JP2002082695A - デジタル音声再生装置 - Google Patents
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存のカセットテープ再生機を通してデジタ
ル音声データを再生できることに加え、煩わしい配線作
業や設置場所を確保することが不要であるデジタル音声
再生装置を提供する。 【解決手段】 半導体メモリ２０と、デジタル音声再生
部３０と、カセットテープと同形を呈する筐体４０とを
有している。デジタル音声再生部３０は、半導体メモリ
２０に記録されたデジタル音声データをアナログ音声デ
ータに変換するＤＡＣ３２と、カセットテープからアナ
ログ音声データを再生するためのカセットテープ再生機
が備える再生ヘッドに対して、ＤＡＣ３２によって変換
されたアナログ音声データを出力するための出力ヘッド
３４とを備えている。
ル音声データを再生できることに加え、煩わしい配線作
業や設置場所を確保することが不要であるデジタル音声
再生装置を提供する。 【解決手段】 半導体メモリ２０と、デジタル音声再生
部３０と、カセットテープと同形を呈する筐体４０とを
有している。デジタル音声再生部３０は、半導体メモリ
２０に記録されたデジタル音声データをアナログ音声デ
ータに変換するＤＡＣ３２と、カセットテープからアナ
ログ音声データを再生するためのカセットテープ再生機
が備える再生ヘッドに対して、ＤＡＣ３２によって変換
されたアナログ音声データを出力するための出力ヘッド
３４とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログデータを
アナログ的に記録するための記録媒体であるカセットテ
ープからアナログ音声データを再生するための、広く一
般に普及しているカセットテープ再生機を通してデジタ
ル音声データを再生するためのデジタル音声再生装置に
関する。
アナログ的に記録するための記録媒体であるカセットテ
ープからアナログ音声データを再生するための、広く一
般に普及しているカセットテープ再生機を通してデジタ
ル音声データを再生するためのデジタル音声再生装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＭＰ３（MPeg layer 3）等の圧縮
符号化形式で半導体メモリに記録されたデジタル音声デ
ータをヘッドフォンやスピーカを通して再生するための
デジタル音声再生装置が広く普及しつつある。このう
ち、バッテリを内蔵し、ヘッドフォンを通してデジタル
音声データを再生するための携帯型のデジタル音声再生
装置が特に普及しつつある。
符号化形式で半導体メモリに記録されたデジタル音声デ
ータをヘッドフォンやスピーカを通して再生するための
デジタル音声再生装置が広く普及しつつある。このう
ち、バッテリを内蔵し、ヘッドフォンを通してデジタル
音声データを再生するための携帯型のデジタル音声再生
装置が特に普及しつつある。
【０００３】しかし、一般消費者の家宅や自動車に既に
配備されている音声再生装置としては、現在のところ、
依然としてカセットテープ専用のカセットテープ再生機
が主流であるし、消費者一人当たりもしくはその一家族
当たりのカセットテープ再生機は、複数台であることが
考えられる。
配備されている音声再生装置としては、現在のところ、
依然としてカセットテープ専用のカセットテープ再生機
が主流であるし、消費者一人当たりもしくはその一家族
当たりのカセットテープ再生機は、複数台であることが
考えられる。
【０００４】このため、複数台のカセットテープ再生機
の全てが上記デジタル音声再生装置に代替されることは
当面の間は有り得ないし、多数代替されるまでには、高
いコストと、比較的長い期間を要すると見込まれる。
の全てが上記デジタル音声再生装置に代替されることは
当面の間は有り得ないし、多数代替されるまでには、高
いコストと、比較的長い期間を要すると見込まれる。
【０００５】ところで、以前、コンパクトディスク（Ｃ
Ｄ、CD-DA）が普及し始めてから後、主に携帯型のＣＤ
再生機を、主に自動車搭載型のカセット再生機（カセッ
トカーステレオとも呼ばれる）を通して音声を再生する
ための変換装置が提案され、現在も盛んに使用されてい
る。
Ｄ、CD-DA）が普及し始めてから後、主に携帯型のＣＤ
再生機を、主に自動車搭載型のカセット再生機（カセッ
トカーステレオとも呼ばれる）を通して音声を再生する
ための変換装置が提案され、現在も盛んに使用されてい
る。
【０００６】この変換装置は、カセットテープと同形の
筐体内に、通常のカセットテープからアナログ音声デー
タを再生するためのカセットテープ再生機が備える再生
ヘッドに対して電磁誘導作用を利用してアナログ音声デ
ータを出力するための出力ヘッドを備えており、また、
この出力ヘッドとＣＤ再生機のヘッドフォン端子等とを
接続するためのコネクタ付きケーブルが取り付けられた
構造である。
筐体内に、通常のカセットテープからアナログ音声デー
タを再生するためのカセットテープ再生機が備える再生
ヘッドに対して電磁誘導作用を利用してアナログ音声デ
ータを出力するための出力ヘッドを備えており、また、
この出力ヘッドとＣＤ再生機のヘッドフォン端子等とを
接続するためのコネクタ付きケーブルが取り付けられた
構造である。
【０００７】この変換装置には、上記デジタル音声再生
装置のヘッドフォン端子等をも接続できる。実際、この
ように接続して、携帯型のデジタル音声再生装置の音声
を、カセットカーステレオを通して再生することもなさ
れている。尚、この変換装置によれば、携帯型のＭＤ
（Mini Disc）再生機や、携帯型の液晶テレビジョンの
音声を、カセットカーステレオを通して再生することも
可能である。
装置のヘッドフォン端子等をも接続できる。実際、この
ように接続して、携帯型のデジタル音声再生装置の音声
を、カセットカーステレオを通して再生することもなさ
れている。尚、この変換装置によれば、携帯型のＭＤ
（Mini Disc）再生機や、携帯型の液晶テレビジョンの
音声を、カセットカーステレオを通して再生することも
可能である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯型のデジ
タル音声再生装置のヘッドフォン端子等と上記変換装置
とを接続するための配線作業が煩わしいし、例えば自動
車内では、当該配線を維持したままデジタル音声再生装
置の設置場所を確保するのも大変であるのが実情であ
る。
タル音声再生装置のヘッドフォン端子等と上記変換装置
とを接続するための配線作業が煩わしいし、例えば自動
車内では、当該配線を維持したままデジタル音声再生装
置の設置場所を確保するのも大変であるのが実情であ
る。
【０００９】それ故、本発明の課題は、既存のカセット
テープ再生機を通してデジタル音声データを再生できる
ことに加え、煩わしい配線作業や設置場所を確保するこ
とが不要であるデジタル音声再生装置を提供することで
ある。
テープ再生機を通してデジタル音声データを再生できる
ことに加え、煩わしい配線作業や設置場所を確保するこ
とが不要であるデジタル音声再生装置を提供することで
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デジタ
ル音声データを書き換え可能に記録するための半導体メ
モリ（２０）と、前記半導体メモリに記録されたデジタ
ル音声データをアナログ音声データに変換した上で再生
可能なデジタル音声再生部（３０）と、カセットテープ
の筐体と同形を呈し、前記半導体メモリおよび前記デジ
タル音声再生部を内蔵した筐体（４０）とを有し、前記
デジタル音声再生部は、前記半導体メモリに記録された
デジタル音声データをアナログ音声データに変換するデ
ジタル／アナログ変換器（３２）と、カセットテープか
らアナログ音声データを再生するためのカセットテープ
再生機が備える再生ヘッドに対して、前記デジタル／ア
ナログ変換器によって変換されたアナログ音声データを
出力するための出力ヘッド（３４）とを備えていること
を特徴とするデジタル音声再生装置が得られる。
ル音声データを書き換え可能に記録するための半導体メ
モリ（２０）と、前記半導体メモリに記録されたデジタ
ル音声データをアナログ音声データに変換した上で再生
可能なデジタル音声再生部（３０）と、カセットテープ
の筐体と同形を呈し、前記半導体メモリおよび前記デジ
タル音声再生部を内蔵した筐体（４０）とを有し、前記
デジタル音声再生部は、前記半導体メモリに記録された
デジタル音声データをアナログ音声データに変換するデ
ジタル／アナログ変換器（３２）と、カセットテープか
らアナログ音声データを再生するためのカセットテープ
再生機が備える再生ヘッドに対して、前記デジタル／ア
ナログ変換器によって変換されたアナログ音声データを
出力するための出力ヘッド（３４）とを備えていること
を特徴とするデジタル音声再生装置が得られる。
【００１１】尚、上記括弧内の符号は、理解を容易にす
るために付した一例に過ぎず、これらに限定されるもの
ではない。
るために付した一例に過ぎず、これらに限定されるもの
ではない。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態によるデジタル音声再生装置について詳細に
説明する。
実施の形態によるデジタル音声再生装置について詳細に
説明する。
【００１３】［実施の形態１］図１を参照して、本発明
の実施の形態１によるデジタル音声再生装置は、従来の
携帯型のデジタル音声再生装置と同様に、デジタル音声
データを書き換え可能に記録するための半導体メモリ２
０と、半導体メモリ２０に記録されたデジタル音声デー
タをアナログ音声データに変換した上で再生可能なデジ
タル音声再生部３０とを有している。本装置はさらに、
半導体メモリ２０およびデジタル音声再生部３０を内蔵
した筐体４０を有している。
の実施の形態１によるデジタル音声再生装置は、従来の
携帯型のデジタル音声再生装置と同様に、デジタル音声
データを書き換え可能に記録するための半導体メモリ２
０と、半導体メモリ２０に記録されたデジタル音声デー
タをアナログ音声データに変換した上で再生可能なデジ
タル音声再生部３０とを有している。本装置はさらに、
半導体メモリ２０およびデジタル音声再生部３０を内蔵
した筐体４０を有している。
【００１４】本装置はさらに、装置の電気的動作全般を
総合的に制御する制御部１０を有している。制御部１０
は、筐体４０に内蔵されており、ＣＰＵ（Central Proc
essing Unit）１１と、ゲートアレイ１２とを備えてい
る。
総合的に制御する制御部１０を有している。制御部１０
は、筐体４０に内蔵されており、ＣＰＵ（Central Proc
essing Unit）１１と、ゲートアレイ１２とを備えてい
る。
【００１５】筐体４０は、通常のカセットテープの筐体
と同形および同サイズを呈している。
と同形および同サイズを呈している。
【００１６】デジタル音声再生部３０は、半導体メモリ
２０に記録されたデジタル音声データ（本例では、ＭＰ
３形式で圧縮符号化されたデジタル音声データ）を伸張
復号化する復号化器３１と、伸張復号化されたデジタル
音声データをアナログ音声データに変換するＤＡＣ（Di
gital to Analogue Converter、デジタル／アナログ変
換器）３２と、アナログ音声データを出力ヘッド３４に
適した値のアナログ音声データに増幅するヘッドアンプ
３３と、出力ヘッド３４とを備えている。
２０に記録されたデジタル音声データ（本例では、ＭＰ
３形式で圧縮符号化されたデジタル音声データ）を伸張
復号化する復号化器３１と、伸張復号化されたデジタル
音声データをアナログ音声データに変換するＤＡＣ（Di
gital to Analogue Converter、デジタル／アナログ変
換器）３２と、アナログ音声データを出力ヘッド３４に
適した値のアナログ音声データに増幅するヘッドアンプ
３３と、出力ヘッド３４とを備えている。
【００１７】出力ヘッド３４は、カセットテープからア
ナログ音声データを再生するためのカセットテープ再生
機が備える再生ヘッド（図示せず）に対して、ＤＡＣ３
２によって変換され、かつヘッドアンプ３３によって増
幅されたアナログ音声データを出力するためのものであ
る。より具体的には、出力ヘッド３４は、カセットテー
プにアナログ音声データを記録するための録音機能付き
のカセットテープ再生機が備える録音ヘッドとほぼ同じ
構造である。出力ヘッド３４は、再生ヘッドのストロー
ク動作に応じて、再生ヘッドに対して適当な位置になる
ように、ストローク動作可能であると共に、サスペンシ
ョン３４ａを備えている。
ナログ音声データを再生するためのカセットテープ再生
機が備える再生ヘッド（図示せず）に対して、ＤＡＣ３
２によって変換され、かつヘッドアンプ３３によって増
幅されたアナログ音声データを出力するためのものであ
る。より具体的には、出力ヘッド３４は、カセットテー
プにアナログ音声データを記録するための録音機能付き
のカセットテープ再生機が備える録音ヘッドとほぼ同じ
構造である。出力ヘッド３４は、再生ヘッドのストロー
ク動作に応じて、再生ヘッドに対して適当な位置になる
ように、ストローク動作可能であると共に、サスペンシ
ョン３４ａを備えている。
【００１８】半導体メモリ２０としては、規格化された
カード型の半導体メモリ（例えば、スマートメディア、
コンパクトフラッシュ（登録商標）、メモリースティッ
ク、マルチメディアカード、あるいは、これら各々のＩ
Ｄデータ記憶済みのタイプ）を、筐体４０に取り外し可
能に内蔵している。
カード型の半導体メモリ（例えば、スマートメディア、
コンパクトフラッシュ（登録商標）、メモリースティッ
ク、マルチメディアカード、あるいは、これら各々のＩ
Ｄデータ記憶済みのタイプ）を、筐体４０に取り外し可
能に内蔵している。
【００１９】本装置はさらに、筐体４０に内蔵され、デ
ジタル音声再生部３０に電源を供給するためのバッテリ
６０を有している。バッテリ６０は、乾電池タイプで
も、充電可能なタイプでもよい。尚、図１においては、
バッテリ６０と、バッテリ６０から電源供給される各部
との間を接続するための配線の図示を省略している。バ
ッテリ６０は、筐体４０に取り外し可能に内蔵されても
よい。よって、バッテリ６０が充電可能なタイプである
場合には、筐体４０から取り外した上で専用充電器で充
電するか、あるいは、筐体４０に内蔵したまま、筐体４
０に別途設けた充電用コネクタ（図示せず）を通して充
電する。
ジタル音声再生部３０に電源を供給するためのバッテリ
６０を有している。バッテリ６０は、乾電池タイプで
も、充電可能なタイプでもよい。尚、図１においては、
バッテリ６０と、バッテリ６０から電源供給される各部
との間を接続するための配線の図示を省略している。バ
ッテリ６０は、筐体４０に取り外し可能に内蔵されても
よい。よって、バッテリ６０が充電可能なタイプである
場合には、筐体４０から取り外した上で専用充電器で充
電するか、あるいは、筐体４０に内蔵したまま、筐体４
０に別途設けた充電用コネクタ（図示せず）を通して充
電する。
【００２０】さらに、本装置は、図示はしないが、筐体
４０に内蔵され、半導体メモリ２０にデジタル音声デー
タを書き換え可能にデジタル的に記録させるための電子
機器（パーソナルコンピュータや携帯電話機等）を取り
外し可能に接続するためのデジタルデータインターフェ
ース（ＵＳＢまたはＩＥＥＥ１３９４等）を有していて
もよい。
４０に内蔵され、半導体メモリ２０にデジタル音声デー
タを書き換え可能にデジタル的に記録させるための電子
機器（パーソナルコンピュータや携帯電話機等）を取り
外し可能に接続するためのデジタルデータインターフェ
ース（ＵＳＢまたはＩＥＥＥ１３９４等）を有していて
もよい。
【００２１】デジタル音声再生部３０は、ＤＡＣ３２に
よって変換されたアナログ音声データをアナログ音声デ
ータをヘッドフォン２００に適した値のアナログ音声デ
ータに増幅するヘッドフォンアンプ３５と、ヘッドフォ
ン２００を取り外し可能に接続させてヘッドフォン２０
０に対してヘッドフォンアンプ３５によって増幅された
アナログ音声データを出力するためのヘッドフォンジャ
ック３６とを備えいている。本装置はまた、ユーザがデ
ジタル音声再生部３０(本装置)の各種操作を行うための
ユーザーインターフェース部５０をさらに有している。
ユーザーインターフェース部５０は、本装置の電源オン
／オフ、音声の再生、停止、早送り、巻き戻し、音量調
整等の各種操作をするための操作スイッチ５１と、音声
の演奏時間、トラック数、タイトル等の各種情報を表示
するための液晶ディスプレイ等の表示器５２とを備えて
いる。これら構成により、本装置は、単体で、従来の携
帯型デジタル音声再生装置と同様に、ヘッドフォン２０
０を通して音声を再生できる。
よって変換されたアナログ音声データをアナログ音声デ
ータをヘッドフォン２００に適した値のアナログ音声デ
ータに増幅するヘッドフォンアンプ３５と、ヘッドフォ
ン２００を取り外し可能に接続させてヘッドフォン２０
０に対してヘッドフォンアンプ３５によって増幅された
アナログ音声データを出力するためのヘッドフォンジャ
ック３６とを備えいている。本装置はまた、ユーザがデ
ジタル音声再生部３０(本装置)の各種操作を行うための
ユーザーインターフェース部５０をさらに有している。
ユーザーインターフェース部５０は、本装置の電源オン
／オフ、音声の再生、停止、早送り、巻き戻し、音量調
整等の各種操作をするための操作スイッチ５１と、音声
の演奏時間、トラック数、タイトル等の各種情報を表示
するための液晶ディスプレイ等の表示器５２とを備えて
いる。これら構成により、本装置は、単体で、従来の携
帯型デジタル音声再生装置と同様に、ヘッドフォン２０
０を通して音声を再生できる。
【００２２】以上説明した構成の本装置を、通常のカセ
ットテープの代わりにカセットテープ再生機に装填する
と、本装置の半導体メモリ２０に記憶された音声データ
を、カセットテープ再生機に接続されたアンプおよびス
ピーカを通して聴くことができる。
ットテープの代わりにカセットテープ再生機に装填する
と、本装置の半導体メモリ２０に記憶された音声データ
を、カセットテープ再生機に接続されたアンプおよびス
ピーカを通して聴くことができる。
【００２３】［実施の形態２］図２を参照して、本発明
の実施の形態２によるデジタル音声再生装置は、実施の
形態１による装置と同様に、半導体メモリと、デジタル
音声再生部と、通常のカセットテープの筐体と同形およ
び同サイズを呈する筐体４０と、ＣＰＵおよびゲートア
レイを備えた制御部と、筐体４０に内蔵され、デジタル
音声再生部に電源を供給するためのバッテリ６０と、操
作スイッチおよび表示器を備えたユーザーインターフェ
ース部とを有している（符号無しの部材は、図示も省
略）。デジタル音声再生部は、復号化器、ＤＡＣ、サス
ペンションを備えた出力ヘッド、ヘッドアンプ、ヘッド
フォンアンプ、およびヘッドフォンジャック（いずれも
図示を省略）を備えている。
の実施の形態２によるデジタル音声再生装置は、実施の
形態１による装置と同様に、半導体メモリと、デジタル
音声再生部と、通常のカセットテープの筐体と同形およ
び同サイズを呈する筐体４０と、ＣＰＵおよびゲートア
レイを備えた制御部と、筐体４０に内蔵され、デジタル
音声再生部に電源を供給するためのバッテリ６０と、操
作スイッチおよび表示器を備えたユーザーインターフェ
ース部とを有している（符号無しの部材は、図示も省
略）。デジタル音声再生部は、復号化器、ＤＡＣ、サス
ペンションを備えた出力ヘッド、ヘッドアンプ、ヘッド
フォンアンプ、およびヘッドフォンジャック（いずれも
図示を省略）を備えている。
【００２４】さらに、本装置は、筐体４０に内蔵され、
カセットテープ再生機が備えるカセットテープのハブま
たはテープ（本例では、ハブ）を駆動するためのモータ
（図示せず）の回転動作に応じて電磁誘導によって発電
を行い、デジタル音声再生部３０に対して電源を直接供
給もしくはバッテリ６０を介して間接供給（本例では、
間接供給）するための自己発電部をさらに有している。
カセットテープ再生機が備えるカセットテープのハブま
たはテープ（本例では、ハブ）を駆動するためのモータ
（図示せず）の回転動作に応じて電磁誘導によって発電
を行い、デジタル音声再生部３０に対して電源を直接供
給もしくはバッテリ６０を介して間接供給（本例では、
間接供給）するための自己発電部をさらに有している。
【００２５】自己発電部は、発電機部７０と、インバー
タ回路８０とを備えている。発電機部７０は、環状を呈
し、回転可能な永久磁石７１と、永久磁石７１の外周に
固定配置された環状のコア７３に固定された複数のコイ
ル７２とを備えている。各コイル７２の巻線端は、イン
バータ回路８０の入力端に接続している。インバータ回
路８０の出力端は、バッテリ６０に接続している。
タ回路８０とを備えている。発電機部７０は、環状を呈
し、回転可能な永久磁石７１と、永久磁石７１の外周に
固定配置された環状のコア７３に固定された複数のコイ
ル７２とを備えている。各コイル７２の巻線端は、イン
バータ回路８０の入力端に接続している。インバータ回
路８０の出力端は、バッテリ６０に接続している。
【００２６】以上説明した構成の本装置を、通常のカセ
ットテープの代わりにカセットテープ再生機に装填する
と、本装置の半導体メモリ２０に記憶された音声データ
を、カセットテープ再生機に接続されたアンプおよびス
ピーカを通して聴くことができる。これに加え、カセッ
トテープ再生機が備えるカセットテープのハブを駆動す
るためのモータの回転動作に応じて、環状の永久磁石７
１が回転し、コイル７２に電流が生ずる。そして、発生
した電流は、インバータ回路８０によって電圧に変換さ
れ、バッテリ６０に供給される。これにより、バッテリ
６０の交換頻度を減らすことができる。
ットテープの代わりにカセットテープ再生機に装填する
と、本装置の半導体メモリ２０に記憶された音声データ
を、カセットテープ再生機に接続されたアンプおよびス
ピーカを通して聴くことができる。これに加え、カセッ
トテープ再生機が備えるカセットテープのハブを駆動す
るためのモータの回転動作に応じて、環状の永久磁石７
１が回転し、コイル７２に電流が生ずる。そして、発生
した電流は、インバータ回路８０によって電圧に変換さ
れ、バッテリ６０に供給される。これにより、バッテリ
６０の交換頻度を減らすことができる。
【００２７】［実施の形態３］本発明によるデジタル音
声再生装置は、実施の形態３として、次の構成を有して
いてもよい。
声再生装置は、実施の形態３として、次の構成を有して
いてもよい。
【００２８】即ち、本装置は、図示はしないが、半導体
メモリと、デジタル音声再生部と、通常のカセットテー
プの筐体と同形および同サイズを呈する筐体と、ＣＰＵ
およびゲートアレイを備えた制御部と、筐体に内蔵さ
れ、デジタル音声再生部に電源を供給するためのバッテ
リと、操作スイッチおよび表示器を備えたユーザーイン
ターフェース部とを有する実施の形態１と同様の構成に
加え、筐体に内蔵され、外部からアナログ入力されたア
ナログ音声データをデジタル音声データに変換した上で
半導体メモリに記録可能なデジタル音声記録部を有して
いる。
メモリと、デジタル音声再生部と、通常のカセットテー
プの筐体と同形および同サイズを呈する筐体と、ＣＰＵ
およびゲートアレイを備えた制御部と、筐体に内蔵さ
れ、デジタル音声再生部に電源を供給するためのバッテ
リと、操作スイッチおよび表示器を備えたユーザーイン
ターフェース部とを有する実施の形態１と同様の構成に
加え、筐体に内蔵され、外部からアナログ入力されたア
ナログ音声データをデジタル音声データに変換した上で
半導体メモリに記録可能なデジタル音声記録部を有して
いる。
【００２９】デジタル音声記録部は、カセットテープに
予め記録されているアナログ音声データを消去するため
のカセットテープ録音機が備える消去ヘッド（図示せ
ず）からアナログ消去信号をアナログ消去命令信号とし
て入力する消去命令検出ヘッドと、カセットテープにア
ナログ音声データを記録するための録音機能付きのカセ
ットテープ再生機が備える録音ヘッド（図示せず）から
アナログ音声データを入力する入力ヘッドと、入力ヘッ
ドからのアナログ音声データを半導体メモリに記録し得
るデジタル音声データに変換するＡＤＣ（Analogue to
Digital Converter、アナログ／デジタル変換器）と、
ＡＤＣからのデジタル音声データを圧縮符号化する符号
化器とを備えている。消去命令検出ヘッドにアナログ消
去命令信号が入力されたときに入力ヘッドからのアナロ
グ音声データをデジタル音声データに変換した上で半導
体メモリに記録する。
予め記録されているアナログ音声データを消去するため
のカセットテープ録音機が備える消去ヘッド（図示せ
ず）からアナログ消去信号をアナログ消去命令信号とし
て入力する消去命令検出ヘッドと、カセットテープにア
ナログ音声データを記録するための録音機能付きのカセ
ットテープ再生機が備える録音ヘッド（図示せず）から
アナログ音声データを入力する入力ヘッドと、入力ヘッ
ドからのアナログ音声データを半導体メモリに記録し得
るデジタル音声データに変換するＡＤＣ（Analogue to
Digital Converter、アナログ／デジタル変換器）と、
ＡＤＣからのデジタル音声データを圧縮符号化する符号
化器とを備えている。消去命令検出ヘッドにアナログ消
去命令信号が入力されたときに入力ヘッドからのアナロ
グ音声データをデジタル音声データに変換した上で半導
体メモリに記録する。
【００３０】尚、入力ヘッドは、出力ヘッドと兼用であ
り、信号の入出力を切り替えるための切替回路が接続さ
れている。また、ＡＤＣも、その一部または全部をＤＡ
Ｃと兼用することが可能である。
り、信号の入出力を切り替えるための切替回路が接続さ
れている。また、ＡＤＣも、その一部または全部をＤＡ
Ｃと兼用することが可能である。
【００３１】以上説明した構成の本装置を、通常のカセ
ットテープの代わりに録音機能付きのカセットテープ再
生機に装填すると、外部からアナログ入力されたアナロ
グ音声データをデジタル音声データに変換した上で半導
体メモリに記録することができる。例えば、ＣＤ、ラジ
オ、あるいはマイクロフォン等を内蔵した録音機能付き
のカセットテープ再生機に装填すれば、ＣＤ音声、ラジ
オ音声、あるいはマイクロフォンを通して集音した音声
を半導体メモリに記録することができる。
ットテープの代わりに録音機能付きのカセットテープ再
生機に装填すると、外部からアナログ入力されたアナロ
グ音声データをデジタル音声データに変換した上で半導
体メモリに記録することができる。例えば、ＣＤ、ラジ
オ、あるいはマイクロフォン等を内蔵した録音機能付き
のカセットテープ再生機に装填すれば、ＣＤ音声、ラジ
オ音声、あるいはマイクロフォンを通して集音した音声
を半導体メモリに記録することができる。
【００３２】
【発明の効果】本発明によるデジタル音声再生装置は、
半導体メモリと、デジタル音声再生部と、カセットテー
プと同形を呈する筐体とを有し、デジタル音声再生部
が、半導体メモリに記録されたデジタル音声データをア
ナログ音声データに変換するデジタル／アナログ変換器
と、カセットテープからアナログ音声データを再生する
ためのカセットテープ再生機が備える再生ヘッドに対し
て、デジタル／アナログ変換器によって変換されたアナ
ログ音声データを出力するための出力ヘッドとを備えて
いるため、従来のカセットテープとほぼ同様に扱うこと
ができ、既存のカセットテープ再生機を通してデジタル
音声データを再生できることに加え、煩わしい配線作業
や設置場所を確保することが不要である。
半導体メモリと、デジタル音声再生部と、カセットテー
プと同形を呈する筐体とを有し、デジタル音声再生部
が、半導体メモリに記録されたデジタル音声データをア
ナログ音声データに変換するデジタル／アナログ変換器
と、カセットテープからアナログ音声データを再生する
ためのカセットテープ再生機が備える再生ヘッドに対し
て、デジタル／アナログ変換器によって変換されたアナ
ログ音声データを出力するための出力ヘッドとを備えて
いるため、従来のカセットテープとほぼ同様に扱うこと
ができ、既存のカセットテープ再生機を通してデジタル
音声データを再生できることに加え、煩わしい配線作業
や設置場所を確保することが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１によるデジタル音声再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態２によるデジタル音声再生
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
１０ 制御部 １１ ＣＰＵ １２ ゲートアレイ ２０ 半導体メモリ ３０ デジタル音声再生部 ３１ 復号化器 ３２ ＤＡＣ ３３ ヘッドアンプ ３４ 出力ヘッド ３４ａ サスペンション ３５ ヘッドフォンアンプ ３６ ヘッドフォンジャック ４０ 筐体 ５０ ユーザーインターフェース部 ５１ 操作スイッチ ５２ 表示器 ６０ バッテリ ７０ 発電機部 ７１ 永久磁石 ７３ コア ７２ コイル ８０ インバータ回路 ２００ ヘッドフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠 山形県山形市立谷川１丁目1059番地の５ 山形ミツミ株式会社内 Ｆターム(参考） 5D045 DB01
Claims (8)
- 【請求項１】 デジタル音声データを書き換え可能に記
録するための半導体メモリと、 前記半導体メモリに記録されたデジタル音声データをア
ナログ音声データに変換した上で再生可能なデジタル音
声再生部と、 カセットテープの筐体と同形を呈し、前記半導体メモリ
および前記デジタル音声再生部を内蔵した筐体とを有
し、 前記デジタル音声再生部は、前記半導体メモリに記録さ
れたデジタル音声データをアナログ音声データに変換す
るデジタル／アナログ変換器と、カセットテープからア
ナログ音声データを再生するためのカセットテープ再生
機が備える再生ヘッドに対して、前記デジタル／アナロ
グ変換器によって変換されたアナログ音声データを出力
するための出力ヘッドとを備えていることを特徴とする
デジタル音声再生装置。 - 【請求項２】 前記半導体メモリとして、規格化された
カード型の半導体メモリを、前記筐体に取り外し可能に
内蔵した請求項１に記載のデジタル音声再生装置。 - 【請求項３】 前記筐体に内蔵され、前記デジタル音声
再生部に電源を供給するためのバッテリをさらに有する
請求項１または２に記載のデジタル音声再生装置。 - 【請求項４】 前記バッテリを、前記筐体に取り外し可
能に内蔵した請求項３に記載のデジタル音声再生装置。 - 【請求項５】 前記筐体に内蔵され、前記半導体メモリ
にデジタル音声データを書き換え可能にデジタル的に記
録させるための電子機器を取り外し可能に接続するため
のデジタルデータインターフェースをさらに有する請求
項１乃至４のいずれかに記載のデジタル音声再生装置。 - 【請求項６】 前記デジタル音声再生部は、ヘッドフォ
ンを取り外し可能に接続させて該ヘッドフォンに対して
前記デジタル／アナログ変換器によって変換されたアナ
ログ音声データを出力するためのヘッドフォンジャック
と、ユーザが前記デジタル音声再生部の各種操作を行う
ためのユーザーインターフェースとをさらに備えている
請求項１乃至５のいずれかに記載のデジタル音声再生装
置。 - 【請求項７】 前記筐体に内蔵され、前記カセットテー
プ再生機が備えるカセットテープのハブまたはテープを
駆動するためのモータの回転動作に応じて電磁誘導によ
って発電を行い、前記デジタル音声再生部に対して電源
を直接供給もしくは前記バッテリを介して間接供給する
ための自己発電部をさらに有する請求項１乃至６のいず
れかに記載のデジタル音声再生装置。 - 【請求項８】 前記筐体に内蔵され、外部からアナログ
入力されたアナログ音声データをデジタル音声データに
変換した上で前記半導体メモリに記録可能なデジタル音
声記録部をさらに有し、 前記デジタル音声記録部は、カセットテープに予め記録
されているアナログ音声データを消去するためのカセッ
トテープ録音機が備える消去ヘッドからアナログ消去信
号をアナログ消去命令信号として入力する消去命令検出
ヘッドと、カセットテープにアナログ音声データを記録
するための録音機能付きの前記カセットテープ再生機が
備える録音ヘッドからアナログ音声データを入力する入
力ヘッドと、前記入力ヘッドからのアナログ音声データ
を前記半導体メモリに記録し得るデジタル音声データに
変換するアナログ／デジタル変換器とを備え、 前記消去命令検出ヘッドにアナログ消去命令信号が入力
されたときに前記入力ヘッドからのアナログ音声データ
をデジタル音声データに変換した上で前記半導体メモリ
に記録する請求項１乃至７のいずれかに記載のデジタル
音声再生装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2000269620A JP2002082695A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | デジタル音声再生装置 |
| US09/947,040 US20020029091A1 (en) | 2000-09-06 | 2001-09-05 | Digital audio player capable of playing digital audio data through existing cassette tape player |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000269620A JP2002082695A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | デジタル音声再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002082695A true JP2002082695A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18756192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000269620A Withdrawn JP2002082695A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | デジタル音声再生装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2002082695A (ja) |
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| JP2003109315A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | インターフェース装置 |
| JP2004038287A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Toshiba Corp | 携帯可能電子媒体の発行システム及び発行方法と携帯可能電子媒体 |
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| US7292881B2 (en) * | 2004-09-08 | 2007-11-06 | Belkin International, Inc. | Holder, electrical supply, and RF transmitter unit for electronic devices |
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| US8295770B2 (en) * | 2005-10-11 | 2012-10-23 | Belkin International, Inc. | Electrical accessory and method of providing same |
| US8503937B2 (en) * | 2007-07-10 | 2013-08-06 | Belkin International, Inc. | Method and system for selecting, transmitting, and receiving an unused carrier frequency and transmitting over the unused carrier frequency |
| US8509695B2 (en) * | 2007-07-10 | 2013-08-13 | Belkin International, Inc. | Method of selecting and broadcasting over a transmission frequency and device for the same |
| US7979027B2 (en) * | 2008-02-28 | 2011-07-12 | Belkin International, Inc. | Method and system for selecting, transmitting, and receiving an unused carrier frequency and transmitting over the unused carrier frequency |
| US20090327756A1 (en) * | 2008-05-16 | 2009-12-31 | Stuart Pekowsky | Secure digital content storage device |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0720781Y2 (ja) * | 1988-07-06 | 1995-05-15 | ティーディーケイ株式会社 | カセット型記録体 |
| US5790423A (en) * | 1995-06-14 | 1998-08-04 | Audible, Inc. | Interactive audio transmission receiving and playback system |
| US5654942A (en) * | 1995-07-11 | 1997-08-05 | Sony Corporation | Wireless voice messaging device for use with cassette player |
| US6327633B1 (en) * | 1998-12-28 | 2001-12-04 | At&T | Solid state audio system |
| US6061306A (en) * | 1999-07-20 | 2000-05-09 | James Buchheim | Portable digital player compatible with a cassette player |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000269620A patent/JP2002082695A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-09-05 US US09/947,040 patent/US20020029091A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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