子2とMOSFET8のゲートと
の間にはツェナーダイオード9を主体として構成される
クランプ回路10が接続され、MOSFET8のゲート
・ソース間には抵抗11が接続されている。
【0007】MOSFET8のゲートは、スイッチ回路
12を介して昇圧回路13の出力端子に接続可能とされ
ているとともに、抵抗14およびスイッチ回路15を介
して電源端子3に接続可能とされている。駆動制御回路
16は、上記駆動指令信号SdがHレベルの場合にはス
イッチ回路12をオン、スイッチ回路15をオフとし、
上記駆動指令信号SdがLレベルの場合にはスイッチ回
路12をオフ、スイッチ回路15をオンとするようにな
っている。
【0008】昇圧回路13(オン駆動用電源回路)は、
多段接続された昇圧コンデンサとダイオードおよび昇圧
制御回路からなる周知構成のチャージポンプ回路であっ
て、電源電圧Vbを入力して昇圧電圧Vcを出力するも
のである。なお、後述するように、昇圧コンデンサは上
記ICの外部に設けられている。
【0009】この構成において、駆動指令信号SdがH
レベル(オン駆動)の場合には、ゲート電圧が昇圧電圧
Vcにまで上昇するのでMOSFET8がオンとなり、
駆動指令信号SdがLレベル(オフ駆動)の場合にはゲ
ート電圧が低下するのでMOSFET8がオフとなる。
そして、オン駆動からオフ駆動に切り替えた場合の動作
(電圧クランプ動作)は以下のようになる。
【0010】すなわち、オフ駆動に移行すると、ゲート
電圧が低下してMOSFET8が負荷電流を遮断しよう
とするため負荷7に逆起電力が発生し、出力端子6の電
圧Voは、オン駆動時における電源電圧Vbから急激に
低下する。そして、電圧Voが所定のクランプ電圧VCL
(負の電圧:例えば−20Vから−100V程度)にま
で低下した時点でクランプ回路10がオンとなり、以降
負荷電流がほぼ0になるまでの期間、電圧Voが上記ク
ランプ電圧VCLに保持された状態でMOSFET8がオ
ンし続ける。このクランプ電圧VCLは、電源電圧Vbか
らクランプ回路10のクランプ電圧VzおよびMOSF
ET8のしきい値電圧VT を減じた電圧である。
【0011】この場合、電圧Voが電源電圧Vbからク
ランプ電圧VCLにまで低下する期間にあっては、抵抗1
1は、電源端子3からスイッチ回路15、抵抗14を介
して流れる電流をMOSFET8のソースに逃がし、M
OSFET8のゲート・ソース間電圧を下げてMOSF
ET8をオフさせるように作用している(ただし、負荷
7はインダクタンス成分を持っているため実際にはオフ
しない)。
【0012】従って、抵抗14の抵抗値とスイッチ回路
15のオン抵抗値とを加算した抵抗値Rbに対する抵抗
11の抵抗値Raの比率が高いと、出力端子6の電圧V
oが上記クランプ電圧VCLにまで低下する以前に、抵抗
11の電圧降下によってMOSFET8のゲート・ソー
ス間電圧がしきい値電圧VT 以上となってしまう。その
結果、クランプ回路10がオフした状態のまま、つまり
電圧Voがクランプ電圧VCLよりも高い状態のままMO
SFET8がオンし続けてしまい、負荷電流の減衰割合
が予定していた割合よりも減少してしまう。このことか
ら、上記電圧クランプ動作を正しく機能させるために
は、抵抗11の抵抗値Raは上記抵抗値Rbに対して十
分に低く設定する必要がある。
【0013】一方、MOSFET8をオン駆動する場
合、そのゲートには昇圧回路13から出力される昇圧電
圧Vcが与えられる。この時、昇圧回路13からスイッ
チ回路12、ゲート・ソース間の抵抗11を介して電流
が流れる。MOSFET8が十分にオンするために必要
となる昇圧回路13の電流出力能力は、MOSFET8
が十分にオンするために必要となるゲート・ソース間電
圧をVGS(ON)としてVGS(ON)/Raとなる。従って、抵
抗値Raを低く設定する必要がある負荷駆動回路1にお
いては、昇圧回路13の電流出力能力を高める必要があ
る。
【0014】しかし、昇圧回路13の電流出力能力を高
めると、昇圧回路13のサイズが大きくなったり、コス
トが上昇するなどの不都合が生じる。例えば、負荷駆動
回路1をIC内に形成する場合には、昇圧回路13とし
て一般にチャージポンプ回路が用いられるが、このチャ
ージポンプ回路の電流出力能力を高めるためには昇圧コ
ンデンサの容量値を大きくする必要があり、それに伴っ
て昇圧コンデンサが占めるチップ面積が増大してしま
う。このため、電流出力能力によっては、限られたチッ
プサイズを持つIC内に昇圧コンデンサを形成すること
が困難となり、昇圧コンデンサをICに対し外付けする
必要が生じる。その結果、負荷駆動回路1をワンチップ
化できなくなり、負荷駆動回路1全体としてのサイズが
増大したり、コストが高くなるなどの不都合が発生して
しまう。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、主トランジスタに対するオン駆動用電
源回路の電流出力能力を高めることなく、オフ駆動時に
おいて誘導性の負荷に対し所望する逆起電力を持たせた
状態で負荷電流を遮断することができる負荷駆動回路を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した手段
によれば、主トランジスタのオン駆動時において、オン
駆動用電源回路から主トランジスタの制御端子に対しオ
ン駆動用電圧が印加される。主トランジスタの制御端子
(ゲートまたはベース)と通電端子(ソースまたはエミ
ッタ)との間には可変インピーダンス回路が接続されて
いるので、インピーダンス制御回路は、オン駆動時にお
いてその可変インピーダンス回路のインピーダンス値を
オフ駆動時における設定値とは別の比較的高い値に設定
することができる。
【0017】その結果、オン駆動用電源回路の電流出力
能力が低くても、可変インピーダンス回路の両端子間
(すなわち主トランジスタの制御端子と通電端子との
間)に主トランジスタをオンさせるのに十分な電圧を発
生させることができる。主トランジスタがオンすると、
電源供給経路を介して電源から負荷に対して電流が供給
される。本手段によれば、例えばオン駆動用電源回路と
してチャージポンプ回路を採用した場合、チャージポン
プ回路を構成する昇圧コンデンサの容量値を低減するこ
とができるので、その昇圧コンデンサまで含めて負荷駆
動回路全体をワンチップICとして構成し易くなる。
【0018】一方、主トランジスタのオフ駆動時におい
ては、主トランジスタの制御端子にオン駆動用電圧に替
えてオフ駆動用電圧が印加される。負荷が誘導性の場
合、主トランジスタがオンからオフに移行する過渡時に
おいて、負荷に発生した逆起電力が通電端子に印加さ
れ、通電端子の電圧がオフ駆動に対して設定された所定
の切替電圧を超えて変化するようになる。この場合、イ
ンピーダンス制御回路は、制御端子の電圧がクランプ電
圧に達していない状態(つまり電圧制限回路がクランプ
動作していない状態)で主トランジスタがオフ状態とな
るように、可変インピーダンス回路のインピーダンス値
を低く設定する。
【0019】これにより、オン駆動からオフ駆動への切
り替え時において、制御端子の電圧がクランプ電圧にク
ランプされた状態、すなわち負荷の逆起電力がほぼクラ
ンプ電圧に保持されたれた状態で、逆起電力がなくなる
までの間、主トランジスタをオンし続けることができ
る。その結果、負荷駆動回路に加わる逆起電力をほぼク
ランプ電圧に制限できるので、負荷駆動回路を過大な電
圧から保護することができるとともに、その逆起電力の
大きさに応じて負荷電流の減衰割合が大きくなって、オ
フ駆動指令を受けてから実際に負荷がオフ動作を完了す
るまでに要するオフ動作時間を短縮することができる。
【0020】請求項2に記載した手段によれば、電圧制
限回路は制御端子と電源との間に接続されたツェナーダ
イオードにより構成されているので、オフ駆動時におい
て負荷に逆起電力が発生した場合、制御端子の電圧が電
源電位を基準としてツェナー電圧だけ低い(または高
い)電圧となった状態でツェナーダイオードを介して可
変インピーダンス回路に電流が流れ、その電圧降下によ
って負荷の逆起電力がなくなるまでの間、主トランジス
タがオン状態を維持できる。
【0021】請求項3に記載した手段によれば、オン駆
動からオフ駆動への切り替え時において、電圧制限回路
は、負荷の逆起電力により通電端子の電圧がクランプ電
圧に達した状態でクランプ動作を行って、逆起電力がな
くなるまでの間、負荷電流を流すようになる。この他の
動作および効果は、請求項1に記載した手段と同様とな
る。
【0022】請求項4に記載した手段によれば、電圧制
限回路は電源端子と電源との間に接続されたツェナーダ
イオードにより構成されているので、オフ駆動時におい
て負荷に逆起電力が発生した場合、通電端子の電圧が電
源電位を基準としてツェナー電圧(クランプ電圧)だけ
低い(または高い)電圧となった状態でツェナーダイオ
ードがオンとなり、逆起電力がなくなるまでの間、通電
端子の電圧をそのクランプ電圧に保持する。
【0023】請求項5に記載した手段によれば、可変イ
ンピーダンス回路は、インピーダンス素子とスイッチ回
路との直列回路により構成されているので、インピーダ
ンス制御回路は、スイッチ回路の開閉によって可変イン
ピーダンス回路をハイインピーダンス状態またはインピ
ーダンス素子が接続された状態の何れかに設定すること
ができる。そして、オン駆動時に主トランジスタの制御
端子と通電端子との間が開放状態となるので、オン駆動
用電源回路の電流出力能力をより低減することができ、
オン駆動用電源回路のサイズ(ICの場合にはチップ面
積)を一層小さくできる。
【0024】請求項6に記載した手段によれば、可変イ
ンピーダンス回路には逆電圧阻止回路が接続されている
ので、オン駆動時の通電端子の電圧がスイッチ回路に印
加されることを防止することができ、スイッチ回路を保
護することができる。
【0025】請求項7に記載した手段によれば、スイッ
チ回路としての切替用トランジスタは、通電端子の電圧
が切替電圧を超えている期間オンとなる。この場合、通
電端子の電圧が直接的に切替用トランジスタの制御電圧
(ゲート・ソース間電圧またはベース・エミッタ間電
圧)となる構成となっているので、切替用トランジスタ
はインピーダンス制御回路の機能も合わせ持つことがで
き、インピーダンス制御回路を別に設ける必要がなくな
る。
【0026】請求項8に記載した手段によれば、切替用
トランジスタの制御端子が所定レベルのバイアス電圧を
持つので、通電端子の電圧が直接的に切替用トランジス
タの制御電圧となる構成の場合において、前記バイアス
電圧に応じて切替電圧のレベルを変更することが可能と
なる。その結果、オフ駆動への切り替え時において、主
トランジスタの制御端子と通電端子との間の電圧がより
小さい時点から切替用トランジスタをオンさせて可変イ
ンピーダンス回路のインピーダンス値を低下させるよう
に設定できる。これにより、制御端子(または通電端
子)の電圧が前記クランプ電圧に達していない状態で前
記主トランジスタが定常的にオンすることを確実に防止
することができる。
【0027】請求項9に記載した手段によれば、オフ駆
動を指令する駆動指令信号が与えられると、オフ駆動ス
イッチ回路はオフ駆動用トランジスタをオフする。この
オフ駆動用トランジスタには直列に逆電流阻止回路が接
続されているので、主トランジスタをオフさせるために
流れる本来の電流とは逆向きの電流が駆動用トランジス
タを介して可変インピーダンス回路に流れ込むことを防
止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照しな
がら説明する。図1は、ICとして構成された負荷駆動
回路の電気的構成を示している。このICは、例えば車
両に搭載されてリレースイッチやソレノイドバルブなど
をオンオフ制御する制御装置に使用されるものである。
このICの電源端子22、23は、それぞれバッテリ2
4(電源に相当)の正側端子、負側端子に接続されてお
り、ICの入力端子25には駆動指令信号Sdが入力さ
れている。また、ICの出力端子26とバッテリ24の
負側端子との間には、リレーコイルやソレノイドなどの
誘導性の負荷27が接続されている。
【0029】上記IC内の負荷駆動回路21は、以下の
ように構成されている。すなわち、電源端子22と出力
端子26との間には、Nチャネル型のMOSFET28
(主トランジスタに相当)のドレイン・ソース間が接続
されており、このMOSFET28は、負荷27に対し
てハイサイドスイッチとして動作するようになってい
る。ここで、バッテリ24と負荷27とを接続する通電
経路が電源供給経路に相当し、MOSFET28のソー
スが通電端子に相当する。
【0030】電源端子22とMOSFET28のゲート
(制御端子に相当)との間には、図示極性のダイオード
29とツェナーダイオード30と抵抗31との直列回路
として構成されたクランプ回路32(電圧制限回路に相
当)が接続されている。また、MOSFET28のゲー
ト・ソース間には抵抗33(インピーダンス素子に相
当)とスイッチ回路34との直列回路として構成された
駆動調整回路35(可変インピーダンス回路に相当)が
接続されている。
【0031】スイッチ回路34は、コンパレータ36
(インピーダンス制御回路に相当)の出力端子から出力
される比較信号がLレベルの場合にオフとなり、Hレベ
ルの場合にオンとなるように構成されている。そのコン
パレータ36は、出力端子26の電圧Voが電源端子2
3の電圧(切替電圧に相当)よりも低下したかどうかを
検出するもので、その非反転入力端子および反転入力端
子は、それぞれ電源端子23および出力端子26に接続
されている。
【0032】MOSFET28のゲートは、スイッチ回
路37を介して昇圧回路38(オン駆動用電源回路に相
当)の出力端子38bに接続可能とされているととも
に、抵抗39とスイッチ回路40との直列回路(オフ駆
動スイッチ回路に相当)を介して電源端子23に接続可
能とされている。駆動制御回路41は、駆動指令信号S
dがHレベルの場合にあってはスイッチ回路37をオ
ン、スイッチ回路40をオフとし、駆動指令信号Sdが
Lレベルの場合にあってはスイッチ回路37をオフ、ス
イッチ回路40をオンとするように構成されている。
【0033】上記昇圧回路38は周知構成のチャージポ
ンプ回路であって、その入力端子38aからバッテリ2
4の電圧(電源電圧Vb)を入力し、その出力端子38
bから昇圧電圧Vc(オン駆動用電圧に相当)を出力す
るようになっている。図2は、この昇圧回路38の電気
的構成を示している。入力端子38aと出力端子38b
との間には、ダイオード42a〜42eと昇圧コンデン
サ43a〜43dとが4ステップの昇圧段を有するよう
に構成されており、各昇圧コンデンサ43a〜43dに
は発振回路44から出力される所定周波数の昇圧信号が
インバータ回路45、46を介して与えられるようにな
っている。
【0034】次に、本実施形態における負荷駆動回路2
1の動作について、駆動指令信号SdがHレベル(オン
駆動)の場合とLレベル(オフ駆動)の場合とに分けて
それぞれ説明する。
【0035】(1)駆動指令信号SdがHレベル(オン
駆動)の場合 駆動制御回路41は、スイッチ回路37をオン、スイッ
チ回路40をオフに制御するので、MOSFET28の
ゲートには、昇圧回路38からスイッチ回路37を介し
て昇圧電圧Vcが印加される。この昇圧電圧Vcは、電
源電圧Vbよりも少なくともMOSFET28が十分に
オンできるゲート・ソース間電圧VGS(ON)だけ高い電圧
であるため、MOSFET28は十分なオン状態となっ
て、出力端子26の電圧Voはほぼ電源電圧Vbに等し
くなる。これにより、バッテリ24から、電源端子2
2、MOSFET28のドレイン・ソース間、出力端子
26を介して負荷27に電流が流れ、負荷27に対する
リレー接点やソレノイドバルブがオン動作する。この場
合、クランプ回路32は、オフ(非通電状態)となって
いる。
【0036】このオン駆動時にあっては、出力端子26
の電圧Voが電源端子23の電圧(0V)よりも高いこ
とから、コンパレータ36はLレベルの比較信号を出力
し、スイッチ回路34はオフ状態となる。このため、M
OSFET28のゲート・ソース間に接続された駆動調
整回路35はハイインピーダンス(開放状態)となっ
て、昇圧回路38から見た負荷はMOSFET28のみ
となる。つまり、負荷駆動回路21において、オン駆動
時の昇圧回路38の出力電流は極めて小さくなり、昇圧
回路38の電流出力能力を小さく設定することができ
る。
【0037】チャージポンプ方式の昇圧回路38の電流
出力能力は、図2に示す昇圧コンデンサ43a〜43d
の容量値により決定されるため、電流出力能力を小さく
することで昇圧コンデンサ43a〜43dの容量値を下
げることができる。その結果、昇圧コンデンサ43a〜
43dをIC内に作り込む場合のチップ面積が小さくな
り、負荷駆動回路21をICとして構成する場合、昇圧
コンデンサ43a〜43dをも含めてIC化することが
可能となる。
【0038】(2)駆動指令信号SdがLレベル(オフ
駆動)の場合 オン駆動からオフ駆動に切り替えると、駆動制御回路4
1はスイッチ回路37をオフ、スイッチ回路40をオン
に制御するので、MOSFET28のゲート容量の電荷
(ゲート電荷)が抵抗39およびスイッチ回路40を介
して放電され、ゲートの電圧(ゲート電圧)が急激に低
下する。本実施形態の場合、負荷27は誘導性であるた
め、ゲート電圧の低下に伴って負荷27の両端子間に逆
起電力が発生し、出力電圧Voもゲート電圧とともに急
激に低下する。ただし、この電圧低下の間(スイッチ回
路34はオフ)にあっても、出力電圧Voの急激な低下
によりMOSFET28にゲート電荷が確保されるの
で、MOSFET28はオンし続ける。
【0039】やがて、出力電圧Voが負になると、コン
パレータ36の比較信号がLレベルからHレベルに変化
し、スイッチ回路34がオンになる。これ以降負荷電流
が0になる(逆起電力がなくなる)までの間、スイッチ
回路34がオン状態を保持し、MOSFET28のゲー
ト・ソース間のインピーダンス値は抵抗33の抵抗値に
等しくなる。そして、クランプ回路32がオンする前に
あっては、電源端子23からスイッチ回路40、抵抗3
9、抵抗33、スイッチ回路34、出力端子26を介す
る経路で電流が流れる。ここで、抵抗33の抵抗値Rc
は、この電流(クランプ回路32がオンする前に流れる
電流)によってはMOSFET28がオンしないよう
に、抵抗39の抵抗値とスイッチ回路40のオン抵抗値
とを加算した抵抗値Rdに比べ十分に低い抵抗値に設定
されている。
【0040】やがて、出力電圧Voが以下に示す式で示
す負のクランプ電圧VCLにまで低下すると、クランプ回
路32がオンとなり、電源端子22からクランプ回路3
2、抵抗33、スイッチ回路34、出力端子26を介す
る経路で電流が流れるようになる。 VCL=Vb−Vz−VT ただし、 Vz:クランプ回路32のクランプ電圧 VT :MOSFET28のしきい値電圧
【0041】この電流によって、抵抗33の両端子間に
はMOSFET28をオンできるだけの電圧降下が発生
し、これ以降、出力電圧Voが上記クランプ電圧VCLに
保持された状態(電圧クランプ動作状態)で負荷電流が
減衰するようになる。なお、このクランプ電圧VCLは、
所望する負荷電流の減衰割合やMOSFET28の耐圧
などに基づいて、例えば−20Vから−100V程度の
電圧範囲内に設定されている。
【0042】図3は、オフ駆動時における負荷駆動回路
21の静的な出力特性、すなわちオフ駆動時において出
力端子26の電圧Voを外部から徐々に変化させた場合
における出力電圧Voと出力電流との関係を示してい
る。ここで、出力電流の向きは、流れ出す向きを負とし
ている。負荷駆動回路21は、出力電圧Voがクランプ
電圧VCLよりも高い場合には電流を出力せず、出力電圧
Voがクランプ電圧VCLになると、出力電圧Voをその
電圧でクランプした状態で電流を出力する。本実施形態
のように誘導性の負荷27に対してオン駆動からオフ駆
動に切り替えた場合、出力電圧Voつまり負荷27の逆
起電力がクランプ電圧VCLに保持された状態となって、
負荷電流はそのクランプ電圧VCLに応じた減衰割合で減
少する。
【0043】以上述べたように、本実施形態の負荷駆動
回路21は、ハイサイドスイッチとして機能するMOS
FET28のゲート・ソース間のインピーダンスを高い
状態(開放状態)または低い状態(抵抗33が接続され
た状態)に切り替え可能な駆動調整回路35と、出力電
圧Voの正負に応じて駆動調整回路35のスイッチ回路
34を切り替えるコンパレータ36と、MOSFET2
8のゲート電圧の低下を制限するクランプ回路32とを
備えて構成されている。
【0044】この構成によれば、オン駆動時にあって
は、スイッチ回路34がオフとなってMOSFET28
のゲート・ソース間のインピーダンスが高い状態となる
ので、MOSFET28をオン状態とするために必要な
昇圧回路38の出力電流は小さくて済む。従って、チャ
ージポンプ回路として構成された昇圧回路38につい
て、昇圧コンデンサ43a〜43dの容量値を小さくで
き、IC化する場合における昇圧コンデンサ43a〜4
3dの占めるチップ面積を低減できる。これにより、昇
圧コンデンサ43a〜43dも含めて負荷駆動回路21
全体をワンチップICとして構成し易くなり、負荷駆動
回路21全体としてのコストやチップ面積を低減するこ
とができる。
【0045】また、オフ駆動時にあっては、誘導性の負
荷27に生じる逆起電力により出力電圧Voが負になる
とスイッチ回路34がオンとなって、MOSFET28
のゲート・ソース間のインピーダンスが低い状態となる
ので、クランプ回路32がオフの状態つまり出力電圧V
oがクランプ電圧VCLよりも高い状態で、MOSFET
28が定常的にオン状態を保持することがなくなる。
【0046】その結果、負荷電流が0に減衰するまでの
間、電圧クランプ動作としてクランプ回路32がオンと
なって出力電圧Voがクランプ電圧VCLにクランプされ
るので、出力端子26にクランプ電圧VCLを超える過大
な逆起電力が加わることを防止できる。また、そのクラ
ンプ電圧VCLの大きさに応じて負荷電流の減衰割合が大
きくなるので、負荷駆動回路21がオフ駆動指令信号S
dを受けてから負荷27に対応するリレー接点やソレノ
イドバルブが実際にオフ動作を完了するまでに要するオ
フ動作時間を短縮することができる。
【0047】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について、負荷駆動回路の電気的構成を示す図
4を参照しながら説明する。この図4に示す負荷駆動回
路47は、図1に示す負荷駆動回路21に対して、その
スイッチ回路34、コンパレータ36をそれぞれトラン
ジスタ48、トランジスタ49で置き替えた点が異なっ
ている。
【0048】すなわち、抵抗33とMOSFET28の
ソースとの間には、NPN型トランジスタ48(スイッ
チ回路に相当)のコレクタ・エミッタ間が接続され、そ
のベースはPNP型トランジスタ49(インピーダンス
制御回路に相当)のコレクタに接続されている。トラン
ジスタ49のエミッタは抵抗50を介して電源端子23
に接続され、そのベースはMOSFET28のソースに
接続されている。ここで、抵抗33とトランジスタ48
との直列回路により駆動調整回路51(可変インピーダ
ンス回路に相当)が構成されている。
【0049】この負荷駆動回路47にオン駆動指令信号
Sdが入力されると、MOSFET28がオンとなって
出力電圧Voがほぼ電源電圧Vbに等しくなるので、ト
ランジスタ48、49のベース・エミッタ間が逆バイア
スとなってトランジスタ48、49がともにオフとな
る。
【0050】一方、負荷駆動回路47にオフ駆動指令信
号Sdが入力されると、MOSFET28のゲート電圧
が急激に低下するとともに、負荷27の両端子間に逆起
電力が発生して出力電圧Voも急激に低下する。出力電
圧Voが−Vf(Vf:トランジスタがオンするために
必要なベース・エミッタ間電圧)以下に低下すると、ト
ランジスタ49のベース・エミッタ間が順バイアスとな
ってトランジスタ49がオンとなる。さらに、出力電圧
Voが−(Vf+VCE)にまで低下するとトランジスタ
48がオンとなり、駆動調整回路51のインピーダンス
値は抵抗33の抵抗値に等しくなる。その後、出力電圧
Voはクランプ電圧VCLにまで低下した時点でクランプ
される。この負荷駆動回路47によっても、上述した第
1の実施形態と同様の作用が得られ、これにより同様の
効果を得ることができる。
【0051】(第3の実施形態)次に、上述した第2の
実施形態を変形した第3の実施形態について、負荷駆動
回路の電気的構成を示す図5を参照しながら説明する。
この図5に示す負荷駆動回路52は、図4に示す負荷駆
動回路47に対して、トランジスタ49が除かれている
点が異なっている。また、トランジスタ48は切替用ト
ランジスタに相当し、そのベースは抵抗50を介して電
源端子23に接続されている。
【0052】この負荷駆動回路52にオン駆動指令信号
Sdが入力されると、トランジスタ48がオフとなる。
また、オフ駆動指令信号Sdが入力されると、出力電圧
Voが−Vfまで低下した時点でトランジスタ48がオ
ンとなり、駆動調整回路51のインピーダンス値は抵抗
33の抵抗値になる。従って、この負荷駆動回路52に
よっても、第1の実施形態と同様の作用および効果を得
ることができる。また、この負荷駆動回路52は、上述
した負荷駆動回路47よりも構成が簡単になるという利
点を有している。
【0053】(第4の実施形態)次に、上述した第3の
実施形態を変形した第4の実施形態について、負荷駆動
回路の電気的構成を示す図6を参照しながら説明する。
この図6に示す負荷駆動回路53において、トランジス
タ48のエミッタとMOSFET28のソースとの間に
は、ソース側をカソードするダイオード54(逆電圧阻
止回路に相当)が接続されている。ここで、抵抗33、
トランジスタ48およびダイオード54の直列回路によ
り駆動調整回路55(可変インピーダンス回路に相当)
が構成されている。
【0054】例えば上述した負荷駆動回路52のように
ダイオード54が接続されていない構成の場合、オン駆
動時においてトランジスタ48のベース・エミッタ間に
ほぼ電源電圧Vbに等しい逆電圧が印加される。このた
め、トランジスタ48としては、そのベース・エミッタ
間の逆方向の耐圧が電源電圧Vbよりも高いものを用い
なければならず、特に電源電圧Vbが高い場合にはトラ
ンジスタ選択の自由度が制限される場合があった。
【0055】これに対し、本実施形態の負荷駆動回路5
3によれば、オン駆動時における上記逆電圧はダイオー
ド54によって阻止されるので、ベース・エミッタ間の
逆方向の耐圧が電源電圧Vbよりも低いトランジスタで
あってもトランジスタ48として採用することができ
る。なお、ダイオード54が追加されたために、オフ駆
動時においてトランジスタ48がオンとなるのは、出力
電圧Voが−2・Vfにまで低下した時点となる。
【0056】また、本実施形態において、スイッチ回路
40(図5参照)は、具体的にNPN型のトランジスタ
56(オフ駆動用トランジスタに相当)により構成され
るとともに、抵抗39とMOSFET28のゲートとの
間に図示極性のダイオード57(逆電流阻止回路に相
当)が接続されている。ここで、トランジスタ56、抵
抗39およびダイオード57の直列回路がオフ駆動スイ
ッチ回路に相当する。
【0057】ダイオード57は、オフ駆動時に負荷27
の逆起電力によって出力電圧Voが負となっている期
間、電源端子23からトランジスタ56、抵抗39を介
して駆動調整回路55に流れる逆電流を阻止する。これ
により、逆電流による抵抗33の電圧降下の発生を抑制
できる。従って、クランプ回路32のクランプ電圧Vz
をより高めてクランプ電圧VCLをより低い電圧に設定し
た場合であっても、負荷電流が減衰するまでの間、出力
電圧Voをクランプ電圧VCLに保持することができる。
【0058】(第5の実施形態)次に、上述した第4の
実施形態を変形した第5の実施形態について、負荷駆動
回路の電気的構成を示す図7を参照しながら説明する。
図7に示す負荷駆動回路58は、トランジスタ48のベ
ースに所定のバイアス電圧を与えるレベルシフト回路5
9を備えている。このレベルシフト回路59は、電源端
子22とトランジスタ48のベースとの間に接続される
抵抗60、およびトランジスタ48のベースと電源端子
23との間に順方向に接続されるダイオード61により
構成されている。
【0059】この構成では、レベルシフト回路59に常
に電流が流れており、トランジスタ48のベースは電圧
Vfにバイアスされた状態となっている。従って、オン
駆動からオフ駆動への切り替え時において、負荷27の
逆起電力により出力電圧Vo(MOSFET28のソー
ス電圧)が−Vfにまで低下した時点でトランジスタ4
8がオンとなる。この時、MOSFET28のゲート
は、電気的にダイオード57、抵抗39およびトランジ
スタ56を介して電源端子23に接続されているため、
ゲート電圧はほぼVfとなっている。
【0060】つまり、オフ駆動開始時点からMOSFE
T28のゲート・ソース間電圧がほぼ2・Vfを超える
までの期間はトランジスタ48がオンしないので、本実
施形態の場合、2・Vf(約1.4V)よりも高いしき
い値電圧VT を持つMOSFET28を採用すれば良
い。これに対し、第4の実施形態に示した負荷駆動回路
53の場合には、出力電圧Voが−2・Vfにまで低下
した時点でトランジスタ48がオンするため、オフ駆動
開始時点からMOSFET28のゲート・ソース間電圧
がほぼ3・Vfを超えるまでの期間はトランジスタ48
がオンしない。従って、負荷駆動回路53の場合には、
3・Vf(約2.1V)よりも高いしきい値電圧VT を
持つMOSFET28を採用する必要があった。
【0061】このように、本実施形態によれば、オフ駆
動への切り替え時において出力電圧Voがより高い時点
から、つまりMOSFET28のゲート・ソース間電圧
がより低い時点から、トランジスタ48をオンしてMO
SFET28のゲート・ソース間のインピーダンス(ひ
いてはゲート・ソース間電圧)を低下させることができ
るので、上述した電圧クランプ動作を一層確実に実行さ
せることができる。また、しきい値電圧VT に関してM
OSFET28に用いる素子を選択する場合の自由度が
高まる。
【0062】(第6の実施形態)図8に示す負荷駆動回
路62は本発明の第6の実施形態を示すもので、図7に
示す負荷駆動回路58に対し、レベルシフト回路が与え
るバイアス電圧が異なっている。負荷駆動回路62のレ
ベルシフト回路63は、ダイオード61と64とが直列
に接続されており、トランジスタ48のベースは電圧2
・Vfにバイアスされた状態となっている。このため、
オフ駆動時において出力電圧Voがほぼ0Vにまで低下
した時点でトランジスタ48をオンすることができ、上
述した電圧クランプ動作をより確実に実行させることが
できる。また、MOSFET28のゲート・ソース間電
圧がほぼVfとなった時点でトランジスタ48がオンす
るので、本実施形態の場合、Vf(約0.7V)よりも
高いしきい値電圧VT を持つMOSFET28を採用す
ることができ、MOSFET28に用いる素子の選択の
自由度が一層高まる。
【0063】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態について図9を参照しながら説明する。この図
9に示す負荷駆動回路65は、図8に示す負荷駆動回路
62においてトランジスタ48、56をそれぞれNチャ
ネル型のMOSFET66、67に置き替えるととも
に、ダイオード64をゲート・ドレイン間が接続された
Nチャネル型のMOSFET68に置き替えた構成を有
している。ここで、MOSFET66、67は、それぞ
れ切替用トランジスタ、オフ駆動用トランジスタに相当
する。
【0064】この負荷駆動回路65は上述した負荷駆動
回路62と同様に動作し、同様の効果を得ることができ
る。なお、負荷駆動回路62におけるダイオード61、
64のうち、一方のダイオード64のみをMOSFET
68に置き替えたのは、駆動調整回路55におけるMO
SFET66およびダイオード54の直列回路と、レベ
ルシフト回路63におけるMOSFET68およびダイ
オード61の直列回路との動作特性を揃えるためであ
る。なお、ダイオード54、61についてもMOSFE
Tで置き替え可能である。
【0065】(第8の実施形態)次に、上述した第6の
実施形態をロウサイドスイッチの形態に変形した第8の
実施形態について、負荷駆動回路の電気的構成を示す図
10を参照しながら説明する。この図10において、I
Cとして構成された負荷駆動回路69の出力端子26と
バッテリ24の正側端子との間には、誘導性の負荷27
が接続されている。IC内において、電源端子23と出
力端子26との間には、Pチャネル型のMOSFET7
0(主トランジスタに相当)のドレイン・ソース間が接
続されており、このMOSFET70は、負荷27に対
してロウサイドスイッチとして動作するようになってい
る。
【0066】電源端子23とMOSFET70のゲート
との間には、クランプ回路71(電圧制限回路に相当)
が接続されており、MOSFET70のゲート・ソース
間には抵抗33、PNP型のトランジスタ72(切替用
トランジスタに相当)およびダイオード54の直列回路
として構成された駆動調整回路73(可変インピーダン
ス回路に相当)が接続されている。レベルシフト回路7
4は、電源端子23とトランジスタ73のベースとの間
に接続された抵抗60およびトランジスタ73のベース
と電源端子22との間に接続されたダイオード61、6
4により構成されている。このレベルシフト回路74に
より、トランジスタ73のベースは(Vb−2・Vf)
にバイアスされた状態となる。
【0067】降圧回路75(オン駆動用電源回路に相
当)の出力端子75bは、スイッチ回路37を介してM
OSFET70のゲートに接続可能とされている。ま
た、電源端子22とMOSFET70のゲートとの間に
は、PNP型のトランジスタ76(オフ駆動用トランジ
スタに相当)、抵抗39およびダイオード57の直列回
路(オフ駆動スイッチ回路に相当)が接続されている。
駆動制御回路41は、駆動指令信号Sdに応じてスイッ
チ回路37またはトランジスタ76をオンするようにな
っている。また、降圧回路75は、チャージポンプ回路
であって、電源電圧Vbを入力してMOSFET70を
駆動するのに十分な負の降圧電圧Vdを出力するように
なっている。
【0068】こうした構成を持つ負荷駆動回路69は、
負荷駆動回路62(図8参照)に対し、MOSFET7
0に関する電圧、電流の向きが逆向きになるものの、オ
ン駆動時およびオフ駆動時における動作と効果は同様と
なる。
【0069】(第9の実施形態)次に、上述した第6の
実施形態を変形した第9の実施形態について、負荷駆動
回路の電気的構成を示す図11を参照しながら説明す
る。図11に示す負荷駆動回路77は、負荷駆動回路6
2(図8参照)におけるクランプ回路32に替えて、M
OSFET28のドレイン・ソース間にツェナーダイオ
ード78(電圧制限回路に相当)が接続された回路構成
となっている。このツェナーダイオード78のツェナー
電圧Vzは、例えば−20Vから−100V程度の電圧
範囲内に設定されている。
【0070】この負荷駆動回路77について、オン駆動
時の動作は負荷駆動回路62と同様となる。一方、オフ
駆動時においては、負荷27の逆起電力によって出力電
圧Voがほぼ0Vにまで低下した時点でトランジスタ4
8がオンとなり、さらに出力電圧Voが低下してクラン
プ電圧VCL(本実施形態ではVCL=Vb−Vz)にまで
低下した時点でツェナーダイオード78がオンとなる。
これ以降、出力電圧Voはこのクランプ電圧VCLに保持
された状態(電圧クランプ動作状態)となり、負荷電流
はツェナーダイオード78を経由して流れながら減衰し
ていく。本実施形態によっても、第6の実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0071】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
主トランジスタはMOSFET28、70に限られず、
例えばバイポーラトランジスタ、IGBTなどのスイッ
チング素子であっても良い。昇圧回路38、降圧回路7
5はチャージポンプ回路に限られず、例えば昇圧チョッ
パ回路、降圧チョッパ回路であっても良い。駆動調整回
路35、51、55、73は、インピーダンスが可変設
定可能な回路であれば良く、例えば3以上のインピーダ
ンス値を設定可能な構成にしても良い。この構成によれ
ば、上述した電圧クランプ動作を一層確実に行わせるこ
とができる。
【0072】第1ないし第3の実施形態において、スイ
ッチ回路40をトランジスタ56により構成し、抵抗3
9とMOSFET28のゲートとの間にダイオード57
を接続しても良い。第2の実施形態において、トランジ
スタ48のエミッタとMOSFET28のソースとの間
に、ダイオード54を接続しても良い。第6ないし第9
の実施形態において、レベルシフト回路63、74のダ
イオード61とダイオード64(またはMOSFET6
8)に対し、さらにダイオードを直列に追加しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す負荷駆動回路の
電気的構成図
【図2】昇圧回路の電気的構成図
【図3】オフ駆動時における負荷駆動回路の静的な出力
特性
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図6】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第5の実施形態を示す図1相当図
【図8】本発明の第6の実施形態を示す図1相当図
【図9】本発明の第7の実施形態を示す図1相当図
【図10】本発明の第8の実施形態を示す図1相当図
【図11】本発明の第9の実施形態を示す図1相当図
【図12】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
21、47、52、53、58、62、65、69、7
7は負荷駆動回路、24はバッテリ(電源)、27は負
荷、28、70はMOSFET(主トランジスタ)、3
0はツェナーダイオード、32、71はクランプ回路
(電圧制限回路)、33は抵抗(インピーダンス素
子)、34はスイッチ回路、35、51、55、73は
駆動調整回路(可変インピーダンス回路)、36はコン
パレータ(インピーダンス制御回路)、38は昇圧回路
(オン駆動用電源回路)、48、72はトランジスタ
(スイッチ回路、切替用トランジスタ)、49はトラン
ジスタ(インピーダンス制御回路)、54はダイオード
(逆電圧阻止回路)、56、76はトランジスタ(オフ
駆動用トランジスタ)、57はダイオード(逆電流阻止
回路)、59、63、74はレベルシフト回路、66は
MOSFET(切替用トランジスタ)、67はMOSF
ET(オフ駆動用トランジスタ)、75は降圧回路(オ
ン駆動用電源回路)、78はツェナーダイオード(電圧
制限回路)である。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J055 AX04 AX44 AX55 AX56 BX16 CX13 CX21 CX28 DX13 DX14 DX22 DX54 EX02 EX24 EY01 EY10 EY12 EY13 EY17 EY21 EZ07 EZ10 EZ16 EZ20 EZ28 EZ54 EZ55 EZ57 FX05 FX09 FX13 FX18 FX38 GX01 GX06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御端子と通電端子との間の電圧に基づ
    いてオンオフ動作し、電源と負荷とを接続する電源供給
    経路に前記通電端子と前記負荷とが接続されるように設
    けられた主トランジスタと、 この主トランジスタをオン駆動するために前記制御端子
    に印加されるオン駆動用電圧を生成するオン駆動用電源
    回路と、 前記制御端子の電圧が所定のクランプ電圧を超えないよ
    うに制限する電圧制限回路と、 前記制御端子と前記通電端子との間に接続され、インピ
    ーダンス値が可変設定可能な可変インピーダンス回路
    と、 前記通電端子の電圧が前記主トランジスタのオフ駆動に
    対して設定された所定の切替電圧を超えている期間、前
    記可変インピーダンス回路のインピーダンス値を、前記
    制御端子の電圧が前記クランプ電圧に達していない状態
    で前記主トランジスタがオフ状態となる値に設定するイ
    ンピーダンス制御回路とを備えて構成されていることを
    特徴とする負荷駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧制限回路は、前記制御端子と前
    記電源との間に接続されたツェナーダイオードにより構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の負荷駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 制御端子と通電端子との間の電圧に基づ
    いてオンオフ動作し、電源と負荷とを接続する電源供給
    経路に前記通電端子と前記負荷とが接続されるように設
    けられた主トランジスタと、 この主トランジスタをオン駆動するために前記制御端子
    に印加されるオン駆動用電圧を生成するオン駆動用電源
    回路と、 前記通電端子の電圧が所定のクランプ電圧を超えないよ
    うに制限する電圧制限回路と、 前記制御端子と前記通電端子との間に接続され、インピ
    ーダンス値が可変設定可能な可変インピーダンス回路
    と、 前記通電端子の電圧が前記主トランジスタのオフ駆動に
    対して設定された所定の切替電圧を超えている期間、前
    記可変インピーダンス回路のインピーダンス値を、前記
    通電端子の電圧が前記クランプ電圧に達していない状態
    で前記主トランジスタがオフ状態となる値に設定するイ
    ンピーダンス制御回路とを備えて構成されていることを
    特徴とする負荷駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧制限回路は、前記通電端子と前
    記電源との間に接続されたツェナーダイオードにより構
    成されていることを特徴とする請求項3記載の負荷駆動
    回路。
  5. 【請求項5】 前記可変インピーダンス回路は、インピ
    ーダンス素子とスイッチ回路との直列回路により構成さ
    れ、 前記インピーダンス制御回路は、前記スイッチ回路の開
    閉によって前記可変インピーダンス回路のインピーダン
    ス値を設定するように構成されていることを特徴とする
    請求項1ないし4の何れかに記載の負荷駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記可変インピーダンス回路は、前記イ
    ンピーダンス素子と前記スイッチ回路とに加え逆電圧阻
    止回路が直列に接続された構成を有していることを特徴
    とする請求項5記載の負荷駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ回路および前記インピーダ
    ンス制御回路は、前記通電端子の電圧に基づいてオンオ
    フ動作するように前記インピーダンス素子と前記通電端
    子との間に接続された切替用トランジスタにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項5または6記載の負荷
    駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記切替用トランジスタの制御端子に所
    定レベルのバイアス電圧を与えるレベルシフト回路を備
    えていることを特徴とする請求項7記載の負荷駆動回
    路。
  9. 【請求項9】 前記主トランジスタの制御端子に対し前
    記主トランジスタをオフ駆動するためのオフ駆動用電圧
    を印加するオフ駆動スイッチ回路を備え、 このオフ駆動スイッチ回路は、外部から与えられる駆動
    指令信号に従って動作するオフ駆動用トランジスタと逆
    電流阻止回路とが直列に接続された構成を有しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の負荷
    駆動回路。
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