JP2002082006A - 電磁誘導式力覚センサ - Google Patents

電磁誘導式力覚センサ

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JP2002082006A
JP2002082006A JP2000272502A JP2000272502A JP2002082006A JP 2002082006 A JP2002082006 A JP 2002082006A JP 2000272502 A JP2000272502 A JP 2000272502A JP 2000272502 A JP2000272502 A JP 2000272502A JP 2002082006 A JP2002082006 A JP 2002082006A
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JP
Japan
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coil
substrate
electromagnetic induction
transmission
induction type
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JP2000272502A
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English (en)
Inventor
Tomoo Namiki
智雄 並木
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Miyota KK
Original Assignee
Miyota KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元的に傾動することにより変位方向と変
位量を同時に検出する事が可能な電磁誘導式力覚センサ
を簡素な構成で高精度にする。 【解決手段】2次元的に傾動可能な送信用コイルを備え
た樹脂基板と、その樹脂基板と対面する位置に複数の受
信用コイルを備えた樹脂基板を有し、送信用コイルに交
流電流を流して交流磁界を発生させ、送信用コイル基板
が任意の方向に傾動することにより受信用コイルに流れ
る起電流の変化の差動成分に基づいて受信用コイル基板
に対する送信用コイル基板の2次元方向の傾斜を計測す
る電磁誘導式力覚センサとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2次元的に傾動する
ことにより変位方向と変位量を同時に検出する事が可能
な電磁誘導式力覚センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイルを構成して電磁誘導の原理に基づ
きセンシングするセンサは多岐に渡りあるが、そのほと
んどが1次元的(1軸)なものである。
【0003】交流磁界中に物体を置くと磁気回路の値が
変化して磁束に変化が生じ、同じ交流磁界中に置かれた
コイルに誘導される起電流の値が変化する。一般的に上
記コイルのことを受信用コイルと呼んでいる。
【0004】図5は電磁誘導の原理を説明した図であ
る。図5に示すようにコイル15に交流電流源17を接
続して電流を流すとコイル15の周辺には交流磁界が形
成される。このコイル15のことを一般的に送信用コイ
ルと呼ぶ。この交流磁界中に別のコイル16を置くと前
記コイル15に誘導されてコイル16に起電流が発生す
る。この起電流はコイル15に流れる電流の大きさ、コ
イル15とコイル16のギャップ長、またはコイル16
のインダクタンス値の変化に応じた値となる。これらの
各既知因子のうち、いくつかを一定にすることでセンサ
として応用する事が可能である。
【0005】例えば交流電流値とコイルのインダクタン
スを一定にしてコイル間のギャップ長を可変するような
方法がある。
【0006】この原理を応用して変位等を測定する技術
は従来から一般的に知られている。しかし、これらの測
定はいずれも1軸方向の変位量を測定するのが通例であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は受信コイル基
板に対し、2次元的に傾動可能な送信コイル基板の傾動
方向と変位量を同時に検出可能とし、しかもそれらの製
造作業が簡便であるばかりでなく、高精度に計測可能な
起電流変化を利用することにより小型化されたセンサで
精度良く測定できるようにした電磁誘導式力覚センサを
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】2次元的に傾動可能な送
信用コイルを備えた樹脂基板と、その樹脂基板と対面す
る位置に複数の受信用コイルを備えた樹脂基板を有し、
送信用コイルに交流電流を流して交流磁界を発生させ、
送信用コイル基板が任意の方向に傾動することにより受
信用コイルに流れる起電流の変化の差動成分に基づいて
受信用コイル基板に対する送信用コイル基板の2次元方
向の傾斜を計測する電磁誘導式力覚センサとする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電磁誘導式力覚セ
ンサの断面図である。図1に示すように電磁誘導式力覚
センサは送信用コイル基板2を支持用ゴム5にて受信用
コイル基板3上に固定する。6は送信用コイル基板2に
設けられた支持突部で、支持突部6を傾動することで、
送信用コイル2も支持突部6の傾動方向に傾動するもの
である。前記支持用ゴム5は送信用コイル基板2の外周
部のみを支持する形状になっている。これにより支持用
ゴム5を挟んで送信用コイル基板2と受信用コイル基板
3はある一定の間隔を持って平行に配置されることにな
る。また、支持用ゴム5には変形量の大きいものを使用
することにより送信用コイル基板2を傾動し易くしてい
る。これにより、小さな力でも送信用コイル基板2の傾
動が可能となり、検知精度が良くなる。前記送信用コイ
ル基板2、受信用コイル基板3は、電子部品4と共にベ
ース1b内に配置され、ベース1bの開口部側にキャッ
プ1aが被せられて電磁誘導式力覚センサが構成され
る。
【0010】図2は送信用コイル基板を示す図、図3は
受信用コイル基板を示す図である。図2に示す送信用コ
イル基板2と図3に示す受信用コイル基板3は、それぞ
れコイル面側から見た図である。送信用コイル基板2と
受信用コイル基板3は銅張積層板を使用し、コイルは前
記銅張積層板表面に銅箔エッチングにて形成する。図2
に示すように送信用コイル基板2の送信用コイル8は一
つのコイルが配置された形状となっている。また図3に
示すように受信用コイル基板3の受信用コイルは10
a、10b、10c、10dの4つに分かれており、受
信用コイル基板3の中心からX軸、Y軸上に均等に配置
されている。しかも4つの受信用コイル10a〜10d
のインダクタンスは各々が等値になるように設計されて
いる。
【0011】以上のような構成で送信用コイル8に交流
電流を流した状態で送信用コイル基板2を、支持突部6
を介して任意の方向(図1の上面方向から見て、左右、
上下、斜め方向)に傾動させるとその傾動方向における
送信用コイルと受信用コイル10a〜10d間のギャッ
プの変化に伴い起電流が一様に増減するので、それを差
動増幅して出力する事により送信用コイル基板2の傾き
を正確に検出する事ができる。例えば、図3に示す受信
用コイル10a側に送信用コイル8(送信用コイル基板
2)を傾けた場合、受信用コイル10aの起電流は増
し、反対側に位置する受信用コイル10bの起電流は減
ることになる。この起電流の変化を差動増幅して出力す
ることにより、送信用コイル基板2の傾き方向を計測で
きる。
【0012】上記差動起電流変化は対向するコイルにつ
いての差動成分である。図4は起電流の変化を検出する
ための回路ブロック図である。送信用コイル8には発信
器11が接続されている。発信器11からは比較的高い
周波数(10KHz〜100KHz)の正弦波のキャリ
ア信号が印加されている。送信用コイル8と受信用コイ
ル10a〜10dのギャップの変化により、受信用コイ
ル各々に発生する起電流の変化を差動アンプ12で増幅
し、サンプルホールド回路13で信号のピークをホール
ドする。これにより効率の高い検波を行うことができ
る。
【0013】次にローパスフィルタ14により高周波成
分を除去されターゲットの変位に相当する信号成分のみ
が取り出される。
【0014】
【発明の効果】前記詳述した本発明の電磁誘導式力覚セ
ンサによれば、2次元的に傾動可能な送信用コイル基板
の傾動方向と変位量を同時に検出する事が簡易な構成で
実現できる。また、高精度な測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁誘導式2次元力覚センサ構造図
【図2】送信用コイル基板を示す図
【図3】受信用コイル基板を示す図
【図4】本発明の回路ブロック図
【図5】電磁誘導の原理を説明した図
【符号の説明】
1a キャップ 1b ベース 2 送信用コイル基板 3 受信用コイル基板 4 電子部品 5 支持用ゴム 6 支持突起 8 送信用コイル 10a 受信用コイル 10b 受信用コイル 10c 受信用コイル 10d 受信用コイル 11 発信器 12 差動アンプ 13 サンプルホールド回路 14 ローパスフィルタ 15 コイル 16 コイル 17 交流電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元的に傾動可能な送信用コイルを備
    えた樹脂基板と、その樹脂基板と対面する位置に複数の
    受信用コイルを備えた樹脂基板を有し、前記送信用コイ
    ルに交流電流を流して交流磁界を発生させ、前記送信用
    コイル基板が任意の方向に傾動することにより前記受信
    用コイルに流れる起電流の変化の差動成分に基づいて受
    信用コイル基板に対する送信用コイル基板の2次元方向
    傾斜を計測することを特徴とする電磁誘導式力覚セン
    サ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101206070B1 (ko) 2010-12-30 2012-11-28 주식회사 트루윈 일체형 인덕턴스방식 변위감지센서 및 그 제조방법
DE102018205337A1 (de) * 2018-04-10 2019-10-10 Festo Ag & Co. Kg Greifer
CN110720978A (zh) * 2018-07-16 2020-01-24 韦伯斯特生物官能(以色列)有限公司 带有位置和力传感器线圈的柔性电路

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