JP2002081896A - ガスブローバック式エアーガンの弾丸発射装置 - Google Patents

ガスブローバック式エアーガンの弾丸発射装置

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JP2002081896A
JP2002081896A JP2000265491A JP2000265491A JP2002081896A JP 2002081896 A JP2002081896 A JP 2002081896A JP 2000265491 A JP2000265491 A JP 2000265491A JP 2000265491 A JP2000265491 A JP 2000265491A JP 2002081896 A JP2002081896 A JP 2002081896A
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gas
piston
bullet
magazine
valve
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JP2000265491A
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Hiroshi Kawashima
博 川島
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MARUSHIN KOGYO CO Ltd
MARUSHIN KOGYO KK
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MARUSHIN KOGYO CO Ltd
MARUSHIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】玩具用ガスブローバック式エアーガンの主要機
構を内蔵一体化すると共に、ガスの流通効率を向上す
る。 【解決手段】ガン本体にマガジンケース2内に圧縮ガス
と弾丸室60を収容するほか、円筒穴4にトリガ808
0の動作に連動するインパクトバルブ41によってガス
の供給を開閉する弁体42を備え、ノズルピース11を
前方に移動してガス流路を閉塞すると共に後退するピス
トン25から離脱させる一方、弾丸発射後に作動するピ
ストン25の前進移動によって後端に設けられたマグネ
ット17がピストン25に吸着してノズルピース11を
後退移動することによってガス流路を開通するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玩具用ガスブロー
バック式エアーガンの弾丸発射装置に係るものであり、
ガン本体のマガジン室に装填されるマガジンケースの内
部にガス通路の開閉を行うノズルピース等の主要機構を
内蔵一体化すると共に、ガスの流通効率を向上するよう
にしたガスブローバック式エアーガンの弾丸発射装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の玩具銃においては、弾丸が発射さ
れる際のガスの供給によってピストンが後退するように
したガスブローバック式エアーガンが本物の銃に模して
案出されている。
【0003】ところで、このような玩具用エアーガンに
おいては、ガン本体内のチャンバーに装填された発射前
の弾丸にガス圧を供給するためのガス通路が設けられ、
該ガス通路の開閉を行うノズルピースの開閉動作をバネ
で行う構造とするのが常であった。
【0004】このようなバネ式によると、バネを保持す
るスペースが必要であって、ガン本体の内部構造が複雑
になり、ガスの流通路に悪影響を及ぼし、ガス漏れの原
因になったり、ガス送出の効率が低下したりするという
問題点があったが、従来の玩具用エアーガンにおいて
は、専らバネ式によるだけで、他の構造は未開発のまま
であった。
【0005】また、玩具用のガスブローバック式エアー
ガンにおいては、弾倉室と圧縮ガスはマガジン内に収容
されているが、上記のノズルピースあるいはこのノズル
ピースの開閉移動に係るピストン、さらにはノズルピー
スに至るガス通路の開閉をトリガの動作に連動して行う
インパクトバルブ関係等の主要機構をマガジンと一体的
に構成するのは困難であって、従来はガン本体内に構造
化されるものであった。ところが、非常に精密かつ複雑
に構成された上記の機構において、故障等が生じたとき
は、ガン本体の分解点検を行う必要があり、他の機構と
の関係上、メンテナンスが非常にやっかいになるという
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて成されたもので、弾丸が発射される際のガ
スの供給によってピストンが後退する玩具用ガスブロー
バック式エアーガンにおけるガン本体のマガジン室に装
填されるマガジンケースの内部に、ガス通路の開閉を行
うノズルピース或は該ノズルピースの移動に係るピスト
ン等の主要機構を一体的に構造化し、さらにノズルピー
スの移動を従来のバネ式ではなくマグネットによって行
うようにしたガスブローバック式エアーガンの弾丸発射
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のガスブローバック式エアーガンの弾丸発
射装置の請求項1は、弾丸が発射される際のガスの供給
によってピストンを後退するようにしたガスブローバッ
ク式エアーガンの弾丸発射装置において、ガン本体にマ
ガジンケースを装填するマガジン室が設けられ、該マガ
ジンケース内に圧縮ガスと弾丸室を収容するほか、該マ
ガジンケースの上部の下側円筒穴にトリガの動作に連動
するインパクトバルブによって前記マガジンケース内の
ガスの供給を開閉する弁体を備え、該弁体の開閉に通じ
るガス通路に流入したガスの供給によって前記マガジン
ケースの上部の上側円筒穴に設けられたノズルピースを
前方に移動してガス流路を閉塞すると共に後退するピス
トンから離脱させる一方、弾丸発射後に作動する前記ピ
ストンの前進移動によって前記ノズルピースの後端に設
けられたマグネットが前記ピストンに吸着して前記ノズ
ルピースを後退移動することによって該ノズルピースの
ガス流路を開通するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明のガスブローバック式エアー
ガンの弾丸発射装置の請求項2は、請求項1の発明にお
いて、前記ピストンの中空内にピストンロッドが挿通さ
れ、前記上側円筒穴内に流通したガスによって前記ピス
トンに続いて前記ピストンロッドが伸長することによっ
てボルトカバーが後退し、該ボルトカバーの後退に連動
してハンマが起こされることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0010】(マガジンの構造)図1に示すガン本体の
マガジン室10に装填するマガジン1の内部構造につい
て、図2、3を参照しながら説明する。
【0011】マガジン1の筺体を成すマガジンケース2
の上部には上下位置に円筒穴3、4が前後方向に並設さ
れ、上側円筒穴3にはピストン関係、下側円筒穴4には
バルブキャップ関係が収容されている。これらの上側円
筒穴3と下側円筒穴4は僅かに離間され、その離間され
た途中にはマガジンケース2の外方より穿孔(図3の穿
孔部6)することによって上側円筒穴3と下側円筒穴4
とを連通するガス通路5が形成されている。なお、図3
に示すように穿孔部6は外側からスチールボール7で閉
塞することによってガス通路5からのガス流出を防止す
るようにしている。
【0012】また、上側円筒穴3は貫通しているが、銃
口側(前方側)の小径穴3bが後方側の大径穴3aより
も小径に形成されると共に、前方の小径穴3bの中心線
が後方の大径穴3aの中心線よりもやや高い位置に形成
されている。このような上側円筒穴3の大径穴3a側か
ら小径穴3bの段部に当接する位置にピースプレート8
が挿着され、マガジンケース2の外側からネジ止めされ
ている。
【0013】ピースプレート8には、ノズルピース11
の後筒部12を挿着する大径孔8aとエアー抜きバルブ
15の後方のロッド部15aを挿着する小径孔8bとが
形成され、該ピースプレート8の上記挿着状態におい
て、大径孔8aは上側円筒穴3の小径穴3bと同心の位
置にある。
【0014】さらに、上側円筒穴3の小径穴3bにはノ
ズル9が圧入され、該ノズル9の中空内にノズルピース
11の前筒部13が挿入されている。ノズルピース11
は、前方へ開口された中空の前筒部13と後端付近の外
周に形成された鍔部14とその後端に前筒部13よりも
やや大径の後筒部12が形成されている。
【0015】また、ノズルピース11の前筒部13の側
部対向位置にはガスの通路穴16、16が形成され、ノ
ズルピース11の後筒部12の後端側にはマグネット1
7が収容固定され、このマグネット17によってノズル
ピース11の後端側に磁石による吸着力が作用するよう
にしている。ただし、このマグネット17は後筒部12
の後端側よりもやや深く沈んだ状態で収納されているた
め、マグネット17の端面が他の物に直接当たることが
ない。
【0016】このように取り付けられたノズルピース1
1は、その前筒部13が上記のようにノズル9の中空内
に挿入され、後筒部12がピースプレート8の大径孔8
aに挿着され、該大径孔8aからマグネット17の端面
を後方に向けて露呈するようにしている。
【0017】また、ノズルピース11の鍔部14の前側
にはOリング18が嵌合され、ノズルピース11が前方
に移動してノズル9の後端に当接した際にはOリング1
8によって密着状態にされ、ノズルピース11が後方に
移動した際には、前筒部13の通路穴16、16が上記
のガス通路5に解放され、ノズルピース11の中空を経
て前方へ連通する。
【0018】上記のようにピースプレート8の小径孔8
bに挿着されたエアー抜きバルブ15の前端部はテーパ
状に形成され、該テーパ状のエアー抜きバルブ15の先
端部が上記のガス通路5の前側壁部に穿設されたバルブ
穴20にスプリング21を介して挿着され、後方へ付勢
されている。
【0019】また、バルブ穴20内の側部には、外方に
抜けるエアー抜き穴22が形成されている。従って、エ
アー抜きバルブ15が後方から押圧されないときは、ス
プリング21の付勢力によって、エアー抜き穴22はガ
ス通路5と連通して開放状態にされるが、エアー抜きバ
ルブ15を後方から押圧することによって、該エアー抜
きバルブ15の前端部がバルブ穴20の入口に当接され
て閉塞された状態となる。
【0020】さらに、上側円筒穴3において、ピースプ
レート8の後方にはピストン25が収納されている。こ
のピストン25の前端外周にはフランジ部25aが形成
され、フランジ部25aの外周溝にはリング状のシール
ドラバー26が嵌合され、ピストン25はシールドラバ
ー26を介して上側円筒穴3の内周に摺接される。
【0021】また、ピストン25はピストンロッド27
を挿入する中空に形成されると共に外側に抜ける複数の
ガス孔28、28…が形成され、該中空の後端内周には
ストッパリング29が螺合され、ピストンロッド27の
前端フランジ部27aの外周溝に嵌合されたOリング3
0がピストン25の中空内周に摺接する。
【0022】一方、ピストンロッド27の後端部の外周
溝に嵌合されたOリング31がストッパリング29の内
周に摺接すると共に、ピストンロッド27が中空内を後
方に摺動したとき、ピストンロッド27の前端のフラン
ジ部27aがストッパリング29で停止する。
【0023】上記のピストン25とピストンロッド27
は共に略同一の長さを有すると共に、マグネット17に
吸着されやすい材料から成り、これらのピストン25と
ピストンロッド27とはピースプレート8の端面で前方
への移動を止められているが、ピースプレート8の大径
孔8aから後方に露呈したノズルピース11の後端のマ
グネット17に吸着されると、ノズルピース11が後方
に移動して該ノズルピース11のガスの通路穴16、1
6がガス通路5に対して開かれた状態となる。また、ピ
ストンロッド27の前端がピースプレート8の面位置に
あるとき、ピストンロッド27の端面はエアー抜きバル
ブ15のロッド部を前方に押し、該エアー抜きバルブ1
5の前端部がバルブ穴20の入口を塞いでバルブ穴20
内のエアー抜き穴22を閉塞することとなる。
【0024】ピストン25の後端外周は、バルブキャッ
プ33の後端上方が延長されて成るフランジ34に形成
された嵌合穴35に嵌合されている。バルブキャップ3
3のフランジ34の上部形状はマガジンケース2の上部
の断面半円形に合わせた形状とされ、バルブキャップ3
3の下方四隅の通し穴36、36…に挿入したネジ36
a、36a…をマガジンケース2側の端面のネジ穴3
7、37…に締結するようにしている。
【0025】一方、マガジンケース2の下側円筒穴4は
前方に開口部4aを有し、該開口部4aの前側にはマガ
ジンケース2内の気化室2aに通じる連絡通路40が形
成されている。また、この下側円筒穴4の開口部4aの
後方には小径穴4bが形成され、該小径穴4bの後方に
は大径穴4cが形成され、該大径穴4cの後方、即ちマ
ガジンケース2の外端にはバルブキャップ33のフラン
ジ34を装着する段部4dが形成されている。
【0026】バルブキャップ33は中央にインパクトバ
ルブ41を挿通するための貫通穴38が形成され、該貫
通穴38の前端内周は着座部39とされている。また、
バルブキャップ33の前部は下側円筒穴4の小径穴4b
に挿着される小径部33bが形成されると共に、該小径
部33bの側部には貫通穴38を経て上記のガス通路5
に連通する切欠開口49が形成され、さらに小径部33
bと後端のフランジ34との間には下側円筒穴4の大径
穴4cに挿着される大径部33aが形成されている。
【0027】バルブキャップ33の貫通穴38に挿通さ
れたインパクトバルブ41の前端には弁体42が形成さ
れ、該弁体42の後側外周にはバルブキャップ33の着
座部39に周接するOリング43が嵌合され、弁体42
の後方には絞り径44が形成され、さらに絞り径44の
後方には途中にOリング45aを嵌合した挿入部45が
設けられ、該挿入部45がバルブキャップ33の貫通穴
38に前後動自在に挿入される。
【0028】また、インパクトバルブ41の前端中央に
は凹溝46が形成され、該凹溝46と連絡通路40の前
端壁面の凹部47との間にスプリング48を介挿してあ
り、該スプリング48の反発力によってインパクトバル
ブ41を後方へ付勢するようにしている。
【0029】上記の構成において、マガジンケース2内
の気化室2aからノズル9までのガスの流通を概観する
と、図4に示す発射待機状態のマガジン1において、イ
ンパクトバルブ41の後端が後述するインパクトロッド
50によって押圧される。そして、インパクトバルブ4
1が前方へ移動すると、弁体42のOリング43が着座
部39から離れ、マガジンケース2内の気化室2aから
連絡通路40に導入されたガスがバルブキャップ33の
切欠開口49を経てガス通路5に至り、さらに上側円筒
穴3のノズルピース11の通路穴16、16を経てノズ
ル9に至り、該ノズル9の前方に移動したチャンバ70
内のBB弾を前方に押圧する。
【0030】また、マガジンケース2内の銃口側には縦
状に複数のBB弾を収納する弾丸室60が設けられ、こ
こにスプリング61で支持されたマガジンフロア62が
収納されている。
【0031】マガジンフロア62の上端はBB弾を安定
支持する断面V形に形成されると共に、マガジンフロア
62の外端には指掛け可能な凸部63が形成され、凸部
63がマガジンケース2の外端に形成された縦状の案内
口64に沿って移動し、また凸部63が案内口64の上
端に当たってスプリング61による上方への付勢移動を
停止するようにしている。
【0032】なお、弾丸室60内の複数のBB弾はマガ
ジンケース2をガン本体のマガジン室10に装填したと
き、最上のBB弾が後退しているチャンバ70によって
係止され、スプリング61による上方への付勢力を保っ
たまま弾丸室60に待機した状態となる。
【0033】マガジンケース2の底部にはボトムベース
66がボトムピン67、67で固定され、このボトムベ
ース66の底部に液化ガスの注入バルブ68と安全バル
ブ69が設けられ、注入バルブ68を介してマガジンケ
ース2内に圧縮ガスが導入される。
【0034】(ガン本体の全体構成及び動作)以下、上
記のマガジン1を装填するガスブローバックガンの構成
を説明する。ガン本体は、図6に示すように、トリガハ
ウジング71を備え、該トリガハウジング71にはマガ
ジンケース2を下方から装填するためのマガジン室10
が形成されている。
【0035】また、トリガハウジング71の上方に固設
されたハンマブロック72を介してアッパーレシーバ7
4aとロアーレシーバ74bとが合体した状態で固定さ
れ、その後端とトリガハウジング71の後端とがレコイ
ルプレート75で連結される一方、ロアーレシーバ74
bの前方にはバレルハウジング76が固設され、該バレ
ルハウジング76の上側には後端にチャンバ70(図C
参照)を連結したアウターバレル77が固定されてい
る。
【0036】また、図7に示すように、アッパーレシー
バ74aの側部にはオペレーティングスライド78が前
後動自在に設けられ、該オペレーティングスライド78
の前端垂下部78aにレコイルガイド73の前端が固定
され、該レコイルガイド73がレコイルスプリング73
aを介して上記のハンマブロック72に形成された側部
突出片79の上方貫通穴に挿通されている。
【0037】さらに、ハンマブロック72の側部突出片
79の下方貫通穴にはトリガスプリング81aを介して
トリガスプリングガイド81が挿設され、このトリガス
プリングガイド81の後端はジョイントピン81bを介
してトリガ80の上端片に回動自在に連結されている。
【0038】また、図1に示すように、ハンマブロック
72の内部にはハンマ82を後方から収納する空隙が形
成され、その下部にてハンマ82の回転部82aの中央
がハンマピン83(図1参照)によって回転自在に枢着
されている。
【0039】また、ハンマブロック72の内部にはイン
パクトロッド50を前後方向に内挿してあり、該インパ
クトロッド50の先端にはロッドヘッド51がピン52
によって接合されている。このロッドヘッド51の先端
は、マガジンケース2を装填したとき、マガジンケース
2内のインパクトバルブ41の後端に当接する。また、
インパクトロッド50の後端は、ハンマ82の前端側に
形成された叩打部85によって押圧される位置にある。
【0040】さらに、図4に示すように、インパクトロ
ッド50は後方にフランジ状の鍔部53を有し、その鍔
部53の前側に挿着されたインパクトスプリング54は
この鍔部53を押圧してインパクトロッド50を後方へ
付勢している。
【0041】また、インパクトロッド50の鍔部53の
上側にはロッカー55が設けられ、該ロッカー55は上
部に介挿されたスプリング56のバネ力で下方へ付勢さ
れている。下方に降りたロッカー55はインパクトロッ
ド50の鍔部53を係止してロック状態となるが、ロッ
カー55が後述するハンマ82の押圧によって上方に移
動すると、インパクトロッド50はロック状態から解放
される。
【0042】図1に示すように、マガジン1を装填する
前においては、オペレーティングスライド78をレコイ
ルスプリング73aの反発力に抗して後方へ引くと、前
傾していたハンマ82が後方へ起こされる。また、オペ
レーティングスライド78を引く力を解除することによ
り、レコイルスプリング73aの反発力によってオペレ
ーティングスライド78は前方位置に復帰する。
【0043】一方、ハンマ82が起こされると、該ハン
マ82に設けられている突起84がロッカー55を押し
上げることにより、このロッカー55に係止されていた
インパクトロッド50がロッカー55から解除されると
共にインパクトスプリング54のバネ力によって後退
し、インパクトロッド50の先端のロッドヘッド51が
マガジン室10から退去される。
【0044】このような構成において、図1に示すよう
に、マガジンケース2を装填する前に、オペレーティン
グスライド78をレコイルスプリング73aの反発力に
抗して後方へ引くと、前傾していたハンマ82が後方へ
起こされる。また、オペレーティングスライド78を引
く力を解除することにより、レコイルスプリング73a
の反発力によってオペレーティングスライド78は前方
位置に復帰する。
【0045】一方、図4に示すように、ハンマ82が起
こされると、該ハンマ82の突起84がロッカー55を
押し上げることにより、このロッカー55に係止されて
いたインパクトロッド50がロッカー55から解除さ
れ、インパクトスプリング54のバネ力によって後退
し、インパクトロッド50の先端のロッドヘッド51を
マガジン室10から退去させる。
【0046】そして、再度、オペレーティングスライド
78をわずかに引くと、インナーバレル87(図1参
照)に固定されているリセットリング88と共に、チャ
ンバ70が銃口側に移動する。
【0047】この2回の動作により、マガジン室10内
にマガジンケース2を装填する際に支障となるものがな
くなる。そこで、マガジン1をマガジン室10に装填す
ると、マガジンケース2の側部に突設されたキャッチ受
け2bがガン本体側のマガジンキャッチ10aに係止さ
れた状態となる。
【0048】また、オペレーティングスライド78を引
き戻す動作によって、マガジンケース2の弾丸室60の
上方開口部が開放状態にされると、弾丸室60内のBB
弾がスプリング61によって上方に押圧され、最上部の
BB弾がチャンバ70に一発だけ装弾された状態とな
る。
【0049】一方、ハンマ82は、発射待機状態におい
て、ハンマ82の回転部82aの段部82bをトリガ8
0の側部ピン80aに係止されたシアー91の先端で係
止した状態にあり、ハンマ82が後方へ起こされた状態
を保つ。
【0050】また、図1に示すように、ハンマ82の回
転部82aの上方後端には係止溝82bが形成され、こ
の係止溝82bにハンマスプリングガイド95の先端の
尖り部が当てられている。このハンマスプリングガイド
95の中間に設けられたフランジ部95aにはハンマス
プリング95bが係止されると共にハンマスプリングガ
イド95の後方に延長された状態でハンマスプリングパ
イプ95c内に収納され、該ハンマスプリングパイプ9
5cの後端の円錐形に形成された尖り部95dをトリガ
ハウジング71の隅部の係止溝71aに当てた状態にし
て、ハンマスプリング95bの反発力によってハンマ8
2を前方に付勢した状態にしている。
【0051】この状態でトリガ80を引くと、図4に示
すように、シアー91が押し上げられ、シアー91の先
端がハンマ82の段部82bから外れると、ハンマ82
はハンマスプリング95bのバネ力によって回転し、ハ
ンマ82の前端側の叩打部85がインパクトロッド50
の後端を押圧すると同時に、ハンマ82の上端部がバレ
ルキャップ33内のインパクトバルブ41の後端を押圧
する。
【0052】上記のように、インパクトロッド50の後
端が押圧されることによって該インパクトロッド50が
前進すると、図5に示すように、インパクトロッド50
の先端のロッドヘッド51がインパクトバルブ41を前
進させ、インパクトバルブ41の弁体42のOリング4
3が下側円筒穴4の着座部39から離れると、下方の気
化室2aのガスが連絡通路40が経てバルブキャップ3
3の切欠開口49を経てガス通路5に至る。
【0053】この時点で、インパクトロッド50の鍔部
53はロッカー55より前方に出て、同時にインパクト
スプリング54のバネ力で降下したロッカー55はイン
パクトロッド50の鍔部53の後側を係止するため、イ
ンパクトロッド50は後退することができず、インパク
トバルブ41を押し続けることになる。
【0054】また、上記のように、ガス通路5に流れ込
んだガスは、マガジンケース2の上側円筒穴3に設けら
れたノズルピース11の通路穴16、16を経てチャン
バ70内に至り、該チャンバ70内のBB弾の押圧を開
始する。
【0055】さらに流入するガスによりBB弾はチャン
バ70から離れてインナーバレル87へ進むと、チャン
バ70側の圧力が一瞬下がり、ノズルピース11はチャ
ンバ70側へ作用する吸引力によってチャンバ70側に
移動することによって、ノズルピース11の通路穴1
6、16がノズル9によって閉塞され、該閉塞状態にさ
れたガスはピースプレート8の隙間から後方へ移動して
ピストン25とピストンロッド27の前面を押圧する。
【0056】これによって後退し始めたピストン25の
後端は、該ピストン25の後方に設けられると共にアッ
パーレシーバー74に組み込まれているボルトカバー8
9を押圧しはじめる。このボルトカバー89の内部には
ピストン25の後端に当接するボルト係止部89aと該
ボルト係止部89aにスプリング89cを介して設けら
れたボルトエンド89bが内蔵されている。また、ボル
トカバー89の一端はオペレーティングスライド78の
中に入り込んでいるため、ボルトカバー89とオペレー
ティングスライド78とは同調して作動する。
【0057】ピストン25はなおもボルトカバー89を
後方へ押圧し続け、ボルトカバー89が後退していく
と、ボルトカバー89のボルトエンド89bの後端がハ
ンマ82の前面に当たり、ハンマ82が回動して倒れた
状態から起こされる状態へと作動する。
【0058】次いで、ピストン25のフランジ部25a
がバルブキャップ33の嵌合穴35の内壁に当接する
と、ピストン25の中空部をピストンロッド27がさら
に移動してボルトカバー89を押圧し、該ボルトカバー
89を後退させることによって、ボルトエンド89bを
介してハンマ82が完全に起こされる。
【0059】なお、ピストン25、ピストンロッド27
が動き続けることができるのは、ハンマーブロック72
内のロッカー55によってインパクトロッド50の後退
が妨げられているからであり、その間、ガスは流れ続け
るからである。
【0060】また、ハンマ82が完全に起きる直前に、
ハンマ82の突起部84がロッカー55を押しあげる
と、インパクトロッド50がロッカー55から解放され
るため、インパクトロッド50はインパクトスプリング
54のバネ力で後方に移動すると共に、インパクトバル
ブ41はスプリング48のバネ力で後方におされ、イン
パクトバルブ41の弁体42がOリング43を介しバル
ブキャップ33の着座部39に当接してガス流路を閉塞
し、マガジンケース2内からのガスの供給を止める。
【0061】上記の動作は、トリガ80が引かれた状態
からまだ戻されていない間の作動状況であって、この間
にハンマ82はシアー91によって停止している。シア
ー91には楕円形のピン穴91aが形成され、不図示の
スプリングによって前方に付勢され、トリガ80を引い
た状態では、ハンマ82の段部82bから離脱した状態
にあるが、トリガ80を戻せばシアー91は再びハンマ
82の段部82bに係止して次の発射待機状態となる。
【0062】ピストンロッド27が完全に後退すると、
前方から流入してきたガスはピストン25の側面に設け
られているガス孔28から外方へ流出するため、マガジ
ンケース2内の圧力は下がり、レコイルスプリング73
aのバネ力によってボルトカバー89が戻り始める。
【0063】このように戻り始めたボルトカバー89は
ピストンロッド27の後端を前方に押圧して移動させ
る。そして、ピストン25が戻りきる直前に、ピストン
25がエアー抜きバルブ15のロッドの後端を前方に押
してバルブ穴20を閉塞する一方、ピストン25の前進
に伴ってピストンロッド27も前進し、該ピストンロッ
ド27の前端がノズルピース11のマグネット17を引
き寄せて吸着することにより、ノズルピース11が後方
に移動して該ノズルピース11の通路穴16、16を開
放して、次弾の発射に備える。
【0064】
【発明の効果】本発明のガスブローバック式エアーガン
の弾丸発射装置においては、弾丸が発射される際のガス
の供給によってピストンが後退する玩具用ガスブローバ
ック式エアーガンにおけるガン本体のマガジン室に装填
されるマガジンケースの内部に、ガス通路の開閉を行う
ノズルピース或は該ノズルピースの移動に係るピストン
等を一体的に構造化してあるため、ガスの送出の効率化
が図り易く、しかもガン本体側には弾丸の発射機構に係
る重要な機構がなく、ほとんどの精密かつ重要な機構が
マガジン内に組み込まれているため、故障或は点検等が
非常にやり易く、メンテナンス性に優れたエアーガンの
弾丸発射装置を得ることができる。
【0065】また、本発明のガスブローバック式エアー
ガンの弾丸発射装置においては、ノズルピースにおける
ガス通路の開閉移動を従来のバネ式ではなくマグネット
によって行うようにしてあるため、従来のようにバネを
保持するスペースが不要となり、最小限のスペースでガ
ス漏洩のない、ガス流路の効率化に優れた構造を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるガン本体の内部構造を示す断面
図である。
【図2】本発明によるマガジンの上部構造を示す部分断
面図である。
【図3】本発明によるマガジンの分解斜視図である。
【図4】本発明によるマガジン及びその周辺におけるガ
ン本体の部分断面図である。
【図5】本発明によるマガジン及びマガジン周辺におけ
るガン本体の部分断面図である。
【図6】本発明によるガン本体の外観斜視図である。
【図7】本発明によるガン本体の図6の反対側の外観斜
視図である。
【符号の説明】
1…マガジン、2…マガジンケース、2a…気化室、3
…上側円筒穴、4…下側円筒穴、5…ガス通路、8…ピ
ースプレート、9…ノズル、10…マガジン室、11…
ノズルピース、15…エアー抜きバルブ、16…ガスの
通路穴、17…マグネット、20…バルブ穴、22…エ
アー抜き穴、25…ピストン、27…ピストンロッド、
28…ガス孔、29…ストッパリング、33…バルブキ
ャップ、38…貫通穴、39…着座部、40…連絡通
路、41…インパクトバルブ、42…弁体、43…Oリ
ング、44…絞り径、45…挿入部、48…スプリン
グ、49…切欠開口、50…インパクトロッド、51…
ロッドヘッド、53…鍔部、54…インパクトスプリン
グ、55…ロッカー、60…弾丸室、70…チャンバ、
71…トリガハウジング、72…ハンマブロック、73
…レコイルガイド、73a…レコイルスプリング、74
a…アッパーレシーバ、74b…ロアーレシーバ、75
…レコイルプレート、78…オペレーティングスライ
ド、80…トリガ、81…トリガスプリングガイド、8
5…叩打部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾丸が発射される際のガスの供給によって
    ピストンを後退するようにしたガスブローバック式エア
    ーガンの弾丸発射装置において、ガン本体にマガジンケ
    ースを装填するマガジン室が設けられ、該マガジンケー
    ス内に圧縮ガスと弾丸室を収容するほか、該マガジンケ
    ースの上部の下側円筒穴にトリガの動作に連動するイン
    パクトバルブによって前記マガジンケース内のガスの供
    給を開閉する弁体を備え、該弁体の開閉に通じるガス通
    路に流入したガスの供給によって前記マガジンケースの
    上部の上側円筒穴に設けられたノズルピースを前方に移
    動してガス流路を閉塞すると共に後退するピストンから
    離脱させる一方、弾丸発射後に作動する前記ピストンの
    前進移動によって前記ノズルピースの後端に設けられた
    マグネットが前記ピストンに吸着して前記ノズルピース
    を後退移動することによって該ノズルピースのガス流路
    を開通するようにしたことを特徴とするガスブローバッ
    ク式エアーガンの弾丸発射装置。
  2. 【請求項2】前記ピストンの中空内にピストンロッドが
    挿通され、前記上側円筒穴内に流通したガスによって前
    記ピストンに続いて前記ピストンロッドが伸長すること
    によってボルトカバーが後退し、該ボルトカバーの後退
    に連動してハンマが起こされることを特徴とする請求項
    1記載のガスブローバック式エアーガンの弾丸発射装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7353815B2 (en) * 2005-03-14 2008-04-08 Wilson Wei Cartridge magazine assembly for air guns and paintball guns
CN113654400A (zh) * 2020-11-10 2021-11-16 马常鸣 同步线圈驱动机构的仿真枪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7353815B2 (en) * 2005-03-14 2008-04-08 Wilson Wei Cartridge magazine assembly for air guns and paintball guns
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